JPH0862796A - カラー写真記録材料 - Google Patents

カラー写真記録材料

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JPH0862796A
JPH0862796A JP7225990A JP22599095A JPH0862796A JP H0862796 A JPH0862796 A JP H0862796A JP 7225990 A JP7225990 A JP 7225990A JP 22599095 A JP22599095 A JP 22599095A JP H0862796 A JPH0862796 A JP H0862796A
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JP
Japan
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layer
color
silver halide
group
coupler
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JP7225990A
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English (en)
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Johannes Willsau
ヨハネス・ビルザウ
Heinrich Odenwaelder
ハインリヒ・オーデンベルダー
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Agfa Gevaert AG
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Agfa Gevaert AG
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 粒状度を悪化させずに感度を向上させること
ができるカラー写真ハロゲン化銀材料を提供すること。 【解決手段】 支持体、ならびにカラーカプラーを含む
少なくとも1層の感光性ハロゲン化銀乳剤層及びそれに
隣接する少なくとも1層の非感光性層を有し、非感光性
層が現像の間に現像薬酸化生成物と反応して感度を向上
させる基を分離する化合物を含むネガ型のカラー写真ハ
ロゲン化銀材料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は感度の向上したネガ型のカラー写
真ハロゲン化銀材料に関する。
【0002】写真ハロゲン化銀材料の感度は、DAR及
びFAR(それぞれ現像促進剤放出型及びカブリ剤放出
型カプラー)と称されるものを用いて向上させることが
でき、これらはカプラーを含むハロゲン化銀乳剤層で用
いられ、現像薬酸化生成物とのカプリング反応の間に現
像促進剤又はカブリ剤を放出することが知られている。
しかしこの方法で得られる感度の向上は多くの用途の場
合にまだ十分ではない。さらにカブリ及び粒状度が望ま
しくない程度で増加する(例えばDE 3333 35
5)。
【0003】本発明の目的は、それを用いて同時に粒状
度及びカブリを増加させずに感度を向上させることがで
きる写真材料のための添加物の提供である。
【0004】驚くべきことに今回、現像の間に感度を向
上させる基を分離する化合物が、カプラーを含む感光性
ハロゲン化銀乳剤層に隣接する非感光性層で用いられる
と、このような感度の向上が得られることが見いだされ
た。隣接層は、感光性層に直接接続している層及び次の
層の両方であると理解される。
【0005】例えばこれらの化合物はDARカプラー、
FARカプラー及び現像の間にハロゲン化銀に対する親
和性を有する結合基を含む4当量カプラーを分離又は分
裂させる化合物であることができる。後者の化合物は後
文においてACR化合物(吸着カプラー放出型化合物
(adsorbing coupler releas
ing compounds)と称する。これに関し、
4当量カプラーを分離する化合物の基は、化合物を拡散
に対して抵抗性とするバラスト基を含み、分離されるカ
プラーはハロゲン化銀に対する親和性を有する基を含
み、それを用いてカプラーがハロゲン化銀粒子に吸着す
る。
【0006】ACRカプラーは式I A−B−(T1m−(COUP−D)−(T2n (I) [式中、Aはバラスト基を示し、Bは現像の間に反応し
て(T1m−(COUP−D)−(T2nを分離する化
合物の基を示し、T1及びT2は現像の間に分離されるこ
とができる時間制御要素(timecontrol e
lements)であり、m、nは0又は1を示し、C
OUPは4当量カプラーの基を示し、Dはハロゲン化銀
に対する親和性を有する基を示す]に対応するのが好ま
しい。
【0007】ハロゲン化銀に対する親和性を有する適し
た基Dは式IIa〜IIe:
【0008】
【化1】
【0009】[ここでZ1は、窒素原子又は硫黄原子な
どの少なくとも1つの追加のヘテロ原子を含む5−又は
6−員環であることが好ましい環の完結のための残りの
メンバーを示し、Z2は5−又は6−員環であることが
好ましい環の完結のための残りのメンバーを示し、Xは
−NH2、−NHR、
【0010】
【化2】
【0011】−NH−NH2、−NH−NHR、−S
R、−ORを示し、Yは−S−、−NR−、−O−を示
し、Rは脂肪族、芳香族又はヘテロ環式基を示し、
1、R2はH又は脂肪族、芳香族又はヘテロ環式基を示
すか、あるいは一緒になって5−又は6−員環の残りの
メンバーを示す]に対応するのが好ましい。
【0012】ハロゲン化銀に対する親和性を有する基
は、4当量カプラーに直接又は中間メンバーZを介して
結合することができる。
【0013】好ましい2価中間メンバーZはアルキレン
基、アリーレン基、−COCH2−、−COCH2−S
−、−COCH2−O−、
【0014】
【化3】
【0015】である。
【0016】(COUP−D)はCOUPへの結合又は
Dへの結合を介してT1に結合することができる。同様
のことがT2にも当てはまる。
【0017】基A−Bはカプラー基、酸化還元化合物又
は画像に影響を与えない基、例えば現像薬のアルカリを
用いて(T1m−(COUP−D)−(T2n基のみを
分離することができる基であることができる。適した酸
化還元化合物は、その酸化の後に(T1m−(COUP
−D)−(T2n基を分離することができる酸化可能な
化合物である。
【0018】Bがカプラー基である式Iの化合物からの
(COUP−D)の放出は、現像薬酸化生成物EOPと
の反応により反応式: に従って起こる。
【0019】既知の時間制御要素T1はUS 4 14
6 396、4 248 962、4 409 32
3、4 421 845、DE 26 26 315及
びUS4 546 073に記載されている。T1はカ
プラー基であることもできる。T2は加水分解可能な
基、例えば−OCOCH2Cl、−OCO−フェニル、
−OSO2CH3、又は
【0020】
【化4】
【0021】あるいはカプラー基であることができる。
【0022】基A−Bは、カプリング部位で分離するこ
とができる基(T1m−(COUP−D)−(T2n
含む2当量カプラーの基であるのが好ましい。(COU
P−D)は、ハロゲン化銀に対する親和性を有する基D
を介してBに結合しているのが好ましい。(COUP−
D)は拡散に対する抵抗性を与えるバラスト基を含まな
いのが好ましい。
【0023】カプラー基として、B及びCOUPはイエ
ロー、マゼンタ又はシアンカプラーの基、あるいは色を
与えないカプラーの基であることができる。
【0024】FARカプラーは、例えば式II A−B−(T1m−D1 (II) [式中、A、B、T1及びmは上記で定義された意味を
有し、D1は放出された後にハロゲン化銀乳剤にカブリ
作用を及ぼす化合物の基である]に対応する。
【0025】基A−B−(T1m−D1の特定の例には
以下が含まれる:
【0026】
【化5】
【0027】
【化6】
【0028】
【化7】
【0029】
【化8】
【0030】
【化9】
【0031】特に式I及びIIの化合物は写真材料1m
2当たり0.0005〜0.05ミリモルの量で用いら
れ、その場合全量を1層中で用いることができ、あるい
は複数の層に分布させることができる。二重又は三重の
層の積み重ねの場合、式I又はIIの化合物は高感度層
に隣接して用いられるのが好ましい。式I又はIIの化
合物の代わりにこれらの式に対応する数種の化合物の混
合物を用いることができ、この場合、上記で特定した量
は合計量である。
【0032】ネガ型のカラー写真材料の例には、カラー
ネガフィルム、カラー写真印画紙、カラー反転フィルム
及びカラー反転印画紙が含まれる。本発明はカラーネガ
フィルムの場合に特に価値がある。
【0033】この種のカラー写真材料の製造に適した支
持体の例には、硝酸セルロース、酢酸セルロース、酪酸
セルロース、ポリスチレン、ポリビニルクロリド、ポリ
エチレンテレフタレート及びポリカーボネートなどの半
合成及び合成ポリマーのフィルム及びホイル、ならびに
バライタ層又はα−オレフィンポリマー層(例えばポリ
エチレン)を積層した紙である。これらの支持体は染料
及び顔料、例えば二酸化チタンで着色することができ
る。これらは遮光のために黒く着色することもできる。
【0034】支持体の表面は一般に写真ハロゲン化銀層
の接着を向上させる処理、例えばコロナ放電及びその後
の基質層の蒸着を行う。
【0035】カラー写真材料は通常それぞれ少なくとも
1層の赤感性、緑感性及び青感性層、ならびに場合によ
り中間層及び保護層を含む。
【0036】結合剤、ハロゲン化銀粒子及びカラーカプ
ラーは写真乳剤層の必須成分である。
【0037】結合剤としてゼラチンの使用が好ましい。
しかしこれは他の合成、半合成又は天然に存在するポリ
マーによって完全に、又は部分的に置換することができ
る。合成のゼラチン置換物の例にはポリビニルアルコー
ル、ポリ−N−ビニルピロリドン、ポリアクリルアミ
ド、ポリアクリル酸及びそれらの誘導体、特にそれらの
混合ポリマーが含まれる。天然に存在するゼラチン置換
物の例には他のタンパク質、例えばアルブミン又はカゼ
イン、セルロース、糖、澱粉又はアルギン酸塩が含まれ
る。半合成のゼラチン置換物は一般に修飾された天然生
成物である。セルロース誘導体、例えばヒドロキシアル
キルセルロース、カルボキシメチルセルロース及びフタ
リルセルロース、ならびにアルキル化剤又はアシル化剤
との反応により、あるいは重合可能なモノマーをグラフ
トさせることにより得たゼラチン誘導体がこれらの例で
ある。
【0038】結合剤は適した硬膜剤との反応により十分
に抵抗性の層を与えるのに十分な量の官能基を有してい
ければならない。これらの官能基は特にアミノ基を含む
が、カルボキシル基、ヒドロキシル基及び活性メチレン
基も含まれる。
【0039】用いるのが好ましいゼラチンは酸性又はア
ルカリ性蒸解(digestion)により得ることが
できる。酸化ゼラチンも用いることができる。そのよう
なゼラチンの製造は例えばThe Science a
nd Technologyof Gelatine,
A.G.Ward and A.Courts編集、A
cademic Press 1977、ページ295
以下に記載されている。それぞれの場合に用いられるゼ
ラチンが含む写真活性不純物は可能な限り少量でなけれ
ばならない(イナートゼラチン)。高粘度及び低膨潤性
のゼラチンが特に有利である。
【0040】写真材料中に感光性成分として存在するハ
ロゲン化銀は、ハライドとしてクロリド、ブロミド又は
ヨウダイド、あるいはそれらの混合物を含むことができ
る。例えば少なくとも1層のハライド含有分が0〜15
モル%のヨウダイド、0〜100モル%のクロリド及び
0〜100モル%のブロミドから成ることができる。本
発明のカラー写真材料は5〜15モル%のヨウ化銀を含
む臭化ヨウ化銀を含むのが好ましい。
【0041】結晶は主に密であり、例えば規則的な立方
又は8面体の結晶、あるいは遷移的形態を含む結晶であ
ることができる。しかし平均の直径−対−厚さの比率が
少なくとも5:1である板晶を用いるのも好ましく、粒
子の直径は粒子の投影面積に対応する円状面積を有する
円の直径として定義される。しかし層は、直径−対−厚
さの比率が5:1よりかなり大きい、例えば12:1〜
30:1の板様ハロゲン化銀結晶を含むこともできる。
【0042】ハロゲン化銀粒子は多層粒子構造を有する
こともできる。最も単純な場合、これは内部及び外部粒
子領域(コア/シェル)を有し、その場合、各粒子領域
のハライド組成、及び/又は他の修正、例えばドーピン
グの性質が異なる。乳剤の平均粒径は0.2μm〜2.
0μmが好ましく、粒径分布は均一分散及び不均一分散
の両方であることができる。均一分散粒径分布は、粒子
の95%が平均粒径から±30%以上異ならないことを
意味する。乳剤は、ハロゲン化銀の他に有機銀塩、例え
ば銀ベンズトリアゾレート又はベヘン酸銀を含むことが
できる。
【0043】別々に製造された2種類か又はそれ以上の
ハロゲン化銀乳剤を混合物として用いることもできる。
【0044】写真乳剤は可溶性銀塩及び可溶性ハライド
から種々の方法で製造することができる(例えばP.G
lafkides,Chimie et Physiq
uePhotographique,Paul Mon
tel,Paris(1967);G.F.Duffi
n,Photographic EmulsionCh
emistry,The Focal Press,L
ondon(1966);V.L.Selikman
et al.Making and Coating
Photographic Emulsion,The
Focal Press,London(196
6))。
【0045】ハロゲン化銀結晶は、沈澱の他に、過剰の
ハライド及び/又はハロゲン化銀錯体生成剤の存在下に
おける物理的熟成(Ostwald熟成)によっても成
長させることができる。乳剤粒子の成長は主にOstw
ald熟成によって行うことができ、その場合、微粉砕
のいわゆるLippmann乳剤をわずかに可溶性の乳
剤と混合し、後者の上に再沈澱させるのが好ましい。
【0046】沈澱及び/又は物理的熟成の間、Cd、Z
n、Pb、Ti、Bi、Ir、Rh、Feなどの金属の
塩又は錯体も存在することができる。
【0047】さらに沈澱は増感色素の存在下で行うこと
ができる。錯体生成剤及び/又は色素は、例えばpHを
変えることにより、又は酸化処理によりいずれの所望の
時点にも無効力とすることができる。
【0048】結晶形成が完了したら、又はもっと初期の
段階にでも、可溶性塩を例えば強制洗浄(forced
washing)により、フロキュレーション及び洗
浄により、限外濾過により、又はイオン交換剤により乳
剤から除去する。
【0049】ハロゲン化銀乳剤は一般に、感度及びカブ
リの間が最適となるまで、限定された条件下で−pH、
pAg、温度、ゼラチン、ハロゲン化銀及び増感剤の濃
度−化学増感を行う。
【0050】方法は例えばH.Frieser“The
Basis of Photographic Pr
ocesses with Silver Halid
es”,ページ675−734,Akademisch
e Verlags−gesellschaft(19
68)に記載されている。
【0051】これに関し、化学増感は硫黄、セレン、テ
ルリウムの化合物及び/又は周期表の第VIII亜族の
金属(例えば金、白金、パラジウム、イリジウム)の化
合物の添加により行うことができる。さらにチオシアナ
ート化合物、界面活性化合物、例えばチオエーテル類、
ヘテロ環式窒素化合物(例えばイミダゾール類、アザイ
ンデン類)又は分光増感剤(例えばF.Hamer i
n “The Cyanine Dyes and R
elated Compounds”,1964、又は
Ullmans Encyclopaedie der
technischen Chemie[Ullma
nn’s Encyclopediaof Indus
trial Chemistry],Fourth E
dition,Vol.18,ページ431以下及びR
esearch Disclosure 17643,
section IIIに記載されている)も加えるこ
とができる。代わりに、又はさらに還元剤(錫(II)
塩、アミン類、ヒドラジン誘導体、アミノボラン類、シ
ラン類、ホルムアミジンスルフィン酸)を添加して、水
素を用いて、又は低pAg値(例えば5以下)及び/又
は高pH値(例えば8以上)を用いて還元増感も行うこ
とができる。
【0052】写真乳剤はカブリの形成を予防する、ある
いは製造、保存又は写真処理の間の写真機能を安定化す
るための化合物を含むことができる。
【0053】アザインデン類が特に適しており、好まし
くはテトラ−及びペンタアザインデン類、特にヒドロキ
シル又はアミノ置換基を含むものである。この種の化合
物は例えばBirr,Z.Wiss.Phot.47
(1952)ページ2−58に記載されている。さらに
水銀又はカドミウムなどの金属の塩、芳香族スルホン酸
類又はスルフィン酸類、例えばベンゼンスルフィン酸、
あるいは窒素含有ヘテロ環類、例えばニトロベンズイミ
ダゾール、ニトロインダゾール、あるいは場合により置
換されていることができるベンゾトリアゾール類又はベ
ンズチアゾリウム塩類をカブリ防止剤として用いること
ができる。特に適している化合物にはメルカプト基を含
むヘテロ環類、例えばメルカプトベンゾチアゾール類、
メルカプトベンズイミダゾール類、メルカプトテトラゾ
ール類、メルカプトチアジアゾール類、又はメルカプト
ピリミジン類が含まれ、これらのメルカプトアゾール類
は水溶性化基、例えばカルボキシル基又はスルホン酸基
も含むこともできる。他の適した化合物はResear
ch Disclosure 17643(Decem
ber 1978),section VIに公開され
ている。
【0054】安定剤はハロゲン化銀乳剤熟成の前、その
間又は後にそれに加えることができる。もちろん化合物
をハロゲン化銀層に伴う他の写真層に加えることもでき
る。該化合物の2つ又はそれ以上の混合物も用いること
ができる。
【0055】本発明に従って製造される写真乳剤層又は
感光性材料の他の親水性コロイド層は、帯電防止のため
のコーティング媒体として、滑り性の向上のため、分散
液の乳化のため、接着防止のため、及び写真特性の向上
のため(例えば現像促進、より高いコントラストを得
る、増感など)などの種々の目的で界面活性剤を含むこ
とができる。例えばサポニンなどの天然の界面活性剤の
他に合成界面活性化合物(界面活性剤)、例えばアルキ
レンオキシド化合物、グリセリン化合物又はグリシドー
ル化合物などの非イオン性界面活性剤、例えば高級アル
キルアミン、第4アンモニウム塩、ピリジン化合物及び
他のヘテロ環式化合物、スルホニウム化合物又はホスホ
ニウム化合物などのカチオン性界面活性剤、例えばカル
ボン酸又はスルホン酸基、あるいはリン酸、硫酸エステ
ル又はリン酸エステル基などの酸基を含むアニオン性界
面活性剤、例えばアミノ酸及びアミノスルホン酸化合
物、ならびにアミノアルコールの硫酸又はリン酸エステ
ルなどの両性界面活性剤が主に用いられる。
【0056】写真乳剤はメチン色素又は他の色素を用い
て分光増感することができる。シアニン色素、メロシア
ニン色素及び錯体メロシアニン色素が特に適した色素で
ある。
【0057】分光増感剤として適したポリメチン色素、
それらの適した組み合わせ、及び強色増感効果を有する
それらの組み合わせの考察は、Research Di
sclosure 17643/1978,secti
on IVに記載されている。
【0058】分光領域により分類された以下の色素が特
に適している: 1.赤増感剤として 塩基性末端基としてベンゾチアゾール、ベンゾセレナゾ
ール又はナフトチアゾールを有し、5−及び/又は6−
位にハロゲン、メチル、メトキシ、カルバルコキシ、ア
リール置換基を有する9−エチルカルボシアニン類、な
らびに9−エチルナフトキサチア−又はセレノカルボシ
アニン類及び9−エチルナフトチアオキサ−又はベンズ
イミダゾカルボシアニン類であり、但し色素はヘテロ環
窒素において少なくとも1つのスルホアルキル基を有す
る。
【0059】2.緑増感剤として 塩基性末端基としてベンゾオキサゾール、ナフトキサゾ
ール又は1つのベンゾオキサゾール及び1つのベンズチ
アゾールを有する9−エチルカルボシアニン類ならびに
ベンズイミダゾカルボシアニン類であり、これらは同様
にさらに置換されていることもでき、同様にヘテロ環窒
素において少なくとも1つのスルホアルキル基を含まな
ければならない。
【0060】3.青増感剤として ヘテロ環窒素において少なくとも1つのスルホアルキル
基、及び場合により芳香核にさらに置換基を有する対称
又は非対称ベンズイミダゾ−、オキサ−、チア−又はセ
レナシアニン類、ならびにローダニン基を含むアポメロ
シアニン類。
【0061】例えば臭化銀の青感度のように、限定され
た分光領域に関してハロゲン化銀の固有の感度が十分で
ある場合、増感剤は省略できる。
【0062】式Iの適した化合物には、
【0063】
【化10】
【0064】
【化11】
【0065】
【化12】
【0066】
【化13】
【0067】
【化14】
【0068】
【化15】
【0069】
【化16】
【0070】
【化17】
【0071】
【化18】
【0072】
【化19】
【0073】
【化20】
【0074】
【化21】
【0075】が含まれる。
【0076】化合物I−1の製造
【0077】
【化22】
【0078】30.6gの化合物I−1−a及び14.
1gの化合物I−1−bを200mlのジメチルアセト
アミド中で撹拌することにより混合する。次いで7.8
mlのテトラメチルグアニジンを加え、混合物を室温で
1.5時間撹拌する。反応混合物を氷水及びHCl水溶
液の混合物に加え、沈澱を吸引濾過し、水及びメタノー
ルで洗浄し、乾燥する。残留物を200mlの熱1−ク
ロロブタンと共に熱時に撹拌し、室温に冷却後濾過し、
1−クロロブテンで洗浄する。次いでそれをメタノール
/酢酸エチル4:1混合と共に撹拌し、濾過し、洗浄す
る。
【0079】25.4gの融点が158〜161℃の化
合物I−1が得られる。
【0080】式IIの適した化合物には
【0081】
【化23】
【0082】
【化24】
【0083】
【化25】
【0084】
【化26】
【0085】
【化27】
【0086】
【化28】
【0087】が含まれる。
【0088】種々に増感された乳剤層に非拡散性モノマ
ー又はポリマーカラーカプラーが伴い、それは同一層又
はそれに隣接する層に配置することができる。一般に赤
感性層にはシアンカプラーが伴い、緑感性層にはマゼン
タカプラーが伴い、青感性層にはイエローカプラーが伴
う。
【0089】シアン部分カラー画像を与えるためのカラ
ーカプラーは一般にフェノール又はα−ナフトール型の
カプラーである。
【0090】マゼンタ部分カラー画像を与えるためのカ
ラーカプラーは一般に5−ピラゾロン型、インダゾロン
型又はピラゾロアゾール型のカプラーである。
【0091】イエロー部分カラー画像を与えるためのカ
ラーカプラーは一般に解鎖ケトメチレン基を含むカプラ
ー、特にα−アシルアセトアミド型のカプラーである。
これらの適した例にはα−ベンゾイルアセトアニリドカ
プラー及びα−ピバロイルアセトアニリドカプラーが含
まれる。
【0092】カラーカプラーは4当量カプラーであるこ
とができるが、2当量カプラーであることもできる。後
者はカプリングすると分離される置換基をカプリング部
位に含む点で、4当量カプラーから誘導される。適した
2当量カプラーには無色のもの、及びカラーカプリング
が起こると消失するか、又は発色される画像色素の色に
より置換される固有の強い色を有するもの(マスクカプ
ラー)、ならびにカラー現像薬酸化生成物と反応すると
実質的に無色の生成物を与えるホワイトカプラーが含ま
れる。適した2当量カプラーには、カラー現像薬酸化生
成物と反応すると放出される分裂可能な基をカプリング
部位に含むカプラーも含まれ、それにより直接、あるい
は分離される一次的基である基から1つ又はそれ以上の
他の基が分離された後に例えば現像抑制剤(DIRカプ
ラー)としてある望ましい写真活性を現す(例えばDE
−A−27 03 145、DE−A−28 55 6
97、DE−A−31 05 026、DE−A−33
19 428)。
【0093】アゾール型の現像抑制剤を放出するDIR
カプラー、例えばトリアゾール類及びベンゾトリアゾー
ル類はDE−A−2 414 006、2 610 5
46、2 659 417、2 754 281、2
726 180、3 626219、3 630 56
4、3 636 824、3 644 416及び2
842 063に記載されている。色再現、例えば色分
解及び色純度に関する、及びディテールの再現、すなわ
ち鮮鋭度及び粒状性に関するさらに別の利点を、例えば
現像抑制剤を酸化カラー現像薬とのカプリングの直接の
結果として分離せず、例えば時間調節基を用いて達成さ
れる別の二次反応の後に初めて分離するカプラーのよう
なDIRカプラーを用いて得ることができる。これらの
例はDE−A−28 55 697、32 99 67
1、38 18 231、3518 797、EP−A
−157 146及び204 175、US−A−41
46 396及び4 438 393、ならびにGB−
A−2 072 363に記載されている。
【0094】現像浴中で分解して実質的に写真的不活性
な生成物を与える現像抑制剤を放出するDIRカプラー
は、例えばDE−A−32 09 486ならびにEP
−A−167 168及び219 713に記載されて
いる。この方法を用いることにより妨害のない現像及び
処理の一貫性が達成される。
【0095】DIRカプラー、特に拡散の容易な現像抑
制剤を分離するDIRカプラーが用いられると、光学増
感の際の適した手段を用いることにより例えば分化され
た色再現などの色再現における向上が得られる。これは
例えばEP−A−115 304、167 173、G
B−A−2 165 058、DE−A−3 7004
19及びUS−A−4 707 436に記載されてい
る。
【0096】多層写真材料の場合、DIRカプラーは非
常に異なる層に加えることができ、例えば非感光性層又
は中間層に加えることができる。しかしそれらは感光性
ハロゲン化銀乳剤層に加えるのが好ましく、ハロゲン化
銀乳剤の特性、例えばそのヨウダイド含有量及びハロゲ
ン化銀粒子の構造又はその粒径分布が、得られる写真特
性に影響を与える。放出される抑制剤の効果は、例えば
DE−A−24 31223に従う抑制剤−掃去剤層
(inhibitor scavengerlaye
r)の挿入により制限することができる。反応性又は安
定性の理由から、それが導入されるそれぞれの層におい
て、カプリングした時にこの層で発色されるべき色と異
なる色を与えるDIRカプラーを使用するのが有利であ
り得る。DE−A−3 506 805に従い、カプラ
ーから分離される写真的活性基の効果を、放出後のこの
基と他の基の分子間反応を起こすことにより修正するの
が有利であり得る。
【0097】式Iの化合物及びDIRカプラーの場合、
主に望まれているのはカプリングすると放出される基の
効率であり、これらのカプラーの発色性はあまり重要で
はないので、カプリングすると実質的に無色の生成物を
与える物質も適している(DE−A−1 547 64
0)。
【0098】さらに材料は、例えば現像抑制剤、現像促
進剤、漂白促進剤、現像薬、ハロゲン化銀のための溶
剤、カブリ剤又はカブリ防止剤を放出することができ、
カプラーとは異なる化合物、例えばいわゆるDIRヒド
ロキノンならびに例えばUS−A−4 636 54
6、4 345 024、4 684 604及びDE
−A−3 145 640、2 515 213、2
447 079及びEP−A−198 438に記載の
他の化合物を含むことができる。これらの化合物は、そ
れらがカプリング生成物を形成しないことを除いてDI
R、DAR又はFARカプラーと同様の機能を果す。
【0099】高分子カラーカプラーの例は、DE−C−
1 297 417、DE−A−24, 07 56
9、DE−A−31 48 125、DE−A−32
17200、DE−A−33 20 079、DE−A
−33 24 932、DE−A−33 31 74
3、DE−A−33 40 376、EP−A−272
84、US−A−4 080 211に記載されてい
る。高分子カラーカプラーは一般にエチレン性不飽和モ
ノマーカラーカプラーの重合により製造される。しかし
これらは重付加又は重縮合によっても得ることができ
る。
【0100】カプラー又は他の化合物の挿入は、最初に
関連する化合物の溶液、分散液又は乳液を調製し、次い
でそれを関連する層のための流し込み溶液に加えること
により行うことができる。適した溶剤又は分散媒体の選
択は、化合物のそれぞれの溶解度に依存する。
【0101】水に実質的に不溶性の化合物を摩砕法(m
illing procedure)により導入する方
法は、例えばDE−A−2 609 741及びDE−
A−2 609 742に記載されている。
【0102】疎水性化合物もいわゆるオイルホーマーと
して既知の高沸点溶剤を用いて流し込み溶液に導入する
ことができる。適した方法が例えばUS−A−2 32
2027、US−A−2 801 170、US−A−
2 801 171及びEP−A−0 043 037
に記載されている。
【0103】高沸点溶剤を用いる代わりにポリマーオイ
ルホーマーと称されるオリゴマー又はポリマーを用いる
こともできる。
【0104】化合物は負荷ラテックス(loaded
latexes)の形態で流し込み溶液に挿入すること
もできる。これに関し、例えばDE−A−2 541
230、DE−A−2 541 274、DE−A−2
835 856、EP−A−0 014 921、E
P−A−0 069 671、EP−A−0 1301
15及びUS−A−4 291 113を参照された
い。
【0105】水溶性アニオン性化合物(例えば色素)の
拡散抵抗的挿入も媒染ポリマーと称されるカチオン性ポ
リマーを用いて行うことができる。
【0106】適したオイルホーマーの例には、フタル酸
アルキルエステル類、ホスホン酸エステル類、リン酸エ
ステル類、クエン酸エステル類、安息香酸エスルテ類、
アミド類、脂肪酸エステル類、トリメシン酸エステル
類、アルコール類、フェノール類、アニリン誘導体及び
炭化水素類が含まれる。
【0107】適したオイルホーマーの例にはフタル酸ジ
ブチル、フタル酸ジシクロヘキシル、フタル酸ジ−2−
エチルヘキシル、フタル酸デシル、トリフェニルホスフ
ェート、トリクレシルホスフェート、2−エチルヘキシ
ルジフェニルホスフェート、トリシクロヘキシルホスフ
ェート、トリ−2−エチルヘキシルホスフェート、トリ
デシルホスフェート、トリブトキシエチルホスフェー
ト、トリクロロプロピルホスフェート、ジ−2−エチル
ヘキシルフェニルホスフェート、安息香酸2−エチルヘ
キシル、安息香酸ドデシル、p−ヒドロキシ安息香酸2
−エチルヘキシル、ジエチルドデカンアミド、N−テト
ラデシルピロリドン、イソステアリルアルコール、2,
4−ジ−tert.アミルフェノール、ジオクチルアセ
テート、グリセリントリブチレート、乳酸イソステアリ
ル、クエン酸トリオクチル、N,N−ジブチル−2−ブ
トキシ−5−tert.オクチルアニリン、パラフィ
ン、ドデシルベンゼン及びジイソプロピルナフタレンが
含まれる。
【0108】種々に増感された感光層のそれぞれは単層
から成ることもでき、あるいは2層か又はそれ以上のハ
ロゲン化銀乳剤部分層を含むこともできる(DE−C−
1121 470)。これに関し、赤感性ハロゲン化銀
乳剤層は多くの場合緑感性ハロゲン化銀乳剤層より層支
持体に近く配置され、緑感性ハロゲン化銀乳剤層は今度
は青感性ハロゲン化銀乳剤層より近くに配置され、一般
に非感光性イエローフィルター層が緑感性層及び青感性
層の間に置かれる。
【0109】緑−又は赤感性層の固有の感度が適当に低
ければ、イエローフィルター層を省略し、例えば支持体
上で青感性層、続いて赤感性層、最後に緑感性層がこの
順序で置かれる他の層配置を選択することができる。
【0110】一般に分光感度の異なる層の間に配置され
る非感光性中間層は、現像薬酸化生成物がある感光層か
ら分光増感の異なる他の感光層に望ましくない拡散をす
るのを防止する媒体を含むことができる。
【0111】適した媒体は、掃去剤又はEOP掃去剤と
も称され、Research Disclosure
17,643/1978,Section VII,1
7,842/1979,ページ94−97及び18,7
16/1979、ページ650、EP−A−069 0
70、98 072、124 877、125 522
ならびにUS−A−463 226に記載されている。
【0112】同一の分光増感の部分層(partial
layers)が数層存在する場合、それらはその組
成に関して、特にハロゲン化銀粒子の種類及び量に関し
て異なることができる。一般に感度のより高い部分層が
感度のより低い部分層より支持体から遠くに配置され
る。同一の分光増感の部分層は互いに隣接して配置する
ことができ、あるいは他の層により、例えば分光増感が
異なる層により隔てることもできる。例えばすべての高
感度層及びすべての低感度層を組み合わせて1つの層の
積み重ねとすることができる(DE−A−1 958
709、DE−A−2 530 645、DE−A−2
622 922)。
【0113】写真材料はUV光を吸収する化合物、光学
的増白剤、スペーサー、フィルター色素、ホルマリン掃
去剤、光保護剤、酸化防止剤、Dmin色素、色素、カプ
ラー及び増白剤の安定化の向上のための添加物、ならび
に色のカブリを減少させるための添加物ならびに他の添
加物も含むことができる写真材料中の層は通常の硬膜剤
を用いて硬膜することができる。適した硬膜剤の例には
ホルムアルデヒド、グルタルアルデヒド及び類似のアル
デヒド化合物、ジアセチル、シクロペンタジオン及び類
似のケトン化合物、ビス−(2−クロロエチル−ウレ
ア)、2−ヒドロキシ−4,6−ジクロロ−1,3,5
−トリアジン及び活性ハロゲンを有する他の化合物(U
S−A−3 288 775、US−A−2 732
303、GB−A−974 723及びGB−A−1
167 207)、ジビニルスルホン化合物、5−アセ
チル−1,3−ジアクリロイルヘキサヒドロ−1,3,
5−トリアジン及び活性オレフィン結合を有する他の化
合物(US−A−3 635 718、US−A−3
232 763及びGB−A−994 869)、N−
ヒドロキシメチルフタルイミド及び他のN−メチロール
化合物(US−A−2 732 316及びUS−A−
2 586 168)、イソシアナート類(US−A−
3 103 437)、アジリジン化合物(US−A−
3 017 280及びUS−A−2 983 61
1)、酸誘導体(US−A−2 725 294及びU
S−A−2 725 295)、カルボジイミド型の化
合物(US−A−3 100 704)、カルバモイル
ピリジニウム塩類(DE−A−2 225 230及び
DE−A−2 439 551)、カルバモイルオキシ
ピリジニウム化合物(DE−A−2 408 81
4)、リン−ハロゲン結合を有する化合物(JP−A−
113 929/83)、N−カルボニルオキシミド化
合物(JP−A−43353/81)、N−スルホニル
オキシミド化合物(US−A−4 111 926)、
ジヒドロキノリン化合物(US−A−4 013 46
8)、2−スルホニルオキシピリジニウム塩類(JP−
A−110 762/81)、ホルムアミジニウム塩類
(EP−A0 162 308)、2つか又はそれ以上
のN−アシルオキシミノ基を有する化合物(US−A
4 052 373)、エポキシ化合物(US−A 3
091 537)、イソオキサゾール型の化合物(U
S−A 3 321 313及びUS−A 3 543
292)、ハロゲノカルボキシアルデヒド類、例えば
ムコ塩素酸、ジオキサン誘導体、例えばジヒドロキシジ
オキサン及びジクロロジオキサン、ならびに無機硬膜
剤、例えばクロムミョウバン及び硫酸ジルコニウムが含
まれる。
【0114】硬膜は、硬膜するべき層のための流し込み
溶液に硬膜剤を加えることにより、あるいは硬膜するべ
き層に硬膜剤を含む層を上塗りすることにより、既知の
方法で行うことができる。
【0115】適した種類の硬膜剤には緩作用性及び速作
用性硬膜剤、ならびにいわゆる瞬間硬膜剤が含まれ、後
者が特に有利である。“瞬間硬膜剤”という用語は、流
し出しの直後、遅くとも24時間、好ましくは8時間後
に、架橋反応による複合層のセンシトメトリー及び膨潤
の変化が起こらない程度まで硬膜が完了するように適し
た結合剤に架橋する化合物を意味すると理解される。膨
潤は、フィルムの水処理の間の濡れた層の厚さと乾燥し
た層の厚さの差と理解するべきである(Photog
r.Sci.Eng.8(1964),275;Pho
togr.Sci.Eng.(1972),449)。
【0116】ゼラチンと非常に急速に反応する硬膜剤
は、例えばカルバモイルピリジニウム塩類を含み、これ
はゼラチンの遊離のカルボキシル基と反応することがで
き、後者がゼラチンの遊離のアミノ基と反応してペプチ
ド結合を形成し、ゼラチンを架橋する。
【0117】カラー写真ネガ材料は通常現像、漂白、定
着及び水洗により、あるいは現像、漂白、定着及びその
後に水洗を含まない安定化により処理され、漂白と定着
は1つの処理段階にまとめることができる。その酸化生
成物の形態でカラーカプラーと反応し、アゾメチン又は
インドフェノール色素を製造することができるすべての
現像薬化合物をカラー現像薬化合物として用いることが
できる。適したカラー現像薬化合物には、少なくとも1
つの第1アミノ基を有するp−フェニレンジアミン型の
芳香族化合物、例えばN,N−ジアルキル−p−フェニ
レンジアミン類、例えばN,N−ジエチル−p−フェニ
レンジアミン、1−(N−エチル−N−メタンスルホン
アミドエチル)−3−メチル−p−フェニレンジアミ
ン、1−(N−エチル−N−ヒドロキシエチル)−3−
メチル−p−フェニレンジアミン及び1−(N−エチル
−N−メトキシエチル)−3−メチル−p−フェニレン
ジアミンが含まれる。用いることができる他のカラー現
像薬は、例えばJ.Amer.Chem.Soc.
,3106(1951)及びG.Haist,Mod
ern Photographic Processi
ng,1979,John Wiley and So
ns,New York,ページ545以下に記載され
ている。
【0118】カラー現像の後に酸停止浴又は水洗が続く
ことができる。
【0119】通常、材料はカラー現像の直後に漂白さ
れ、定着される。例えばFe(III)塩及びFe(I
II)錯塩、例えばフェリシアニド、ならびにジクロメ
ート及び水溶性コバルト塩を漂白剤として用いることが
できる。アミノポリカルボン酸類、特に例えばエチレン
ジアミンテトラ酢酸、プロピレンジアミンテトラ酢酸、
ジエチレントリアミンペンタ酢酸、ニトリロトリ酢酸、
イミノジ酢酸、N−ヒドロキシエチル−エチレンジアミ
ントリ酢酸、アルキルイミノジカルボン酸及び対応する
ホスホン酸の鉄(III)錯体が特に好ましい。漂白剤
として過硫酸塩も適している。
【0120】一般に漂白定着浴又は定着浴の後に水洗段
階が続き、これは向流水洗作業として行われるか、又は
それ自身の水供給を有する複数の槽から成る。
【0121】続いて全くホルムアルデヒドを含まない
か、又は少量のホルムアルデヒドを含むのみの最終浴を
用いた場合に、好ましい結果を得ることができる。
【0122】しかし水洗法は、通常向流として作業され
る安定化浴により完全に置換することができる。この安
定化浴はホルムアルデヒドが加えられた場合、最終浴の
機能を担うこともできる。
【0123】
【実施例】実施例1 三酢酸セルロースから作られた透明層支持体に以下の層
を、挙げられている順序で適用することによりカラーネ
ガ現像のためのカラー写真記録材料を製造した(層構造
1A)。記載の量はそれぞれ1m2に関する。ハロゲン
化銀の適用の場合、対応する量のAgNO3を0.5g
の4−ヒドロキシ−6−メチル−1,3,3a,7−テ
トラアザインデンを用いて安定化した。
【0124】第1層(ハレーション防止層) 0.3g 黒色コロイド銀 1.2g ゼラチン 0.4g UV吸収剤UV−1 0.02g トリクレシルホスフェート(TCP)第2層 (ミクレート(micrate)中間層) 0.25g AgNO3のミクレート−Ag(Br
I)乳剤、平均粒径0.07μm、0.5モル%ヨウダ
イド 1.0g ゼラチン第3層 (低感度赤感性層) 2.7g AgNO3の、4モル%のヨウダイドを
含む赤分光増感Ag(BrI)乳剤、平均粒径0.5μ
m 2.0g ゼラチン 0.88g 無色カプラーC1 0.02g DIRカプラーD1 0.05g 色カプラー(chromatic co
upler)RC−1 0.07g 色カプラーYC−1 0.75g TCP第4層 (高感度赤感性層) 2.2g AgNO3の赤分光増感Ag(BrI)
乳剤、12モル%ヨウダイド、平均粒径1.0μm 1.8g ゼラチン 0.19g 無色カプラーC2 0.17g TCP第5層 (中間層) 0.4g ゼラチン 0.15g ホワイトカプラーW−1 0.06g 金トリカルボン酸のアルミニウム塩第6層 (低感度緑感性層) 1.9g AgNO3の緑分光増感Ag(BrI)
乳剤、4モル%ヨウダイド、平均粒径0.35μm 1.8g ゼラチン 0.54g 無色カプラーM−1 0.24g DIRカプラーD1 0.065g 色カプラーYM−1 0.6g TCP第7層 (高感度緑感性層) 1.25g AgNO3の赤分光増感Ag(BrI)
乳剤、9モル%ヨウダイド、平均粒径0.8μm 1.1g ゼラチン 0.195g 無色カプラーM−2 0.05g 色カプラーYM−2 0.245g TCP第8層 (イエローフィルター層) 0.09g 黄色コロイド銀 0.25g ゼラチン 0.08g 掃去剤SCI 0.40g ホルムアルデヒド掃去剤FF−1 0.08g TCP第9層 (低感度青感性層) 0.9g AgNO3の青分光増感Ag(BrI)
乳剤、6モル%ヨウダイド、平均粒径0.6μm 2.2g ゼラチン 1.1g 無色カプラーY−1 0.037g DIRカプラーD−1 1.14g TCP第10層 (高感度青感性層) 0.6g AgNO3の青分光増感Ag(BrI)
乳剤、10モル%ヨウダイド、平均粒径1.2μm 0.6g ゼラチン 0.2g 無色カプラーY−1 0.003g DIRカプラーD−1 0.22g TCP第11層 (ミクレート層) 0.06g AgNO3のミクレートAg(BrI)
乳剤、平均粒径1.2μm、0.5モル%ヨウダイド .1g ゼラチン 0.3g UV吸収剤UV−2 0.3g TCP第12層 (保護及び硬膜剤層) 0.25g ゼラチン 0.75g 式
【0125】
【化29】
【0126】の硬膜剤 硬膜後の全体的層構造の膨潤因子は≦3.5であるよう
にした。
【0127】実施例1において用いた物質:
【0128】
【化30】
【0129】
【化31】
【0130】
【化32】
【0131】
【化33】
【0132】
【化34】
【0133】層構造1Bの場合、化合物II−8も1m
g/m2の量で第11層に加えた。結果を表1に示す。
【0134】層構造1Cの場合、化合物I−1も1mg
/m2の量で第8層に加えた。結果を表2に示す。
【0135】層構造1Dの場合、化合物II−18も
1.5mg/m2の量で第4層に加え、層構造1Eの場
合、化合物II−18も1.5mg/m2の量で第5層
に加えた。結果を表3に示す。
【0136】ウェッジフィルターの露光の後、“The
British Journalof Photog
raphy”,1974,ページ597及び598に従
って現像を行った。
【0137】
【表1】
【0138】
【表2】
【0139】
【表3】
【0140】結果は、本発明の化合物が感光性層に隣接
する非感光性層に加えられると、粒状度を悪化させずに
感度の向上が得られることを証明している(材料1B、
1C、1E)。
【0141】そのような化合物が感光性層に導入される
と、やはり感度の向上が得られるが、粒状度のひどい悪
化が同時に起こる(材料1D)。
【0142】本発明の主たる特徴及び態様は以下の通り
である。
【0143】1.支持体、ならびにカラーカプラーを含
む少なくとも1層の感光性ハロゲン化銀乳剤層及びそれ
に隣接する少なくとも1層の非感光性層を有し、隣接す
る非感光性層が現像の間に現像薬酸化生成物と反応して
感度を向上させる基を分離する化合物を含むことを特徴
とするネガ型のカラー写真ハロゲン化銀材料。
【0144】2.現像の間に現像薬酸化生成物と反応し
て感度を向上させる基を分離する化合物が、写真材料の
1m2当たり0.0005〜0.05ミリモルの量で用
いられることを特徴とする上記1項に記載のカラー写真
ハロゲン化銀材料。
【0145】3.現像の間に現像薬酸化生成物と反応し
て感度を向上させる基を分離する化合物が、式I又はI
I A−B−(T1m−(COUP−D)−(T2n (I) [式中、Aはバラスト基を示し、Bは現像の間に反応し
て(T1m−(COUP−D)−(T2nを分離する化
合物の基を示し、T1及びT2は現像の間に分離されるこ
とができる時間制御要素であり、m、nは0又は1を示
し、COUPは4当量カプラーの基を示し、Dはハロゲ
ン化銀に対する親和性を有する基を示す] A−B−(T1m−D1 (II) [式中、A、B、T1及びmは上記で定義された意味を
有し、D1はそれが放出された後にハロゲン化銀乳剤に
カブリ作用を及ぼす化合物の基である]の1つに対応す
ることを特徴とする上記1項に記載のカラー写真ハロゲ
ン化銀材料。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ハインリヒ・オーデンベルダー ドイツ51381レーフエルクーゼン・アムア レンツベルク37

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体、ならびにカラーカプラーを含む
    少なくとも1層の感光性ハロゲン化銀乳剤層及びそれに
    隣接する少なくとも1層の非感光性層を有し、隣接する
    非感光性層が現像の間に現像薬酸化生成物と反応して感
    度を向上させる基を分離する化合物を含むことを特徴と
    するネガ型のカラー写真ハロゲン化銀材料。
JP7225990A 1994-08-16 1995-08-11 カラー写真記録材料 Pending JPH0862796A (ja)

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DE4429030A DE4429030A1 (de) 1994-08-16 1994-08-16 Farbfotografisches Aufzeichnungsmaterial
DE4429030.6 1994-08-16

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