JPH08642U - 遮音ダイセット - Google Patents

遮音ダイセット

Info

Publication number
JPH08642U
JPH08642U JP4661893U JP4661893U JPH08642U JP H08642 U JPH08642 U JP H08642U JP 4661893 U JP4661893 U JP 4661893U JP 4661893 U JP4661893 U JP 4661893U JP H08642 U JPH08642 U JP H08642U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
die
filler
mold
die set
sound insulation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4661893U
Other languages
English (en)
Inventor
明 松井
至 藤村
詔三 今西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aida Engineering Ltd
Original Assignee
Aida Engineering Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aida Engineering Ltd filed Critical Aida Engineering Ltd
Priority to JP4661893U priority Critical patent/JPH08642U/ja
Publication of JPH08642U publication Critical patent/JPH08642U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Presses And Accessory Devices Thereof (AREA)
  • Punching Or Piercing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 個々の金型に対して、外形寸法に影響するこ
となく防音できる遮音ダ イセットを提供する。 【構成】 ダイセット (10) において、上型 (1
1) と下型 (12)と を当接させた下死点状態
としたとき、上プレート (21) と下プレート (1
3) との間の空間部分を充填材で充填するとともに、
充填材を上型 (11) 側と下型 (12) 側とに分離
面 (28) で分離し、上型充填材 (29) と下型充
填材 (30) とを形成させる。必要に応じて上型充填
材 (29) の外周部に下型 (12) 側へ突出する土
手部 (31) を設けると共に、下型充填材 (30)
にこれと適合する段部 (32) を形成する。また土手
部(31) に連続した素材用の切欠 (図示せず) を設
ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は遮音ダイセットに関し、プレス加工用金型に適用し、加工音を防音す るために用いることができる。
【0002】
【従来の技術】
従来、プレスの加工音を防止するため、プレスに据え付ける金型の周囲を防音 壁で囲んだもの、例えば、実開昭51−95872号公報で公知となった例があ る。この内容を図2において説明すれば、プレス (1) のベッド (2) に設 けたボルスタ (3) 上に取り付けた下型 (4) と、スライド (5) の下面 に取り付けた上型 (6) との外周に、夫々防音材を内周面と突合せ面とに貼り 付けた防音壁 (7) 及び (8) を設け、スライド (5) が下降して下死点 に達する若干前に防音壁 (7) 及び (8) の突合せ面が接触し、防音材を弾 力により完全に密着させた状態で上型 (6) と下型 (4) とでプレス加工を 行うものである。 このほか。プレスをかこう防音ガードや防音ケースでプレスを包囲する方法も 知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上述の従来例のうち、後者はプレスを包囲した防音ガードや防音ケース内に人 が入って作業するので、作業を行う上では余り不便はないが、設備費用が高価と なる欠点がある。 また、前者は金型ごとに下型高さ及び平面積が異なり、金型ごとに防音壁を作 らなければならない上に、金型に接近しにくいため作業に支障が多いという欠点 がある。 本考案の目的はこれらの欠点を除き、金型の外形寸法のまゝで防音を実施する ことができ、作業上の支障がなく、安価に個々の金型に実施することができる遮 音ダイセットを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するための本考案の構成は、ダイセットの上プレート及び下 プレート間の空間部を、上型の下死点状態、すなわち上型と下型とが接触した状 態において、上型と下型とを境界面で分離し、主剤と硬化剤を混合した液状の高 分子材料等を充填し硬化させたものとする。充填材の材質、密度、弾性力、発泡 率等は任意に調合するものとする。なお、必要に応じて境界面の外周部は上型、 下型何れか一方側から相手側へ突出した土手部を形成し、相手側には土手部と嵌 合する段部を形成する。さらに、連続した素材を加工する場合には土手部に所要 の切欠を設ける。
【0005】
【作用】
ダイセットの上型と下型とが下死点において接触するとき、充填材の弾性力に より若干変形して密着するようにし、加工音をプレス加工部の間近かの部分で防 音する。 なお、防音を完全にするため土手部と段部を設けた場合は、上型の下死点状態 より若干前から、これらが嵌合し密着し防音する。また、土手部に切欠を設けた 場合にも、土手部の弾性力により、素材を送る場合は若干変形して逃げ、上下型 が接触するときは素材に密着して加工音を防音する。防音は充填材の遮音及び吸 音機能により達成させる。
【0006】
【実施例】
図1において、本考案の一実施例として可動ストリッパ付き打抜き型ダイセッ ト (10) を示す。このダイセット (10) は中心線の左側に上型 (11) が上昇している状態、右側に上型 (11) が下死点、すなわち下降限まで下降 し、下型 (12) と接触して打抜き加工を終わった状態を示している。 下型 (12) の下プレート (13) 上面には、中央部にバッキングプレー ト (14) を固設し、その上面にダイス (15) をダイホルダ (16) で 固定している。ダイス (15) の抜穴 (17) はバッキングプレート (1 4) 及び下プレート (13) の穴 (18) に連通している。下プレート ( 13) の外周部、通常四隅にはダイセットポスト (19) を立設し、これに 沿って上型 (11) のブッシュ (20) が滑合している。ブッシュ (20) は上型 (11) の上プレート (21) に下向に立設されている。上型 ( 11)には、上プレート (21) の下面中央部に下型 (12) のダイス (1 5) 等と対応してバッキングプレート (22) を固設し、更にパンチ (23 ) をパンチホルダ (24) で固定している。パンチ (23) の外周に案内 されて昇降するストリッパプレート (25) は、バッキングプレート (22) とストリッパプレート (25) との間に設けたスプリング (26) で付勢 され、下面がパンチ (23) 先端面と一致する位置に下降限が規制されている 。 上型 (11) が上昇している中心線左側図では、パンチ (23) 、ストリ ッパプレート (25) 、ブッシュ (20) の下面がほぼ同一平面上にあり、 この面をこのダイセットの分離面 (27) とする。上型 (11) が下死点に 達した中心線右側図においては、パンチ (23) はダイス (15) に嵌合し 、ダイス (15) 上面に置いた素材 (図示せず) を打抜く。ストリッパプレ ート (25) はダイス (15) 上面に押され、スプリング (26) を圧縮 して後退するので、分離面 (28) はダイス (15) 上面を通り、ブッシュ (20) 下面に到る如く段ができる。 中心線右側図のように上型 (11) 及び下型 (12) を合せたときの分離 面 (28) と上型 (11) 及び下型 (12) の部材の隙間に、主剤と硬化 剤を混合した液状の高分子材料を充填し、上型充填材 (29) 、下型充填材 (30) を形成する。この場合上型 (11) は上プレート (21) の外周を 囲む部材 (図示せず) と、分離面 (28) を形成する部材 (図示せず) と を準備して行う。下型 (12) についても同じである。なおスプリング (2 6) のように隙間を有する部品には、相当する棒材を使用すればよい。また充 填材の弾性力に応じて分離面 (28) の上、下に余肉をつけるためのクリアラ ンスを適宜設ける。硬化後、充填材は若干収縮するので、充填材と相対運動を行 う部材、すなわちストリッパプレート (25) 、スプリング (26) との間 には適当なクリアランスが自然に生ずる。 図1に示す上型充填材 (29) には、外周部に下型 (12) に向かって突 出する土手部 (31) を設け、下型充填材 (30) には土手部 (31) を 適合させる段部 (32) を外周部に設けている。図示していないが、連続した 帯状の素材をダイス (15) 上面に供給するときは、土手部 (31) に、対 応する切欠を設ければよい。中心線右側図のように、パンチ (23) とダイス (15) とで打抜き加工を行う時には、土手部 (31) と段部 (32) とは 予め嵌合しており、上型 (11) の下死点若干前にパンチ (23) が素材 (図示せず) に当接する時点から、打抜き加工が完了するまでの間においても防 音できる。パンチ (23) とダイス (15) との当接から打抜きまでの距離 が短いものでは、上型充填材 (29) と下型充填材 (30) の弾性力による 若干の変形だけでも防音可能である。防音材として上述のほかフォームラバーや フォームプラスチック等も使用できる。上述の打抜き型のほか、曲げ型及び絞り 型にも同様に適用可能である。
【0007】
【考案の効果】
以上の説明により明らかなように、本考案によれば (1) 金型 (ダイセット) ごとに防音処置を施すことができるので、作業者 の作業に支障を及ぼさない。 (2) プレスを包囲したり、金型を包囲するような防音設備が不要となる。 (3) 充填材の充填は、金型を枠などで囲う等簡単な方法で金型を雄型とし、 充填材を注入すればよいので、遮音ダイセットとする作業が容易であり、安 価にできる。しかも充填材の遮音及び吸音性能がよいので防音効果がよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例のダイセットの縦断正面図、
【図2】 従来例を示す一部断面のプレス側面図、
【符号の説明】
10はダイセット、11は上型、12は下型、13は下
プレート、14、22はバッキングプレート、15はダ
イス、16はダイホルダ、17は抜穴、18は穴、19
はダイセットポスト、20はブッシュ、21は上プレー
ト、23はパンチ、24はパンチホルダ、25はストリ
ッパプレート、26はスプリング、27、28は分離
面、29は上型充填材、30は下型充填材、31は土手
部、32は段部である。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】プレス加工用の金型 (ダイセット) にお
    いて、上型と下型とが当接した下死点状態にあるとき、
    前記上型の上プレートと前記下型の下プレートとの間に
    できた空間を、分離面で上下に分離した弾性部材からな
    る上型充填材と下型充填材とで充満させ密着させること
    を特徴とする遮音ダイセット。
  2. 【請求項2】前記上型充填材と下型充填材との何れか一
    方の外周部を相手側に向けて所要の高さに突出させて土
    手部を形成するとともに、前記相手側には前記土手部と
    密着し適合する段部を形成することにより、前記上型が
    下死点より若干高い位置から下死点までの間において加
    工音を防音するようにしたことを特徴とする請求項第1
    項記載の遮音ダイセット。
  3. 【請求項3】前記土手部に連続した素材の断面形に適合
    する切欠を設け、前記素材の送り運動に対し前記土手部
    の可撓性により前記素材に密着させることを特徴とする
    請求項第2項記載の遮音ダイセット。
JP4661893U 1993-08-05 1993-08-05 遮音ダイセット Pending JPH08642U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4661893U JPH08642U (ja) 1993-08-05 1993-08-05 遮音ダイセット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4661893U JPH08642U (ja) 1993-08-05 1993-08-05 遮音ダイセット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08642U true JPH08642U (ja) 1996-04-16

Family

ID=12752290

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4661893U Pending JPH08642U (ja) 1993-08-05 1993-08-05 遮音ダイセット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08642U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN116020922A (zh) * 2022-12-31 2023-04-28 广州市迅兴精密工业有限公司 一种汽车配件加工用弯折模具

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN116020922A (zh) * 2022-12-31 2023-04-28 广州市迅兴精密工业有限公司 一种汽车配件加工用弯折模具
CN116020922B (zh) * 2022-12-31 2023-08-18 广州市迅兴精密工业有限公司 一种汽车配件加工用弯折模具

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100910377B1 (ko) 펀칭용 금형 장치
CN105665531A (zh) 冲压斜楔机构、冲压模具及车门铰链加强板的冲压方法
JPH08642U (ja) 遮音ダイセット
JPS6334737Y2 (ja)
KR101038950B1 (ko) Pc 재질의 휴대폰 배터리 커버 금형장치
CN211437782U (zh) 一种模具侧压成形结构
CN214161094U (zh) 一种增加槽形预冲减少产品尺寸变化结构
CN211071515U (zh) 一种斜面翻孔装置
JPS6317533Y2 (ja)
JPH0354015B2 (ja)
CN106334758B (zh) 起伏剧烈冲压件整形模具
JP3805147B2 (ja) フランジ付ボスの製造装置
JP2556606B2 (ja) 射出成形金型の製品取出し構造
KR102670835B1 (ko) 인서트 사출 성형 장치 및 그에 의해 성형되는 인서트 사출 성형품
CN215657367U (zh) 废料防跳出结构以及模具
CN113828683B (zh) 一种带孔部件的成型装置和成型方法
JP2526731B2 (ja) プレス装置
CN214133601U (zh) 一种侧推模具内铆合结构
CN217748961U (zh) 一种打薄机构
CN210497951U (zh) 一种汽车使用聚氨酯成型模具
CN210676625U (zh) 一种侧翻边装置
JPH03261Y2 (ja)
CN206981561U (zh) 汽车板件冲压模具
CN215431134U (zh) 一种不容易拉伤产品且可靠性高的汽车后门模具
JPS5945450B2 (ja) 汎用プレス機によるフアインブランキング加工装置