JPH0860858A - 連結金具及び同連結金具を有する枠組足場用部材 - Google Patents

連結金具及び同連結金具を有する枠組足場用部材

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JPH0860858A
JPH0860858A JP20111194A JP20111194A JPH0860858A JP H0860858 A JPH0860858 A JP H0860858A JP 20111194 A JP20111194 A JP 20111194A JP 20111194 A JP20111194 A JP 20111194A JP H0860858 A JPH0860858 A JP H0860858A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 工程数を減らして安価に製造でき、しかも強
度の高い連結金具及び同連結金具を有する枠組足場用部
材を提供すること。 【構成】 連結金具1は、型鍛造により円筒状の取付部
2と、同取付部2の先端部に垂設されたくざび状の係止
部3とが一体成形されている。そして、同連結金具1が
パイプ材よりなる手摺本体12及びブラケット本体15
の両端部にそれぞれ固着されて、足場用部材としての手
摺11及びブラケット部材14をなしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、枠組足場において使用
される連結金具及び同連結金具を有する枠組足場用部材
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、建築現場等においては、高所で
の作業を円滑に行うために、例えば、建設物の周囲に足
場用支柱を立設し、各足場用支柱間に踏板や手摺等を架
設して足場を構築するようになっている。
【0003】従来、手摺等を足場用支柱に連結するため
に用いられる連結金具として、図10に示すようなもの
がある。すなわち、連結金具25は、筒状の取付部26
と、同取付部26とは別部材により構成され取付部26
の先端面に溶接により接合されたくさび状の係止部27
と、からなっている。そして、パイプ材28の端部には
この連結金具25の取付部26が嵌着固定されており、
足場用支柱29の周りに形成された係止孔30に係止部
27が挿嵌されることにより、パイプ材28が足場用支
柱29に連結されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記連結金
具25は、別部材の取付部26と係止部27とが溶接に
よって接合されて構成されている。従って、同連結金具
25を製造するにあたり、取付部26及び係止部27を
それぞれ製造する工程、及び同取付部26と係止部27
とを溶接する工程が必要で、製造工程数が多くなってコ
スト高となっていた。この連結金具25のコスト高に伴
って、同金具25が装着される枠組足場用部材の製造コ
ストも高くなっていた。また、連結金具25の強度も低
くなっていた。
【0005】本発明は、上記従来技術に存在する問題点
に着目してなされたものであって、その目的は、工程数
を減らして安価に製造でき、しかも強度も高い連結金具
及び同連結金具を有する枠組足場用部材を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明では、取付部と係止部とを一体成形
した連結金具である。
【0007】請求項2の発明では、前記取付部は足場用
の管の端部を挿入する形状としたものである。請求項3
の発明では、請求項1又は2に記載の連結金具が装着さ
れてなる枠組足場用部材である。
【0008】
【作用】上記構成の請求項1の発明において連結金具
は、取付部と係止部とが一体成形されている。従って、
従来のように取付部及び係止部をそれぞれ製造する工
程、及び同取付部と係止部とを溶接する工程を一つにま
とめて工程数を減らすことができる。従って、連結金具
の製造コストを抑えて安価に提供できる。また、部分的
に強度が弱くなることがない。
【0009】請求項2の発明においては、足場用の管が
取付部内に挿入される。請求項3の発明においては、従
来の連結金具に変えて、請求項1又は2の連結金具が装
着されることにより、安価に枠組足場用部材を提供でき
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の連結金具及び同連結金具を有
する枠組足場用部材を具体化した一実施例を図面に従っ
て説明する。
【0011】図1〜図4に示すように、連結金具1は、
両端が開口された円筒状の取付部2と、同取付部2の先
端部(図2において下部)に垂設されたくさび状の係止
部3とからなっている。取付部2の内周面中央部にはフ
ランジ4が周設されており、同フランジ4はドーナツ状
をなしてる。そして、取付部2の図2において下方の開
口5縁端部には、円筒軸線を中心として90°毎に円弧
状の凹部6が形成されている。図2において7で示すよ
うに、係止部3の底面は、その先端部から基端部にかけ
て中央部が窪んだ形状をなし、同窪み7が前記凹部6の
うちの一つと連続されている。
【0012】図7に示すように、本実施例においては、
前記連結金具1は型鍛造によって製造されており、取付
部2と係止部3とが一体成形されている。すなわち、上
下一対からなる型枠8の対向する端面には、図1〜図4
に示す前記連結金具1に対応する形状をなす上型9及び
下型10がそれぞれ形成されている。下型10上に加熱
により軟化された金属材料100を載置し、上下の型枠
8により同材料100をプレスすることで、両型9、1
0に囲まれて形成されたキャビティー内に材料が充填さ
れて、型鍛造が行われる。そして、成形品を型枠8内よ
り取り出し、プレス成形によりバリ取りする等の後処理
が行われて前記連結金具1が得られる。
【0013】次に、前記連結金具1が装着された枠組足
場用の部材について説明する。図5に示すように、足場
用部材としての手摺11は、直線状のパイプ材からなる
手摺本体12の両端部に、前記連結金具1がそれぞれ固
着されることにより構成されている。すなわち、連結金
具1の取付部2が、上方の開口13側から手摺本体12
の両端部の外側に嵌め込まれ、同取付部2のフランジ4
部分まで挿入される。同手摺本体12の端面がフランジ
7側面に当接された状態で、取付部2の開口13の縁端
部と手摺本体12の周面とが溶接され、手摺本体12の
両端部にそれぞれ連結金具1が嵌着固定されている。
【0014】足場用部材としてのブラケット部材14に
ついて説明すると、図6に示すように、直線状のパイプ
材よりなるブラケット本体15の左側部には、支持フレ
ーム16が溶接により固着されており、同ブラケット部
材14の左側部は略横A状をなしている。そして、ブラ
ケット本体15の両端部には前記手摺11と同様にして
それぞれ連結金具1が固着されている。また、支持フレ
ーム16の下端部には曲面状の受け面17が形成されて
いる。
【0015】次に、前記足場用部材11、14を用いて
施工された足場について説明する。図8に示すように、
足場用支柱18は、地面上に支持され垂直上方に延びて
いる。これが、例えば、建造物(図示しない)の周囲に
所定ピッチで複数箇所に設置されている。前記足場用支
柱18の外周面には上面が開口されてコ字状をなす保持
金具19が、同足場用支柱18の軸線を中心として90
°毎に、合計4個突設されている。この保持金具19の
内周面と足場用支柱18の外周面とにより囲まれて係止
孔20が形成されている。各足場用支柱18には、この
保持金具19が4個一組で一定間隔おいて複数箇所にそ
れぞれ配設されている。
【0016】そして、前記手摺11の両端部の係止部3
を、それぞれ対応する足場用支柱18の係止孔20内に
手ハンマー等で打ち込むことにより挿嵌して、隣接する
各足場用支柱18間に同手摺11が水平に架設される。
【0017】また、ブラケット部材14は、一方の係止
部3を係止孔20に挿嵌し、さらに、支持フレーム16
の受け面17を足場用支柱18の周面に沿って当接させ
ることにより、足場用支柱18において手摺11の架設
方向と直交方向に水平に片持ち支持されている。そし
て、隣接する足場用支柱18のブラケット部材14間に
はそれぞれ踏板21が架設されている。
【0018】なお、図8に示すように、前記手摺11と
ブラケット部材14は足場用支柱18において一組の保
持金具19おきに、交互に架設されている。前記手摺1
1及びブラケット部材14を足場用支柱18に係止する
際、係止部3の底面に形成された窪み7及び、取付部2
において同窪み7の延在方向に位置する一対の凹部6
が、それに対応する足場用支柱18の周面に沿ってそれ
ぞれ当接されるようになっている。なお、取付部2にお
いて残る一対の凹部6は、図示しないが、例えば、係止
部3の延在方向と直交方向に延びる足場用部材に対して
同係止部3を挿嵌する際に、同凹部6がこの足場用部材
の周面に沿って当接されるようになっている。
【0019】以上のように、建造物の周囲に立設された
複数の足場用支柱18間において、手摺11及び踏板2
1の架設を行うことにより作業用の足場が組み立て架設
されている。
【0020】特に、本実施例においては、連結金具1が
型鍛造により製造されており、取付部2と係止部3とが
一体成形されている。従って、図10に示す従来技術に
比較して製造工程数を減らすことができ安価に製造でき
る。
【0021】また、取付部2の凹部6及び係止部3の窪
み7により、連結金具1を係止孔20に嵌め込んだ際
に、同窪み7及び凹部6が足場用支柱18の周面に沿っ
て当接され、係止部分のがたつきが抑えられる。
【0022】さらに、本実施例の手摺11及びブラケッ
ト部材14は、前記構成の連結金具1を端部に有する。
従って、従来の連結金具25を装着した場合に比較して
安価に提供することができる。
【0023】しかも、取付部2と係止部3とが一体化さ
れているため、高強度の連結金具1となる。なお、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣
旨から逸脱しない範囲で、以下のような態様で実施でき
る。 (1)上記実施例において連結金具1は、型鍛造により
取付部2と係止部3とが一体成形されていたが、これを
変更して、例えば、鋳造、射出成形、等によって一体成
形しても良い。 (2)上記実施例において連結金具1は、手摺11及び
ブラケット部材14の端部に溶接することにより固着さ
れていたが、これを変更し、連結金具1を手摺11及び
ブラケット部材14に対して着脱可能に取着すること。
この場合、取付部2を上記実施例に比べて長くすると、
部材本体12、15を安定保持できる。このようにすれ
ば、例えば、足場用支柱18のスパンを変更したい場
合、部材本体12、15部分を取り替えるだけで対応で
き、同連結金具18を共用できる。 (3)前記連結金具1は、溶接により足場用部材本体1
2、15に固着されていたが、ボルト止め等によって固
着しても良い。 (4)前記連結金具1のフランジ4を削除して、同連結
金具1をパイプ材の長手方向の任意の位置に配置できる
ように構成し、係止部3を取付部2の周面から円筒中心
と直交方向に垂設して、上面形状が略P字状をなすよう
に構成すること。つまり、例えば、垂設された足場用支
柱18に対して、手摺11を十字状となるように係止さ
せる場合等に使用するためのものである。 (5)前記取付部2からフランジ4を削除し、同取付部
2を有蓋円筒状に構成すること。この場合、蓋部裏面が
パイプ材の端面に当接される。 (6)図9に示すように、取付部2をパイプ材の内径と
略同形の柱体に構成し、パイプ材の端部に挿入されるよ
うに構成すること。なお、取付部2を図において上方か
ら22で示すフランジまで挿入し、同フランジ22とパ
イプ材の端部とを溶接により接合し、足場用部材を構成
する。
【0024】上記実施例から把握できる請求項以外の技
術思想について、以下にその効果と共に記載する。 (1)前記係止部3は取付部2の先端に垂設されてお
り、同係止部3と取付部2との他方の足場用部材18に
対向する端面が連続して形成され、同端面を他方の足場
用部材18の周面に沿う形状(凹部6、窪み7)とした
請求項1に記載の連結金具。
【0025】このようにすれば、係止部分のがたつきを
抑えられる。
【0026】
【発明の効果】上記構成の請求項1及び2の発明によれ
ば、連結金具の製造工程数を減らして製造コストの低減
可能で、同連結金具を安価に提供することができる。ま
た、高強度の連結金具を得られる。
【0027】請求項3の発明によれば、前記のような連
結金具が装着されることにより、安価に足場用部材を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を具体化した一実施例を示す図であっ
て、連結金具の上面図である。
【図2】 図1におけるA−A線断面図である。
【図3】 図1におけるB−B線断面図である。
【図4】 図1におけるC−C線断面図である。
【図5】 手摺の正面図である。
【図6】 ブラケット部材の正面図である。
【図7】 連結金具を型鍛造により成形するための型枠
である。
【図8】 手摺及びブラケット部材等を用いて枠組足場
を仮設する状態を示す、分解斜視図である。
【図9】 別例を示す縦断面図である。
【図10】 従来の連結金具を示す図であって、足場用
部材の係止状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…連結金具、2…取付部、3…係止部、11…足場用
部材としての手摺、14…足場用部材としてのブラケッ
ト部材、18…足場用部材としての足場用支柱、20…
係止孔。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枠組足場用の管の端部に固着される取付
    部と、同取付部に突設され枠組足場に設けられた係止孔
    に挿嵌される係止部とからなる連結金具において、前記
    取付部と係止部とを一体成形した連結金具。
  2. 【請求項2】 前記取付部は足場用の管の端部を挿入す
    る形状とした請求項1に記載の連結金具。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の連結金具が装着
    されてなる枠組足場用部材。
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