JPH086503A - 電子機器 - Google Patents

電子機器

Info

Publication number
JPH086503A
JPH086503A JP15640094A JP15640094A JPH086503A JP H086503 A JPH086503 A JP H086503A JP 15640094 A JP15640094 A JP 15640094A JP 15640094 A JP15640094 A JP 15640094A JP H086503 A JPH086503 A JP H086503A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case
display device
liquid crystal
crystal display
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP15640094A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3620067B2 (ja
Inventor
Hideaki Masuo
英明 増尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP15640094A priority Critical patent/JP3620067B2/ja
Publication of JPH086503A publication Critical patent/JPH086503A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3620067B2 publication Critical patent/JP3620067B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 表示装置の表示面積を大きくしても落下物な
どによる表示装置の破損を防ぐことのできる電子機器を
提供する。 【構成】 液晶表示装置11と、この液晶表示装置11
の上面に設けられた透明な保護板16と、この保護板1
6の上面に設けられた透明なタッチ入力部20とを備
え、液晶表示装置11と保護板16との間に所定の隙間
を確保するためのスペーサ部材19を介在させることに
より、入力表示部10を構成した。したがって、液晶表
示装置11の上面に透明な保護板16を設けているの
で、品物などが機器ケース1上に落下しても、落下物が
液晶表示装置11に直接当ることがなく、保護板16に
よって受け止めることができ、また液晶表示装置11と
保護板16との間にスペーサ部材19により所定の隙間
を確保したので、落下物の衝撃が保護板16に加わって
も液晶表示装置11に伝わることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、データの入力および
表示ができる電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、コンビミエンスストアやスーパ
ーマーケットなどの小売店では、品出しや在庫管理など
の作業をする際、端末機としてEOS(エントリ・オー
ダ・システム)などの電子機器を用いてデータ処理作業
を行なっている。このEOSなどの電子機器は、作業現
場に携帯し、その現場で所定のデータを入力したり、デ
ータを表示させたりするものであり、全体が平板状の箱
形に形成された機器ケースを備え、この機器ケースの上
面に表示部および入力部が設けられ、機器ケースの側面
にフロッピディスクが着脱可能に装着される構造になっ
ている。この電子機器では、表示部での表示を見やすく
するとともに、多くのデータを一度に表示させるため
に、表示部の表示面積を広くすることが要望されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな電子機器では、品出しなどの作業の際に缶ジュース
などの品物が機器ケースの上面に落下することがあり、
この落下物によって表示部が破損するという問題があ
る。特に、表示部として液晶表示装置を用いた場合に
は、表示面積を広くすると液晶表示装置の剛性が低下す
るため、破損しやすくなるという問題がある。また、こ
のような電子機器では、食品などの品物を取扱う場所で
使用すると、機器ケースに設けられた接続線用孔、放熱
用孔、あるいは切り込みなどの隙間から小さな虫やゴミ
または水滴などの異物が侵入して、機器ケース内の電子
回路を破壊するという問題もある。
【0004】この発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、第1の目的は表示装置の表示面積を大きくしても落
下物などによる表示装置の破損を防ぐことのできる電子
機器を提供することであり、第2の目的は機器ケース内
への虫などの異物の侵入を防ぐことのできる電子機器を
提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の目的を達成するた
めの請求項1記載の発明の手段は次の通りである。 (1)上面に開口部が設けられた機器ケース。 例えば、合成樹脂製の上ケースと合成樹脂製の下ケース
とを有し、両ケースを重ね合わせて接合することによ
り、全体がほぼ四角形の平板状の箱形に形成され、上ケ
ースの上面にその奥側を除くほぼ全域に開口部が形成さ
れている。 (2)機器ケース内に開口部と対応して設けられた入力
表示部の表示装置。 例えば、液晶表示装置、エレクトロルミネセンスディス
プレイ、プラズマディスプレイなどのパネル状のディス
プレイが望ましいが、CRTディスプレイなどでも良
い。特に、表示装置として液晶表示装置を用いた場合に
は、バックライトユニットを用いて背面に光を照射する
透過型のものが望ましいが、反射型のものでも良い。 (3)表示装置の上面に設けられた透明な保護部材。 例えば、剛性を有するアクリルなどの透明な合成樹脂か
らなる平板である。 (4)保護部材の上面に設けられた透明なタッチ入力
部。 例えば、ポリエチレンテレフタレートなどの可撓性を有
する透明な合成樹脂製のフィルムを対向させ、その間に
マトリクス状に開口部が設けられた透明なスペーサを介
在させ、各フィルムの対向面に設けられた透明電極をス
ペーサの開口部を通して接離させることにより、データ
の入力を行なう構造のものが好ましいが、合成樹脂製の
フィルムの表面に透明電極を設けただけの構造のもので
も良い。 (5)表示装置と保護部材との間に所定の隙間を確保す
るために介在されたスペーサ部材。 例えば、表示装置の表示領域外に配置される枠状のもの
であり、請求項2に記載の如く、表示装置を機器ケース
に取り付けるための取付部材の一部で兼ねるようにする
ことが望ましく、また表示装置と保護部材とを接着する
ための両面接着テープでも良いが、この両面接着テープ
と取付部材の一部との両者を重ねて用いることが望まし
い。
【0006】第2の目的を達成するための請求項3記載
の発明の手段は次の通りである。 (1)上面に開口部が設けられた機器ケース。 例えば、全体がほぼ四角形の平板状の箱形をなす合成樹
脂製のものであり、請求項1に記載されたものと同じも
のが望ましい。 (2)機器ケース内に前記開口部と対応して設けられた
入力表示部。 例えば、表示装置、この表示装置の上面に設けられた透
明な保護部材、この保護部材の上面に設けられたタッチ
入力部などからなり、これらが請求項1に記載されたも
のと同じ構造であることが望ましい。この場合、請求項
5に記載の如く、入力表示部の上面の周縁部と開口部の
縁部における機器ケースの内面との間にその全周に亘っ
てシール材を設けた構造にすることが望ましい。 (3)機器ケースの内面に設けられ、機器ケースの孔や
隙間を塞ぐシート部材。 例えば、防水性を有するシートであれば良く、請求項4
に記載の如く、機器ケースの内面形状とほぼ同じ形状に
形成されたアルミニウムなどの導電性を有するシートで
あることが望ましく、特にこの導電性を有するシートの
表面に絶縁性を有するシートを積層した2層構造のもの
が望ましい。
【0007】
【作用】請求項1記載の発明の手段の作用は次の通りで
ある。表示装置の上面に透明な保護部材を設けているの
で、品物などが機器ケース上に落下しても、落下物が表
示装置に直接当ることがなく、保護部材によって受け止
められ、また表示装置と保護部材との間にスペーサ部材
を介在させて所定の隙間を確保したので、落下物の衝撃
が保護部材に加わっても表示装置に伝わることがない。
したがって、表示を見やすくするために表示装置の表示
面積を大きくしても、落下物などによって表示装置が破
損するのを防ぐことができる。この場合、請求項2に記
載の如く、スペーサ部材として表示装置を機器ケースに
取り付けるための取付部材の一部を用いれば、部品点数
が増えることがなく、組立て作業が簡単となり、低価格
なものを得ることが可能になる。
【0008】また、請求項3記載の発明の手段の作用は
次の通りである。機器ケースの内面にシート部材を設け
て機器ケースの孔や隙間を塞いでいるので、例えば食品
などを取扱う場所で、小さい虫などの異物が機器ケース
の孔や隙間から侵入するのを防ぐことができる。この場
合、請求項4に記載の如く、シート部材が機器ケースの
内面形状とほぼ同じ形状に形成されたアルミニウムなど
の導電性を有するシートを備えていれば、外部からの静
電気の影響を受けないように、内部回路を保護すること
ができる。また、請求項5に記載の如く、入力表示部の
上面の周縁部と機器ケースの内面における開口部の縁部
との間に、その全周に亘ってシール材を設ければ、例え
ば鮮魚などの品物を取扱う場所などで水滴などが滴下し
ても、水滴などの異物が機器ケース内に侵入するのを防
ぐことができる。
【0009】
【実施例】以下、図1〜図6を参照して、この発明に係
る電子機器の一実施例について説明する。図1は電子機
器の外観斜視図である。この電子機器は、例えばスーパ
ーマーケットなどの品出し現場に携帯して使用するEO
Sであり、機器ケース1を備えている。機器ケース1
は、上ケース2と下ケース3とを有し、これらを重ね合
わせて接合することにより、全体がほぼ四角い平板状の
箱形に形成されている。上ケース2の上面には、奥側
(同図では右上側)を除く、ほぼ全域に亘って開口部4
が設けられており、奥側にはプリンタ部5が設けられて
いるとともに、奥側の上部には電源スイッチ6aおよび
紙送りスイッチ6bが設けられている。
【0010】機器ケース1内には、入力表示部10が上
ケース2の開口部4に対応して配置されている。この入
力表示部10は、図2に示すように、液晶表示装置11
を備えている。液晶表示装置11は、上下に対向する一
対のガラス基板11a、11b間に液晶(図示せず)を
封入し、その上下の各外面にそれぞれ偏光板(図示せ
ず)を設けた構造になっている。この液晶表示装置11
の下にはバックライトユニット12が配置されている。
バックライトユニット12は、例えば下面に反射板が設
けられた平板状の導光板の一端側面に光源を配置したも
の、あるいはそれ自体が平面発光するエレクトロルミネ
センスなどの平板状のものである。そして、液晶表示装
置11およびバックライトユニット12は、その周縁部
が枠状の取付金具(取付部材)13によって相互に取り
付けられ、この取付金具13が上ケース2の内面に垂下
されたリブ14に取り付けられている。この場合、取付
金具13は、厚さが約0.5mmの薄い金属板からな
り、液晶表示装置11の上面の縁部から側面を経てバッ
クライトユニット12の下面の縁部に亘って設けられて
いる。なお、このバックライトユニット12の下面に
は、液晶表示装置11のコントラストおよび輝度を調節
するための後述する調節つまみ47、48を制御するた
めのインバータ基板15が取り付けられている。
【0011】液晶表示装置11の上側には、透明な保護
板(保護部材)16が両面接着テープ17によって取付
金具13の上面に接着された状態で配設されている。こ
の保護板16は、剛性の高いアクリルなどの透明な合成
樹脂からなる平板であり、下面の周縁部に目隠し用印刷
部18が両面接着テープ17に対応して設けられた構造
になっている。この場合、保護板16としてアクリルを
用いれば、厚さが3mm程度で十分な剛性が得られる。
そして、保護板16の下面と液晶表示装置11の上面と
の間には、所定の隙間Tを確保するためのスペーサ部材
19が介在されている。このスペーサ部材19は、液晶
表示装置11の上面における周縁部に配置された取付金
具13の一部13aと、その上面に設けられた両面接着
テープ17とからなり、全体の厚さが約0.6mmにな
っている。なお、目隠し用印刷部18の厚さはこれらに
比べて非常に薄いのでここでは無視することにする。ま
た、このスペーサ部材19の厚さは、保護板16と液晶
表示装置11との間の隙間Tに相当する。
【0012】保護板16の上面には、透明なタッチ入力
部20が設けられている。このタッチ入力部20は、ポ
リエチレンテレフタレート(PET)などの可撓性を有
する透明な樹脂からなる一対のフィルムを離間対向さ
せ、その間に開口部がマトリクス状に形成された透明な
スペーサを介在させ、一対のフィルムの対向面にスペー
サの開口部を通して互いに接離可能に接触する透明な電
極を形成したシート状のものであり、指や入力ペンなど
で擦るように操作して上面側のフィルムを撓ませること
によりデータを入力する構造になっている。このような
構造のタッチ入力部20にはデジタル式とアナログ式と
があり、デジタル式は対向する電極同士の接触位置をデ
ジタル信号として検出する方式であり、アナログ式は対
向する電極同士の接触位置を電気信号として検出する方
式である。このタッチ入力部20は、その上面の周縁部
が上ケース2の内面(図2では下面)における開口部4
の口縁に対応して配置されている。そして、このタッチ
入力部20の上面における周縁部と上ケース2の内面に
おける開口部4の口縁との間には、ゴムまたはゴムの発
泡体などの弾性を有するレストン材(シール材)21が
弾圧されて挾持された状態で介在されている。
【0013】一方、下ケース3の底部および側部には、
図3に示すように、接続線引出用孔、放熱用孔、成形用
孔などの各種の孔22、および弾性部形成用のスリット
や切り込みなどの隙間23が形成されている。この下ケ
ース3の内面には、シート部材24が接着剤などにより
貼り付けられるようになっている。このシート部材24
は、下ケース3の孔22や隙間23を塞ぐためのもので
あり、アルミニウムなどの導電性を有するシートの表面
に絶縁性を有するシートを積層した2層構造のものであ
り、予め下ケース3の内面形状と同じ形状に屈曲形成さ
れ、導電性を有するシートが下ケース3の内面に貼り付
けるようになっている。
【0014】また、機器ケース1の奥側のプリンタ部5
には、図4に示すように、プリンタケース30が設けら
れている。プリンタケース30は、機器ケース1の幅方
向に細長い四角形状の箱形をなし、その手前側上部(同
図では左側上部)が入力表示部10の奥部下側に対応し
た状態で、機器ケース1内の底部に配設されている。こ
のプリンタケース30の奥側壁(同図では右側壁)には
記録紙挿入口30aが設けられ、上部には記録紙排出口
30bが設けられている。また、プリンタケース30内
には、プラテン31が支持軸32により回動可能に配置
されているとともに、ガイド軸33がプラテン31と平
行に配置され、このガイド軸33にプラテン31に対し
て接離可能に圧接するサーマルヘッド34がプラテン3
1に沿って移動可能に取り付けられている。
【0015】プリンタケース30の奥側には、図4に示
すように、ロール状の記録紙35を収納する記録紙収納
部36が設けられている。記録紙収納部36の上部に
は、収納蓋37が着脱自在に取り付けられている。この
収納蓋37の手前側(同図では左側)の端部は、機器ケ
ース1の上部からプリンタケース30の奥側(右側)の
上部に向けて傾斜した傾斜部37aに形成されている。
この傾斜部37aに対向する上ケース2の先端部2aは
傾斜部37aに向けて傾斜しており、この先端部2aを
含む上ケース2の下面には補強リブ38が設けられ、こ
の補強リブ38および先端部2aにはカッタ板39が傾
斜部37aとほぼ平行な状態でかつカッタ部39aを上
方へ突出させた状態で取り付けられている。したがっ
て、カッタ板39と収納蓋37の傾斜部37aとの間に
は、記録紙排出路40が傾斜した状態で機器ケース1の
上方に開放されて形成されている。そして、プリンタケ
ース30の上部には、記録紙排出口30aを除いて、レ
ストン材41が収納蓋37の傾斜部37aの下端部、カ
ッタ板39の下端部、および入力表示部10の右端下面
に弾圧挾持された状態で設けられている。なお、このレ
ストン材41も、ゴムまたはゴム発泡体などの弾性材料
からなっている。
【0016】ところで、機器ケース1の側面には、図1
に示すように、フロッピディスクの装着口を開閉自在に
塞ぐ開閉蓋42、およびICカードの装着口を開閉自在
に塞ぐ開閉蓋43が取り付けられている。フロッピディ
スクの開閉蓋42は、装着口に軸またはピンなどにより
回動可能に取り付けられ、フロッピディスクを装填した
状態のときおよび取り出した状態のときに装着口を塞ぐ
ようになっている。また、ICカードの開閉蓋43は、
ICカードの着脱頻度が少ないため、装着口に上下方向
へのスライド動作により着脱自在に装着される構造にな
っている。
【0017】なお、機器ケース1は、図5に示すよう
に、下ケース3の奥側(同図では左側)の下面に設けら
れた収納凹部44内に脚部45が起立横倒可能に取り付
けられ、この脚部45を起立させて下ケース3の下面か
ら突出させ、この状態で載置面46上に載置することに
より、機器ケース1を傾斜させて入力表示部10を見や
すい角度に傾斜させるようになっているとともに、脚部
45を横倒させて収納凹部44内に収納させることによ
り携帯性の良い構造になっている。また、この機器ケー
ス1の側面には、図5に示すように、液晶表示装置11
のコントラストを調節するためのコントラスト調節つま
み47、および明るさを調節するための輝度調節つまみ
48が設けられている。
【0018】次に、この電子機器の回路構成について図
6を参照して説明する。この図において、50は電源回
路部である。電源回路部50は、ACアダプタ51を介
して外部電源が与えられるとともに、ニッカド電池52
やリチュウム電池53などの電池から電源が与えられ、
電源スイッチ6aがオンしたときに、インバータ回路部
54およびメイン回路基板55に電源を供給する。イン
バータ回路54は液晶表示装置11のコントラスト調節
つまみ47および輝度調節つまみ48を制御するための
ものである。メイン回路部55は、回路全般を制御する
ためのものであり、タッチ入力部20で入力されたデー
タをI/O制御部56を介して与えられるとともに、ハ
ードディスク部57、フロッピディスク部58、および
ICカード部59との間でそれぞれデータの授受を行な
い、必要なデータを液晶表示部60に表示するととも
に、プリンタ部5に必要なデータを与えて記録紙35に
印刷する。また、メイン回路部55は、パーソナルコン
ピュータなどのキーボードと接続するための外部入力端
子部62、電話回線などに接続するモデム63、および
バーコードリーダなどのスキャナが接続されるコネクタ
部64が接続されている。なお、プリンタ部5は、紙送
りスイッチ6bがオンすると、記録紙35の送り出し動
作を行なう。
【0019】このような電子機器では、例えばスーパー
マーケットなどの品出しをする現場に携帯して使用する
際、誤って缶ジュースなどの品物が機器ケース1上に落
下しても、図2に示すように、液晶表示装置11の上面
に透明な保護板16が設けられているので、落下した品
物が液晶表示装置11に直接当ることがなく、保護板1
6によって受け止めることができ、また液晶表示装置1
1と保護板16との間にスペーサ部材19によって所定
の隙間Tが確保されているので、落下物の衝撃が保護板
16に加わっても液晶表示装置11に伝わることがな
い。したがって、表示を見やすくするために液晶表示装
置11の表示面積を大きくしても、落下物などによって
液晶表示装置11が破損するのを防ぐことができる。こ
の場合、保護板16としてアクリル板を用いれば、厚さ
を3mm程度に薄く形成しても、十分な剛性を確保でき
るとともに、液晶表示装置11と保護板16との隙間T
を0.6mm程度に狭くすることができ、このため液晶
表示装置11の表示が深く落ち込むことがなく、表示が
浅い位置で見えるので、違和感なく良好に表示を見るこ
とができる。また、スペーサ部材19が、液晶表示装置
11を機器ケース1に取り付けるための取付金具13の
一部13a、および液晶表示装置11と保護板16とを
接着する両面接着テープ17で構成されているので、ス
ペーサ部材19として専用の部材を用いる必要がなく、
このため部品点数が増えず、組立て作業が簡単となり、
低価格なものを得ることができる。
【0020】また、この電子機器では、図3に示すよう
に、機器ケース1の下ケース3に接続線引出用孔、放熱
用孔、成形用孔などの各種の孔22、および弾性部形成
用のスリットや切り込みなどの隙間23が形成されてい
ても、下ケース3の内面にシート部材24を貼り付ける
ことにより、下ケース3の孔22や隙間23をシート部
材24で塞いでいるので、例えば食品などを取扱う場所
で、小さい虫などの異物が下ケース3の孔22や隙間2
3から侵入するのを防ぐことができ、このため虫などの
異物の侵入によって機器ケース1内の電子回路が破壊さ
れることがなく、良好に電子回路を保護することができ
る。この場合、図3に示すように、シート部材24が下
ケース3の内面形状とほぼ同じ形状に形成されたアルミ
ニウムなどの導電性を有するシートに絶縁性を有するシ
ートを積層した2層構造であれば、導電性を有するシー
トで外部からの静電気の影響を受けないように、内部回
路を保護することができ、絶縁性を有するシートで導電
性を有するシートによる内部回路の電気的なショートを
防ぐことができ、より一層、良好に電子回路を保護する
ことができる。
【0021】また、この電子機器では、図2に示すよう
に、入力表示部10の上面の周縁部と上ケース2の内面
における開口部4の縁部との間に、その全周に亘ってレ
ストン材21を設けているので、例えば鮮魚などの品物
を取扱う場所などで使用した際、水滴などが滴下して
も、水滴などの異物が機器ケース1内に侵入するのを防
ぐことができる。また、この電子機器では、図4に示す
ように、プリンタケース30の上部に、記録紙排出口3
0aを除いて、レストン材41が、収納蓋37の傾斜部
37aの下端部、カッタ板39の下端部、および入力表
示部10の右端下面に弾圧挾持された状態で設けられて
いるので、機器ケース1の上方に開放された記録紙排出
路40からゴミなどの異物が記録紙排出口30aを通し
てプリンタケース30内に侵入しても、この侵入した異
物がプリンタケース30および記録紙収納部36を除く
機器ケース1の内部に侵入するのを防ぐことができる。
さらに、この電子機器では、図1に示すように、機器ケ
ース1の側面にフロッピディスクの開閉蓋42およびI
Cカードの開閉蓋43を開閉自在に設けたので、プロッ
ピディスクおよびICカードを取外した状態のときは勿
論のこと、プロッピディスクおよびICカードを装填し
て使用しているときでも、開閉蓋42、43で各装着口
を塞ぐことができるので、各装着口からの異物の侵入を
極力防ぐことができる。
【0022】なお、上記実施例では、スーパーマーケッ
トなどの小売店で使用するEOSに適用した場合につい
て述べたが、これに限らず、他の業種の端末機や電子手
帳などの電子機器にも広く適用することができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、表示装置の上面に透明な保護部材を設けて
いるので、品物などが機器ケース上に落下しても、落下
物が表示装置に直接当ることがなく、保護部材によって
受け止められ、また表示装置と保護部材との間にスペー
サ部材を介在させて所定の隙間を確保したので、落下物
の衝撃が保護部材に加わっても表示装置に伝わることが
ない。したがって、表示を見やすくするために表示装置
の表示面積を大きくしても、落下物などによって表示装
置が破損するのを防ぐことができる。また、請求項3記
載の発明によれば、機器ケースの内面にシート部材を設
けて機器ケースの孔や隙間を塞いでいるので、例えば食
品などを取扱う場所で、小さい虫などの異物が機器ケー
スの孔や隙間から侵入するのを防ぐことができる。この
場合、請求項4に記載の如く、シート部材が機器ケース
の内面形状とほぼ同じ形状に形成されたアルミニウムな
どの導電性を有するシートを備えていれば、外部からの
静電気の影響を受けないように、内部回路を保護するこ
とができる。また、請求項5に記載の如く、入力表示部
の上面の周縁部と機器ケースの内面における開口部の縁
部との間に、その全周に亘ってシール材を設ければ、例
えば鮮魚などの品物を取扱う場所などで水滴などが滴下
しても、水滴などの異物が機器ケース内に侵入するのを
防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の電子機器の一実施例の外観斜視図。
【図2】図1のA−A拡大断面図。
【図3】図1の下ケースの内面にシート部材を取り付け
る状態を示す分解斜視図。
【図4】図1のB−B拡大断面図。
【図5】図1の機器ケースを載置面上に傾けて載置した
状態を示す側面図。
【図6】図1の電子機器の回路構成を示すブロック図。
【符号の説明】
1 機器ケース 4 開口部 10 入力表示部 11 液晶表示部 13 取付金具 13a 取付金具の一部 16 保護板 19 スペーサ部材 20 タッチ入力部 21 レストン材 22 下ケースの孔 23 下ケースの隙間 24 シート部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面に開口部が設けられた機器ケース
    と、この機器ケース内に前記開口部と対応して設けられ
    た入力表示部とを備えた電子機器において、 前記入力表示部は、表示装置と、この表示装置の上面に
    設けられた透明な保護部材と、この保護部材の上面に設
    けられた透明なタッチ入力部とを備え、前記表示装置と
    前記保護部材との間に所定の隙間を確保するためのスペ
    ーサ部材が介在されていることを特徴とする電子機器。
  2. 【請求項2】 前記スペーサ部材は前記表示装置を前記
    機器ケースに取り付けるための取付部材の一部が兼ねた
    構造であることを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  3. 【請求項3】 上面に開口部が設けられた機器ケース
    と、この機器ケース内に前記開口部と対応して設けられ
    た入力表示部とを備えた電子機器において、 前記機器ケースの内面には、前記機器ケースの孔や隙間
    を塞ぐシート部材が設けられていることを特徴とする電
    子機器。
  4. 【請求項4】 前記シート部材は前記機器ケースの内面
    形状とほぼ同じ形状に形成されたアルミニウムなどの導
    電性を有するシートを備えていることを特徴とする請求
    項3記載の電子機器。
  5. 【請求項5】 前記入力表示部の上面の周縁部と前記開
    口部の縁部における前記機器ケースの内面との間には、
    その全周に亘ってシール材が設けられていることを特徴
    とする請求項1〜4記載の電子機器。
JP15640094A 1994-06-16 1994-06-16 電子機器 Expired - Fee Related JP3620067B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15640094A JP3620067B2 (ja) 1994-06-16 1994-06-16 電子機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15640094A JP3620067B2 (ja) 1994-06-16 1994-06-16 電子機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH086503A true JPH086503A (ja) 1996-01-12
JP3620067B2 JP3620067B2 (ja) 2005-02-16

Family

ID=15626915

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15640094A Expired - Fee Related JP3620067B2 (ja) 1994-06-16 1994-06-16 電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3620067B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10133590A (ja) * 1996-10-28 1998-05-22 Nitto Denko Corp 発光表示装置
JP2009069182A (ja) * 2007-09-10 2009-04-02 Sharp Corp 表示装置
JP2010139587A (ja) * 2008-12-10 2010-06-24 Fujinon Corp レンズ駆動装置
JP2011028215A (ja) * 2009-06-26 2011-02-10 Hitachi Displays Ltd 表示装置
KR101138582B1 (ko) * 2008-12-11 2012-05-10 가시오게산키 가부시키가이샤 액정표시장치 및 그 제조방법
US8284344B2 (en) 2009-03-27 2012-10-09 Casio Computer Co., Ltd. Protection plate integrated display apparatus
US8334953B2 (en) 2007-09-28 2012-12-18 Casio Computer Co., Ltd. Display device integral with protection plate, and display apparatus using the same
US8405792B2 (en) 2009-03-13 2013-03-26 Casio Computer Co., Ltd. Protective plate integrated display apparatus
US8411223B2 (en) 2009-03-13 2013-04-02 Casio Computer Co., Ltd. Protective plate integrated display apparatus
JP2019086736A (ja) * 2017-11-10 2019-06-06 シャープ株式会社 表示装置

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10133590A (ja) * 1996-10-28 1998-05-22 Nitto Denko Corp 発光表示装置
JP2009069182A (ja) * 2007-09-10 2009-04-02 Sharp Corp 表示装置
US8334953B2 (en) 2007-09-28 2012-12-18 Casio Computer Co., Ltd. Display device integral with protection plate, and display apparatus using the same
JP2010139587A (ja) * 2008-12-10 2010-06-24 Fujinon Corp レンズ駆動装置
KR101138582B1 (ko) * 2008-12-11 2012-05-10 가시오게산키 가부시키가이샤 액정표시장치 및 그 제조방법
US8755001B2 (en) 2008-12-11 2014-06-17 Casio Computer Co., Ltd. Liquid crystal display apparatus including a resin layer in a region enclosed by a spacer between an optical sheet and a protective plate
US8405792B2 (en) 2009-03-13 2013-03-26 Casio Computer Co., Ltd. Protective plate integrated display apparatus
US8411223B2 (en) 2009-03-13 2013-04-02 Casio Computer Co., Ltd. Protective plate integrated display apparatus
US8284344B2 (en) 2009-03-27 2012-10-09 Casio Computer Co., Ltd. Protection plate integrated display apparatus
JP2011028215A (ja) * 2009-06-26 2011-02-10 Hitachi Displays Ltd 表示装置
JP2019086736A (ja) * 2017-11-10 2019-06-06 シャープ株式会社 表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3620067B2 (ja) 2005-02-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5548306A (en) Visible and touchable touch screen shield
EP0680006B1 (en) A capacitive touch screen shield
US5479285A (en) Liquid crystal device with an isotropic shock mounting and gasket
US7973772B2 (en) Single piece top surface display layer and integrated front cover for an electronic device
US6955293B1 (en) Bank card terminal cover
CN104599593B (zh) 显示装置
US4890832A (en) Compact electronic apparatus with removable processing units
JPH086503A (ja) 電子機器
US20090079566A1 (en) Security device including sensor having an extension
US5483253A (en) Portable information processing apparatus and liquid crystal display device
US7794239B2 (en) Mobile terminal
JP6887134B1 (ja) 情報処理装置
CN207115442U (zh) 显示模组及终端
US6572012B1 (en) Transaction terminal having a protective cover assembly
US6086173A (en) Computer kiosk
JPH07168647A (ja) コンピュータ
JPH054420A (ja) プリンタ用紙出口の防塵装置
CN114237410A (zh) 一种触控板及电子设备
KR102090462B1 (ko) 액정표시장치
CN212603496U (zh) 一种用于显示屏模组的贴泡棉治具
JPH11212669A (ja) 携帯形情報機器
JP2006209167A (ja) 非接触icカードリーダ/ライタ
JPH10288766A (ja) 位置入力用タブレットを備えた液晶表示装置及び電子機器
CN216052806U (zh) 一种智能核验设备支撑结构
JP3366070B2 (ja) 情報処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Effective date: 20040203

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20040210

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040325

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Effective date: 20041026

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Effective date: 20041108

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071126

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 4

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081126

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081126

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091126

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101126

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 6

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101126

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 7

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111126

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 7

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111126

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 8

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121126

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131126

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees