JPH0863822A - 光磁気ディスク装置 - Google Patents

光磁気ディスク装置

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Publication number
JPH0863822A
JPH0863822A JP19845694A JP19845694A JPH0863822A JP H0863822 A JPH0863822 A JP H0863822A JP 19845694 A JP19845694 A JP 19845694A JP 19845694 A JP19845694 A JP 19845694A JP H0863822 A JPH0863822 A JP H0863822A
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JP
Japan
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magneto
optical disk
magnetic head
amount
optical
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Application number
JP19845694A
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English (en)
Inventor
Naoyuki Ekusa
尚之 江草
Kazuo Mori
一夫 森
Kosuke Yagi
孝介 八木
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 浮上型磁気ヘッドをトラッキング制御するこ
とで、磁界変調方式にて映像情報が記録可能な光磁気デ
ィスク装置を得る。また、磁気ヘッドをフォーカシング
制御することでC/Nの良い記録を行う。 【構成】 浮上型磁気ヘッド8と集光スポット7との位
置合わせを行うために、光磁気ディスク1上に浮上型磁
気ヘッド8をトラッキング制御するためのトラッキング
位置検出膜1bを形成し、このトラッキング位置検出膜
1bから得られる浮上型磁気ヘッド8のトラックずれ量
に応じて浮上型磁気ヘッド8をトラッキング制御するよ
うに構成したものである。また、浮上型磁気ヘッド8の
浮上量を測定し磁気ヘッド9をフォーカス方向に駆動す
ることにより磁気ヘッド9と光磁気ディスク1との距離
が一定となるように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光磁気ディスク装置に
関し、特に、磁界変調方式で情報を記録または消去する
磁気ヘッドを有する光磁気ディスク装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】光磁気ディスクは、垂直磁気媒体の一種
であり、磁区の向きが一方向に揃った記録膜にレーザ光
を照射すると、温度上昇により保持力が減少し、外部磁
界の方向にしたがって磁区の向きが反転し、情報が記録
または消去される。これが、光磁気ディスクの記録,消
去の原理である。
【0003】この光磁気ディスクに情報の記録を行なう
方法として、光変調方式と磁界変調方式とがある。光変
調方式とは一方向に磁界を印加しておき、レーザ光を変
調することにより情報の記録,消去を行なう方式であ
る。この光変調方式では、記録ピットの大きさは半導体
レーザから出射されたレーザ光の集光スポット径で決定
する。
【0004】一方、磁界変調方式とは連続的にレーザ光
を照射し、印加磁界の方向を信号に応じて反転させるこ
とにより記録,消去を行なう方法である。この磁界変調
方式では記録ピットの大きさは磁界の反転速度に依存す
るため、光変調方式と比べて、高記録密度化に対して有
利であり、さらに、オーバーライトが可能であるという
利点もある。
【0005】このような背景から光磁気ディスク装置の
開発分野では、磁界変調方式による記録再生の研究が盛
んに行われており、従来、この磁界変調用の磁気ヘッド
を搭載した光磁気ディスク装置として、例えば、特開平
5−205425号公報に開示された光磁気ディスク装
置がある。
【0006】図18および図19は従来の光磁気ディス
ク装置を説明するための図であり、図において、1は光
磁気ディスクであり、ディスクターンテーブル2とディ
スク押え3との間に保持される。このディスクターンテ
ーブル2とディスク押え3には、回転時の光磁気ディス
ク1の偏心ができるだけ小さくなるような芯出し機構
(図示せず)が備わっている。4はディスクモータであ
り、ディスクターンテーブル2上に設置された前記光磁
気ディスク1を回転駆動する。
【0007】5は光学ヘッドであり、半導体レーザ(図
示せず)から出射された光ビームを対物レンズ6を介し
て、光磁気ディスク1の情報記録面1a上に、その集光
スポット7を形成する。
【0008】40は磁気ヘッドであり、磁界を発生する
中心磁極40aと前記集光スポット7が光磁気ディスク
1を挟んで対向するように位置決めされている。41は
磁気ヘッド40を支持しているサスペンション、42は
サスペンション41の取付台である。
【0009】43はサスペンション取付台42を介して
磁気ヘッド40を支持する支持台であり、内部にリード
スクリュー44を装備している。45は駆動モータであ
り、リードスクリュー44を回転させることにより、磁
気ヘッド40を上下方向に駆動することができる。46
は光ヘッド5および磁気ヘッド40を光磁気ディスク1
の半径方向に一体的に移動可能に保持しているキャリッ
ジである。
【0010】次に、動作について説明する。光磁気ディ
スク1に信号の記録・消去を行なうとき、磁気ヘッド4
0は光磁気ディスク1と接触した状態を保つように構成
されている。このような構成とすることによって、磁気
ヘッド40と光磁気ディスク1との距離をできるだけ小
さくし、磁気ヘッド40の発生磁界を効率良く利用して
いるのである。
【0011】この状態で、半導体レーザから出射された
光ビームが、光磁気ディスク1の情報記録面1aに集光
スポット7を形成すると、その箇所が温度の上昇により
磁区の保持力が低下する。このとき、磁気ヘッド40か
ら保持力の低下した箇所に約100Oe以上の垂直磁界
が加わると、その垂直磁界の方向にしたがって磁区の向
きが反転し、情報が記録または消去される。
【0012】また、光磁気ディスク1の反りや回転時の
面振れによって生じる磁気ヘッド40の光磁気ディスク
1に対する押圧の変動を適正値に保つために、駆動モー
タ45とリードスクリュー44の組合せにより磁気ヘッ
ド40を上下方向に移動可能に支持している。
【0013】このように磁気ヘッド40の光磁気ディス
ク1に対する押圧の変動を適正値に保つことにより、例
えば急激な光磁気ディスク1の面振れの変化によって磁
気ヘッド40が光磁気ディスク1から離れてしまうこと
を防止することができる。すなわち、磁気ヘッド40と
光磁気ディスク1の距離を常に一定に保つことが可能と
なり、安定した情報の記録を行うことが可能となる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の光
磁気ディスク装置に用いられる磁気ヘッド40は、ミニ
ディスク装置等で実用化されており広く普及しているも
のである。しかしながら、従来の磁気ヘッド40では音
楽情報等のデータ転送レートの小さい場合には適用可能
であるが、映像情報のように高いデータ転送レートが要
求される場合には適用できないという問題があった。
【0015】この理由を図18を用いて説明する。例え
ば、ミニディスク装置におけるミニディスクの偏心量の
規格は±50μmであるため、光ヘッド5の対物レンズ
6の可動範囲もそれ以上必要である。ミニディスク装置
に用いられる磁気ヘッド40では、磁気ヘッド40の中
心磁極40aと集光スポット7の初期位置合わせを機械
精度のみで行っている。また、情報の記録時においても
前述の位置合わせを機械精度のみで行っている。したが
って、図18に示すように集光スポット7が移動しても
確実に記録を行っていくためには、磁気ヘッド40の中
心磁極40aの大きさをある程度大きなものとしなけれ
ばならない。
【0016】このような背景からミニディスク装置に搭
載される磁気ヘッド40の中心磁極40aは約1mm角
で設計されている。このように磁気ヘッド40の中心磁
極40aが大きくなってくると、磁気ヘッド40のイン
ダクタンスが大きくなり、磁気ヘッド40のコア内を高
周波数の磁束を通過させることが困難となってくる。こ
のため、ミニディスク装置での記録周波数はせいぜい1
MHz程度であり、データの転送レートも1.2Mbp
sと小さいものであった。
【0017】ところが、映像情報においては5Mbps
程度の高いデータ転送レートを要求されるため、磁気ヘ
ッド40においても同等の高い周波数の記録が可能な性
能を有するものが必要となってくる。
【0018】これを実現する方法として、2つの案が考
えられる。先ず、大電流を流すことが可能な電流源を搭
載する方法である。しかしながら、この方法においては
磁気ヘッド40に大きな電流を流す必要があるため、磁
気ヘッド40の発熱が非常に大きく、消費電力も非常に
高いものとなる。従って、民生用としての用途を考える
場合には好ましい方法とは言えない。
【0019】2番目の方法は磁気ヘッド40のコアを小
さくし、磁気ヘッド40のインダクタンスを小さくする
ことによって、磁気ヘッド40による高い周波数の記録
を可能とする方法である。ところがこの方法において
も、磁気ヘッド40が小さくなるため集光スポット7と
磁気ヘッド40の中心磁極40aとの位置ずれが起こ
り、信号を記録することができないという問題がある。
【0020】前述したように、映像情報等の信号を記録
するためには記録周波数として5MHz程度の信号を記
録していく必要があり、このように高い周波数で充分な
磁界強度を磁気ヘッド40から発生させるためには、磁
気ヘッド40の中心磁極40aを100〜150ミクロ
ンと非常に小さいものとしなければならない。
【0021】ここで、光磁気ディスク1の偏心量はミニ
ディスクで±50ミクロン、CDで±70ミクロンであ
り、光ディスク装置ではこの光磁気ディスク1の偏心量
に集光スポット7を追従させているため、集光スポット
7の移動範囲はミニディスクならば±50ミクロン、C
Dならば±70ミクロンということになる。
【0022】前述したように映像信号を磁界変調にて記
録するための磁気ヘッド40の中心磁極40aは100
〜150ミクロンと小さなものである必要があるから、
この大きさでは映像信号を記録することができたとして
も集光スポット7の移動範囲より中心磁極40aが小さ
いため、集光スポット7の位置に磁界を与えることがで
きない場合が生じるということになる。すなわち、信号
を記録することができない不具合が生じる。
【0023】また、従来の光磁気ディスク装置では磁気
ヘッド40と光磁気ディスク1を接触させることによっ
て磁気ヘッド40と光磁気ディスク1の距離を一定に保
持するという方式であったが、この方式においては磁気
ヘッド40と光磁気ディスク1との摩耗や摺動特性の問
題があり信頼性が悪くなる。
【0024】以上説明したように、映像情報等の高転送
レートの記録を行うためには磁気ヘッド40を小形化
し、かつ、集光スポット7との位置決めを行う必要があ
るとともに、信頼性向上のために磁気ヘッド40を光磁
気ディスク1から浮上させる必要がある。
【0025】本発明は、上記のような問題を解決するた
めになされたもので、磁界変調記録にて映像情報が記録
可能な光磁気ディスク装置を得ることを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
光磁気ディスク装置は、磁気ヘッドを光磁気ディスクの
トラッキング方向に駆動するために、光磁気ディスクに
スパイラル状または同心円状に磁気ヘッドトラッキング
位置信号用の案内溝を有するトラッキング位置検出膜を
形成すると共に、該トラッキング位置検出膜上に光を照
射する光源と、前記トラッキング位置検出膜からの反射
光を受光する光検知器とを備え、該光検知器から得られ
る磁気ヘッドのトラッキング位置信号に応じて、磁気ヘ
ッドのトラッキング制御を行なうようにしたものであ
る。
【0027】また、本発明の請求項2に係る光磁気ディ
スク装置は、磁気ヘッドを光磁気ディスクのトラッキン
グ方向に駆動するために、光磁気ディスクに磁気ヘッド
トラッキング位置信号用のサンプルピットを有する膜を
形成すると共に、該トラッキング位置検出膜上に光を照
射する光源と、前記トラッキング位置検出膜からの反射
光を受光する光検知器とを備え、該光検知器から得られ
る磁気ヘッドのトラッキング位置信号に応じて、磁気ヘ
ッドのトラッキング制御を行なうようにしたものであ
る。
【0028】また、本発明の請求項3に係る光磁気ディ
スク装置は、対物レンズと光磁気ディスクのトラックず
れ量に応じて移動した前記対物レンズの移動量を検出す
る対物レンズ位置検出装置を備えた光ヘッドを搭載した
光磁気ディスク装置において、前記光磁気ディスクを挟
んで前記光ヘッドと対向する位置に、前記光磁気ディス
クに磁界を印加する磁気ヘッドを配置し、前記対物レン
ズ位置検出装置の出力信号に応じて、前記磁気ヘッドの
トラッキング制御を行なうようにしたものである。
【0029】また、本発明の請求項4に係る光磁気ディ
スク装置は、対物レンズと光磁気ディスクのトラックず
れ量に応じて前記対物レンズを駆動した駆動電流を検出
する駆動電流検出器を備えた光ヘッドを搭載した光磁気
ディスク装置において、前記光磁気ディスクを挟んで前
記光ヘッドと対向する位置に、前記光磁気ディスクに磁
界を印加する磁気ヘッド配置し、前記対物レンズの駆動
電流検出器の出力信号に応じて、前記磁気ヘッドのトラ
ッキング制御を行なうようにしたものである。
【0030】また、本発明の請求項5に係る光磁気ディ
スク装置は、対物レンズと光磁気ディスクの焦点ずれ量
およびトラックずれ量に応じて前記対物レンズ駆動する
光ヘッドを搭載した光磁気ディスク装置において、前記
光磁気ディスクを挟んで前記光ヘッドと対向する位置
に、前記光磁気ディスクに磁界を印加する磁気ヘッド配
置し、前記トラックずれ量に応じて、前記磁気ヘッドの
トラッキング制御を行なうようにしたものである。
【0031】また、本発明の請求項6に係る光磁気ディ
スク装置は、光磁気ディスクの面振れを測定する面振れ
測定センサを有すると共に、前記光磁気ディスクを挟ん
で光ヘッドと対向する位置に、前記光磁気ディスクに磁
界を印加する磁気ヘッドを有する浮上型磁気ヘッドおよ
び該浮上型磁気ヘッドの焦点方向の移動量を検出するセ
ンサとを配置した光磁気ディスク装置において、前記浮
上型磁気ヘッドの移動量検出センサから前記磁気ヘッド
の移動量を検出し、前記面振れ測定センサで測定された
前記光磁気ディスクの面振れ量と前記浮上型磁気ヘッド
の移動量の差分から前記浮上型磁気ヘッドの前記光磁気
ディスクに対する浮上量を検出する浮上型磁気ヘッド浮
上量検出器とを備え、該浮上型磁気ヘッド浮上量検出器
の出力信号に応じて前記磁気ヘッドを前記光磁気ディス
クのフォーカス方向に駆動するように構成したものであ
る。
【0032】また、本発明の請求項7に係る光磁気ディ
スク装置は、対物レンズの焦点ずれ量に応じて前記対物
レンズが移動した位置を検出する対物レンズ位置検出装
置とを備えた光ヘッドを有するとともに、光磁気ディス
クを挟んで前記光ヘッドと対向する位置に、前記光磁気
ディスクに磁界を印加する磁気ヘッドを有する浮上型磁
気ヘッドおよび該浮上型磁気ヘッドの焦点方向の移動量
を検出するセンサとを配置した光磁気ディスク装置にお
いて、前記対物レンズ位置検出装置の出力信号から前記
光磁気ディスクの面振れ量を算出し、前記浮上型磁気ヘ
ッドの移動量検出センサから前記浮上型磁気ヘッドの移
動量を検出し、前記光磁気ディスクの面振れ量と前記浮
上型磁気ヘッドの移動量の差分から前記浮上型磁気ヘッ
ドの前記光磁気ディスクに対する浮上量を検出する浮上
型磁気ヘッド浮上量検出器を具備し、該浮上型磁気ヘッ
ド浮上量検出器の出力信号に応じて、前記磁気ヘッドを
前記光磁気ディスクのフォーカス方向に駆動するように
構成したものである。
【0033】また、本発明の請求項8に係る光磁気ディ
スク装置は、対物レンズの焦点ずれ量に応じて前記対物
レンズを駆動した駆動電流を検出する駆動電流検出器と
を備えた光ヘッドを有するとともに、光磁気ディスクを
挟んで前記光ヘッドと対向する位置に、前記光磁気ディ
スクに磁界を印加する磁気ヘッドを有する浮上型磁気ヘ
ッドおよび該浮上型磁気ヘッドの焦点方向の移動量を検
出するセンサとを配置した光磁気ディスク装置におい
て、前記対物レンズの駆動電流検出器の出力信号から前
記光磁気ディスクの面振れ量を算出し、前記浮上型磁気
ヘッドの移動量検出センサから前記浮上型磁気ヘッドの
移動量を検出し、前記光磁気ディスクの面振れ量と前記
浮上型磁気ヘッドの移動量の差分から前記浮上型磁気ヘ
ッドの前記光磁気ディスクに対する浮上量を検出する浮
上型磁気ヘッド浮上量検出器を具備し、該浮上型磁気ヘ
ッド浮上量検出器の出力信号に応じて、前記磁気ヘッド
を前記光磁気ディスクのフォーカス方向に駆動するよう
に構成したものである。
【0034】また、本発明の請求項9に係る光磁気ディ
スク装置は、対物レンズと光磁気ディスクの焦点ずれ量
およびトラックずれ量に応じて前記対物レンズ駆動する
光ヘッドを搭載した光磁気ディスク装置において、前記
光磁気ディスクを挟んで前記光ヘッドと対向する位置
に、前記光磁気ディスクに磁界を印加する磁気ヘッドを
有する磁気ヘッド配置し、前記焦点ずれ量に応じて、前
記磁気ヘッドのフォーカス制御を行なうようにしたもの
である。
【0035】また、本発明の請求項10に係る光磁気デ
ィスク装置は、請求項1〜請求項9における浮上型磁気
ヘッドおよび磁気ヘッドの破損防止のため、浮上型磁気
ヘッドおよび磁気ヘッドに光磁気ディスクと衝突しない
ように弱冠突出した弾性材を装着したものである。
【0036】また、本発明の請求項11に係る光磁気デ
ィスク装置は、請求項6から請求項8における浮上型磁
気ヘッドにおいて、磁気ヘッドを保持するスライダと、
前記スライダを弾性的に支持するサスペンションと、前
記浮上型磁気ヘッドの焦点方向の移動量を検出するため
に前記サスペンションの片面あるいは両面に設置された
歪ゲージとから前記浮上型磁気ヘッドを構成したもので
ある。
【0037】
【作用】本発明の請求項1に係る光磁気ディスク装置に
おいては、2分割光検知器を用いた簡素な構成のセンサ
で磁気ヘッドのトラッキングエラー信号を得ることがで
き、この信号に応じて磁気ヘッドのトラッキング制御を
行なうことにより集光スポット位置と磁気ヘッドとの位
置合わせが可能となる。
【0038】また、本発明の請求項2に係る光磁気ディ
スク装置においては、無分割の光検知器を用いた簡素な
構成のセンサで磁気ヘッドのトラッキングエラー信号を
得ることができ、この信号に応じて磁気ヘッドのトラッ
キング制御を行なうことにより集光スポット位置と磁気
ヘッドとの位置合わせが可能となる。
【0039】また、本発明の請求項3に係る光磁気ディ
スク装置においては、対物レンズのトラッキング方向の
位置信号から磁気ヘッドのトラッキングエラー信号を得
ることができ、この信号に応じて磁気ヘッドのトラッキ
ング制御を行なうことにより集光スポット位置と磁気ヘ
ッドとの位置合わせが可能となる。
【0040】また、本発明の請求項4に係る光磁気ディ
スク装置においては、対物レンズの駆動電流から磁気ヘ
ッドのトラッキングエラー信号を得ることができ、この
信号に応じて磁気ヘッドのトラッキング制御を行なうこ
とにより集光スポット位置と磁気ヘッドとの位置合わせ
が可能となる。
【0041】また、本発明の請求項5に係る光磁気ディ
スク装置においては、対物レンズのトラックずれ量から
磁気ヘッドのトラッキングエラー信号を得ることがで
き、この信号に応じて磁気ヘッドのトラッキング制御を
行なうことにより集光スポット位置と磁気ヘッドとの位
置合わせが可能となる。
【0042】また、本発明の請求項6に係る光磁気ディ
スク装置においては、光検知器を用いた簡素な構成の浮
上量センサで浮上型磁気ヘッドの浮上量を算出し、この
信号に応じて磁気ヘッドのフォーカシング制御を行なう
ので磁気ヘッドと光磁気ディスクとの距離を一定にたも
つことができる。
【0043】また、本発明の請求項7に係る光磁気ディ
スク装置においては、対物レンズの焦点方向の位置信号
から浮上型磁気ヘッドの浮上量を算出し、この信号に応
じて磁気ヘッドのフォーカス制御を行なうことにより磁
気ヘッドと光磁気ディスクとの距離を一定にたもつこと
ができる。
【0044】また、本発明の請求項8に係る光磁気ディ
スク装置においては、対物レンズの焦点方向の駆動電流
から浮上型磁気ヘッドの浮上量を算出し、この信号に応
じて磁気ヘッドのフォーカス制御を行なうことにより磁
気ヘッドと光磁気ディスクとの距離を一定にたもつこと
ができる。
【0045】また、本発明の請求項9に係る光磁気ディ
スク装置においては、対物レンズの焦点ずれ量から浮上
型磁気ヘッドの浮上量を算出し、この信号に応じて磁気
ヘッドのフォーカス制御を行なうことにより磁気ヘッド
と光磁気ディスクとの距離を一定にたもつことができ
る。
【0046】また、本発明の請求項10に係る光磁気デ
ィスク装置においては、浮上型磁気ヘッドまたは磁気ヘ
ッドに弾性材を装着したので浮上型磁気ヘッドおよび磁
気ヘッドと光磁気ディスクとの衝突を防止することがで
きる。
【0047】また、本発明の請求項11に係る光磁気デ
ィスク装置においては、磁気ヘッドのフォーカス方向の
センサとして歪ゲージを用いたので簡素な構成のフォー
カスセンサとなる。
【0048】
【実施例】
実施例1.以下、本発明の一実施例について図面を用い
て説明する。図1(a)はこの発明の全体概略図であ
り、図1(b)は同じく部分詳細図、図2は同じく磁気
ヘッドの位置を検出するための磁気ヘッド位置検出膜を
有する光磁気ディスク、図3は浮上形磁気ヘッドと光磁
気ディスクの斜視図、図4は磁気ヘッドのトラッキング
位置信号を検出するセンサ部の詳細図であり、図5は磁
気ヘッド駆動装置の構成図である。
【0049】同図において、1は情報記録面1aおよび
磁気ヘッドトラッキング位置検出膜1bを有する光磁気
ディスクであり、上記磁気ヘッドトラッキング位置検出
膜1bには磁気ヘッドトラッキング位置信号用の案内溝
1cが形成されている。
【0050】5は光ヘッドであり、半導体レーザから出
射されたレーザ光を対物レンズ6を介して光磁気ディス
ク1の情報記録面1a上に集光スポット7を形成する。
8は磁気ヘッド9,スライダ11、サスペンション12
および弾性材52とで構成された浮上型磁気ヘッドであ
り、光磁気ディスク1を挟んで対物レンズ6と対向する
位置に磁気ヘッド9が設置されている。10は光源10
aと受光部10b,10cとで構成されたセンサであ
り、光磁気ディスク1の面振れを検出する。
【0051】14は磁気ヘッド駆動装置であり、支持台
13に取り付けられ浮上型磁気ヘッド8を光磁気ディス
ク1のラジアル方向に移動可能に支持するリニアガイド
15と、同じく支持台13に取り付けられ永久磁石17
とヨーク18とで構成される磁気回路16と、浮上型磁
気ヘッド8に取り付けられ浮上型磁気ヘッド8を駆動す
る駆動用コイル19とで構成されている。尚、従来例と
同一符号は従来例と同一または相当する部材を示してい
る。
【0052】次に動作について説明する。磁気ヘッド9
は映像情報等の信号を記録可能とするために、磁気ヘッ
ド9の中心磁極コアを100〜150ミクロンと非常に
小さく構成している。このように磁気ヘッド9の中心磁
極コアを小さくすることにより、磁気ヘッド9のインダ
クタンスを小さくし、磁気ヘッド9に高い周波数を流す
ことを可能にするのである。
【0053】ここで、光磁気ディスク1の偏心量はミニ
ディスクで±50ミクロン、CDで±70ミクロンであ
るため、映像信号を記録するには磁気ヘッド9の中心磁
極コアの大きさ(100〜150ミクロン)を考慮する
と磁気ヘッド9を光磁気ディスク1の偏心に応じてトラ
ック方向に駆動する必要がある。
【0054】そこで、本実施例においては図2に示すよ
うに光磁気ディスク1に磁気ヘッドトラッキング位置検
出膜1bを設けている。そして、この磁気ヘッド位置検
出膜1bに磁気ヘッド9の位置を検出するための案内溝
1cをスパイラル状に形成している。ここで、上記案内
溝1cのトラックピッチは情報記録面1aの1.6ミク
ロンである必要はなく、もっとラフなピッチであってよ
い。
【0055】なぜならば、磁気ヘッド9から発生する磁
界は磁気ヘッド9の中心磁極の面積の80%程度までは
安定した磁界を発生するからである。すなわち、中心磁
極が100ミクロンであるならば中心磁極の中心から約
±40ミクロンの範囲に集光スポットがあれば良く、1
50ミクロンであるならば中心磁極の中心から約±60
ミクロンの範囲に集光スポットが照射されていれば良い
ことになる。
【0056】上述のように、磁気ヘッド9の位置決めは
比較的ラフなものでよく、従って磁気ヘッドトラッキン
グ位置検出膜1bのトラックピッチもラフなものでよい
ということになる。具体的には、磁気ヘッド9の中心磁
極が100ミクロンの場合を想定すると、集光スポット
は約±40ミクロンの中にあればよいからマージンを考
慮にいれてトラックピッチは50〜60ミクロン以下で
あれば充分である。
【0057】このように構成された本実施例の光磁気デ
ィスク1には、浮上型磁気ヘッド8に装備されたセンサ
10の光源10aから磁気ヘッドトラッキング位置検出
膜1b上に光が照射される。照射された光は磁気ヘッド
トラッキング位置検出膜1bで反射されセンサ10の受
光部10b,10cに入射する。この受光部10b,1
0cは2分割の光検知器となっており、光磁気ディスク
1の偏心によってそれぞれの光検知器に入射する光の光
量が変化するため、その差動出力を取ることにより磁気
ヘッド9のトラッキングエラー信号J−TSを得ること
ができる。
【0058】このようにして得た磁気ヘッド9のトラッ
キングエラー信号J−TSの出力信号に基づいて、磁気
ヘッド駆動装置14に装着されている駆動コイル19に
電流を流すことにより磁気ヘッド9のトラッキング方向
の位置を補正することができる。すなわち、集光スポッ
ト7と磁気ヘッド9の位置合わせが可能となる。
【0059】尚、本実施例では図1(b)に示すように
浮上型磁気ヘッド8および光磁気ディスク1の破損防止
のため、浮上型磁気ヘッド8に光磁気ディスク1と衝突
しないように弱冠突出した弾性材52が装着されてい
る。これにより、信頼性の高い光磁気ディスク装置を可
能としている。
【0060】実施例2.実施例1においては、磁気ヘッ
ドトラッキング位置検出膜1bのトラックピッチは50
〜60ミクロン以下の比較的ラフなものでよいというこ
とを記述したが、この場合、情報記録面1aとのトラッ
クピッチが異なるため磁気ヘッド9をトラックジャンプ
させながら記録していく必要がある。
【0061】例えば、磁気ヘッドトラッキング位置検出
膜1bのトラックピッチを16ミクロンとして構成した
場合、情報記録面1aのトラックピッチは1.6ミクロ
ンであるから平均すれば光磁気ディスク1の10回転に
1回だけ磁気ヘッド9はトラック移動すれば良いことに
なる。このように、磁気ヘッドトラッキング位置検出膜
1bにスパイラル状の案内溝1cが形成されている場合
には磁気ヘッド9をトラックジャンプさせながら情報の
記録を行う必要がある。
【0062】実施例2においては、図6に示すように光
磁気ディスク1の磁気ヘッドトラッキング位置検出膜1
bの案内溝1cを同心円状に形成したものである。これ
により、磁気ヘッド9は情報記録面1aのトラックピッ
チと磁気ヘッドトラッキング位置検出膜1bのトラック
ピッチの比に相当する回転数に1回だけトラックジャン
プさせればよいことになる。
【0063】実施例3.実施例3においては、図7に示
すように光磁気ディスク1の磁気ヘッドトラッキング位
置検出膜1bにトラッキング位置検出用のサンプルピッ
トを設けたものである。この場合も実施例1および実施
例2と同様に磁気ヘッド9のトラッキングエラー信号J
−TSを得ることができる。尚、ここで用いられるセン
サ10の受光部は無分割のものでよい。
【0064】原理を以下に説明する。図8(a)におい
て、サンプルピットSAおよびサンプルピットSBはト
ラック中心から上下に若干ずれた位置に刻まれており、
サンプルピットSCは集光スポットの位置情報の信号と
してトラック中心上に刻まれている。
【0065】ここで、光源10aからの出射光が図8
(a)ののようにトラック中心上にあるときはサンプ
ルピットSAおよびSBから得られる信号レベルは図8
(b)に示すように同等であり、それぞれの値をサンプ
ルホールドした後、演算処理することにより、磁気ヘッ
ド9がトラック中心にあることが検出できる。
【0066】また、光源10aからの出射光が図8
(a)ののようにトラック中心から下側にずれたとき
は、サンプルピットSAおよびSBから得られる信号レ
ベルは図8(c)に示すようにサンプルピットSBから
得られる信号レベルのほうが大きくなる。ここで、それ
ぞれの値をサンプルホールドした後、演算処理すること
により、磁気ヘッド9がトラック中心から下側にずれた
量を検出することができる。
【0067】また、光源10aからの出射光が図8
(a)ののようにトラック中心上から上側にずれたと
きは、サンプルピットSAおよびSBから得られる信号
レベルは図8(d)に示すようにサンプルピットSAか
ら得られる信号レベルのほうが大きくなる。ここで、そ
れぞれの値をサンプルホールドした後、演算処理するこ
とにより、磁気ヘッドがトラック中心から上側にずれた
量を検出することができる。
【0068】このようにして得た磁気ヘッド9のトラッ
キングエラー信号J−TSの出力信号に基づいて、磁気
ヘッド駆動装置14に装着された駆動コイル19に電流
を流すことにより磁気ヘッド9のトラッキング方向の位
置を補正することができる。すなわち、集光スポット7
と磁気ヘッド9の位置合わせが可能となる。
【0069】実施例4.本発明の実施例4は、例えば、
図20に示した特開平3−125333号公報に示され
るような対物レンズ位置検出装置を磁気ヘッド9の位置
センサとして利用するものであり、図9(a)、図9
(b)は実施例4を説明するための図であって、図9
(a)は全体概略図、図9(b)は図9(a)を矢印A
の方向から見た要部詳細図である。
【0070】同図において、20は対物レンズ6を保持
し貫通孔23を有するレンズホルダ、21はLED等の
光源、22a,22bは光源21からの光ビーム24を
貫通孔23を介して受光する2分割光検知器であり、2
6はレンズホルダに装備されたトラッキング制御用コイ
ルである。
【0071】次に動作について説明する。光源21から
出射された光ビーム24は、レンズホルダ20に設けら
れた貫通孔23によって制限された光ビーム24とな
り、これが2分割光検知器22a,22bによって受光
される。
【0072】ここで、トラッキング制御用コイル26に
トラックずれ量に応じた制御電流を流すことによって貫
通孔23が変位するので2分割光検知器22a,22b
上で光ビーム24が変位する。したがって、2分割光検
知器22a,22bの各々の出力を差動増幅器に入力す
ることによって対物レンズ位置検出信号LTPSを得る
ことができる。尚、実施例1から実施例4に記載された
符号と同一符号は、同等あるいは相当する部品を示して
いる。
【0073】この対物レンズ6の位置検出信号LTPS
は対物レンズ6の位置情報を知ることができる信号であ
ることから、集光スポット7の位置も知ることができる
信号である。
【0074】したがって、あらかじめ磁気ヘッド9と集
光スポット7との位置合わせを行っておけば、対物レン
ズの位置検出信号LTPSから磁気ヘッド9のトラッキ
ングエラー信号J−TSを得ることができる。
【0075】このようにして得た磁気ヘッド9のトラッ
キングエラー信号J−TSの出力信号に基づいて、磁気
ヘッド駆動装置14に装着された駆動コイル19に電流
を流すことにより上述の実施例と同様に磁気ヘッド9の
トラッキング方向の位置を補正することができる。
【0076】実施例5.本発明の実施例5は、対物レン
ズ6のトラッキング制御コイルの駆動電流を磁気ヘッド
の位置センサとして利用するものであり、図10は実施
例5を説明するための図である。同図において、26は
レンズホルダ20に装備されたトラッキング制御用コイ
ルであり、50はトラッキング制御用コイル26に流れ
た電流を検出する駆動電流検出器である。尚、実施例1
から実施例4に記載された符号と同一符号は、同等ある
いは相当する部品を示している。
【0077】次に動作について説明する。集光スポット
7のトラックずれはトラッキング制御用コイル26にト
ラックずれ量に応じた制御電流を流すことによって補正
されている。したがって、トラッキング制御用コイル2
6に流した電流量から、対物レンズ6の移動した変位量
を換算することができる。すなわち、トラッキング制御
用コイル26の駆動電流から対物レンズ6の位置の情報
を得ることが可能となる。
【0078】したがって、トラッキング制御用コイル2
6に流れた電流値を駆動電流検出器50によって検出す
ることにより、実施例4の場合と同様に集光スポット7
の位置を知ることができるということである。
【0079】以下実施例4と同様に、あらかじめ磁気ヘ
ッド9と集光スポット7との位置合わせを行っておけ
ば、対物レンズの位置検出信号LTPSから磁気ヘッド
9のトラッキングエラー信号J−TSを得ることがで
き、磁気ヘッド9のトラッキング方向の位置を補正する
ことができる。
【0080】実施例6.本発明の実施例6は、対物レン
ズ6のトラックずれ量に応じて磁気ヘッド9をトラッキ
ング制御するものであり、図11は実施例6を説明する
ための図である。図において、25a、25bは光ヘッ
ド5に装備されたトラッキング制御用の2分割光検知器
である。尚、実施例1から実施例5に記載された符号と
同一符号は、同等あるいは相当する部品を示している。
【0081】次に動作について説明する。集光スポット
7のトラックずれは2分割光検知器25a、25bによ
って検出される。したがって、集光スポット7と磁気ヘ
ッド9をあらかじめ位置合わせしておけば、集光スポッ
ト7のトラックずれ量が磁気ヘッド9のトラックずれ量
となる。
【0082】したがって、2分割光検知器25a,25
bの出力結果から、実施例4の場合と同様に集光スポッ
ト7の位置を知ることができ、磁気ヘッド9のトラッキ
ング方向の位置を補正することができる。
【0083】実施例7.本発明の実施例7は、浮上型磁
気ヘッド8の浮上量が変化しても磁気ヘッド9と光磁気
ディスク1の距離を一定に保つことが可能な発明であ
る。図12から図14は実施例7を説明するための図で
あり、図12は全体概略図、図13は浮上型磁気ヘッド
8の上面図、下面図、側面図であり、図14は磁気ヘッ
ド駆動装置の構成図である。
【0084】同図において、31a、31b、31c、
31dは歪ゲージであり、浮上型磁気ヘッド8のサスペ
ンション12上に歪ゲージ31a、31cおよび31
b、31dが対向するように貼り付けられている。この
ようにサスペンション12を挟んで対向するように歪ゲ
ージ31a、31b、31c、31dを貼り付けること
によってサスペンション12の温度変化による熱膨張の
影響をキャンセルすることが可能となる。
【0085】このように貼りつけた歪ゲージ31a、3
1b、31c、31dはブリッジボックス32に配線さ
れ、ストレインアンプ33により増幅される。ここで、
浮上型磁気ヘッド8の変位量に対応してストレインアン
プ33の校正を行なうことによって、歪ゲージ31a,
31b、31c、31dの出力から浮上型磁気ヘッド8
の変位量の情報を得ることが可能となる。
【0086】34は光磁気ディスク1の面振れを測定す
るための面振れ測定センサであり、固定側に設置されて
いる。30は浮上型磁気ヘッド8の浮上量検出器であ
り、上記面振れ測定センサ34で測定した光磁気ディス
ク1の面振れと上記の歪ゲージ31a,31b、31
c、31dで測定した浮上型磁気ヘッド8の変位量の差
を取ることにより浮上型磁気ヘッド8の浮上量を得るこ
とが可能となる。
【0087】35は磁気ヘッド駆動装置であり、スライ
ダ12に装着され磁気ヘッド9を光磁気ディスク1の焦
点方向に移動自在に支持するリニアガイド36と、永久
磁石とヨークとで構成された磁気回路37と、磁気ヘッ
ド9に装着され磁気回路37から発生する磁界を受けて
磁気ヘッド9を駆動する駆動コイル38とから構成され
ている。尚、実施例1から実施例6に記載された符号と
同一符号は、同等あるいは相当する部品を示している。
【0088】次に動作について説明する。光磁気ディス
ク1の回転中には面振れがあるため、浮上型磁気ヘッド
8の浮上量には常に変動がある。すなわち、磁気ヘッド
9と情報記録面1aの距離にも変動があるということで
ある。したがって、情報記録面1aが磁気ヘッド9から
受ける磁界強度も一定ではなく、C/Nの良い信号を記
録することができないという問題がある。
【0089】この実施例7においては図14に示すよう
に上述の浮上量に変動があっても、浮上型磁気ヘッド8
の磁気ヘッド9を光磁気ディスク1の面振れ方向に駆動
する駆動装置35が装備されているので、上記浮上量検
出器30の出力結果に応じて上記磁気ヘッド9の駆動装
置35に搭載された駆動コイル38に電流を流すことに
より磁気ヘッド9と光磁気ディスク1の距離を一定に保
つことが可能である。
【0090】尚、本実施例7においては図12に示すよ
うに浮上型磁気ヘッド9のサスペンション12と光磁気
ディスク1が角度を有する配置となっているが、実際に
は両者がほぼ平行となるように設置されていることが望
ましい。このような配置とすることによって、浮上型磁
気ヘッド8がフォーカス方向に動作したときに磁気ヘッ
ド9のトラッキング方向への移動を最小限に抑えること
ができるからである。
【0091】実施例8.本発明の実施例8は、対物レン
ズ6の焦点方向の位置検出信号LFPSを光磁気ディス
ク1の面振れ測定センサとして利用することによって浮
上型磁気ヘッド8の浮上量を算出し、この浮上量に基づ
いて磁気ヘッド9と光磁気ディスク1の距離を一定に制
御するものであり、図15は本発明の実施例8を説明す
るための図である。
【0092】同図において、27は反射ミラーであり、
光源21からの光ビーム24を光検知器28a,28b
へと導くようにレンズホルダ20上に設置されている。
尚、実施例1から実施例7に記載された符号と同一符号
は、同等あるいは相当する部品を示している。
【0093】次に動作について説明する。光源21から
出射された光ビーム24は、レンズホルダ20に設置さ
れた反射ミラー27によって2分割光検知器28a,2
8bに入射する。ここで、フォーカシング制御用コイル
29に焦点ずれ量に応じた制御電流を流すことによって
反射ミラー27が変位するので2分割光検知器28a,
28b上で光ビーム24が変位する。したがって、2分
割光検知器28a,28bの各々の出力を差動増幅器に
入力することによって対物レンズ6の焦点方向の位置検
出信号LFPSを得ることができる。
【0094】この対物レンズ6の焦点方向の位置検出信
号LFPSは対物レンズ6の位置情報を知ることができ
る信号であることから、光磁気ディスク1の面振れを算
出することが可能である。
【0095】したがって、対物レンズ6の焦点方向の位
置検出信号LFPSから得られる光磁気ディスク1の面
振れと、実施例7と同様に歪ゲージ31a,31b、3
1c、31dで測定した浮上型磁気ヘッド8の変位量の
差を取ることにより浮上型磁気ヘッド8の浮上量を得る
ことが可能となる。
【0096】この実施例8においては、以下実施例7と
同様に、算出した浮上量の出力結果に応じて磁気ヘッド
9の駆動装置35に搭載された駆動コイル38に電流を
流すことにより磁気ヘッド9と光磁気ディスク1の距離
を一定に保つことが可能である。
【0097】実施例9.本発明の実施例9は、対物レン
ズ6のフォーカシング制御コイル29の駆動電流を光磁
気ディスク1の面振れ測定センサとして利用することに
よって浮上型磁気ヘッド8の浮上量を算出し、この浮上
量に基づいて磁気ヘッド9と光磁気ディスク1の距離を
一定に制御するものであり、図16はこの発明の実施例
9を説明するための図である。同図において51はフォ
ーカシング制御コイル29に流れた電流を検出する駆動
電流検出器である。尚、同図において実施例1から実施
例8に記載された符号と同一符号は、同等あるいは相当
する部品を示している。
【0098】次に動作について説明する。集光スポット
7の焦点ずれ量はフォーカシング制御用コイル29に焦
点ずれ量に応じた制御電流を流すことによって補正され
ている。したがって、フォーカシング制御用コイル29
に流した電流量から、対物レンズ6の移動した変位量を
換算することができる。すなわち、フォーカシング制御
用コイル29の駆動電流から対物レンズ6のフォーカス
方向の位置の情報を得ることが可能となる。
【0099】したがって、フォーカシング制御用コイル
29に流れた電流値を駆動電流検出器51によって検出
することにより、実施例8の場合と同様に光磁気ディス
ク1の面振れを得ることができるということである。
【0100】以下実施例7および実施例8と同様に、浮
上型磁気ヘッド8の浮上量を算出しこの算出結果に応じ
て磁気ヘッド9の駆動装置35に搭載された駆動コイル
38に電流を流すことにより磁気ヘッド9と光磁気ディ
スク1の距離を一定に保つことが可能である。
【0101】実施例10.本発明の実施例10は、対物
レンズ6の焦点ずれ量に応じて磁気ヘッド9をフォーカ
ス制御するものであり、図17は実施例10を説明する
ための図である。同図において、39a、39bは光ヘ
ッド5に装備されたフォーカス制御用の光検知器であ
る。尚、実施例1から実施例9に記載された符号と同一
符号は、同等あるいは相当する部品を示している。
【0102】次に動作について説明する。集光スポット
7の焦点ずれは光検知器39a、39bによって検出さ
れる。したがって、光検知器39a、39bの出力結果
から磁気ヘッド9と光磁気ディスク1の距離を検出する
ことが可能となる。
【0103】以下実施例7から実施例9と同様に、磁気
ヘッド9の駆動装置35に搭載された駆動コイル38に
電流を流すことにより磁気ヘッド9と光磁気ディスク1
の距離を一定に保つこと可能となる。
【0104】尚、本実施例の場合光検知器39a,39
bの出力は光磁気ディスク1の面振れの高周波成分まで
含んでいるため、磁気ヘッド9の駆動装置35にはLP
F(ローパスフィルタ)を設置し、駆動電流波形を整形
して磁気ヘッド9を駆動すると良い。これにより磁気ヘ
ッド9のハンチング防止が可能となる。
【0105】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0106】本発明の請求項1記載の光磁気ディスク装
置によれば、2分割光検知器を用いた簡素な構成のセン
サで磁気ヘッドのトラッキングエラー信号を得ることが
でき、この信号に応じて磁気ヘッドのトラッキング制御
を行なうので、周波数帯域の高い磁気ヘッドの使用が可
能となる。また、集光スポット位置と磁気ヘッドとの位
置合わせが可能となり、ディジタル映像信号が記録可能
な光磁気ディスク装置を得ることができる。
【0107】また、本発明の請求項2記載の光磁気ディ
スク装置によれば、無分割の光検知器を用いた簡素な構
成のセンサで磁気ヘッドのトラッキングエラー信号を得
ることができ、この信号に応じて磁気ヘッドのトラッキ
ング制御を行なうので、周波数帯域の高い磁気ヘッドの
使用が可能となる。また、集光スポット位置と磁気ヘッ
ドとの位置合わせが可能となり、ディジタル映像信号が
記録可能な光磁気ディスク装置を得ることができる。
【0108】また、本発明の請求項3記載の光磁気ディ
スク装置によれば、対物レンズのトラッキング方向の位
置信号から磁気ヘッドのトラッキングエラー信号を得る
ことができ、この信号に応じて磁気ヘッドのトラッキン
グ制御を行なうので、周波数帯域の高い磁気ヘッドの使
用が可能となる。また、集光スポット位置と磁気ヘッド
との位置合わせが可能となり、ディジタル映像信号が記
録可能な光磁気ディスク装置を得ることができる。
【0109】また、本発明の請求項4記載の光磁気ディ
スク装置によれば、対物レンズの駆動電流から磁気ヘッ
ドのトラッキングエラー信号を得ることができ、この信
号に応じて磁気ヘッドのトラッキング制御を行なうの
で、周波数帯域の高い磁気ヘッドの使用が可能となる。
また、集光スポット位置と磁気ヘッドとの位置合わせが
可能となり、ディジタル映像信号が記録可能な光磁気デ
ィスク装置を得ることができる。
【0110】また、本発明の請求項5記載の光磁気ディ
スク装置によれば、対物レンズのトラックずれ量から磁
気ヘッドのトラッキングエラー信号を得ることができ、
この信号に応じて磁気ヘッドのトラッキング制御を行な
うので、周波数帯域の高い磁気ヘッドの使用が可能とな
る。また、集光スポット位置と磁気ヘッドとの位置合わ
せが可能となり、ディジタル映像信号が記録可能な光磁
気ディスク装置を得ることができる。
【0111】また、本発明の請求項6記載の光磁気ディ
スク装置によれば、光検知器を用いた簡素な構成の浮上
量センサで浮上型磁気ヘッドの浮上量を算出し、この信
号に応じて磁気ヘッドのフォーカシング制御を行なうの
で磁気ヘッドと光磁気ディスクとの距離を一定に保つこ
とが可能となり、浮上型磁気ヘッドの消費電力を小さく
できる。また、C/Nの良好な信号の記録が可能とな
る。
【0112】また、本発明の請求項7記載の光磁気ディ
スク装置によれば、対物レンズの焦点方向の位置信号か
ら浮上型磁気ヘッドの浮上量を算出し、この信号に応じ
て磁気ヘッドのフォーカシング制御を行なうので磁気ヘ
ッドと光磁気ディスクとの距離を一定に保つことが可能
となり、浮上型磁気ヘッドの消費電力を小さくできる。
また、C/Nの良好な信号の記録が可能となる。
【0113】また、本発明の請求項8記載の光磁気ディ
スク装置によれば、対物レンズの焦点方向の駆動電流か
ら浮上型磁気ヘッドの浮上量を算出し、この信号に応じ
て磁気ヘッドのフォーカシング制御を行なうので磁気ヘ
ッドと光磁気ディスクとの距離を一定に保つことが可能
となり、浮上型磁気ヘッドの消費電力を小さくできる。
また、C/Nの良好な信号の記録が可能となる。
【0114】また、本発明の請求項9記載の光磁気ディ
スク装置によれば、対物レンズの焦点ずれ量から浮上型
磁気ヘッドの浮上量を算出し、この信号に応じて磁気ヘ
ッドのフォーカシング制御を行なうので磁気ヘッドと光
磁気ディスクとの距離を一定に保つことが可能となり、
浮上型磁気ヘッドの消費電力を小さくできる。また、C
/Nの良好な信号の記録が可能となる。
【0115】また、本発明の請求項10記載の光磁気デ
ィスク装置によれば、簡単な構成で浮上型磁気ヘッドお
よび磁気ヘッドと光磁気ディスクとの衝突が防止できる
ので、信頼性の高い光磁気ディスク装置を実現すること
ができる。
【0116】また、本発明の請求項11記載の光磁気デ
ィスク装置によれば、簡単な構成で浮上型磁気ヘッドの
浮上量が測定することができるので、光磁気ディスク装
置がコンパクトに構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1を示す概略全体図である。
【図2】 実施例1に使用される光磁気ディスクの外観
図である。
【図3】 実施例1における光磁気ディスクと浮上型磁
気ヘッドの斜視図である。
【図4】 実施例1における磁気ヘッドのトラッキング
位置検出センサの詳細図である。
【図5】 実施例1における磁気ヘッド駆動装置の構成
図である。
【図6】 本発明の実施例2に使用される光磁気ディス
クの外観図である。
【図7】 本発明の実施例3に使用される光磁気ディス
クの外観図である。
【図8】 実施例3の磁気ヘッドの位置を検出する動作
説明図である。
【図9】 本発明の実施例4を示す概略全体図である。
【図10】 本発明の実施例5を示す概略全体図であ
る。
【図11】 本発明の実施例6を示す概略全体図であ
る。
【図12】 本発明の実施例7を示す概略全体図であ
る。
【図13】 実施例7における浮上型磁気ヘッドの上面
図、下面図、側面図である。
【図14】 実施例7における磁気ヘッド駆動装置の構
成図である。
【図15】 本発明の実施例8を示す概略全体図であ
る。
【図16】 本発明の実施例9を示す概略全体図であ
る。
【図17】 本発明の実施例10を示す概略全体図であ
る。
【図18】 従来の光磁気ディスク装置の問題点を説明
するための図であるる。
【図19】 従来の光磁気ディスク装置を示す概略全体
図である。
【図20】 従来の対物レンズ位置検出装置を示す斜視
図である。
【符号の説明】
1 光磁気ディスク、1b 磁気ヘッドトラッキング位
置検出膜、1c 案内溝、5 光ヘッド、7 集光スポ
ット、8 浮上型磁気ヘッド、9 磁気ヘッド、10
センサ、10a 光源、10b,10c 受光部、11
スライダ、12 サスペンション、14 浮上型磁気
ヘッド駆動装置、21 光源、22a,22b,25
a,25b,28a,28b 2分割光検知器、30
浮上量検出器、31a、31b、31c、31d 歪ゲ
ージ、34 面振れ測定センサ、35 磁気ヘッド駆動
装置、39a,39b 光検知器、50,51 駆動電
流検出器、52 弾性材。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ヘッドによって光磁気ディスク上に半
    導体レーザから出射した光ビームの集光スポットを形成
    するとともに、前記光磁気ディスクを挟んで前記光ヘッ
    ドと対向する位置に、前記光磁気ディスクに磁界を印加
    する磁気ヘッドを配置し、情報の記録・消去を行なうよ
    うにした光磁気ディスク装置において、前記光磁気ディ
    スクに前記磁気ヘッドと対向する側にスパイラル状また
    は同心円状に前記磁気ヘッドのトラッキング位置信号を
    得るための溝を有するトラッキング位置検出膜を形成す
    ると共に、前記トラッキング位置検出膜上に光を照射す
    る光源と、前記トラッキング位置検出膜からの反射光を
    受光する光検知器とを備え、該光検知器から得られる前
    記磁気ヘッドのトラッキング位置信号に応じて、前記磁
    気ヘッドのトラッキング制御を行なうことを特徴とする
    光磁気ディスク装置。
  2. 【請求項2】 光ヘッドによって光磁気ディスク上に半
    導体レーザから出射した光ビームの集光スポットを形成
    するとともに、前記光磁気ディスクを挟んで前記光ヘッ
    ドと対向する位置に、前記光磁気ディスクに磁界を印加
    する磁気ヘッドを配置し、情報の記録・消去を行なうよ
    うにした光磁気ディスク装置において、前記光磁気ディ
    スクに前記磁気ヘッドと対向する側に前記磁気ヘッドの
    トラッキング位置信号を得るためのサンプルピットを有
    するトラッキング位置検出膜を形成すると共に、前記ト
    ラッキング位置検出膜上に光を照射する光源と、前記ト
    ラッキング位置検出膜からの反射光を受光する光検知器
    とを備え、該光検知器から得られる前記磁気ヘッドのト
    ラッキング位置信号に応じて、前記磁気ヘッドのトラッ
    キング制御を行なうことを特徴とする光磁気ディスク装
    置。
  3. 【請求項3】 半導体レーザから出射した光ビームを光
    磁気ディスク上に集光する集光光学系と、前記光磁気デ
    ィスクからの反射光から前記光磁気ディスクと前記集光
    光学系により集光された光スポットの焦点ずれ量および
    トラックずれ量を検出する検出光学系と、前記焦点ずれ
    量およびトラックずれ量に応じて前記集光光学系のうち
    対物レンズ位置を補正する対物レンズアクチュエータ
    と、前記トラックずれ量に応じて前記対物レンズが移動
    した位置を検出する対物レンズ位置検出装置とを備えた
    光ヘッドを有するとともに、前記光磁気ディスクを挟ん
    で前記光ヘッドと対向する位置に、前記光磁気ディスク
    に磁界を印加する磁気ヘッドを配置し、情報の記録・消
    去を行なうようにした光磁気ディスク装置において、前
    記対物レンズ位置検出装置の出力信号に応じて、前記光
    磁気ディスクのトラッキング方向に前記磁気ヘッドのト
    ラッキング制御を行なうことを特徴とする光磁気ディス
    ク装置。
  4. 【請求項4】 半導体レーザから出射した光ビームを光
    磁気ディスク上に集光する集光光学系と、前記光磁気デ
    ィスクからの反射光から前記光磁気ディスクと前記集光
    光学系により集光された光スポットの焦点ずれ量および
    トラックずれ量を検出する検出光学系と、前記焦点ずれ
    量およびトラックずれ量に応じて前記集光光学系のうち
    対物レンズ位置を補正する対物レンズアクチュエータ
    と、前記トラックずれ量に応じて前記対物レンズを駆動
    した駆動電流を検出する駆動電流検出器とを備えた光ヘ
    ッドを有するとともに、前記光磁気ディスクを挟んで前
    記光ヘッドと対向する位置に、前記光磁気ディスクに磁
    界を印加する磁気ヘッドを配置し、情報の記録・消去を
    行なうようにした光磁気ディスク装置において、前記対
    物レンズの駆動電流検出器の出力信号に応じて、前記光
    磁気ディスクのトラッキング方向に前記磁気ヘッドのト
    ラッキング制御を行なうことを特徴とする光磁気ディス
    ク装置。
  5. 【請求項5】 半導体レーザから出射した光ビームを光
    磁気ディスク上に集光する集光光学系と、前記光磁気デ
    ィスクからの反射光から前記光磁気ディスクと前記集光
    光学系により集光された光スポットの焦点ずれ量および
    トラックずれ量を検出する検出光学系と、前記焦点ずれ
    量およびトラックずれ量に応じて前記集光光学系のうち
    対物レンズ位置を補正する対物レンズアクチュエータ
    と、前記光磁気ディスクを挟んで前記光ヘッドと対向す
    る位置に、前記光磁気ディスクに磁界を印加する磁気ヘ
    ッドを配置し、情報の記録・消去を行なうようにした光
    磁気ディスク装置において、前記対物レンズのトラック
    ずれ量に応じて、前記光磁気ディスクのトラッキング方
    向に前記磁気ヘッドのトラッキング制御を行なうことを
    特徴とする光磁気ディスク装置。
  6. 【請求項6】 半導体レーザから出射した光ビームを光
    磁気ディスク上に集光する集光光学系と、前記光磁気デ
    ィスクからの反射光から前記光磁気ディスクと前記集光
    光学系により集光された光スポットの焦点ずれ量および
    トラックずれ量を検出する検出光学系と、前記焦点ずれ
    量およびトラックずれ量に応じて前記集光光学系のうち
    対物レンズ位置を補正する対物レンズアクチュエータと
    を備えた光ヘッドを有するとともに、前記光磁気ディス
    クの面振れを測定する面振れセンサと、前記光磁気ディ
    スクを挟んで前記光ヘッドと対向する位置に、前記光磁
    気ディスクに磁界を印加する磁気ヘッドを有する浮上型
    磁気ヘッドおよび該浮上型磁気ヘッドの焦点方向の移動
    量を検出するセンサとを配置し、情報の記録・消去を行
    なうようにした光磁気ディスク装置において、前記浮上
    型磁気ヘッドの移動量検出センサから前記浮上型磁気ヘ
    ッドの移動量を検出し、前記面振れセンサで測定された
    前記光磁気ディスクの面振れ量と前記浮上型磁気ヘッド
    の移動量の差分から前記浮上型磁気ヘッドの前記光磁気
    ディスクに対する浮上量を検出する浮上型磁気ヘッド浮
    上量検出器とを備え、該浮上型磁気ヘッド浮上量検出器
    の出力信号に応じて前記磁気ヘッドを前記光磁気ディス
    クのフォーカス方向に駆動する駆動装置とを備えたこと
    を特徴とする光磁気ディスク装置。
  7. 【請求項7】 半導体レーザから出射した光ビームを光
    磁気ディスク上に集光する集光光学系と、前記光磁気デ
    ィスクからの反射光から前記光磁気ディスクと前記集光
    光学系により集光された光スポットの焦点ずれ量および
    トラックずれ量を検出する検出光学系と、前記焦点ずれ
    量およびトラックずれ量に応じて前記集光光学系のうち
    対物レンズ位置を補正する対物レンズアクチュエータ
    と、前記焦点ずれ量に応じて前記対物レンズが移動した
    移動量を検出する対物レンズ位置検出装置とを備えた光
    ヘッドを有するとともに、前記光磁気ディスクを挟んで
    前記光ヘッドと対向する位置に、前記光磁気ディスクに
    磁界を印加する磁気ヘッドを有する浮上型磁気ヘッドお
    よび該浮上型磁気ヘッドの焦点方向の移動量を検出する
    センサとを配置し、情報の記録・消去を行なうようにし
    た光磁気ディスク装置において、前記対物レンズ位置検
    出装置の出力信号から前記光磁気ディスクの面振れ量を
    算出し、前記浮上型磁気ヘッドの移動量検出センサから
    前記浮上型磁気ヘッドの移動量を検出し、前記光磁気デ
    ィスクの面振れ量と前記浮上型磁気ヘッドの移動量の差
    分から前記浮上型磁気ヘッドの前記光磁気ディスクに対
    する浮上量を検出する浮上型磁気ヘッド浮上量検出器を
    具備し、前記浮上型磁気ヘッド浮上量検出器の出力信号
    に応じて、前記磁気ヘッドを前記光磁気ディスクのフォ
    ーカス方向に駆動する駆動装置とを備えたことを特徴と
    する光磁気ディスク装置。
  8. 【請求項8】 半導体レーザから出射した光ビームを光
    磁気ディスク上に集光する集光光学系と、前記光磁気デ
    ィスクからの反射光から前記光磁気ディスクと前記集光
    光学系により集光された光スポットの焦点ずれ量および
    トラックずれ量を検出する検出光学系と、前記焦点ずれ
    量およびトラックずれ量に応じて前記集光光学系のうち
    対物レンズ位置を補正する対物レンズアクチュエータ
    と、前記焦点ずれ量に応じて前記対物レンズを駆動した
    駆動電流を検出する駆動電流検出器とを備えた光ヘッド
    を有するとともに、前記光磁気ディスクを挟んで前記光
    ヘッドと対向する位置に、前記光磁気ディスクに磁界を
    印加する磁気ヘッドを有する浮上型磁気ヘッドおよび該
    浮上型磁気ヘッドの焦点方向の移動量を検出するセンサ
    とを配置し、情報の記録・消去を行なうようにした光磁
    気ディスク装置において、前記対物レンズの駆動電流検
    出器の出力信号から前記光磁気ディスクの面振れ量を算
    出し、前記浮上型磁気ヘッドの移動量検出センサから前
    記浮上型磁気ヘッドの移動量を検出し、前記光磁気ディ
    スクの面振れ量と前記浮上型磁気ヘッドの移動量の差分
    から前記浮上型磁気ヘッドの前記光磁気ディスクに対す
    る浮上量を検出する浮上型磁気ヘッド浮上量検出器を具
    備し、前記浮上型磁気ヘッド浮上量検出器の出力信号に
    応じて、前記磁気ヘッドを前記光磁気ディスクのフォー
    カス方向に駆動する駆動装置とを備えたことを特徴とす
    る光磁気ディスク装置。
  9. 【請求項9】 半導体レーザから出射した光ビームを光
    磁気ディスク上に集光する集光光学系と、前記光磁気デ
    ィスクからの反射光から前記光磁気ディスクと前記集光
    光学系により集光された光スポットの焦点ずれ量および
    トラックずれ量を検出する検出光学系と、前記焦点ずれ
    量およびトラックずれ量に応じて前記集光光学系のうち
    対物レンズ位置を補正する対物レンズアクチュエータ
    と、前記光磁気ディスクを挟んで前記光ヘッドと対向す
    る位置に、前記光磁気ディスクに磁界を印加する磁気ヘ
    ッドを配置し、情報の記録・消去を行なうようにした光
    磁気ディスク装置において、前記焦点ずれ量に応じて、
    前記光磁気ディスクのフォーカス方向に前記磁気ヘッド
    のフォーカス制御を行なうことを特徴とする光磁気ディ
    スク装置。
  10. 【請求項10】 前記浮上型磁気ヘッドおよび前記磁気
    ヘッドの破損防止のため、前記浮上型磁気ヘッドおよび
    前記磁気ヘッドには前記光磁気ディスクと衝突しないよ
    うに弱冠突出した弾性材が装着されていることを特徴と
    する請求項1〜請求項9のいずれかに記載の光磁気ディ
    スク装置。
  11. 【請求項11】 前記浮上型磁気ヘッドは磁気ヘッドを
    保持するスライダと、前記スライダを弾性的に支持する
    サスペンションと、前記浮上型磁気ヘッドの焦点方向の
    移動量を検出するために前記サスペンションの片面ある
    いは両面に設置された歪ゲージとからなることを特徴と
    する請求項6〜請求項8にいずれかに記載の光磁気ディ
    スク装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100350484C (zh) * 2002-01-25 2007-11-21 富士通株式会社 对数据存储介质减小力矩接触的磁头

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