JPH086181Y2 - エアシャワールーム - Google Patents

エアシャワールーム

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JPH086181Y2
JPH086181Y2 JP9244289U JP9244289U JPH086181Y2 JP H086181 Y2 JPH086181 Y2 JP H086181Y2 JP 9244289 U JP9244289 U JP 9244289U JP 9244289 U JP9244289 U JP 9244289U JP H086181 Y2 JPH086181 Y2 JP H086181Y2
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shower room
door
air
room
air shower
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JPH0331239U (ja
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桂太郎 森
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株式会社森製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、エアシャワールームに関し、詳しくは、半
導体の組立て工場や医薬品の製造工場等におけるクリー
ンルームに入室する作業者等に対して、クリーンなエア
を吹き付けて着衣等に付着している塵埃や雑菌を洗い落
とし、クリーンルーム内に塵埃等が侵入するのを未然に
防止するために、クリーンルームの出入り口に設備され
るエアシャワールーム(以下、単にシャワールームとも
いう)に関する。
(従来の技術) 従来、この種のエアシャワールームとしては、第4図
及び第5図に示すように、平面上矩形に形成され、ドア
D1、D2の間に形成される通路Cを挟み、両側の壁面にエ
アの吹出し口(ノズル)Nが互いに対向する状態で複数
個配設されたものが一般的である。そして、このドアD1
はこのシャワールームへの出入り用のものであり、D2は
図示しないクリーンルームへの出入り用のものであり、
両方のドアD1、D2は直線的な通路C上に位置している。
なおエアシャワールームは、送風機Wの送風作用によ
りシャワールーム内のエアを、吸引口Sから吸引してフ
ィルターFにより濾過してクリーンエアとし、吹出し口
Nから吹き出し、入室者の着衣等に吹き付け、付着して
いる塵埃等の剥離及び除去を行なうと同時にその塵埃等
の浮遊しているエアを吸引口Sに環流させ、これを繰り
返すようになっているのが一般的である。
(考案が解決しようとする課題) 上記従来のシャワールームにおいては、ドアD1、D2と
が直線的な通路Cの両端部にあるため、必然的に、入室
者がドアD1からクリーンルームの入り口でもあるドアD2
に対して直線的にアクセスできるような平面レイアウト
のクリーンルーム設備の場合にのみしか使用できない。
したがって、例えばスペース的な理由により、シャワ
ールーム内でその進行方向に対して90度方向転換をして
クリーンルームに入室するようにしたい、というような
平面計画の場合には、一般の上記シャワールームをその
まま使用することができない。
また、ひとつのエアシャワールームを兼用し、例えば
隣接する2つのクリーンルームを受け持たせたというよ
うな要望に対しても同様のことがいえる。
このような多様なニーズに対して従来は、いわゆる特
別仕様ないし特注品として、まったく新に製造するか、
上記の従来品を改造することによって対応していた。し
かし、その様な場合には生産性が著しく劣り、その結果
製造コストや納期に多くの問題がある。また、例えば改
造することにより、図中、2点鎖線で示すようにドアD3
(第5図向かって右側)を一つ付加すると、エアの吹出
し口の設置は一面(第5図向かって左側)のみとなって
しまう。したがって着衣の周囲全体に付着している塵埃
等を一様に洗い落とし、着衣の周囲全体を洗浄するため
には、入室者自らに必ず、シャワールーム内で右又は左
に大きく回転してもらう必要を生じるだけでなく、その
煩わしさに基づく不適正な動作にも起因し、除塵効率の
低下を招くことともなっている。
本考案は、このような従来のエアシャワールームに鑑
みて、エアシャワールームのドアの配置についての多様
なニーズに対して、容易かつ迅速に応えることのできる
エアシャワールームを提供することを目的とするもので
ある。
(課題を解決するための手段) 上記の問題点を解決するために本考案に係るエアシャ
ワールームにおいては、出入り用及びクリーンルームへ
の出入り用のドアを備えるとともに、シャワールーム本
体の内面に開口するエアの吸引口と吹出し口とが送風機
とフィルターとを介在させた接続され、該送風機の送風
作用により内部のエアを、前記吸引口から吸引してフィ
ルターにより濾過して前記吹出し口から内部に吹出す構
成としたエアシャワールームにおいて、シャワールーム
本体の向かい合う両方の側面及び他の少なくとも一つの
側面に対して、前記ドアを取り付けるためのドアサッシ
を組み込んだ構造としたことである。
そして、平面形状をほぼ正方形として、その内の三つ
の側面に対して、ドアサッシを組み込むと、適用範囲が
広くなり実用的効果が大きい。
(作用) 上記のように構成された本考案に係るエアシャワール
ームにおいては、標準的な仕様として、出入り用のドア
とクリーンルームへの出入り用のドアとが、直線的な位
置関係となる場合には、シャワールーム本体の向かい合
う両方の側面に組み込まれたドアサッシに対して所望と
するドアを取り付けることにより、合理的にそのニーズ
に応えることができる。
また、「シャワールーム内で90度方向転換をしてクリ
ーンルームに入室するようにしたい」というような平面
計画や、「ひとつのエアシャワールームを兼用し、隣接
する複数のクリーンルームを受け持たせたい」という場
合には、それらの各ニーズに応じ、側面に組み込まれた
ドアサッシに対して所望とするドアを取り付けることで
極めて容易かつ合理的に対処できる。
(実施例) 本考案に係るエアシャワールームの実施例について、
第1図ないし第3図を参照して説明する。
図面において、エアシャワールームは、シャワールー
ム本体(以下、単に本体ともいう)1と後述する送風
機、フィルター等からなるエア清浄化装置とから成り、
本体1は、平面上ほぼ正方形の箱体筒状で次に詳述する
通りに構成されている。
本体1は、図示しないが適所に縦横に配設された角パ
イプをフレームとして、これらに対して側面形成部材と
しての壁用パイプ2,2(以下、パネルという)と、床板
3および上板4とがそれぞれ図示はしないがビス止めさ
れ、張り付けられている。そして、四つの側面の各パネ
ル2に対しては、それぞれ縦長矩形枠状のアルミニュー
ム製のドアサッシ5が一体的に組み込まれ、パネル2,2
が逆U字状をなすように構成され、向かい合う側面のド
アサッシ5,5に対しては出入り用のドア6と、第3図中
2点鎖線で示すクリーンルームRaへの出入り用のド7と
が、図示しない蝶番を介してそれぞれ密閉がほぼ確保さ
れる状態で取り付けられている。なお、本例において、
各ドアサッシ5は、その内周縁に凸部が連続して突出形
成され、要すればドアと該凸部の間にパッキングを介在
させて密閉を効果的にするようにされ、また各パネル2
の横方向の中央に組み込まれており、出入り用のドア6
とクリーンルームRaへの出入り用のドア7とが、直線的
な位置関係となる場合のニーズに応えたものとされてい
る。ただし図面上、ドアサッシ5を横断面形状がほぼ正
方形の充実角材の横断面として記載したのは、図面上の
その存在を明瞭にするためである。
一方、他の二つの側面(第1図の両側面)のパネル2,
2のドアサッシ5に対しては、ドア6,7とほぼ同一の形
状、大きさに形成されたドア閉塞用の閉塞パネル8がほ
ぼ密閉状で、図示はしないが周囲に対して複数の小ねじ
をねじ込むことにより、取り外し可能にして密閉状に嵌
着されている。ただし、本例において閉塞パネル8は、
各ドア6,7の厚さと同様の厚さの充実板材とされてい
る。
そして、第3図において矢印を付したように「シャワ
ールーム内で90度方向転換をしてクリーンルームRbに入
室するようにしたい」というような平面計画や、「ひと
つのエアシャワールームを兼用し、隣接する複数のクリ
ーンルームRa,Rbを受け持たせたい」という場合には、
閉塞パネル8を取り外して、所望とするドアを蝶番を介
して取り付けることで対処できるように構成されてい
る。図中2点鎖線(第3図向かって右側)で示したもの
は閉塞パネル8を取り外してドアDを取り付けた状態を
示したものである。
なお、本例におけるエア清浄化装置は、次の構成とさ
れている。すなわち、パネル2の各隅角部の上下方向に
沿って形成された横断面がほぼ三角形の送風用ダクト9
に対して、エアの吹出し口10が、その吹出し方向の軸線
がシャワールーム内の平面上ほぼ中央部位で交差するよ
うな位置関係で、しかもほぼ等間隔の縦列状態で5個配
設されている。そして、送風用ダクト9は、中央に複数
のエアの吸引口11を開口させた天井板12の四隅を貫通
し、塵埃等の濾過用のフィルター13を介在させて送風機
14の吐出口に対して接続され、送風機14を作動させるこ
とによりエアが環流する構成とされている。
本例においては、無塵着を着た入室者がシャワールー
ムに入り、各吹出し口10から、エアが吹き出すと、入室
者の周囲全体が均等に近い状態で洗浄されることとな
る。
さて、本例においては、上記した通りのものであるの
でエアシャワールームとしての機能も問題なく達成され
る上、エアシャワールームのドアの配置についての多様
なニーズに対しても、各々のニーズに応じてドアを取り
付け、或いは取り替えるだけで対処できるので、従来に
おけるような特別仕様ないし特注品として、新たに設計
から取り掛かる必要がない。したがって、生産性や受注
管理の上でも極めて都合が良いのみならず、製造コスト
や納期の面でも多くのメリットを持っている。
また本例においては、シャワールーム本体1を平面上
ほぼ正方形とし、ドアサッシ5,5を各側面に組み込ませ
たが、もちろんこれらに限定されるものではなく、シャ
ワールーム本体の平面形状については例えば6角形等の
任意の多角形とすることもできるし、ドアサッシについ
ては必ずしもすべての側面部位に組み込まなくとも良
い。
なお、ドアサッシ及びドアの態様について、本例にお
いては、開き戸の場合について示したが、これらについ
ては引き戸とすることもできる。引き戸としておけば、
ドアを開いたときでも邪魔にならず都合が良く、さらに
自動ドアとしておくこともできる。
(考案の効果) 本考案は、以上説明した通り構成されているので、以
下に記載されるような効果を有する。
すなわち、出入り用のドアとクリーンルームへの出入
り用のドアとが、直線的な位置関係となる場合には、シ
ャワールーム本体の向かい合う両方の側面に組み込まれ
たドアサッシに対して所望とするドアを取り付けること
により、そのニーズに容易かつ迅速に、しかも極めて経
済的に応えることができる。
また、シャワールーム内で90度方向転換をしてクリー
ンルームに入室するようにしたい、というような平面計
画や、ひとつのエアシャワールームを兼用し、隣接する
複数のクリーンルームを受け持たせたい場合でも、それ
らに応じて側面に組み込まれたドアサッシに対して所望
とするドアを取り付けることで対処できる。
このように本考案は、エアシャワールームのドアの配
置についての多様なニーズに対して、容易かつ迅速に応
えることができ、極めてその生産性を高めることができ
る。とくに、シャワールーム本体の平面形状をほぼ正方
形とし、ドアサッシをその内の三つの側面に対して組み
込むと、実用上非常に汎用性があり、その実用的効果は
著しい。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第3図は本考案に係るエアシャワールームの
一実施例を示す概略構成図であり、第1図は一部破断縦
断正面図、第2図はその一部破断右側面図、第3図は破
断平面図である。第4図及び第5図は従来のエアシャワ
ールームの構造の概略構成図であり、第4図は一部破断
縦断正面図、第5図は一部破断平面図である。 1…シャワールーム本体 2…壁用パネル 5…ドアサッシ 6…出入り用のドア 7…クリーンルームへの出入り用のドア 8…閉塞パネル 9…送風用ダクト 10…吹出し口 11…吸引口 13…フィルター 14…送風機

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】出入り用及びクリーンルームへの出入り用
    のドアを備えるとともに、シャワールーム本体の内面に
    開口するエアの吸引口と吹出し口とが送風機とフィルタ
    ーとを介在させて接続され、該送風機の送風作用により
    内部のエアを、前記吸引口から吸引してフィルターによ
    り濾過して前記吹出し口から内部に吹出す構成としたエ
    アシャワールームにおいて、シャワールーム本体の向か
    い合う両方の側面及び他の少なくとも一つの側面に対し
    て、前記ドアを取り付けるためのドアサッシを組み込ん
    だ構造としたことを特徴とするエアシャワールーム
  2. 【請求項2】平面形状をほぼ正方形として、その内の三
    つの側面に対して、ドアサッシを組み込んだ請求項1記
    載のエアシャワールーム
JP9244289U 1989-08-04 1989-08-04 エアシャワールーム Expired - Lifetime JPH086181Y2 (ja)

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JP9244289U JPH086181Y2 (ja) 1989-08-04 1989-08-04 エアシャワールーム

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JP9244289U JPH086181Y2 (ja) 1989-08-04 1989-08-04 エアシャワールーム

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JPH0331239U JPH0331239U (ja) 1991-03-27
JPH086181Y2 true JPH086181Y2 (ja) 1996-02-21

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JP9244289U Expired - Lifetime JPH086181Y2 (ja) 1989-08-04 1989-08-04 エアシャワールーム

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JP2021167703A (ja) * 2020-04-13 2021-10-21 大志工業株式会社 異物除去装置

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JPH0331239U (ja) 1991-03-27

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