JP3159951B2 - 自動洗髪機 - Google Patents

自動洗髪機

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JP3159951B2
JP3159951B2 JP36076397A JP36076397A JP3159951B2 JP 3159951 B2 JP3159951 B2 JP 3159951B2 JP 36076397 A JP36076397 A JP 36076397A JP 36076397 A JP36076397 A JP 36076397A JP 3159951 B2 JP3159951 B2 JP 3159951B2
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英昭 松永
武成 結城
勝 野呂
充 長縄
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Sanyo Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、理髪店、美容院等
で使用される業務用の自動洗髪機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上述の自動洗髪機では、水槽内に被洗髪
者の頭部が挿入されて、その髪に洗浄水がかけられて洗
髪が行なわれる。洗浄水は、水槽内に設けられた複数の
ノズルから噴射され、ノズルは、水槽内で変位可能に構
成されたノズルリンクに設けられ、頭部および髪に万遍
なく洗浄水がかけられるようにされている。
【0003】ノズルリンクは、例えば、頭部に沿って半
円状に湾曲する管を含み、管の両端部を結ぶ回転軸線を
有している。ノズルリンクは、回転軸線の回りを所定角
度範囲で往復揺動変位し、頭部の斜め上方から、頭頂部
を経て、頭部の斜め下方にかけて変位しつつ、洗浄水を
噴射する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ノズルリン
クの変位に応じて、ノズルから噴射される洗浄水が髪に
当たる当たり方が異なる。例えば、ノズルが頭部の下方
から上方に変位するときには、洗浄水は髪をかき上げる
ように噴射され、このような場合、髪が絡み易い傾向に
ある。
【0005】そこで、本発明の目的は、上述した技術的
課題を解決し、髪の絡みを抑制できる自動洗髪機を提供
することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明の自動洗髪機は、水槽内で洗浄
水を噴射するノズルを変位させる変位手段と、ノズルへ
洗浄水を送る供給手段とを備えた自動洗髪機において、
ノズルの変位の態様に応じて、ノズルから噴射される洗
浄水の勢いを異ならせるように、供給手段が洗浄水に加
える水圧を制御する圧力制御手段を備え、変位手段は、
水槽内でノズルを上下方向に変位させ、圧力制御手段
は、ノズルが下から上に向かって変位するときに、水圧
を弱めることを特徴とする。
【0007】
【0008】この構成によれば、ノズルが下から上に向
かって変位するときには、髪を下からかぎ上げるように
洗浄水が噴射されるので、このときの水圧を弱め、髪の
絡みを確実に抑制することができる。請求項記載の発
明の自動洗髪機は、請求項に記載の自動洗髪機におい
て、被洗髪者の頭に沿って湾曲した水管を有し、ノズル
は、その水管に複数個配設されており、変位手段は、水
管の一端を支点として水管を上下に揺動させることによ
って、ノズルを変位させることを特徴とする。
【0009】この構成によれば、請求項記載の発明の
作用に加えて、水管の下から上への揺動に伴って、ノズ
ルからの洗浄水は髪をかき上げるようにするので、髪の
絡みの抑制効果が大きい。請求項記載の発明の自動洗
髪機は、請求項1又は2に記載の自動洗髪機において、
圧力制御手段は、ノズルが上から下へ変位するときは、
予め設定された水圧になるように制御し、ノズルが下か
ら上へ変位するときには、予め設定された水圧の約半分
の水圧になるように制御することを特徴とする。
【0010】この構成によれば、請求項1又は2に記載
の発明の作用に加えて、ノズルが上から下へ変位すると
きは、予め設定された水圧による効果的な洗髪ができ、
ノズルが下から上へ変位するときには、水圧を約半分に
して髪の絡みを確実に抑制できる。請求項記載の発明
の自動洗髪機は、水槽内で洗浄水を噴射するノズルを変
位させる変位手段と、ノズルへ洗浄水を送る供給手段と
を備えた自動洗髪機において、ノズルの変位の態様に応
じて、ノズルから噴射される洗浄水の勢いを異ならせる
ように、供給手段が洗浄水に加える水圧を制御する圧力
制御手段を備え、洗髪運転は、複数の行程からなり、こ
のなかの予め定める行程で、圧力制御手段による制御が
行われることを特徴とする。また、請求項5記載の発明
の自動洗髪機は、請求項4記載の自動洗髪機において、
変位手段は、水槽内でノズルを上下方向に変位させ、圧
力制御手段は、ノズルが下から上に向かって変位すると
きに、水圧を弱めることを特徴とする。
【0011】この構成によれば、行程に応じて制御でき
るので、きめ細かな洗髪ができる。例えば、髪が絡む恐
れのある行程のみで、水圧を弱める圧力制御を行えばよ
い。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態の自
動洗髪機を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態の自動洗髪機の上部側面の
一部断面図である。この自動洗髪機1は、キャビネット
11によってその外観形状が形成されている。キャビネ
ット11の上面中央には、被洗髪者の頭部を挿入するた
めの入口12が形成されている。入口12の内方には、
頭部および髪が収容される水槽13が配置されている。
入口12には、被洗髪者の顔面部周囲を覆うフード14
が開閉可能に取付けられている。このフード14を開い
て、洗髪のために被洗髪者の頭部を水槽13に収容す
る。洗髪時には、フード14は閉じられ、被洗髪者は、
仰向け状態で入口12に頭部を挿入し、顔面をフード1
4から出した状態で洗髪される。
【0013】また、キャビネット11の上面には、窪み
部が形成されており、ここには、シャンプー液が貯蔵さ
れたシャンプー容器21と、トリートメント液が貯蔵さ
れたトリートメント容器22とが取り外し可能に装着さ
れている。また、キャビネット11の上面には、操作パ
ネルが配置されており、ここには、操作信号をマイクロ
コンピュータ等を含む制御部17に入力するための種々
のキースイッチ16が配列されている(図4参照)。こ
れらのキースイッチ16から設定された各種設定信号に
応じて、水槽13内に温水が噴射されて洗髪動作が行な
われる。
【0014】水槽13内には、温水を噴射するための複
数のノズルが設けられている。ノズルには、上ノズルリ
ンク23および下ノズルリンク25に配置されて噴射す
る洗浄水の方向を変えることができるノズルと、水槽1
3の側壁に固定された固定ノズル27とがある。上ノズ
ルリンク23は、水槽13内上部に、ここに挿入された
被洗髪者の頭部を取り囲むようにして略半円弧状に形成
されている。この上ノズルリンク23には複数の上ノズ
ル24が頭部方向に向けて配列されている。上ノズルリ
ンク23は、被洗髪者の頭部の斜め上方および斜め下方
の間で、角度範囲D1内で揺動自在に設けられている。
上ノズルリンク23の端部は、水槽13の側壁に回動自
在に支持されている。
【0015】下ノズルリンク25は、水槽13内で被洗
髪者の頭部の下方に配置されて、棒状に形成されてお
り、角度範囲D2内でその軸回りに回動自在であるよう
にして、端部が水槽13の側壁に支持されている。下ノ
ズルリンク25の周面には複数の下ノズル26が設けら
れており、頭部方向に向けて配列されている。また、水
槽13の側壁には固定ノズル27が固定されている。
【0016】次に、これらの各ノズルに温水を供給する
ための水路および供給機構について説明する。図2は、
図1に示す自動洗髪機の水路図である。図外の給水管か
ら供給される水は水供給部40を経てミキシングバルブ
41へ与えられる。また、図外の給湯管から供給される
湯は、湯供給部42を経てミキシングバルブ41に与え
られる。ミキシングバルブ41では、与えられた水と湯
とが混合され、適当な温度の温水が作られる。ミキシン
グバルブ41で作られる温水の温度は、オペレータがノ
ブ20を操作することによって調節可能にされている。
【0017】ミキシングバルブ41で作られた温水は、
シャワーバルブ47が開かれると、逆止弁48および供
給ホース49を介してハンドシャワー18に導かれる。
その結果、ハンドシャワー18から温水を噴射すること
ができる。ミキシングバルブ41で作られる温水はま
た、給湯バルブ43が開かれると、供給管44を介して
貯湯タンク45へ供給される。供給管44には、ミキシ
ングバルブ41から供給される温水の温度を検出するた
めのサーミスタ46が備えられている。
【0018】貯湯タンク45の内部には、貯湯タンク4
5に溜められている温水の水量を検出するための下位水
量センサ50および上位水量センサ51が備えられてい
る。下位水量センサ50および上位水量センサ51の出
力はマイクロコンピュータにおける給湯バルブ43の開
閉制御に利用される。これにより、貯湯タンク45内に
常に適量の温水が満たされ得るようにされている。
【0019】なお、貯湯タンク45の下方位置には、貯
湯タンク45に溜められた温水の温度を検出するための
サーミスタ52が備えられている。貯湯タンク45の上
方位置には、上位水量センサ51で検出される水量以上
に温水が貯湯タンク45内に溜まった場合、その余分な
温水を貯湯タンク45の外部へ溢れ出させるための溢水
口53が形成されている。溢水口53の下方にはドレン
パン55が備えられている。溢水口53から溢れ出した
温水はドレンパン55で受け止められ、ドレンパン55
から機外に延びている排水管56を通って機外に排水さ
れる。
【0020】なお、ドレンパン55には、排水管56に
いったん排水された温水が逆流などして、ドレンパン5
5内に温水が満ちた異常状態を検出するための水位セン
サ54が設けられている。貯湯タンク45の下方には流
出管57が連結されている。流出管57の他端は、ポン
プ59の吸込口に接続されている。ポンプ59にはイン
バータ58が接続されており、ポンプ59はインバータ
58から交流電流が供給されることによって駆動され
る。ポンプ59が駆動されると、貯湯タンク45に溜め
られている温水は、流出管57を通ってポンプ59内に
吸込まれる。
【0021】流出管57の途中部からは、シャンプー供
給管71とトリートメント供給管72が分岐している。
シャンプー供給管71の先端には、シャンプー容器21
からシャンプー用ポンプ65を介して延びている管61
が接続されている。また、トリートメント供給管72の
先端には、トリートメント容器22からトリートメント
用ポンプ66を介して延びている管62が接続されてい
る。
【0022】シャンプー用ポンプ65とトリートメント
用ポンプ66は、管61,62をしごくことによってシ
ャンプー容器21やトリートメント容器22に貯蔵され
ているシャンプー液やトリートメント液をそれぞれ吸い
上げ、各管を介して送り出すためのものである。また、
シャンプー供給管71には弁68が、トリートメント供
給管72には弁69が、それぞれ介装されている。
【0023】この構成において、ポンプ59がインバー
タ58によって駆動される間に、シャンプー用ポンプ6
5が駆動されて、弁68が開けられると、シャンプー容
器21に貯蔵されているシャンプー液が管61およびシ
ャンプー供給管71を介して流出管57に供給される。
その結果、温水にシャンプー液が混入され、シャンプー
用温水が作られる。
【0024】同様に、ポンプ59が駆動される間に、ト
リートメント用ポンプ66が駆動されて、弁69が開け
られると、トリートメント容器22に貯蔵されているト
リートメント液が管62およびトリートメント供給管7
2を介して流出管57に供給される。その結果、温水に
トリートメント液が混入され、トリートメント用温水が
作られる。
【0025】ポンプ59内に吸い込まれた温水、シャン
プー用温水またはトリートメント用温水は、ポンプ59
の出口側から吐出される。ポンプ59の出口側には、温
水を4つの管に導く分岐管75が接続されている。分岐
管75の各分路先端には、上ノズルバルブ76,下ノズ
ルバルブ77,固定ノズルバルブ78および排水バルブ
79を介して、管80,81,82,83がそれぞれ接
続されている。
【0026】管80の先端は、上ノズルリンク23に接
続されている。管81の先端は下ノズルリンク25に接
続されている。管82の先方部は水槽13の側壁外方に
配置されており、管82の先方部には、上述の複数の固
定ノズル27が所定間隔で配列されている。管83の先
端は、水槽13の底面下方に連設された排水トラップ8
4、排水管85を介して排水管56に接続されている。
【0027】この構成によれば、インバータ58によっ
てポンプ59を駆動し、かつ上ノズルバルブ76,下ノ
ズルバルブ77または固定ノズルバルブ78を必要に応
じて選択的に開成させることにより、水槽13内の所望
のノズルから温水、シャンプー用温水またはトリートメ
ント用温水を噴射させ、被洗髪者の髪を自動的に洗髪す
ることができる。
【0028】また、上ノズルリンク23および下ノズル
リンク25は、洗髪時には、駆動機構28によってそれ
ぞれ揺動および回動される。その結果、上ノズル24お
よび下ノズル26から噴射される温水の噴射方向が変化
して、これにより、被洗髪者の髪を万遍なく、かつ良好
に洗髪できる。図3は、図1の自動洗髪機の駆動機構の
概略構成図である。
【0029】駆動機構28では、上ノズルリンク23お
よび下ノズルリンク25とが、一つのリンクモータRM
に駆動連結されている。すなわち、リンクモータRMの
回転軸31には、比較的短いアーム32が取り付けられ
ている。アーム32の先端には、リンク棒33の一端が
回動自在に連結され、リンク棒33の他端は下ノズルリ
ンク25のプーリ34に設けられた突軸35に回動自在
に支持されている。また、下ノズルリンク25のプーリ
34と、上ノズルリンク23のプーリ36とは無端状の
ベルト37を介して連結されている。ベルト37は、プ
ーリ34とプーリ36との間で交差しており、プーリ3
4とプーリ36とは互い逆方向に回動されるようになっ
ている。
【0030】リンクモータRMが回転すると、アーム3
2が回転し、その回転力はリンク棒33の上下運動に変
換される。リンク棒33の上下運動は、プーリ34を一
定角度D2範囲内で往復回動させ、これに伴って下ノズ
ルリンク25も角度範囲D2内で往復回動運動する。ま
た、下ノズルリンク25のプーリ34の上述の往復回動
運動は、ベルト37を介して、プーリ36に伝達される
結果、上ノズルリンク23も一定角度D1の範囲内で揺
動される。
【0031】この構成により、上ノズルリンク23およ
び下ノズルリンク25は、それぞれ以下のノズル位置の
間を往復回動運動し、上ノズルリンク23および下ノズ
ルリンク25は互いに連動しており、ともに同じノズル
位置に配置される。ノズル位置には、上位置、水平位置
および下位置の3つの位置が設定されている。上位置で
は、上ノズルリンク23は頭部の斜め上方にあって、上
ノズル24から斜め下方に向けて洗浄水が噴射される
(図1にA3で図示)。また、このときの下ノズル26
から噴射される洗浄水は、首筋に向かって噴射される。
下位置では、上ノズルリンク23は頭部の斜め下方にあ
って、上ノズル24から斜め上方に向けて洗浄水が噴射
される(図1にA2で図示)。また、下ノズル26から
噴射される洗浄水は、頭部の先に向かって噴射される。
水平位置は、上位置と下位置の略中間に位置し、上ノズ
ルリンク23は、円弧状の中央部が回動軸の高さ位置と
ほぼ同じ高さに位置する(図1にA1で図示)。
【0032】上ノズルリンク23が、上位置から下位置
へ変位する際には、髪を頭部から撫で下ろすように洗浄
水が噴射される。また、上ノズルリンク23が、下位置
から上位置へ変位する際には、洗浄水が垂れ下がる髪を
下方から吹き上げるようになる。また、下位置を検知す
る第1リードスイッチ91と、水平位置を検知する第2
リードスイッチ92とが設けられている。第1リードス
イッチ91および第2リードスイッチ92は、例えば、
プーリ34の端面に固定された磁石38の磁気に感応し
て信号を出力するスイッチである。第2リードスイッチ
92は、水平位置をとる状態でのプーリ34にある磁石
38に対向して配置されている。また、第1リードスイ
ッチ91は、下位置をとる状態でのプーリ34にある磁
石38(図4にこの状態を図示)に対向して配置されて
いる。なお、上位置検知用のリードスイッチは省略され
ている。これらのリードスイッチの信号に基づいて、駆
動機構28は制御部17によって制御される。
【0033】図4は、図1の自動洗髪機の電気的構成の
主要部のブロック図である。制御部17は、制御中枢と
してのマイクロコンピュータ(CPU)、記憶手段とし
てのRAM、ROM等を含んでいる。CPUは、ROM
等に予め記憶されたプログラムや、RAMに設定された
フラグの内容等に基づいて各部を制御する。また、CP
Uは、タイマ17aを含み、このタイマ17aによって
経過時間を計時して、リンクモータRMの駆動時間等を
制御することができる。
【0034】また、マイクロコンピュータには、各種の
キースイッチ16が接続されている。このキースイッチ
16には、被洗髪者の髪の長さに応じて洗髪するため
の、設定キーが含まれている。また、マイクロコンピュ
ータには、第2リードスイッチ92および第1リードス
イッチ91が接続されている。第2リードスイッチ92
から信号が入力されている場合には、マイクロコンピュ
ータは、ノズル位置が水平位置にあることを判断でき
る。また、第1リードスイッチ91から信号が入力され
ている場合には、マイクロコンピュータは、ノズル位置
が下位置にあることを判断できる。
【0035】また、マイクロコンピュータには、リンク
モータRMが接続されており、予め定められた運転態様
で、所定の回転方向、例えば、右回りに駆動することが
できる。また、マイクロコンピュータには、インバータ
58を介してポンプ59が接続されており、インバータ
58を介してポンプ59の周波数を変化させて、ポンプ
59から吐出される水圧を変化させることができる。
【0036】この自動洗髪機1では、以下で説明する圧
力制御を行ない、変位手段としての駆動機構28による
ノズルの変位の態様に応じて、ノズルへ洗浄水を送る供
給手段としてのポンプ59が洗浄水に加える水圧を制御
して、ノズルから噴射される洗浄水の勢いを異ならせる
ようにしている。次に、本自動洗髪機1の制御内容と動
作を説明する。
【0037】先ず、本自動洗髪機1では、洗髪動作に先
立ち、以下の処理が行なわれる。すなわち、上述のよう
に貯湯タンク45内に温水が供給される。また、リンク
モータRMが駆動されて、上ノズルリンク23および下
ノズルリンク25が水平位置に変位され、第2リードス
イッチ92がオン状態となると、リンクモータRMの駆
動が停止される。給湯が完了すると、キースイッチ16
は入力操作待ちの状態となる。通常は、この状態で被洗
髪者の頭部が水槽13内に挿入される。そして、キース
イッチ16から洗髪開始信号が入力されると、以下の洗
髪運転が開始される。
【0038】洗髪運転の概略を予め説明する。まず、初
期排水行程が行なわれる。ここでは、流出管57、分岐
管75および管80,81,82,83内に溜まってい
る冷水を排水する。次に、弱洗浄行程が行なわれる。こ
こでは、温水によって被洗髪者の髪を濡らすとともに、
髪に付着している埃等を落とす。次に、シャンプー液が
混入された温水を被洗髪者吹き付ける本洗行程と、本洗
行程後に被洗髪者の髪からシャンプー液を落とすための
第1すすぎ行程と、トリートメント液が混入された温水
を被洗髪者に吹き付けるトリートメント行程と、トリー
トメント行程後に被洗髪者の髪からトリートメント液を
落とすための第2すすぎ行程とが順に行なわれて洗髪は
完了する。
【0039】次に、各行程における圧力制御について、
図5のフローチャートを参照しながら説明する。弱洗浄
行程から第2すすぎ行程までの各洗浄行程に応じて、ポ
ンプが駆動され、各バルブが開閉される。また、リンク
モータRMが駆動される(ステップS1)。それに伴
い、上ノズルリンク23は、洗浄水を噴射しつつ、上位
置と下位置との間を往復揺動運動する。
【0040】ステップS2では、上ノズルリンク23が
下位置から上位置に向かって変位する途中か否かが判断
される。すなわち、第1リードスイッチ91の出力信号
を検知後、所定時間内、例えば、3.0秒以内であれ
ば、上ノズルリンク23が下位置から上位置に変位する
途中であることが判断できる。ここで、所定時間は、リ
ンクモータRMを予め定める回転速度で駆動したとき
に、下位置から上位置に到達するまでの時間として設定
されている。
【0041】上ノズルリンク23が下位置から上位置に
向かって変位する途中である場合には(ステップS2で
YES)、ポンプ59の周波数は、予め設定された設定
周波数の30%とされる。これに伴い、ポンプ59から
吐出される水圧は、設定周波数でポンプ59が駆動され
たときに比べてほぼ半分になり(ステップS3)、各ノ
ズルから噴射される洗浄水の勢いも弱められる。このと
き、上ノズルリンク23は下位置から上位置に変位する
途中であるので、上ノズル24から噴射される洗浄水
は、水槽13内に垂れ下がる髪をかき上げるようにし
て、髪に吹き付けられる。髪をかき上げるようにして洗
浄水が噴射される場合、髪が絡み易い傾向にあるが、上
述のように水の勢いが弱められるので、髪の絡みが抑制
される。
【0042】また、リンクモータRMの駆動に伴い、上
ノズルリンク23も変位して、上ノズルリンク23が上
位置から下位置に向かって変位することとなる。この場
合には(ステップS2でNO)、ポンプ59の周波数
は、予め設定された設定周波数そのままとされる(ステ
ップS4)。このとき、上ノズルリンク23は上位置か
ら下位置に変位する途中であるので、上ノズル24から
噴射される洗浄水は、強く髪に吹き付けられて、確実に
洗浄することができる。また、このときの洗浄水は、水
槽13内に垂れ下がる髪を撫で下ろすようにして髪に吹
き付けられるので、櫛のようにかみをとかして、髪が絡
むおそれはない。
【0043】洗浄中には、必要があれば、貯湯タンク4
5に温水が補充され(ステップS5)、所定時間の経過
まで(ステップS6でNO)、上述のように、各ノズル
リンクが揺動または回動しながら、洗浄水が噴射され
る。このように本実施の形態によれば、駆動機構28に
よって上ノズルリンク23が上位置から下位置へ変位す
るときには、ポンプ59を制御して水圧が予め定める設
定値となるようにして、予め定める水の勢いで効果的に
洗髪することができる。また、上ノズルリンク23が下
位置から上位置へ変位するときには、水圧を弱め、上述
の設定値の約半分となるようにすることによって、水の
勢いを弱めて、洗浄水が髪をかきあげるときの髪の絡み
を確実に抑制することができる。
【0044】特に、上ノズルリンク23に設けられた上
ノズル24では、頭部に沿って揺動し上下に変位するの
で、水圧を弱めることによる髪の絡み防止効果が高い。
なお、上述の実施の形態では、上位置にリードスイッチ
を設けず、下位置からの経過時間で、上位置と下位置と
の間を判断していたが、これには限定されない。例え
ば、上位置にリードスイッチを設けて、第1リードスイ
ッチ91の検知後、上位置のリードスイッチでの位置検
知までを、下位置から上位置への過程であると判断して
もよい。また、リンクモータRMを正逆回転させて、上
ノズルリンク23を往復変位させてもよく、この場合に
は、リンクモータRMへの指令信号に基づき、下位置か
ら上位置への過程であることを判断してもよい。
【0045】また、上述の実施の形態では、水圧を弱め
る圧力制御は、複数の行程からなる洗髪運転のなかの各
洗浄行程で行なわれているが、特定行程のみに適用して
もよい。例えば、もともと水圧を低く設定されている弱
洗髪行程では、髪の絡みがないことから、適用しないよ
うにしてもよい。また、複数の洗髪運転コース、例え
ば、長い髪用のロングヘアーコースや短い髪用のショー
トヘアーコース等が設定されている場合には、特定の洗
髪運転コースのみに圧力制御を適用してもよい。例え
ば、ロングヘアーコースで水圧を弱める圧力制御を適用
し、ショートヘアーコースでは圧力制御を適用しないよ
うにすることが考えられる。ロングヘアーコースでは髪
の絡まりが生じる場合があり、ショートヘアーコースで
は髪の絡まりが生じないからである。
【0046】また、圧力制御で弱める水圧は、予め設定
された水圧の約半分に限定されない。髪の絡み易さに応
じた程度に水圧を弱めればよい。その他、本発明の要旨
を変更しない範囲で種々の設計変更を施すことが可能で
ある。
【0047】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、ノズルが
下から上に向かって変位するときに水圧を弱めることに
よって、髪を下からかき上げるように洗浄水が噴射され
るときの水圧を弱めて、髪の絡みを確実に抑制すること
ができる。
【0048】請求項記載の発明によれば、請求項
載の発明の効果に加えて、揺動する水管に設けられた複
数個のノズルからの洗浄水は、水管が下から上へ揺動す
る際に髪をかき上げるので、圧力制御手段による髪の絡
みの抑制効果が大きい。請求項記載の発明によれば、
請求項1又は2記載の発明の効果に加えて、ノズルが上
から下へ変位するときは、予め設定された水圧で効果的
に洗髪でき、ノズルが下から上へ変位するときには、約
半分の水圧で髪の絡みを確実に抑制できる。
【0049】請求項4及び5記載の発明によれば、予め
定める行程での圧力制御手段による制御によって、きめ
細かな洗髪ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の自動洗髪機の上部側面
断面図である。
【図2】図1の自動洗髪機の水路図である。
【図3】図1の自動洗髪機の駆動機構の概略構成図であ
る。
【図4】図1の自動洗髪機の制御部の電気的構成のブロ
ック図である。
【図5】図1の自動洗髪機の制御部の制御内容のフロー
チャートである。
【符号の説明】
1 自動洗髪機 13 水槽 17 制御部(圧力制御手段) 23 上ノズルリンク(水管) 24 上ノズル 28 駆動機構(変位手段) 59 ポンプ(供給手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 結城 武成 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (72)発明者 野呂 勝 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (72)発明者 長縄 充 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (72)発明者 西山 昭雄 大阪市中央区東心斎橋2丁目1番1号 タカラベルモント株式会社内 (56)参考文献 特公 平7−75567(JP,B2) 特許2520348(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A45D 19/08 - 19/14

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水槽内で洗浄水を噴射するノズルを変位さ
    せる変位手段と、ノズルへ洗浄水を送る供給手段とを備
    えた自動洗髪機において、 ノズルの変位の態様に応じて、ノズルから噴射される洗
    浄水の勢いを異ならせるように、供給手段が洗浄水に加
    える水圧を制御する圧力制御手段を備え 変位手段は、水槽内でノズルを上下方向に変位させ、 圧力制御手段は、ノズルが下から上に向かって変位する
    ときに、水圧を弱めることを 特徴とする自動洗髪機。
  2. 【請求項2】請求項に記載の自動洗髪機において、 被洗髪者の頭に沿って湾曲した水管を有し、 ノズルは、その水管に複数個配設されており、 変位手段は、水管の一端を支点として水管を上下に揺動
    させることによって、ノズルを変位させることを特徴と
    する自動洗髪機。
  3. 【請求項3】請求項1又は2に記載の自動洗髪機におい
    て、 圧力制御手段は、ノズルが上から下へ変位するときは、
    予め設定された水圧になるように制御し、ノズルが下か
    ら上へ変位するときには、予め設定された水圧の約半分
    の水圧になるように制御することを特徴とする自動洗髪
    機。
  4. 【請求項4】水槽内で洗浄水を噴射するノズルを変位さ
    せる変位手段と、ノズルへ洗浄水を送る供給手段とを備
    えた自動洗髪機において、 ノズルの変位の態様に応じて、ノズルから噴射される洗
    浄水の勢いを異ならせるように、供給手段が洗浄水に加
    える水圧を制御する圧力制御手段を備え、 洗髪運転は、複数の行程からなり、このなかの予め定め
    る行程で、圧力制御手段による制御が行われることを特
    徴とする自動洗髪機。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の自動洗髪機において、 変位手段は、水槽内でノズルを上下方向に変位させ、 圧力制御手段は、ノズルが下から上に向かって変位する
    ときに、水圧を弱めることを特徴とする自動洗髪機。
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