JPH086612Y2 - 車両用ハイマウントストツプランプ装置 - Google Patents

車両用ハイマウントストツプランプ装置

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JPH086612Y2
JPH086612Y2 JP1989130288U JP13028889U JPH086612Y2 JP H086612 Y2 JPH086612 Y2 JP H086612Y2 JP 1989130288 U JP1989130288 U JP 1989130288U JP 13028889 U JP13028889 U JP 13028889U JP H086612 Y2 JPH086612 Y2 JP H086612Y2
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正則 沼田
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は自動車等の車両に搭載されてブレーキ操作に
連動して点灯される車両用ハイマウントストツプランプ
装置に関する。
[従来の技術] 自動車では、トランクリツドやリアパーセル上等にブ
レーキ操作に連動して点灯されるハイマウントストツプ
ランプが設置され、ブレーキ操作時にストツプランプの
点灯とは別途にハイマウントストツプランプの点灯によ
っても車両後方に減速又は停止の表示をすることができ
るようになっているものがある。
ところで、自動車では、緊急時の表示用として三角形
状の停止表示機材が搭載され、緊急時にはハザードウオ
ーニングの点滅とは別途に停止表示機材によっても車両
後方にハザード表示をすることができるようになってい
る。
ところが、停止表示機材は路面に垂直に設置されて使
用されるものであり、使用時にトランク内等から取り出
して路面上に設置しなければならず、不便であった。
[考案が解決しようとする課題] 本考案はハイマウントストツプランプが停止表示機材
と同様に車両後方への表示機能を持っている点に着目
し、必要に応じて簡単な操作でハザード表示用としても
用いることができる車両用ハイマウントストツプランプ
装置を得ることが目的である。
[課題を解決するための手段] 本考案の請求項1に係る車両用ハイマウントストップ
ランプ装置は、車両に搭載されて三角形状枠を構成可能
な車両用ハイマウントストップランプ装置であって、略
水平に配置され三角形状枠の底辺を構成する水平表示板
と、前記水平表示板の両端に回動可能に配置され略水平
状態から回動し水平表示板の両端に傾斜して立設され三
角形状枠の斜辺を構成する一対の補助表示板と、前記水
平表示板に略水平に配置され一端同士が回動可能に連結
されこの連結部の上昇によって互いに接近する方向へ回
動して三角形状枠の斜辺を構成すると共に、前記連結部
の上昇に伴い前記補助表示板が略水平状態から立設状態
へと回動するように他端が補助表示板に回動可能に連結
された一対の可動表示板と、前記水平表示板、補助表示
板及び可動表示板に各々設けられブレーキ操作に連動し
て点灯すると共にハザード操作に連動して点滅するラン
プと、を有することを特徴としている。
本考案の請求項2に係る車両用ハイマウントストップ
ランプ装置は、前記補助表示板を略水平状態から立設状
態へ回動させる第1駆動手段と、前記可動表示板を互い
に接近する方向へ回動させ前記連結部を上昇させる第2
駆動手段と、を有することを特徴としている。
本考案の請求項3に係る車両用ハイマウントストップ
ランプ装置は、前記第1駆動手段が、前記補助表示板の
軸部に配置され補助表示板に略水平状態から立設状態へ
至る回動力を付与する第1のねじりコイルスプリングで
構成され、前記第2駆動手段が、前記連結部に配設され
前記可動表示板に互いに接近する方向への回動力を付与
する第2のねじりコイルスプリングで構成され、前記第
1のねじりコイルスプリング及び前記第2のねじりコイ
ルスプリングの付勢力に抗して前記補助表示板及び前記
可動表示板を略水平状態にロックするロック手段と、ハ
ザード操作に連動して前記ロック手段のロック状態を解
除する解除手段と、前記解除手段によるロック状態の解
除と独立して操作可能とされ操作によって前記ロック手
段のロック状態を解除する操作ノブと、を有することを
特徴としている。
[作用] 本考案の請求項1に係る車両用ハイマウントストップ
ランプ装置では、通常は一対の補助表示板が略水平状態
となって、水平表示板の両端に位置している。また、一
対の可動表示板は、回動可能に連結され、水平表示板に
略水平に配置されている。この状態でブレーキ操作が行
われれば、ブレーキ操作に連動してランプが点灯し、ハ
イマウントストップランプとして、車両後方に減速又は
停止の表示をする。
可動表示板の連結部が上昇されると、各々の可動表示
板は互いに接近する方向へと回動し、三角形状枠の斜辺
を構成する。また、連結部の上昇に伴い、他端に連結さ
れた補助表示板を略水平状態から立設状態へを回動させ
る。補助表示板は、立設して、三角形状枠の斜辺を構成
する。一方、水平表示板はそのまま三角形状枠の底辺と
なり、全体として三角形状枠が構成される。ハザード操
作が行われれば、これに連動してランプが点滅し、車両
後方にハザードの表示をする。
本考案の請求項2に係る車両用ハイマウントストップ
ランプ装置では、第1駆動手段によって、補助表示板が
略水平状態から立設状態へと回動される。また、第2駆
動手段によって、可動表示板の各々が互いに接近する方
向へ回動される。従って、特に可動表示板の連結部を上
昇させる操作をしなくとも、これら第1駆動手段及び第
2駆動手段によって三角形状枠が構成される。また、こ
れら第1駆動手段及び第2駆動手段をハザード操作に連
動するようにしておけば、ハザード操作を行うのみで、
三角形状枠が構成される。
本考案の請求項3に係る車両用ハイマウントストップ
ランプ装置では、第1駆動手段は第1のねじりコイルス
プリングで構成され、第2駆動手段は第2のねじりコイ
ルスプリングで構成されている。通常はロック手段によ
って補助表示板及び可動表示板は略水平状態に維持され
ているが、ハザード操作によって解除手段が作動する
と、ロック手段のロック状態が解除され、第1のねじり
コイルスプリング及び第2のねじりコイルスプリングの
付勢力によって、補助表示板及び可動表示板が回動し、
三角形状枠が構成される。
ロック手段のロック状態は、解除手段による解除とは
独立して、操作ノブの操作によっても解除される。これ
によって、ハザード操作に先行して操作ノブの操作を行
って三角形状枠を構成することができる。その後、ハザ
ード操作によってランプを点滅させ、車両後方にハザー
ドの表示をすることができる。
[実施例] 第1図から第6図には、本考案が適用されたハイマウ
ントストップランプ装置10が示されている。
ハイマウントストップランプ装置10は第2図に示され
る如く車両後部のリアパーセル12上に配置され、図示し
ないリアウインドガラスを通して車両後方から視認でき
るようになっている。このハイマウントストップランプ
装置10では、車両幅方向(矢印A方向)にベース14が延
設され、このベース14に各部材が取り付けられている。
ベース14は第1図に示される如く横板部16の端部に縦
板部18が結合されて略L字板状に形成され、リアパーセ
ル12の上面に横板部16が図示しないビス等の固定手段で
固定されて縦板部18が横板部16の車両前方(矢印B方
向)でリアパーセル12の上方に立設されている。
横板部16は第5図にも示される如く車両後方(矢印C
方向)に向けて徐々に厚肉となっていて上面16Aが車両
後方に向けて登り勾配となっている。縦板部18は車両後
方(矢印C方向)側の後面18Aが横板部16の上面16Aと略
直角となっていてリアパーセル12の上面に対して車両前
方(矢印B方向)側に若干傾いている。
このベース14には、車両後方(矢印C方向)に面して
水平表示板20が取り付けられている。
水平表示板20は横板部16と縦板部18との結合部付近で
縦板部18の後面18Aに図示しないビス等の固定手段では
略水平に固定されている。この水平表示板20には、車両
幅方向(矢印A方向)両端部に取付孔26が形成され、こ
の取付孔26に第5図にも示される如くピン28を通して車
両幅方向両端部にそれぞれ補助表示板30が縦板部18の後
面18Aに沿って回転可能に軸支されている。
補助表示板30はピン28回りの回転で第2図に示される
如く水平表示板20の車両幅方向(矢印A方向)両側部で
水平表示板20と共に略水平に配置されるとともに第3図
に示される如く水平表示板20の上方に立設されるように
なっている。ピン28の回りには、ねじりコイルスプリン
グ32(第5図にも図示)が装着され、このねじりコイル
スプリング32の付勢力で補助表示板30が矢印D方向に回
転されて水平表示板20の上方に立設されるようになって
いる。
この補助表示板30は水平表示板20の車両幅方向(矢印
A方向)側端部に当接して水平表示板20の上方への立設
方向(矢印D方向)の回転が制限され、この回転制限状
態では第3図に示される如く水平表示板20との挟角θ1
が略60度となるようになっている。すなわち、補助表示
板30は略水平となる位置から水平表示板20との挟角θ1
が略60度となるまで水平表示板20に対してピン28回りに
略120度回転できるようになっている。なお、ベース14
の横板部16と縦板部18との結合部付近に補助表示板30に
対応して第5図にも示される如くベース14の横板部16に
凹部33が形成されているとともに補助表示板30の表面に
水平表示板20の表面側に突出する突出部30Aが形成さ
れ、この凹部33と突出部30Aを逃げ部として補助表示板3
0が水平表示板20に対してピン28回りに略120度回転され
るようになっている。
この補助表示板30には、自由端側の端部に蝶番34が取
り付けられ、蝶番34を介して水平表示板20の車両幅方向
(矢印A方向)両側部にそれぞれ第1、第2の可動表示
板22、44が縦板部18の後面18Aに沿って回転可能に軸支
されている。
第1の可動表示板22は蝶番34回りの回転で第2図に示
される如く水平表示板20の上部に略水平に重なるように
なっているとともに第3図に示される如く水平表示板20
と補助表示板30との挟角θ1が略60度となる配置で水平
表示板20の上方に立設できるようになっている。すなわ
ち、補助表示板30に対して第1の可動表示板22が補助表
示板30と重なる位置から補助表示板30の延長方向の延び
る位置まで略270度の範囲で回転可能となっていて第2
図に示される如く補助表示板30が略水平となる配置で補
助表示板30の上部に第1の可動表示板22が重ね合わされ
て水平表示板20の上部に略水平に重なるようになってい
る。
また、第3図に示される如く補助表示板30と水平表示
板20との挟角θ1が略60度となる配置で第1の可動表示
板22が補助表示板30の延長方向の延びる位置に配置され
て第1の可動表示板22と水平表示板20との挟角θ2が略
60度となる配置に第1の可動表示板22が水平表示板20の
上方に立設されるようになっている。
第2の可動表示板24は第1の可動表示板22と同様に蝶
番34回りの回転で第2図に示される如く水平表示板20の
上部に略水平に重なるようになっているとともに第3図
に示される如く水平表示板20との挟角θ3が略60度とな
る配置で水平表示板20の上方に立設できるようになって
いる。すなわち、第2の可動表示板24も第1の可動表示
板22と同様に補助表示板30に対して補助表示板30と重な
る位置から補助表示板30の延長方向に延びる位置まで略
270度の範囲で回転可能となっている。
この第2の可動表示板24は第1の可動表示板22、水平
表示板20及び補助表示板30とで第2図に示される如く略
矩形状の表示板又は第3図に示される如く略正三角形状
の表示板のいずれか一方を選択的に構成できるようにな
っている。すなわち、第2の可動表示板24が第1の可動
表示板22と共に水平表示板20の上部に略水平に重なって
第1の可動表示板22、水平表示板20及び補助表示板30と
で略矩形状の表示板を構成できるようになっている。ま
た、第1の可動表示板24と水平表示板20との挟角θ2が
略60度となる配置で第2の可動表示板24と水平表示板20
との挟角θ2が略60度となる配置に第2の可動表示板24
が水平表示板20の上方に立設されて第1の可動表示板2
2、水平表示板20及び補助表示板30とで略正三角形枠を
構成できるようになっている。
この第1、第2の可動表示板22、24は蝶番34の取付部
と反対側の端部同士がピン36で回転可能に連結されて両
者の挟角θ4(第3図に図示)が略60度乃至略180度の
範囲内で相互に回転されるようになっている。ピン36に
は、ねじりコイルスプリング38が巻装され、このねじり
コイルスプリング38の付勢力と上記ねじりコイルスプリ
ング32の付勢力を受けて第1、第2の可動表示板22、24
が連動して水平表示板20の上方に立設され、またねじり
コイルスプリング38、32の付勢力に抗して第1、第2の
可動表示板22、24を水平表示板20の上部に重なる位置に
折り畳めるようになっている。
すなわち、第1、第2の可動表示板22、24が両者の挟
角θ4(第3図に図示)を縮小する方向(矢印E方向)
にねじりコイルスプリング38の付勢力で付勢されていて
第1、第2の可動表示板22、24が水平表示板20の上部に
略水平に重なる位置(第2図に図示の位置)からはねじ
りコイルスプリング32の付勢力で補助表示板30が水平表
示板20の上方への立設方向(矢印D方向)に回転される
と、これと同時にねじりコイルスプリング38の付勢力で
第1、第2の可動表示板22、24が両者の挟角θ4を縮小
する方向(矢印E方向)にピン36回りに互いに反対方向
に回転されて水平表示板20の上方に第1、第2の可動表
示板22、24が立設されるようになっている。
また、水平表示板20の上方に第1、第2の可動表示板
22、24が立設された状態からはねじりコイルスプリング
38の付勢力に抗して第1、第2の可動表示板22、24を両
者の挟角θ4(第3図に図示)を拡開する方向(矢印E
方向と反対の方向)に回転すると、これと同時にねじり
コイルスプリング32の付勢力に抗して補助表示板30が水
平表示板20の両側部への水平配置方向(矢印D方向と反
対の方向)に回転されて補助表示板30が水平表示板20の
両側部に略水平に配置された位置で第1、第2の可動表
示板22、24が水平表示板20の上部に略水平に重なるよう
になっている。
これらの水平表示板20、第1、第2の可動表示板22、
24及び補助表示板30はそれぞれ第1図に図示の第1の可
動表示板22に示される如く車両後方に面する部分に凹部
40が形成され、凹部40の内側に基板41を介して多数のラ
ンプ42が取り付けられているとともに凹部40の外側にラ
ンプ42を隠蔽するランプレンズ44が取り付けられてい
る。ランプレンズ44は赤色透明に着色されていてランプ
42の点灯や点滅によって車両後方に赤色の点灯信号や点
滅信号を表示できるようになっている。
また、水平表示板20、第1、第2の可動表示板22、24
及び補助表示板30はブレーキ操作時に図示しないストツ
プランプの点灯とは別途にランプ42の点灯によって車両
後方に減速又は停止の表示をすることができるようにな
っているとともに車両緊急時には図示しないハザードウ
オーニングの点滅とは別途にランプ42の点滅によって車
両後方にハザード表示をすることができるようになって
いる。
詳しく説明すると、第4図に詳細に示される如くベー
ス14の縦板部18の後面18Aに筒状のキヤツプ46を通して
ストツパピン48が突出され、このストツパピン48に上記
ピン36が係合されて第1、第2の可動表示板22、24が水
平表示板20の上部に重なる位置に保持されるようになっ
ている。キヤツプ46には、第4図に示される如くケース
ブロツク50が係止され、ケースブロツク50に案内されて
ストツパピン46が軸方向へスライド可能に取り付けられ
ている。ケースブロツク50には、圧縮コイルスプリング
52が収容され、この圧縮コイルスプリング52に付勢され
てストツパピン48がキヤツプ46から突出されるようにな
っている。
ストツパピン48には、縦板部18の後面18Aへの突出部
先端に有底の係合孔54が形成され、第1、第2の可動表
示板22、24が水平表示板20の上部に重なる位置で係合孔
54にピン36が挿入されて第1、第2の可動表示板22、24
を水平表示板20の上部に重なる位置に保持できるように
なっている。
また、ストツパピン48には、縦板部18の後面18Aへの
突出部先端にテーパ面48Aが形成され、第1、第2の可
動表示板22、24が水平表示板20の上方に立設された状態
からは第1、第2の可動表示板22、24の折り畳み動作で
係合孔54にピン36が挿入されて第1、第2の可動表示板
22、24を水平表示板20の上部に重なる位置に保持できる
ようになっている。すなわち、第1、第2の可動表示板
22、24が水平表示板20の上方に立設された状態から水平
表示板20の上部に重なる方向に折り畳まれると、テーパ
面48Aにピン36が当接してピン36に押圧されてストツパ
ピン48がキヤツプ46内に一時的に入り込み、第1、第2
の可動表示板22、24が水平表示板20の上部に重なるとと
もにこの位置でストツパピン48の係合孔54にピン36が対
応する。これと同時に圧縮コイルスプリング52に付勢さ
れてストツパピン48がキヤツプ46から突出してストツパ
ピン48の係合孔54にピン36が挿入されるようになってい
る。
このストツパピン48は第4図に示される如くベース14
の縦板部18の後面18Aの裏側に突出され、縦板部18の後
面18Aの裏側でブロツク56と連結されている。
ブロツク56はストツパピン48と一体に連結されてスト
ツパピン48と一体に移動されるようになっている。この
ブロツク56の中間部には、斜面を有するカム溝58が形成
され、このカム溝58に嵌入されてカムブロツク60が連結
されている。カムブロツク60には、カム溝58に嵌入する
三角突起62が形成され、ストツパピン48の移動方向と交
差する車両幅方向(矢印A方向)への移動でストツパピ
ン48をキヤツプ46内に引き込めるようになっている。こ
のカムブロツク60はソレノイド64のプランジヤ66と連結
されている。
ソレノイド64は縦板部18の後面18Aの裏側で図示しな
いブラケツトを介して縦板部18に固定され、励磁されて
ストツパピン48をキヤツプ46内に引き込む方向(矢印F
方向)にカムブロツク60を駆動できるようになってい
る。ソレノイド64のプランジヤ66には、ストツパピン48
をキヤツプ46の外側に突出させる方向(矢印G方向)に
カムブロツク60を付勢する圧縮コイルスプリング68が巻
装され、ソレノイド64の消磁状態では圧縮コイルスプリ
ング68の付勢力でストツパピン48がキヤツプ46の外側に
突出する位置(第4図に図示の位置)にカムブロツク60
が保持されるようになっている。
このソレノイド64は第6図に示される如くハザードス
イツチ70、ブレーキスイツチ72及びランプ42と共に電源
74に接続されている。ハザードスイツチ70は運転席前方
の図示しないインストルメントパネル等に取り付けら
れ、車両緊急時に手動操作されるようになっている。ブ
レーキスイツチ72はブレーキ操作に連動して作動され、
減速又は停止時に作動されるようになっている。ソレノ
イド64はハザードスイツチ70の作動で励磁され、ランプ
42はハザードスイツチ70の作動で点滅されるとともにブ
レーキスイツチ72の作動で点灯されるようになってい
る。
すなわち、ブレーキスイツチ72が閉となると、ハザー
ドスイツチ70の操作に拘らず、ランプ42が通電されて点
灯するようになっている。
また、ハザードスイツチ70の操作で第1のリレーコイ
ル部76が通電されると、第1のリレースイツチ78が閉と
なり、この作動でソレノイド64が励磁されるようになっ
ている。
また、ハザードスイツチ70の操作で第1のりリレーコ
イル部76が通電されて第1のリレースイツチ78が閉とな
ると、この作動で閉状態にある第2のタイマースイツチ
80を通して第2のリレーコイル部82が通電されて第2の
リレースイツチ84が閉となる。この作動で第2のリレー
スイツチ84、閉状態にある第1のタイマースイツチ86を
通じてランプ42が通電されて点灯する。
一方、第2のリレースイツチ84が閉となると、これと
同時に第1のタイマー部88が通電されて第1のタイマー
スイツチ86が所定時間経過後に開となり、この作動でラ
ンプ42が所定時間経過後に消灯する。また、第1のタイ
マー部88が通電されると、開状態にある第1のタイマー
スイツチ90が閉となり、これと同時に第2のタイマー部
92が通電されて第2のタイマースイツチ80が所定時間の
間だけ開となる。この作動でランプ42が所定時間の間だ
け消灯し、これによってランプ42が点滅する。なお、ハ
ザードスイツチ70には、表示灯96が直列に接続され、ハ
ザードスイツチ70の操作で表示灯96が点灯するようにな
っている。表示灯96はハザードスイツチ70の作動状態の
確認用として用いられるようになっている。
このように作動されるソレノイド64はカムブロツク60
と共にベース14の縦板部18の後面18Aの裏側でカバー100
に被覆されて車室内に露出しないように隠蔽されてい
る。カバー100はベース14の縦板部18の後面18Aの裏側で
図示しないビス等でベース14に固定されている。カバー
100には、ブロツク56との対応部分に貫通孔101が形成さ
れ、この貫通孔101を通してブロツク56が第4図に示さ
れる如くカバー100の外側に突出されている。カバー100
の外側へのブロツク56の突出部には車両幅方向(矢印A
方向)両側に斜面を有する溝102が形成され、これらの
溝102にそれぞれ操作ノブ104が嵌入されている。操作ノ
ブ104はカバー100に取り付けられたガイドブロツク106
とガイドブロツク106に取り付けられたノブカバー108に
案内されて互いに接近する方向に操作されるようになっ
ており、この操作でストツパピン48をキヤツプ46内に引
き込む方向にブロツク56を駆動できるようになってい
る。
したがって、ストツパピン48は必要に応じて操作ノブ
104の操作によってもキヤツプ46内に引き込まれるよう
になっている。
次に本実施例の作用を説明する。
ハイマウントストップランプ装置10は通常はストツパ
ピン48の係合孔54にピン36が係合された状態で使用され
る。すなわち、第2図に示される如く水平表示板20に第
1、第2の可動表示板22、24が重なった状態で使用さ
れ、ブレーキ操作時にはブレーキスイツチ72の作動で水
平表示板20、第1、第2の可動表示板22、24及び補助表
示板30の各ランプ42が図示しないストツプランプの点灯
とは別途に点灯し、この点灯によって車両後方に減速又
は停止の表示をする。
そして、車両緊急時には、ハザードスイツチ70が操作
されると、第1のリレーコイル部76、第1のリレースイ
ツチ78の働きでソレノイド64が励磁され、ソレノイド64
の駆動力でカムブロツク60がストツパピン48をキヤツプ
46内に引き込む方向にブロツク56を駆動してストツパピ
ン48がキヤツプ46内に引き込まれ、この動作でストツパ
ピン48の係合孔52内からピン36が抜き出される。これと
同時にねじりコイルスプリング32、38の付勢力を受けて
第1、第2の可動表示板22、24が第3図に示される如く
水平表示板20の上方に立設されて第1、第2の可動表示
板22、24と水平表示板20と補助表示板30で略正三角形枠
を構成する。
一方、ハザードスイツチ70が操作されると、表示灯96
が点灯すると同時に第1、第2のリレーコイル部76、8
2、第1、第2のリレースイツチ78、84、第1、第2の
タイマースイツチ86、90、80、第1、第2のタイマー部
88、92の働きでランプ42が点滅する。
したがって、ハザードスイツチ70の操作で第1、第2
の可動表示板22、24、水平表示板20及び補助表示板30が
略正三角形枠を構成すると同時に各表示板20、22、24、
30のランプ42が点滅し、これによって車両後方にハザー
ドの表示をすることができる。
なお、ストツパピン48は操作ノブ104の操作によって
もキヤツプ46内に引き込むことができるので、車両緊急
時には操作ノブ104の操作でストツパピン48をキヤツプ4
6内に引き込んで第1、第2の可動表示板22、24を水平
表示板20の上方に立設させ、その後にハザードスイツチ
70を操作して各表示板20、22、24、30のランプ42を点滅
させるようにしてもよい。
車両緊急状態の解除後は、ねじりコイルスプリング38
の付勢力に抗して第1、第2の可動表示板22、24を両者
の挟角θ4(第3図に図示)を拡開する方向(矢印E方
向と反対の方向)に回転すれば、ねじりコイルスプリン
グ32の付勢力に抗して補助表示板30が水平配置方向(矢
印D方向と反対の方向)に回転されて第2図に示される
如く水平表示板20の両側部に略平行に配置されると同時
に第1、第2の可動表示板22、24が水平表示板20の上部
に略水平に重なり、この位置でストツパピン48の係合孔
52にピン36が係合されて上記通常時の状態に戻る。
なお、上記実施例では、第1、第2の可動表示板22、
24をピン36で連結し、ストツパピン48の係合孔52にピン
36を係合して第1、第2の可動表示板22、24を両者同時
に水平表示板20の上部に略水平に重なる位置に保持する
ようにしたが、各第1、第2の可動表示板22、24にそれ
ぞれ別途ピンを設けるとともに各ピンに対応して一対の
ストツパピン48を設けて第1、第2の可動表示板22、24
を個別に水平表示板20の上部に略水平に重なる位置に保
持するようにしてもよい。
また、上記実施例では、ねじりコイルスプリング38、
32の付勢力で第1、第2の可動表示板22、24を水平表示
板20の上方に立設させるようにしたが、第1、第2の可
動表示板22、24及び補助表示板30をそれぞれモータ等の
駆動手段の駆動力で回転させて第1、第2の可動表示板
22、24を水平表示板20の上方に立設させるようにしても
よい。この場合、ギヤを介してモータ等の駆動手段の駆
動力で第1、第2の可動表示板22、24及び補助表示板30
を回転させるようにすれば、ギヤ比で第1、第2の可動
表示板22、24及び補助表示板30を水平表示板20の上部に
重なる位置及び水平表示板20の上方に立設される両位置
に容易に保持でき、また第1、第2の可動表示板22、24
を個別に駆動できる。
[考案の効果] 以上に説明した如く、本考案に係る車両用ハイマウン
トストツプランプ装置では、必要に応じて簡単な操作で
ハザード表示用としても用いることができる優れた効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図から第6図は本考案に係る車両用ハイマウントス
トップランプ装置の実施例を示し、第1図は要部分解斜
視図、第2図は通常の使用状態を車両後方側からみた正
面図、第3図は車両緊急時における使用状態を第2図に
対応して示した正面図、第4図は第2図のIV−IV線に沿
う断面図、第5図は第2図のV−V線に沿う断面図、第
6図は第1図のソレノイド及びランプの電気回路図であ
る。 10……ハイマウントストップランプ装置、20……水平表
示板、22……第1の可動表示板、24……第2の可動表示
板、30……補助表示板、32……ねじりコイルスプリング
(駆動手段)、36……ピン、38……ねじりコイルスプリ
ング(駆動手段)、42……ランプ、64……ソレノイド、
70……ハザードスイツチ、72……ブレーキスイツチ、

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両に搭載されて三角形状枠を構成可能な
    車両用ハイマウントストップランプ装置であって、 略水平に配置され三角形状枠の底辺を構成する水平表示
    板と、 前記水平表示板の両端に回動可能に配置され略水平状態
    から回動し水平表示板の両端に傾斜して立設され三角形
    状枠の斜辺を構成する一対の補助表示板と、 前記水平表示板に略水平に配置され一端同士が回動可能
    に連結されこの連結部の上昇によって互いに接近する方
    向へ回動して三角形状枠の斜辺を構成すると共に、前記
    連結部の上昇に伴い前記補助表示板が略水平状態から立
    設状態へ回動するように他端が補助表示板に回動可能に
    連結された一対の可動表示板と、 前記水平表示板、補助表示板及び可動表示板に各々設け
    られブレーキ操作に連動して点灯すると共にハザード操
    作に連動して点滅するランプと、 を有することを特徴とする車両用ハイマウントストップ
    ランプ装置。
  2. 【請求項2】前記補助表示板を略水平状態から立設状態
    へ回動させる第1駆動手段と、 前記可動表示板を互いに接近する方向へ回動させ前記連
    結部を上昇させる第2駆動手段と、 を有することを特徴とする請求項(1)に記載の車両用
    ハイマウントストップランプ装置。
  3. 【請求項3】前記第1駆動手段が、前記補助表示板の軸
    部に配置され補助表示板に略水平状態から立設状態へ至
    る回動力を付与する第1のねじりコイルスプリングで構
    成され、 前記第2駆動手段が、前記連結部に配設され前記可動表
    示板に互いに接近する方向への回動力を付与する第2の
    ねじりコイルスプリングで構成され、 前記第1のねじりコイルスプリング及び前記第2のねじ
    りコイルスプリングの付勢力に抗して前記補助表示板及
    び前記可動表示板を略水平状態にロックするロック手段
    と、 ハザード操作に連動して前記ロック手段のロック状態を
    解除する解除手段と、 前記解除手段によるロック状態の解除と独立して操作可
    能とされ操作によって前記ロック手段のロック状態を解
    除する操作ノブと、 を有することを特徴とする請求項(2)に記載の車両用
    ハイマウントストップランプ装置。
JP1989130288U 1989-11-08 1989-11-08 車両用ハイマウントストツプランプ装置 Expired - Lifetime JPH086612Y2 (ja)

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JPH0137310Y2 (ja) * 1985-06-18 1989-11-10
JPS6374346U (ja) * 1986-10-31 1988-05-18
JPH01123741U (ja) * 1988-02-12 1989-08-23

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