JPH0863358A - Avシステム及びシステム関数呼出方法 - Google Patents

Avシステム及びシステム関数呼出方法

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JPH0863358A
JPH0863358A JP22275994A JP22275994A JPH0863358A JP H0863358 A JPH0863358 A JP H0863358A JP 22275994 A JP22275994 A JP 22275994A JP 22275994 A JP22275994 A JP 22275994A JP H0863358 A JPH0863358 A JP H0863358A
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JP
Japan
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system function
unit
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option
program
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JP22275994A
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Kazuhisa Kiyota
和久 清田
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Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バグの修正やバージョンアップなどによるシ
ステム関数の更新を容易に実行できるようにする。 【構成】 メインユニットにおいてプログラムメモリ手
段には各種システム関数と、各システム関数の格納位置
を示すシステム関数テーブルが記憶されているようにし
ておき、オプションユニット側から或るシステム関数を
呼び出す場合には、そのシステム関数の番地が記憶され
たシステム関数テーブル上の或る番地を指定するように
する。そして、システム関数が更新され番地が変更され
たような場合はシステム関数テーブル内でそのシステム
関数の番地を書き換えるようにし、オプションユニット
側のプログラム記述の変更の必要を解消する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はメインユニットとオプシ
ョンユニットから成るAVシステム及びこのAVシステ
ムのシステム関数呼出方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば車載用AVシステムにおいては、
CDプレーヤ、チューナー、ナビゲーション装置等の機
器(オプションユニット)を主操作機器(メインユニッ
ト)に接続して、メインユニットから各オプションユニ
ットを選択的に動作させることができるようにしている
ものがある。
【0003】例えばメインユニットにおいては操作キー
等の入力手段と、スピーカやモニタ等の出力手段を備え
る。そして、メインユニットは操作キーの操作に応じて
所要のオプションユニットの動作制御を行ない、そのオ
プションユニットからのオーディオ信号、ビデオ信号を
スピーカやモニタから音声又は映像として出力する。
【0004】このような動作を行なうため、メインユニ
ット及び各オプションユニットには制御手段となるマイ
クロコンピュータが搭載されており、また各マイクロコ
ンピュータについてはROMなどのメモリ手段に動作プ
ログラムが格納されている。
【0005】ここで、メインユニットにおける操作キー
などの入力に対応するためのキースキャンプログラム
や、タイマー動作のためのプログラムなど、共有ハード
ウエアの動作プログラムとなるシステム関数は、メイン
ユニット及び各オプションユニットに対する共通プログ
ラムとすることができ、各オプションユニットはその動
作プログラム上で、メインユニットのROMからこれら
のシステム関数を呼び出して使用するようにしている。
【0006】このようなシステム関数の状態を図3
(a)に模式的に示す。図3(a)にはメインユニット
側のROM(メインプログラムROM)内にシステム関
数ライブラリが格納されており、またオプションユニッ
ト側のROM(オプションプログラムROM)内に、シ
ステム関数を用いるプログラムが格納されている状態が
示されている。
【0007】メインプログラムROMには、例えばシス
テム関数0が番地100から記憶されており、またシス
テム関数1が番地110から、またシステム関数2が番
地120から、それぞれ記憶されている。一方オプショ
ンプログラムROMでは、システム関数0を用いるプロ
グラムとしてメインプログラムROM内のシステム関数
0の番地を呼び出すプログラム記述が『CALL 10
0番地』として記憶され、また同様に、システム関数1
を呼び出すプログラム記述が『CALL 110番
地』、システム関数2を呼び出すプログラム記述が『C
ALL 120番地』として、記憶されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
場合、メインユニット側で、システム関数内のバグが発
見されて修正されるような場合や、バージョンアップに
よりシステム関数が更新されるような場合において、メ
インプログラムROM内におけるシステム関数の番地が
変更されてしまった場合に問題が生ずる。
【0009】例えばシステム関数1,システム関数2を
更新して図3(b)のようにシステム関数1の番地が1
20、システム関数2の番地が140に変わってしまっ
たとする。すると、これに応じてオプションプログラム
ROM側のシステム関数1,システム関数2を呼び出す
ためのプログラム記述も、『CALL 110番地』を
『CALL 120番地』に、また、『CALL 12
0番地』を『CALL140番地』に、変更しなくては
ならない。
【0010】つまり、メインユニット側のプログラム変
更だけではなく、オプションユニット側のプログラム記
述の変更も必要になり、結果としてシステム全体のプロ
グラム変更が必要になる。このためバグの修正やバージ
ョンアップを容易に行なうことができず、また行なう場
合にはコスト的に大きな負担となっていた。
【0011】また図4(a)に従来の他の方式を示す。
これはメインユニット側のメインプログラムROMにプ
ログラム、システム関数0、システム関数1が格納され
ており、オプションユニット側のオプションプログラム
ROMでは、使用するシステム関数を全て取り込んでし
まう方式である。即ち、オプションプログラムROMで
は固有のプログラム以外に、使用するシステム関数1を
メインプログラムROMから取り込んで格納する。また
この例では、オプションプログラムROMは独自にシス
テム関数2を格納している。
【0012】ここでシステム関数1にバグがあったり、
仕様変更などで更新が必要であると仮定する。すると、
この場合も、図4(b)のようにメインプログラムRO
M側でシステム関数1を更新するだけではなく、オプシ
ョンプログラムROM側でも取り込んだシステム関数1
を更新しなければならず、図3の例と同様にバグの修正
やバージョンアップを容易に行なうことができず、また
実行の際にはコスト負担が大きくなっていた。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点に鑑みて、バグの修正やバージョンアップなどによる
システム関数の更新を容易に実行できるようにすること
を目的とする。
【0014】このために、1又は複数のオプションユニ
ットがメインユニットに接続され、このメインユニット
によって制御されることにより任意のオプションユニッ
トが動作されるAVシステムにおいて、メインユニット
は、入力手段と、出力手段と、制御手段と、プログラム
メモリ手段を備え、このプログラムメモリ手段には各種
動作プログラムとしての各種システム関数と、各システ
ム関数の格納位置を示すシステム関数テーブルが記憶さ
れているようにする。そしてオプションユニットは、ユ
ニット固有のハードウエアと、制御手段と、ハードウエ
アの動作を制御する各種動作プログラムを格納したプロ
グラムメモリ手段を備えているようにする。このプログ
ラムメモリ手段内の各種動作プログラムにおいてメイン
ユニット側に記憶されたシステム関数を使用する場合に
は、システム関数テーブルにおけるその使用するシステ
ム関数の格納位置が記憶された番地が指定されているよ
うにする。
【0015】また、1又は複数のオプションユニットが
メインユニットに接続され、このメインユニットによっ
て制御されることにより任意のオプションユニットが動
作されるAVシステムのシステム関数呼出方法としては
次のようにする。メインユニット内に各種システム関数
と、各システム関数の格納位置を示すシステム関数テー
ブルが記憶されているときに、或るオプションユニット
における動作プログラムがメインユニットに格納されて
いる或るシステム関数を呼び出す場合には、その動作プ
ログラムはシステム関数テーブルにおけるその使用する
システム関数の格納位置が記憶された番地を指定するよ
うにする。そして、その番地に記憶されている番地に格
納されているシステム関数を呼び出すようにする。
【0016】
【作用】メインユニットにおいてプログラムメモリ手段
には各種システム関数と、各システム関数の格納位置を
示すシステム関数テーブルが記憶されているようにして
おき、オプションユニット側から或るシステム関数を呼
び出す場合には、そのシステム関数の番地が記憶された
システム関数テーブル上の或る番地を指定するようにす
る。すると、システム関数が更新され番地が変更された
ような場合でも、システム関数テーブル内でそのシステ
ム関数の番地を書き換えておけばよく、オプションユニ
ット側のプログラム記述の変更の必要はない。つまり、
バグの修正やバージョンアップのためのシステム関数の
更新はメインユニット側のみで行なうことができる。
【0017】
【実施例】以下、図1、図2により本発明の実施例を説
明する。この実施例としては車載用のAVシステムを例
に上げる。図2は車載用のAVシステムの構成を示すも
のである。
【0018】図2において3aはメインユニット、3b
はパワーユニットである。パワーユニット3bはメイン
ユニット3a及び各オプションユニットに電源を供給す
るとともにオーディオパワーアンプとして機能するよう
に接続されたユニットである。
【0019】15,16,17はそれぞれオプションユ
ニットであり、15はチューナユニット、16はCDユ
ニット、17はナビゲーションユニットである。2,8
はメインユニット3aの入出力部であり、入出力部2に
おいて36は各種操作キーやロータリエンコーダなどに
よる操作部、37はCRTやLCDなどにより構成され
るモニタ部である。また、入出力部8において38は例
えば後部座席用もしくは助手席用のサブモニタ部、39
は外部入力端子である。なお入出力部8には操作部はな
く、サブモニタ部38にはモニタ部37と同一の画像が
表示される。
【0020】メインユニット3a、パワーユニット3
b、及び各オプションユニット15,16,17は、シ
ステムバス19により接続されている。システムバス1
9には電源ライン、CPUバス、オーディオライン、ビ
デオラインが構成されている。
【0021】この実施例のメインユニット3aにはCD
−ROMプレーヤ23が搭載されている。メインユニッ
ト3a内のメインCPU30は、プログラム実行部であ
ってメインROM(メインプログラムROM)33と、
パワーユニット3b内のROM44、及び各オプション
ユニット14,15,16内のROM(オプションプロ
グラムROM)53,56,61とをアクセスして、各
プログラムを実行し、メインユニット3a,パワーユニ
ット3b、各各オプションユニット14,15,16を
制御する。このため、メインCPU30としては高速処
理の高性能なものが望ましい。
【0022】メインユニット3a内のサブCPU31
は、入力データを制御する入力制御部であり、車両のア
クセサリースイッチ(ACC)やバッテリ(BAT)電
圧のチェック等の電源監視、パワーユニット3b内の電
源部41のオン/オフ制御、メインCPU30の起動
(RESET)、操作部36の操作によるデータの取り
込み、メインCPU30に対する割り込み制御、CD−
ROMプレーヤ23の制御等を行なう。このサブCPU
31はシングルチップマイコンであり、メインCPU3
0の1つのシステムI/O(入出力)としてメモリマッ
ピングされている。
【0023】またメインプログラムROM33には、当
該AVシステムの初期化(イニシャライズ)、操作部3
6からのデータの取り込み、グラフィックス描画の表示
制御、ビデオ切り換え制御、CD−ROMプレーヤ23
からのデータの取り込み等を行なうためのいわゆるシス
テム関数群、電子地図機能、及びオプションユニットで
あるチューナユニット15,CDユニット16,ナビゲ
ーションユニット17内のオプションプログラムROM
53,56,61に記憶されているプログラムを実行す
るためのモード遷移制御用プログラムが格納されてい
る。
【0024】RAM32は、当該AVシステムの初期化
時にエントリされる、接続されているオプションユニッ
トの情報データが格納され、メインユニット3a及びオ
プションユニットであるチューナユニット15,CDユ
ニット16,ナビゲーションユニット17用のワークエ
リアとして使用される。
【0025】グラフィックスエンジン回路34は、表示
手段であるモニタ37への操作時の表示、電子地図の表
示、ナビゲーション時の表示等、全ての表示を行なうと
きに高速な描画を行なうためのものである。ビデオ制御
部35は、画像出力を制御する画像表示制御部であり、
グラフィックスエンジン回路34からのアナログRGB
ビデオ出力、外部入力端子39からの入力、システムバ
ス19のビデオラインからの入力の切り換え、アナログ
RGBビデオ信号やコンポジットビデオ信号の出力、及
びスーパーインポーズを行なう。
【0026】CD−ROMプレーヤ23は、電子地図表
示機能を備え、ナビゲーションシステム実装時におい
て、ナビゲーションを行なう場合に必要となる地図を描
画する際に必要となるCD−ROMに記録されたデータ
を読み込むものである。
【0027】次に、パワーユニット3bには、パラメト
リックイコライザとサラウンドプロセッサとしての機能
を持つDSPプリアンプ43、パワーアンプ42、RO
M44、CPU45、バスインターフェース部46を含
む制御部47を備える。また電源部41を備えている。
電源部41はメインユニット3a内のサブCPU31に
よりオン/オフ制御される。
【0028】メインユニット3aからの制御信号はCP
Uバスを介してバスインターフェース部46から入力さ
れる。電源部41からの電源電圧はシステムバス19の
電源ラインを介して各ユニットに供給される。システム
バス19のオーディオラインからのオーディオ信号はD
SPプリアンプ43を介してパワーアンプ42に供給さ
れる。そしてパワーアンプ42で増幅されたオーディオ
信号はスピーカ20に供給されて音声として出力され
る。
【0029】チューナユニット15には、FM/AMア
ンテナ11、TVアンテナ14が接続されている。そし
て、チューナユニット15内にはFM/AMチューナ5
1、TVチューナ52が搭載されており、FM/AMア
ンテナ11はFM/AMチューナ51に、またTVアン
テナ14はTVチューナ52に、それぞれ接続される。
【0030】FM/AMチューナ51、TVチューナ5
2からの受信音声出力はシステムバス19のオーディオ
ラインに供給される。またTVチューナ52からの受信
映像出力はシステムバス19のビデオラインに供給され
る。
【0031】CDユニット16にはCDチャンジャ12
が接続されている。このCDチャンジャ12は、CDチ
ャンジャ制御用通信インターフェース部とオーディオプ
リアンプ部とからなるCDチャンジャI/F部55と接
続される。そしてCDチャンジャ12によってCDから
再生されたオーディオ信号はCDチャンジャI/F部5
5を介してシステムバス19のオーディオラインに出力
される。
【0032】ナビゲーションユニット17にはGPSア
ンテナ13が接続される。GPSアンテナ13はグロー
バルポジショニングシステムのための衛星からの電波を
受信し、GPS回路60に供給する。GPS回路60
は、受信電波から現在位置を算出する。
【0033】また、チューナユニット15,CDユニッ
ト16,ナビゲーションユニット17には、それぞれユ
ニットCPU55,58,63が設けられ、またオプシ
ョンプログラムROM53,56,61が設けられてい
る。各ユニットCPU55,58,63は、それぞれチ
ューナユニット15,CDユニット16,ナビゲーショ
ンユニット17固有のハードウエアの制御と、メインユ
ニット3a内のメインCPU30とのインターフェース
を行なうユニットマイコンである。
【0034】またオプションプログラムROM53,5
6,61は、それぞれチューナユニット15,CDユニ
ット16,ナビゲーションユニット17の制御のため
に、メインユニット3a内のメインCPU30が実行す
るプログラム及びデータが格納されている。
【0035】さらにチューナユニット15,CDユニッ
ト16,ナビゲーションユニット17のバスI/F部5
4,57,62は、メインCPU30がシステムバス1
9のCPUバスを介して各オプションユニット15,1
6,17のオプションプログラムROM53,56,6
1及びユニットCPU55,58,63をアクセスする
ためのシステムバスインターフェース部である。このバ
スI/F部54,57,62は、アドレスデコーダ及び
データ入出力制御ロジック回路で構成される。
【0036】チューナユニット15,CDユニット1
6,ナビゲーションユニット17は、メインCPU30
のアドレス空間内でそれぞれマッピングされており、各
オプションユニットの選択は全てシステムバス19のC
PUバスで行なわれる。
【0037】このようなAVシステムにおいて本実施例
の特徴となるプログラム形態を図1で説明する。この実
施例はメインユニット3aのメインプログラムROM3
3と、各オプションユニット14,15,16における
オプションプログラムROM53,56,61のプログ
ラム形態に特徴を有する。なお、説明はメインプログラ
ムROM33とオプションプログラムROM53を例に
あげて行なう。
【0038】図1(a)に示すようにメインプログラム
ROM33には、システム関数ライブラリとしての領域
に、システム関数1が100番地から、システム関数2
が110番地から、システム関数3が120番地から、
それぞれ格納されている。また、このメインプログラム
ROM33には、さらにシステム関数ライブラリテーブ
ルとされる領域が確保されており、200番地にはシス
テム関数1の番地である『100番地』が、204番地
にはシステム関数2の番地である『110番地』が、2
08番地にはシステム関数3の番地である『120番
地』が、それぞれ記憶されている。
【0039】一方、オプションプログラムROM53に
おいては、プログラム記述としてシステム関数1,2,
3をそれぞれ呼び出すための記述が記憶されているが、
これは、システム関数ライブラリテーブル内のアドレス
が指定されている。即ち、システム関数1を呼び出す記
述として『CALL 200番地の内容』が記憶され、
同様にシステム関数2,3呼び出す記述として『CAL
L 204番地の内容』,『CALL 208番地の内
容』が記憶されている。
【0040】つまり、オプションプログラムROM53
側からシステム関数1を呼び出す場合は、まずシステム
関数ライブラリテーブルの200番地が参照され、その
200番地に示される番地『100番地』に記憶されて
いるシステム関数が呼び出されることになる。システム
関数2,3についても同様に、システム関数ライブラリ
テーブルの204番地、208番地が参照され、そこに
示される番地『110番地』『120番地』に記憶され
ているシステム関数が呼び出される。
【0041】ここで、バグの発見やバージョンアップな
どによりシステム関数2,3が更新される場合を考え
る。システム関数2,システム関数3が更新され、図1
(b)のようにメインプログラムROM33内でシステ
ム関数2は番地120からに格納され、またシステム関
数3は番地140からに格納されるというように、番地
が変化してしまったとする。
【0042】このとき、システム関数ライブラリテーブ
ルにおいてシステム関数2,システム関数3に対応する
記述も同時に変更され、システム関数2に対応する20
4番地の記述は『120番地』、システム関数3に対応
する208番地の記述は『140番地』というように書
き換えられる。
【0043】一方、オプションプログラムROM53側
では、全くプログラム変更を行なう必要はない。つま
り、システム関数2を呼び出す記述は『CALL 20
4番地の内容』であり、このプログラム動作として、ま
ず204番地が参照される。そしてそこに示される番地
『120番地』に記憶されているシステム関数が呼び出
されることになる。つまりシステム関数2が正しく呼び
出される。
【0044】システム関数3についても同様で、『CA
LL 208番地の内容』の記述に応じてシステム関数
ライブラリテーブルの208番地が参照される。そして
そこに示される番地『140番地』に記憶されているシ
ステム関数が呼び出されることになる。つまりシステム
関数3が正しく呼び出される。
【0045】以上のように本実施例では、メインプログ
ラムROM33内においてシステム関数ライブラリテー
ブルを設けておき、各システム関数の番地を記述してお
く。そしてオプションプログラムROM53側からは、
システム関数を呼び出すプログラム記述についてはシス
テム関数ライブラリテーブルの番地を指定し、その番地
に記憶されている番地のシステム関数を読み出すように
している。このため、システム関数の更新があっても、
オプションプログラムROM53側では、全くプログラ
ム変更の必要は無いことになる。これにより、バグの修
正やバージョンアップについてはメインユニット3a側
のみの更新でよく、システム全体を更新するといった作
業は不要となり、更新コストも大きなものとはならな
い。
【0046】なお、オプションプログラムROM56,
61についてもオプションプログラムROM53と同様
に必要なシステム関数に対応して、システム関数ライブ
ラリテーブル内の番地を指定するプログラム記述を行な
えばよい。
【0047】なお、以上のような実施例を実現するため
には、プログラムの作成/動作/変更・追加などの際に
次のような規則が必要となる。
【0048】まずプログラム作成手順については次のよ
うな規則を設ける。 メインプログラムROM33においてシステム関数
ライブラリを作成する際に、システム関数ライブラリテ
ーブルの領域を確保し、各システム関数の先頭番地を登
録しておく。 システム関数ライブラリテーブルのデータとして、
何番目のデータがどのシステム関数が対応しているかの
取り決めをしておく。例えば0番目はシステム関数0、
1番目はシステム関数1、2番目はシステム関数2とい
うような取り決めを行なう。 メインプログラムROM33を作成する際に、オプ
ションユニット15,16,17とのイニシャルリンク
にて、システム関数ライブラリテーブルの先頭番地をオ
プションユニットに渡すようにする。 オプションプログラムROMを作成する際に、メイ
ンユニット3aとのイニシャルリンクにて、システム関
数ライブラリテーブルの先頭番地を受け取るようにす
る。 オプションプログラムROMを作成する際に、シス
テム関数を、システム関数ライブラリテーブルの先頭番
地+X番地で呼び出すようにしておく。即ち、上述のよ
うにシステム関数ライブラリテーブル内の番地として使
用するシステム関数を指定する。
【0049】次に、プログラム動作として次のような規
則を設ける。 メインユニット3aは、イニシャルリンク時にシス
テム関数ライブラリテーブルの先頭番地をオプションユ
ニット15,16,17に渡す。 オプションユニット15,16,17がシステム関
数n(n=0,1,2・・・)を実行する場合、システム関
数ライブラリテーブルのn番目の内容を取り出し、その
内容として記述されている番地を呼び出すようにする。
【0050】最後に、メインプログラムROM33内の
変更/追加について次のような規則を設ける。 システム関数の変更を行なう場合は、変更に伴って
番地が移動した全てのシステム関数の先頭番地を、シス
テム関数ライブラリテーブルに再登録する。このとき、
システム関数ライブラリテーブル内において対応するシ
ステム関数の順番を変更してはならない。 システム関数の追加を行なう場合は、追加に伴って
番地が移動した全てのシステム関数の先頭番地を、シス
テム関数ライブラリテーブルに再登録し、追加したシス
テム関数の先頭番地を、システム関数ライブラリテーブ
ルの最後に登録する。このとき、システム関数ライブラ
リテーブル内において対応するシステム関数の順番を変
更してはならない。 システム関数以外のプログラムの変更/追加に伴っ
てシステム関数の先頭番地が移動した場合も、移動した
全てのシステム関数の先頭番地を、システム関数ライブ
ラリテーブルに再登録する。このとき、システム関数ラ
イブラリテーブル内において対応するシステム関数の順
番を変更してはならない。
【0051】以上実施例を説明してきたが、本発明は車
載用だけでなく、各種AVシステムに広く適用できるも
のである。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、メイン
ユニットにおいてプログラムメモリ手段(メインプログ
ラムROM)には各種システム関数と、各システム関数
の格納位置を示すシステム関数テーブルが記憶されてい
るようにしておき、オプションユニット側から或るシス
テム関数を呼び出す場合には、そのシステム関数の番地
が記憶されたシステム関数テーブル上の或る番地を指定
するようにしている。このため、システム関数が更新さ
れ番地が変更されたような場合でも、システム関数テー
ブル内でそのシステム関数の番地を書き換えておけばよ
く、オプションユニット側のプログラムメモリ手段(オ
プションプログラムROM)でのプログラム記述の変更
の必要はない。つまり、バグの修正やバージョンアップ
のためのシステム関数の更新はメインユニット側のみで
行なうことができ、システム関数更新に伴う工数やコス
トは大幅に削減され、システム関数更新は非常に容易な
ものとなるという効果がある。
【0053】また新たなオプションユニットの追加に伴
い、メインユニットのプログラムメモリ手段の変更があ
った場合でも、他のオプションユニットのプログラムに
全く影響を与えないという効果もある。そしてさらに、
これによりメインユニットとオプションユニットとの間
で、上位互換性と拡張性を持たせることができるという
効果も発揮され、システム全体としても互換性、拡張性
を有するものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のプログラム形態の説明図であ
る。
【図2】実施例のAVシステムの構成のブロック図であ
る。
【図3】従来のプログラム形態の説明図である。
【図4】従来の他のプログラム形態の説明図である。
【符号の説明】
2,8 入出力部 3a メインユニット 3b パワーユニット 15 チューナユニット 16 CDユニット 17 ナビゲーションユニット 19 システムバス 30 メインCPU 31 サブCPU 33 メインプログラムROM 53,56,61 オプションプログラムROM 55,58,63 ユニットCPU 46,54,57,62 バスI/F部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1又は複数のオプションユニットがメイ
    ンユニットに接続され、該メインユニットによって制御
    されることにより任意のオプションユニットが動作され
    るAVシステムにおいて、 前記メインユニットは、入力手段と、出力手段と、制御
    手段と、プログラムメモリ手段を備え、該プログラムメ
    モリ手段には各種動作プログラムとしての各種システム
    関数と、各システム関数の格納位置を示すシステム関数
    テーブルが記憶されており、 前記オプションユニットは、ユニット固有のハードウエ
    アと、制御手段と、前記ハードウエアの動作を制御する
    各種動作プログラムを格納したプログラムメモリ手段を
    備えており、該プログラムメモリ手段内の各種動作プロ
    グラムにおいて前記システム関数を使用する場合には、
    前記システム関数テーブルにおけるその使用するシステ
    ム関数の格納位置が記憶された番地が指定されているこ
    とを特徴とするAVシステム。
  2. 【請求項2】 1又は複数のオプションユニットがメイ
    ンユニットに接続され、該メインユニットによって制御
    されることにより任意のオプションユニットが動作され
    るAVシステムにおいて、 前記メインユニット内に各種システム関数と、各システ
    ム関数の格納位置を示すシステム関数テーブルが記憶さ
    れているときに、或るオプションユニットにおける動作
    プログラムが前記メインユニットに格納されている或る
    システム関数を呼び出す場合に、前記動作プログラムは
    前記システム関数テーブルにおけるその使用するシステ
    ム関数の格納位置が記憶された番地を指定しており、そ
    の番地に記憶されている番地に格納されているシステム
    関数を呼び出すようにしたことを特徴とするシステム関
    数呼出方法。
JP22275994A 1994-08-25 1994-08-25 Avシステム及びシステム関数呼出方法 Pending JPH0863358A (ja)

Priority Applications (1)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005018191A (ja) * 2003-06-24 2005-01-20 Yokogawa Electric Corp 不揮発性メモリ装置及び不揮発性メモリ装置のアクセス方法

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