JP2566494Y2 - 斜板式油圧ポンプ・モータ - Google Patents

斜板式油圧ポンプ・モータ

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JP2566494Y2
JP2566494Y2 JP9680291U JP9680291U JP2566494Y2 JP 2566494 Y2 JP2566494 Y2 JP 2566494Y2 JP 9680291 U JP9680291 U JP 9680291U JP 9680291 U JP9680291 U JP 9680291U JP 2566494 Y2 JP2566494 Y2 JP 2566494Y2
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piston
shaft
port
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健治 森野
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Komatsu Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、斜板の傾転角度を変更
することで容量、例えば1回転当り吐出量を変更する斜
板式油圧ポンプ・モータに関する。
【0002】
【従来の技術】実公昭61−5382号公報に示す斜板
式油圧ポンプ・モータが知られている。すなわち、ハウ
ジング内に軸とともにシリンダーブロックを回転自在に
支承し、このシリンダーブロックのシリンダー孔内に挿
入したピストンを斜板に沿って摺動自在とし、この斜板
を揺動するサーボピストンと制御弁を設けたもの。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】かかる斜板式油圧ポン
プ・モータであると、サーボピストンと制御弁が軸の軸
方向に向けて配設してあるから、制御弁がハウジングよ
りも外側に突出して全体が大型となってしまう。
【0004】そこで、本考案は前述の課題を解決できる
ようにした斜板式油圧ポンプ・モータを提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】ハウジングを構成する筒
体に斜板を揺動するサーボピストンを軸の軸方向と直角
方向に向けて設け、前記筒体に制御弁を軸の軸方向に向
けて配設し、前記斜板と前記制御弁とをフィードバック
レバで連係したもの。
【0006】
【作 用】サーボピストンと制御弁を筒体内に配設し
て筒体より外部に突出しないようになるし、斜板の揺動
を制御弁にフィードバックして容量、例えば1回転当り
吐出量を馬力一定として制御できる。
【0007】
【実 施 例】図1、図2に示すように、底壁1を備え
た筒体2と、この筒体2の開口部に密嵌して取付けたプ
レート3でハウジング4を構成している。前記プレート
3の内面には環状突出部3aが一体的に形成され、この
環状突出部3aが筒体2の開口部2aに取付けられ、シ
ール材3bでシールしている。このハウジング4内にシ
リンダーブロック5が軸6とともに回転自在に配設さ
れ、その軸6は底壁1の軸支承孔7とプレート3の軸支
承孔8に軸受9で回転自在に支承され、前記シリンダー
ブロック5のシリンダー孔10内にピストン11を嵌挿
してシリンダー室12を構成し、このシリンダー室12
はポート13、弁板14の第1・第2ポート15,16
より底壁1の吸込ポート17、吐出ポート18に順次開
口連通し、ピストン11に連結したピストンシュー19
が斜板20の前面21に沿って摺動自在となり、この斜
板20は半円筒底をもつクレードル22に沿って揺動す
ることで斜板角度が変更される。前記斜板20の前面2
1は図6に示すように平坦面となり、後面の上下部は円
弧状凸面23となり、前記クレードル22はプレート3
と一体となっていて、一対の突出片25,25には円弧
状凹面26が形成され、この円弧状凹面26に斜板20
の円孤状凸面23が揺動自在に嵌まり合って斜板20は
クレードル22の円孤状凹面26に沿って揺動自在とな
り、斜板20における揺動方向と直角方向の一端面27
に突起部28が設けられ、この突起部28にフィードバ
ックレバ29が設けてある。図5に示するように前記筒
体2における突起部28と対向した位置には第1・第2
孔30,31が軸6と直角方向に向けてそれぞれ形成し
てあり、第1孔30は大径となって大径サーボピストン
32が嵌挿されて大径室33を構成し、第2孔31は小
径となって小径サーボピストン34か嵌挿されて小径室
35を構成し、大径サーボピストン32が揺動自在な押
杆36を介して突起部28の一側面28aに接し、小径
サーボピストン34が突起部28の他側面28bに接し
て大径、小径サーボピストン32,34を伸縮すること
で斜板20がクレードル22に沿って揺動する。前記筒
体2には図4に示すように、前記大径室33、小径室3
5に圧油を供給する第1制御弁40と第2制御弁41が
シリンダーブロック5と干渉しないように軸6の軸方向
に配設してあり、第1制御弁40と前記フィードバック
レバ29が接している。図1に示するように前記筒体2
の底壁1外側面1aには補助油圧ポンプ42のケース4
3が取付けられ、このケース43内に駆動ギヤ44と従
動ギヤ45が相互に噛合し、かつ回転自在に支承してあ
り、この駆動ギヤ44の駆動軸46と従動ギヤ45の軸
47の一端部は底壁1の外側面1aに形成した凹陥部4
8内に軸受49で回転自在に支承され、駆動軸46は前
記軸支承孔7と同心状の貫通孔50内に突出してカップ
リング51で軸6と連結してあり、軸受49を底壁1に
取付けたことによってケース43が短くなって全長が短
くなる。補助油圧ポンプ42は吸込ポート17が途中か
ら分岐され一方の吸入口17’よりより吸込んだ圧油を
図3に示するように吐出ポート53より吐出し、この吐
出ポート53はケース43と一体となったハウジング5
4内に挿入したストレーナ55を経て出口56より圧送
され、そのハウジング54にはリリーフ弁57が設けて
ある。
【0008】図7は前記第1・第2制御弁40,41の
機能を説明するための油圧回路図であり、第1制御弁4
0は第1・第2受圧部60,61内の圧力で供給位置4
0aに向けて押され、スプリング62,62aでドレー
ン位置40bに向けて押され、第1受圧部60は第1油
路63で外部油圧信号入力ポート64に連通し、第2受
圧部61は第2油路65でポンプ圧導入路66に連通
し、スプリング受け67がフィードバックレバ29と対
向し、第1制御弁40はポンプ圧を入口ポート68より
出口ポート69に供給したり、出口ポート69をタンク
ポート70に連通・遮断する。第2制御弁41は第1・
第2受圧部71,72の圧力で第1位置41aに押さ
れ、第3受圧部73の圧力で第2位置41bに押され、
その第1受圧部71は第3油路74でポンプ圧導入路6
6に連通し、第2受圧部72は第4油路75でポート7
6に連通し、第3受圧部73は第5油路77で負荷圧ポ
ート78に連通し、入口ポート79は第6油路80でポ
ンプ圧導入路66に連通し、第1ポート81は第7油路
82で第1制御弁40の出口ポート69に連通し、第2
ポート83は第8油路84で前記大径室33に連通し、
その小径室35は第9油路85でポンプ圧導入路66に
連通している。
【0009】次に斜板20を傾転して斜板式油圧ポンプ
の1回転当り吐出量を制御する動作を説明する。斜板式
油圧ポンプの吐出圧P1 が高くなると第1制御弁40が
供給位置40aとなってポンプ吐出圧を第2制御弁41
を経て大径室33に供給し、大径室33と小径室35の
受圧面積差で大径・小径サーボピストン32,34を右
方に押して斜板20を傾転角小方向に揺動する。これに
より、フィードバックレバ29が移動してスプリング6
2,62aのセット荷重を大きくし第1制御弁40はド
レーン位置40bに押され、これによって斜板式油圧ポ
ンプの1回転当り吐出量を吐出圧P1 に見合う値とす
る。すなわち、第1制御弁40とフィードバックレバ2
9は自らの吐出圧により吐出容量を変えることが出来る
ことにより、斜板式油圧ポンプの馬力を常に一定とする
ものである。なお、外部油圧信号入力ポート64より第
1受圧部60に供給する圧力を変更すれば前述の一定と
する馬力の大きさを変更できる。また、第2制御弁41
は負荷圧P0 がポンプ圧と等しくなった時または設定し
た負荷圧P0 とポンプ圧の差圧より小さいときすなわち
記載してない操作弁の差圧が小さく、前記操作弁の開口
面積が大きく、操作弁の要求流量がポンプ吐出量より大
の時に第2位置41bとなって大径室33内の圧油をタ
ンクに流出して斜板20を傾転角大方向に揺動し、ポン
プ吐出量を増す。すなわち、第2制御弁41は吐出圧P
1 と負荷圧Pの差圧が一定、つまり前記操作弁の要求流
量に合致したポンプ吐出量となるように斜板式油圧ポン
プの1回転当り吐出量を制御する。
【0010】前記第1制御弁40の具体構造は図4に示
すように、筒体2に穿孔した第1孔90内にスリーブ9
1と摺動子92を嵌挿し、そのスリーブ91内にスプー
ル93を挿入して、その摺動子92がフィードバックレ
バ29と接し、第2制御弁41の具体構造は図4に示す
ように、筒体2に穿孔した第2孔94内にスリーブ9
5,95aを嵌挿し、そのスリーブ95,95a内にス
プール96,96aを挿入してあり、筒体2及びスリー
ブ、スプールに前記各油孔、ポートがそれぞれ形成して
ある。また、補助ポンプの吸込ポートが主たるポンプの
吸込部にあるので、従来あった、補助ポンプの吸込配管
部品や、ホースが不要となる。
【0011】
【考案の効果】ハウジング4を構成する筒体2にサーボ
ピストンを軸6の軸方向と直角方向に向けて配設し、制
御弁を軸6の軸方向に向けて配設したので、サーボピス
トン、制御弁を筒体2内にシリンダーブロック5と干渉
せずに配設できて全体を小型にできる。また、斜板20
に設けたフィードバックレバ29を制御弁に連係したの
で、斜板20の揺動を制御弁にフィードバックでき、容
量、例えば1回転当り吐出量を馬力一定として制御でき
る。また、クレードル22はプレート3に一体的に設け
たので、関連部品点数が減り、コストが下がるとともに
組立が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】斜板式油圧ポンプの横断面図である。
【図2】斜板式油圧ポンプの縦断面図である。
【図3】斜板式油圧ポンプの右側面図である。
【図4】図1のA−A断面図である。
【図5】図1のB−B断面図である。
【図6】クレードルと斜板の斜視図である。
【図7】容量制御の油圧回路図である。
【符号の説明】
1…底壁、2…筒体、3…プレート、4…ハウジング、
5…シリンダーブロック、6…軸、10…シリンダー
孔、11…ピストン、12…シリンダー室、14…弁
板、15…第1ポート、16…第2ポート、17…吸込
ポート、18…吐出ポート、20…斜板、22…クレー
ドル、26…円弧状凹部、28…突起部、29…フィー
ドバックレバ、32…大径サーボピストン、34…小径
サーボピストン、40…第1制御弁、41…第2制御
弁。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底壁1を有する筒体2の開口部にプレー
    ト3を取付けてハウジング4とし、このハウジング4内
    にシリンダーブロック5を軸6とともに回転自在に支承
    し、このシリンダーブロック5のシリンダー孔10内に
    ピストン11を嵌挿してシリンダー室12を構成し、こ
    のシリンダー室12を弁板14の第1.第2ポート1
    5,16より前記底壁1の吸込ポート17、吐出ポート
    18に順次開口するようにし、前記プレート3に円弧状
    凹部26を有するクレードル22を一体的に設け、この
    クレードル22の円弧状凹部26に沿って斜板20を揺
    動自在に支承して、この斜板20に前記ピストン11に
    設けたピストンシュー19を摺動自在とし、前記筒体2
    に斜板20を揺動するサーボピストンを軸6の軸方向と
    直角方向して設け、前記筒体2に制御弁をシリンダーブ
    ロック5と干渉しないように軸6の軸方向に向けて配設
    し、この制御弁の出力圧をサーボピストンの室に供給す
    ると共に、前記斜板20と前記制御弁をフィードバック
    レバー29により連係したことを特徴とする斜板式油圧
    ポンプ・モータ。
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JPH0538364U JPH0538364U (ja) 1993-05-25
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004169693A (ja) * 2002-11-21 2004-06-17 Caterpillar Inc 比例フォースフィードバックを有する電気油圧式ポンプ変位制御部

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP7235309B2 (ja) * 2019-10-24 2023-03-08 株式会社 神崎高級工機製作所 アキシャルピストン装置

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