JPH0863U - クロス釘 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】釘の曲がりを減少させる。 【構成】釘をクロス形の構造とし頭は平又は丸のクロス
頭とする。よってＨ形の強度と従来の釘より体積が小さ
いという理由により、各材質を合わせ固定する際、釘に
曲がりが減少し容易に打ち込みか可能となる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案はクロス形の構造により、ハンマー等によって打ち込んだ場合、丸釘よ りもＨに近い形をしているため強度が強く、４箇所の溝により真っ直ぐ打ち込ま れ又、打ち込む物質に対してクロス形は体積が小さい為、曲がらず打ち込みが容 易であり、木材の場合木に割れがない。

【０００２】

【従来の技術】

図示される様に従来の丸釘は、周知の様に丸い鉄芯の構造をし、体積が大きい 為曲がりやすい。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

現在市販されている丸釘は、丸い鉄芯の構造をしているために、ハンマー等の 打ち込みによる力、特に斜めや横からの力に弱く曲がりやすい。 本考案は上記の欠点を解消し、釘本体の曲がりを減少させ真っ直ぐに打ち込ま れる事を目的としている。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は上記の目的を達成するため、釘の本体をクロスの形にすることにより Ｈ形の強度を得、又４箇所の溝に支えられることにより、丸釘より体積も小さく しかも曲がらずに容易に打ち込む事が出来る。

【０００５】

【作用】

釘の本体をクロス形の構造にすることによって、強度を増し、４箇所の溝が、 打ち込まれる材質に支えられ、ハンマー等の打撃力に対して曲がりが少なく、丸 釘よりも体積が小さいために容易に打ち込むことが可能である。

【０００６】 又、材質に打ち込まれ固定した状態において丸釘とクロス形の釘の面積が等し いため、抜けにくく、しかも４箇所の溝により強固に固定される。

【０００７】

【実施例】

実施例について図面を参照して説明する。 図１〜２において、クロス釘は、その断面が丸ではなく４箇所の溝のある形を とり丸よりも体積を小さくする。それにより各物質に対して打ち込みも容易にな り曲がる頻度も減少する。

【０００８】

【考案の効果】

本考案は、上述のとおり構成されているので、次に記載する効果を奏する。 請求項１のクロス釘において、Ｈ形の強度と各材質に打ち込まれる時の体積が 丸釘よりも小さく、４箇所の溝に支えられることにより、打ち込みやすく曲がり が減少し、木材の場合木が割れにくい。またクロス形の頭にすることにより、デ ザインも優れている。

【０００９】

【図面の簡単な説明】

【図１】クロス釘の側面図である。

【図２】クロス釘の頭部である。

【図３】クロス釘の断面図である。

【図４】従来の釘の側面図と頭部である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 木材、アルミ、コンクリート、鉄板、ス
   テンレス及び各材質を合わせ止めに固定するため等に使
   用する釘。この釘は各材質を原料とするもので、打ち込
   む時の釘本体の頭を、平頭、丸頭又はクロス形をした平
   頭、丸頭とし、本体をクロス形の構造とする。本体をク
   ロス形にすることにより、強度があり、打ち込まれる材
   質に４箇所の溝が支えられ、体積が丸より小さい為打ち
   込みが容易になり曲がりが減少し、又クロス形の頭にす
   ることにより、デザインも優れる。