JPH0867910A - 水冷式真空熱処理炉における結露防止方法 - Google Patents
水冷式真空熱処理炉における結露防止方法Info
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- JPH0867910A JPH0867910A JP22573194A JP22573194A JPH0867910A JP H0867910 A JPH0867910 A JP H0867910A JP 22573194 A JP22573194 A JP 22573194A JP 22573194 A JP22573194 A JP 22573194A JP H0867910 A JPH0867910 A JP H0867910A
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- Japan
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- furnace
- door
- water
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、炉本体内へ水蒸気を含んだ外気が侵
入するのを未然に防止することにより該水蒸気に起因す
る結露を防止し、よって被処理材を効率良く真空熱処理
することができる、水冷式真空熱処理炉における結露防
止方法を提供するものである。 【構成】本発明は、真空熱処理した被処理物を水冷式真
空熱処理炉から抽出するに際し、その炉扉を開く前に又
は開くと同時に炉本体内へ低露点の気体を送入して、該
気体を炉本体と開いた炉扉との間から排気することを特
徴としている。
入するのを未然に防止することにより該水蒸気に起因す
る結露を防止し、よって被処理材を効率良く真空熱処理
することができる、水冷式真空熱処理炉における結露防
止方法を提供するものである。 【構成】本発明は、真空熱処理した被処理物を水冷式真
空熱処理炉から抽出するに際し、その炉扉を開く前に又
は開くと同時に炉本体内へ低露点の気体を送入して、該
気体を炉本体と開いた炉扉との間から排気することを特
徴としている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は水冷式真空熱処理炉にお
ける結露防止方法に関する。水冷式真空熱処理炉を用い
て例えば鋼材を所定雰囲気下に真空熱処理することが行
なわれる。水冷式真空熱処理炉は、炉本体及び炉扉にジ
ャケットが周設されており、該ジャケットに冷却水を流
すことによって、被処理物の加熱時においては炉本体及
び炉扉を低温保護し、また加熱後の被処理物の冷却に際
してはその補助をなすようになっている。
ける結露防止方法に関する。水冷式真空熱処理炉を用い
て例えば鋼材を所定雰囲気下に真空熱処理することが行
なわれる。水冷式真空熱処理炉は、炉本体及び炉扉にジ
ャケットが周設されており、該ジャケットに冷却水を流
すことによって、被処理物の加熱時においては炉本体及
び炉扉を低温保護し、また加熱後の被処理物の冷却に際
してはその補助をなすようになっている。
【０００２】ところで、真空熱処理後の被処理物を炉扉
を開いて水冷式真空熱処理炉から抽出するとき、炉本体
内へ水蒸気を含んだ外気が侵入する。一般にそれまで冷
却水で冷却されていた炉本体及び炉扉の炉内側面の表面
温度は外気温よりも低いので、侵入した外気中の水蒸気
がそれらの表面に結露する。結露したままで新たに被処
理物を炉内へ装入して加熱すると、結露した水滴が水蒸
気になり、これが被処理物を酸化して着色する等、被処
理物に著しい悪影響を及ぼす。新たに炉内へ装入した被
処理物の加熱に先立ち、結露した水滴を水蒸気として真
空排気することもできるが、その真空排気には長時間を
要し、余りにも効率が悪い。したがって水冷式真空熱処
理炉では、上記のような結露を防止することが重要であ
る。本発明はかかる結露防止方法の改良に関するもので
ある。
を開いて水冷式真空熱処理炉から抽出するとき、炉本体
内へ水蒸気を含んだ外気が侵入する。一般にそれまで冷
却水で冷却されていた炉本体及び炉扉の炉内側面の表面
温度は外気温よりも低いので、侵入した外気中の水蒸気
がそれらの表面に結露する。結露したままで新たに被処
理物を炉内へ装入して加熱すると、結露した水滴が水蒸
気になり、これが被処理物を酸化して着色する等、被処
理物に著しい悪影響を及ぼす。新たに炉内へ装入した被
処理物の加熱に先立ち、結露した水滴を水蒸気として真
空排気することもできるが、その真空排気には長時間を
要し、余りにも効率が悪い。したがって水冷式真空熱処
理炉では、上記のような結露を防止することが重要であ
る。本発明はかかる結露防止方法の改良に関するもので
ある。
【０００３】
【従来の技術】従来、水冷式真空熱処理炉における結露
防止方法として、炉本体及び炉扉の炉内側面の表面に沿
い複数のヒータを配設し、該ヒータの発熱によりそれら
の炉内側面の表面温度を外気温よりも高くしておいた後
に、炉扉を開いて真空熱処理後の被処理物を抽出するこ
とが行なわれている。また炉本体及び炉扉に周設された
ジャケット内へ温水を循環させることによりそれらの炉
内側面の表面温度を外気温よりも高くしておいた後に、
炉扉を開いて真空熱処理後の被処理物を抽出することも
行なわれている。ところが、これらの従来法には、炉扉
を開いたときに、炉本体内へ水蒸気を含んだ外気が侵入
することを前提として、該水蒸気が結露するのを防止す
るという事後的な対処方法であり、外気の侵入それ自体
を未然に防止するという方法ではないため、新たに炉内
へ装入した被処理物の加熱に先立って、侵入した外気中
の水蒸気を充分に排気するのに依然として余分な時間が
かかるという欠点がある。
防止方法として、炉本体及び炉扉の炉内側面の表面に沿
い複数のヒータを配設し、該ヒータの発熱によりそれら
の炉内側面の表面温度を外気温よりも高くしておいた後
に、炉扉を開いて真空熱処理後の被処理物を抽出するこ
とが行なわれている。また炉本体及び炉扉に周設された
ジャケット内へ温水を循環させることによりそれらの炉
内側面の表面温度を外気温よりも高くしておいた後に、
炉扉を開いて真空熱処理後の被処理物を抽出することも
行なわれている。ところが、これらの従来法には、炉扉
を開いたときに、炉本体内へ水蒸気を含んだ外気が侵入
することを前提として、該水蒸気が結露するのを防止す
るという事後的な対処方法であり、外気の侵入それ自体
を未然に防止するという方法ではないため、新たに炉内
へ装入した被処理物の加熱に先立って、侵入した外気中
の水蒸気を充分に排気するのに依然として余分な時間が
かかるという欠点がある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、事後的な対処方法である従来法では、侵入
した外気中の水蒸気を充分に排気するのに依然として余
分な時間がかかるという点である。
する課題は、事後的な対処方法である従来法では、侵入
した外気中の水蒸気を充分に排気するのに依然として余
分な時間がかかるという点である。
【０００５】
【課題を解決するための手段】しかして本発明は、真空
熱処理した被処理物を水冷式真空熱処理炉から抽出する
に際し、その炉扉を開く前に又は開くと同時に炉本体内
へ低露点の気体を送入して、該気体を炉本体と開いた炉
扉との間から排気することを特徴とする水冷式真空熱処
理炉における結露防止方法に係る。
熱処理した被処理物を水冷式真空熱処理炉から抽出する
に際し、その炉扉を開く前に又は開くと同時に炉本体内
へ低露点の気体を送入して、該気体を炉本体と開いた炉
扉との間から排気することを特徴とする水冷式真空熱処
理炉における結露防止方法に係る。
【０００６】本発明において肝要な点は、炉扉を開いた
ときに、炉本体内へ水蒸気を含んだ外気が侵入すること
それ自体を未然に防止するため、炉扉を開く前に又は開
くと同時に炉本体内へ低露点の気体を送入して、該気体
を炉本体と開いた炉扉との間から排気する処にある。
ときに、炉本体内へ水蒸気を含んだ外気が侵入すること
それ自体を未然に防止するため、炉扉を開く前に又は開
くと同時に炉本体内へ低露点の気体を送入して、該気体
を炉本体と開いた炉扉との間から排気する処にある。
【０００７】低露点の気体としては、冷却機或は冷凍機
を介してその露点を低くした乾燥空気や乾燥窒素ガス等
を使用できる。かかる低露点の気体は、真空熱処理した
被処理物を水冷式真空熱処理炉から抽出するに際し、そ
の炉扉を開く前に又は開くと同時に炉本体内へ送入し
て、炉本体と開いた炉扉との間から排気するが、少なく
とも炉扉を開いている間は炉本体内へ送入し続け、また
炉本体と開いた炉扉との間から排気し続ける。
を介してその露点を低くした乾燥空気や乾燥窒素ガス等
を使用できる。かかる低露点の気体は、真空熱処理した
被処理物を水冷式真空熱処理炉から抽出するに際し、そ
の炉扉を開く前に又は開くと同時に炉本体内へ送入し
て、炉本体と開いた炉扉との間から排気するが、少なく
とも炉扉を開いている間は炉本体内へ送入し続け、また
炉本体と開いた炉扉との間から排気し続ける。
【０００８】本発明でも、炉扉を開く前に、炉本体及び
炉扉に周設されたジャケット内へ温水を循環して、該ジ
ャケットの炉内側面の表面温度を外気温よりも高くして
おくことが好ましい。炉扉を開いたときに、炉扉の一部
が水蒸気を含んだ外気にさらされ、また炉本体内へ水蒸
気を含んだ外気が一部侵入することもあるので、仮りに
そのような状況になっても、外気中の水蒸気がジャケッ
トの炉内側面に結露するのを防止するためである。同様
の意味で、炉本体内へ送入する低露点の気体としては、
冷却機或は冷凍機を介してその露点を低くした後、更に
ヒータで加熱して、その温度を外気温よりも高くした乾
燥加熱気体を使用するのが好ましい。
炉扉に周設されたジャケット内へ温水を循環して、該ジ
ャケットの炉内側面の表面温度を外気温よりも高くして
おくことが好ましい。炉扉を開いたときに、炉扉の一部
が水蒸気を含んだ外気にさらされ、また炉本体内へ水蒸
気を含んだ外気が一部侵入することもあるので、仮りに
そのような状況になっても、外気中の水蒸気がジャケッ
トの炉内側面に結露するのを防止するためである。同様
の意味で、炉本体内へ送入する低露点の気体としては、
冷却機或は冷凍機を介してその露点を低くした後、更に
ヒータで加熱して、その温度を外気温よりも高くした乾
燥加熱気体を使用するのが好ましい。
【０００９】本発明では、炉本体及び炉扉に周設された
ジャケットの少なくとも炉内側面をステンレス鋼製のも
のとするのが好ましい。繰り返しの真空熱処理により、
ジャケットの炉内側面に赤錆が発生すると、かかる赤錆
は外気中の水蒸気を吸着して保留し易く、赤錆に保留さ
れた水分が、結露した水分と同様、被処理物に著しい悪
影響を及ぼすようになるので、その原因となる赤錆それ
自体の発生を防止するためである。
ジャケットの少なくとも炉内側面をステンレス鋼製のも
のとするのが好ましい。繰り返しの真空熱処理により、
ジャケットの炉内側面に赤錆が発生すると、かかる赤錆
は外気中の水蒸気を吸着して保留し易く、赤錆に保留さ
れた水分が、結露した水分と同様、被処理物に著しい悪
影響を及ぼすようになるので、その原因となる赤錆それ
自体の発生を防止するためである。
【００１０】
【実施例】図１は本発明の一実施状態を略示する断面図
である。炉本体１１に炉扉１２が開閉可能に被着されて
おり、炉本体１１及び炉扉１２にはジャケット１１ａ，
１２ａが周設されていて、ジャケット１１ａ，１２ａの
炉内側面１１ｂ，１２ｂはステンレス鋼製のものとなっ
ている。炉内には断熱材２１で囲繞された処理室２２が
形成されており、断熱材２１の一部は開閉扉２１ａ，２
１ｂ，２１ｃになっていて、処理室２２には加熱用のヒ
ータ２２ａ，２２ｂが装備されている。また炉内にはク
ーラ３１及びその後方に循環ファン４１が装備されてお
り、循環ファン４１の駆動モータ４２は炉本体１１の外
部に取付けられている。そして断熱材２１とジャケット
１１ａの炉内側面１１ｂとの間、断熱材２１とクーラ３
１との間及びクーラ３１とジャケット１１ａの炉内側面
１１ｂとの間には冷却ガスを案内するための仕切板５
１，５２，５３が取付けられている。
である。炉本体１１に炉扉１２が開閉可能に被着されて
おり、炉本体１１及び炉扉１２にはジャケット１１ａ，
１２ａが周設されていて、ジャケット１１ａ，１２ａの
炉内側面１１ｂ，１２ｂはステンレス鋼製のものとなっ
ている。炉内には断熱材２１で囲繞された処理室２２が
形成されており、断熱材２１の一部は開閉扉２１ａ，２
１ｂ，２１ｃになっていて、処理室２２には加熱用のヒ
ータ２２ａ，２２ｂが装備されている。また炉内にはク
ーラ３１及びその後方に循環ファン４１が装備されてお
り、循環ファン４１の駆動モータ４２は炉本体１１の外
部に取付けられている。そして断熱材２１とジャケット
１１ａの炉内側面１１ｂとの間、断熱材２１とクーラ３
１との間及びクーラ３１とジャケット１１ａの炉内側面
１１ｂとの間には冷却ガスを案内するための仕切板５
１，５２，５３が取付けられている。
【００１１】炉本体１１には炉内と連通して図示を省略
する真空ポンプが接続されており、また炉内と連通して
バルブ６１を介装する冷却ガス送入用の配管７１が接続
されていて、クーラ３１にはバルブ６２を介装する冷却
水送入用の配管７２及び冷却水排出用の配管７３が接続
されている。また炉本体１１には炉内と連通してバルブ
６３、ヒータ５４及び冷凍機５５を介装する低露点の気
体送入用の配管７４が接続されており、配管７４の上流
側端部にはブロア５６が取付けられていて、バルブ６３
の開閉及びブロア５６の作動が炉扉１２の開閉信号によ
って制御されている。
する真空ポンプが接続されており、また炉内と連通して
バルブ６１を介装する冷却ガス送入用の配管７１が接続
されていて、クーラ３１にはバルブ６２を介装する冷却
水送入用の配管７２及び冷却水排出用の配管７３が接続
されている。また炉本体１１には炉内と連通してバルブ
６３、ヒータ５４及び冷凍機５５を介装する低露点の気
体送入用の配管７４が接続されており、配管７４の上流
側端部にはブロア５６が取付けられていて、バルブ６３
の開閉及びブロア５６の作動が炉扉１２の開閉信号によ
って制御されている。
【００１２】ジャケット１１ａの下部には配管７５，７
６が、またジャケット１２ａの下部には配管７７がそれ
ぞれ接続されており、配管７５，７６，７７の上流側は
バルブ６４を介装する配管７８に合流されている。ジャ
ケット１１ａの上部には配管７９，８０が、またジャケ
ット１２ａの上部には配管８１がそれぞれ接続されてお
り、配管７９，８０，８１の下流側は水受け容器９１へ
と接続されている。水受け容器９１には排水用の配管８
２が接続されており、その下部にはポンプ９２、ヒータ
９３及び逆止弁９４を介装する水循環用の配管８３が接
続されていて、配管８３の下流側は配管７８に合流され
ている。
６が、またジャケット１２ａの下部には配管７７がそれ
ぞれ接続されており、配管７５，７６，７７の上流側は
バルブ６４を介装する配管７８に合流されている。ジャ
ケット１１ａの上部には配管７９，８０が、またジャケ
ット１２ａの上部には配管８１がそれぞれ接続されてお
り、配管７９，８０，８１の下流側は水受け容器９１へ
と接続されている。水受け容器９１には排水用の配管８
２が接続されており、その下部にはポンプ９２、ヒータ
９３及び逆止弁９４を介装する水循環用の配管８３が接
続されていて、配管８３の下流側は配管７８に合流され
ている。
【００１３】被処理材Ａを処理室２２の室内で所定の真
空雰囲気下に加熱した後、冷却する。冷却は、バルブ６
１を開いて炉内へ冷却ガス、例えば窒素ガスを所定圧力
まで導入し、循環ファン４１を回転させて行なう。この
場合、開閉扉２１ｂ，２１ｃは開いており、バルブ６
２，６４も開いていて、配管７２を介してクーラ３１に
送入した冷却水は配管７３を介して排出させ、また配管
７５〜７８を介してジャケット１１ａ，１２ａに送入し
た冷却水は配管７９〜８１を介して水受けタンク９１へ
と至り、配管８２を介して排出させる。
空雰囲気下に加熱した後、冷却する。冷却は、バルブ６
１を開いて炉内へ冷却ガス、例えば窒素ガスを所定圧力
まで導入し、循環ファン４１を回転させて行なう。この
場合、開閉扉２１ｂ，２１ｃは開いており、バルブ６
２，６４も開いていて、配管７２を介してクーラ３１に
送入した冷却水は配管７３を介して排出させ、また配管
７５〜７８を介してジャケット１１ａ，１２ａに送入し
た冷却水は配管７９〜８１を介して水受けタンク９１へ
と至り、配管８２を介して排出させる。
【００１４】かくして被処理材Ａを冷却した後、炉扉１
２を開いて真空熱処理した被処理材Ａを炉本体１１から
抽出するに際し、バルブ６２，６４を閉じた状態で、炉
扉１２を開く直前にバルブ６３を開き、同時に冷凍機５
５及びブロア５６を作動させ、ヒータ５４を付勢して、
配管７４を介して炉本体１１へ低露点の加熱乾燥空気の
送入を開始した後、炉扉１２を開き、引き続き炉本体１
１へ低露点の加熱乾燥空気を送入し、またこれを炉本体
１１と開いた炉扉１２との間から排気しつつ、真空熱処
理した被処理材Ａを炉本体１１から抽出する。そして新
たに被処理材を炉本体１１へ装入し、炉扉１２を閉じた
後、バルブ６３を閉じ、同時に冷凍機５５及びブロア５
６を停止させ、ヒータ５４を消勢する。以下はこの繰り
返しである。
２を開いて真空熱処理した被処理材Ａを炉本体１１から
抽出するに際し、バルブ６２，６４を閉じた状態で、炉
扉１２を開く直前にバルブ６３を開き、同時に冷凍機５
５及びブロア５６を作動させ、ヒータ５４を付勢して、
配管７４を介して炉本体１１へ低露点の加熱乾燥空気の
送入を開始した後、炉扉１２を開き、引き続き炉本体１
１へ低露点の加熱乾燥空気を送入し、またこれを炉本体
１１と開いた炉扉１２との間から排気しつつ、真空熱処
理した被処理材Ａを炉本体１１から抽出する。そして新
たに被処理材を炉本体１１へ装入し、炉扉１２を閉じた
後、バルブ６３を閉じ、同時に冷凍機５５及びブロア５
６を停止させ、ヒータ５４を消勢する。以下はこの繰り
返しである。
【００１５】図１に示した一実施状態では、前述したよ
うに被処理材Ａを冷却した後、バルブ６２，６４を閉じ
た状態で、炉扉１２を開く前に、ポンプ９２を作動さ
せ、またヒータ９３を付勢して、ジャケット１１ａ，１
２ａの内部の水を、ジャケット１１ａ，１２ａ→配管７
９〜８１→水受け容器９１→配管８３（ポンプ９２→ヒ
ータ９３→逆止弁９４）→配管７８→配管７５〜７７→
ジャケット１１ａ，１２ａの経路で加熱しつつ循環させ
ることにより、ジャケット１１ａ，１２ａの炉内側面１
１ｂ，１２ｂの表面温度を外気温よりも高くしている。
うに被処理材Ａを冷却した後、バルブ６２，６４を閉じ
た状態で、炉扉１２を開く前に、ポンプ９２を作動さ
せ、またヒータ９３を付勢して、ジャケット１１ａ，１
２ａの内部の水を、ジャケット１１ａ，１２ａ→配管７
９〜８１→水受け容器９１→配管８３（ポンプ９２→ヒ
ータ９３→逆止弁９４）→配管７８→配管７５〜７７→
ジャケット１１ａ，１２ａの経路で加熱しつつ循環させ
ることにより、ジャケット１１ａ，１２ａの炉内側面１
１ｂ，１２ｂの表面温度を外気温よりも高くしている。
【００１６】
【発明の効果】既に明らかなように、以上説明した本発
明には、炉本体内へ水蒸気を含んだ外気が侵入するのを
未然に防止することにより該水蒸気に起因する結露を防
止し、よって被処理材を効率良く真空熱処理することが
できるという効果がある。
明には、炉本体内へ水蒸気を含んだ外気が侵入するのを
未然に防止することにより該水蒸気に起因する結露を防
止し、よって被処理材を効率良く真空熱処理することが
できるという効果がある。
【図１】本発明の一実施状態を略示する断面図。
１１・・・炉本体、１２・・・炉扉、１１ａ，１２ａ・
・・ジャケット、２２・・・処理室、３１・・・クー
ラ、４１・・・循環ファン、５４，９３・・・ヒータ、
５５・・・冷凍機、５６・・・ブロア、６１〜６４・・
・バルブ、７１〜８３・・・配管、９１・・・水受け容
器、９２・・・ポンプ、
・・ジャケット、２２・・・処理室、３１・・・クー
ラ、４１・・・循環ファン、５４，９３・・・ヒータ、
５５・・・冷凍機、５６・・・ブロア、６１〜６４・・
・バルブ、７１〜８３・・・配管、９１・・・水受け容
器、９２・・・ポンプ、
Claims (2)
- 【請求項１】 真空熱処理した被処理物を水冷式真空熱
処理炉から抽出するに際し、その炉扉を開く前に又は開
くと同時に炉本体内へ低露点の気体を送入して、該気体
を炉本体と開いた炉扉との間から排気することを特徴と
する水冷式真空熱処理炉における結露防止方法。 - 【請求項２】 炉扉を開く前に、炉本体及び炉扉に周設
されたジャケット内へ温水を循環して、該ジャケットの
炉内側面の表面温度を外気温よりも高くしておく請求項
１記載の水冷式真空熱処理炉における結露防止方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22573194A JPH0867910A (ja) | 1994-08-25 | 1994-08-25 | 水冷式真空熱処理炉における結露防止方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22573194A JPH0867910A (ja) | 1994-08-25 | 1994-08-25 | 水冷式真空熱処理炉における結露防止方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0867910A true JPH0867910A (ja) | 1996-03-12 |
Family
ID=16833948
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22573194A Pending JPH0867910A (ja) | 1994-08-25 | 1994-08-25 | 水冷式真空熱処理炉における結露防止方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0867910A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2009113621A1 (ja) * | 2008-03-12 | 2009-09-17 | 株式会社Ihi | 単室型真空熱処理炉及び単室型真空熱処理炉における被処理品の酸化防止方法 |
| JP2011021846A (ja) * | 2009-07-17 | 2011-02-03 | Kyoshin Engineering:Kk | 高精密部品の加圧冷却処理方法 |
| CN115638647A (zh) * | 2022-12-26 | 2023-01-24 | 清苑县宏达金属有限公司 | 保温炉壳结构以及金属合金加工用工频熔炼电炉 |
-
1994
- 1994-08-25 JP JP22573194A patent/JPH0867910A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2009113621A1 (ja) * | 2008-03-12 | 2009-09-17 | 株式会社Ihi | 単室型真空熱処理炉及び単室型真空熱処理炉における被処理品の酸化防止方法 |
| JP2009216344A (ja) * | 2008-03-12 | 2009-09-24 | Ihi Corp | 単室型真空熱処理炉及び単室型真空熱処理炉における被処理品の酸化防止方法 |
| KR101236451B1 (ko) * | 2008-03-12 | 2013-02-22 | 가부시키가이샤 아이에이치아이 | 단실형 진공 열처리로 및 단실형 진공 열처리로에서의 피처리품의 산화 방지 방법 |
| JP2011021846A (ja) * | 2009-07-17 | 2011-02-03 | Kyoshin Engineering:Kk | 高精密部品の加圧冷却処理方法 |
| CN115638647A (zh) * | 2022-12-26 | 2023-01-24 | 清苑县宏达金属有限公司 | 保温炉壳结构以及金属合金加工用工频熔炼电炉 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040301 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040630 |