JPH086528Y2 - 超音波霧化装置の水タンクの構造 - Google Patents

超音波霧化装置の水タンクの構造

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JPH086528Y2
JPH086528Y2 JP1986093117U JP9311786U JPH086528Y2 JP H086528 Y2 JPH086528 Y2 JP H086528Y2 JP 1986093117 U JP1986093117 U JP 1986093117U JP 9311786 U JP9311786 U JP 9311786U JP H086528 Y2 JPH086528 Y2 JP H086528Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、加湿器等として使用される超音波霧化装置
の水タンクの構造に関する。
(従来の技術) 第5図は家庭用加湿器の従来構造を示す概略図であ
り、箱状をなす本体80の内部に霧化槽81を設け、該霧化
槽81の底板に超音波振動子82を取付け、本体80の底部に
は、電源トランス83と、前記霧化槽81に送風する電動フ
ァン84と、前記振動子82の駆動回路85とを設置し、本体
80の上部には水86を入れる水タンク87を載置すると共
に、該水タンク87に隣接して吐出管88を設け、水タンク
87の底板には自動給水弁89を設け、また、本体80の下部
には空気吸込口91を設け、ここからファン84により吸込
まれた空気は、矢印に示すように、駆動回路85の部分を
通過して振動子駆動用パワートランジスタを冷却した
後、霧化槽81内に導入され、振動子82の作用によって生
じた水柱90の周囲の霧を吐出管88を介して外部へ運び出
すように構成されている。霧化槽81内の水86の好適深さ
Hは、振動子82の振動周波数(一般的には1.6MHz〜2.4M
Hz程度)と、振動子径に対応して決定される。
(考案が解決しようとする問題点) このように家庭用加湿器として使用されている従来の
超音波霧化装置は、発生する霧の細かさから、最近普及
しつつあるが、しかしこれらの殆んどは、8畳間に置か
れることを想定して作られたもので、これに見合う400c
c/H程度の吐出量を持ち、水タンク87に水を充満させて
から最大能力で稼動させた場合には、8時間持続するよ
うになっているため、水タンク87の容量は4l〜5lのもの
を必要とし、また、霧化槽81の上に水タンク87を設置す
る関係上、電源トランス83やファン84と水タンク87の間
に大きな空洞92が形成されるので、全体としてかなり大
型のものとなっている。ところが、日本の家屋は6畳や
4.5畳等の小さな部屋に区切られ、また、各部屋に暖房
器が取付けられる現状では、加湿器も各部屋に1台ずつ
必要となってきている。しかし、前述のように、従来の
ものは、占有スペースが大きい上、狭い部屋には加湿能
力が大きすぎ、かつ価格も1万円〜2万円と高額である
ため、各部屋毎に加湿器を置くことができず、居間等の
ような比較的大きな部屋に1台加湿器を置くという形態
をとっているのが現状である。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上記の問題点に鑑み、例えば霧化量が200c
c/H程度と少なく、最小の設置面積で比較的狭い部屋に
置くことができる小型、廉価な超音波霧化装置を提供す
ることを目的としてなされたものである。
本考案は、霧化槽を有しかつ電源部と電動ファンを収
容した霧化装置本体の上面全体を覆うように水タンクを
設置し、前記霧化槽で霧化された霧を吐出する吐出管
を、前記水タンクに上下に貫通して設け、該吐出管の吐
出口を前記水タンクの上面に位置させたことを特徴とす
るものである。
(実施例) 第1図ないし第4図は本考案の一実施例であり、1は
装置本体であり、該本体1は水平断面形状が矩形をな
し、上下面が開口され、底面に底板2がねじ3により取
付けられている。4は本体1内に設けられる霧化槽であ
り、該霧化槽4は、本体1のサイズを小さくするため、
本体1と別体に構成するのではなく、第3図に示すよう
に、本体1の一方の側板5と、前後板6,7の一部を本体
1と共用し、これら側板5および前後板6,7と、本体1
の左右方向のほぼ中間部に縦に設けられた仕切板8と、
第1図に示す底板9とによって構成されている。
10は前記霧化槽4の底板9に取付けられた超音波振動
子であり、その取付けは、該振動子10を組込んだアルミ
ニウム等の金属製ケース11の環状突出部12を底板9の円
形開口部にパッキング(図示せず)を介して嵌合し、ケ
ース11の4隅の取付け用突出部14および底板9に設けた
穴にねじ15を挿着し、底板9の上面に一体に設けた雌ね
じ16に螺合することによって取付けている。また、本実
施例においては、振動子10を駆動するパワートラジスタ
17を水冷式に冷却するため、霧化槽4内の水18に接する
前記金属製ケース11の下面にパワートラジスタ17を取付
け、これにより空冷の場合の冷却用フィンを無くして小
型化している。また、駆動回路を含む構成を小さくする
ため、前記金属製ケース11の下面にアーム19を設け、該
アーム19に基板21をねじ22により取付け、該基板21に駆
動回路を構成する各種素子20を、前記パワートラジスタ
17の周囲にこれを囲むように搭載し、これにより、霧化
ユニット74(前記振動子10と、駆動素子20やパワートラ
ジスタ17等を含む駆動回路からなる)の取付けスペース
を小さくしている。
第3図に示すように、霧化槽4の一隅には水平板58が
固着され、該水平板58にからたき防止用のフロートスイ
ッチ等の水位低下により振動子10の作動を自動的に停止
させる水位検出装置59が取付けられている。
50は水18を入れる水タンクであり、該水タンク50は、
第1図、第2図に示すように前記本体1の上縁に嵌合さ
れるように嵌合縁51を有し、該嵌合縁51と本体1との嵌
合により、水タンク50が霧化槽4の蓋の役目を兼ね、霧
化した水分の霧化槽4から外部への流出を防止してい
る。
前記水タンク50の前記振動子10の上方に対応した部分
には、水タンク50の上板、底板に上下端を固着させて円
筒体56を設け、該円筒体56に霧の吐出管57を嵌合し、こ
の構造によって吐出管57の周囲も水タンク用領域として
有効に利用されるように構成している。該吐出管57の下
端は、後述の自動給水弁61によって決定される霧化槽4
内水位Lよりやや高い位置に設定される。
霧化槽4内における該スイッチ59を設けた部分、前記
吐出管57が占有する部分、および水18の部分以外の領域
を占めるように、水タンク50の霧化槽4に対応する底面
の一部を下方に突出(60)させ、該突出部60の底面に自
動給水弁61を取付けることにより、該突出部60の分だけ
水18を入れる領域を拡大している。本実施例において
は、該突出部60を平面形状がL字形をなし、吐出管57の
一部に突出部60の一部が接するように形成しているが、
吐出管57の全部を包囲するような形状等、種々の構造に
形成できる。
前記自動給水弁61は、第1図、第2図に示すように、
前記突出部60の下面に突出した雄ねじ部62と、該雄ねじ
部62に螺合された雌ねじ部63と、該雌ねじ部63に同芯に
設けられた筒状弁座64と、前記弁座64に挿通され、下端
を霧化槽4の底面にピン65により連結したロッド66と、
該ロッド66に上下動自在に嵌合された弁体67と、該弁体
67と前記ロッド66の上端のばね受68との間にロッド66に
巻装して設けた押しばね69とからなり、霧化槽4内の水
面Lが雌ねじ筒63の底面より低下すると、空気が弁座64
と弁体67との間を押し開いて通過し、その水タンク50内
に入った空気量と同量の水が水タンク50から霧化槽4内
に流下する機構を有する公知のものである。
さらに、本実施例においては、電源部、ファンを密に
収容して小型化を図るため、電源部とファンを本体1内
に縦に収容した構造を採用している。以下この構造につ
いて説明する。前記霧化槽4に隣接する空間23は、本体
1のほぼ中間の高さの部分に設けられた横仕切板24によ
って仕切られており、該横仕切板24の下方の部屋には、
第1図、第4図に示すように、前記霧化ユニット74に電
源を供給する電源部を構成する電源トランス25が取付け
てある。すなわち、電源トランス25の取付け枠26の下端
両側の突出片27にねじ28を挿通し、該各ねじ28を、本体
1の前後板6,7の内壁に縦に形成した突条29に下方より
設けたねじ穴30に螺合することによって電源トランス25
が取付けてある。
一方、前記横仕切板24上には、第1図、第3図および
第4図に示すように、前記霧化槽4に送風する電動ファ
ン31が設置されている。すなわち、仕切板24上には駆動
用モータ32(34はヨーク、37はヨーク34に巻かれた巻
線、38は回転子、39は出力軸である)を固定する台33を
形成し、該モータ32のヨーク34を該台33の上に載置し、
取付けねじ35をヨーク34に設けた穴に挿通して前記台33
に設けたねじ穴36に螺合することにより、モータ32を取
付けている。前記横仕切板24には通気および配線用穴70
が形成され、本体1の側板43にも通気穴71が設けてあ
る。前記出力軸39には羽根を放射状に設けたシロッコ41
が取付けられる。40はシロッコ41の下ケースを兼ねた横
仕切板であり、該横仕切板40は前記本体1の側板43の内
壁と前記縦仕切板8に形成された段差部42に載置されて
接着等の手段により固定され、該横仕切板40の中心穴45
には回転子38の上部軸受部44が嵌合されている。46は前
記横仕切板40に固着される円形をなす上ケースであり、
該上ケース46は中心部に吸気口47を有し、第3図に示す
ように、上ケース46に設けられた吐出口48は、前記縦仕
切板8に設けた開口部49を介して霧化槽4内に連通させ
ている。このように、シロッコ41を横向きとしているの
は、モータ32を含めたファン31の総高を小さくして本体
1のサイズを小さくするためである。
さらに本実施例においては、第1図、第2図に示すよ
うに、前記水タンク50の底面の一部、すなわち水タンク
50の一側面52から前記シロッコ41の上部に対面する部分
までを、上方に凹ませた形状に形成して該凹部53を空気
吸込通路とし、本体1の側板43の上縁と該凹部53の間を
吸込口54とし、該吸込口54にフィルタ55を取付けてい
る。このように、吸込口54を上部にすることにより、床
面に置いた場合の塵埃の吸込みを少なくし、また、床面
に種々のものが置かれていても空気吸込みが確保される
ようにして据置き上の制限を少なくしているのである。
また、ファン31を電源部25の上方に設置し、かつシロッ
コ41をモータ32の上に位置させ、さらに吸込口54を本体
1と水タンク50との間に設けることにより、ファン31に
よる吸込口54から霧化槽4に至る流路の長さを少なく
し、しかも前記パワートランジスタ17を水冷式にしてフ
ァン31の送風による冷却を不要とすることにより、ファ
ン31の容量を小さくして小型化に寄与させているのであ
る。
この霧化装置は、振動子10を振動させることによって
吐出管57内に水柱72を形成させ、水柱72の周囲に生じて
いる霧を、ファン31により吐出管57内を上昇する気流に
のせ、整流板73で規制された吐出流路から外部へ吐出さ
せる。なお、振動子10を傾斜させているのは、水柱72を
斜めに形成することにより、一旦生じた霧が水柱72に落
ちないようにして霧化効率を上げるためである。
以上本考案を実施例により説明したが、本考案を実施
するに当っては、本体とその突出部、霧化槽等の具体的
構造について、本考案の要旨を逸脱しない範囲におい
て、種々の変更、付加が可能であり、また、本考案を加
湿器として用いるのではなく、薬液や香水等を水に混入
して霧化する吸入器等としての展開も可能である。
(考案の効果) 以上述べたように、本考案においては、第一に、霧化
槽を有しかつ電源部と電動ファンを収容した霧化装置本
体の上面全体を覆うように水タンクを設置したので、水
タンクの前後左右の幅を本体の前後左右の幅とほぼ等し
くし、霧化装置の設置面積全体を水タンクの容積として
利用でき、第二に、霧化槽で霧化された霧を吐出する吐
出管を、前記水タンクに上下に貫通して設け、該吐出管
の吐出口を前記水タンクの上面に位置させたので、水タ
ンクの吐出管回りのスペースを水溜め部として有効に利
用できるから、装置全体の小型化が達成され、小容量加
湿器として狭い部屋に置く場合に場所を取らないものが
実現される。また、小型化が達成されることにより、廉
価な加湿器が実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の霧化装置の一実施例を示す正面断面
図、第2図は第1図のA−A断面図、第3図は第1図の
B−B断面図、第4図は第1図のC矢視図、第5図は従
来の霧化装置の概略断面図である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】霧化槽を有しかつ電源部と電動ファンを収
    容した霧化装置本体の上面全体を覆うように水タンクを
    設置し、前記霧化槽で霧化された霧を吐出する吐出管
    を、前記水タンクに上下に貫通して設け、該吐出管の吐
    出口を前記水タンクの上面に位置させたことを特徴とす
    る超音波霧化装置の水タンクの構造。
JP1986093117U 1986-03-03 1986-06-18 超音波霧化装置の水タンクの構造 Expired - Lifetime JPH086528Y2 (ja)

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US06/932,819 US4746466A (en) 1986-03-03 1986-11-20 Ultrasonic atomizing apparatus
KR1019860009947A KR930004011B1 (ko) 1986-03-03 1986-11-25 초음파 분무장치
DE19873706593 DE3706593A1 (de) 1986-03-03 1987-02-28 Ultraschall-zerstaeubungseinrichtung

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