JPH0861461A - 可逆式油圧伝動装置 - Google Patents

可逆式油圧伝動装置

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JPH0861461A
JPH0861461A JP7209912A JP20991295A JPH0861461A JP H0861461 A JPH0861461 A JP H0861461A JP 7209912 A JP7209912 A JP 7209912A JP 20991295 A JP20991295 A JP 20991295A JP H0861461 A JPH0861461 A JP H0861461A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ダンプ弁を備えた可逆式油圧伝動装置を提供
する。 【構成】 ラジアルピストンポンプ(11)及びラジアル
ピストンモータ(13)を含む油圧伝動装置(HST)に
おいて、通常のジャーナル部材(33)を別のジャーナル
部材(33´)で置き換えることができるようにし、たと
え押退け容積制御装置(49)の作動方向が逆であって
も、上記置き換え以外には変更を加える必要なく、油圧
伝動装置が依然として前進方向に動作するようになる。
また、構造簡単なダンプ弁組立体(107)が油圧伝動装置
に用いられ、このダンプ弁組立体は単一一体の部材を含
み、この部材を一対の保持部分(123,135)でダンプ弁を
保持するその組付け位置に差し込めむだけでよく、それ
によりダンプ弁は保持部分を中心として非作動位置から
作動位置へ枢動できるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧伝動装置(hydros
tatic transmissions)に関し、特に、芝刈り用トラクタ
やガーデントラクタのようなビークルの推進と関連して
用いられる油圧伝動装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】典型的
な油圧伝動装置(以下、「HST」と略称する場合があ
る。)は、一対の流体押退け装置を含み、その一方はポ
ンプとして機能し、他方はモータとして機能する。従
来、ポンプは可変容量形油圧ユニットであるが、モータ
は定容量形油圧ユニットである。したがって、一般に、
ポンプと連携した種々の制御装置があり、かかる制御装
置には、例えば、押退け容積制御方式のものもあれば、
おそらくは別の制御方式のものもある。典型的なHST
用として用意されている別種の制御装置の一例は「ダン
プ(dump)」制御装置であり、これは当該技術分野にお
いて周知であり、油圧ループの2つの側を相互に連絡さ
せる(又は、油圧ループの両側をシステムリザーバに結
合する)のに用いられ、それにより油圧伝動装置のその
通常作動モードにおける動的制動効果に打ち勝つ必要な
くビークルを押し進めたり、或いは引っ張っていくこと
ができるようになる。
【0003】本発明は種々の形式の流体押退け装置を含
む油圧伝動装置に使用されると有利であるが、流体押退
け装置がラジアルピストン形式の装置である場合に特に
有利であり、本発明をこれと関連して説明する。本明細
書において用いる「ラジアルピストン」という用語は、
ピストンがシリンダ内で往復動する円筒形ピストンその
もの又はシリンダ内で往復動するボール(球状)部材の
いずれかであるような装置を含むものとする。
【0004】ビークルの相手先商標製造会社(以下、
「OEM」と称する。)への油圧伝動装置の供給と関連
して生じる問題の一つは、各OEMが通常は、そのビー
クルに合わせて既に設計された自社のリンク装置を有し
ていることである。たとえば、或るOEMは、ポンプの
押退け容積を「前進」方向に増大させることを目的とし
てフットペダルを踏み込むことによりリンク部材を「前
進」方向に押し、或いは引く方式のポンプ押退け容積制
御装置を利用している場合がある。別のビークルOEM
は、フットペダルを踏み込むことによりリンク部材を
「前進」方向にシフトさせてポンプ押退け容積を「前
進」方向に増大させる方式のポンプ押退け容積制御装置
を採用している場合がある。
【0005】一般に、HSTの製造業者は、一方向に動
作することによりポンプ押退け容積を増大させて前進動
作させ、また、逆方向に動作することによりポンプ押退
け容積を増大させて逆進又は後退動作させる種々のポン
プ押退け容積制御装置を備えた伝動方式のポンプを提供
している。もし潜在的に存在するOEM顧客が、HST
について既に利用可能な運動に相当する運動ができるよ
う構成された制御リンク装置を既に持っている場合、リ
ンク装置に変更を加える必要はない。他方、もしHST
製造業者がビークルOEMにより使用されているリンク
装置の方向とは逆の方向に動作するよう構成されたポン
プ押退け容積制御装置を有している場合、HST製造業
者はビークルOEMに依頼してHSTリンク装置に対応
するようビークルリンク装置を設計しなおして逆動作に
してもらう必要がある。
【0006】したがって、本発明の第1の目的は、油圧
伝動装置の再設計又は改造を実質的に行うことなく前進
動作式リンク装置又は後退動作式リンク装置のいずれか
を有するビークルに使用できると共にビークルOEMが
そのリンク装置を再設計し又は逆動作にする必要を無く
す改良型油圧伝動装置を提供することにある。
【0007】また、例えば米国再発行特許第28,95
3号に示されているような典型的な従来型ダンプ弁(ア
ンローダー弁)構成では、キャビテーション防止用ボー
ル逆止弁の両方を同時に離脱させることにより、油圧ル
ープを「アンロード(unload」させる。従来技術では、
ボール逆止弁を離脱させる機構は典型的には、ポンプの
製造及び組立てに要する費用及び手間を実質的に増大さ
せる構造のものである。さらに、典型的な従来型ダンプ
弁装置は、ポンプの大きさを実質的に大きくし、また多
くの場合にはポンプハウジングの内外両方に位置する部
材を含み、従ってかなり複雑な構成の密封体が必要とな
っていた。
【0008】したがって、本発明の第2の目的は、従来
技術の上記欠点を解決するダンプ弁(アンローダー弁)
装置を含む改良型油圧伝動装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の目的は、
ハウジング組立体及び該ハウジング組立体内に設けられ
た可変容積形ラジアルピストンポンプと流体圧力作動式
モータを含む改良型油圧伝動装置を提供することによっ
て達成される。ラジアルピストンポンプは、該ポンプの
押退け容積を変化させるよう動作可能な押退け容積変化
手段を有し、該押退け容積変化手段は可逆式制御手段を
含み、該可逆式制御手段は中立位置からの互いに逆向き
の第1及び第2の方向におけるその運動に応答して押退
け容積変化手段を互いに逆向きの第1及び第2の方向に
運動させるよう動作可能である。モータは流体入口及び
流体出口を備え、ハウジング組立体は前記流体入口及び
流体出口とそれぞれ連通した高圧通路及び低圧通路を備
える。ポンプはハウジング組立体によって画定されたジ
ャーナルボア内に設けられているジャーナル部材に回転
自在に取り付けられたロータ組立体を有し、ジャーナル
ボアは前記高圧通路と前記低圧通路の両方と開放流体連
通関係をなす。ジャーナル部材は、ポンプの収縮中及び
拡張中の室とそれぞれ流体連通する高圧ポンプスロット
及び低圧ポンプスロットを備え、ジャーナル部材は、前
記高圧通路及び前記低圧通路とそれぞれ流体連通する高
圧ハウジングスロット及び低圧ハウジングスロットを更
に備え、ジャーナル部材は前記高圧ポンプスロットと前
記高圧ハウジングスロットを互いに連絡させる高圧軸方
向ボア及び前記低圧ポンプスロットと前記低圧ハウジン
グスロットを互いに連絡させる低圧軸方向ボアを備え
る。
【0010】改良型油圧伝動装置は、前記軸方向ボアが
前記ポンプスロットに対して全体的に垂直に差し向けら
れると共に前記ハウジングスロットが前記軸方向ボアに
対して全体的に垂直に差し向けられている第1のジャー
ナル部材が前記ジャーナルボア内に設けられていると、
前記中立位置からの前記第1の方向における制御手段の
運動に応答して前進方向に動作し、前記軸方向ボアが前
記ポンプスロットに対して鋭角をなして差し向けられる
と共に前記ハウジングスロットが前記軸方向ボアに対し
て鋭角をなして差し向けられている第2のジャーナル部
材が前記ジャーナルボア内に設けられていると、前記中
立位置からの前記第2の方向における制御手段の運動に
応答して前進方向に動作することを特徴とする。
【0011】本発明の第2の目的は、ハウジング組立体
及び該ハウジング組立体内に設けられた流体圧力作動式
ポンプと流体圧力作動式モータを含む改良型油圧伝動装
置を提供することにより達成される。ポンプは流体入口
及び流体出口を備え、モータは流体入口及び流体出口を
備える。ハウジング組立体は、ケース室、前記ポンプの
流体出口から前記モータの流体入口に流体を導く第1の
通路、及び前記モータの流体出口から前記ポンプの流体
入口に流体を導く第2の通路を画定する。第1の通路内
に流体圧力が存在しない場合、ケース室から第1の通路
に流体を導くよう動作可能な第1の逆止弁手段、及び第
2の通路内に流体圧力が存在しない場合、ケース室から
前記第2の通路に流体を導くよう動作可能な第2の逆止
弁手段が設けられる。ダンプ機構が、入力に応答して前
記逆止弁手段の両方を同時に開くよう第1及び第2の逆
止弁手段と作動的に連携している。
【0012】上記改良型油圧伝動装置は、前記ハウジン
グ組立体が、前記ケース室に隣接していて該ケース室と
開放連通状態にある挿入室を画定すると共に更に保持手
段を備え、該挿入室は前記ケース室と前記保持手段との
間に設けられ、前記ダンプ機構は、ダンプ部分及び各々
が保持部材を含む一対の弾性変形可能な取付け部分を含
む単一のダンプ部材から成り、前記ダンプ部分は、前記
逆止弁手段に向かう前記ダンプ部分の運動に応答して第
1及び第2の逆止弁手段との係合をそれぞれ解除させる
よう設けられた第1及び第2の突起部分を有し、前記弾
性変形可能な取付け手段は、前記保持部材が前記保持手
段に係合するまで前記挿入室へのその挿入の際に変形で
き、しかる後、前記単一のダンプ部材は前記保持部材を
中心として枢動でき、前記ダンプ機構は、前記ダンプ部
分を付勢して前記逆止弁手段から離す手段を含み、前記
ダンプ機構は、前記入力に応答して前記保持部材を中心
として前記ダンプ部材を枢動させると共に前記突起部分
を前記逆止弁手段に近づけるよう動作可能であることを
特徴とする。
【0013】
【実施例】今図面を参照すると(図面は本発明を限定す
るものではない)、図1は、本発明を利用できる型式の
油圧伝動装置の軸方向断面図である。油圧伝動装置全体
は、本出願人に譲渡された米国特許第5,234,32
1号の教示にしたがって製造可能である。かかる米国特
許を本明細書の一部を形成するものとしてここに引用す
る。油圧伝動装置は、全体を符号11で示す油圧ポンプ
及び全体を符号13で示す油圧モータを含む。ポンプ1
1はポンプカバー15を含み、モータ13はモータカバ
ー17を含み、ポンプ11及びモータ13は共通のマニ
ホルド本体19を共用する。ポンプカバー15、モータ
カバー17及びマニホルド本体19は複数本のボルトに
よって互いに接合されてハウジング組立体を構成すると
共にこの中に油圧伝動装置ケース21(これは、以下
「ケース室」とも称する)を構成する。好ましくは、図
1に示すように油圧伝動装置は、自蔵式で独立形のユニ
ットである。
【0014】次に図2を図1と共に参照すると、ポンプ
カバー15は入力軸25が収納された入力ハブ部分23
を備え、この入力軸25は支承装置27によってハブ部
分23内に回転自在に支持されている。典型例では、入
力軸25には入力プーリ(図1には示さず)がキー留め
され、或いは他の適当な手段で取り付けられ、これによ
りエンジントルクが油圧ポンプ11に伝達される。入力
軸25はその内端部(図1で見て最下端部)に末端部分
29を含み、駆動ピン(図1には示さず)が入力軸25
の回転軸線に対し横方向に末端部分29を貫通して延び
ており、駆動ピンの機能は、ポンプロータ31の切欠き
部分に係合することにある。したがって、入力軸25の
回転により、ポンプロータ31が駆動される。
【0015】ポンプロータ31は円筒形支持部材33
(これは、以下「ジャーナル部材」ともいう)の周りに
設けられており、この支持部材33はマニホルド本体1
9に設けられた円筒形ジャーナルボア34内にプレス嵌
めされている。支持部材33は一対の軸方向に延びるボ
ア35,37(図2も参照)を備えている。ポンプロー
タ31の回転方向が図2で見て時計回りであるとすれ
ば、ボア35は低圧入口通路となり、ボア37は高圧出
口通路となる。当業者には周知のように、もしポンプロ
ータ31の回転方向を逆にすれば、ボア35は高圧出口
通路となり、ボア37は低圧入口通路となる。
【0016】ポンプロータ31は複数のシリンダボア又
は室39を備え、各ボア39内にはピストン又はボール
(球)41が納められており、本発明はラジアルピスト
ンまたはラジアルボールタイプの装置にそのまま利用で
きることは理解されよう。ボール41はカムリング45
内に設けられたレース部材43の凹面に係合し、そして
これによって半径方向の移動が拘束される。カムリング
45はカムピボットピン47(図2にしか示さず)の軸
線の周りに枢動するよう配置され、ピン47はポンプカ
バー15及びマニホルド本体19に設けられた一対の整
列状態のボア内に受け入れられている。当業者にはほぼ
周知のように、入力速度が一定の場合、カムリング45
の枢動によりポンプ11の押退け容積及び出力流体流量
が変化する。ピボットピン47の軸線周りのカムリング
45の枢動は、全体を符号49で示す押退け容積制御組
立体又は押退け容積変化手段(図2にしか示さず)によ
って達成される。かかる押退け容積制御装置は当業者に
は周知であって本発明の必須の構成要件ではないのでこ
れを概略的に説明するに止める。押退け容積制御組立体
49は制御軸51を含み、この制御軸51はリンク装置
(図示せず)への連結のためにポンプカバー15を貫通
して延びている。リンク装置の適切な運動により、制御
軸51がその回転軸線の周りに回転し、それによりカム
リング45に設けられている開口部55内に受け入れら
れているピン53が角度的に変位する。かくして、制御
軸51が回転すると、公知のようにカムリング45がカ
ムピボットピン47の周りに枢動し、それにより図2に
示すその中立位置(押退け容積は0)からの押退け容積
が変化する。
【0017】制御軸51が時計回りに回転するものとし
て(かくして、カムリング45はピボットピン47の周
りに反時計回りに枢動する)、ポンプ11の作動原理を
以下に説明する。入力軸25が回転すると、ポンプロー
タ31が回転すると共にボール41のうち幾つかがそれ
らの対応のシリンダボア39内において半径方向外方へ
移動し、入口流体を軸方向ボア35から吸い込む。それ
と同時に、ボール41のうち或る特定のものは半径方向
内方に変位し、かくして加圧流体をそれらのシリンダボ
ア39から軸方向ボア37内へ送り出す。軸方向ボア3
5と外方に移動しているボール41との流体連通は、ジ
ャーナル部材33に設けられたポンプスロット57によ
って得られる。同様に、内方に移動しているボール41
と軸方向ボア37内との加圧流体の連通は、ジャーナル
部材33に設けられたポンプスロット59によって得ら
れる。
【0018】次に図3を図1と共に参照すると、油圧モ
ータ13は定容量形モータであるが、他の点において
は、ポンプ11と全体的に同一の構造のものである。か
くして、モータ13は円筒形支持部材61(以下、「ジ
ャーナル部材」ともいう)を含み、この支持部材61は
マニホルド本体19に形成された円筒形ジャーナルボア
62内にプレス嵌めされている。支持部材61は、一対
の軸方向に延びるボア63,65及び軸方向ボア63,
65とそれぞれ連通した一対のハウジングスロット又は
通路64,66(図6にしか示さず)を備えている。当
業者には周知のように、モータ支持部材61の構造は、
ポンプ支持部材33のものと実質的に同一であるのがよ
い。
【0019】支持部材61によりモータロータ67が回
転自在に支持され、モータロータ67は複数のシリンダ
ボア69を備え、ピストン又はボール(球)71がボア
69の各々の中で往復動自在に設けられている。ボール
71はレース部材73の凹面によって半径方向の移動が
制限されており、レース部材73はマニホルド本体19
に設けられた凹部内に嵌まると共にモータカバー17に
より軸方向に拘束されている。モータロータ67は出力
部分75を含み、この出力部分75を介してロータ67
は任意適当な手段により出力シャフト77(図3に示し
ているが、図1には示していない)を駆動することがで
きるが、これについては当業者に周知なのでここでは図
示説明しない。
【0020】主として図1及び図3を参照すると、ジャ
ーナル部材33の下方部分には、軸方向ボア35と開放
連通状態のハウジングスロット79及び軸方向ボア37
と開放連通状態のハウジングスロット81が設けられて
いる。ハウジングスロット79,81は「モータスロッ
ト」とも呼ぶことができるが、これらはモータ13と直
接的な関連はないのでここではそのように呼ばず、場合
によっては単に「通路」と称する。ネジ付きプラグ85
により図3で見て上端部が塞がれているクロスボア83
の互いに反対側の端部を介して、ボア35及びハウジン
グスロット79は通路87と、軸方向ボア37及びハウ
ジングスロット81は通路89とそれぞれ流体連通状態
にある。
【0021】次に図6も参照すると、通路87は垂直方
向のボア91を介して支持部材61の軸方向ボア63と
流体連通状態にあり、同様に、通路89は垂直方向のボ
ア93を介して軸方向ボア65と流体連通状態にある。
かくして、入力軸29が時計回りに回転すると、上述の
ように、加圧流体は当業者には周知のように、軸方向ボ
ア37を通り、次にクロスボア83、通路89、垂直方
向ボア93を通り、そして軸方向ボア65を経て、ボー
ル71が半径方向外方に移動しているモータ15のシリ
ンダ69に導かれる。同時に、ボール71が半径方向内
方に移動しているシリンダ69の場合は、低圧排出流体
はこれまた当業者には周知のように、軸方向ボア63を
通り、次に垂直方向ボア91及び通路87を通り、次に
クロスボア83、ハウジングスロット79を通り、そし
て軸方向ボア35を経てポンプ11の入口に導かれる。
その結果、モータ13の出力軸77は、以下に「前進
(forward)」方向と呼ぶ方向に駆動される。
【0022】次に再び主として図2及び図3を参照する
と、軸方向ボア35,37が(図1に示すように)「真
っ直ぐ」であること、及び、ボア35,37が約90°
の配向角度をなし、即ちボア35と37の軸線を含む平
面が支持部材33の軸線を通る横断方向平面に対し約9
0°をなすよう配向していることは注目されるべきであ
る。かかる平面は図2と図3の両方において垂直に向い
ている。図2及び図3では、ポンプスロット57,59
とハウジングスロット79,81は両方とも、軸方向ボ
ア35,37に対しほぼ垂直に差し向けられていること
は理解できよう。換言すると、ハウジングスロット79
は底面95(図3参照)を有し、底面95及び他のスロ
ット57,59,81の底面はすべて、軸方向ボア3
5,37を通る想像上の平面に対しほぼ垂直に差し向け
られている。
【0023】軸方向ボア35,37及びスロット57,
59,79,81に関する上述の関係は、実用化されて
いる従来の関係であり、作用上、以下の結果となる。入
力シャフト29が図2において時計回りに回転している
場合、制御軸51が時計回りに回転すると、ピン53が
図2において矢印で示すように枢動することになり、そ
の結果、流体は上述のように流れ、その結果出力軸77
が前進方向に回転することになる。
【0024】本発明の重要な一特徴によれば、そして本
明細書の従来技術の項で説明したように、或るビークル
用途では、制御軸51を「通常」方向と呼ばれている方
向とは逆の方向、即ち、結果的に制御軸51が反時計回
り(図2で見た方向)に回転すると、出力軸77が前進
方向に回転することになる方向に動作するリンク装置に
連結するのが望ましい。本発明によれば、かかる動作
は、図2及び図3に示す構造を有する支持部材33を、
図4及び図5の部分図に示す構成の改造した支持部材ま
たはジャーナル部材33´で置き換えることによって達
成できる。本明細書では、ジャーナル部材33を改造ジ
ャーナル部材33´で置き換えるという表現は一般に、
「逆動作(opposite) 」リンク装置に使用されるべき油
圧伝動装置の組立ての際、標準ジャーナル部材33では
なく、改造ジャーナル部材33´をマニホルド本体19
に差し込むことであることは理解されよう。
【0025】次に、主として図4及び図5を参照する
と、これら図面は図2及び図3とそれぞれ同一の向きに
なっているが、これらに対して拡大して示してあること
は注目されるべきである。図4では、改造ジャーナル部
材33´はポンプスロット57´,59´を備えてお
り、図4と図2を比較すると、スロット57´,59´
は図2のスロット57,59と同一の向きをしているこ
とが理解できる。しかしながら、図4及び図5の改造さ
れた、即ち、「逆方向」用のジャーナル部材33´で
は、軸方向ボア35´,37´は、ジャーナル部材33
の場合とは異なり、ポンプスロット57´,59´に対
して垂直の関係をなしていない。その代わりに、ボア3
5´,37´の軸線を含む平面は、ポンプスロット57
´,59´に対し鋭角をなしている。本実施例では、こ
の鋭角は約45°である。
【0026】次に主として図5を参照すると、逆方向用
ジャーナル部材33´は、図3に示すようにハウジング
スロット79,81の位置から約90°変位したハウジ
ングスロット79´,81´を備えている。ポンプスロ
ット79´,81´も又、ボア35´,37´の軸線を
含む平面に対して鋭角をなしている。
【0027】図2及び図3の関連で図4及び図5に示す
ような逆方向用ジャーナル部材33´を考え、標準ジャ
ーナル部材33に代えて逆方向用ジャーナル部材33´
を用いる本発明の作動原理を以下に説明する。制御軸5
1が反時計回りに回転するものとして(かくして、カム
リング45はピボットピン47の周りに時計回りに枢動
する)、ポンプスロット59´と連通しているシリンダ
内のボールは、この場合、今や半径方向外方に移動して
おり、入力流体を軸方向ボア37´から吸い込む。それ
と同時に、ボール41の残部は半径方向内方へ動いてい
るので加圧流体をそれらのシリンダボア39からポンプ
スロット57´及び軸方向ボア35´内へ送りだす。
【0028】加圧流体は軸方向ボア35´からハウジン
グスロット79´内へ流れ、このハウジングスロット7
9´は、クロスボア83及び通路91等を介して、ボー
ル71が半径方向外方に移動しているモータ13内のシ
リンダと流体連通状態にある。同時に、流体はボール3
1が半径方向内方へ移動しているシリンダ69から排出
され、この低圧排出流体は、通路87を通り、クロスボ
ア83の上端部を経てハウジングスロット81´内へ流
入する。そこから、低圧流体は軸方向ボア37´を通っ
てポンプスロット59´まで戻り、ポンプ11の拡張中
のシリンダに流入可能な状態にある。
【0029】かくして、押退け容積制御組立体への入力
方向が逆であっても、ジャーナル部材33に代えて逆方
向ジャーナル部材33´を挿入するだけで、モータ13
は依然として前進方向に駆動されることは理解できよ
う。押退け容積制御組立体49への入力のかかる逆方向
に対応するためには、油圧伝動装置のいかなる部分も変
更又は設計変更する必要はない。さらに、本発明の改良
と関連して、改造された逆方向用ジャーナル部材33´
はポンプ11又は油圧伝動装置全体の効率を(体積効率
又は機械的効率のいずれをも)損なうことはないことが
分かっている。
【0030】本発明を、ビークルOEMが押退け容積制
御組立体49への逆方向入力を利用したいと考えている
状況と関連して説明したが、ビークルOEMが押退け容
積制御組立体49への「通常」入力を用いたいと考えて
いるが、ポンプ11の入力軸25に対し通常とは「逆」
の入力を備えるビークルエンジンを利用している場合に
も逆方向用ジャーナル部材33´を使用できる。換言す
ると、市販の標準型エンジンが入力軸25の(図1で下
を見て)時計回りの回転動作をするとしても、ビークル
OEMの中には、反時計回りの入力を備えたエンジンを
有しているものがある。その場合、逆方向用ジャーナル
部材33´をポンプ11への反時計回りの入力と関連し
て用いることができ、出力軸77の回転方向は、「通
常」の前進方向と考えられる方向に依然として一致する
ことになる。したがって、本明細書及び特許請求の範囲
において、「前進入力」又は「逆進入力」という表現
は、押退け容積制御組立体49の入力か、ポンプ11の
入力軸25への入力かのいずれかを指すものであること
は理解されよう。
【0031】また、本発明をポンプ11のジャーナル部
材33の交換と関連して説明したが、当業者であれば、
本発明はそのように限定されることはなく、モータ13
のジャーナル部材61を図4及び図5の教示にしたがっ
て構成される逆方向用ジャーナル部材で置き換えること
ができ、機能的な結果も同一であることは理解されよ
う。換言すると、たとえ押退け容積制御組立体49に対
する入力又は入力軸25への入力駆動が逆であっても、
通常のポンプジャーナル部材33を利用するが、逆方向
用モータジャーナル部材を利用することによって、出力
軸77は「前進」方向に回転することになる。また、当
業者であれば、もし両方の入力が逆の場合、出力軸77
を前進方向にどうさせるためには、通常のポンプジャー
ナルと通常のモータジャーナルの両方を用いることが必
要であることは理解されよう。図6〜図8 次に主として図6及び図7を図1と関連して参照して、
本発明の改良型ダンプ弁(アンローダー弁)を説明す
る。垂直方向ボア91の下端部の中には、逆止め球弁又
はボール逆止弁101を含む逆止弁組立体が収納され、
同様に、垂直方向ボア93の下端部には逆止め球弁又は
ボール逆止弁103を含む逆止弁組立体が収納されてい
る。本明細書の従来技術の項で説明し、当業者には周知
のように、ダンプ弁の機能は、ボール逆止弁101,1
03の両方を同時に解除又は離脱させることにあり、し
たがって油圧ループの両側(即ち、ボア63,65)
は、システムリザーバと流体連通状態にあるケース室2
1を介して互いに連通状態になるようになる。
【0032】次に主として図7を参照すると、円筒形ジ
ャーナルボア34の下端部とケース室21との間には軸
方向に狭い間隙が設けられており、以下、この間隙を
「挿入室105」と称する(図1も参照)。図1で最も
良く分かるように、本発明の必須の構成要件ではない
が、ボア34の底部から挿入室105の底部までステッ
プダウンがあり、そこからケース室21の底面までもう
一つステップダウンがある。
【0033】ボア34、ケース室21及び挿入室105
によって構成される連続開口領域内には、好ましくは単
一一体の部材として形成された全体を符号107で示す
ダンプ弁部材が設けられている。このダンプ弁部材10
7は例えば、射出形成プラスチック部品であっても良
く、或いは結果的に得られる部品が以下に述べる機能を
発揮するのに必要な弾性又は「弾力性(springiness)」
をもつ限り、他の幾つかの適当な材料から作ってもよ
い。
【0034】ダンプ弁部材107は、全体として円筒形
で示す一対の直立突起111,113を備えた主ダンプ
部分109を含み、これらの機能については後述する。
主ダンプ部分109は、主として図1に示すように、圧
縮コイルバネ117を納める全体として円筒形の凹部1
15を備えており、この圧縮コイルバネの機能は常態で
は、ダンプ弁部材107を図1及び図6に示す位置に向
かって「下方」に付勢することにある。
【0035】一対の軸方向に延びていて、挿入室105
を通る脚部119,121が主ダンプ部分109と一体
に形成されており、脚部119,121はダンプ弁部材
107を取り付けるための取付け手段となる。脚部11
9,121は前方端部(図1及び図7の左端)が一対の
保持部分又は保持部材123,125(図7にのみ示
す)で終わっている。図7に示すダンプ弁部材107の
組付け位置では、保持部分123,125は保持手段と
してのジャーナルボア34に係合し、図7で見て右側へ
の部材107への動きを阻止するようになっている。同
時に、ダンプ弁部材107は、主ダンプ部分109の前
方表面と全体的に円筒形のアクチュエータ部材127と
の係合により、それ以上「前方」(図1及び図7におい
て左側)に動かないようになる。
【0036】脚部119,121は「弾性変形可能」で
あることが本発明の重要な特徴であり、これは脚部それ
自体が弾性を有し又は変形可能であることを示し、或い
は本実施例の場合のように脚部それ自体は比較的真っ直
ぐな状態を保つが、後述するように脚部を互いに近づけ
ると主ダンプ部分109がそれ自体幾分変形できること
を意味する。本発明のダンプ弁部材107のもう一つの
重要な特徴は、部品の数が少ないこと及び組付けが容易
なことにある。
【0037】次に主として図7を参照すると、組付けに
先立って、保持部分123,125を傾斜壁面129,
131に係合させた状態で、ダンプ弁部材107全体が
ケース室21内に配置されている。組付けに先立って、
圧縮バネ117はすでに円筒形凹部115内に設けてあ
り、組付け中、バネ117の上面は単にマニホルド本体
119の下面133に沿って枢動するだけである。な
お、下面133は図1に最も良く示されている。
【0038】ダンプ弁部材107を図7に示すその「組
付け」位置に挿入するためには、部材107をその組付
け前の位置から図7の左側へ押すだけ、或いは手動で動
かすだけでよく、それにより脚部119,121は「内
側へ」(即ち、互いに向かって)充分に変形して保持部
分123,125の外面が挿入室105の内壁に係合す
るようになる。ダンプ弁部材107をさらに前方に進め
てこれが図7に示す位置に至るようにし、その時点で弾
性変形可能な脚部は外方へ動いて、組付け前の位置、或
いはその近傍まで戻る。換言すると、組付け作業全体
は、ダンプ弁部材107が「スナップ動作」で定位置に
嵌まるまで部材107を手動で差し込むことを必要とす
るだけである。ダンプ弁部材107が図7の組付け位置
にある状態では、保持部分123,125は保持手段と
して役立つジャーナルボア34と係合状態にあり、上述
の保持機能を発揮する。
【0039】次に主として図1、図6及び図8を参照し
て、ダンプ弁部材107をどのように作動させるかにつ
いて説明する。保持部分123,125は、作動中にお
けるダンプ弁部材107の残部の枢動の中心としてのピ
ボット点となる付加的な機能を発揮することは注目され
るべきである。図1及び図6は、ダンプ弁部材107の
非作動位置を示し、圧縮バネ117はダンプ弁を下方に
付勢し、間接的にアクチュエータ部材127を前方(図
1の左側)に付勢している。ダンプ弁の作動は、アクチ
ュエータ部材127を図1及び図8で見て右側に移動さ
せるだけで達成され、かくしてダンプ弁はピボット点を
中心として反時計回りに枢動し、図1に示す位置から図
8に示す位置へ移動するようになる。ダンプ弁が図1に
示す位置から図8に示す位置へ移動するようにする。こ
の枢動運動が起こると、直立突起111,113は上方
へ動いてそれらの先端がそれぞれボール逆止弁101,
103に係合し、かくしてこれらボール逆止弁を着座状
態から図8に示す位置まで持ち上げるようになる。ボー
ル逆止弁101,103が共に図8に示す位置にある状
態では、油圧ループの両側は互いに連通すると共に上述
のように、そして当業者に周知のように、ケース室21
を介してシステムリザーバに通じる。ダンプ弁部材10
7が図8の作動位置にある場合、ビークルを、ポンプ1
1及びモータ13の動的制動効果に打ち勝つ必要なく、
押したり牽引したりすることができる。なお、この動的
制動効果は、もしボール逆止弁101,103が着座位
置にある場合に生じ、かくして油圧ループを閉じる。
【0040】ビークルを引っ張ったり押し進めた後、再
び油圧伝動装置によってビークルを駆動推進したい場
合、ダンプ弁107をその非作動位置に戻すのがよく、
こうするには、アクチュエータ部材127を解除して圧
縮バネ117がダンプ弁107を図1に示す非作動位置
に再び付勢することができるようにするだけで良い。こ
れにより、ボール逆止弁101,103はそれらの着座
部との係合状態に戻り、もしビークルを前進方向に推進
しようとする場合には、上述のように加圧流体は通路8
9を通り、次に垂直方向ボア93を経て軸方向ボア65
に流入する。加圧流体により、ボール逆止弁103はそ
の着座部にしっかりと係合し、油圧ループの他方の側で
は、軸方向ボア63、垂直方向ボア91及び通路87内
に低圧の流体が存在する。したがって、ボール逆止弁1
01はその着座部に僅かに係合するに過ぎず、もし油圧
ループの低圧側にかかる圧力が、ケース又はリザーバ圧
力よりも低くなると、当業者には周知の方法で補給流体
がケース室21から垂直方向ボア91内に流入し、閉鎖
ループ内のキャビテーションを阻止することができる。
【0041】変形例として、ダンプ弁部材の組付け手順
において最初に、脚部を弾性変形させてこれらを互いに
離し、次にこれら脚部を通常位置に戻して脚部間に位置
したハウジングの一部に係合させ、これを中心として枢
動させるよう、ダンプ弁部材及び隣接のハウジングを構
成することは、本発明の技術的範囲に属する。
【0042】以上、本発明を詳細に説明したが、本明細
書を読んで理解すれば、当業者ならば本発明の種々の変
形及び設計変更を想到できるので、かかる変形例及び設
計変更例は、特許請求の範囲に記載された技術的範囲に
属する限りにおいて、本発明に含まれる。
【0043】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を利用できる形式の油圧伝動装置の軸方
向横断面図である。
【図2】図1の2−2線における横断面図であり、同一
縮尺で示す図である。
【図3】図1の3−3線における軸方向横断面図であ
り、同一縮尺で示す図である。
【図4】本発明の一特徴を示す図2と類似の部分横断面
図であるが、これよりも大きな縮尺で示す図である。
【図5】本発明の一特徴をさらに示す図3と類似の部分
軸方向断面図であるが、図4と同一の縮尺で示す図であ
る。
【図6】本発明の改良型ダンプ弁を示す図3の6−6線
及び図7の6−6線における横断面図である。
【図7】図6の7−7線における部分軸方向断面図であ
り、同一縮尺で示す図である。
【図8】本発明のダンプ弁をその無負荷位置で示す図1
と類似の部分軸方向断面図である。
【符号の説明】
11 ポンプ 13 モータ 25 入力軸 31 ロータ組立体 33,33´,61 ジャーナル部材 35,35´,37,37´,63,65 ボア又は通
路 41,71 ピストン又はボール 43 レース部材 45 カムリング 47 カムピボットピン 49 押退け容積制御組立体 77 出力軸 79,79´,81,81´ ハウジングスロット又は
通路 83 クロスボア 105 挿入室 107 ダンプ弁組立体 109 主ダンプ部分 111,113 突起 117 圧縮バネ 123,125 保持部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウイリアム アラン バード アメリカ合衆国 ミネソタ州 55410 ミ ネアポリス イーウイングアベニューサウ ス 4533

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジング組立体及び該ハウジング組立
    体内に設けられた可変容積形ラジアルピストンポンプと
    流体圧力作動式モータを含む油圧伝動装置であって、前
    記ラジアルピストンポンプは該ポンプの押退け容積を変
    化させるよう動作可能な押退け容積変化手段を有し、該
    押退け容積変化手段は可逆式制御手段を含み、該可逆式
    制御手段は中立位置からの互いに逆向きの第1及び第2
    の方向におけるその運動に応答して押退け容積変化手段
    を互いに逆向きの第1及び第2の方向に運動させるよう
    動作可能であり、前記モータは流体入口及び流体出口を
    備え、前記ハウジング組立体は前記流体入口及び流体出
    口とそれぞれ連通した高圧通路及び低圧通路を備え、前
    記ポンプはハウジング組立体によって画定されたジャー
    ナルボア内に設けられているジャーナル部材に回転自在
    に取り付けられたロータ組立体を有し、前記ジャーナル
    ボアは前記高圧通路と前記低圧通路の両方と開放流体連
    通関係をなし、前記ジャーナル部材は、ポンプの収縮中
    及び拡張中の室とそれぞれ流体連通する高圧ポンプスロ
    ット及び低圧ポンプスロットを備え、前記ジャーナル部
    材は、前記高圧通路及び前記低圧通路とそれぞれ流体連
    通する高圧ハウジングスロット及び低圧ハウジングスロ
    ットを更に備え、前記ジャーナル部材は前記高圧ポンプ
    スロットと前記高圧ハウジングスロットを互いに連絡さ
    せる高圧軸方向ボア及び前記低圧ポンプスロットと前記
    低圧ハウジングスロットを互いに連絡させる低圧軸方向
    ボアを備えており、前記油圧伝動装置は、前記軸方向ボ
    アが前記ポンプスロットに対して全体的に垂直に差し向
    けられると共に前記ハウジングスロットが前記軸方向ボ
    アに対して全体的に垂直に差し向けられている第1のジ
    ャーナル部材が前記ジャーナルボア内に設けられている
    と、前記中立位置からの前記第1の方向における前記制
    御手段の運動に応答して前進方向に動作し、前記油圧伝
    動装置は、前記軸方向ボアが前記ポンプスロットに対し
    て鋭角をなして差し向けられると共に前記ハウジングス
    ロットが前記軸方向ボアに対して鋭角をなして差し向け
    られている第2のジャーナル部材が前記ジャーナルボア
    内に設けられていると、前記中立位置からの前記第2の
    方向における前記制御手段の運動に応答して前進方向に
    動作することを特徴とする油圧伝動装置。
  2. 【請求項2】 前記ポンプスロットに対する前記軸方向
    ボアの前記鋭角は、約45°であることを特徴とする請
    求項1記載の油圧伝動装置。
  3. 【請求項3】 前記軸方向ボアに対する前記ハウジング
    スロットの鋭角は、約45°であることを特徴とする請
    求項2記載の油圧伝動装置。
  4. 【請求項4】 高圧通路及び低圧通路を画定するハウジ
    ング組立体を含むラジアルピストン形式の油圧ポンプ又
    はモータユニットであって、前記油圧ユニットは、ハウ
    ジング組立体によって画定されたジャーナルボア内に設
    けられているジャーナル部材に回転自在に取り付けられ
    たロータ組立体を有し、前記ジャーナルボアは前記高圧
    通路と前記低圧通路の両方と開放流体連通関係をなし、
    前記ジャーナル部材は、前記油圧ユニットの収縮中及び
    拡張中の室とそれぞれ流体連通する第1及び第2のスロ
    ットを備え、前記ジャーナル部材は、第1及び第2の軸
    方向ボアと、該第1及び第2の軸方向ボアと前記高圧通
    路及び低圧通路を互いに流体連通させる第1及び第2の
    通路を更に備え、前記油圧ユニットは、前記第1の軸方
    向ボアが前記第1のスロットと流体連通すると共に前記
    第1の通路が前記低圧通路と流体連通し、しかも前記第
    2の軸方向ボアが前記第2のスロットと流体連通すると
    共に前記第2の通路が前記高圧通路と流体連通するよう
    第1のジャーナル部材が前記ジャーナルボア内に設けら
    れていると、前進入力に応答して前進方向に動作し、前
    記油圧ユニットは、前記第1の軸方向ボアが前記第1の
    スロットと流体連通すると共に前記第1の通路が前記高
    圧通路と流体連通し、しかも前記第2の軸方向ボアが前
    記第2のスロットと流体連通すると共に前記第2の通路
    が前記低圧通路と流体連通するよう第2のジャーナル部
    材が前記ジャーナルボア内に設けられていると、逆進入
    力に応答して前進方向に動作することを特徴とする油圧
    ユニット。
  5. 【請求項5】 前記第1のジャーナル部材では、前記軸
    方向ボアは第1及び第2のスロットに対して全体的に垂
    直に差し向けられ、前記第1及び第2の通路は、前記軸
    方向ボアに対して全体的に垂直に差し向けられたスロッ
    トを含むことを特徴とする請求項4の油圧ユニット。
  6. 【請求項6】 前記第2のジャーナル部材では、前記軸
    方向ボアは第1及び第2のスロットに対して鋭角をなし
    て差し向けられ、前記第1及び第2の通路は、前記軸方
    向ボアに対して鋭角をなして差し向けられたスロットを
    含むことを特徴とする請求項4の油圧ユニット。
  7. 【請求項7】 ハウジング組立体及び該ハウジング組立
    体内に設けられた可変容積形ラジアルピストンポンプと
    流体圧力作動式モータを含む油圧伝動装置であって、前
    記ラジアルピストンポンプは該ポンプの押退け容積を変
    化させるよう動作可能な押退け容積変化手段を有し、該
    押退け容積変化手段は可逆式制御手段を含み、該可逆式
    制御手段は中立位置からの互いに逆向きの第1及び第2
    の方向におけるその運動に応答して押退け容積変化手段
    を互いに逆向きの第1及び第2の方向に運動させるよう
    動作可能であり、前記モータは流体入口及び流体出口を
    備え、前記ハウジング組立体は前記流体入口及び流体出
    口とそれぞれ連通した高圧通路及び低圧通路を備え、前
    記ポンプはハウジング組立体によって画定されたジャー
    ナルボア内に設けられているジャーナル部材に回転自在
    に取り付けられたロータ組立体を有し、前記ジャーナル
    ボアは前記高圧通路と前記低圧通路の両方と開放流体連
    通関係をなし、前記ジャーナル部材は、ポンプの収縮中
    及び拡張中の室とそれぞれ流体連通する高圧ポンプスロ
    ット及び低圧ポンプスロットを備え、前記ジャーナル部
    材は、第1及び第2の軸方向ボアと、前記ポンプスロッ
    トと前記高圧通路及び低圧通路を互いに連絡させる第1
    及び第2の通路とを更に備え、前記油圧伝動装置は、前
    記第1の軸方向ボアが前記低圧ポンプスロットと流体連
    通すると共に前記第1の通路が前記第1の軸方向ボア及
    び前記低圧通路と連通し、しかも前記第2の軸方向ボア
    が前記高圧ポンプスロットと連通すると共に前記第2の
    通路が前記第2の軸方向ボア及び前記高圧通路と連通す
    るよう第1のジャーナル部材が前記ジャーナルボア内に
    設けられていると、前記中立位置からの前記第1の方向
    における前記制御手段の運動に応答して前進方向に動作
    し、前記油圧伝動装置は、前記第1の軸方向ボアが前記
    高圧ポンプスロットと流体連通すると共に前記第1の通
    路が前記第1の軸方向ボア及び前記高圧通路と連通し、
    しかも前記第2の軸方向ボアが前記低圧ポンプスロット
    と連通すると共に前記第2の通路が前記第2の軸方向ボ
    ア及び前記低圧通路と連通するよう第2のジャーナル部
    材が前記ジャーナルボア内に設けられていると、前記中
    立位置からの前記第2の方向における前記制御手段の運
    動に応答して前進方向に動作することを特徴とする油圧
    伝動装置。
  8. 【請求項8】 前記第1のジャーナル部材では、前記第
    1及び第2の通路は、互いに全体的に平行に差し向けら
    れると共に前記軸方向ボアに対して全体的に垂直に差し
    向けられたスロットを含むことを特徴とする請求項7の
    油圧伝動装置。
  9. 【請求項9】 前記第2のジャーナル部材では、前記第
    1及び第2の通路は、互いに全体的に平行に差し向けら
    れると共に前記軸方向ボアに対して鋭角をなして差し向
    けられたスロットを含むことを特徴とする請求項7の油
    圧伝動装置。
  10. 【請求項10】 ハウジング組立体及び該ハウジング組
    立体内に設けられた流体圧力作動式ポンプと流体圧力作
    動式モータを含む油圧伝動装置であって、前記ポンプは
    流体入口及び流体出口を備え、前記モータは流体入口及
    び流体出口を備え、前記ハウジング組立体は、ケース
    室、前記ポンプの流体出口から前記モータの流体入口に
    流体を導く第1の通路手段、及び前記モータの流体出口
    から前記ポンプの流体入口に流体を導く第2の通路手段
    を画定し、前記油圧伝動装置は更に、前記第1の通路内
    に流体圧力が存在しない場合、前記ケース室から前記第
    1の通路に流体を導くよう動作可能な第1の逆止弁手
    段、前記第2の通路内に流体圧力が存在しない場合、前
    記ケース室から前記第2の通路に流体を導くよう動作可
    能な第2の逆止弁手段、及び第1及び第2の逆止弁手段
    と作動的に連携していて、入力に応答して前記逆止弁手
    段の両方を同時に開くダンプ機構を更に含み、前記ハウ
    ジング組立体は、前記ケース室に隣接していて該ケース
    室と開放連通状態にある挿入室を画定すると共に更に保
    持手段を備え、該挿入室は前記ケース室と前記保持手段
    との間に設けられ、前記ダンプ機構は、ダンプ部分及び
    各々が保持部材を含む一対の弾性変形可能な取付け部分
    を含む単一のダンプ部材から成り、前記ダンプ部分は、
    前記逆止弁手段に向かう前記ダンプ部分の運動に応答し
    て第1及び第2の逆止弁手段との係合をそれぞれ解除さ
    せるよう設けられた第1及び第2の突起部分を有し、前
    記弾性変形可能な取付け手段は、前記保持部材が前記保
    持手段に係合するまで前記挿入室へのその挿入の際に変
    形でき、しかる後、前記単一のダンプ部材は前記保持部
    材を中心として枢動でき、前記ダンプ機構は、前記ダン
    プ部分を付勢して前記逆止弁手段から離す手段を含み、
    前記ダンプ機構は、前記入力に応答して前記保持部材を
    中心として前記ダンプ部材を枢動させると共に前記突起
    部分を前記逆止弁手段に近づけるよう動作可能であるこ
    とを特徴とする油圧伝動装置。
  11. 【請求項11】 前記流体圧力作動式ポンプはラジアル
    ピストンポンプであり、前記流体圧力作動式モータはラ
    ジアルピストンモータであることを特徴とする請求項1
    0の油圧伝動装置。
  12. 【請求項12】 前記ハウジング組立体及び前記ラジア
    ルピストンポンプは、第1及び第2の軸方向ボアを備え
    たポンプジャーナル部材を有し、前記第1の通路は前記
    第1の軸方向ボアを含み、前記第2の通路は前記第2の
    軸方向ボアを含むことを特徴とする請求項11の油圧伝
    動装置。
  13. 【請求項13】 前記ハウジング組立体は、前記ラジア
    ルピストンポンプの前記ポンプジャーナル部材が収納さ
    れているポンプジャーナルボアを備え、前記ポンプジャ
    ーナルボアの末端部分は前記ポンプジャーナル部材を越
    えて軸方向に延びると共に前記挿入室と開放連通状態に
    あり、前記挿入室と前記ポンプジャーナルボアの前記末
    端部分は、前記保持手段により結合されることを特徴と
    する請求項12の油圧伝動装置。
  14. 【請求項14】 前記ハウジング組立体及び前記ラジア
    ルピストンモータは、第1及び第2の軸方向ボアを備え
    たモータジャーナル部材を有し、前記第1の通路手段
    は、前記第1の軸方向ボアを含み、前記第2の通路手段
    は、前記第2の軸方向ボアを含むことを特徴とする請求
    項11の油圧伝動装置。
  15. 【請求項15】 前記ハウジング組立体は、前記ラジア
    ルピストンモータの前記モータジャーナル部材が収納さ
    れているモータジャーナルボアを備え、前記第1及び第
    2の逆止弁手段はそれぞれ第1の逆止弁ボア及び第2の
    逆止弁ボアを含み、前記逆止弁ボアは、モータジャーナ
    ルボアとその両側で交差していることを特徴とする請求
    項14の油圧伝動装置。
  16. 【請求項16】 前記単一ダンプ部材は、成形プラスチ
    ック部材であり、前記弾性変形可能な取付け部分は、細
    長く、全体として互いに平行に差し向けられていること
    を特徴とする請求項10の油圧伝動装置。
  17. 【請求項17】 前記細長い取付け部分は各々、前記ダ
    ンプ部分と一体に形成され、前記挿入室内へのその挿入
    の際に互いに向かって弾性変形できることを特徴とする
    請求項16の油圧伝動装置。
  18. 【請求項18】 前記保持部材は、前記細長い取付け部
    分と一体に形成されていて、これを越えて横方向に延び
    ており、挿入に先立って前記保持部材の全体寸法は、前
    記挿入室の横方向寸法よりも大きく、それにより挿入室
    内への前記保持部材及び前記取付け部分の挿入により、
    前記取付け部分は、前記保持部材が前記挿入室を越える
    まで、互いに向かって弾性変形するようになっているこ
    とを特徴とする請求項17の油圧伝動装置。
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