JPH0865402A - 画像伝送装置 - Google Patents

画像伝送装置

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JPH0865402A
JPH0865402A JP6195084A JP19508494A JPH0865402A JP H0865402 A JPH0865402 A JP H0865402A JP 6195084 A JP6195084 A JP 6195084A JP 19508494 A JP19508494 A JP 19508494A JP H0865402 A JPH0865402 A JP H0865402A
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JP
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data
image data
image
hdd
recorded
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Application number
JP6195084A
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English (en)
Inventor
Hisao Nishioka
久雄 西岡
Takaaki Enomoto
隆昭 榎本
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Publication of JPH0865402A publication Critical patent/JPH0865402A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像データが必要以上に記録されるのを防止
する。 【構成】 画像データ、紙面等より読み取った光学読取
データ、音声データ、文字データ等をデジタル化し、電
話回線等の通信回線を介して、受信側に伝送する。受信
側においては、この伝送データをHDD等の記録媒体に
一旦記録する。予め登録されている発信者以外の者から
の画像データは、数フレーム分のみがHDDに記録され
る。受信者は、所定の時刻において、HDDから伝送デ
ータを再生し、視聴する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばテレビ電話等に
用いて好適な画像伝送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、テレビ電話が、特に企業等におい
て普及しつつあるが、今後、各家庭にも普及することが
期待されている。このテレビ電話によれば、通話者の音
声信号だけでなく、通話者の表情等もビデオ信号として
伝送することができる。従って、通話者は、相手方の表
情を見ながら通話することが可能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、テレビ電話
は、相手方が留守である場合においては、通話をするこ
とができない。そこで、所謂留守番電話のように、相手
方の画像をメモリに記録するようにすることができる。
【0004】しかしながら、そのようにすると、所謂ダ
イレクトメール等のように、不特定の者からの画像デー
タが送られてきて、メモリが一杯となり、本来、受信し
たい画像データを受信することができなくなってしまう
ようなおそれがある。
【0005】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、所望の画像データを確実に記録することが
できるようにするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の画像伝送装置
は、画像データを入力する入力手段(例えば図3の入力
端子28)と、入力手段より入力された画像データの中
から、伝送線路(例えば電話回線)に伝送する画像デー
タを指定する指定手段(例えば図4の静止画記録ボタン
53)と、指定手段により指定された画像データを記憶
するとともに、伝送線路を介して伝送されてきた画像デ
ータを記憶する記憶手段(例えば図3のHDD18)
と、指定手段により指定され、記憶手段に記憶されてい
る画像データを伝送線路に対して伝送するとともに、伝
送線路を介して伝送されてきた画像データを受信するた
めの通信動作を行う通信手段(例えば図3の通信回路2
0)と、通信手段により受信された画像データの記憶手
段への記憶を制限する制限手段(例えば図11のプログ
ラム上のステップS116)と、制限手段による制限の
適用に関する情報を登録する登録手段(例えば図3の不
揮発性メモリ15)とを備えることを特徴とする。
【0007】この制限手段には、制限を適用する場合、
1回の受信動作時に、数フレーム以下の画像データを記
憶手段に記憶させるようにすることができる。
【0008】また、通信手段により受信された画像デー
タに含まれる読出者指定データに対応して、記憶手段に
記憶されているデータの読み出しを制御する読出者制御
手段(例えば図13のプログラム上のステップS13
4,S135)をさらに設けることができる。
【0009】
【作用】上記構成の画像伝送装置においては、不揮発性
メモリ15に、HDD18に対する記録の制限を適用し
ないものとして登録されていない場合(記録が制限され
る相手方からの伝送である場合)、通信回路20を介し
て受信した画像データは、数フレーム分しかHDD18
に記録することができない。従って、HDD18に、不
特定の発信者から伝送されてくる宣伝広告等の画像デー
タが必要以上に記録されてしまうことが防止される。
【0010】
【実施例】図1は、本発明の画像伝送装置の伝送の概略
を表している。同図に示すように、この実施例において
は、発信者側と受信者側にそれぞれ画像伝送装置が備え
られ、両者が電話回線に代表される通信回線により接続
される。
【0011】発信者側はVTR等より取り込んだ画像の
他、音声信号や紙面等に印刷された文字を光学的に読み
取ったデータ、あるいはワードプロセッサ等により入力
された文字データ等がデジタル化され、伝送データとし
て用意される。そして、用意されたデータは、所定の時
刻(例えば深夜)等に予め設定した所定の相手先に電話
回線を介して伝送される。
【0012】受信側の画像伝送装置においては、電話回
線を介して伝送されてきたデータを一旦ハードディスク
(HDD)に記憶させる。即ち、この伝送信号の受信は
自動的に行われ、受信側において、使用者が受信のため
にスタンバイしている必要はない。使用者はHDDに記
録された情報を任意の時刻において読み出し、視聴する
ことができる。
【0013】このように、画像データ、音声データ、紙
面等より光学的に読み取った光学読み取りデータ及び文
字データを電話回線を介して伝送するため、これらのデ
ータは、例えば図2に示すようなフォーマットで伝送さ
れる。即ち、これらのデータの先頭には、他のデータと
識別するためのIDが配置されており、受信側において
は、このIDを元に各データを分離する。
【0014】図3は、送信側及び受信側に配置される画
像伝送装置1の構成例を示している。CPU11は、R
OM12に記憶されているプログラムに従って各種の処
理を実行する。RAM13には、CPU11が各種の処
理を実行する上において必要なデータが適宜記憶され
る。VRAM14は、CRT23に出力、表示するため
の1フレーム分の画像データを記憶する。不揮発性メモ
リ15には、操作部19を操作して入力された所定の発
信者に関する情報が記憶される。タイマ16は、計時動
作を行い、その計時結果をCPU11に出力している。
【0015】インタフェース17には、ハードディスク
(HDD)18が接続されており、電話回線を介して伝
送すべき画像データ、音声データ、光学読み取りデー
タ、文字データ等を記憶する。また、HDD18は、電
話回線を介して伝送され、通信回路20より受信された
データも記憶するようになされている。
【0016】操作部19は、例えば図4に示すように、
所定の文字を入力するとき操作される文字入力キー51
及び所定の数字を入力するとき操作される数字キー52
の他、静止画記録ボタン53,編集終了ボタン54,音
声メッセージ付加ボタン55,伝送先指定ボタン56及
び留守モードボタン57を有している。また、操作部1
9には、AランプとBランプが設けられており、所定の
データを受信したとき、点灯されるようになされてい
る。
【0017】インタフェース17には、また、通信回路
20が接続され、電話回線に対する発信動作と着信動作
を実行するようになされている。また、この通信回路2
0には、電話機21が接続され、通常の電話も行うこと
ができるようになされている。
【0018】CRT23とスピーカ25には、D/A変
換器22と24を介してインタフェース17より所定の
ビデオ信号と音声信号がそれぞれ供給されるようになさ
れている。
【0019】さらに、インタフェース17に接続されて
いるA/D変換器26は、入力端子27乃至29にそれ
ぞれ接続されたチューナ30,VTR31及びビデオカ
メラ32より入力されたビデオ信号をA/D変換するよ
うになされている。
【0020】また、入力端子36にはマイク39が接続
され、マイク39より入力された音声信号がA/D変換
器33を介してインタフェース17に入力されている。
入力端子37には光学読取部40が設けられ、紙等に印
刷された文字あるいは画像等が光学的に読み取られ、そ
の読み取られたデータがA/D変換器34を介してイン
タフェース17に供給されるようになされている。更
に、出力端子38には、プリント部41が接続され、イ
ンタフェース17より出力されたプリントデータがD/
A変換され、プリント部41において、紙等にプリント
されるようになされている。
【0021】次に、図5のフローチャートを参照して、
この画像伝送装置1の編集処理について説明する。最初
に、ステップS1において、VTR31を再生する。こ
のVTR31に装着されている磁気テープには、伝送し
たいビデオ信号が予め記録されている。このVTR31
より再生されたビデオ信号は、入力端子28よりA/D
変換器26に入力され、A/D変換された後、インタフ
ェース17に入力される。インタフェース17は、この
うちのビデオ信号をVRAM14に供給させる。このV
RAM14においては、入力される1フレーム毎のビデ
オ信号がリアルタイムで順次更新されていく。
【0022】VRAM14のデータは読み出され、D/
A変換器22を介してCRT23に出力され、表示され
る。また、音声信号はD/A変換器24を介してスピー
カ25に出力される。これにより、使用者は、VTR3
1の磁気テープより再生したビデオ信号をモニタするこ
とができる。
【0023】次に、ステップS2に進み、静止画記録ボ
タン53がオンされたか否かを判定する。静止画記録ボ
タン53がオンされたと判定された場合、ステップS4
に進み、そのとき、VRAM14に記憶されている1フ
レーム分(または1フィールド分)のビデオデータがH
DD18に記録される。即ち、CPU11は、操作部1
9の静止画記録ボタン53のオンを検出したとき、VR
AM14を制御し、静止画記録ボタン53がオンされた
タイミングにおいて、VRAM14に記憶されている1
枚の静止画像データをHDD18に転送させ、記憶させ
る。
【0024】次に、ステップS5に進み、CPU11
は、VTR31を再生ポーズ状態に制御する。そして、
ステップS6に進み、操作部19の音声メッセージ付加
ボタン55がオンされたか否かを判定する。使用者は、
今、HDD18に取り込んだ1フレーム分の画像データ
に音声メッセージを付加したい場合、音声メッセージ付
加ボタン55をオンする。このとき、ステップS7に進
み、音声メッセージ取り込み処理が実行される。即ち、
CPU11は、マイク39より入力端子36を介して入
力される音声信号をA/D変換器33でA/D変換さ
せ、この音声データをインタフェース17を介してHD
D18に供給し、記録させる。
【0025】ステップS6において、使用者が音声メッ
セージ付加ボタン55をオンしないか、あるいはステッ
プS7において音声メッセージの取り込み処理が終了し
たとき、ステップS1に戻り、再びVTR31の再生動
作を開始させる。そして、同様の動作を繰り返し実行さ
せる。
【0026】ステップS2において、静止画記録ボタン
53がオンされていないと判定された場合においては、
ステップS3に進み、操作部19の編集終了ボタン54
がオンされたか否かが判定される。編集終了ボタン54
がオンされていない場合、ステップS1に戻り、それ以
降の処理が繰り返し実行される。
【0027】使用者は、編集処理を終了させる場合、編
集終了ボタン54をオンする。このとき、ステップS3
からステップS8に進み、CPU11は、VTR31の
再生動作を停止させる。以上の処理により、HDD18
に伝送すべき画像データと音声データが記録されたこと
になる。
【0028】以上の編集処理においては、VTR31の
再生画像をモニタしつつ、順次音声メッセージを付加し
て編集処理を実行するようにしたが、例えば図6と図7
のフローチャートに示すように、編集処理を行うことも
可能である。
【0029】図6の編集処理においては、最初に、ステ
ップS21において、VTR31が再生される。そし
て、ステップS22において、静止画記録ボタン53が
オンされたか否かが判定され、オンされていないと判定
された場合においては、ステップS24に進み、編集終
了ボタン54がオンされたか否かが判定される。ステッ
プS24において、編集終了ボタン54がオンされてい
ないと判定された場合、ステップS21に戻り、それ以
降の処理が繰り返し実行される。即ち、静止画記録ボタ
ン53,または編集終了ボタン54がオンされるまで、
VTR31の再生がそのまま継続されることになる。
【0030】ステップS22において、静止画記録ボタ
ン53がオンされたことが検出されたとき、ステップS
23に進み、CPU11はVTR31を制御し、その磁
気テープにマーカ信号を記録させる。そしてステップS
21に戻り、VTRの再生動作を継続させる。
【0031】以上の処理が繰り返され、伝送すべきタイ
ミングにおいて、使用者が静止画記録ボタン53をオン
する度に、その対応するフレームの位置にマーカ信号が
記録されることになる。
【0032】以上のようにして、VTR31を再生さ
せ、伝送すべきフレーム画像の選択が終了したとき、使
用者は編集終了ボタン54をオンする。ステップS24
において、編集終了ボタン54のオンが検知されたと
き、ステップS25に進み、CPU11は、VTR31
を停止させ、磁気テープを巻き戻させる。そして、磁気
テープがその始点まで巻き戻されたとき、ステップS2
6に進み、その磁気テープを早送りさせる。そして、ス
テップS27において、マーカ信号が検出されるか否か
を判定し、マーカ信号が検出されなければ、ステップS
29に進み、磁気テープが終了位置まで早送りされたか
否かを判定し、まだ終点まで達していない場合において
は、ステップS26に戻り、早送りを継続させる。
【0033】以上のようにして、マーカ信号が検出され
るまで、磁気テープが早送りされる。
【0034】そして、ステップS27において、マーカ
信号が検出されたと判定されたとき、ステップS28に
進み、CPU11はVTR31を再生状態にし、そのマ
ーカ信号に対応するフレームのビデオ画像をHDD18
に記録させる。
【0035】この記録処理が終了したとき、ステップS
29に進み、磁気テープが終点位置に達していなけれ
ば、再びステップS26に戻り、VTR31の早送り動
作が継続される。
【0036】以上のようにして、マーカ信号が登録され
ているフレームのビデオ信号がHDD18に記録され
る。
【0037】次に、図7のフローチャートに示す音声編
集処理を実行する。最初に、ステップS51において、
CPU11は、HDD18に記録された伝送すべき画像
(指定画像)を再生し、これをD/A変換器22を介し
てCRT23に出力し、表示させる。そして、ステップ
S52に進み、操作部19の音声メッセージ付加ボタン
55がオンされたか否かを判定する。使用者は、今、C
RT23に表示されている静止画に対して音声メッセー
ジを付加したい場合、音声メッセージ付加ボタン55を
オンする。このとき、ステップS53に進み、CPU1
1は音声メッセージ取り込み処理を実行する。即ち、マ
イク39より入力された音声信号をA/D変換器33で
A/D変換させ、これをHDD18に記録させる。
【0038】ステップS53において、音声メッセージ
取り込み処理が完了したとき、並びにステップS52に
おいて、音声メッセージ付加ボタン55がオンされてい
ないと判定されたとき、ステップS54に進み、HDD
18に記録されたすべての静止画が再生されたか否かが
判定され、まだ再生していない静止画が存在する場合
は、ステップS51に戻り、それ以降の処理を繰り返
す。以上のようにして、静止画毎に音声メッセージが必
要に応じて付加される。
【0039】以上の実施例においては、VTR31より
再生した動画像データの所定のフレームの静止画像デー
タを伝送すべきデータとして取り込むようにしたが、チ
ューナ30が再生出力したビデオ画像、あるいはビデオ
カメラ32により撮像した画像の所定のフレームの画像
を、同様に伝送すべき画像として取り込むことも可能で
ある。
【0040】さらにまた、光学読取部40により紙面に
印刷された画像を読み取った光学読取画像を、伝送すべ
きデータとしてHDD18に記録することもできる。
【0041】あるいは、操作部19の文字入力キー51
や数字キー52を操作して入力した文字データを、伝送
すべきデータとしてHDD18に記録することもでき
る。
【0042】このように、HDD18に伝送すべきデー
タが記録されたとき、図8のフローチャートに示すよう
に、このデータを伝送する伝送先を指定する処理が実行
される。即ち、使用者が、操作部19の伝送先指定ボタ
ン56をオンすると、この図8のフローチャートに示す
処理が開始される。CPU11は、最初に、ステップS
61において、入力された伝送先を記憶する処理を実行
する。即ち、操作部19の文字入力キー51,あるいは
数字キー52を操作して使用者が入力した伝送先の電話
番号を不揮発性メモリ15に記憶させる。
【0043】さらに、ステップS62に進み、やはり文
字入力キー51,あるいは数字キー52を操作して、伝
送時刻が入力されたとき、ステップS63に進み、その
入力された時刻を不揮発性メモリ15に記憶させる。こ
れに対して、伝送時刻が入力されない場合においては、
ステップS64に進み、予め設定されている所定の時刻
(例えば午前0時0分)を入力時刻として不揮発性メモ
リ15に記憶させる。
【0044】以上のようにして、HDD18に伝送すべ
きデータが記憶されるとともに、不揮発性メモリ15に
伝送先と伝送時刻が記憶されると、CPU11はタイマ
16が不揮発性メモリ15に記憶した伝送時刻に対応す
る時刻を計時したとき、図9のフローチャートに示す伝
送処理を開始させる。
【0045】最初に、ステップS71において、伝送先
に対する発呼動作を開始させる。即ち、CPU11は、
不揮発性メモリ15に記憶されている相手先の電話番号
を読み出し、通信回路20にこの電話番号に対する発呼
動作を開始させる。ステップS72において、伝送先が
この発呼動作に応答したか否かを判定し、応答しない場
合、ステップS73に進み、発呼動作開始後に予め設定
した所定の時間(例えば10秒)が経過したか否かが判
定される。一定の時間がまだ経過していないとき、ステ
ップS72に戻り、同様の処理を繰り返して、伝送先が
応答するまで待機する。
【0046】一定時間内に伝送先が応答したとき、ステ
ップS72からステップS75に進み、自分の電話番号
を伝送させるとともに、さらにステップS76におい
て、HDD18に記録した伝送データを通信回路20を
介して伝送させる。
【0047】これに対して、一定時間が経過しても相手
先が応答しない場合においては、ステップS73からス
テップS74に進み、その電話番号をRAM13の再発
呼リストに登録し、処理を終了する。CPU11は、以
後、予め設定した所定の時間(例えば5分)が経過する
毎に、この再発呼リストに登録をした電話番号に対する
発呼動作を実行する。
【0048】次に、図10と図11のフローチャートを
参照して、受信側の画像伝送装置1の動作について説明
する。受信側の画像伝送装置1においては伝送側の画像
伝送装置1より呼び出しを受けたとき、図10のフロー
チャートに示す処理を開始する。即ち、通信回路20が
着信を検出したとき、CPU11は、最初に、ステップ
S91において、操作部19の留守モードボタン57が
オンされているか否かを判定する。留守モードボタン5
7がオンされている場合においては、ステップS96に
進み、記録処理を実行する。
【0049】これに対して、留守モードボタン57がオ
ンされていない場合においては、ステップS92に進
み、着信音を発生させる。即ちCPU11は、D/A変
換器24を介してスピーカ25に所定の着信音を発生さ
せる。使用者は、これにより電話がかかってきたことを
知ることができる。
【0050】次に、ステップS93に進み、電話機21
のハンドセットが持ち上げられたか否かを判定し、持ち
上げられた場合においては、ステップS97に進み、通
常の通話処理を実行する。即ち、この場合においては、
使用者が在宅しており、電話機21を介して通話を行う
ので、通常の電話としての機能を実行させる。
【0051】尚、この場合において、テレビ電話として
機能させるには、ビデオカメラ32により使用者を撮影
し、その画像をA/D変換器26を介して取り込み、通
信回路20を介して相手側に伝送するようにすることが
できる。
【0052】相手側の画像伝送装置1においては、この
画像信号を通信回路20を介して受信し、D/A変換器
22を介してCRT23に出力し、表示させる。同様
に、相手側の画像も伝送されてきて、受信者側の画像伝
送装置1のCRT23に表示される。このようにして、
相手方の画像を見ながら、通話を行うことが可能とな
る。
【0053】一方、ステップS93において、電話機2
1のハンドセットが持ち上げられていないと判定された
場合、ステップS94に進み、CPU11はタイマ16
に計時動作を開始させる。そして、ステップS95にお
いて、タイマ16が計時した時間が予め設定した基準値
(例えば10秒間)に達したか否かを判定し、達してい
ないとき、ステップS92に戻り、それ以降の処理を繰
り返し実行する。即ち、使用者が電話機21のハンドセ
ットを持ち上げない限り、所定の時間が計時するまで待
機することになる。
【0054】そして、所定の時間が経過しても、ハンド
セットが持ち上げられない場合においては、ステップS
95からステップS96に進み、記録処理を実行する。
【0055】以上のようにして、留守モードボタン57
がオンされていれば、直ちに記録処理が実行されるが、
留守モードボタン57がオンされていなければ、所定の
時間待機し、所定の時間が経過したとき、記録処理が実
行される。使用者は留守モードボタン57を操作して、
いずれの動作をさせるかを選択することができる。
【0056】図11のフローチャートは、図10のステ
ップS96の記録処理の詳細を表している。最初に、ス
テップS111において、留守メッセージ送出処理が実
行される。即ち、CPU11は、不揮発性メモリ15に
予め記憶されている留守メッセージを読み出し、通信回
路20を介して相手方に伝送させる。相手方が電話機2
1を使用して電話をかけてきた場合においては、この留
守メッセージを聞くことにより、相手方が留守であるこ
とを認識することができる。
【0057】次に、ステップS112において、発信者
の電話番号が受信される。即ち、図9のステップS75
に示したように、相手側が電話機21を手動操作して電
話するのではなく、画像伝送装置1が予め設定した所定
の時刻において、自動的に発信動作を開始した場合にお
いては、ステップS75において、自分の電話番号を送
出する。受信側の画像伝送装置1においては、ステップ
S112において、この発信者側の電話番号を受信す
る。
【0058】さらに、ステップS113に進み、ステッ
プS112で受信した電話番号が、不揮発性メモリ15
に予め登録されている電話番号であるか否かを判定す
る。即ち、使用者は、送られてくる画像データを受信
し、制限なく記録することを許容する発信者の電話番号
を、制御部19を操作することで、不揮発性メモリ15
に予め登録しておく。
【0059】ステップS112で受信した電話番号が、
不揮発性メモリ15の登録リストに登録されている電話
番号である場合においては、ステップS114に進み、
通信回路20により受信される伝送データをHDD18
に記録させる。そして、ステップS115において、操
作部19のAランプを点滅させる。これにより、使用者
は、例えば、親戚、友人等、電話がかかってくることが
予想される者からの伝送データが受信され、これがHD
D18に、制限なく記録されたことを知ることができ
る。
【0060】一方、ステップS113において、受信し
た電話番号が不揮発性メモリ15に登録されていないと
判定された場合、ステップS116に進み、通信回路2
0を介して受信した伝送データのうち、画像データにつ
いては、予め設定した数フレーム分の画像データのみを
HDD18に転送し、記録させる。これにより、データ
量が膨大となるビデオデータが、不特定の者から伝送さ
れてきて、HDD18に必要以上に記録されてしまうよ
うなことが防止される。その結果、ダイレクトメールに
相当するような宣伝広告等の画像データがHDD18に
記録され、容量不足となって、本来必要とする親戚、あ
るいは友人等から伝送されてくる画像データを、HDD
18に記録することができなくなるようなことが防止さ
れる。
【0061】尚、この場合、画像データ以外のデータで
ある音声データ、文字データ、光学読取データは、特に
制限されず、すべてHDD18に記録される。
【0062】勿論、これらのデータについても、所定の
制限を加えるようにすることも可能である。例えば、光
学読取データについては、音声データや文字データに比
べて、データ量が多くなるため、例えば1頁分の光学読
取データのみを記録するようにすることも可能である。
さらに、文字データについても、例えば200文字だけ
記録し、それ以上の文字データは記録させないようにす
ることもできる。さらに、音声データについても、予め
設定した所定の時間、例えば10秒間だけ記録するよう
にすることも可能である。
【0063】このようにして、HDD18に対する記録
が完了したとき、次に、ステップS117に進み、CP
U11は操作部19のBランプを点滅させる。これによ
り、使用者は、リストに登録していない者からデータが
伝送され、HDD18に記録されていることを知ること
ができる。
【0064】使用者はAランプまたはBランプが点滅し
ていることを知ったとき、操作部19を操作してCPU
11に受信データの再生を指令する。このとき、CPU
11はHDD18を制御し、通信回路20を介して受信
し、HDD18に記録した伝送データを再生させる。そ
して、画像データ、光学読取データ及び文字データをD
/A変換器22を介してCRT23に出力し、表示させ
る。また、音声データはD/A変換器24を介してスピ
ーカ25に出力させる。これにより、使用者は受信した
情報を確認することができる。
【0065】尚、必要に応じ、光学読取データはD/A
変換器35を介してプリント部41に供給し、紙等に印
刷させることもできる。
【0066】また、以上においては、記録の制限を適用
しない発信者を不揮発性メモリ15に登録するようにし
たが、制限を適用する発信者を不揮発性メモリ15に登
録するようにすることも可能である。
【0067】また、操作部19の留守モードボタン57
がオンされているとき、着信音を発生させることなく、
直ちに記録処理を実行することにしたが、例えば午後1
1時から午前6時まで等の、予め設定した所定の時間帯
においては、自動的にこの留守モードに設定させるよう
にすることも可能である。
【0068】図12は、他のフォーマットの例を表して
いる。この実施例においては、送り側において、伝送す
るデータを読み出す読出者を指定することができるよう
になされている。即ち、操作部19を操作して、読出者
を指定すると、この指定した読出者に対応するデータ
が、読出者指定IDに続いて、各種のデータに先行して
伝送されるようになされている。
【0069】そして、このようなフォーマットでデータ
が伝送されてきたとき、そのデータは、上述した場合と
同様にしてHDD18に記録されるが、この記録された
データの読み出しを指令すると、図13のフローチャー
トに示す処理が実行される。
【0070】即ち、最初に、ステップS131におい
て、HDD18にデータが記録されているか否かが判定
され、記録されていると判定された場合、ステップS1
32に進み、現在、画像伝送装置1を操作(見ている)
人の名前とパスワードを操作部19を操作することで入
力する。
【0071】次に、ステップS133に進み、ステップ
S132で入力した名前とパスワードが、不揮発性メモ
リ15に予め登録されているこの画像伝送装置1の使用
者の名前とパスワードと一致するか否かが判定される。
両者の名前とパスワードが一致すると判定された場合に
おいては、ステップS134に進み、HDD18に記録
されている読出者データ(名前とパスワード)とステッ
プS132で入力した名前とパスワードが一致するか否
かが判定される。
【0072】ステップS132で入力した名前とパスワ
ードが、読出者データとしての名前とパスワードと一致
する場合においては、ステップS135に進み、HDD
18に記録されているデータが再生され、CRT23と
スピーカ25に出力される。
【0073】これに対して、ステップS131におい
て、HDD18にデータが記録されていないと判定され
た場合、あるいは、ステップS132で入力した名前と
パスワードが、不揮発性メモリ15に予め記憶されてい
る名前とパスワードと一致しないと判定された場合、あ
るいは、ステップS134において、HDD18に記録
されている読出者データの名前とパスワードと一致しな
いと判定された場合においては、HDD18に記録され
ているデータの再生は許容されず、再生処理は終了され
る。
【0074】従って、このようにしておけば、送信側に
おいて指定した読出者のみが、送信したデータを読み出
すことができるようになる。
【0075】
【発明の効果】以上の如く、本発明の画像伝送装置によ
れば、登録手段における登録情報に対応して、通信手段
により受信された画像データの記憶手段への記憶を制限
するようにしたので、必要以上に記憶手段の容量を大き
くすることなく、画像データを確実に記録することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像伝送装置による伝送の概略を示す
図である。
【図2】本発明の画像伝送装置における伝送フォーマッ
トを説明する図である。
【図3】本発明の画像伝送装置の構成例を示すブロック
図である。
【図4】図1の操作部19の構成例を示す図である。
【図5】図1の実施例における編集処理を説明するフロ
ーチャートである。
【図6】図1の実施例における他の編集処理を説明する
フローチャートである。
【図7】図6の静止画編集処理に関連して行う音声編集
処理を説明するフローチャートである。
【図8】図1の実施例における伝送先指定処理を説明す
るフローチャートである。
【図9】図1の実施例における伝送処理を説明するフロ
ーチャートである。
【図10】図1の実施例における受信処理を説明するフ
ローチャートである。
【図11】図10のステップS96の記録処理の詳細を
説明するフローチャートである。
【図12】本発明の画像伝送装置における他の伝送フォ
ーマットを説明する図である。
【図13】図12に示す伝送フォーマットに従ってデー
タが伝送された場合における再生処理を説明するフロー
チャートである。
【符号の説明】
1 画像伝送装置 11 CPU 12 ROM 13 RAM 14 VRAM 15 不揮発性メモリ 16 タイマ 18 HDD 19 操作部 20 通信回路 21 電話機 23 CRT 25 スピーカ 27乃至29 入力端子 30 チューナ 31 VTR 32 ビデオカメラ 36,37 入力端子 38 出力端子 39 マイク 40 光学読取部 41 プリント部 51 文字入力キー 52 数字キー 53 静止画記録ボタン 54 編集処理ボタン 55 音声メッセージ付加ボタン 56 伝送先指定ボタン 57 留守モードボタン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データを入力する入力手段と、 前記入力手段より入力された画像データの中から、伝送
    線路に伝送する画像データを指定する指定手段と、 前記指定手段により指定された画像データを記憶すると
    ともに、前記伝送線路を介して伝送されてきた画像デー
    タを記憶する記憶手段と、 前記指定手段により指定され、前記記憶手段に記憶され
    ている前記画像データを前記伝送線路に対して伝送する
    とともに、前記伝送線路を介して伝送されてきた前記画
    像データを受信するための通信動作を行う通信手段と、 前記通信手段により受信された前記画像データの前記記
    憶手段への記憶を制限する制限手段と、 前記制限手段による制限の適用に関する情報を登録する
    登録手段とを備えることを特徴とする画像伝送装置。
  2. 【請求項2】 前記制限手段は、制限を適用する場合、
    1回の受信動作時に、数フレーム以下の画像データを前
    記記憶手段に記憶させることを特徴とする請求項1に記
    載の画像伝送装置。
  3. 【請求項3】 前記通信手段により受信された前記画像
    データに含まれる読出者指定データに対応して、前記記
    憶手段に記憶されているデータの読み出しを制御する読
    出者制御手段をさらに備えることを特徴とする請求項1
    または2に記載の画像伝送装置。
JP6195084A 1994-08-19 1994-08-19 画像伝送装置 Pending JPH0865402A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10108125A (ja) * 1996-10-01 1998-04-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd ディジタル情報受信機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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