JPH0863093A - 点字及び点字形成方法 - Google Patents

点字及び点字形成方法

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JPH0863093A
JPH0863093A JP20092894A JP20092894A JPH0863093A JP H0863093 A JPH0863093 A JP H0863093A JP 20092894 A JP20092894 A JP 20092894A JP 20092894 A JP20092894 A JP 20092894A JP H0863093 A JPH0863093 A JP H0863093A
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JP
Japan
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braille
curable resin
resin material
adhered
characters
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JP20092894A
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English (en)
Inventor
Norihiro Baba
宣弘 馬場
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SHINEI IND
Shinei Kogyo KK
Original Assignee
SHINEI IND
Shinei Kogyo KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】作成容易で大量生産に適し、文字と点字とを重
ねても文字が明瞭に判別でき、視覚上でも見やすくす
る。 【構成】所定の点字1又は図柄を硬化性樹脂材料3を用
いて被着面4に凸状に付着して点字を形成する。また、
点字又は図柄に応じて硬化性樹脂材料3を被着面4に凸
状に付着させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、点字又は図柄を被着面
に対して凸状に形成した点字又は点字形成方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、点字を作成するには、所定の点字
又は図柄に応じて、図9に示すように矢印の方向にボッ
チ11を紙面12に押打することによって行っていた。
これにより、ボッチ11の押出し方向に紙面12の表面
を隆起させて、所定位置に凸部13を形成するのであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の方法
によると、点字や図柄に応じて予め形成された所定のボ
ッチ11を選択して押打する必要があり、また特種な図
柄は別個に作成する必要があり、その作業に面倒な手間
を要するものであり、また生産性に欠けるものであっ
た。
【0004】特に、この方法で図柄を形成する場合、押
打する際に全面に均一な押打力を付与するのが困難であ
り、仕上がりにむらが生じるという欠点があった。
【0005】また、図10に示すように、紙面12に予
め文字を印字しておいてその上にボッチ11を押打する
と、文字が歪むため、点字(凸部13)の領域外に文字
を印字する必要があり、そのための余白が必要となって
紙面12に無駄が生じるものであった。
【0006】なお、紙面12にボッチ11を押打した
後、その上に印字をするのは凸部13の隆起形状をつぶ
すこととなるため不可能である。
【0007】さらに、ボッチ11の押打による形成方法
の場合、凸部13が穴状に破断されずに隆起形状を作る
ためには、紙質が限定されるという欠点を有していた。
【0008】また、紙面12に形成された凸部13は、
長い間の使用によって反対方向にへこんでその隆起形状
をつぶしてしまい、使用者にとって判別しずらいものと
なるという欠点があった。
【0009】さらに、点字(凸部13)を視覚によって
読みとる場合、従来のものでは見ずらく、光の当たり具
合によってはまったく見えないという不都合もあった。
【0010】本発明は、このような従来の点字形成方法
の有する欠点を解消するために成されたもので、容易に
作成でき且つ大量生産性に優れ、文字と点字とを重ねて
作成しても文字が明瞭に判別でき、材質を問わず、形状
保持性にも優れ、さらには視覚によって読みとる際にも
見やすい点字及び点字形成方法を提供することを目的と
するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の点字は、所定の点字又は図柄が硬化性樹
脂材料を用いて被着面に凸状に付着されて成ることを特
徴としている。
【0012】また、本発明の点字形成方法は、所定の点
字又は図柄に応じて硬化性樹脂材料を被着面に凸状に付
着させるようにしたことを特徴としている。
【0013】さらに、上記の点字形成方法は、版下から
版を形成し、この版によって硬化性樹脂材料を被着面に
付着させることにより所定の点字又は図柄を形成するの
が好ましい。
【0014】また、前記硬化性樹脂材料に着色剤を加え
てもよい。
【0015】
【作用】本発明によって形成された点字は、従来のよう
に紙面の隆起形状ではなく、硬化性樹脂材料による凸状
物である。従って、この硬化性樹脂材料を透明とするな
らば、文字の上に点字を重ねて付着形成しても、文字は
歪むことなく、また文字は視覚で容易に読み取ることが
できる。
【0016】また、被着面の上に硬化性樹脂材料を付着
する形成方法であるので、材質に左右されず、紙以外の
金属板石、石板、プラスチック板等にも形成することが
できる。
【0017】さらには、従来のように被着面の反対側に
凹部を作らないので、点字を押してもへこむことがな
く、また点字の凸部は樹脂材料であるので半永久的に使
用できる形状保持性を有するものである。
【0018】また、本発明の点字形成方法は、硬化性樹
脂材料の付着による方法であるので、従来の印刷方法が
使用でき、版下から版を形成し、この版によって硬化性
樹脂材料を被着面に付着させるようにした、所謂スクリ
ーン印刷方法を容易に用いることができるもので、この
方法は作成した版下を極めて多数回にわたって使用する
ことができるので、大量生産性にも優れるものである。
【0019】また、硬化性樹脂材料に着色剤を加えるこ
とによって、点字そのものを視覚的にも容易に読み取る
ことが可能となる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。
【0021】図1は本発明による点字を形成した被着面
の側面図である。図2は本発明による点字を形成した被
着面の平面図である。図3は本発明による点字用の図柄
を形成した被着面の平面図である。図4は本発明による
点字用の図柄を形成した被着面の側面図である。図5乃
至図8はスクリーン印刷法を用いた本発明による点字形
成方法を示す側面図(版は断面で示す)である。
【0022】図1に示すように、本発明による点字1
は、被着面4の上面に硬化性樹脂材料3による凸状物を
付着させたものである。
【0023】従って、硬化性樹脂材料3は被着面4の材
質を問わず、硬化性樹脂材料3が付着するものならば、
すべての紙質に対して形成可能である。その例として、
コート紙、ユポ紙の使用が可能であり、耐久性及び耐水
性に優れた点字用紙とすることができる。さらには、紙
以外の金属板石、石板、プラスチック板等に対する付着
形成が可能である。
【0024】図2は、被着面4の上に文字(あいうえお
…)を印字し、その上に重ねて、それらの文字に対応し
た点字1を凸状に付着した例を示すもので、印字した被
着面4の上に硬化性樹脂材料3を付着させることは容易
であり、硬化性樹脂材料3が透明の場合、印字した文字
は容易に読み取ることができる。
【0025】また、硬化性樹脂材料3に着色剤を添加し
た場合、点字1は被着面4の色に対比させて鮮烈に読み
取ることができ、着色剤を配合を、被着面4に印字した
文字を読み取ることができる程度に透明度に近いものと
することも可能である。
【0026】図3は、被着面4に対する硬化性樹脂材料
3の付着によって図柄を形成した場合であり、硬化性樹
脂材料3の付着方法によれば、後述する印刷方法によ
り、地図、動物、植物等の図柄も容易に形成することが
できる。
【0027】図4は図3の側面図であって、図柄の凸状
形を示す。
【0028】図5乃至図8は、本発明の点字形成方法の
一実施例を示すものであり、スクリーン印刷方法を示
す。
【0029】図5において、5は版下であり、この版下
5に所定の点字又は図柄が印刷される。図5において印
字を5aで示す。
【0030】次いで、版下5を不図示のフィルム作成を
得て、図6の版6を形成する。版6の斜線部分はゾル6
bであって、図示の空隙部6aが上記の印字5a部分に
対応する。
【0031】この版6の下に被着面4を添え、上方に熱
硬化性或は紫外線硬化性等の樹脂材料3を塗布し、スキ
ージ9で平坦に均す。この時、版6の空隙部6aに硬化
性樹脂材料3が塗り込められる。
【0032】次いで、被着面4から版6を取り除き、硬
化性樹脂材料3に対して熱或は紫外線などの照射を行う
ことによって硬化させ、凸状の隆起物(点字1)を形成
する。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によって形
成された点字は、任意の被着面上に対する硬化性樹脂材
料による凸状物であるから、点字又は点字用図柄を形成
する材質を問わず、コート紙、ユポ紙、或は金属板、石
板、プラスチック板等にも付着形成することができ、硬
化性樹脂材料を透明とするならば、文字の上に点字を重
ねて付着しても、従来のように歪むことなく、文字は視
覚で容易に読み取ることができる。
【0034】また、従来のように被着面の反対側に凹部
を作らないので、点字を押してもへこむことがなく、ま
た点字の凸部は樹脂材料であるので半永久的な形状保持
性を有し、さらには樹脂に弾力性をもたせるならば、感
触の良い手ざわりで読み取ることができる点字とするこ
とができる。
【0035】また、本発明の点字形成方法は、硬化性樹
脂材料の付着による方法であるので、従来の印刷方法が
使用でき、版下から版を形成し、この版によって硬化性
樹脂材料を被着面に付着させるようにした所謂スクリー
ン印刷方法を容易に用いることができ、この方法は作成
した版下を極めて多数回にわたって使用することができ
るので、大量生産性にも優れ、安価な作成が可能であ
る。
【0036】また、硬化性樹脂材料に着色剤を加えるこ
とによって、点字そのものを視覚的にも容易に読み取る
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明による点字を形成した被着面の
側面図である。
【図2】図2は、本発明による点字を形成した被着面の
平面図である。
【図3】図3は、本発明による点字用の図柄を形成した
被着面の平面図である。
【図4】図4は、本発明による点字用の図柄を形成した
被着面の側面図である。
【図5】図5は、スクリーン印刷法を用いた本発明によ
る点字形成方法の版下を示す側面図である。
【図6】図6は、スクリーン印刷法を用いた本発明によ
る点字形成方法の版を示す断面図である。
【図7】図7は、スクリーン印刷法を用いた本発明によ
る点字形成方法の硬化性樹脂の塗布段階を示す側面図
(版下は断面で示す)である。
【図8】図8は、スクリーン印刷法を用いた本発明によ
る点字形成方法の被着面を示す側面図である。
【図9】図9は、従来の点字形成方法を示す断面図であ
る。
【図10】図10は、従来の点字形成方法による点字の
平面図である。
【符合の説明】
1…点字、2…図柄、3…硬化性樹脂材料、4…被着
面、5…版下、6…版。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の点字(1)又は図柄(2)が硬化性
    樹脂材料(3)を用いて被着面(4)に凸状に付着され
    て成ることを特徴とする点字。
  2. 【請求項2】所定の点字(1)又は図柄(2)に応じて
    硬化性樹脂材料(3)を被着面(4)に凸状に付着させ
    るようにしたことを特徴とする点字形成方法。
  3. 【請求項3】版下(5)から版(6)を形成し、この版
    (6)によって硬化性樹脂材料(3)を被着面(4)に
    付着させることにより、所定の点字(1)又は図柄
    (2)を形成するようにしたことを特徴とする請求項2
    記載の点字形成方法。
  4. 【請求項4】前記硬化性樹脂材料(3)に着色剤を加え
    たことを特徴とする請求項2記載の点字形成方法。
JP20092894A 1994-08-25 1994-08-25 点字及び点字形成方法 Pending JPH0863093A (ja)

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