JPH0864994A - 電子部品の実装方法及び装置 - Google Patents

電子部品の実装方法及び装置

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JPH0864994A
JPH0864994A JP6218271A JP21827194A JPH0864994A JP H0864994 A JPH0864994 A JP H0864994A JP 6218271 A JP6218271 A JP 6218271A JP 21827194 A JP21827194 A JP 21827194A JP H0864994 A JPH0864994 A JP H0864994A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 所定ストロークで吸着ノズルを高速で昇降さ
せる既定ストローク動作と、吸着ノズルを任意の可変ス
トロークで昇降させる任意ストローク動作とを使い分け
ることを可能とし、多様な電子部品の基板への装着を適
正に実行可能とする。 【構成】 吸着ノズル8を下部に有する昇降軸9を上下
用カムにより昇降駆動する装着ヘッド1を用いて基板に
電子部品70を実装する場合において、上下用カム10
2Aを1回転させて前記吸着ノズル8を昇降駆動する既
定ストローク動作と、上下用カム102Bを任意角度回
転させ前記吸着ノズルの下降動作途中で停止させてから
逆転させて前記吸着ノズルを上昇させる可変ストローク
動作とを選択可能な構成としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多様な電子部品をプリ
ント基板等の基板上に高速で実装するための電子部品の
実装方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プリント基板に対する相対位置を変える
ことができる装着ヘッドに吸着ノズルを昇降自在に設
け、電子部品を吸着ノズルで保持し、それをプリント基
板上に搭載する電子部品の実装装置が従来より知られて
いる。
【0003】この種の電子部品の実装装置を用いて、そ
の吸着ノズルで保持された電子部品をプリント基板上に
搭載する際、電子部品の種類によってその厚さが異なる
ため、多様な電子部品を最適条件でプリント基板面に実
装しようとしても、吸着ノズルの上下動作パターンが1
つだけでは最適条件を満足する部品実装は実現できな
い。
【0004】このため、従来は主に次の2つの方法で実
装時の吸着ノズルの上下動作を変化させている。
【0005】(1) 吸着ノズルの上下ストロークはカ
ム動作等で一定のまま、吸着ノズルの高さを任意にシフ
トする(この方法を開示するものとしては特公平3−2
4079号や特開昭63−160400号がある。)。
【0006】(2) 吸着ノズルを昇降駆動する駆動レ
バーの長さ、支点位置関係を任意に変化させることで吸
着ノズルの上下ストローク量を調整する(この方法を開
示するものとしては特公平4−47480号や特開平1
−261898号がある。)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電子部品の
実装装置において、電動機駆動による上下用カムの動作
で吸着ノズルを上下させることは、高速動作のために必
要不可欠である。単純に吸着ノズルの高さやストローク
調整のみを考えれば、ボール螺子等を用いた直動機構、
或はリニアモータを使用すれば可能であるが、高速で往
復運動させるには不利であるし、また機構が大型化しコ
スト高になり易い。吸着ノズルの高速動作のためにカム
動作とした場合には、上述した(1),(2)の方法で
は高さやストロークの調節機構が途中に入るため、吸着
ノズル上下動作用のモータ(電動機)の他に、調節のた
めの任意角度で位置決めできるモータが別に必要とな
り、機構も複雑でコスト高となる嫌いがある。
【0008】本発明は、上記の点に鑑みなされたもの
で、上下用カムを1回転させて所定ストロークで吸着ノ
ズルを高速で昇降させる場合と、同じ又は異なる上下用
カムを用いて電子部品厚さに合わせた高さまで吸着ノズ
ルを下降させて当該上下用カムを停止し、そこから逆転
することで吸着ノズルを上昇させて任意ストロークで上
下動作させる場合とを使い分けることを可能とし、多様
な電子部品の基板への装着を適正に実行可能な電子部品
の実装方法及び装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本願第1発明に係る電子部品の実装方法は、吸着ノ
ズルを下部に有する昇降軸を上下用カムにより昇降駆動
する装着ヘッドを用いて基板に電子部品を実装する場合
において、前記上下用カムを1回転させて前記吸着ノズ
ルを昇降駆動する既定ストローク動作と、前記上下用カ
ムを任意角度回転させ前記吸着ノズルの下降動作途中で
停止させてから逆転させて前記吸着ノズルを上昇させる
可変ストローク動作とを選択可能としたことを特徴とし
ている。
【0010】また、本願の第2発明に係る電子部品の実
装方法は、吸着ノズルを下部に有する昇降軸を上下用カ
ムにより昇降駆動する装着ヘッドを用いて基板に電子部
品を実装する場合において、前記昇降軸を昇降駆動する
上下用カムを複数種設け、それらの複数種の上下用カム
の中から選択された上下用カムを1回転させて前記吸着
ノズルを昇降駆動する既定ストローク動作と、前記複数
種の上下用カムの中から選択された同じ又は別の上下用
カムを任意角度回転させ前記吸着ノズルの下降動作途中
で停止させてから逆転させて前記吸着ノズルを上昇させ
る可変ストローク動作とを選択可能としたことを特徴と
している。
【0011】本願第3発明に係る電子部品の実装装置
は、吸着ノズルを下部に有する昇降軸を昇降自在に設け
て、該昇降軸を上下用カムにより昇降駆動する装着ヘッ
ドを備えた構成において、正回転及び逆回転が可能な駆
動源を設けて、前記上下用カムを回転駆動し、前記上下
用カムを1回転させて前記吸着ノズルを昇降駆動する既
定ストローク動作と、前記上下用カムを任意角度回転さ
せ前記吸着ノズルの下降動作途中で停止させてから逆転
させて前記吸着ノズルを上昇させる可変ストローク動作
とを、選択的に実行可能としている。
【0012】本願第4発明に係る電子部品の実装装置
は、吸着ノズルを下部に有する昇降軸を昇降自在に設け
て、該昇降軸を上下用カムにより昇降駆動する装着ヘッ
ドを備えた構成において、上下用カムを複数種設けると
ともに、それらの上下用カムのうちの1つを選択する選
択手段を設け、正回転及び逆回転が可能な駆動源を設け
て、それらの複数種の上下用カムを回転駆動し、前記選
択手段で選択された上下用カムを1回転させて前記吸着
ノズルを昇降駆動する既定ストローク動作と、前記選択
手段で選択された同じ又は別の上下用カムを任意角度回
転させ前記吸着ノズルの下降動作途中で停止させてから
逆転させて前記吸着ノズルを上昇させる可変ストローク
動作とを、選択的に実行可能としている。
【0013】上記第3又は第4発明に係る電子部品の実
装装置において、前記装着ヘッドの移動方向に平行にス
プライン軸を配設し、該スプライン軸に嵌合するスプラ
インナットを前記装着ヘッドの本体にて回転自在に保持
し、該スプラインナットに前記上下用カムを設けるとと
もに、前記装着ヘッドの本体に前記上下用カムに従動す
るカムフォロアを設けて、前記スプライン軸に連動して
回転する前記上下用カムで前記カムフォロアを駆動し、
該カムフォロアで前記昇降軸を昇降駆動する構成として
もよい。
【0014】
【作用】本発明の電子部品の実装方法及び装置において
は、装着ヘッドに対して昇降自在に設けられている吸着
ノズルを昇降駆動する場合に、上下用カムを1回転させ
て前記吸着ノズルを昇降駆動する既定ストローク動作
(一定ストローク動作)と、上下用カムを前記吸着ノズ
ルの下降動作途中で停止してから逆転して前記吸着ノズ
ルを上昇させる可変ストローク動作(任意ストローク動
作)とを選択できるため、厚さの異なる多様な電子部品
をプリント基板等の基板面に最適条件で(電子部品に加
わる衝撃を最少となるように)実装でき、実装後の電子
部品の品質を適正に維持することができる。
【0015】また、複数種の上下用カムを設ける構成と
した場合には、実装する電子部品に応じて適切な上下用
カムを選択することができ、最適条件で実装可能な電子
部品の種類を広げることができる。
【0016】さらに、前記装着ヘッドの移動方向に平行
にスプライン軸を配設し、該スプライン軸に嵌合するス
プラインナットを前記装着ヘッドの本体にて回転自在に
保持し、該スプラインナットに前記上下用カムを設ける
とともに、前記装着ヘッドの本体に前記上下用カムに従
動するカムフォロアを設けて、前記スプライン軸に連動
して回転する前記上下用カムで前記カムフォロアを駆動
し、該カムフォロアで前記昇降軸を昇降駆動する機構と
すれば、前記上下用カムの回転駆動源を前記スプライン
軸の端部側に設ければよく、前記装着ヘッド自体に設け
る必要が無くなり、装着ヘッドの軽量化が可能になり、
装着ヘッドを高速で移動させ得る。従って、電子部品の
実装装置における装着ヘッドの移動時間まで考慮したと
きの電子部品の装着速度を向上させることができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明に係る電子部品の実装方法及び
装置の実施例を図面に従って説明する。
【0018】図1乃至図5は本発明の実施例の主要構成
部分である装着ヘッド部分を示すものであり、図6乃至
図8は実施例の全体構成を示す。まず、本発明の実施例
の全体構成について説明する。これらの図において、1
は装着ヘッドであり、該装着ヘッド1の本体2を相互に
平行なガイド軸3、ボール螺子軸4及びボールスプライ
ン軸5が貫通している。これらのガイド軸3、ボール螺
子軸4及びボールスプライン軸5はX方向に配列支持さ
れるものであり、図1のように装着ヘッド1の本体2に
はガイド軸3に対し摺動自在に嵌合するスライド軸受6
が固定されるとともに、前記ボール螺子軸4に螺合する
ナット部材7が固定されている。ガイド軸3は装着ヘッ
ド1をX方向に摺動自在に支持するもので、ボール螺子
軸4はその回転により装着ヘッド1をX方向に駆動する
ためのものである。ボールスプライン軸5は、図1乃至
図3の如く吸着ノズル8を下部に有する昇降軸9を昇降
駆動するためのものである。昇降駆動に関する機構につ
いては後述する。
【0019】図6乃至図8の全体構成から明らかなよう
に、前記装着ヘッド1は、基台15上に設けられたY軸
駆動系11とY軸駆動系11によってY方向に駆動され
るY方向スライダ12A,12Bに設けられたX軸駆動
系13とからなるX−Y駆動機構10でX−Y方向に駆
動されるようになっている。
【0020】ここで、Y軸駆動系11は、基台15上に
水平でかつY方向に軸支された一対のY方向のボール螺
子軸20A,20Bと、該ボール螺子軸20A,20Bの
一端部にそれぞれ固着されたプーリー21と、支持部材
22を介して基台15に固定されたY軸駆動モータ23
と、該モータ23の回転力をプーリー24及びプーリー
21を介して前記ボール螺子軸20A,20Bに伝達す
るタイミングベルト25と、ボール螺子軸20A,20
Bにそれぞれ螺合しているY方向スライダ12A,12
Bとを具備し、ボール螺子軸20A,20Bを等しい角
度回転させることで各Y方向スライダ12A,12Bを
等量移動させる機能を持っている。
【0021】前記X軸駆動系13は、装着ヘッド1をX
方向に摺動自在に支持する前記ガイド軸3、装着ヘッド
1をX方向に駆動する前記ボール螺子軸4及び装着ヘッ
ド1が有する吸着ノズル8を昇降させるための前記ボー
ルスプライン軸5を前記Y方向スライダ12A,12B
間に架設した構造を持ち、各軸3,4,5は水平面内で前
記Y方向に直交するX方向に配列されている。前記ガイ
ド軸3はY方向スライダ12A,12Bに固着され、ボ
ール螺子軸4及びボールスプライン軸5はY方向スライ
ダ12A,12Bに回転自在に支持され、一端部に固着
されたプーリー33,34及びタイミングベルトを介し
それぞれX軸駆動モータ30及び昇降駆動モータ31の
回転力を受けるようになっている。各モータ30,31
はY方向スライダ12A上に搭載されている。ここで、
スプライン軸5を回転駆動する昇降駆動モータ31に
は、任意の加速度及び位置で停止でき、かつ正回転及び
逆回転が可能な回転駆動源として機能するように AC
サーボモータを用いている。
【0022】前記基台15の台座41上にはチップ部品
等の電子部品を供給するための部品供給部40が多数配
列されている。また、プリント基板45の搬送及び位置
決め保持を行う搬送部50が装着ヘッド1の下方位置に
X方向に配設されている。
【0023】図1乃至図5は装着ヘッド部分の機構を示
す。これらの図において、装着ヘッド1の本体2には、
図2及び図3に示す外筒体60が固定され、この外筒体
60の内側には軸受部61を介し回転内筒体62が回転
自在に支持されている。この回転内筒体62の下部には
回転力を受けるためのベルト車(プーリー)63が固着さ
れている。回転内筒体62には前記昇降軸9が上下方向
に摺動自在に嵌入、貫通しており、かつ回転内筒体62
と一体に回転するようになっている。
【0024】前記昇降軸9は空気吸引のための空気吸引
用貫通穴64を有しており、昇降軸9の上端には負圧源
(真空ポンプ等)へのホースを接続するための接続具6
5が螺着されている。昇降軸9の下端には吸着ノズル8
を着脱自在に連結するための連結筒66が固着されてお
り、該連結筒66の下部に吸着ノズル8が交換自在(但
し昇降軸9と一体的に回転する如く着脱自在)に装着さ
れている。ここで、連結筒66による吸着ノズル8の保
持は、連結筒66の外周に設けられたばね部材67で連
結筒66の内周より突出するように付勢された係止部材
68が吸着ノズル8の上部嵌合部69の凹部71に係合
することによって行われる。連結筒66の内周に吸着ノ
ズル8の上部嵌合部69を嵌合した吸着ノズル8の装着
状態では、吸着ノズル8の空気吸引穴72、連結筒66
の内側、昇降軸9の空気吸引用貫通穴64の経路で真空
吸引でき、吸着ノズル8の下端面にて電子部品70を真
空吸着にて保持可能である。
【0025】前記昇降軸9の上部の外周には、一対のフ
ランジ81により係合用凹部82を形成したフランジ付
部品80が上下方向に摺動自在に嵌合されており、前記
接続具65の取り付けと同時に昇降軸9の上端面に固定
されたワッシャ状ストッパ83で上方位置が規制される
ようになっている。また、昇降軸9の上端寄り位置には
止めリング84が固定されており、フランジ付部品80
の溝85の底面と止めリング84との間に圧縮ばね86
が配設されている。この圧縮ばね86は昇降軸9の下降
動作にクッション効果を持たせるためのものであり、吸
着ノズル8の下端が部品供給部40の電子部品の上面に
当たるとき、あるいは吸着ノズル8の保持している電子
部品が基板面に当たるときに圧縮ばね86が縮むことで
衝撃を緩和する。吸着ノズル8の下端がフリーのとき
は、フランジ付部品80は圧縮ばね86の弾性でワッシ
ャ状ストッパ83に当接した状態を維持し、フランジ付
部品80と昇降軸9とは一体的に昇降する。
【0026】図3の如く、装着ヘッド1の本体2には、
方向転換用モータ90が取り付けられている。このモー
タ90の回転軸に固定されたベルト車(プーリー)91と
前記回転内筒体62に取り付けられたベルト車63との
間にタイミングベルト92が巻掛けられており、これに
よりモータ90の回転駆動力を回転内筒体62を介し昇
降軸9及び吸着ノズル8に伝え、吸着ノズル8の下端面
で吸着保持された電子部品70の回転方向の姿勢を変更
するようになっている。
【0027】図1及び図4のように、前記ボールスプラ
イン軸5に嵌合しているスプラインナット100は装着
ヘッド1の本体2に固定された軸受101にて回転自在
に保持されており、該スプラインナット100にノズル
上下用カム102A,102B及び供給部駆動カム10
3が固着されている。2種類のノズル上下用カム102
A,102Bは、それぞれ異なるカム曲線を有してお
り、ノズル上下用カム102Aは、1回転することによ
りそのカム曲線で定まる既定ストローク(一定ストロー
ク)で昇降軸9及び吸着ノズル8を昇降駆動するための
ものであり、もう1つのノズル上下用カム102Bは、
1回転未満の回転角で逆転させて可変ストロークで昇降
軸9及び吸着ノズル8を昇降駆動するためのものであ
る。
【0028】カム曲線の異なる2種類のノズル上下用カ
ム102A,102Bのいずれかに従動するカムフォロ
アとしてのノズル上下移動用レバー104は、図5のよ
うに、揺動支点Pとなる支点軸105に対し軸受106
で回転自在に取り付けられており、該レバー104の中
間突部に枢着されたローラー110が上下用カム102
Aに当接するようになっている。図3のように、レバー
104の先端部に枢着されたローラー111は前記昇降
軸9に装着されたフランジ付部品68の係合用凹部67
に対し上下駆動可能な如く係合しており、レバー104
先端部と本体2との間に、前記ローラー110を前記上
下用カム102Aに圧接させる向きに付勢するエアーシ
リンダ112が配設されている。すなわち、エアーシリ
ンダ112の本体部は装着ヘッド1の本体2にピン11
3で枢着され、エアーシリンダ112のピストンロッド
先端部にレバー104の先端が連結(枢着)されてい
る。このエアーシリンダ112は内部に圧縮空気を供給
したときに引っ張りばねと同様に機能する。
【0029】図5のように、前記支点軸105には切り
換えレバー115が固着されるとともにピニオン116
が固着されている。図1に示すように、切り換えレバー
115の下端部に枢着されたローラー117は上下用カ
ム102Bに当接可能であり、上端部に枢着されたロー
ラー118はノズル上下移動用レバー104の中間部の
ローラー当接部(庇状に折り曲げられた部分)104a
の下面に当接可能である。図2に示すように、装着ヘッ
ド1の本体2内には切換用エアーシリンダ120が配設
されており、図2及び図5に示すピニオン116は、エ
アーシリンダ120のピストン121に固着された切り
換え用ラック122と噛み合っている。なお、ラック1
22は装着ヘッド1の本体2に一端が固定の圧縮ばね1
23で押し下げ力を受けるようになっている(エアーシ
リンダ120が縮動状態に戻されるようになってい
る。)。
【0030】前記切換用エアーシリンダ120が縮動状
態にあるときは、支点軸105は図1の左回り(反時計
回り)に回動した状態となり、切り換えレバー115は
上下用カム102Bから離れるとともにノズル上下移動
用レバー104のローラー当接部104aからも離間
し、上下用カム102Bの動きはノズル上下移動用レバ
ー104に関係せず、ノズル上下移動用レバー104は
上下用カム102Aのカム曲線に従って動作することに
なる。
【0031】逆に、前記切換用エアーシリンダ120に
圧縮空気を供給して伸動状態とするときは、支点軸10
5は図1の右回り(時計回り)に回動し、図1のよう
に、切り換えレバー115下端部のローラー117は上
下用カム102Bに当接(エアーシリンダ120の力で
圧接)するとともに切り換えレバー115の上端部のロ
ーラー118はノズル上下移動用レバー104のローラ
ー当接部104aに当接することになり、上下用カム1
02Bの動きがノズル上下移動用レバー104に伝達さ
れることになり、ノズル上下移動用レバー104は上下
用カム102Bのカム曲線に従って動作することにな
る。但し、ノズル上下移動用レバー104のローラー当
接部104aからローラー118が離れないためには、
上下用カム102Aで規定される昇降軸9の下降変位量
よりも上下用カム102Bで規定される下降変位量の方
が少ないという条件を満足する必要がある。なお、切り
換えレバー115を作動させるときは、エアーシリンダ
112を減圧しておき、上下用カム102Bに従動する
切り換えレバー115の動きにノズル上下移動用レバー
104か連動するように設定する。
【0032】図1に示すように、装着ヘッド1の本体2
に支点軸130が枢支され、該支点軸130に供給部駆
動用レバー131が固着されている。該レバー131の
短尺アーム部132の先端部にはローラー133が枢着
されており、該ローラー133が前記供給部駆動カム1
03に当接するようになっている。また、レバー131
の長尺アーム部134の先端部にはローラー135が枢
着されており、該ローラー135で図6の供給部40
(例えばテープ上に電子部品を等間隔で配列したテープ
フィーダ等)を操作するようになっている。すなわち、
供給部40を操作して新規の電子部品70が供給部40
の電子部品供給位置(吸着ノズル8による電子部品吸着
位置)に送られるようにする。なお、図2に示すよう
に、装着ヘッド1の本体2内に設けられたエアーシリン
ダ140のピストン141には、ラック142が固着さ
れており、該ラック142に前記支点軸130に固着さ
れたピニオン143が噛み合っている。このエアーシリ
ンダ140は内部に圧縮空気を供給することで短尺アー
ム部132の先端部のローラー133が前記供給部駆動
カム103に圧接する向きに付勢できる。
【0033】ここで、前述した2種類のノズル上下用カ
ム102A,102Bについて詳述する。
【0034】ノズル上下用カム102Aは、1回転する
ことによりそのカム曲線で定まる既定ストローク(一定
ストローク)で昇降軸9及び吸着ノズル8を昇降駆動す
るためのものであり、部品厚が薄く、抵抗やコンデンサ
のような標準チップ部品を高速で実装する場合に、昇降
駆動モータ31を一定方向に一定速度で1回転したとき
に、最適な加速度条件で一定ストロークの上下運動を昇
降軸9がするように、変形台形曲線等のカム曲線が使用
されている。衝撃緩和やプリント基板45への実装後の
品質よりも実装速度を重視する場合に使用する。電子部
品の厚さの差異は、ノズルクッション機構(フランジ付
部品80と昇降軸9との間に介在するばね86)で吸収
する。図9の曲線Aで示される昇降変位曲線は、ノズル
上下用カム102Aの場合における回転角と吸着ノズル
8の昇降変位との関係を表している。
【0035】もう1つのノズル上下用カム102Bは、
部品厚が厚く、重量もあり、プリント基板面への着地の
衝撃を抑えたい場合や、ファインピッチ(微細なピッ
チ)のリード付き部品(IC部品)等を正確に高品質で
(リード変形を発生させずに)プリント基板のパターン
上に実装したい場合に使用するためのものであり、可変
ストローク動作を実行するようになっている。このノズ
ル上下用カム102Bの使用の際は、当該カムを1回転
未満の任意角度回転させて吸着ノズル8を部品厚さに適
した高さまで下降させてモータ31を停止し、電子部品
をプリント基板上に実装後、そこからカムを逆転させて
吸着ノズル8の上昇動作に入る。ノズル上下用カム10
2Bの回転角を制御することでストローク量が変化す
る。また、カム曲線は、等速度とし、起動、停止時の加
速度条件の設定は、モータの加減速制御のみで行う。こ
のようにすることで、吸着ノズル8が途中のどの高さで
停止しても加速度の条件はモータの設定条件と同じにな
り、部品別の制御が容易になる。図9の曲線Bで示され
る昇降変位曲線は、ノズル上下用カム102Bの場合に
おける回転角と吸着ノズル8の昇降変位との関係を表し
ており、ほぼ半回転するまでの間は吸着ノズル8の下降
量がカムの回転角に正比例する領域となっている。
【0036】以上の実施例の構成において、装着ヘッド
1のX方向の移動はX方向のボール螺子軸4をX軸駆動
モータ30で回転させることにより行うことができ、装
着ヘッド1のY方向の移動は、Y軸駆動モータ23によ
りY方向のボール螺子軸20A,20Bを等角度回転さ
せ、X軸駆動系13が搭載されたY方向ヘッド12A,
12Bを等量移動させることにより行うことができる。
このとき、装着ヘッド1のX方向の移動は、装着ヘッド
1に昇降軸9の昇降のためのモータが搭載されておら
ず、軽量化されているため、高速で実行でき、充分応答
の良い装着ヘッド動作が可能となる。また、ノズル上下
用カム102A,102Bの回転駆動は、スプライン軸
5を昇降駆動モータ(ACサーボモータ)31で回転さ
せることにより行うことができる。2種のノズル上下用
カム102A,102Bのいずれか一方の選択は、図2
の切換用エアーシリンダ120で行うことができ、切換
用エアーシリンダ120に圧縮空気が供給されていない
状態(縮動状態)では既定ストローク動作用のノズル上
下用カム102Aが選択され、切換用エアーシリンダ1
20に圧縮空気が供給されている状態(伸動状態)では
可変ストローク動作用のノズル上下用カム102Bが選
択される。
【0037】なお、それらのモータやエアーシリンダの
制御はNC制御装置で実行することができる。
【0038】図6の部品供給部40の電子部品供給位置
に供給された電子部品をプリント基板45に実装する動
作は以下の順に実行することができる。
【0039】(1) X−Y駆動機構10により装着ヘッ
ド1を部品供給部40の電子部品供給位置上に移動し、
吸着ノズル8の下降、上昇動作で該電子部品供給位置上
の電子部品70を吸着保持する。このときの吸着ノズル
8及び昇降軸9の昇降駆動は、ノズル上下用カム102
Aを選択して(切換用エアーシリンダ120を縮動状態
として)、その原点位置(図9のカム回転角0°の位置
であって吸着ノズル8の最上点に対応する位置)から1
回転させることによって行う。このようにノズル上下用
カム102Aによる既定ストローク動作とするのは、電
子部品の厚みにかかわらず、電子部品の上面を部品供給
部40側にて一定高さに揃えておくことができるからで
ある。
【0040】(2) 吸着ノズル8で電子部品70を吸
着、保持した後、X−Y駆動機構10で装着ヘッド1を
NC制御装置で指定された電子部品の装着座標位置に移
動させる。
【0041】(3) 装着ヘッド1の装着座標位置への移
動動作とともに、2種のノズル上下用カム102A,1
02Bのいずれか一方を選択する動作を行う。すなわ
ち、切換用エアーシリンダ120に圧縮空気を供給せず
にノズル上下用カム102Aを選択するか、切換用エア
ーシリンダ120に圧縮空気を供給してノズル上下用カ
ム102Bを選択する。NC制御装置には、プリント基
板に実装する各種電子部品の外形寸法と厚さと重量と耐
衝撃値とが予め記憶されており、上下用カム102A,
102Bのいずれか一方の選択は、NC制御装置側にお
いて吸着ノズル8で吸着している電子部品の種類の認識
結果に基づいて実行することができる。なお、ノズル上
下用カム102Bを選択したときは、図1のノズル上下
移動用レバー104が切り換えレバー115の動きに連
動するようにエアーシリンダ112を幾分減圧する。
【0042】(4) 基板面に装着すべき電子部品が標準
チップ部品等のノズル上下用カム102Aを使用するも
のであれば、ノズル上下用カム102Aを選択した後、
昇降駆動モータ31でスプライン軸5を一定方向に一定
速度で1回転させる。すなわち、ノズル上下用カム10
2Aを原点位置(吸着ノズルの最上点に対応する位置)
から1回転し、原点位置にて停止する。この結果、カム
フォロアとしてのノズル上下移動用レバー104が揺動
支点Pを中心にして揺動し、カムの回転の前半で昇降軸
9に嵌合しているフランジ付部品80が下降し、これと
ともに昇降軸9及び吸着ノズル8も下降して基板面に電
子部品を装着し、回転の後半で電子部品を解放して吸着
ノズル8を上昇させてその最上点位置に復帰させる。な
お、基板面に電子部品が当たるときの衝撃の吸収は、図
2及び図3のように昇降軸9とフランジ付部品80との
間に設けられた圧縮ばね86が縮むことによるクッショ
ン効果で行う。
【0043】(5) 基板面に装着すべき電子部品が、部
品厚及び重量の大きな非標準チップ部品、リード付き部
品等であれば、上下用カム102Bを選択した後、NC
制御装置に予め記憶されている当該電子部品の外形寸法
と厚さと重量と耐衝撃値の記憶データを用いて、スプラ
イン軸5を介して上下用カム102A,102Bを回転
駆動する昇降駆動モータ31の回転角度と回転速度と加
減速時間と加速度の変化とをNC制御装置にて制御す
る。すなわち、ノズル上下用カム102Bをその原点位
置から1回転未満の所定角度回転させ、これに従動する
切り換えレバー115を介しノズル上下移動用レバー1
04をノズル上下用カム102Bに従って揺動させ、昇
降軸9及び吸着ノズル8を部品厚さに適した高さまで下
降させてモータ31を減速、停止し、電子部品をプリン
ト基板上に実装後、電子部品を解放するとともにそこか
らカムを逆転させて吸着ノズル8を上昇させ原点位置に
戻る(吸着ノズル8を最上点とする)。この場合、ノズ
ル上下用カム102Bの回転角を制御することでストロ
ーク量を変化させ、可変ストローク動作が可能となる。
また、ノズル上下用カム102Bのカム曲線は、等速度
とし、起動、停止時の加速度条件の設定は、モータ31
の加減速制御のみで行う。
【0044】この実施例によれば、以下の効果を奏する
ことができる。
【0045】(1) 吸着ノズル8の昇降動作を、従来装
置の如く上下用カムと駆動レバーとの動作伝達系の途中
に昇降駆動モータと別個に調節用モータを設けて複雑な
調整動作を行うことを不要にでき、1個の昇降駆動モー
タ31と、複数のノズル上下用カム102A,102
B、及び切換用エアーシリンダ120及びこれで作動さ
れる切り換えレバー115からなる単純な切換機構(カ
ムの選択手段として機能する)だけて各種電子部品に対
して最適なプリント基板への実装動作を実現できる。す
なわち、標準チップ部品のように実装後の品質があまり
問題とならない電子部品では、ノズル上下用カム102
Aを1回転させて吸着ノズル8を高速で昇降駆動する既
定ストローク動作を実行して、実装動作の高速化を図る
ことができ、IC部品等の実装品質が問題となる電子部
品については、上下用カム102Bを所望角度だけ回転
させ吸着ノズル8の下降動作途中で停止させてから逆転
させて前記吸着ノズル8を上昇させる可変ストローク動
作を実行し、その際、吸着ノズル8の下降変位量だけで
なく部品下端が基板上面に達しノズルクッション機能が
働く直前の加速度制御までを含むきめ細かい設定を行っ
てプリント基板に対する実装時の衝撃を可能な限り小さ
くすることができる。この結果、IC部品等を対象とし
た可変ストローク動作においては、吸着ノズル8の下降
変位量、下降速度や、部品下端が基板上面に達し、ノズ
ルクッション機能が働く直前の加速度をそれぞれ制御す
ることで、電子部品に加わる衝撃を最小にし、実装後の
品質を最適にすることができ、例えば、ファインピッチ
(微細なピッチ)のリード付き部品(IC部品)等を正
確に高品質で(リード変形を発生させずに)プリント基
板のパターン上に実装できる。
【0046】(2) 従来装置のような調節用モータが不
要であるため、吸着ノズル8の昇降動作の駆動系が簡単
であり、かつスプライン軸5を介して装着ヘッド1の外
部から昇降駆動モータ31の回転を装着ヘッド1に伝達
するようにしており、装着ヘッド1を小型、軽量に構成
でき、装着ヘッド1を高速移動できる。従って、1個の
電子部品を部品供給部40から取り出して、プリント基
板上の装着座標位置に装着するまでの時間を短縮でき
る。
【0047】(3) ノズル上下用カム102Bを用いた
可変ストローク動作の場合、吸着ノズル8下降時の加速
度を含めた動作条件を、昇降駆動モータ31の制御で細
かく行えるので、プリント基板に対する仮接合の条件
(接着剤を使用するか、クリームはんだを使用するか
等)が変わった場合も対処し易い。
【0048】(4) 上下用カム102A,102Bの切
り換えは、切り換えレバー115とエアーシリンダ12
0等を用いた簡単な機構であり、装着ヘッド1を小型、
軽量化できる。
【0049】なお、上記実施例では2種類のノズル上下
用カムを使用しているが、例えば、(1)同じ高速装着で
も吸着ノズル8の昇降ストロークが異なる、(2)同じス
トロークでも途中の加速度条件が異なる、(3)部品の基
板への実装時と部品供給部からの取り込み時とで変位曲
線が異なる等の理由で、2種以上のカムの切り換えを行
うようにしてもよい。
【0050】また、切り換えレバー115と切換用エア
ーシリンダ120とによるカムの切換機構を例示した
が、(1)カムとこれに対応するカムフォロアとの組を複
数組設け、それらの中から適当な組を選択する、(2)昇
降軸9を昇降駆動するノズル上下移動用レバー104に
相当する駆動レバーとカムとを連結する副レバーがカム
の数だけ設けられており、その副レバーで選択動作を行
う、(3)カムフォロアとしての駆動レバーは1つとし、
これに対し複数のカムを軸方向に移動させて選択する等
の機構としてもよい。
【0051】なお、同一のノズル上下用カムを用いて、
1回転による既定ストローク動作と、任意角度回転によ
る可変ストローク動作とを切り換えて実行してもよい。
【0052】また、本発明は、装着ヘッドがX−Y駆動
機構で動く構成であるが、装着ヘッドを固定としてプリ
ント基板をX−Yテーブルにて任意位置で位置決めする
場合にも適用できる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電子部品
の実装方法及び装置によれば、装着ヘッドに対して昇降
自在に設けられている吸着ノズルを昇降駆動する場合
に、上下用カムを1回転させて前記吸着ノズルを昇降駆
動する既定ストローク動作(一定ストローク動作)と、
上下用カムを前記吸着ノズルの下降動作途中で停止して
から逆転して前記吸着ノズルを上昇させる可変ストロー
ク動作(任意ストローク動作)とを選択できるため、厚
さの異なる多様な電子部品をプリント基板等の基板面に
最適条件で(電子部品に加わる衝撃を最少となるよう
に)実装でき、実装後の電子部品の品質を適正に維持す
ることができ、とくにファインピッチのリード付き部品
等を正確にリード変形を発生させずにプリント基板のパ
ターン上に実装する場合等に多大な効果を発揮すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子部品の実装方法及び装置の実
施例における装着ヘッド部分を示す右側断面図である。
【図2】装着ヘッド部分の一部を省略した左側断面図で
ある。
【図3】装着ヘッド部分の正断面図である。
【図4】装着ヘッド部分の一部を断面とした平面図であ
る。
【図5】装着ヘッド内のノズル上下移動用レバー、切り
換えレバー及び支点軸部分を示す部分平断面図である。
【図6】実施例の全体構成を示す平面図である。
【図7】同じく一部を断面とした右側面図である。
【図8】同じく一部を断面とした左側面図である。
【図9】2種のノズル上下用カムの吸着ノズルの昇降変
位曲線を示す説明図である。
【符号の説明】
1 装着ヘッド 2 本体 3 ガイド軸 4,20A,20B ボール螺子軸 5 ボールスプライン軸 8 吸着ノズル 9 昇降軸 10 X−Y駆動機構 11 Y軸駆動系 13 X軸駆動系 15 基台 23 Y軸駆動モータ 30 X軸駆動モータ 31 昇降駆動モータ 40 部品供給部 45 プリント基板 50 搬送部 70 電子部品 80 フランジ付部品 86 圧縮ばね 90 方向転換用モータ 100 スプラインナット 102A,102B ノズル上下用カム 104 ノズル上下移動用レバー 105,130 支点軸 112,120,140 エアーシリンダ 115 切り換えレバー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸着ノズルを下部に有する昇降軸を上下
    用カムにより昇降駆動する装着ヘッドを用いて基板に電
    子部品を実装する電子部品の実装方法において、 前記上下用カムを1回転させて前記吸着ノズルを昇降駆
    動する既定ストローク動作と、前記上下用カムを任意角
    度回転させ前記吸着ノズルの下降動作途中で停止させて
    から逆転させて前記吸着ノズルを上昇させる可変ストロ
    ーク動作とを選択可能としたことを特徴とする電子部品
    の実装方法。
  2. 【請求項2】 吸着ノズルを下部に有する昇降軸を上下
    用カムにより昇降駆動する装着ヘッドを用いて基板に電
    子部品を実装する電子部品の実装方法において、 前記昇降軸を昇降駆動する上下用カムを複数種設け、そ
    れらの複数種の上下用カムの中から選択された上下用カ
    ムを1回転させて前記吸着ノズルを昇降駆動する既定ス
    トローク動作と、前記複数種の上下用カムの中から選択
    された同じ又は別の上下用カムを任意角度回転させ前記
    吸着ノズルの下降動作途中で停止させてから逆転させて
    前記吸着ノズルを上昇させる可変ストローク動作とを選
    択可能としたことを特徴とする電子部品の実装方法。
  3. 【請求項3】 吸着ノズルを下部に有する昇降軸を昇降
    自在に設けて、該昇降軸を上下用カムにより昇降駆動す
    る装着ヘッドを備えた電子部品の実装装置において、 正回転及び逆回転が可能な駆動源を設けて、前記上下用
    カムを回転駆動し、前記上下用カムを1回転させて前記
    吸着ノズルを昇降駆動する既定ストローク動作と、前記
    上下用カムを任意角度回転させ前記吸着ノズルの下降動
    作途中で停止させてから逆転させて前記吸着ノズルを上
    昇させる可変ストローク動作とを、選択的に実行可能と
    したことを特徴とする電子部品の実装装置。
  4. 【請求項4】 吸着ノズルを下部に有する昇降軸を昇降
    自在に設けて、該昇降軸を上下用カムにより昇降駆動す
    る装着ヘッドを備えた電子部品の実装装置において、 上下用カムを複数種設けるとともに、それらの上下用カ
    ムのうちの1つを選択する選択手段を設け、正回転及び
    逆回転が可能な駆動源を設けて、それらの複数種の上下
    用カムを回転駆動し、前記選択手段で選択された上下用
    カムを1回転させて前記吸着ノズルを昇降駆動する既定
    ストローク動作と、前記選択手段で選択された同じ又は
    別の上下用カムを任意角度回転させ前記吸着ノズルの下
    降動作途中で停止させてから逆転させて前記吸着ノズル
    を上昇させる可変ストローク動作とを、選択的に実行可
    能としたことを特徴とする電子部品の実装装置。
  5. 【請求項5】 前記装着ヘッドの移動方向に平行にスプ
    ライン軸を配設し、該スプライン軸に嵌合するスプライ
    ンナットを前記装着ヘッドの本体にて回転自在に保持
    し、該スプラインナットに前記上下用カムを設けるとと
    もに、前記装着ヘッドの本体に前記上下用カムに従動す
    るカムフォロアを設けて、前記スプライン軸に連動して
    回転する前記上下用カムで前記カムフォロアを駆動し、
    該カムフォロアで前記昇降軸を昇降駆動する請求項3又
    は4記載の電子部品の実装装置。
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