JPH0862915A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
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- JPH0862915A JPH0862915A JP6216595A JP21659594A JPH0862915A JP H0862915 A JPH0862915 A JP H0862915A JP 6216595 A JP6216595 A JP 6216595A JP 21659594 A JP21659594 A JP 21659594A JP H0862915 A JPH0862915 A JP H0862915A
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- JP
- Japan
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- developing
- developing device
- advancing
- unit
- terminal
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 リボルバ現像ユニット後端壁から突出する現
像ローラ軸端に進退可能な現像バイアス印加用棒状端子
を当接させ、かつ該軸端に固設した歯車の端面をテーパ
形状にしおき、リボルバ現像ユニットの駆動負荷の増大
や振動を伴わずに電圧を印加する。 【構成】 現像位置にある現像器の現像ローラ軸98a
端面に対向する装置本体後側板53箇所にブラケット1
07を設ける。これに、スプリング107aで突出付勢
された状態で進退可能に棒状端子106を取り付ける。
この端子106を現像ローラ軸98aに当接させバイア
ス回路105で現像バイアスを印加する。この現像ロー
ラ軸98aに固設した現像ローラ歯車98の端面を、図
5(b)のようにテーパ形状にしておく。
像ローラ軸端に進退可能な現像バイアス印加用棒状端子
を当接させ、かつ該軸端に固設した歯車の端面をテーパ
形状にしおき、リボルバ現像ユニットの駆動負荷の増大
や振動を伴わずに電圧を印加する。 【構成】 現像位置にある現像器の現像ローラ軸98a
端面に対向する装置本体後側板53箇所にブラケット1
07を設ける。これに、スプリング107aで突出付勢
された状態で進退可能に棒状端子106を取り付ける。
この端子106を現像ローラ軸98aに当接させバイア
ス回路105で現像バイアスを印加する。この現像ロー
ラ軸98aに固設した現像ローラ歯車98の端面を、図
5(b)のようにテーパ形状にしておく。
Description
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、ファクシミ
リ、プリンター等の画像形成装置に係り、詳しくは回転
軸線の周りに配設された複数の現像器を有する現像器ユ
ニットを、該回転軸線を中心に回転させて任意の現像器
を潜像担持体に対向する現像位置に移動させて現像を行
う回転型現像装置を備えた画像形成装置に関するもので
ある。
リ、プリンター等の画像形成装置に係り、詳しくは回転
軸線の周りに配設された複数の現像器を有する現像器ユ
ニットを、該回転軸線を中心に回転させて任意の現像器
を潜像担持体に対向する現像位置に移動させて現像を行
う回転型現像装置を備えた画像形成装置に関するもので
ある。
【0003】
【従来の技術】従来この種の画像形成装置として、例え
ば特開昭61−285468号公報には、回転可能な現
像器ユニット側に設けられたトナー濃度検出用のランプ
に装置本体側から電源を供給するのに、現像器ユニット
の回転中心部に設けた摺動部材を用いるものが開示され
ている。
ば特開昭61−285468号公報には、回転可能な現
像器ユニット側に設けられたトナー濃度検出用のランプ
に装置本体側から電源を供給するのに、現像器ユニット
の回転中心部に設けた摺動部材を用いるものが開示され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記特開昭61−28
5468号公報に開示の電源供給方式は、上記トナー濃
度検出用のランプへの電源供給のみならず、現像器ユニ
ットの内の他の電源供給対象、例えば、現像電圧を印加
する現像ローラなどに対する電源供給にも適用可能であ
る。しかし、上記摺動部材の具体的な構造によっては、
該摺動部材と摺動対象部材との間の接触不良による電源
供給不良が生じる恐れが残されている。例えば、現像器
ユニット側と装置本体側との組み付け精度が多少ゆるや
かであっても良好な電源供給ができるように、摺動部材
として導電性ブラシを用いた場合、長期間の使用でブラ
シ倒れが生じて接触対象の端子との接触不良が発生する
恐れがある。また、このような変形の恐れがない剛体か
らなる端子を使用した場合にも、現像器ユニット側と装
置本体側との間の厳格な組み付け精度が要求されて組み
付けコストの上昇を招いたり、経時的な部材連結部の連
結ゆるみや部品摩耗などで、上記剛体端子と接触対象の
端子との距離が変化して両者間の接触不良が生じたりす
る恐れがある。
5468号公報に開示の電源供給方式は、上記トナー濃
度検出用のランプへの電源供給のみならず、現像器ユニ
ットの内の他の電源供給対象、例えば、現像電圧を印加
する現像ローラなどに対する電源供給にも適用可能であ
る。しかし、上記摺動部材の具体的な構造によっては、
該摺動部材と摺動対象部材との間の接触不良による電源
供給不良が生じる恐れが残されている。例えば、現像器
ユニット側と装置本体側との組み付け精度が多少ゆるや
かであっても良好な電源供給ができるように、摺動部材
として導電性ブラシを用いた場合、長期間の使用でブラ
シ倒れが生じて接触対象の端子との接触不良が発生する
恐れがある。また、このような変形の恐れがない剛体か
らなる端子を使用した場合にも、現像器ユニット側と装
置本体側との間の厳格な組み付け精度が要求されて組み
付けコストの上昇を招いたり、経時的な部材連結部の連
結ゆるみや部品摩耗などで、上記剛体端子と接触対象の
端子との距離が変化して両者間の接触不良が生じたりす
る恐れがある。
【0005】そこで、本出願人は、このような問題点を
解決し適宜回転される現像器ユニット内の電源供給対象
に対して良好に電源を供給できる画像形成装置を提案し
た(特願平6−143817号)。この画像形成装置
は、「回転軸線の周りに配設された複数の現像器を有す
る現像器ユニットを、該回転軸線を中心に回転させ、任
意の現像器を潜像担持体に対向する現像位置に移動させ
て現像を行う回転型現像装置を備えた画像形成装置にお
いて、該現像器ユニットにおける該回転軸線方向端部の
所定箇所に電源受け入れ端子を設け、該現像器ユニット
の回転による該受け入れ端子の移動経路に対向する装置
本体側の所定箇所に電源供給端子を設け、かつ、該受け
入れ端子と該供給端子のいずれか一方を、他方に向けて
付勢された状態で進退可能に取り付けた進退部材で構成
し、該進退部材を他方の端子に当接させて該現像器ユニ
ット側に電源を供給するように構成したことを特徴とす
る」ものである。
解決し適宜回転される現像器ユニット内の電源供給対象
に対して良好に電源を供給できる画像形成装置を提案し
た(特願平6−143817号)。この画像形成装置
は、「回転軸線の周りに配設された複数の現像器を有す
る現像器ユニットを、該回転軸線を中心に回転させ、任
意の現像器を潜像担持体に対向する現像位置に移動させ
て現像を行う回転型現像装置を備えた画像形成装置にお
いて、該現像器ユニットにおける該回転軸線方向端部の
所定箇所に電源受け入れ端子を設け、該現像器ユニット
の回転による該受け入れ端子の移動経路に対向する装置
本体側の所定箇所に電源供給端子を設け、かつ、該受け
入れ端子と該供給端子のいずれか一方を、他方に向けて
付勢された状態で進退可能に取り付けた進退部材で構成
し、該進退部材を他方の端子に当接させて該現像器ユニ
ット側に電源を供給するように構成したことを特徴とす
る」ものである。
【0006】本発明は、上記提案に係る画像形成装置の
改良に関するものである。上記画像形成装置において
は、上記現像器ユニットの回転により現像位置へ現像器
が到達するのに伴って、上記回転軸線方向において上記
他方の端子に接触し得る突出位置に付勢状態で位置する
上記進退部材を、上記他方の端子との当接により後退さ
せながら該現像位置における該端子と進退部材との最終
的な当接状態にもっていくように構成した場合、次の不
具合が発生する恐れが残されている。すなわち、上記他
方の端子における該進退部材との対向面部に凹凸形状が
あると、上記現像器ユニットの回転による現像器の現像
位置への移動時に該対向面部の周縁に当接してから最終
的な当接部位まで該対向面部を摺動し該凹凸形状部を通
過する際に現像器ユニットの回転駆動のトルク変動や振
動を発生させる。このトルク変動や振動は画像上のピッ
チムラや、現像器ユニットの回転駆動にステッピングモ
ータを用いた場合の該モータの脱調を招く。このうちト
ルク負荷増大による画像上のピッチムラを小さくするに
は、現像器ユニットの回転駆動のためのステッピングモ
ータやトルクモータとして大型のモータを用いることも
考えられるが、これでは装置が大型化してしまう。
改良に関するものである。上記画像形成装置において
は、上記現像器ユニットの回転により現像位置へ現像器
が到達するのに伴って、上記回転軸線方向において上記
他方の端子に接触し得る突出位置に付勢状態で位置する
上記進退部材を、上記他方の端子との当接により後退さ
せながら該現像位置における該端子と進退部材との最終
的な当接状態にもっていくように構成した場合、次の不
具合が発生する恐れが残されている。すなわち、上記他
方の端子における該進退部材との対向面部に凹凸形状が
あると、上記現像器ユニットの回転による現像器の現像
位置への移動時に該対向面部の周縁に当接してから最終
的な当接部位まで該対向面部を摺動し該凹凸形状部を通
過する際に現像器ユニットの回転駆動のトルク変動や振
動を発生させる。このトルク変動や振動は画像上のピッ
チムラや、現像器ユニットの回転駆動にステッピングモ
ータを用いた場合の該モータの脱調を招く。このうちト
ルク負荷増大による画像上のピッチムラを小さくするに
は、現像器ユニットの回転駆動のためのステッピングモ
ータやトルクモータとして大型のモータを用いることも
考えられるが、これでは装置が大型化してしまう。
【0007】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、適宜回転される現像
器ユニット内の電源供給対象に対して現像器が現像位置
にあるときに良好に電源を供給できるとともに、現像器
ユニットの回転による現像器の現像位置への移動に際し
ての回転トルクの変動や振動を抑えることができる画像
形成装置を提供することである。
であり、その目的とするところは、適宜回転される現像
器ユニット内の電源供給対象に対して現像器が現像位置
にあるときに良好に電源を供給できるとともに、現像器
ユニットの回転による現像器の現像位置への移動に際し
ての回転トルクの変動や振動を抑えることができる画像
形成装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の画像形成装置は、回転軸線の周りに配設
された複数の現像器を有する現像器ユニットを、該回転
軸線を中心に回転させ、任意の現像器を潜像担持体に対
向する現像位置に移動させて現像を行う回転型現像装置
を備えた画像形成装置において、該現像器ユニットにお
ける該回転軸線方向端部の所定箇所に電源受け入れ端子
を設け、該現像器ユニットの回転による該受け入れ端子
の移動経路に対向する装置本体側の所定箇所に電源供給
端子を設け、該受け入れ端子と該供給端子のいずれか一
方を、他方に向けて付勢された状態で進退可能に取り付
けた進退部材で構成し、かつ、該他方の端子における該
進退部材との対向面部を、現像器が現像位置にあるとき
に該進退部材が当接するその中央部位まで、その周縁部
から該進退部材側に突出したテーパ形状にしたことを特
徴とするものである。
に、請求項1の画像形成装置は、回転軸線の周りに配設
された複数の現像器を有する現像器ユニットを、該回転
軸線を中心に回転させ、任意の現像器を潜像担持体に対
向する現像位置に移動させて現像を行う回転型現像装置
を備えた画像形成装置において、該現像器ユニットにお
ける該回転軸線方向端部の所定箇所に電源受け入れ端子
を設け、該現像器ユニットの回転による該受け入れ端子
の移動経路に対向する装置本体側の所定箇所に電源供給
端子を設け、該受け入れ端子と該供給端子のいずれか一
方を、他方に向けて付勢された状態で進退可能に取り付
けた進退部材で構成し、かつ、該他方の端子における該
進退部材との対向面部を、現像器が現像位置にあるとき
に該進退部材が当接するその中央部位まで、その周縁部
から該進退部材側に突出したテーパ形状にしたことを特
徴とするものである。
【0009】また、請求項2の画像形成装置は、請求項
1の画像形成装置において、上記他方の端子として、装
置本体側から上記現像器ユニットの所定の回転駆動部材
に駆動を伝達するための歯車部を用いたことを特徴とす
るものである。
1の画像形成装置において、上記他方の端子として、装
置本体側から上記現像器ユニットの所定の回転駆動部材
に駆動を伝達するための歯車部を用いたことを特徴とす
るものである。
【0010】また、請求項3の画像形成装置は、回転軸
線の周りに配設された複数の現像器を有する現像器ユニ
ットを、該回転軸線を中心に回転させ、任意の現像器を
潜像担持体に対向する現像位置に移動させて現像を行う
回転型現像装置を備えた画像形成装置において、該現像
器ユニットにおける該回転軸線方向端部の所定箇所に電
源受け入れ端子を設け、該現像器ユニットの回転による
該受け入れ端子の移動経路に対向する装置本体側の所定
箇所に電源供給端子を設け、該受け入れ端子と該供給端
子のいずれか一方を、他方に向けて進退可能に取り付け
た進退部材で構成し、かつ、該進退部材を該他方に接触
し得る突出位置と該他方に接触し得ない退避位置との間
で進退移動させる進退駆動装置と、該現像器ユニットの
回転により現像器が該現像位置に到達するに当たって、
該進退部材を該到達完了まで該退避位置に保持し該到達
完了後に該突出位置に移動させるとともに、該現像器ユ
ニットの回転により現像器が該現像位置から退避するに
当たって、該進退部材を該退避開始までに該突出位置か
ら該退避位置に移動させるよう、該進退駆動装置を制御
する制御手段とを設けたことを特徴とするものである。
線の周りに配設された複数の現像器を有する現像器ユニ
ットを、該回転軸線を中心に回転させ、任意の現像器を
潜像担持体に対向する現像位置に移動させて現像を行う
回転型現像装置を備えた画像形成装置において、該現像
器ユニットにおける該回転軸線方向端部の所定箇所に電
源受け入れ端子を設け、該現像器ユニットの回転による
該受け入れ端子の移動経路に対向する装置本体側の所定
箇所に電源供給端子を設け、該受け入れ端子と該供給端
子のいずれか一方を、他方に向けて進退可能に取り付け
た進退部材で構成し、かつ、該進退部材を該他方に接触
し得る突出位置と該他方に接触し得ない退避位置との間
で進退移動させる進退駆動装置と、該現像器ユニットの
回転により現像器が該現像位置に到達するに当たって、
該進退部材を該到達完了まで該退避位置に保持し該到達
完了後に該突出位置に移動させるとともに、該現像器ユ
ニットの回転により現像器が該現像位置から退避するに
当たって、該進退部材を該退避開始までに該突出位置か
ら該退避位置に移動させるよう、該進退駆動装置を制御
する制御手段とを設けたことを特徴とするものである。
【0011】
【作用】請求項1乃至3の画像形成装置においては、現
像器ユニットの電源受け入れ端子と装置本体側の電源供
給端子とのうち進退部材で構成した方の端子部材を、他
方の端子に当接させて該現像器ユニット側に電源を供給
する。この進退部材で構成した方の端子部材は、他方の
端子に向けて進退可能であるため、ある程度の範囲内で
あれば、現像器ユニット側と装置本体側との間の組み付
けがばらついても、現像器が現像位置にある状態で両端
子間の確実な接触を得ることができる。
像器ユニットの電源受け入れ端子と装置本体側の電源供
給端子とのうち進退部材で構成した方の端子部材を、他
方の端子に当接させて該現像器ユニット側に電源を供給
する。この進退部材で構成した方の端子部材は、他方の
端子に向けて進退可能であるため、ある程度の範囲内で
あれば、現像器ユニット側と装置本体側との間の組み付
けがばらついても、現像器が現像位置にある状態で両端
子間の確実な接触を得ることができる。
【0012】特に、請求項1あるいは2の画像形成装置
においては、上記他方の端子における上記進退部材との
対向面部を、現像器が現像位置にあるときに該進退部材
が当接するその中央部位まで、その周縁部から該進退部
材側に突出したテーパ形状にしているので、上記現像器
ユニットの回転による現像器の現像位置への移動時に、
該進退部材が該対向面部に当接付勢された状態で最終的
な当接部位まで該対向面部を摺動する間の、現像器ユニ
ットの回転駆動のトルク変動や振動を、該対向面部に凹
凸形状がある場合に比して少なくできる。
においては、上記他方の端子における上記進退部材との
対向面部を、現像器が現像位置にあるときに該進退部材
が当接するその中央部位まで、その周縁部から該進退部
材側に突出したテーパ形状にしているので、上記現像器
ユニットの回転による現像器の現像位置への移動時に、
該進退部材が該対向面部に当接付勢された状態で最終的
な当接部位まで該対向面部を摺動する間の、現像器ユニ
ットの回転駆動のトルク変動や振動を、該対向面部に凹
凸形状がある場合に比して少なくできる。
【0013】また特に、請求項2の画像形成装置におい
ては、上記他方の端子として、装置本体側から上記現像
器ユニットの所定の回転駆動部材に駆動を伝達するため
の歯車部を兼用する。
ては、上記他方の端子として、装置本体側から上記現像
器ユニットの所定の回転駆動部材に駆動を伝達するため
の歯車部を兼用する。
【0014】また特に、請求項3の画像形成装置におい
ては、上記進退部材を進退移動させる進退駆動装置を制
御手段で制御して、該現像器ユニットの回転により現像
器が該現像位置に到達するに当たり、該進退部材を該到
達完了まで他方の端子に接触し得ない退避位置に保持し
該到達完了後に他方の端子に接触し得る突出位置に移動
させる。これにより、現像器ユニットの回転による現像
器の現像位置への移動時に、進退部材が他方の端子の対
向面部を摺動するのを軽減乃至防止する。また、現像器
ユニットの回転により現像器が現像位置から退避するに
当たっては、進退部材を退避開始までに突出位置から退
避位置に移動させ、この退避に当たっても進退部材が他
方の端子の対向面部を摺動するのを軽減乃至防止する。
よって、現像器ユニットの回転による現像器の現像位置
への移動や該現像位置からの退避に伴う、進退部材と他
方の端子との摺動による現像器ユニットの回転トルクの
変動や振動を軽減乃至防止できる。
ては、上記進退部材を進退移動させる進退駆動装置を制
御手段で制御して、該現像器ユニットの回転により現像
器が該現像位置に到達するに当たり、該進退部材を該到
達完了まで他方の端子に接触し得ない退避位置に保持し
該到達完了後に他方の端子に接触し得る突出位置に移動
させる。これにより、現像器ユニットの回転による現像
器の現像位置への移動時に、進退部材が他方の端子の対
向面部を摺動するのを軽減乃至防止する。また、現像器
ユニットの回転により現像器が現像位置から退避するに
当たっては、進退部材を退避開始までに突出位置から退
避位置に移動させ、この退避に当たっても進退部材が他
方の端子の対向面部を摺動するのを軽減乃至防止する。
よって、現像器ユニットの回転による現像器の現像位置
への移動や該現像位置からの退避に伴う、進退部材と他
方の端子との摺動による現像器ユニットの回転トルクの
変動や振動を軽減乃至防止できる。
【0015】
【実施例】以下、本発明を画像形成装置であるカラー電
子写真プリンタ(以下、プリンタという)に適用した一
実施例について説明する。図1は本実施例に係るプリン
タの概略構成図である。まずこのプリンタ全体の概略に
ついて説明する。図1において、潜像担持体としての感
光体ドラム1は、矢印A向きに回転駆動されながら、一
様帯電手段としての帯電チャージャ2により一様に帯電
された後、レーザ光学装置3により画像情報に基づき走
査露光されて表面に静電潜像が形成される。ここで、露
光する画像情報は所望のフルカラー画像をイエロー、マ
ゼンタ、シアン、及び黒の色情報に分解した単色の画像
情報である。感光体ドラム1上に形成された静電潜像
は、後述の回転型現像装置4により各々所定の現像剤と
してのイエロー、マゼンタ、シアン、及び黒トナーで現
像され、これにより感光体ドラム1上に各色画像が形成
される。
子写真プリンタ(以下、プリンタという)に適用した一
実施例について説明する。図1は本実施例に係るプリン
タの概略構成図である。まずこのプリンタ全体の概略に
ついて説明する。図1において、潜像担持体としての感
光体ドラム1は、矢印A向きに回転駆動されながら、一
様帯電手段としての帯電チャージャ2により一様に帯電
された後、レーザ光学装置3により画像情報に基づき走
査露光されて表面に静電潜像が形成される。ここで、露
光する画像情報は所望のフルカラー画像をイエロー、マ
ゼンタ、シアン、及び黒の色情報に分解した単色の画像
情報である。感光体ドラム1上に形成された静電潜像
は、後述の回転型現像装置4により各々所定の現像剤と
してのイエロー、マゼンタ、シアン、及び黒トナーで現
像され、これにより感光体ドラム1上に各色画像が形成
される。
【0016】感光体ドラム1上に形成された各色画像
は、感光体ドラム1と同期して図中矢印B向きに回転す
る中間転写ベルト5上に、イエロー、マゼンタ、シア
ン、及び黒の単色毎、1次転写チャージャ6によって順
次重ね転写される。中間転写ベルト5上に重ね合わされ
たイエロー、マゼンタ、シアン、及び黒の画像は、両面
複写兼用自動給紙カセット7あるいは手差し給紙トレイ
7aから給紙ローラ8,8a、レジストローラ9を経て
転写部へ搬送された転写紙10上に2次転写チャージャ
11により一括転写される。転写終了後の転写紙10は
定着装置12によりトナー像が定着されフルカラープリ
ントとして機外に排出される。
は、感光体ドラム1と同期して図中矢印B向きに回転す
る中間転写ベルト5上に、イエロー、マゼンタ、シア
ン、及び黒の単色毎、1次転写チャージャ6によって順
次重ね転写される。中間転写ベルト5上に重ね合わされ
たイエロー、マゼンタ、シアン、及び黒の画像は、両面
複写兼用自動給紙カセット7あるいは手差し給紙トレイ
7aから給紙ローラ8,8a、レジストローラ9を経て
転写部へ搬送された転写紙10上に2次転写チャージャ
11により一括転写される。転写終了後の転写紙10は
定着装置12によりトナー像が定着されフルカラープリ
ントとして機外に排出される。
【0017】なお、中間転写ベルト5上に転写されなか
った感光体ドラム1上のトナーは、感光体クリーナ13
により感光体ドラム1から除去され、また、転写紙10
上に転写されなかった中間転写ベルト5上のトナーは、
中間転写ベルトクリーナ14により中間転写ベルト5か
ら除去される。
った感光体ドラム1上のトナーは、感光体クリーナ13
により感光体ドラム1から除去され、また、転写紙10
上に転写されなかった中間転写ベルト5上のトナーは、
中間転写ベルトクリーナ14により中間転写ベルト5か
ら除去される。
【0018】次に、本実施例に係る回転型現像装置につ
いて説明する。図2は同現像装置の分解斜視図、図3は
同現像装置の現像器ユニット40の内部構造を示す断面
図、図4は同現像器ユニット40とトナー収容器ユニッ
ト45との連絡構造の説明図、図5(a)は同現像器ユ
ニット40の駆動系などを示す正面からの透視図、図5
(b)は同現像ユニットの現像バイアス印加構造の説明
図、図5(c)は比較例の説明図である。図2において
回転型現像装置は、内部に例えば黒、シアン、イエロ及
びマゼンタの4色それぞれの現像器が形成され、かつプ
リンタ本体内において中心軸線回りで回動自在に取り付
けられる外周がほぼ円筒状の現像器ユニット40と、各
現像器に一対一で対応しそれぞれ黒、イエロ、マゼン
タ、シアンのトナーを収容した4つのトナー収容器4
1、42、43、44を保持し、かつ該現像器ユニット
40よりその中心軸線方向の前側でほぼ同軸上になるよ
うに取り付けられて該中心軸線回りで現像器ユニット4
0と一体に回動するトナー収容器ユニット45と、これ
ら現像器ユニット40及びトナー収容器ユニット45
(以下、リボルバ現像器ユニットという)を担持した状
態で、上記中心軸線にほぼ平行にプリンタ本体にスライ
ド可能な収納台46と、上記トナー収容器ユニット45
を覆うよう収納台前支持板48に回転不能に設けられた
カバー47とを備えている。
いて説明する。図2は同現像装置の分解斜視図、図3は
同現像装置の現像器ユニット40の内部構造を示す断面
図、図4は同現像器ユニット40とトナー収容器ユニッ
ト45との連絡構造の説明図、図5(a)は同現像器ユ
ニット40の駆動系などを示す正面からの透視図、図5
(b)は同現像ユニットの現像バイアス印加構造の説明
図、図5(c)は比較例の説明図である。図2において
回転型現像装置は、内部に例えば黒、シアン、イエロ及
びマゼンタの4色それぞれの現像器が形成され、かつプ
リンタ本体内において中心軸線回りで回動自在に取り付
けられる外周がほぼ円筒状の現像器ユニット40と、各
現像器に一対一で対応しそれぞれ黒、イエロ、マゼン
タ、シアンのトナーを収容した4つのトナー収容器4
1、42、43、44を保持し、かつ該現像器ユニット
40よりその中心軸線方向の前側でほぼ同軸上になるよ
うに取り付けられて該中心軸線回りで現像器ユニット4
0と一体に回動するトナー収容器ユニット45と、これ
ら現像器ユニット40及びトナー収容器ユニット45
(以下、リボルバ現像器ユニットという)を担持した状
態で、上記中心軸線にほぼ平行にプリンタ本体にスライ
ド可能な収納台46と、上記トナー収容器ユニット45
を覆うよう収納台前支持板48に回転不能に設けられた
カバー47とを備えている。
【0019】上記リボルバ現像器ユニットは、収容台4
6の前支持板48に回動自在に取り付けらた例えば2つ
の支持コロ49で現像器ユニット40の円盤状の前端壁
50を支持し、かつ、現像器ユニット40の円盤状の後
端壁51の中心部に突設された先端テーパの中心軸52
を、本体後側板53に穿設された中心軸挿入孔54で回
動自在に支持することにより、プリンタ本体内で例えば
図1に示すようにその回転軸線が感光体ドラム1の回転
軸線とほぼ同一の水平面内において互いに平行になる位
置に位置決めされ、かつ回動自在になっている。
6の前支持板48に回動自在に取り付けらた例えば2つ
の支持コロ49で現像器ユニット40の円盤状の前端壁
50を支持し、かつ、現像器ユニット40の円盤状の後
端壁51の中心部に突設された先端テーパの中心軸52
を、本体後側板53に穿設された中心軸挿入孔54で回
動自在に支持することにより、プリンタ本体内で例えば
図1に示すようにその回転軸線が感光体ドラム1の回転
軸線とほぼ同一の水平面内において互いに平行になる位
置に位置決めされ、かつ回動自在になっている。
【0020】まず、図2を用いて、このようにリボルバ
現像器ユニットを回転自在に支持する機構の詳細につい
て説明する。図2において、上記収容台46は、上記前
支持板48と、後支持板55と、両支持板に前後端部そ
れぞれが固着されかつ連結棒56、57、58で補強さ
れた側面カバー59とを有する。上記前支持板48には
上記リボルバ現像器ユニットを挿入可能な挿入孔60が
形成され、かつ上記支持コロ49の他に上記トナー収容
器ユニット45に設けられたトナー補給ローラ駆動用の
モータ61及び該モータ61で駆動される歯車列が取り
付けられている。また上記後支持板55近傍の上記連結
棒56、57部分には中板63が取り付けられ、該中板
63には本体後側板に穿設された位置決め孔63aに嵌
合する位置決めピン63bが突設されている。該中板6
3と後支持板55との間の位置決めピン部分に、回転位
置決めコロ66を保持したブラケット64の基端部が揺
動可能に取り付けられている。そして、このブラケット
64は、上記コロ66を現像器ユニット後端壁51の周
面部の所定個所に形成した凹部65に嵌入させる向きに
スプリング67で付勢されている(図5(a)も参
照)。
現像器ユニットを回転自在に支持する機構の詳細につい
て説明する。図2において、上記収容台46は、上記前
支持板48と、後支持板55と、両支持板に前後端部そ
れぞれが固着されかつ連結棒56、57、58で補強さ
れた側面カバー59とを有する。上記前支持板48には
上記リボルバ現像器ユニットを挿入可能な挿入孔60が
形成され、かつ上記支持コロ49の他に上記トナー収容
器ユニット45に設けられたトナー補給ローラ駆動用の
モータ61及び該モータ61で駆動される歯車列が取り
付けられている。また上記後支持板55近傍の上記連結
棒56、57部分には中板63が取り付けられ、該中板
63には本体後側板に穿設された位置決め孔63aに嵌
合する位置決めピン63bが突設されている。該中板6
3と後支持板55との間の位置決めピン部分に、回転位
置決めコロ66を保持したブラケット64の基端部が揺
動可能に取り付けられている。そして、このブラケット
64は、上記コロ66を現像器ユニット後端壁51の周
面部の所定個所に形成した凹部65に嵌入させる向きに
スプリング67で付勢されている(図5(a)も参
照)。
【0021】上記本体前側板68にはリボルバ現像器ユ
ニットを担持した状態の上記収納台46を挿入可能な挿
入孔69などが形成され、この本体前側板68と本体後
側板53との間に、上記収納台46をスライド自在に支
持するための上下ガイド70、71が掛けわたされてい
る。これらのガイド70、71に案内される収容台部分
として、収容台の上記側面カバー59の上端部と側部に
それぞれ被ガイド部72、73が設けられ、このうち側
部の被ガイド部73の下面部には、上記ガイド71に上
向きに植設されたガイドピン74が入り込むガイド用の
ピン溝75が形成されている。
ニットを担持した状態の上記収納台46を挿入可能な挿
入孔69などが形成され、この本体前側板68と本体後
側板53との間に、上記収納台46をスライド自在に支
持するための上下ガイド70、71が掛けわたされてい
る。これらのガイド70、71に案内される収容台部分
として、収容台の上記側面カバー59の上端部と側部に
それぞれ被ガイド部72、73が設けられ、このうち側
部の被ガイド部73の下面部には、上記ガイド71に上
向きに植設されたガイドピン74が入り込むガイド用の
ピン溝75が形成されている。
【0022】以上のリボルバ現像器ユニットの支持機構
においては、収納台46の本体挿入時に、上記中板63
に突設された位置決めピン63bのテーパ状先端部が、
プリンタ本体への収納台挿入完了直前から本体後側板5
3の上記位置決め孔63aに入り込み、該挿入完了時点
で、収容台46の後支持板55や上記ブラケット63
を、本体内で正確に位置決めする。一方、収納台46の
引き出し状態では該収納台46の後側板53で支持され
るリボルバ現像器ユニットの後端部は、該収納台46の
本体挿入完了直前から先端テーパ状の中心軸52が上記
中心軸挿入孔54に徐々に入り込んでいくのに伴って持
ち上げられ、該挿入完了時点では、完全に後支持板55
から浮き上がる。そして、収納台46の前支持板48は
収納台46の本体への挿入完了後にねじ76などで本体
前側板68に固定される。これにより、リボルバ現像器
ユニットは、本体に正確に位置決めされた収容台前支持
板48の支持コロ49で前端部が支持され、かつ中心軸
52を介して本体後側板53に回動自在に後端部が位置
決めされて、回動可能になる。
においては、収納台46の本体挿入時に、上記中板63
に突設された位置決めピン63bのテーパ状先端部が、
プリンタ本体への収納台挿入完了直前から本体後側板5
3の上記位置決め孔63aに入り込み、該挿入完了時点
で、収容台46の後支持板55や上記ブラケット63
を、本体内で正確に位置決めする。一方、収納台46の
引き出し状態では該収納台46の後側板53で支持され
るリボルバ現像器ユニットの後端部は、該収納台46の
本体挿入完了直前から先端テーパ状の中心軸52が上記
中心軸挿入孔54に徐々に入り込んでいくのに伴って持
ち上げられ、該挿入完了時点では、完全に後支持板55
から浮き上がる。そして、収納台46の前支持板48は
収納台46の本体への挿入完了後にねじ76などで本体
前側板68に固定される。これにより、リボルバ現像器
ユニットは、本体に正確に位置決めされた収容台前支持
板48の支持コロ49で前端部が支持され、かつ中心軸
52を介して本体後側板53に回動自在に後端部が位置
決めされて、回動可能になる。
【0023】そして、リボルバ現像器ユニット回転駆動
のため上記本体後側板53には、図示を省略したステッ
ピングモータなどからなるリボルバ回転用モータで駆動
されるリボルバ駆動歯車78が取り付けられる。これが
現像器ユニット40の後端板の背面にねじ止めなどで固
定された該後端板51とほぼ同径のリボルバ入力歯車7
9に噛み合って、リボルバ現像器ユニット40を回転駆
動するようになっている(図5(a)も参照)。また本
体後側板53には後述する現像器ユニット40内の現像
ローラ84などを駆動するため、図示を省略した現像駆
動用モータで駆動される現像駆動歯車81も取り付けら
れている(図5(a)も参照)。
のため上記本体後側板53には、図示を省略したステッ
ピングモータなどからなるリボルバ回転用モータで駆動
されるリボルバ駆動歯車78が取り付けられる。これが
現像器ユニット40の後端板の背面にねじ止めなどで固
定された該後端板51とほぼ同径のリボルバ入力歯車7
9に噛み合って、リボルバ現像器ユニット40を回転駆
動するようになっている(図5(a)も参照)。また本
体後側板53には後述する現像器ユニット40内の現像
ローラ84などを駆動するため、図示を省略した現像駆
動用モータで駆動される現像駆動歯車81も取り付けら
れている(図5(a)も参照)。
【0024】次に、図3乃至図5を用いて現像器ユニッ
ト40について説明する。図3において、上記現像器ユ
ニット40は、前述のほぼ円盤状の前後端板50,51
間に設けられた仕切り壁を備えている。この仕切り壁は
黒トナーを収容した円筒状の黒トナーボトルを挿入可能
な中空円筒部82と、該中空円筒部82から放射状に伸
びて該中空円筒部82まわりの空間を円周方向に互いに
ほぼ同型の4つの現像室に区画する現像器ケーシング部
83、83C、83M、83Yとからなっている。これ
ら各現像室内に現像剤としてのキャリア及び各色のトナ
ーからなる二成分現像剤が収容されている。図示の例で
は感光体ドラムに対向する現像ポジションにあるのが黒
トナーとキャリアを収容した黒現像器の現像室で、図中
反時計回りの順に、イエロートナーとキャリアを収容し
たイエロー現像器の現像室、マゼンタトナーとキャリア
を収容したマゼンタ現像器の現像室、シアントナーとキ
ャリアを収容したシアン現像器の現像室になっている。
ト40について説明する。図3において、上記現像器ユ
ニット40は、前述のほぼ円盤状の前後端板50,51
間に設けられた仕切り壁を備えている。この仕切り壁は
黒トナーを収容した円筒状の黒トナーボトルを挿入可能
な中空円筒部82と、該中空円筒部82から放射状に伸
びて該中空円筒部82まわりの空間を円周方向に互いに
ほぼ同型の4つの現像室に区画する現像器ケーシング部
83、83C、83M、83Yとからなっている。これ
ら各現像室内に現像剤としてのキャリア及び各色のトナ
ーからなる二成分現像剤が収容されている。図示の例で
は感光体ドラムに対向する現像ポジションにあるのが黒
トナーとキャリアを収容した黒現像器の現像室で、図中
反時計回りの順に、イエロートナーとキャリアを収容し
たイエロー現像器の現像室、マゼンタトナーとキャリア
を収容したマゼンタ現像器の現像室、シアントナーとキ
ャリアを収容したシアン現像器の現像室になっている。
【0025】ここで、4つの各現像室の内部構造はまっ
たく同様であるので、以下、図3において現像ポジショ
ンにある黒現像室を例にとって内部構造を説明し、他の
現像室の内部構造については対応する部材の符号とし
て、黒現像室における符号と同じ数字にイエロー、マゼ
ンタ、シアンの各現像室を区別するためY、M、Cの添
字を付した符号を図中に示し、説明を省略する。 (以下、余白)
たく同様であるので、以下、図3において現像ポジショ
ンにある黒現像室を例にとって内部構造を説明し、他の
現像室の内部構造については対応する部材の符号とし
て、黒現像室における符号と同じ数字にイエロー、マゼ
ンタ、シアンの各現像室を区別するためY、M、Cの添
字を付した符号を図中に示し、説明を省略する。 (以下、余白)
【0026】図中現像ポジションにある黒現像器におい
て、現像器ケーシング部83には感光体ドラム1に向け
た開口部が形成され、該開口部を介して一部が露出する
ように現像室内に現像ローラ84が設けられている。ま
た現像室内には現像ローラ84上の現像剤量を規制する
ドクタブレード85、該ドクタブレード85で現像室内
に押し留められた現像剤の一部を中心軸線方向に沿って
後から前に搬送する上搬送スクリュウ86とそのガイド
87、及び、撹拌パドル88が設けられている。この撹
拌パドル88は複数の現像剤排出孔89aが形成された
中空円筒部89と、該中空円筒部89の周面から放射状
に伸びる複数の撹拌板部90とを備え、該中空円筒部8
9内には、上記上搬送スクリュウ86とは逆の向きに現
像剤を搬送する下搬送スクリュウ91が収容されてい
る。この下搬送スクリュウ91の下方の現像器ケーシン
グ部には、劣化現像剤排出口や未使用現像剤(トナー混
合済み)の投入口として使用する剤排出口92が形成さ
れている。この排出口92はねじ94で取り付けられる
キャップ93によって外側から覆われている。
て、現像器ケーシング部83には感光体ドラム1に向け
た開口部が形成され、該開口部を介して一部が露出する
ように現像室内に現像ローラ84が設けられている。ま
た現像室内には現像ローラ84上の現像剤量を規制する
ドクタブレード85、該ドクタブレード85で現像室内
に押し留められた現像剤の一部を中心軸線方向に沿って
後から前に搬送する上搬送スクリュウ86とそのガイド
87、及び、撹拌パドル88が設けられている。この撹
拌パドル88は複数の現像剤排出孔89aが形成された
中空円筒部89と、該中空円筒部89の周面から放射状
に伸びる複数の撹拌板部90とを備え、該中空円筒部8
9内には、上記上搬送スクリュウ86とは逆の向きに現
像剤を搬送する下搬送スクリュウ91が収容されてい
る。この下搬送スクリュウ91の下方の現像器ケーシン
グ部には、劣化現像剤排出口や未使用現像剤(トナー混
合済み)の投入口として使用する剤排出口92が形成さ
れている。この排出口92はねじ94で取り付けられる
キャップ93によって外側から覆われている。
【0027】図4において、上記上下搬送スクリュウ8
6,91の前側端部は、現像器ユニットの前端壁50の
外側まで延出し、この延出個所に上搬送スクリュウ86
で搬送されてきた現像剤を、下搬送スクリュウ91上に
自重で落下させための落下部96が設けられている。こ
の落下部96を介して、上記ドクタブレード85で規制
されてガイド87及び上搬送スクリュウ86で前側まで
搬送された現像剤が下搬送スクリュウ91上に落下し、
該下搬送スクリュウ91で現像ローラ84の有効幅内に
搬送された後に上記撹拌パドル中空円筒部の現像剤排出
口から現像室内に排出される。上記撹拌パドル88の中
空円筒部82の現像剤排出口から現像室下部の現像剤溜
りに排出された現像剤は撹拌パドル88の回転により撹
拌される。また、上記下搬送スクリュウ91の前側端部
は上記落下部96よりも更に前側まで延びトナー収容器
ユニット45の各現像室に対応させて設けられた各トナ
ー受け入れ用ケース91Y,M,C、110内部、具体
的には該ケース内に設けられたトナー補給ローラ97の
下方まで延在している。
6,91の前側端部は、現像器ユニットの前端壁50の
外側まで延出し、この延出個所に上搬送スクリュウ86
で搬送されてきた現像剤を、下搬送スクリュウ91上に
自重で落下させための落下部96が設けられている。こ
の落下部96を介して、上記ドクタブレード85で規制
されてガイド87及び上搬送スクリュウ86で前側まで
搬送された現像剤が下搬送スクリュウ91上に落下し、
該下搬送スクリュウ91で現像ローラ84の有効幅内に
搬送された後に上記撹拌パドル中空円筒部の現像剤排出
口から現像室内に排出される。上記撹拌パドル88の中
空円筒部82の現像剤排出口から現像室下部の現像剤溜
りに排出された現像剤は撹拌パドル88の回転により撹
拌される。また、上記下搬送スクリュウ91の前側端部
は上記落下部96よりも更に前側まで延びトナー収容器
ユニット45の各現像室に対応させて設けられた各トナ
ー受け入れ用ケース91Y,M,C、110内部、具体
的には該ケース内に設けられたトナー補給ローラ97の
下方まで延在している。
【0028】なお、図3の例では例えばイエロー現像器
について示すように上記現像ローラ84Yとドクタブレ
ード85Yとを支持する前後端壁部が、他の前後端壁部
から分離可能な小端壁部104に構成され、現像室内の
清掃や部品交換の便宜が図られている。
について示すように上記現像ローラ84Yとドクタブレ
ード85Yとを支持する前後端壁部が、他の前後端壁部
から分離可能な小端壁部104に構成され、現像室内の
清掃や部品交換の便宜が図られている。
【0029】次に、再び図2を用いて、上記トナー収容
器ユニット45について説明する。上記トナー収容器ユ
ニット45は、円盤状のユニット面板108と、各現像
器に1対1で対応するように該面板の前面に取り付けら
れた合計4つのトナー受入れ用ケース91Y,M,C、
110を有する。この上記ユニット面板108は、円筒
状の黒トナー収容器が貫通し得る図示を省略した円形の
貫通孔がその中央部に形成されており、上記各トナー受
入れ用ケース91Y,M,C、110はこの貫通孔を逃
げて取り付けられている。
器ユニット45について説明する。上記トナー収容器ユ
ニット45は、円盤状のユニット面板108と、各現像
器に1対1で対応するように該面板の前面に取り付けら
れた合計4つのトナー受入れ用ケース91Y,M,C、
110を有する。この上記ユニット面板108は、円筒
状の黒トナー収容器が貫通し得る図示を省略した円形の
貫通孔がその中央部に形成されており、上記各トナー受
入れ用ケース91Y,M,C、110はこの貫通孔を逃
げて取り付けられている。
【0030】これら4つのトナー受入れ用ケース91
Y,M,C、110のうち、各カラー現像器に対応した
3つカラートナー受入れ用ケース91Y,M,Cには、
対応する現像室が現像ポジションに位置するときに上方
を向くトナー受入れ口が形成されている。そしてこのト
ナー受け入れ口の周囲の取付部に、カラートナーを収容
した各色同一形状のカラートナー収容器42,43,4
4が、取り付けられている。
Y,M,C、110のうち、各カラー現像器に対応した
3つカラートナー受入れ用ケース91Y,M,Cには、
対応する現像室が現像ポジションに位置するときに上方
を向くトナー受入れ口が形成されている。そしてこのト
ナー受け入れ口の周囲の取付部に、カラートナーを収容
した各色同一形状のカラートナー収容器42,43,4
4が、取り付けられている。
【0031】一方黒現像器に対応した黒トナー受入れ用
ケース110は、上記カラートナー受入れ用ケース91
Y,M,Cにカラートナー収容器42、43、44を取
り付けた状態の両者の全体周壁形状とほぼ同一形状の周
壁形状をしている。そしてカラートナー受入れ用ケース
と同様の形状をした周壁部分のリボルバ現像ユニットの
中心線に面した個所に、黒トナー収容器41のトナー排
出口に対応する形状のトナー受入れ口が形成されてい
る。
ケース110は、上記カラートナー受入れ用ケース91
Y,M,Cにカラートナー収容器42、43、44を取
り付けた状態の両者の全体周壁形状とほぼ同一形状の周
壁形状をしている。そしてカラートナー受入れ用ケース
と同様の形状をした周壁部分のリボルバ現像ユニットの
中心線に面した個所に、黒トナー収容器41のトナー排
出口に対応する形状のトナー受入れ口が形成されてい
る。
【0032】上記黒トナー収容器41は円筒状をしてお
り、長手方向一端部の周壁部にトナー排出口が形成さ
れ、内周面部にはトナー送り用の突条部が他端部から該
トナー排出口側にかけて螺旋状に形成されている。この
螺旋状の突条部により、リボルバ現像ユニットに取り付
けられた状態での該ユニットと一体の回転中に、後端部
から前端部に向けて収容トナーを送り、トナー排出口か
ら上記黒トナー受け入れ用ケースのトナー受入れ口内に
トナー供給するようになっている。このような黒トナー
収容器41が、前述のカバー47に形成されたトナー収
容器挿入用切欠き47aの中央部を介して、後端部が現
像器ユニット40の中空円筒部82内まで進入し、かつ
先端部が例えば上記トナー収容器ユニット45の各ケー
スの前端壁部前面とほぼ面一になる状態まで挿入された
状態に取り付けられている。
り、長手方向一端部の周壁部にトナー排出口が形成さ
れ、内周面部にはトナー送り用の突条部が他端部から該
トナー排出口側にかけて螺旋状に形成されている。この
螺旋状の突条部により、リボルバ現像ユニットに取り付
けられた状態での該ユニットと一体の回転中に、後端部
から前端部に向けて収容トナーを送り、トナー排出口か
ら上記黒トナー受け入れ用ケースのトナー受入れ口内に
トナー供給するようになっている。このような黒トナー
収容器41が、前述のカバー47に形成されたトナー収
容器挿入用切欠き47aの中央部を介して、後端部が現
像器ユニット40の中空円筒部82内まで進入し、かつ
先端部が例えば上記トナー収容器ユニット45の各ケー
スの前端壁部前面とほぼ面一になる状態まで挿入された
状態に取り付けられている。
【0033】そして、図4に黒トナー受け用ケース11
0を例にとって示すように、上記4つのトナー受け入れ
用ケース91Y,M,C、110それぞれの内部には、
トナー補給ローラ97が設けられている。このトナー補
給ローラ97は、該ケースの前端壁部及びユニット面板
108に軸支されている。このユニット面板108に軸
支されるトナー補給ローラ97の軸端部は、該面板10
8を貫通して現像器ユニット40側に突出し、この突出
端部に歯車197が固設されている。該歯車197は、
図示を省略した駆動入力用の補給入力歯車てかみあって
いる。この各トナー補給ローラ97毎に設けられた補給
入力歯車のうち、現像ポジションにある現像器に対応し
たケース内のトナー補給ローラ97に対応するものが、
前述の補給用モータ61で駆動される歯車(図2参照)
に噛み合って、該モータ61により回転駆動され得るよ
うになっている。このトナー補給ローラ97の回転で下
搬送スクリュウ91上に落下したトナーが、下搬送スク
リュウ91により現像室内に搬送される。このトナー補
給ローラ97を駆動する上記補給モータ61の駆動制御
でトナー補給制御が行われる。
0を例にとって示すように、上記4つのトナー受け入れ
用ケース91Y,M,C、110それぞれの内部には、
トナー補給ローラ97が設けられている。このトナー補
給ローラ97は、該ケースの前端壁部及びユニット面板
108に軸支されている。このユニット面板108に軸
支されるトナー補給ローラ97の軸端部は、該面板10
8を貫通して現像器ユニット40側に突出し、この突出
端部に歯車197が固設されている。該歯車197は、
図示を省略した駆動入力用の補給入力歯車てかみあって
いる。この各トナー補給ローラ97毎に設けられた補給
入力歯車のうち、現像ポジションにある現像器に対応し
たケース内のトナー補給ローラ97に対応するものが、
前述の補給用モータ61で駆動される歯車(図2参照)
に噛み合って、該モータ61により回転駆動され得るよ
うになっている。このトナー補給ローラ97の回転で下
搬送スクリュウ91上に落下したトナーが、下搬送スク
リュウ91により現像室内に搬送される。このトナー補
給ローラ97を駆動する上記補給モータ61の駆動制御
でトナー補給制御が行われる。
【0034】次に、図5(a)を用いて、現像器ユニッ
ト40内の現像ローラなどの回転体を回転駆動するため
の機構などついて説明する。現像器ユニット40の後端
壁51部には、図示の各歯車が設けられている。すなわ
ち、上記後端壁51などを貫通して上記リボルバ入力歯
車79よりも後側まで突出した現像ローラ84の軸端部
に現像ローラ歯車98が固設され、同様に上記リボルバ
入力歯車79よりも後側まで突出した上下搬送スクリュ
ウ86,91それぞれの軸端部に上下搬送スクリュウ歯
車99、100が固設されている。そして、図示の例で
は上記現像ローラ84歯車と下搬送スクリュウ歯車10
0とに噛み合うアイドル歯車101と、本体後側板53
に取り付けられ現像駆動用モータ80により駆動される
現像出力歯車81とに噛み合うための現像入力歯車95
が、現像器ユニットの後端壁51の背面側に取り付けら
れている。リボルバ現像ユニットが前述のように収納台
46に担持されてプリンタ本体内に挿入されることによ
り、同図5(a)に示すように本体側の現像出力歯車8
1とリボルバ現像ユニット側の現像入力歯車95とが噛
み合う。これと同時に同じく同図5(a)に示すように
本体側のリボルバ出力歯車78にリボルバ現像ユニット
側のリボルバ入力歯車79が噛み合う。
ト40内の現像ローラなどの回転体を回転駆動するため
の機構などついて説明する。現像器ユニット40の後端
壁51部には、図示の各歯車が設けられている。すなわ
ち、上記後端壁51などを貫通して上記リボルバ入力歯
車79よりも後側まで突出した現像ローラ84の軸端部
に現像ローラ歯車98が固設され、同様に上記リボルバ
入力歯車79よりも後側まで突出した上下搬送スクリュ
ウ86,91それぞれの軸端部に上下搬送スクリュウ歯
車99、100が固設されている。そして、図示の例で
は上記現像ローラ84歯車と下搬送スクリュウ歯車10
0とに噛み合うアイドル歯車101と、本体後側板53
に取り付けられ現像駆動用モータ80により駆動される
現像出力歯車81とに噛み合うための現像入力歯車95
が、現像器ユニットの後端壁51の背面側に取り付けら
れている。リボルバ現像ユニットが前述のように収納台
46に担持されてプリンタ本体内に挿入されることによ
り、同図5(a)に示すように本体側の現像出力歯車8
1とリボルバ現像ユニット側の現像入力歯車95とが噛
み合う。これと同時に同じく同図5(a)に示すように
本体側のリボルバ出力歯車78にリボルバ現像ユニット
側のリボルバ入力歯車79が噛み合う。
【0035】上記噛み合いが実現できた状態の図5
(a)において、現像中、現像出力歯車81が図中矢印
Aで示す向きに駆動され、これに噛み合う現像入力歯車
95を介して上下搬送スクリュウ歯車99、100が回
転して上下搬送スクリュウが回転駆動される。また同現
像入力歯車95、下搬送スクリュウ歯車100及びアイ
ドル歯車101を介して現像ローラ歯車98が回転して
現像ローラ84が回転駆動される。そして、使用する現
像器の切り換え時には、前述のリボルバ駆動用モータで
駆動されるリボルバ出力歯車79を、図5(a)に示す
矢印B向きに回転駆動してリボルバ現像ユニットを矢印
C向きに回転させることにより、現像ポジションに位置
させる現像器を切換え、かつ、リボルバ現像ユニットの
後端壁51の周面部の所定個所に形成した凹部65に、
位置決めコロ66を入り込ませて嵌合せさ、リボルバ現
像ユニットの位置決めを行なう。なお、この位置決め後
に、上記現像駆動歯車81を矢印A向きに回転させる
と、リボルバ現像ユニットに同図中矢印Dで示す回転モ
ーメントが働く。よって、この回転モーメントに抗して
リボルバ現像ユニットを位置決めできるように上記凹部
65の形状や回転位置決めコロ66を付勢するスプリン
グ67の力が設定されている。
(a)において、現像中、現像出力歯車81が図中矢印
Aで示す向きに駆動され、これに噛み合う現像入力歯車
95を介して上下搬送スクリュウ歯車99、100が回
転して上下搬送スクリュウが回転駆動される。また同現
像入力歯車95、下搬送スクリュウ歯車100及びアイ
ドル歯車101を介して現像ローラ歯車98が回転して
現像ローラ84が回転駆動される。そして、使用する現
像器の切り換え時には、前述のリボルバ駆動用モータで
駆動されるリボルバ出力歯車79を、図5(a)に示す
矢印B向きに回転駆動してリボルバ現像ユニットを矢印
C向きに回転させることにより、現像ポジションに位置
させる現像器を切換え、かつ、リボルバ現像ユニットの
後端壁51の周面部の所定個所に形成した凹部65に、
位置決めコロ66を入り込ませて嵌合せさ、リボルバ現
像ユニットの位置決めを行なう。なお、この位置決め後
に、上記現像駆動歯車81を矢印A向きに回転させる
と、リボルバ現像ユニットに同図中矢印Dで示す回転モ
ーメントが働く。よって、この回転モーメントに抗して
リボルバ現像ユニットを位置決めできるように上記凹部
65の形状や回転位置決めコロ66を付勢するスプリン
グ67の力が設定されている。
【0036】ここで、本実施例においては、上記リボル
バ現像ユニットの回転にとって過大な負荷や振動が発生
せずにしかも確実に、本体側からリボルバ現像ユニット
内の現像ローラに現像バイアスを印加できるようになっ
ている。すなわち、図5(b)に示すように、現像ポジ
ションに位置する現像器の現像ローラ軸98a端に対向
する本体後側板53の定位置に、バイアス回路105に
接続された現像バイアス印加用の棒状端子106がブラ
ケット107により収納台スライド方向に後退可能に取
り付けられ、かつ付勢手段としてのスプリング107a
により本体前側に押し出し付勢されている。この棒状端
子106の先端部は半球状に形成されている。また、こ
の棒状端子106の先端部がリボルバ現像器ユニット回
転中に接触する現像ローラ歯車98の棒状端子106側
の端面は、対応する現像器が最終的に現像位置に到達し
た状態で該棒状端子106の先端部が当接する現像ロー
ラ軸98aの端面まで周縁から突出するテ−パ形状にな
っている。これにより、リボルバ現像器ユニットの回転
で棒状端子106の先端部が該端面上を滑らかに摺動し
て現像ローラ軸98a端面との当接することが可能にな
った。
バ現像ユニットの回転にとって過大な負荷や振動が発生
せずにしかも確実に、本体側からリボルバ現像ユニット
内の現像ローラに現像バイアスを印加できるようになっ
ている。すなわち、図5(b)に示すように、現像ポジ
ションに位置する現像器の現像ローラ軸98a端に対向
する本体後側板53の定位置に、バイアス回路105に
接続された現像バイアス印加用の棒状端子106がブラ
ケット107により収納台スライド方向に後退可能に取
り付けられ、かつ付勢手段としてのスプリング107a
により本体前側に押し出し付勢されている。この棒状端
子106の先端部は半球状に形成されている。また、こ
の棒状端子106の先端部がリボルバ現像器ユニット回
転中に接触する現像ローラ歯車98の棒状端子106側
の端面は、対応する現像器が最終的に現像位置に到達し
た状態で該棒状端子106の先端部が当接する現像ロー
ラ軸98aの端面まで周縁から突出するテ−パ形状にな
っている。これにより、リボルバ現像器ユニットの回転
で棒状端子106の先端部が該端面上を滑らかに摺動し
て現像ローラ軸98a端面との当接することが可能にな
った。
【0037】この現像バイアス印加の構成によれば、ス
プリング107aにより棒状端子を、現像ローラ81軸
端部に当接させているので、確実なバイアス印加が可能
である。また、リボルバ現像ユニットの回転に伴って棒
状端子106との対向部に到来する現像ローラ84軸端
部と、該棒状端子先端との係合離脱時に、棒状端子10
6が進退できるので、リボルバ現像ユニットの回転に対
する負荷が軽減できる。しかも棒状端子106の先端部
が半球状に形成されているので、上記負荷を一層軽減で
きる。更に、先端が半球状であるため、リボルバ現像ユ
ニット正逆何れの方向に回転させる場合にも、棒状端子
106がスムーズに進退できる。また、棒状端子106
が進退自在であるので、リボルバ現像器ユニットの駆動
負荷も低減できる。そして、この棒状端子106の先端
部がリボルバ現像器ユニット回転中に接触する現像ロー
ラ歯車98の棒状端子106側の端面が上記テ−パ形状
になっているので、リボルバ現像器ユニットの回転で棒
状端子106の先端部が該端面上を滑らかに摺動して現
像ローラ軸98a端面との当接することができる。よっ
て、例えば図5(c)に示すように、現像ローラ歯車9
8の端面が、平滑でかつ現像ローラ軸98a端面と段差
を有する場合に比して、リボルバ現像器ユニットの回転
トルクを低減できる。すなわちこの図5(c)の場合、
現像ローラ歯車98から先の現像ローラ軸98a部分に
棒状端子106の先端部が移る際に、負荷がそれまでよ
り大きくなるが、本実施例においてはこのような付加増
大が軽減乃至防止できる。従って、モータの小型化及び
コストダウンが可能である。また、リボルバ−現像の振
動低減により、ステッピングモータの脱調やピッチムラ
も低減できる。
プリング107aにより棒状端子を、現像ローラ81軸
端部に当接させているので、確実なバイアス印加が可能
である。また、リボルバ現像ユニットの回転に伴って棒
状端子106との対向部に到来する現像ローラ84軸端
部と、該棒状端子先端との係合離脱時に、棒状端子10
6が進退できるので、リボルバ現像ユニットの回転に対
する負荷が軽減できる。しかも棒状端子106の先端部
が半球状に形成されているので、上記負荷を一層軽減で
きる。更に、先端が半球状であるため、リボルバ現像ユ
ニット正逆何れの方向に回転させる場合にも、棒状端子
106がスムーズに進退できる。また、棒状端子106
が進退自在であるので、リボルバ現像器ユニットの駆動
負荷も低減できる。そして、この棒状端子106の先端
部がリボルバ現像器ユニット回転中に接触する現像ロー
ラ歯車98の棒状端子106側の端面が上記テ−パ形状
になっているので、リボルバ現像器ユニットの回転で棒
状端子106の先端部が該端面上を滑らかに摺動して現
像ローラ軸98a端面との当接することができる。よっ
て、例えば図5(c)に示すように、現像ローラ歯車9
8の端面が、平滑でかつ現像ローラ軸98a端面と段差
を有する場合に比して、リボルバ現像器ユニットの回転
トルクを低減できる。すなわちこの図5(c)の場合、
現像ローラ歯車98から先の現像ローラ軸98a部分に
棒状端子106の先端部が移る際に、負荷がそれまでよ
り大きくなるが、本実施例においてはこのような付加増
大が軽減乃至防止できる。従って、モータの小型化及び
コストダウンが可能である。また、リボルバ−現像の振
動低減により、ステッピングモータの脱調やピッチムラ
も低減できる。
【0038】図6は、前述の図5(b)の現像バイアス
印加構造よりも、より積極的に、上記リボルバ現像ユニ
ットの回転にとって過大な負荷や振動が発生せずにしか
も確実に、本体側からリボルバ現像ユニット内の現像ロ
ーラに現像バイアスを印加できるようした現像バイアス
印加構造の変形例を示すものである。この例では、棒状
端子106をソレノイド151のプランジャ152に連
結し、このソレノイドにより進退移動させるようにして
いる。また進退移動を確実にするための一方への付勢手
段としての例えばコイルスプリング150も設けられて
いる。このソレノイド151をリボルバ現像器ユニット
の回転同期させ、現像ロ−ラ軸98aが現像位置に到達
してからソレノイド151をONさせ、棒状端子106
を現像ロ−ラ軸98aに接触させ、また、作像が終了し
たらソレノイド151をOFFして棒状端子106を現
像ローラ軸98aから離した後にリボルバ現像器ユニッ
トを回転させるように、図示を省略した制御部で制御す
る。
印加構造よりも、より積極的に、上記リボルバ現像ユニ
ットの回転にとって過大な負荷や振動が発生せずにしか
も確実に、本体側からリボルバ現像ユニット内の現像ロ
ーラに現像バイアスを印加できるようした現像バイアス
印加構造の変形例を示すものである。この例では、棒状
端子106をソレノイド151のプランジャ152に連
結し、このソレノイドにより進退移動させるようにして
いる。また進退移動を確実にするための一方への付勢手
段としての例えばコイルスプリング150も設けられて
いる。このソレノイド151をリボルバ現像器ユニット
の回転同期させ、現像ロ−ラ軸98aが現像位置に到達
してからソレノイド151をONさせ、棒状端子106
を現像ロ−ラ軸98aに接触させ、また、作像が終了し
たらソレノイド151をOFFして棒状端子106を現
像ローラ軸98aから離した後にリボルバ現像器ユニッ
トを回転させるように、図示を省略した制御部で制御す
る。
【0039】
【発明の効果】請求項1乃至3の画像形成装置によれ
ば、前述の特願平6−143817号に係る画像形成装
置と同様に、現像器ユニットの電源受け入れ端子と装置
本体側の電源供給端子とのうち進退部材で構成した方の
端子部材が、他方の端子に向けて付勢された状態で進退
可能で、ある程度の範囲内であれば、現像器ユニット側
と装置本体側との間の組み付けがばらついても、両者の
確実な接触を得ることができるので、現像器ユニット内
の電源供給対象に対して従来に比べて良好に電源を供給
できる。
ば、前述の特願平6−143817号に係る画像形成装
置と同様に、現像器ユニットの電源受け入れ端子と装置
本体側の電源供給端子とのうち進退部材で構成した方の
端子部材が、他方の端子に向けて付勢された状態で進退
可能で、ある程度の範囲内であれば、現像器ユニット側
と装置本体側との間の組み付けがばらついても、両者の
確実な接触を得ることができるので、現像器ユニット内
の電源供給対象に対して従来に比べて良好に電源を供給
できる。
【0040】そして、特に、請求項1あるいは2の画像
形成装置においては、上記他方の端子における上記進退
部材との対向面部のテーパ形状により、上記現像器ユニ
ットの回転による現像器の現像位置への移動時におけ
る、現像器ユニットの回転駆動のトルク変動や振動を、
該対向面部に凹凸形状がある場合に比して少なくできる
ので、画像上のピッチムラや現像器ユニット回転駆動に
ステッピングモータを用いた場合の脱調などを軽減乃至
防止できる。
形成装置においては、上記他方の端子における上記進退
部材との対向面部のテーパ形状により、上記現像器ユニ
ットの回転による現像器の現像位置への移動時におけ
る、現像器ユニットの回転駆動のトルク変動や振動を、
該対向面部に凹凸形状がある場合に比して少なくできる
ので、画像上のピッチムラや現像器ユニット回転駆動に
ステッピングモータを用いた場合の脱調などを軽減乃至
防止できる。
【0041】また特に、請求項2の画像形成装置におい
ては、上記他方の端子として、装置本体側から上記現像
器ユニットの所定の回転駆動部材に駆動を伝達するため
の歯車部を兼用したので、その分部品点数を少なくでき
る。また該歯車部として電源供給対象、例えば現像ロー
ラの軸端部に固設された歯車部を用いれば、電源供給対
象と装置本体側との直接的な電気接続も可能である。
ては、上記他方の端子として、装置本体側から上記現像
器ユニットの所定の回転駆動部材に駆動を伝達するため
の歯車部を兼用したので、その分部品点数を少なくでき
る。また該歯車部として電源供給対象、例えば現像ロー
ラの軸端部に固設された歯車部を用いれば、電源供給対
象と装置本体側との直接的な電気接続も可能である。
【0042】また特に、請求項3の画像形成装置におい
ては、上記進退部材を進退移動させる進退駆動装置を制
御手段で制御して、現像器ユニットの回転による現像器
の現像位置への移動時や該現像位置からの退避時に、進
退部材が他方の端子の対向面部を摺動するのを軽減乃至
防止して、現像器ユニットの回転トルクの変動や振動を
軽減乃至防止するので、画像上のピッチムラや現像器ユ
ニット回転駆動にステッピングモータを用いた場合の脱
調などを軽減乃至防止できる。
ては、上記進退部材を進退移動させる進退駆動装置を制
御手段で制御して、現像器ユニットの回転による現像器
の現像位置への移動時や該現像位置からの退避時に、進
退部材が他方の端子の対向面部を摺動するのを軽減乃至
防止して、現像器ユニットの回転トルクの変動や振動を
軽減乃至防止するので、画像上のピッチムラや現像器ユ
ニット回転駆動にステッピングモータを用いた場合の脱
調などを軽減乃至防止できる。
【図1】実施例に係る複写機の概略構成図。
【図2】同複写機の回転型現像装置の分解斜視図。
【図3】同回転型現像装置の現像ユニットの断面図。
【図4】同回転型現像装置における現像器とトナー収容
器との連絡構造の説明図。
器との連絡構造の説明図。
【図5】(a)は同現像ユニットの駆動系などを示す正
面からの透視図。(b)は同現像ユニットの現像バイア
ス印加構造の説明図。(c)は比較例の説明図。
面からの透視図。(b)は同現像ユニットの現像バイア
ス印加構造の説明図。(c)は比較例の説明図。
【図6】変形例に係る現像バイアス印加構造の説明図。
1 感光体ドラム 4 回転型現像装置 40 現像器ユニット 41 黒トナー収容器 42 イエロートナー収容器 43 マゼンタトナー収容器 44 シアントナー収容器 45 トナー収容器ユニット 98 現像ローラ歯車 98a 現像ローラ軸 105 バイアス回路 106 棒状端子 107 ブラケット 107a スプリング 150 スプリング 151 ソレノイド 152 プランジャ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 真治 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 杉原 和之 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 小菅 勝弘 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内
Claims (3)
- 【請求項1】回転軸線の周りに配設された複数の現像器
を有する現像器ユニットを、該回転軸線を中心に回転さ
せ、任意の現像器を潜像担持体に対向する現像位置に移
動させて現像を行う回転型現像装置を備えた画像形成装
置において、 該現像器ユニットにおける該回転軸線方向端部の所定箇
所に電源受け入れ端子を設け、 該現像器ユニットの回転による該受け入れ端子の移動経
路に対向する装置本体側の所定箇所に電源供給端子を設
け、 該受け入れ端子と該供給端子のいずれか一方を、他方に
向けて付勢された状態で進退可能に取り付けた進退部材
で構成し、かつ、 該他方の端子における該進退部材との対向面部を、現像
器が現像位置にあるときに該進退部材が当接するその中
央部位まで、その周縁部から該進退部材側に突出したテ
ーパ形状にしたことを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】上記他方の端子として、装置本体側から上
記現像器ユニットの所定の回転駆動部材に駆動を伝達す
るための歯車部を用いたことを特徴とする請求項1の画
像形成装置。 - 【請求項3】回転軸線の周りに配設された複数の現像器
を有する現像器ユニットを、該回転軸線を中心に回転さ
せ、任意の現像器を潜像担持体に対向する現像位置に移
動させて現像を行う回転型現像装置を備えた画像形成装
置において、 該現像器ユニットにおける該回転軸線方向端部の所定箇
所に電源受け入れ端子を設け、 該現像器ユニットの回転による該受け入れ端子の移動経
路に対向する装置本体側の所定箇所に電源供給端子を設
け、 該受け入れ端子と該供給端子のいずれか一方を、他方に
向けて進退可能に取り付けた進退部材で構成し、かつ、 該進退部材を該他方に接触し得る突出位置と該他方に接
触し得ない退避位置との間で進退移動させる進退駆動装
置と、 該現像器ユニットの回転により現像器が該現像位置に到
達するに当たって、該進退部材を該到達完了まで該退避
位置に保持し該到達完了後に該突出位置に移動させると
ともに、該現像器ユニットの回転により現像器が該現像
位置から退避するに当たって、該進退部材を該退避開始
までに該突出位置から該退避位置に移動させるよう、該
進退駆動装置を制御する制御手段とを設けたことを特徴
とする画像形成装置。 【0001】
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6216595A JPH0862915A (ja) | 1994-08-17 | 1994-08-17 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6216595A JPH0862915A (ja) | 1994-08-17 | 1994-08-17 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0862915A true JPH0862915A (ja) | 1996-03-08 |
Family
ID=16690890
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6216595A Pending JPH0862915A (ja) | 1994-08-17 | 1994-08-17 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0862915A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1378799A2 (en) | 2002-07-03 | 2004-01-07 | Samsung Electronics Co., Ltd. | High voltage switching equipment of developing device for colour image forming apparatus |
-
1994
- 1994-08-17 JP JP6216595A patent/JPH0862915A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1378799A2 (en) | 2002-07-03 | 2004-01-07 | Samsung Electronics Co., Ltd. | High voltage switching equipment of developing device for colour image forming apparatus |
EP1378799A3 (en) * | 2002-07-03 | 2006-02-15 | Samsung Electronics Co., Ltd. | High voltage switching equipment of developing device for colour image forming apparatus |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20020712 |