JPH0866227A - 自動洗髪機 - Google Patents

自動洗髪機

Info

Publication number
JPH0866227A
JPH0866227A JP20573294A JP20573294A JPH0866227A JP H0866227 A JPH0866227 A JP H0866227A JP 20573294 A JP20573294 A JP 20573294A JP 20573294 A JP20573294 A JP 20573294A JP H0866227 A JPH0866227 A JP H0866227A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
link
nozzle link
hot water
automatic hair
nozzle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP20573294A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2940799B2 (ja
Inventor
Tetsuo Sakane
鐵男 坂根
Hideaki Matsunaga
英昭 松永
Takenari Yuki
武成 結城
Masaru Noro
勝 野呂
Mitsuru Osanawa
充 長縄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP20573294A priority Critical patent/JP2940799B2/ja
Publication of JPH0866227A publication Critical patent/JPH0866227A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2940799B2 publication Critical patent/JP2940799B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cleaning And Drying Hair (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】自動洗髪に対して補助的に行われるハンドシャ
ワーを用いた手動洗髪の際に、自動洗髪のための設備が
邪魔にならず、手動洗髪がスムーズに行える自動洗髪機
を提供すること。 【構成】たとえば自動洗髪処理後にハンドシャワーを用
いる手動洗髪を行う際に指示スイッチが所定時間t2
続して押圧されると(P1)、リンクモータの回転方向が左
回転になるように、リンクモータが制御される(P2)。こ
れに伴い、上ノズルリンクは下方に移動する。そして、
上ノズルリンクがこの上ノズルリンクの支点からほぼ垂
直下方に設定されている収納位置になったことを示すリ
ードスイッチMS3がオンされると(P3)、リンクモータ
が停止される(P4)。 【効果】ハンドシャワーを用いる手動洗髪をスムーズに
行うことができるので、使い勝手の良い自動洗髪機とす
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動洗髪機に関し、特に
自動的に洗髪が行われた後にハンドシャワーを用いて補
助洗いや仕上げ洗いが行える、主として美容院等で用い
られる業務用の自動洗髪機に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば特願平4-41550 号において、本
願出願人により、被洗髪者の髪に温水を噴射して人手を
介さずに洗髪を行う自動洗髪機が提案されている。図7
は、上記自動洗髪機の平面図である。この自動洗髪機に
は、水槽100と、水槽100内に設けられたその平面
形状が略半円弧状に湾曲した上ノズルリンク101およ
び直線状の下ノズルリンク102とが備えられている。
図8は、この水槽100における上ノズルリンク101
および下ノズルリンク102の配置位置を示す図解的な
側面図である。
【0003】上記水槽100には、図7および図8にそ
れぞれ破線および実線で示すように、洗髪時に被洗髪者
Mの頭部が仰向き状態で収められる。被洗髪者Mの頭部
が仰向き状態で収められると、被洗髪者Mの髪の毛は水
槽100内に垂れ下がる。この状態で図示しないフード
が被洗髪者Mの顔面部を除いて水槽100の上部に被せ
られる。そして、自動洗髪が開始される。
【0004】自動洗髪は、上ノズルリンク101に備え
られた複数の上ノズル103から温水が噴射されるとと
もに、下ノズルリンク102に備えられた複数の下ノズ
ル104から温水が噴射されることによって行われる。
このとき、上記上ノズルリンク101は、矢印A1で示
す範囲内で揺動されるとともに、下ノズルリンク102
は矢印A2の範囲内で回動される。これにより、上ノズ
ル103および下ノズル104から噴射される温水の噴
射方向が変化される。
【0005】上記自動洗髪機にはさらに、キャビネット
105の上面から抜出し可能なハンドシャワー106が
備えられている。このハンドシャワー106は、たとえ
ば上ノズルリンク101および下ノズルリンク102に
よる自動洗髪が終了した後の被洗髪者Mの髪の仕上げ洗
いや補助洗いを行うときに美容師等により使用される。
【0006】美容師は、たとえば作業位置107に立
ち、ハンドシャワー106をキャビネット105から抜
出し、ノブ108でハンドシャワー106から噴射すべ
き温水量を調節し、かつノブ109で温水温度を調整し
て、被洗髪者Mの髪の仕上げ洗いまたは補助洗いを行
う。このような作業の際には、ハンドシャワー106を
持った美容師の手は、主として図7の破線で示す作業領
域110に位置する。この作業領域110には、図示の
ように、上ノズルリンク101の前方部分が位置してい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】したがって、上記自動
洗髪機では、上記ハンドシャワー106を用いた手作業
による洗髪を行う場合には、作業領域107内に上ノズ
ルリンク101の前方部分が存在するので、ハンドシャ
ワー106を用いた手動洗髪作業が行いにくいという不
具合があった。
【0008】そこで、本発明の目的は、自動洗髪に対し
て補助的に行われるハンドシャワーを用いた手動洗髪の
際に、自動洗髪のための設備が邪魔にならず、手動洗髪
がスムーズに行える自動洗髪機を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明を第1の観点から見た構成は、洗髪に使用する
温水を溜めるための貯湯タンクと、複数のノズルを含
み、上記貯湯タンクから供給される温水を上記ノズルか
ら噴射して自動的に洗髪を行えるようにしたノズルリン
クと、自動洗髪時に上記ノズルリンクを上位置と下位置
との間の範囲で揺動させることができるリンク駆動手段
と、上記ノズルリンクによる自動洗髪が行われていない
ときに手で持って使用するためのハンドシャワーとを含
む自動洗髪機であって、上記所定範囲外に収納位置が予
め設定されていて、上記ノズルリンクを上記収納位置に
収納させることを指示する収納指示手段と、この収納指
示手段による指示に応答して、上記ノズルリンクを上記
収納位置まで駆動させて上記収納位置で停止させる駆動
制御手段とを含むことを特徴とする。
【0010】また、本発明を第2の観点から見た構成
は、上記収納指示手段が、押圧可能な押圧キーを含むも
のであり、上記駆動制御手段が、上記押圧キーが所定期
間連続して押圧されたことに応答して、上記ノズルリン
クを上記収納位置まで駆動させて上記収納位置で停止さ
せるものであることを特徴とする。また、本発明を第3
の観点から見た構成は、上記ノズルリンクが上記収納位
置に達したときに上記駆動制御手段に停止信号を出力す
る信号出力手段をさらに含み、上記駆動制御手段は、上
記信号出力手段から出力された停止信号に基づいて、上
記ノズルリンクを収納位置で停止させるものであること
を特徴とする。
【0011】また、本発明を第4の観点から見た構成
は、上記収納位置が、上記ノズルリンクの支点からほぼ
垂直下方に設定されているものであることを特徴とす
る。
【0012】
【作用】上記第1の観点から見た構成では、ノズルリン
クを収納位置に収納させることが指示されると、これに
応答して上記ノズルリンクが上記収納位置まで駆動され
て上記収納位置で停止される。この停止は、たとえば第
3の観点から見た構成のように、ノズルリンクが収納位
置に達したときに信号出力手段から出力される停止信号
に基づいて達成される。また、上記収納位置は、たとえ
ば上記第4の観点から見た構成のように、ノズルリンク
の支点からほぼ垂直下方である、自動洗髪時にノズルリ
ンクが揺動される上位置と下位置との間の範囲外に設定
されたものである。したがって、たとえばハンドシャワ
ーを用いて手動洗髪を行うときにノズルリンクの収納を
指示すると、ノズルリンクは自動的に収納位置に収納さ
れる。その結果、自動洗髪のための設備であるノズルリ
ンクが上記手動洗髪作業の邪魔になることはない。
【0013】また、上記第2の観点から見た構成では、
押圧キーが所定期間連続して押圧された場合に限ってノ
ズルリンクの収納が行われるので、たとえばノズルリン
クによる自動洗髪中に上記押圧キーが誤って瞬間的に押
圧された場合でも、ノズルリンクがすぐに収納位置に収
納されることを防止できる。
【0014】
【実施例】以下では、本発明の実施例を、添付図面を参
照して詳細に説明する。図2は、本発明の一実施例の自
動洗髪機の構成を表す水路図である。この自動洗髪機
は、たとえば美容院で用いられ、被洗髪者の髪に温水を
所定の制御手順に従って噴射することによって人手を介
さずに洗髪を自動的に行うためのもので、洗髪時に被洗
髪者の頭部を背面状態で受け入れるための水槽1を備え
ている。
【0015】水槽1は、縦方向に比較的長い形状をして
いる。具体的には、水槽1は、頭部が背面状態で挿入さ
れた場合、頭部から垂れ下がる髪がいわゆるロングヘア
ーであっても、その先端部が水槽1の底に溜まらずに自
然に垂れ下がる程度の深さを有している。たとえば水槽
1の深さは50(cm)程度とされている。水槽1の内部に
は、上ノズルリンク2が備えられている。上ノズルリン
ク2は、その平面形状が頭部に沿うように略半円弧状に
形成されており、温水を噴射するための複数の上ノズル
3が頭部方向に向けて配列されている。
【0016】水槽1の内部にはまた、下ノズルリンク4
が備えられている。下ノズルリンク4は、略一直線状に
延びる棒状に形成されており、温水を噴射するための複
数の下ノズル5が配列されている。上記上ノズルリンク
2および下ノズルリンク4はそれぞれ、水槽1の側壁で
その一端が回動自在に支持されているとともに、他端は
自由端とされている。上記上ノズルリンク2および下ノ
ズルリンク4はリンクモータRMを含む駆動機構6によ
って駆動される。
【0017】上記水槽1の内部にはさらに、複数の固定
ノズル7が下方側壁に固定配置されている。この固定ノ
ズル7は水槽1内に垂れ下がった被洗髪者のロングヘア
ーの先端部に温水を噴射するためのものである。上記水
槽1の上部には、被洗髪者の顔面を除いて上空間部を覆
うための開閉自在なフード8が設けられている。このフ
ード8は、洗髪のために被洗髪者の頭部を水槽1に収容
するときに開かれ、洗髪時に閉じられる。
【0018】次に、上述した上ノズルリンク2,下ノズ
ルリンク4および固定ノズル7へ温水を供給するための
水路および供給機構について説明する。図外の給水管か
ら供給される水は水供給部10を経てミキシングバルブ
11に与えられる。また、図外の給湯管から供給される
湯は、湯供給部12を経てミキシングバルブ11に与え
られる。ミキシングバルブ11では、与えられた水と湯
とが混合され、適当な温度の温水が作られる。ミキシン
グバルブ11で作られる温水の温度は、この自動洗髪機
のオペレータによって操作され得るように設けられたノ
ブ13を操作することによって調整可能にされている。
【0019】ミキシングバルブ11で作られた温水は、
後述するマイクロコンピュータによって制御される電磁
給湯バルブ14が開かれると、供給管15を介して貯湯
タンク16へ供給される。供給管15には、上記ミキシ
ングバルブ11から供給される温水の温度を検出するた
めのサーミスタ17が備えられている。ミキシングバル
ブ11で作られる温水はまた、美容師等によって操作さ
れ得るように設けられたノブ18が手動操作されてシャ
ワーバルブ19が開かれると、逆止弁20および供給路
21を介して、ハンドシャワー22に与えられる。その
結果、ハンドシャワー22から温水が噴射される。ハン
ドシャワー22は、水槽1内において使用可能に設けら
れており、たとえば自動洗髪終了時において、被洗髪者
の髪を補助的に手動洗髪したり水槽1内の洗浄を行う際
に美容師等により使用される。
【0020】上記ミキシングバルブ11で作られる温水
が供給される貯湯タンク16は、本実施例では、たとえ
ば容量40リットルのタンクが採用されている。この貯湯
タンク16の内部には、貯湯タンク16に溜められてい
る温水の水量を検出するための下位水量センサ23およ
び上位水量センサ24がそれぞれ備えられている。これ
ら下位水量センサ23および上位水量センサ24の出力
は後述するマイクロコンピュータに与えられる。マイク
ロコンピュータでは、これら下位水量センサ23または
上位水量センサ24から与えられる出力に基づき、たと
えば給湯バルブ14の開閉制御される。これにより貯湯
タンク16内に常に一定の温水が満たされ得るようにさ
れている。
【0021】なお、貯湯タンク16の下方位置には、貯
湯タンク16に溜められた温水の温度を検出するための
サーミスタ25が備えられている。貯湯タンク16の上
方位置には、上位水量センサ24で検出される水量以上
に温水が貯湯タンク16内に溜まった場合、その余分な
温水を貯湯タンク16の外部へ溢れ出させるための溢水
口26が形成されている。溢水口26の下方にはドレン
パン27が備えられている。溢水口26から溢れ出した
温水はこのドレンパン27で受け止められる。ドレンパ
ン27で受け止められた温水は、ドレンパン27から機
外に延びている排水管28を通って機外に排水される。
【0022】なお、ドレンパン27には、排水管28に
いったん排水された温水が逆流等して、ドレンパン27
内に温水が満ちた異常状態を検出するための水位センサ
29が備えられている。貯湯タンク16の下方には流出
管30が連結されている。流出管30の他方端は、後述
するマイクロコンピュータによって制御されるインバー
タ31によって駆動されるポンプ32の入口33に接続
されている。貯湯タンク16に溜められている温水は、
上記ポンプ32がインバータ31に駆動されると、流出
管30に汲出され、入口33からポンプ32内に吸込ま
れる。
【0023】上記流出管30の予め定められた部分に
は、他の部分に比べてその内径が相対的に細くされたベ
ンチュリ部34が形成されている。このベンチュリ部3
4には、シャンプー液が収容されたシャンプー容器35
に接続されるシャンプー用枝管36およびトリートメン
ト液が収容されたトリートメント容器37に接続される
トリートメント用枝管38がそれぞれ接続されている。
上記シャンプー用枝管36の途中部には、量調整バルブ
39およびシャンプーバルブ40がそれぞれ介装されて
いる。また、上記トリートメント用枝管38の途中部に
は、量調整バルブ41およびトリートメントバルブ42
がそれぞれ介装されている。
【0024】この構成によれば、ポンプ32がインバー
タ31によって駆動されている場合、シャンプーバルブ
40が開かれると、シャンプー容器35に収容されてい
るシャンプー液がシャンプー用枝管36を介して温水が
汲出されているベンチュリ部34に供給される。その結
果、温水にシャンプー液が混合されてポンプ32内に吸
込まれることになる。
【0025】同様に、ポンプ32が駆動されている場
合、トリートメントバルブ42が開かれると、トリート
メント容器37に収容されているトリートメント液がト
リートメント用枝管38を介してベンチュリ部34に供
給される。その結果、温水にトリートメント液が混合さ
れてポンプ32内に吸込まれることになる。ポンプ32
内に吸込まれた温水は、ポンプ32の出口43から吐出
される。ポンプ32の出口43には、吐出される温水を
4つの管に導く分岐管44が接続されている。分岐管4
4の各分路先端には、上ノズルバルブ45,下ノズルバ
ルブ46,固定ノズルバルブ47および排水バルブ48
を介して、第1供給管49,第2供給管50,第3供給
管51および第4供給管52がそれぞれ接続されてい
る。
【0026】第1供給管49の先端は上記上ノズルリン
ク2に接続されている。第2供給管50の先端は上記下
ノズルリンク4に接続されている。第3供給管51の先
方部は水槽1の下方側の側壁外方に配置されている。こ
の第3供給管51の先方部には、上記複数の固定ノズル
7が所定間隔で配列されている。第4供給管52の先端
は、水槽1の底面下方に連設された排水トラップ53に
連結されている。この排水トラップ53には排水管54
が接続されており、この排水管54は上記排水管28に
接続されている。
【0027】この構成によれば、上記インバータ31に
よってポンプ32を駆動し、かつ上ノズルバルブ45,
下ノズルバルブ46または固定ノズルバルブ47を必要
に応じて選択的に開成させることにより、水槽1内の所
望のノズルから温水を噴射させ、被洗髪者の髪を自動的
に洗髪することができる。また、貯湯タンク16内に溜
められている温水を排水する場合には、ポンプ32を駆
動し、かつ排水バルブ48のみを開成させることによ
り、上記温水を第4供給管52,排水トラップ53,排
水管54および排水管28を介して機外に排水すること
ができる。
【0028】図3は、上記上ノズルリンク2および下ノ
ズルリンク4を駆動するための駆動機構6を示す図であ
る。この駆動機構6は、上述のように、1つの正逆回転
可能なリンクモータRMを含み、上ノズルリンク2およ
び下ノズルリンク4を駆動するためのリンク駆動手段な
どとして機能するものである。すなわち、上記駆動機構
6には、紙面垂直方向に延びているリンクモータRMの
モータ軸60に連結されたアーム61が備えられてい
る。このアーム61にはリンク62の一端が図示しない
凸軸を介して連結されている。このリンク62の他端
は、水槽1から紙面垂直方向に延びている下ノズルリン
ク4の端部63に連結されたリンク板64の回転中心か
ら偏心した位置に設けられた図示しない凸軸に連結され
ている。上記リンク板64よりも水槽1側の上記下ノズ
ルリンク4の端部63には、図中破線で示すプーリ65
が連結されている。このプーリ65と、水槽1から紙面
垂直方向に延びている上ノズルリンク2の端部66に連
結されたプーリ67との間には、アイドラプーリ68を
介して、無端状のプーリベルト69が巻回されている。
【0029】この構成において、リンクモータRMが回
転すると、アーム61が回転し、その回転力はリンク6
2の上下運動に変換される。その結果、リンク板64
は、所定の第1角度範囲で往復回動する。したがって、
下ノズルリンク4は、上記第1角度範囲で往復回動す
る。また、上記リンク板64の往復回動は、プーリ65
およびプーリベルト69を介してプーリ67に伝達され
る。その結果、プーリ67は、上記第1角度範囲よりも
大きい第2角度範囲で往復回動する。したがって、上ノ
ズルリンク2は、上記第2角度範囲で揺動する。ただ
し、後述するように、自動洗髪時には、上ノズルリンク
2が上記第2角度範囲よりも小さい図4に矢印A1で示
す範囲でのみ揺動するように、上記リンクモータRMが
制御される。
【0030】上記駆動機構6にはまた、リンク板64に
関連して近接センサが備えられている。すなわち、リン
ク板64の周縁付近の所定位置には、磁石片MGが埋設
されているとともに、リンク板64の周縁付近に対向し
た予め定められた3ヶ所に、リードスイッチMS1,M
S2,MS3がそれぞれ配置されている。なお、本実施
例では、上記リードスイッチMS3が信号出力手段に対
応している。
【0031】上記駆動機構6は、次に示す4つの条件を
満足するように予め調整されている。すなわち、上記駆
動機構6は、上記リンク板64が回動すべき第1角度
範囲は上記リンク板64の回動に伴って磁石片MGがす
べてのリードスイッチMS1,MS2,MS3と対向す
る位置に移動できるような範囲であること、上記リン
ク板64が回動することにより磁石片MGがリードスイ
ッチMS1と対向する位置になったときに上ノズルリン
ク2が図4に示す水平位置Hになること、上記リンク
板64が回動することにより磁石片MGがリードスイッ
チMS2と対向する位置になった(以下「リードスイッ
チMS2がオンした」という)ときに上ノズルリンク2
が図4に示す下位置Dになること、およびリンク板6
4が回動することにより磁石片MGがリードスイッチM
S3と対向する位置になった(以下「リードスイッチM
S3がオンした」という)ときに上ノズルリンク2が図
4に示す収納位置Sになること、である。
【0032】ここで、上記収納位置Sは、図4に示すよ
うに、上ノズルリンク2の支点2aからほぼ垂直下方に
設定されているもので、後述するリンク揺動処理が行わ
れたときに上ノズルリンク2が収納されるべき位置であ
る。なお、上記収納位置Sは、図4に示すような位置に
限らず、ハンドシャワー22を用いる手動洗髪作業の邪
魔にならない程度に、上記下位置Dよりも下方に設定さ
れていればよい。
【0033】図5は、上記自動洗髪機の電気的構成を示
すブロック図である。この自動洗髪機には、CPU,R
AMおよびROMを含み、通常の洗髪処理,後述するリ
ンク揺動処理およびリンク収納処理を実行するマイクロ
コンピュータ70が備えられている。上記マイクロコン
ピュータ70には、この自動洗髪機の上面に備えられた
操作パネル(図示せず)内に備えられた収納指示手段な
どとして機能する押圧可能な指示スイッチ71からの収
納指示信号が与えられる。また、マイクロコンピュータ
70には、下位水量センサ23,上位水量センサ24,
水位センサ29,貯湯タンク16に供給される温水の温
度を検出するためのサーミスタ17および貯湯タンク1
6に溜められた温水の温度を検出するためのサーミスタ
25の各出力が与えられる。
【0034】マイクロコンピュータ70では、この与え
られる各出力に基づいて、操作パネルに備えられたタン
ク温度表示器72および残り時間表示器73にセグメン
ト信号が与えられる。同時に、タンク温度表示器72お
よび残り時間表示器73ならびに工程および状態表示用
ダイオード(LED)74にコントロール信号が与えら
れる。また、上記工程および状態表示用ダイオード74
にはLED出力が与えられる。
【0035】また、マイクロコンピュータ70では、上
記指示スイッチ71からの収納指示信号に基づき、リン
クモータRMに制御信号が与えられ、上ノズルリンク2
および下ノズルリンク4の揺動および回動がそれぞれ制
御される。したがって、本実施例では、上記マイクロコ
ンピュータ70およびリンクモータRMが駆動制御手段
に対応している。
【0036】さらに、マイクロコンピュータ70では、
上記図2で説明した電磁給湯バルブ14,上ノズルバル
ブ45,下ノズルバルブ46,固定ノズルバルブ47,
シャンプーバルブ40,トリートメントバルブ42およ
び排水バルブ48に制御信号が与えられ、上記各バルブ
14,45,46,47,40,42,48の開閉が制
御される。
【0037】さらにまた、マイクロコンピュータ70で
は、インバータ31に制御信号が与えられ、上記インバ
ータ31の仕事量が制御される。これにより、ポンプ3
2から吐出される温水の吐出量が変えられる。図6は、
上記自動洗髪機における通常の洗髪処理と同時に行われ
るリンク揺動処理を説明するためのフローチャートであ
る。
【0038】ここで、リンク揺動処理の説明に先立ち、
先ず、上記通常の洗髪処理について簡単に説明する。す
なわち、上記通常の洗髪処理では、貯湯タンク16等
に溜まっている冷たい水を排水するための初期排水行
程,上ノズル3および下ノズル5から相対的に弱い噴
射力で温水を噴射させる弱洗浄行程,上ノズル3およ
び下ノズル5から相対的に強い噴射力で温水を噴射させ
る予洗行程,上ノズル3および下ノズル5からシャン
プー液が混合された温水を噴射させるシャンプー行程,
被洗髪者の髪に付着したシャンプー液等をすすぐため
のすすぎ行程,上ノズル3および下ノズル5からトリ
ートメント液が混合された温水を噴射させるトリートメ
ント行程,被洗髪者の髪に付着したトリートメント液
等,および上記すすぎ行程ですすぎ切れなかったシャン
プー液等をすすぐための最終すすぎ行程、の各行程がこ
の順序で行われる。
【0039】上記リンク揺動処理は、この通常の洗髪処
理の開始と同時に開始される。なお、このリンク揺動処
理が開始される前には、後述する左フラグおよび右フラ
グはリセットされているものとし、上ノズルリンク2
は、水平位置Hに停止した状態で保持されているとす
る。上ノズルリンク2を水平位置Hに停止させているの
は、主としてロングヘアーの髪を水槽1内に入れやすく
するためである。
【0040】この状態において、先ず、マイクロコンピ
ュータ70内のRAMに備えられているリンクモータR
Mを左回転させることを指示する左フラグがセットされ
る(ステップS1)。次いで、左フラグまたはリンクモ
ータRMを右回転させることを指示する右フラグのいず
れがセットされているか否かが判別される(ステップS
2)。このリンク揺動処理が開始された直後には、上記
ステップS1にて左フラグがセットされているので、ス
テップS3において、リンクモータRMの回転方向が左
回転になるように、上記リンクモータRMが制御され
る。
【0041】この制御に伴い、リンク板64(図3参
照)も回動し始める。その結果、上ノズルリンク2およ
び下ノズルリンク4がそれぞれ揺動および回動し始め
る。この状態において、リードスイッチMS2がオンし
たと判別されると(ステップS5)、上ノズルリンク2
が下位置D(図4参照)になったとみなされ、続けてリ
ンクモータRMの回転方向を逆転するための処理が行わ
れる。
【0042】すなわち、リンクモータRMの回転が所定
期間t1 (たとえばt1 =0.5 )(sec) だけ停止された
(OFFされた)後(ステップS6)、フラグが反転さ
れる(ステップS7)。この場合、上記ステップS1に
て左フラグがセットされているので、右フラグがセット
されるとともに左フラグがリセットされる。そして、上
記洗髪処理が終了すべき行程設定時間が経過したか否か
が判別され(ステップS8)、行程設定時間が経過して
いなければ、上記ステップS2に戻る。
【0043】ステップS2では、上述のように、左フラ
グまたは右フラグのいずれがセットされているかが判別
される。この場合、上記ステップS7にて右フラグがセ
ットされているので、ステップS4において、リンクモ
ータRMの回転方向が右回転になるように、リンクモー
タRMが制御される。リンクモータRMの回転方向が右
回転になると、アーム60(図3参照)も右回転になる
ので、リンク板64(図3参照)は、右方向に回動し始
める。その結果、上ノズルリンク2は、下位置D(図3
参照)から上方向に揺動し始める。そして、ステップS
5において、再度リードスイッチMS2がオンしたと判
別されると、再度リンクモータRMの回転方向を逆転す
るための処理が行われる。
【0044】そして、以上のような処理が洗髪処理が終
了すべき行程設定時間が経過するまで繰り返される。以
上、要約すれば、上記リンク揺動処理では、上ノズルリ
ンク2が下位置DになるたびにリンクモータRMの回転
方向が逆転される。その結果、上ノズルリンク2は、図
4に示すように、下位置Dを下限位置とした矢印A1で
示す範囲内を揺動することになる。これにより、上ノズ
ル3から噴射される温水の噴射方向が変化するので、被
洗髪者の髪を万遍なく、かつ良好に洗髪できる。
【0045】図1は、上記自動洗髪機におけるリンク収
納処理を説明するためのフローチャートである。このリ
ンク収納処理は、たとえば自動洗髪終了後に被洗髪者の
髪をハンドシャワー22を用いて補助洗いまたは仕上げ
洗いを行う際に行われるもので、美容師等により指示ス
イッチ71が所定期間t2 (たとえばt2 =5 (sec))
連続して押圧されたことに応答して開始される(ステッ
プP1)。
【0046】指示スイッチ71が所定期間t2 連続して
押圧されると、リンクモータRMの回転方向が左方向に
なるように、上記リンクモータRMが制御される(ステ
ップP2)。そして、リードスイッチMS3がオンした
と判別されると(ステップP3のYES)、上ノズルリ
ンク2が収納位置になったとみなされ、上記リンクモー
タRMの回転が停止される(ステップP4)。
【0047】以上のように本実施例の自動洗髪機によれ
ば、指示スイッチ71が所定時間t 2 連続して操作され
ると、これに応答して上ノズルリンク2が収納位置Sに
自動的に収納されるので、たとえばハンドシャワー22
を用いる手動洗髪時に上記指示スイッチ71を所定時間
2 連続して押圧すれば、上ノズルリンク2が上記手動
洗髪作業の邪魔になることはない。したがって、上記手
動洗髪作業をスムーズに行うことができる。そのため、
使い勝手の良い自動洗髪機とすることができる。
【0048】また、指示スイッチ71を所定期間t2
続して押圧しない限りリンク収納処理は行われないの
で、たとえば自動洗髪処理中に指示スイッチ71が誤っ
て瞬間的に押圧されても、上ノズルリンク2が収納位置
Sに収納されることはない。そのため、自動洗髪を実質
的に中断させることなく確実に行うことができる。本発
明の実施例の説明は以上のとおりであるが、本発明は上
述の実施例に限定されるものではない。たとえば上記実
施例では、指示スイッチ71を所定期間t 2 連続して押
圧した場合に限ってリンク収納処理を行う例について説
明したが、たとえば上記指示スイッチ71を押圧したの
とほぼ同時にリンク収納処理を行うようにしてもよい。
【0049】また、上記実施例では、リンク収納処理に
おいて、上ノズルリンク2が収納位置Sになったか否か
の判断にリードスイッチMS3がオンしたか否かの判別
結果を利用しているが、たとえばリードスイッチMS2
がオンしてから予め定める所定期間が経過したか否かの
判別結果を上ノズルリンク2が収納位置Sになったか否
かの判断に利用するようにしてもよい。この構成によれ
ば、リードスイッチMS3を設ける必要はないので、自
動洗髪機の構成を簡素化できる。
【0050】その他特許請求の範囲に記載された範囲で
種々の設計変更を施すことは可能である。
【0051】
【発明の効果】以上のように本発明の自動洗髪機によれ
ば、ノズルリンクの収納を指示するだけでノズルリンク
が収納位置に収納されるので、自動洗髪のための設備で
あるノズルリンクがハンドシャワーを用いる手動洗髪作
業の邪魔になることはない。したがって、上記手動洗髪
作業をスムーズに行うことができる。そのため、使い勝
手の良い自動洗髪機とすることができる。
【0052】特に、上記本発明の自動洗髪機を第2の観
点から見た構成によれば、押圧キーが所定期間連続して
押圧された場合に限って上記ノズルリンクの収納が行わ
れるので、たとえばノズルリンクによる自動洗髪中に誤
って瞬間的に押圧キーを押圧した場合でも、ノズルリン
クが収納位置に収納されることを防止できる。そのた
め、自動洗髪を実質的に中断させることなく確実に行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の自動洗髪機におけるリンク
収納処理を説明するためのフローチャートである。
【図2】上記自動洗髪機の構成を示す水路図である。
【図3】上記自動洗髪機の一部を構成するリンク駆動機
構を示す図である。
【図4】上記自動洗髪機の一部を構成する上ノズルリン
クの揺動範囲を説明するための図解図である。
【図5】上記自動洗髪機の電気的構成を示すブロック図
である。
【図6】上記自動洗髪機におけるリンク揺動処理を説明
するためのフローチャートである。
【図7】従来の自動洗髪機において、ハンドシャワーを
用いた手動洗髪時に上ノズルリンクが邪魔になることを
説明するための図である。
【図8】従来の自動洗髪機における上ノズルリンクの揺
動範囲を説明するための図解図である。
【符号の説明】
2 上ノズルリンク 3 上ノズル 6 駆動機構 16 貯湯タンク 22 ハンドシャワー 70 マイクロコンピュータ 71 指示スイッチ A1 揺動範囲 MG 磁石片 MS1,MS2,MS3 リードスイッチ S 収納位置
フロントページの続き (72)発明者 野呂 勝 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 長縄 充 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】洗髪に使用する温水を溜めるための貯湯タ
    ンクと、複数のノズルを含み、上記貯湯タンクから供給
    される温水を上記ノズルから噴射して自動的に洗髪を行
    えるようにしたノズルリンクと、自動洗髪時に上記ノズ
    ルリンクを上位置と下位置との間の範囲で揺動させるこ
    とができるリンク駆動手段と、上記ノズルリンクによる
    自動洗髪が行われていないときに手で持って使用するた
    めのハンドシャワーとを含む自動洗髪機において、 上記所定範囲外に収納位置が予め設定されていて、上記
    ノズルリンクを上記収納位置に収納させることを指示す
    る収納指示手段と、 この収納指示手段による指示に応答して、上記ノズルリ
    ンクを上記収納位置まで駆動させて上記収納位置で停止
    させる駆動制御手段とを含むことを特徴とする自動洗髪
    機。
  2. 【請求項2】上記収納指示手段は、押圧可能な押圧キー
    を含むものであり、 上記駆動制御手段は、上記押圧キーが所定期間連続して
    押圧されたことに応答して、上記ノズルリンクを上記収
    納位置まで駆動させて上記収納位置で停止させるもので
    あることを特徴とする請求項1記載の自動洗髪機。
  3. 【請求項3】上記ノズルリンクが上記収納位置に達した
    ときに上記駆動制御手段に停止信号を出力する信号出力
    手段をさらに含み、 上記駆動制御手段は、上記信号出力手段から出力された
    停止信号に基づいて、上記ノズルリンクを収納位置で停
    止させるものであることを特徴とする請求項1または2
    記載の自動洗髪機。
  4. 【請求項4】上記収納位置は、上記ノズルリンクの支点
    からほぼ垂直下方に設定されているものであることを特
    徴とする請求項1,2または3記載の自動洗髪機。
JP20573294A 1994-08-30 1994-08-30 自動洗髪機 Expired - Fee Related JP2940799B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20573294A JP2940799B2 (ja) 1994-08-30 1994-08-30 自動洗髪機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20573294A JP2940799B2 (ja) 1994-08-30 1994-08-30 自動洗髪機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0866227A true JPH0866227A (ja) 1996-03-12
JP2940799B2 JP2940799B2 (ja) 1999-08-25

Family

ID=16511758

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20573294A Expired - Fee Related JP2940799B2 (ja) 1994-08-30 1994-08-30 自動洗髪機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2940799B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012024334A (ja) * 2010-07-23 2012-02-09 Sanyo Electric Co Ltd 洗髪機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012024334A (ja) * 2010-07-23 2012-02-09 Sanyo Electric Co Ltd 洗髪機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2940799B2 (ja) 1999-08-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10211012A (ja) 自動洗髪機
JPH0866227A (ja) 自動洗髪機
JP3159951B2 (ja) 自動洗髪機
JP2520356B2 (ja) 自動洗髪機
JP2649128B2 (ja) 自動洗髪機
JP3143424B2 (ja) 自動洗髪機
KR100288887B1 (ko) 자동세발기
JP3100570B2 (ja) 自動洗髪機
JP3142498B2 (ja) 自動洗髪機
JP3091754B2 (ja) 自動洗髪機
JP3059912B2 (ja) 自動洗髪機
JP2520347B2 (ja) 自動洗髪機
JP3568465B2 (ja) 自動洗髪機
JP4530674B2 (ja) 自動洗髪機
JPH07236512A (ja) 自動洗髪機
JPH0646918A (ja) 自動洗髪機
JP3061483B2 (ja) 自動洗髪機
JP2520357B2 (ja) 自動洗髪機
JP3163049B2 (ja) 自動洗髪機
JP3043216B2 (ja) 自動洗髪機
JPH0678822A (ja) 自動洗髪機
JP2975876B2 (ja) 自動洗髪機
JP2563784Y2 (ja) 自動洗髪機
JPH0622812A (ja) 自動洗髪機
JPH0866226A (ja) 自動洗髪機

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees