JPH086355Y2 - 緩動時素リレー回路 - Google Patents

緩動時素リレー回路

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JPH086355Y2
JPH086355Y2 JP1991024811U JP2481191U JPH086355Y2 JP H086355 Y2 JPH086355 Y2 JP H086355Y2 JP 1991024811 U JP1991024811 U JP 1991024811U JP 2481191 U JP2481191 U JP 2481191U JP H086355 Y2 JPH086355 Y2 JP H086355Y2
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JP
Japan
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time constant
relay
capacitor
circuit
operates
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JP1991024811U
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JPH04114231U (ja
Inventor
元昭 石井
勇 鈴木
輝明 星野
Original Assignee
大同信号株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、鉄道の信号保安装置
等に使用する緩動時素リレー回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】数十秒程度の長時素をもつサイリスタ形
緩動時素リレーが使用されている。この時素リレーは半
導体など電子素子とリレーを使用し、単体としてフェイ
ル・セーフになるように考案されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、最近各種の
鉄道信号保安装置が電子化、マイクロエレクトロニック
ス化された装置になってきており、電子回路のユニット
の一部として基板に前記のような時素リレーを搭載する
必要上、時素リレーの小型化が要望されている。しかし
ながら、前記従来の時素リレーは単体となっており、ユ
ニットの一部として基板にこれを搭載するにはやや寸法
が大きく、使用できないという問題点があつた。
【0004】この考案は、前記のような従来の時素リレ
ーのもつ問題点を排除し、簡素な回路で小型化を図るこ
とができて、電子回路のユニットの一部として基板に搭
載することができる緩動時素リレー回路を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、この出願の請求項1の考案に係る緩動時素リレー回
路は、端子1,2に電源電圧を接続すると充電し始め、
所定の時定数をもつコンデンサCと抵抗Rの第1時
定数回路と、この第1時定数回路に対して並列に接続さ
れ、端子1,2に電源電圧を接続すると充電し始め、第
1時定数回路の時定数より少ない時定数をもつコンデン
サCと抵抗Rの第2時定数回路と、第1時定数回路
のコンデンサCの充電により時定数にしたがって増加
した端子電圧が所定の時素後にゲートに印加すると導通
するサイリスタSCRと、このサイリスタSCRの導通
により第2時定数回路のコンデンサCに充電された電
荷が放電すると暫時動作するリレー1Rと、このリレー
1Rが動作すると動作接点1Rを介して動作して動作接
点2Rにより自己保持する出力リレー2Rとを有し、リ
レー1RはサイリスタSCRが短絡又は開放、コンデン
サCが短絡、コンデンサCが短絡、のいずれのとき
も動作しないように構成されている。請求項2の考案に
係る緩動時素リレー回路は、端子1,2に電源電圧を接
続すると充電し始め、所定の時定数をもつコンデンサC
と抵抗Rの第1時定数回路と、この第1時定数回路
に対して並列に接続され、端子1,2に電源電圧を接続
すると充電し始め、第1時定数回路の時定数より少ない
時定数をもつコンデンサCと抵抗R10の第2時定数
回路と、第1時定数回路のコンデンサCの充電により
時定数にしたがって増加した端子電圧が所定の時素後に
ゲートに印加すると電界効果トランジスタQがオン、
トランジスタQがオフとなるシュミット回路3と、こ
のシュミット回路3の電界効果トランジスタQのオ
ン、トランジスタQのオフによってトランジスタQ
のコレクタ電圧がHレベルになることによりオンとなる
トランジスタQと、このトランジスタQのオンによ
り第2時定数回路のコンデンサCに充電された電荷が
放電すると暫時動作するリレー1Rと、このリレー1R
が動作すると動作接点1Rを介して動作して動作接点2
Rにより自己保持する出力リレー2Rとを有し、リレー
1Rはシュミット回路3が短絡又は開放、コンデンサC
が短絡、コンデンサCが短絡、のいずれのときも動
作しないように構成されている。
【0006】
【作用】前記構成の緩動時素リレー回路によれば、端子
1,2に電源電圧を接続すると所定の緩動時素は、第1
時定数回路の時定数によって決まり、この時定数を経過
すると、出力リレー2Rが動作する。
【0007】
【実施例】図1は第1実施例の回路図、図2はその動作
を示すタイムチャートである。図1において1,2は電
源電圧が接続される端子である。R1,R2,R3は抵
抗、C1,C2はコンデンサで、コンデンサC1と抵抗R1
で第1時定数回路が構成され、コンデンサC2と抵抗R3
で第2時定数回路が構成されている。また、SCRはサ
イリスタ、1Rはリレー、2Rは出力リレー、D1,D2
はダイオードである。
【0008】前記構成において端子1,2に電源電圧を
接続すると、コンデンサC1は抵抗R1を介して充電さ
れ、その端子電圧は時定数にしたがって増加する。ま
た、コンデンサC2は抵抗R3、ダイオードD1を通って
充電される。コンデンサC2と抵抗R3の時定数は、コン
デンサC1と抵抗R1の時定数より少なく、したがってコ
ンデンサC2はコンデンサC1より早く充電される。コン
デンサC1の端子電圧はサイリスタSCRのゲートGに
印加され、コンデンサC1が充電されてサイリスタSC
Rのゲートオン電圧になるとサイリスタSCRは導通
し、コンデンサC2に充電された電荷はサイリスタSC
R、ダイオードD2、リレー1Rを通って放電し、リレ
ー1Rは暫時動作する。リレー1Rが動作すると動作接
点1Rを介して出力リレー2Rが動作し、一旦動作する
と動作接点2Rにより自己保持して電源電圧が端子1,
2に接続されている間、動作状態を保持する。したがっ
て、端子1,2に電源電圧が接続されると、コンデンサ
1と抵抗R1の時定数によって決定される所定の時素を
経過すると、出力リレー2Rが動作して緩動時素リレー
回路となる。
【0009】この緩動時素リレー回路は、サイリスタS
CRが短絡のときはコンデンサC2が充電されず、サイ
リスタSCRが開放のときはコンデンサC2が放電せ
ず、いずれもリレー1Rが動作せず、出力リレー2Rも
動作しない。ダイオードD1が短絡のときはコンデンサ
2の放電はダイオードD1を通ってリレー1Rは動作せ
ず、ダイオードD1が開放のときはコンデンサC2は充電
されないのでリレー1Rは動作せず、出力リレー2Rも
動作しない。ダイオードD2が短絡のときはリレー1R
は正常にコンデンサC2の放電で動作し、ダイオードD2
が開放のときはリレー1Rが動作せず、出力リレー2R
も動作しない。コンデンサC1が短絡のときはサイリス
タSCRが導通せず、コンデンサC2が短絡のときは充
電せず、いずれもリレー1Rが動作せず、出力リレー2
Rも動作しない。よって、いずれの場合もフェイル・セ
ーフとなる。
【0010】図3は第2実施例の回路図、図4はその動
作を示すタイムチャートである。この実施例はシュミッ
ト回路3が追加されている点を除けば、第1実施例と構
成がほとんど同じである。したがって、同一部材には同
一符号を引用する。この実施例でも所定の緩動時素はコ
ンデンサC1と抵抗R1の時定数によって決まる。端子
1,2に電源電圧を接続すると、コンデンサC1は充電
されて端子電圧は時定数にしたがって増加し、所定の時
素を経過すると、シュミット回路3の電界効果トランジ
スタ(FET)Q1はオン、トランジスタQ2はオフ、ト
ランジスタQ2のコレクタ電圧はHレベル、トランジス
タQ3はオンとなり、コンデンサC2の電荷はトランジス
タQ3、ダイオードD2、リレー1Rを通って放電し、リ
レー1Rは暫時動作する。リレー1Rが動作すると動作
接点1Rを介して出力リレー2Rが動作し、一旦動作す
ると動作接点2Rにより自己保持して電源電圧が端子
1,2に接続されている間、動作状態を保持して、緩動
時素リレー回路となる。フェイル・セーフも第1実施例
と同じである。
【0011】
【考案の効果】請求項1,2の考案は前記のような構成
からなるので、従来のものに比べて回路的に簡素化さ
れ、小型化を図ることができる。したがって、電子回路
のユニットの一部として基板に搭載することができ、マ
イクロエレクトロニックス化された装置の一部として十
分に使用することができる。また、サイリスタ、シュミ
ット回路、コンデンサ等の回路を構成する部品のいずれ
かが故障のときにリレー1Rが動作せず、フェイル・セ
ーフとなるから、きわめて安全性が高く、鉄道の信号保
安装置に設置する場合に好適である、というすぐれた効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の第1実施例を示す緩動時素リレー回
路の構成図である。
【図2】同上の時素リレー回路の動作説明用タイムチャ
ートである。
【図3】第2実施例を示す緩動時素リレー回路の構成図
である。
【図4】同上の時素リレー回路の動作説明用タイムチャ
ートである。
【符号の説明】
1,2 端子 3 シュミット回路 R1,R2,R3,R4,R5,R6,R7,R8,R9,R
10 抵抗 C1,C2 コンデンサ SCR サイリスタ 1R リレー 2R 出力リレー D1,D2 ダイオード Q1 電界効果トランジスタ Q2,Q3 トランジスタ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−185640(JP,A) 北川稔「リレー回路の見方・書き方」第 5刷(昭54−6−30)オーム社P,67, P.118

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端子1,2に電源電圧を接続すると充電
    し始め、所定の時定数をもつコンデンサCと抵抗R
    の第1時定数回路と、この第1時定数回路に対して並列
    に接続され、端子1,2に電源電圧を接続すると充電し
    始め、第1時定数回路の時定数より少ない時定数をもつ
    コンデンサCと抵抗Rの第2時定数回路と、第1時
    定数回路のコンデンサCの充電により時定数にしたが
    って増加した端子電圧が所定の時素後にゲートに印加す
    ると導通するサイリスタSCRと、このサイリスタSC
    Rの導通により第2時定数回路のコンデンサCに充電
    された電荷が放電すると暫時動作するリレー1Rと、こ
    のリレー1Rが動作すると動作接点1Rを介して動作し
    て動作接点2Rにより自己保持する出力リレー2Rとを
    有し、リレー1RはサイリスタSCRが短絡又は開放、
    コンデンサCが短絡、コンデンサCが短絡、のいず
    れのときも動作しないように構成されていることを特徴
    とする緩動時素リレー回路。
  2. 【請求項2】 端子1,2に電源電圧を接続すると充電
    し始め、所定の時定数をもつコンデンサCと抵抗R
    の第1時定数回路と、この第1時定数回路に対して並列
    に接続され、端子1,2に電源電圧を接続すると充電し
    始め、第1時定数回路の時定数より少ない時定数をもつ
    コンデンサCと抵抗R10の第2時定数回路と、第1
    時定数回路のコンデンサCの充電により時定数にした
    がって増加した端子電圧が所定の時素後にゲートに印加
    すると電界効果トランジスタQがオン、トランジスタ
    がオフとなるシュミット回路3と、このシュミット
    回路3の電界効果トランジスタQのオン、トランジス
    タQのオフによってトランジスタQのコレクタ電圧
    がHレベルになることによりオンとなるトランジスタQ
    と、このトランジスタQのオンにより第2時定数回
    路のコンデンサCに充電された電荷が放電すると暫時
    動作するリレー1Rと、このリレー1Rが動作すると動
    作接点1Rを介して動作して動作接点2Rにより自己保
    持する出力リレー2Rとを有し、リレー1Rはシュミッ
    ト回路3が短絡又は開放、コンデンサCが短絡、コン
    デンサCが短絡、のいずれのときも動作しないように
    構成されている ことを特徴とする緩動時素リレー回
    路。
JP1991024811U 1991-03-20 1991-03-20 緩動時素リレー回路 Expired - Lifetime JPH086355Y2 (ja)

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JPH04114231U JPH04114231U (ja) 1992-10-07
JPH086355Y2 true JPH086355Y2 (ja) 1996-02-21

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57185640A (en) * 1981-05-12 1982-11-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd Relay driving circuit

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
北川稔「リレー回路の見方・書き方」第5刷(昭54−6−30)オーム社P,67,P.118

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JPH04114231U (ja) 1992-10-07

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