JPH0863729A - 回転ドラム装置 - Google Patents

回転ドラム装置

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JPH0863729A
JPH0863729A JP21676294A JP21676294A JPH0863729A JP H0863729 A JPH0863729 A JP H0863729A JP 21676294 A JP21676294 A JP 21676294A JP 21676294 A JP21676294 A JP 21676294A JP H0863729 A JPH0863729 A JP H0863729A
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JP
Japan
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height
magnetic head
magnetic
head
rotary drum
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JP21676294A
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English (en)
Inventor
Seiichi Sakai
誠一 酒井
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】トラックピッチが小さくなった場合でも、規定
の記録トラックパターンを確実に形成することができる
回転ドラム装置を提案する。 【構成】本発明は、磁気ヘッド23の高さを測定し、高
さ測定結果を出力する磁気ヘッド高さ検出手段30、3
1、32、33を設けるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転ドラム装置に関
し、例えばデータレコーダ、ビデオテープレコダ等の磁
気記録再生装置に適用することができる。
【0002】
【従来の技術】従来、データレコーダ、ビデオテープレ
コダー等の磁気記録再生装置は、製造工程において、回
転ドラムの回転軸方向に、磁気ヘッドの取り付け位置が
調整され(いわゆる高さ調整でなる)、これにより規定
の記録トラックパターンで順次記録トラックを形成する
ようになされている。
【0003】すなわちこの種の回転ドラムは、図27に
示すように、スキャナー1が、円筒形状の固定ドラムに
同軸状にかつ回転自在に保持され、このスキャナー1が
ドラムモータの回転軸に固定されて形成される。ここで
このスキャナー1は、正及び負のアジマス角に保持され
た1対の磁気ヘッド2及び3を、180度の角間隔で搭
載する。
【0004】ここで各磁気ヘッド2及び3は、所定の磁
性材料にマグネットワイヤを巻線して形成され、図28
及び図29に示すように、板状部材でなるヘッドベース
4及び5の先端に接着されて保持される。このヘッドベ
ース4及び5は、根元分に予め貫通孔が形成され、先端
に保持した磁気ヘッド2及び3の摺接面がスキャナー1
の外周から周囲に向かって微小間隔だけ突出するよう
に、この貫通孔を貫通する取り付けねじ6及び7によっ
てスキャナー1にねじ留めされる。これにより磁気ヘッ
ド2及び3は、ヘッドベース4及び5を介して、スキャ
ナー1に固定される。
【0005】このスキャナー1は、取り付けねじ6及び
7のねじ穴から外周側にねじ穴が形成され、このねじ穴
に高さ調整ねじ8及び9がそれぞれねじ込まれ、このね
じ込まれた高さ調整ねじ8及び9の先端がヘッドベース
4及び5に当接するようになされている。これにより回
転ドラムでは、この高さ調整ねじ8及び9の先端でヘッ
ドベース4及び5を押圧して、磁気ヘッド2及び3の高
さを下方向に変化させることができ、また高さ調整ねじ
8及び9を逆方向に回転させて、磁気ヘッド2及び3の
高さを上方向に調整するようになされている。
【0006】かくしてこのようにして高さ調整して規定
の位置に磁気ヘッド2及び3が配置されると、図30に
示すように、磁気テープ10上に順次磁気ヘッド2及び
3の走査軌跡を規定のトラックピッチTPで形成するこ
とができ、これによりこの種の磁気記録再生装置では、
順次規定の記録トラックTA1、TB1、TA2、TB
2、TA3、……を形成するようになされている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところでこれらヘッド
ベース4及び5は、取り付けねじ6及び7によってスキ
ャナー1に固定されることにより、それぞれ取り付けね
じ6及び7から大きな締め付け力(すなわちねじの推力
でなる)を受け、微小形状変形すると共に、内部に大き
な応力が蓄積される。
【0008】またヘッドベース4及び5は、高さ調整ね
じ8及び9によって押圧されて磁気ヘッド2及び3の高
さが調整されることにより、この高さ調整ねじ8及び9
の押圧力によっても内部に大きな応力が蓄積される。さ
らにヘッドベース4及び5は、先端に保持した磁気ヘッ
ド2及び3が磁気テープに摺接することにより、この磁
気テープからも応力を受ける。
【0009】これによりヘッドベース4及び5は、環境
変化、経時変化し、これらの内部応力が変化して変形す
ることを避け得ない特徴がある。このためこの種の回転
ドラム装置を適用した磁気記録再生装置は、磁気ヘッド
2及び3の高さが変化する特徴があり、測定した結果で
は、磁気ヘッド2及び3の高さが最大5〔μm〕も変化
している装置があった。
【0010】このように磁気ヘッド2及び3の高さが変
化すると、例えば図31に示すように、それぞれ磁気ヘ
ッド2及び3によって形成される1対の記録トラックT
A1、TB1間において、その分トラックピッチが変化
し、これにより規定の記録トラックパターンで記録トラ
ックを形成することが困難になる。
【0011】このような場合でも、一般のビデオテープ
レコーダのように、この変化量に比してトラックピッチ
TPが充分に大きいと、何ら大きな問題なくビデオ信号
等を記録再生することができる。ところがトラックピッ
チが小さくなると、他の装置で記録した磁気テープを再
生する場合、記録した磁気テープを他の装置で再生する
場合、さらには以前記録した磁気テープを再生する場合
等において、記録した信号を正しく再生することが困難
になる。
【0012】特に、この種の磁気記録再生装置において
は、トラックピッチを小さくすれば、その分高密度に記
録トラックを形成して記録密度を向上することができる
ことにより、データレコーダ等に適用される回転ドラム
装置においては、トラックピッチが10〔μm〕程度の
ものも提案されており、この場合磁気ヘッド2及び3の
高さが最大5〔μm〕も変化すると、確実にデータを記
録再生することが困難になる問題がある。
【0013】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、トラックピッチが小さくなった場合でも、規定の記
録トラックパターンを確実に形成することができる回転
ドラム装置を提案しようとするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、ヘリカルスキャン方式により、回
転ドラム12に搭載した磁気ヘッド23、24の走査軌
跡を順次斜めに磁気テープ10に形成する回転ドラム装
置11において、磁気ヘッド23の高さを測定し、高さ
測定結果を出力する磁気ヘッド高さ検出手段30、3
1、32、33を具えるようにする。
【0015】このとき磁気ヘッド高さ検出手段54C、
43、39、57、58は、磁気テープ10に、先行す
る磁気ヘッド24で基準信号STを記録し、続く後行す
る磁気ヘッド23の出力信号PBに基づいて、磁気ヘッ
ド23、24の高さを測定する。
【0016】また磁気ヘッド高さ検出手段32、40、
41は、予め記録トラックを形成した基準の磁気テープ
の再生結果に基づいて、磁気ヘッド23、24の高さを
測定する。
【0017】さらに回転ドラム12は、複数の磁気ヘッ
ド23、24を搭載し、磁気ヘッド高さ検出手段30、
31、32、33は、複数の磁気ヘッド23、24が順
次測定対象になるように、回転ドラム12の固定ドラム
13に測距センサー30を固定して保持し、測距センサ
ー30の検出結果S1を、回転ドラム12の回転を基準
にして順次取り込むことにより、複数の各磁気ヘッド2
3、24について、高さを測定する。
【0018】また回転ドラム12は、複数の磁気ヘッド
23、24を搭載し、磁気ヘッド高さ検出手段45、4
6、50、51は、回転ドラム12のスキャナー14に
固定された保持部材44に、複数の磁気ヘッド23、2
4に対応して複数の測距離センサー45、46を保持
し、複数の測距センサー45、46の検出結果を取り込
むことにより、複数の各磁気ヘッド23、24につい
て、高さを測定する。
【0019】
【作用】ヘリカルスキャン方式により、回転ドラム12
に搭載した磁気ヘッド23、24の走査軌跡を順次斜め
に磁気テープ10に形成する回転ドラム装置11におい
て、磁気ヘッド23の高さを測定し、高さ測定結果を出
力する磁気ヘッド高さ検出手段30、31、32、33
を設けることにより、この測定結果に基づいて必要に応
じて磁気ヘッド23、24の高さを調整して、高い精度
で記録トラックを形成することができる。
【0020】このとき磁気テープ10に、先行する磁気
ヘッド24で基準信号STを記録した後、続いて走査す
る磁気ヘッド23の出力信号PBに基づいて、磁気ヘッ
ド23、24の高さを測定すれば、記録再生系を利用し
て磁気ヘッド23、24の高さを測定することができ
る。
【0021】また、予め記録トラックを形成した基準の
磁気テープの再生結果に基づいて、磁気ヘッド23、2
4の高さを測定すれば、最終調整工程、メンテナンス等
において、この基準の磁気テープにより、磁気ヘッド2
3、24の高さを測定することができる。
【0022】さらに回転ドラム12に複数の磁気ヘッド
23、24を搭載している場合に、複数の磁気ヘッド2
3、24が順次測定対象になるように、固定ドラム13
に測距センサー30を保持し、この測距センサー30の
検出結果S1を、回転ドラム12の回転を基準にして順
次取り込むことにより、1つの測距センサー30を用い
て各磁気ヘッド23、24について、高さを順次測定す
ることができる。
【0023】また回転ドラム12に複数の磁気ヘッド2
3、24を搭載している場合に、スキャナー14に固定
された保持部材44に、複数の磁気ヘッド23、24に
対応して専用の測距離センサー45、46を設けるよう
にしても、各磁気ヘッド23、24について高さを測定
することができる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
述する。
【0025】(1)第1の実施例 図1において、11は全体としてデータレコーダを示
し、回転ドラム12に搭載した磁気ヘッド23及び24
を用いて、規定の記録トラックパターンを磁気テープ1
0に形成する。
【0026】ここで図2に示すように、回転ドラム12
は、下ドラム13及び上ドラム14で形成され、上ドラ
ム14が回転駆動されるようになされている。すなわち
回転ドラム12において、下ドラム13は、シャシーに
固定されて保持され、中心軸を貫通するドラムモータの
回転軸15をベアリング16及び17で保持する。これ
に対して上ドラム14は、このドラムモータの回転軸1
5に軸支されるようになされている。
【0027】さらに上ドラム14は、図3及び図4に示
すように、この下ドラム13側の端面にヘッドベース1
9及び20を保持し、このヘッドベース19及び20を
介して磁気ヘッド23及び24を保持するようになされ
ている。
【0028】ここでこのヘッドベース19及び20は、
金属性の板状部材を切削加工して形成され、接着によっ
て先端に磁気ヘッド23及び24が固定され、根元部分
に形成された貫通孔によって、取り付けねじ21及び2
2で上ドラム14に固定される。これにより回転ドラム
12は、斜めに巻き付けた磁気テープを所定の走行速度
で走行させると共に、さらにこの上ドラム14をドラム
モータで回転駆動して、磁気ヘッド23及び24の走査
軌跡を磁気テープ上に順次斜めに形成できるようになさ
れている。
【0029】このヘッドベース19及び20を保持する
につき、上ドラム14は、この磁気ヘッド23及び24
の角間隔が180度になるようにヘッドベース19及び
20を保持し、またこの磁気ヘッド23及び24には、
それぞれ正及び負のアジマス角の磁気ヘッドが割り当て
られるようになされている。これによりデータレコーダ
11では、磁気テープの巻き付け角度を180度に選定
して、1対の磁気ヘッド23及び24が交互に磁気テー
プを走査するようになされている。
【0030】さらに上ドラム14は、1対の磁気ヘッド
23及び24のうち1方の磁気ヘッド24については、
図28について上述した構成と同様に、高さ調整ねじ2
5によってヘッドベース20を押圧するようになされ、
これによりこの高さ調整ねじ25を調整して磁気ヘッド
24の高さを調整するようになされている。
【0031】これに対して磁気ヘッド23について、上
ドラム14は、ヘッドベース19と対向する面に座ぐり
部分26が形成され、この座ぐり部分26にピエゾ素子
27が配置される。ここでこのピエゾ素子27は、電気
機械変換素子でなる圧電素子を積層して形成された圧電
アクチュエータでなり、印加電圧に応じて一方向に変位
し、またこの変位した方向に押圧力を発生するようにな
されている。
【0032】上ドラム14は、このピエゾ素子27の変
位方向、一端面でヘッドベース20を押圧し、さらにこ
のピエゾ素子27の変位方向、他端面を予圧ねじ29で
押圧する。ここでこの予圧ねじ29は、上ドラム14に
形成されたねじ孔にねじ込まれて、その先端でピエゾ素
子27を押圧するようになされている。
【0033】これにより図5に示すように、データレコ
ーダ11は、この予圧ねじ29を調整して磁気ヘッド2
3についても高さ調整できるようになされ、またピエゾ
素子27に電圧Vを印加してこのピエゾ素子27を変形
させることにより、破線で示すようにヘッドベース19
を変形させて、磁気ヘッド23の高さを可変できるよう
になされている。
【0034】ところでこの種の圧電素子は、電圧を印加
することにより、変形方向に伸びるように変形させるこ
とができる反面、この印加電圧の極性を反転させても、
縮めることが困難な特徴がある。
【0035】このためこの実施例では、回転ドラム12
の組立工程において、ピエゾ素子27に規定電圧を印加
してピエゾ素子27を変形させ、この状態で予圧ねじ2
9を調整して磁気ヘッド23の高さを粗調整する。さら
にデータレコーダ11全体の最終調整工程において、ピ
エゾ素子27の印加電圧を調整して高さを精密に調整す
る。また動作時、この精密に調整した電圧を引き続き印
加してこの高さ調整した位置に磁気ヘッド23を保持す
る。
【0036】このようにすれば経時変化等により、磁気
ヘッド23の高さを可変しなければならないとき、印加
電圧を小さくして矢印aで示すように、下ドラム13か
ら離間するように磁気ヘッド23の位置を変位させるこ
とができ、これとは逆に印加電圧を大きくして矢印bで
示すように、下ドラム13に接近するように磁気ヘッド
23の位置を変位させることができる。
【0037】かくしてデータレコーダ11では、予めオ
フセット電圧を与えた状態で磁気ヘッド23の高さを粗
調整することにより、必要に応じてピエゾ素子27の印
加電圧を可変して、磁気ヘッド23の高さを自由に調整
するようになされている。
【0038】この磁気ヘッド23の高さを自由に調整で
きることを利用して、データレコーダ11は、磁気ヘッ
ド24を基準ヘッドに設定し、この基準ヘッドに対して
磁気ヘッド23の高さが等しくなるように磁気ヘッド2
3の高さを調整し、これにより規定の記録トラックパタ
ーンで記録トラックを形成する。
【0039】すなわち図6に示すように、このようにそ
れぞれ高さ調整ねじ25及び29を調整することによ
り、データレコーダ11において、基準ヘッドでなる磁
気ヘッド24に対して、180度の角間隔に保持された
磁気ヘッド23は、ほぼ同一の高さに保持されることに
なる。この基準ヘッド24に対して磁気ヘッド23の高
さが変化した場合、また基準ヘッド24の高さだけが変
化した場合、その分ピエゾ素子27の印加電圧を可変し
て磁気ヘッド23の高さを補正することにより、基準ヘ
ッド24に対して磁気ヘッド23の相対的な高さを正し
く補正することができる。
【0040】これに対して図7に示すように、基準ヘッ
ド24が最初の基準位置から変位量Xだけ変位し、さら
に逆方向に磁気ヘッド23が最初の基準位置から変位量
Yだけ変位した場合、この場合基準ヘッド24に対して
磁気ヘッド23の相対的な変位量が(X+Y)になるこ
とになる。従って図8に示すように、ピエゾ素子27の
印加電圧を可変して磁気ヘッド23の高さをその分補正
することにより、この場合も基準ヘッド24に対して磁
気ヘッド23の相対的な高さを正しく補正することがで
きる。
【0041】このためデータレコーダ11は、変位セン
サー30で磁気ヘッド23及び24の高さの変化を検出
すると共に、この検出結果に基づいてピエゾ素子27を
駆動し、これにより常に磁気ヘッド23及び24の相対
的な高さを基準の高さに保持し、規定の記録トラックパ
ターンを形成する。
【0042】すなわち図9に示すように、この変位セン
サー30は、レーザー光を用いて距離を測定する測距セ
ンサーでなり、上端面30Aに配置された出射口からレ
ーザー光を出射し、この出射口に隣接して配置された受
光部によってレーザー光の反射光を受光する。これによ
り変位センサー30は、この出射口から受光部に至るま
でのレーザー光の光路長を測定できるようになされ、デ
ータレコーダ11では、レーザー光の光路上に配置した
反射部材までの距離を上端面30Aを基準にして計測す
る。
【0043】データレコーダ11において、下ドラム1
3は、ヘッドベース19及び20の磁気ヘッド23及び
24の貼り付け部分について、この貼り付け部分近傍の
ねじ締め付け面19A及び20Aでこの変位センサー3
0のレーザー光を反射するように、変位センサー30を
外周近傍に配置する。このように変位センサー30を配
置すれば、それぞれヘッドベース19及び20がこのレ
ーザー光の光路上を横切るタイミングで変位センサー3
0の変位検出結果を取り込んで、ヘッドベース19及び
20までの距離Gを検出することができる。
【0044】このためデータレコーダ11では(図
1)、磁気ヘッド23及び24が走査を開始するタイミ
ングで信号レベルが立ち上がるパルスジェネレータPG
を、タイミングパルス発生回路31に与え、ここでヘッ
ドベース19及び20がこのレーザー光の光路上を横切
るタイミングで信号レベルが立ち上がるトリガ信号TG
を生成する。センサー回路32は、変位センサー30の
出力信号から、レーザー光を反射する反射部材までの距
離測定結果S1を出力する。
【0045】サンプルホールド回路33は、トリガ信号
TGの信号レベルが立ち上がるタイミングでこの距離測
定結果S1をサンプルホールドし、サンプルホールド結
果を比較回路34に出力する。これによりサンプルホー
ルド回路33は、変位センサー30の上端面30Aを基
準にしたヘッドベース19及び20の各ねじ締め付け面
19A及び20Aの位置(すなわち磁気ヘッド23及び
24の高さに対応するヘッドベース19及び20の高さ
でなる)を検出することになる。
【0046】さらにサンプルホールド回路33は、この
ようにして検出した磁気ヘッド23の高さ測定結果から
磁気ヘッド24の高さ測定結果を減算し、これにより磁
気ヘッド23及び24間の相対的な高さを検出して出力
する。
【0047】比較回路34は、予めメモリ回路35に格
納された基準値との間で比較結果を得ることにより、磁
気ヘッド23及び24の相対的な高さの変化を検出し、
データレコーダ11では、この相対的な高さの変化を補
正するようにピエゾ制御回路36でピエゾ駆動回路37
を制御する。
【0048】ここでこのメモリ回路35には、最終調整
工程において所定の基準テープを用いて調整された磁気
ヘッド23及び24の相対位置データが格納されるよう
になされており、これによりデータレコーダ11では、
磁気ヘッド23及び24の相対的な高さを監視し、メモ
リ回路35に格納した相対的位置データに基づいてこの
相対的な高さを規定値に保持する。
【0049】ここでこの基準テープは、精密に調整され
た磁気記録装置によって規定の記録トラックパターンが
精密に形成された磁気テープで、各記録トラックに単一
周波数でアジマス損失の大きい基準信号が記録されるよ
うになされている。
【0050】データレコーダ11は、この基準テープを
再生し、磁気ヘッド23及び24から出力される再生信
号PBを前置増幅回路39で増幅した後、RF検出回路
40に出力する。このRF検出回路40は、順次入力さ
れる再生信号PBをエンベロープ検波することにより、
この再生信号PBの信号レベルを検出する。
【0051】サンプルホールド回路41は、RF検出回
路40の出力信号について、各磁気ヘッド23及び24
がそれぞれ記録トラックを走査する期間の間、それぞれ
所定回数だけRF検出回路40の出力信号をサンプルホ
ールドして出力する。このサンプルホールド回路41
は、RF検出回路40と共に、トラツキング制御回路の
一部を形成し、トラツキング制御回路では、通常の動作
時、このサンプルホールド結果が最大値に保持されるよ
うに、磁気テープ10の走行速度を制御することにな
る。
【0052】これに対してこの最終調整において、トラ
ツキング制御回路は、サンプルホールド回路41から出
力されるサンプルホールド結果のうち、磁気ヘッド24
についてのサンプルホールド結果だけを選択的に入力
し、この選択入力したサンプルホールド結果によりトラ
ツキング制御する。これによりデータレコーダ11は、
この調整工程において、規定位置に予め高さ調整された
磁気ヘッド24が、対応する記録トラックをジャストト
ラツキングするように、磁気テープの走行速度を制御す
る。
【0053】このようにして磁気ヘッド24についてジ
ャストトラツキングの状態が形成されると、ピエゾ制御
回路36は、サンプルホールド回路41から出力される
サンプルホールド結果のうち、磁気ヘッド23について
のサンプルホールド結果だけを選択的に入力し、このサ
ンプルホールド結果が最大値になるようにピエゾ素子2
7を変形させる。
【0054】すなわちピエゾ制御回路36は、選択入力
したサンプルホールド結果をモニタしながら、ピエゾ駆
動回路37に出力する駆動信号の信号レベルを順次段階
的に切り換える。ピエゾ駆動回路37は、この駆動信号
に応じてピエゾ素子27の印加電圧Vを可変し、これに
より磁気ヘッド23の高さを順次段階的に可変する。こ
れによりピエゾ制御回路36は、再生信号PBの信号レ
ベルが最も大きく立ち上がる駆動信号の信号レベルを検
出し、この検出した駆動信号レベルに駆動信号を保持す
る。
【0055】これによりデータレコーダ11は、固定し
た磁気ヘッド24が対応する記録トラックをジャストト
ラツキングの状態で走査するように保持した状態で、磁
気ヘッド23が対応する記録トラックをジャストトラツ
キングの状態で走査するように、磁気ヘッド23の高さ
を粗調整の状態から精密に調整する。
【0056】かくしてこの調整基準となる磁気テープに
規定の記録トラックパターンが精密に形成されているこ
とにより、さらに各記録トラックに単一周波数でアジマ
ス損失の大きい基準信号が記録されていることにより、
このようにして設定された磁気ヘッド23及び24にお
いては、基準記録トラックパターンを精密に走査するこ
とになり、これにより磁気ヘッド23及び24を規定の
高さに設定することができる。
【0057】このようにして磁気ヘッドが規定の高さに
調整されると、データレコーダ11は、サンプルホール
ド回路33のサンプルホールド結果をメモリ回路35に
格納し、これにより磁気ヘッド23及び24の相対的な
高さ情報をメモリ回路35に格納する。
【0058】さらにこの実施例において、データレコー
ダは、長時間記録モードと標準時間記録モードとを有
し、最終調整工程においては、この長時間記録モード及
び標準時間記録モードに対応してトラックピッチが3倍
異なる2種類の基準テープを用いて、それぞれ対応する
磁気テープ走行速度のもとで上述した調整作業を実行す
る。これによりデータレコーダ11は、各基準テープ毎
に相対的な高さ情報を検出し、検出結果をメモリ回路3
5に格納する。
【0059】このようにして高さ情報の格納が完了する
と、データレコーダ11では、比較回路34において、
サンプルホールド回路33から出力される相対的な高さ
情報とメモリ回路35に格納した相対的な高さ情報とを
減算し、この最終的な減算値をピエゾ制御回路36に出
力する。
【0060】ピエゾ制御回路36は、この減算値が0レ
ベルになるように、ピエゾ駆動回路37に駆動信号を出
力し、これによりデータレコーダ11は、最終調整で設
定した相対的な高さになるように、磁気ヘッド23の高
さを調整する。これによりデータレコーダ11では、ヘ
ッドベース19及び20の内部応力等により、磁気ヘッ
ド23及び24の高さが変化した場合でも、磁気ヘッド
23及び24間の相対的な高さを規定値に保持すること
ができる。従って記録時、駆動回路43から磁気ヘッド
23及び24に駆動電流を供給して、トラックピッチが
小さい場合でも、規定の記録トラックパターンを確実に
形成することができる。
【0061】これに付随して回転ドラム12の組立時、
上ドラム14に対する磁気ヘッド23及び24の取り付
け精度を低減することができ、その分回転ドラム12の
組立作業を簡略化することができる。また市場における
サービスにおいて、ドラム交換時におけるペアリング不
良をも有効に回避することができる。
【0062】さらにこの実施例においては、2種類の記
録トラックパターンに対応して記録トラックを形成する
ことができ、その分回転ドラム12の構成を簡略化して
複数の記録パターンに対応することができる。
【0063】さらにこの実施例において、ピエゾ制御回
路36は、ユーザが所定の操作子を押圧操作すると、ま
た規定時間、記録再生動作すると、ピエゾ駆動回路37
に出力する駆動信号の信号レベルを所定周期で大きく変
化させる。これにより磁気ヘッド24は、ピエゾ素子2
7の変位に追従して細かく振動し、ギャップの目詰まり
(すなわちクロッキングでなる)を有効に回避すること
ができる。また、磁気テープ10が、回転ドラム12に
貼り付いた場合に、この貼り付いた磁気テープ10を離
間させることもできる。
【0064】また、このようにしてピエゾ素子27で磁
気ヘッド23の高さを可変できることにより、この磁気
ヘッド23をDTヘッドとして使用して可変速再生、つ
なぎ撮り記録に利用することもできる。
【0065】以上の構成において、データレコーダ11
は、組立工程の最終調整において、基準テープを再生
し、RF検出回路40で磁気ヘッド23及び24の再生
信号PBがエンベロープ検波され、このエンベロープ検
波結果がサンプルホールド回路41でサンプルホールド
されることにより、各磁気ヘッド23及び24の再生信
号レベルが検出される。
【0066】データレコーダ11は、このうち磁気ヘッ
ド24の再生信号レベルを基準にしてトラッキング制御
することにより、固定した磁気ヘッド24が基準テープ
の対応する記録トラックを正しくトレースし、この状態
でピエゾ制御回路36により順次ピエゾ素子27の印加
電圧が可変されて、磁気ヘッド23の高さが順次可変さ
れる。さらにこの状態でデータレコーダ11は、磁気ヘ
ッド23の再生信号レベルがピエゾ制御回路36でモニ
タされ、これにより磁気ヘッド23の再生信号レベルが
最も大くなる高さに、磁気ヘッド23の高さが調整さ
れ、磁気ヘッド23についても基準テープの対応する記
録トラックを正しくトレースする。
【0067】これにより回転ドラム12の組立工程にお
いては、磁気ヘッド23の高さ調整を簡略化することが
でき、また最終調整工程においては、同様に磁気ヘッド
23及び24のペアリング調整を簡略化することができ
る。
【0068】このようにして磁気ヘッド23に対して磁
気ヘッド24の高さが調整されると、データレコーダ1
1では、センサー回路32の出力信号がサンプルホール
ド回路33でサンプルホールドされることにより、変位
センサー30に対する磁気ヘッド23及び24の高さ情
報が検出され、この高さ情報の減算値で表される相対的
な高さ情報がメモリ回路35に格納される。
【0069】さらにこの記録した高さ情報に対して、サ
ンプルホールド回路33で検出される相対的な高さが変
化すると、この変化を補正するように、ピエゾ制御回路
36から出力される駆動信号の信号レベルが変化し、こ
れによりピエゾ素子27が変形して規定の高さに磁気ヘ
ッド23の高さが補正され、これによりヘッドベース1
9及び20の内部応力により磁気ヘッド23及び24の
高さが変化した場合でも、この変化を補正することがで
きる。
【0070】以上の構成によれば、磁気ヘッド23及び
24の相対的な高さをモニタし、この相対的な高さを初
期値に保持するように、ピエゾ素子27を駆動して磁気
ヘッド23の高さを補正することにより、ヘッドベース
19及び20の内部応力により磁気ヘッド23及び24
の高さが変化した場合でも、この変化を補正して磁気ヘ
ッド23及び24の相対的な高さを規定値に保持するこ
とができ、これによりトラックピッチが小さい場合で
も、規定の記録トラックパターンを確実に形成すること
ができる。
【0071】また磁気ヘッド交換時の調整作業を簡略化
することができ、さらに基準テープを用いて高さ調整す
ることにより、組立、調整作業を簡略化することもでき
る。さらにこの磁気ヘッドの高さ可変手段を利用して、
磁気ヘッドのクロッキング、磁気テープの貼り付きを有
効に回避することができる。さらに可変速再生、つなぎ
撮りの場合にも、規定の記録トラックパターンを高い精
度で形成することができ、さらには複数の記録トラック
パターンに対応することもできる。
【0072】(2)第2の実施例 ところで磁気ヘッドの相対的な高さを規定値に保持した
場合でも、磁気ヘッド全体の高さが一様に変化した場
合、磁気テープ上で各磁気ヘッドの走査開始の位置が変
化することにより、その分記録トラックパターンの開始
位置が変化する。この変化を防止して精度の高い記録ト
ラックパターンを形成するためには、各磁気ヘッドの相
対的な高さだけでなく、各磁気ヘッドの絶対的な高さを
も管理する必要がある。このためこの実施例において
は、回転ドラム上に配置した各磁気ヘッドについて、そ
れぞれ高さを管理し、これによりさらに一段と精密な記
録トラックパターンを形成する。
【0073】すなわち図1との対応部分に同一符号を付
して示す図10において、46は全体としてデータレコ
ーダを示し、この実施例では、磁気ヘッド23及び24
について専用の変位センサーを用いて各磁気ヘッド23
及び24の高さを測定する。なおこのデータレコーダ4
6では、各磁気ヘッド23及び24の高さ可変手段の駆
動手段については、図1と同一の構成を2系統有してお
り、図10においては、この2系統の記載を省略して説
明する。
【0074】すなわち図11に示すように、この実施例
において、回転ドラム42は、上ドラム14にフランジ
44が固定され、このフランジ44が上ドラム14と共
に回転するようになされている。このフランジ44は、
ヘッドベース19及び20の0ほぼ中央部分に変位セン
サー45及び46のレーザー光を照射するように、変位
センサー45及び46を保持する。これによりデータレ
コーダ46では、各変位センサー45及び46の上端面
からヘッドベース19及び20までの距離G1及びG2
を常時監視し、磁気ヘッド23及び24の高さを測定す
るようになされている。
【0075】これに対して図12に示すように、上ドラ
ム14は、磁気ヘッド24側についても、ピエゾ素子4
7が配置され、このピエゾ素子47にオフセット電圧を
印加した状態で高さ調整ねじ48を調整することによ
り、磁気ヘッド24についても予め高さを粗調整できる
ようになされている。
【0076】すなわち図13に示すように、このように
それぞれ高さ調整ねじ25及び48を調整することによ
り、データレコーダ46において180度の角間隔に保
持された磁気ヘッド23及び24は、ほぼ同一の高さに
保持されることになる。図14に示すように磁気ヘッド
24が最初の基準位置から変位量Xだけ変位し、さらに
逆方向に磁気ヘッド23が最初の基準位置から変位量Y
だけ変位した場合、この場合図15に示すように各磁気
ヘッド23及び24を変化方向と逆方向に変位量X及び
Yだけ変位させることにより、元の高さに補正すること
ができる。
【0077】このためデータレコーダ46では、予め回
転ドラム42の組立工程において、ピエゾ素子27及び
47にオフセット電圧を印加した状態で高さ調整ねじ2
9及び48を可動し、磁気ヘッド23及び24の高さを
粗調整する。さらに最終調整工程において、磁気ヘッド
23及び24の高さを精密に調整し、絶対値で表される
磁気ヘッド23及び24の高さ情報をメモリ回路49に
格納する。
【0078】このためデータレコーダ46では、所定の
基準テープを再生し、この再生結果に基づいて磁気ヘッ
ド23及び24の高さを精密に調整する。ここでこの基
準テープは、第一の実施例における基準テープと同様に
記録トラックパターンが精密に形成されたもので、この
実施例では、始めに第一の実施例と同様にして磁気ヘッ
ド23及び24間の相対的な高さを調整する。さらにこ
の調整が完了すると、データレコーダ46では、磁気ヘ
ッド23及び又は24が走査を開始した後、再生信号の
信号レベルが立ち上がるタイミングを観測し、この立ち
上がりのタイミングが規定のタイミングになるように、
磁気ヘッド23及び24の高さを調整する。
【0079】これによりデータレコーダ46は、磁気ヘ
ッド24及び24について、絶対的な高さを精密に調整
し、この調整が完了すると、サンプルホールド回路52
のサンプルホールド結果をメモリ回路49に格納し、こ
れにより各磁気ヘッド23及び24について絶対的な高
さの情報を記録する。すなわちデータレコーダ46(図
10)は、PG信号発生器PGGから出力されるパルス
ジェネレータPGをタイミングパルス発生回路50に与
え、ここでサンプルホールド用のタイミング信号を生成
する。
【0080】センサー回路51は、このタイミング信号
を基準にしてそれぞれ変位センサー45及び46の出力
信号をサンプルホールドし、サンプルホールド結果を磁
気ヘッド23及び24毎にメモリ回路49に格納する。
【0081】このようにして基準となる高さ情報がメモ
リ回路49に格納されると、データレコーダ46では、
サンプルホールド回路52において、センサー回路51
の出力信号をサンプルホールドすることにより得られる
各磁気ヘッド23及び24の高さ情報と、メモリ回路4
9に格納した対応する高さ情報との間で減算結果を得、
各磁気ヘッド23及び24において、この減算結果が0
レベルになるように、それぞれ対応するピエゾ駆動回路
でピエゾ素子27及び47の印加電圧を制御する。
【0082】かくして第2の実施例によれば、各磁気ヘ
ッド23及び24について、それぞれ高さを管理するこ
とにより、トラックピッチだけでなく、記録トラックパ
ターンの開始位置を一定位置に保持することができ、こ
れによりさらに一段と精密な記録トラックパターンを形
成することができる。
【0083】(3)第3の実施例 図1との対応部分に同一符号を付して示す図16におい
て、53は全体としてデータレコーダを示し、この実施
例では変位センサーに代えて、記録に供する磁気テープ
10を使用して磁気ヘッド23及び24の高さを検出す
る。
【0084】すなわちデータレコーダ53において、第
1のエンコーダ(ENC)54Aは、例えばホストコン
ピュータ等の外部機器から入力される書き込みデータD
ATAを順次入力し、誤り訂正処理等の所定の処理を実
行する。タイミングジェネレータ(TG)53は、デー
タレコーダ53の基準クロックに同期した基準信号RE
Fに基づいて、記録データ生成用の基準クロックCKを
生成して出力する。
【0085】メモリ回路(MEM)54Bは、バッフア
メモリ回路を形成し、書き込みデータDATAに同期し
たタイミングで順次エンコーダ54Aから出力されるデ
ータを格納すると共に、基準クロックCKに同期したタ
イミングで格納したデータを順次所定のブロック単位で
出力する。
【0086】第2のエンコーダ(ENC)54Cは、こ
のメモリ回路54Bの出力データに誤り訂正符号を付加
した後、インターリーブ処理、符号化処理等の処理を実
行し、これにより書き込みデータDATAを記録フォー
マットに適応した記録データD1に変換して出力する。
これによりデータレコーダ53では、この記録データD
1に応じて駆動回路43で磁気ヘッド23及び24を駆
動し、外部機器から入力された書き込みデータDATA
を順次磁気テープ10に記録するようになされている。
【0087】さらに第2のエンコーダ54Cは、磁気ヘ
ッド23及び24が走査を開始した後、所定期間の間、
この記録データD1の出力を中止する。さらに第2のエ
ンコーダ54Cは、磁気ヘッド24について、この記録
データD1の出力を中止する期間の間、所定のタイミン
グで高さ調整用の基準信号STを出力する。ここでこの
高さ調整用の基準信号STは、アジマス損失の影響を受
けない周波数の低いバースト状の信号が選定されるよう
になされている。
【0088】これにより図17に示すように、データレ
コーダ53では、記録トラックTA1、TB1、TA
2、TB2、……を順次形成するにつき、この各記録ト
ラックTA1、TB1、TA2、TB2、……のうち、
磁気ヘッド23で形成される記録トラックTB1、TB
2、……については、これら記録トラックTB1、TB
2、……の走査開始端側に無信号の領域を形成し、磁気
ヘッド24で形成される記録トラックTA1、TA2、
……については、これら記録トラックTA1、TA2、
……の走査開始端側に高さ調整用の基準信号STを記録
して高さ調整用の領域56を形成する。
【0089】このようにすれば図18に示すように、磁
気ヘッド24に対して磁気ヘッド23の高さが後行側に
変化した場合、磁気ヘッド24の走査に続いて磁気テー
プ10を走査する磁気ヘッド23は、この高さが変化し
た分、高さ調整用の領域56を走査する幅tが大きくな
る。またこれとは逆に磁気ヘッド24に対して磁気ヘッ
ド23の高さが先行側に変化した場合、この高さが変化
した分、高さ調整用の領域56を走査する幅tが小さく
なり、またこの高さの変化が大きい場合、高さ調整用の
領域56から離間した位置を走査することになる。
【0090】これにより磁気ヘッド23がこの走査開始
端の領域を走査する期間の間、磁気ヘッド23を介して
得られる再生信号は、磁気ヘッド24が形成した記録ト
ラックを一部走査することにより、又は先行側に変位し
た場合は、この記録トラックからのクロストークによ
り、磁気ヘッド23及び24間の相対的な高さの変化に
応じて信号レベルが変化するようになる。
【0091】データレコーダ53は、磁気ヘッド23が
この走査開始端の領域を走査する期間の間、駆動回路4
3の動作を停止し、再生系の動作を立ち上げる。すなわ
ちこの期間の間、前置増幅回路39は、動作状態に立ち
上がり、磁気ヘッド23の再生信号PBを増幅して出力
し、RF検出回路57は、この期間の間、再生信号PB
をエンベロープ検波して出力する。サンプルホールド回
路58は、このエンベロープ検波結果をサンプルホール
ドする。
【0092】これによりデータレコーダ53は、サンプ
ルホールド回路58を介して順次得られるサンプルホー
ルド結果が、予め基準テープにて精密に高さ調整した状
態で、同様にして検出したサンプルホールド結果と一致
するように、ピエゾ制御回路(図示せず)を介してピエ
ゾ素子27を変形させる。
【0093】かくして図16に示す構成によれば、変位
センサ等の専用の高さ検出機構を設けなくても、磁気ヘ
ッド23及び24の相対的な高さの変化を検出すること
ができ、これにより簡易な構成で第1の実施例と同様の
効果を得ることができる。
【0094】(4)第4の実施例 図16と対応する部分に同一の符号を示す図19におい
て、61は全体としてデータレコーダを示し、この実施
例においては、記録に供する磁気テープ10を使用し
て、スタンバイの状態(すなわち記録再生動作を一時停
止している状態で、回転ドラム12は回転しているが、
この回転ドラム12に巻き付けられた磁気テープ10は
走行していない状態でなる)で、磁気ヘッド23及び2
4の高さを検出する。
【0095】すなわちスタンバイの状態において、エン
コーダ62及び駆動回路43は、磁気ヘッド24が磁気
テープ10の走査開始端及び走査終了端の一定領域を走
査する期間の間、動作状態に立ち上がる。このときエン
コーダ62は、この動作状態に立ち上がる期間の間、高
さ調整用の基準信号ST1を出力する。ここでこの高さ
調整用の基準信号ST1は、アジマス損失の影響を受け
ない周波数の低いバースト状の信号が選定されるように
なされている。
【0096】これにより図20に示すように、データレ
コーダ61では、磁気テープ10の上下に、高さ調整用
の領域63A及び63Bを形成する。さらにデータレコ
ーダ61では、図21に示すように、記録中のスタンバ
イにおいては、磁気ヘッド24がこれから形成しようと
している記録トラックT1の前後に、再生中のスタンバ
イにおいては、磁気ヘッド24がこれから再生しようと
している記録トラックT1の前後に、高さ調整用の基準
信号ST1を記録し、領域63A及び63Bに高さ調整
パターン64及び65を記録する。
【0097】ここでこのように磁気テープ10が走行し
ていない状態で回転ドラム12が回転している場合、1
80度の角間隔で配置された磁気ヘッド23及び24
は、本来同じ高さに保持されていることにより、先行す
る磁気ヘッド24が走査した軌跡を続いて後行する磁気
ヘッド23が走査することになる。すなわち図21に示
すように、磁気ヘッド24が形成した高さ調整パターン
64及び65を、この場合はジャストトラッキングして
走査することになる。
【0098】これに対して図22に示すように、磁気ヘ
ッド23及び24間において、相対的な高さが変化した
場合、磁気ヘッド23は、磁気ヘッド24の走査軌跡を
オフセットして走査することになる。従って磁気ヘッド
24から出力される再生信号PBは、磁気ヘッド23に
対して磁気ヘッド24の高さが一致しているとき、最も
信号レベルが高くなり、磁気ヘッド23に対して磁気ヘ
ッド24の高さが変化すると、その変化量Xに応じて信
号レベルが低下することになる。
【0099】従ってこの信号レベルの低下量をモニタす
れば、変位量を検出することができ、この信号レベルが
増大するように磁気ヘッド23の高さを可変すれば、磁
気ヘッド23及び24間の相対的な高さを最適な状態に
保持することができる。
【0100】このためデータレコーダ61では、磁気ヘ
ッド23がこの高さ調整用の領域63A及び63Bを走
査する期間の間、前置増幅回路39を動作状態に立ち上
げ、磁気ヘッド23の再生信号PBを所定利得で増幅す
る。RF検出回路66は、この期間の間、再生信号PB
をエンベロープ検波して出力し、サンプルホールド回路
67は、このエンベロープ検波結果をサンプルホールド
する。
【0101】これによりデータレコーダ61は、サンプ
ルホールド回路67を介して順次得られるサンプルホー
ルド結果が、予め基準テープにて精密に高さ調整した状
態で、同様にして検出したサンプルホールド結果と一致
するように、ピエゾ制御回路(図示せず)を介してピエ
ゾ素子27を変形させる。
【0102】かくして、図19に示す構成によれば、変
位センサ等の専用の高さ検出機構を設けなくても、磁気
ヘッド23及び24の間の相対的な高さの変位を検出す
ることができ、これにより簡易な構成で第1の実施例と
同様の効果を得ることができる。
【0103】(5)他の実施例 なお上述の実施例においては、圧電素子を積層して形成
したピエゾ素子によりヘッドベースを押圧して磁気ヘッ
ドの高さを可変する場合について述べたが、本発明はこ
れに限らず、図23に示すように、いわゆるバイモルフ
70を用いて磁気ヘッド23及び24の高さを可変して
もよい。すなわちこの場合、スペーサー71を間に挟ん
で、締め付けねじ72によりバイモルフ70の根元部分
を上ドラム14等のスキャナーに固定し、このバイモル
フ70の先端に磁気ヘッド23(24)を固定する。
【0104】この状態でバイモルフ70に電圧を印加す
れば、矢印cで示すように、磁気ヘッド23(24)を
上下に可変して高さを変化させることができ、このよう
なバイモルフを用いて磁気ヘッドの高さを調整しても、
第1及び第2の実施例と同様の効果を得ることができ
る。
【0105】またこれに代えて図24に示すように、上
ドラム14等のスキャナーにピエゾ素子27(47)を
接着し、さらにこのピエゾ素子27(47)にヘッドベ
ース19(20)を接着してもよい。
【0106】さらにこのとき図25に示すように、直接
磁気ヘッド23(24)をピエゾ素子27(47)に接
着してもよい。
【0107】さらに上述の実施例においては、上ドラム
回転方式の回転ドラム装置に本発明を適用した場合につ
いて述べたが、本発明はこれに限らず、中ドラム回転方
式等、種々の方式の回転ドラム装置に広く適用すること
ができる。
【0108】例えば図26に示すように、上ドラム74
及び下ドラム75を固定して保持し、この上ドラム74
及び下ドラム75の間に配置したスキャナー76に磁気
ヘッド23及び24を配置する場合でも、本発明を適用
して精密な記録トラックパターンを形成することができ
る。
【0109】さらに上述の実施例においては、アジマス
記録する場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、アジマス角が同一の磁気ヘッドを用いる場合にも広
く適用することができる。この場合第3及び第4の実施
例について上述した高さ調整用テスト信号については、
周波数の制限がなくなることになる。
【0110】さらに上述の第3及び第4の実施例におい
ては、高さ調整用テスト信号を、アジマス損失の影響の
ない低い周波数に選定した場合について述べたが、本発
明はこれに限らず、実用上充分な再生信号レベルを得る
ことができれば、高い周波数に選定してもよい。
【0111】さらに上述の第3の実施例においては、磁
気ヘッド24を用いて走査開始端及び終了端側にそれぞ
れ高さ調整パターンを記録する場合について述べたが、
本発明はこれに限らず、磁気ヘッド24を用いて走査開
始端側に高さ調整パターンを記録すると共に、磁気ヘッ
ド23を用いて走査終了端側に高さ調整パターンを記録
してもよく、またこれとは逆にそれぞれ高さ調整パター
ンを形成してもよい。このようにすれば、走査終了端及
び開始端で交互に信号レベルの変化を検出して、磁気ヘ
ッド23及び24間の相対的な高さの変化を検出するこ
とができる。
【0112】さらに上述の実施例においては、最終調整
時、基準テープを用いて磁気ヘッドの高さを調整する場
合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば顕
微鏡等で観察して磁気ヘッドの高さを調整する場合で
も、この調整後の高さを常に規定値に保持することがで
きる。
【0113】さらに上述の実施例においては、回転ドラ
ム上に180度の角間隔で1対の磁気ヘッドを配置する
場合について述べたが、本発明はこれに限らず、必要に
応じて1対以上、複数対の磁気ヘッドを回転ドラム上に
配置する場合に広く適用することができる。
【0114】さらに上述の実施例においては、磁気ヘッ
ドの高さ可変手段として圧電アクチュエータでなるピエ
ゾ素子、バイモルフを用いた場合について述べたが、本
発明はこれに限らず、要は駆動信号に応じて磁気ヘッド
の高さを可変できる構成であれば、種々の高さ可変手段
を広く適用することができる。
【0115】さらに上述の実施例においては、基準テー
プ、記録再生に供する磁気テープ、変位センサーを用い
て磁気ヘッドの高さを測定する場合について述べたが、
本発明はこれに限らず、例えば磁気ヘッドが回転ドラム
の周囲から僅かに突出していることを利用して、回転ド
ラムの周囲からレーザービームを斜めに照射し、その反
射光の受光結果により磁気ヘッドの高さの変化を検出す
る場合等、種々の高さ検出手段を広く適用することがで
きる。
【0116】さらに上述の実施例においては、磁気ヘッ
ドの変位検出結果によって自動的に磁気ヘッドの高さを
調整する場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、例えば検出結果を所定の表示手段に表示する場合、
さらには検出結果より磁気ヘッドの高さが予め設定した
変位幅を越えたとき、警告を発生する場合等に広く適用
することができる。
【0117】さらに上述の実施例においては、本発明を
データレコーダに適用した場合について述べたが、本発
明はこれに限らず、ディジタルビデオテープレコーダ、
ディジタルオーデイオテープレコーダ等のディジタル機
器、さらにはアナログ信号形式のビデオテープレコーダ
等、種々の回転ドラム装置を適用した機器に広く適用す
ることができる。
【0118】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、磁気ヘッ
ドの高さを測定し、高さ測定結果を出力する磁気ヘッド
高さ検出手段を設けることにより、この高さ測定結果に
基づいて、必要に応じて、又は自動的に磁気ヘッドの高
さ補正することができ、これによりトラックピッチが小
さくなった場合でも、規定の記録トラックパターンを確
実に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるデータレコーダを示す
ブロック図である。
【図2】図1のデータレコーダの回転ドラムを示す断面
図である。
【図3】図2の回転ドラムの上ドラムを示す平面図であ
る。
【図4】図3の上ドラムの断面図である。
【図5】図4の上ドラムに配置した磁気ヘッドの周辺構
成を示す断面図である。
【図6】図4の上ドラムに配置した磁気ヘッドの高さの
関係を、上ドラムの側面から展開して示す展開図であ
る。
【図7】図6に対応して磁気ヘッドの高さが変化した状
態を示す展開図である。
【図8】図6に対応して磁気ヘッドの高さ補正の説明に
供する展開図である。
【図9】図2の回転ドラムに配置した変位センサーの周
辺構成を示す断面図である。
【図10】本発明の第2の実施例によるデータレコーダ
を示すブロック図である。
【図11】図10のデータレコーダの回転ドラムを示す
断面図である。
【図12】図11の回転ドラムの上ドラムを示す断面図
である。
【図13】図12の上ドラムに配置した磁気ヘッドの高
さの関係を、上ドラムの側面から展開して示す展開図で
ある。
【図14】図13に対応して磁気ヘッドの高さが変化し
た状態を示す展開図である。
【図15】図13に対応して磁気ヘッドの高さ補正の説
明に供する展開図である。
【図16】本発明の第3の実施例によるデータレコーダ
を示すブロック図である。
【図17】図16のデータレコーダによる磁気テープの
記録トラックパターンを示す略線図である。
【図18】図16のデータレコーダによる高さ検出の説
明に供する略線図である。
【図19】本発明の第4の実施例によるデータレコーダ
を示すブロック図である。
【図20】図19のデータレコーダによる磁気テープの
記録トラックパターンを示す略線図である。
【図21】図19のデータレコーダにおける磁気ヘッド
の走査を示す略線図である。
【図22】図19のデータレコーダにおける高さ検出の
説明に供する略線図である。
【図23】バイモルフを用いた場合の実施例を示す断面
図である。
【図24】ピエゾ素子をヘッドベースに接着した実施例
を示す断面図である。
【図25】ピエゾ素子に直接磁気ヘッドを接着した実施
例を示す断面図である。
【図26】他の実施例による回転ドラムを示す断面図で
ある。
【図27】従来の回転ドラムのスキャナーを示す平面図
である。
【図28】図27の磁気ヘッドの保持方法を示す断面図
である。
【図29】図28の平面図である。
【図30】図27の回転ドラムによる記録トラックパタ
ーンを示す略線図である。
【図31】図27の回転ドラムにおいて磁気ヘッドの高
さが変化した場合の記録トラックパターンを示す略線図
である。
【符号の説明】
2、3、23、24 磁気ヘッド 4、5、19、20 ヘッドベース 6、7、21、22 締め付けねじ 8、9、25、29、48 高さ調整ねじ 10 磁気テープ 11、46、53、61 データレコーダ 12 回転ドラム 27、47 ピエゾ素子 30、46 変位センサー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヘリカルスキャン方式により、回転ドラム
    に搭載した磁気ヘッドの走査軌跡を順次斜めに磁気テー
    プに形成する回転ドラム装置において、 前記磁気ヘッドの高さを測定し、高さ測定結果を出力す
    る磁気ヘッド高さ検出手段を具えることを特徴とする回
    転ドラム装置。
  2. 【請求項2】前記磁気ヘッド高さ検出手段は、 前記磁気テープに、先行する前記磁気ヘッドで基準信号
    を記録し、続く後行の前記磁気ヘッドの出力信号に基づ
    いて、前記磁気ヘッドの高さを測定することを特徴とす
    る請求項1に記載の回転ドラム装置。
  3. 【請求項3】前記磁気ヘッド高さ検出手段は、 予め記録トラックを形成した基準の磁気テープの再生結
    果に基づいて、前記磁気ヘッドの高さを測定することを
    特徴とする請求項1に記載の回転ドラム装置。
  4. 【請求項4】前記回転ドラムは、 複数の前記磁気ヘッドを搭載し、 前記磁気ヘッド高さ検出手段は、 前記複数の磁気ヘッドが順次測定対象になるように、前
    記回転ドラムの固定ドラムに測距センサーを固定して保
    持し、 前記測距センサーの検出結果を、前記回転ドラムの回転
    を基準にして順次取り込むことにより、前記複数の各磁
    気ヘッドについて、前記高さを測定することを特徴とす
    る請求項1に記載の回転ドラム装置。
  5. 【請求項5】前記回転ドラムは、 複数の前記磁気ヘッドを搭載し、 前記磁気ヘッド高さ検出手段は、 前記回転ドラムのスキャナーに固定された保持部材に、
    前記複数の磁気ヘッドに対応して複数の測距離センサー
    を保持し、 前記複数の測距センサーの検出結果を取り込むことによ
    り、前記複数の各磁気ヘッドについて、前記高さを測定
    することを特徴とする請求項1に記載の回転ドラム装
    置。
JP21676294A 1994-08-19 1994-08-19 回転ドラム装置 Pending JPH0863729A (ja)

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