JPH08605A - Ｘ線断層像撮像装置 - Google Patents
Ｘ線断層像撮像装置Info
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- JPH08605A JPH08605A JP6134105A JP13410594A JPH08605A JP H08605 A JPH08605 A JP H08605A JP 6134105 A JP6134105 A JP 6134105A JP 13410594 A JP13410594 A JP 13410594A JP H08605 A JPH08605 A JP H08605A
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- 230000000007 visual effect Effects 0.000 claims description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
- 238000000034 method Methods 0.000 description 5
- 238000003325 tomography Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
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- 239000011159 matrix material Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B6/00—Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment
- A61B6/02—Devices for diagnosis sequentially in different planes; Stereoscopic radiation diagnosis
- A61B6/03—Computerised tomographs
- A61B6/032—Transmission computed tomography [CT]
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B6/00—Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment
- A61B6/40—Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment with arrangements for generating radiation specially adapted for radiation diagnosis
- A61B6/4035—Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment with arrangements for generating radiation specially adapted for radiation diagnosis the source being combined with a filter or grating
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ダイナミックレンジの小さな検出器（Ｘ線イ
メージインテンシファイア等）を用いたＸ線断層像撮像
装置において、被験体の周囲の多方向から測定した投影
データから視野内の画像濃度分布を再構成する際の、Ｘ
線強度分布の計測を正確に行い、高精度の再構成画像を
得る。 【構成】 ２個の対向したくさび形の補償フィルタ１４
を用い、スキャナの回転に同期して２個のくさびの間隔
ｄを動かすことにより、ダイナミックレンジを圧縮す
る。人体を正面から計測する場合は、二つの補償フィル
タの間隔ｄは人体の大きさに合わせて大きく設定し、人
体を側面から計測する場合には、フィルタ間隔ｄは小さ
く設定する。
メージインテンシファイア等）を用いたＸ線断層像撮像
装置において、被験体の周囲の多方向から測定した投影
データから視野内の画像濃度分布を再構成する際の、Ｘ
線強度分布の計測を正確に行い、高精度の再構成画像を
得る。 【構成】 ２個の対向したくさび形の補償フィルタ１４
を用い、スキャナの回転に同期して２個のくさびの間隔
ｄを動かすことにより、ダイナミックレンジを圧縮す
る。人体を正面から計測する場合は、二つの補償フィル
タの間隔ｄは人体の大きさに合わせて大きく設定し、人
体を側面から計測する場合には、フィルタ間隔ｄは小さ
く設定する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、Ｘ線発生装置とＸ線を
検出する有限な幅を持つ検出器とを対向させて設置した
スキャナ部を有し、このスキャナ部を回転させて投影デ
ータを計測するＸ線断層撮影装置に関し、特にダイナミ
ックレンジの小さな検出器を用いた場合でも正確なＸ線
強度分布を計測でき、よって正確な再構成画像を提供で
きるＸ線断層像撮像装置に関する。
検出する有限な幅を持つ検出器とを対向させて設置した
スキャナ部を有し、このスキャナ部を回転させて投影デ
ータを計測するＸ線断層撮影装置に関し、特にダイナミ
ックレンジの小さな検出器を用いた場合でも正確なＸ線
強度分布を計測でき、よって正確な再構成画像を提供で
きるＸ線断層像撮像装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】図２に従来用いられているＸ線断層撮影
装置における計測系を示す。図２で、１はＸ線発生装
置、２が被験体３を透過したＸ線を計測する検出器であ
る。Ｘ線発生装置とＸ線検出器を乗せたスキャナが被験
体３の周囲を回転し各方向のＸ線強度分布を測定する。
このときの角度Dにおける位置xの強度をI(D、x)とす
る。被験体を入れずに（あるいは一様ファントムなどの
標準被験体をおいて）同じ位置で測定したＸ線強度をI0
(D、x)とすればこれらから投影データP(D、x)を P(D、x) = log[I0(D、x)] - log[I(D、x)] …（１） を用いて計算機４により計算することができる。そし
て、この投影データから画像再構成が行なわれ、再構成
像はディスプレイ５に表示される。ここで検出器のダイ
ナミックレンジが狭い場合にはＸ線の強度分布に対応で
きず、従って投影データが正確に測定できないという問
題が起こる。現状のＸ線ＣＴ商用機では、この問題を回
避するのに図３の６に示すごとく人体の透過Ｘ線強度分
布とは逆のＸ線強度分布を生じる形状を持った補償フィ
ルタを用いるものもある。図３では（ａ）に補償フィル
タ６とＸ線管球、検出器との位置関係を示し、（ｂ）に
フィルタ形状の概略を示す。この補償フィルタ６は、視
野の外側へ行くほど吸収が大きくなるように設計されて
おり、被験体外側の吸収を受けないＸ線の強度を補償す
るような働きをする。補償フィルタの効果はI(D、x)お
よびI0(D、x)に全く同じに含まれており（１）式を用い
て投影データを計算するため投影データには影響を及ぼ
さない。現状のＸ線ＣＴ商用機で用いられている１次元
検出器のダイナミックレンジは、１０の４乗ほどありこ
のような補正法で特に問題を生じないが、Ｘ線イメージ
インテンシファイア等の２次元検出器を用いた３次元Ｃ
Ｔでは検出器ダイナミックレンジは１０の２乗ほどにな
る。この場合、人体正面と側面ではＸ線の強度分布が異
なり固定された形状の補償フィルタは１スキャン中のＸ
線の強度分布を検出器ダイナミックレンジの範囲にとど
めることは不可能である。
装置における計測系を示す。図２で、１はＸ線発生装
置、２が被験体３を透過したＸ線を計測する検出器であ
る。Ｘ線発生装置とＸ線検出器を乗せたスキャナが被験
体３の周囲を回転し各方向のＸ線強度分布を測定する。
このときの角度Dにおける位置xの強度をI(D、x)とす
る。被験体を入れずに（あるいは一様ファントムなどの
標準被験体をおいて）同じ位置で測定したＸ線強度をI0
(D、x)とすればこれらから投影データP(D、x)を P(D、x) = log[I0(D、x)] - log[I(D、x)] …（１） を用いて計算機４により計算することができる。そし
て、この投影データから画像再構成が行なわれ、再構成
像はディスプレイ５に表示される。ここで検出器のダイ
ナミックレンジが狭い場合にはＸ線の強度分布に対応で
きず、従って投影データが正確に測定できないという問
題が起こる。現状のＸ線ＣＴ商用機では、この問題を回
避するのに図３の６に示すごとく人体の透過Ｘ線強度分
布とは逆のＸ線強度分布を生じる形状を持った補償フィ
ルタを用いるものもある。図３では（ａ）に補償フィル
タ６とＸ線管球、検出器との位置関係を示し、（ｂ）に
フィルタ形状の概略を示す。この補償フィルタ６は、視
野の外側へ行くほど吸収が大きくなるように設計されて
おり、被験体外側の吸収を受けないＸ線の強度を補償す
るような働きをする。補償フィルタの効果はI(D、x)お
よびI0(D、x)に全く同じに含まれており（１）式を用い
て投影データを計算するため投影データには影響を及ぼ
さない。現状のＸ線ＣＴ商用機で用いられている１次元
検出器のダイナミックレンジは、１０の４乗ほどありこ
のような補正法で特に問題を生じないが、Ｘ線イメージ
インテンシファイア等の２次元検出器を用いた３次元Ｃ
Ｔでは検出器ダイナミックレンジは１０の２乗ほどにな
る。この場合、人体正面と側面ではＸ線の強度分布が異
なり固定された形状の補償フィルタは１スキャン中のＸ
線の強度分布を検出器ダイナミックレンジの範囲にとど
めることは不可能である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたごとく、人
体を対象としたＸ線断層像撮像装置であって、とくにＸ
線イメージインテンシファイア等のダイナミックレンジ
の小さな検出器を用いた装置においては、人体の正面と
側面ではＸ線の強度分布が異なるため、検出器の飽和に
よりＸ線強度分布が正確に計測できないという問題が生
じる。本発明の目的は、計測方式を工夫することにより
このような問題点を改善し、ダイナミックレンジの小さ
な検出器を用いても正確なＸ線強度分布の計測が可能な
Ｘ線断層像撮像装置を提供することにある。
体を対象としたＸ線断層像撮像装置であって、とくにＸ
線イメージインテンシファイア等のダイナミックレンジ
の小さな検出器を用いた装置においては、人体の正面と
側面ではＸ線の強度分布が異なるため、検出器の飽和に
よりＸ線強度分布が正確に計測できないという問題が生
じる。本発明の目的は、計測方式を工夫することにより
このような問題点を改善し、ダイナミックレンジの小さ
な検出器を用いても正確なＸ線強度分布の計測が可能な
Ｘ線断層像撮像装置を提供することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のＸ線断層像撮像装置は、くさび形に２分割
された補償フィルタ（図１の１４）を用い、制御手段
（図４の１２）にてスキャナの回転に対し２個のくさび
の間隔を動かすことにより、透過線Ｘ線強度分布をコン
トロールし、人体の各方向によるＸ線の強度分布のちが
いに対応した強度分布の補償をおこなうことに特徴があ
る。また、２個のくさびの間隔は、メモリに格納した一
連の値（例えば、スキャナの角度とその角度における標
準的な人体の大きさに基づいた値）に従って設定した
り、被験体の大きさを測定する手段（図７の１６〜１
９）にて得た測定結果とスキャナ角度とに基づいて設定
することに特徴がある。
め、本発明のＸ線断層像撮像装置は、くさび形に２分割
された補償フィルタ（図１の１４）を用い、制御手段
（図４の１２）にてスキャナの回転に対し２個のくさび
の間隔を動かすことにより、透過線Ｘ線強度分布をコン
トロールし、人体の各方向によるＸ線の強度分布のちが
いに対応した強度分布の補償をおこなうことに特徴があ
る。また、２個のくさびの間隔は、メモリに格納した一
連の値（例えば、スキャナの角度とその角度における標
準的な人体の大きさに基づいた値）に従って設定した
り、被験体の大きさを測定する手段（図７の１６〜１
９）にて得た測定結果とスキャナ角度とに基づいて設定
することに特徴がある。
【０００５】
【作用】本発明においては、補償フィルタを２個のくさ
び形に分割構成し、スキャン中にスキャナの回転に応じ
て２個のくさび形フィルタの間隔を動かす。これによ
り、人体の各方向によるＸ線の強度分布のちがいに対応
させてＸ線強度分布を補償・制御することができ（人体
を正面から計測する場合は、前記間隔ｄを大きく設定
し、側面から計測する場合には、その間隔を小さく設定
することができ）、Ｘ線イメージインテンシファイアを
用いた場合のダイナミックレンジを圧縮して高精度の画
像データを得ることができる。また、２個のくさび形フ
ィルタの間隔を設定する際、スキャナ角度とその角度に
おける標準的な人体の大きさに基づいた値を用いたり、
あるいはその都測定して得た被験体の大きさとスキャナ
角度とに基づくことにより、補償フィルタの移動を効率
的に制御する。
び形に分割構成し、スキャン中にスキャナの回転に応じ
て２個のくさび形フィルタの間隔を動かす。これによ
り、人体の各方向によるＸ線の強度分布のちがいに対応
させてＸ線強度分布を補償・制御することができ（人体
を正面から計測する場合は、前記間隔ｄを大きく設定
し、側面から計測する場合には、その間隔を小さく設定
することができ）、Ｘ線イメージインテンシファイアを
用いた場合のダイナミックレンジを圧縮して高精度の画
像データを得ることができる。また、２個のくさび形フ
ィルタの間隔を設定する際、スキャナ角度とその角度に
おける標準的な人体の大きさに基づいた値を用いたり、
あるいはその都測定して得た被験体の大きさとスキャナ
角度とに基づくことにより、補償フィルタの移動を効率
的に制御する。
【０００６】
【実施例】人体を計測する場合を例として以下に本発明
の一実施例を示す。図４は、本発明の補償フィルタを使
用可能な２次元検出器を用いた３ＤＣＴの一般的な構成
を示す図である。図４の７はＸ線管球、８がスキャナで
あり、これらが被験体９の周囲を回転し各方向からの２
次元Ｘ線強度分布を２次元検出器１１を用いて計測す
る。１０は被験体を保持するベットである。２次元検出
器１１からの信号はコンピュータ１２に取り込まれ、画
像再構成が行なわれた後、ディスプレイ１３に表示され
る。図４に示されるように検出器の画素マトリックスに
添ってＸ、Ｙ座標を定義する。人体の対軸方向をＹ方向
とする。この場合Ｘ線の強度変化が激しいのはＸ方向で
ある。従って、本発明を実施するには、図１に示すよう
にＸ方向の断面が２個に分割されたくさび形状であっ
て、それらの間隔がｄであるようなくさび形補償フィル
タ１４を管球付近に設置する。ここで、２個の対向した
くさび形フィルタ１４は図の矢印の方向にスキャナの回
転に同期して動き、被験体９の向きに合わせた最適形状
を取る。
の一実施例を示す。図４は、本発明の補償フィルタを使
用可能な２次元検出器を用いた３ＤＣＴの一般的な構成
を示す図である。図４の７はＸ線管球、８がスキャナで
あり、これらが被験体９の周囲を回転し各方向からの２
次元Ｘ線強度分布を２次元検出器１１を用いて計測す
る。１０は被験体を保持するベットである。２次元検出
器１１からの信号はコンピュータ１２に取り込まれ、画
像再構成が行なわれた後、ディスプレイ１３に表示され
る。図４に示されるように検出器の画素マトリックスに
添ってＸ、Ｙ座標を定義する。人体の対軸方向をＹ方向
とする。この場合Ｘ線の強度変化が激しいのはＸ方向で
ある。従って、本発明を実施するには、図１に示すよう
にＸ方向の断面が２個に分割されたくさび形状であっ
て、それらの間隔がｄであるようなくさび形補償フィル
タ１４を管球付近に設置する。ここで、２個の対向した
くさび形フィルタ１４は図の矢印の方向にスキャナの回
転に同期して動き、被験体９の向きに合わせた最適形状
を取る。
【０００７】くさび形補償フィルタ１４の動きと人体の
向きの関係は図５（ａ）および（ｂ）に示される。
（ａ）は人体を正面から計測する場合であり、二つのフ
ィルタの間隔ｄは人体の大きさに合わせて適当な間隔ｄ
1を取る。（ｂ）は人体を側面から計測する場合であ
り、フィルタ間隔ｄは人体の側面の幅に合わせてｄ1に
比べ小さな間隔ｄ2となる。フィルタの断面形状につい
ては図１あるいは図５に示されるように直線的な形状の
ものに限られるものではない。例えば図６に示すような
楕円形状（人体の断面を楕円で近似したときにＸ線強度
分布を補償する形状）を用いることもできる。ここで、
前記のごとく二つのフィルタの間隔ｄは人体の大きさに
合わせて決める。スキャン中のｄの変化のさせかた、す
なわちスキャン中のｄのコントロール法についてはいく
つかの方法が考えられる。最も簡単なものは標準的なメ
ニューを数種類用意しておくものである。たとえば、体
の大きな被験者、中くらいの被験者、小柄な被験者につ
いてあらかじめスキャナの各角度での最適なｄをあらか
じめ何回ものトライアルにより決めておき、スキャナの
各角度でのｄの最適値の組み合わせをコンピュータのメ
モリ（図示せず）などに持っておく。そして、オペレー
タが被験者の大きさに合わせて最適値の組み合わせをモ
ニタのメニューの中から選ぶ。
向きの関係は図５（ａ）および（ｂ）に示される。
（ａ）は人体を正面から計測する場合であり、二つのフ
ィルタの間隔ｄは人体の大きさに合わせて適当な間隔ｄ
1を取る。（ｂ）は人体を側面から計測する場合であ
り、フィルタ間隔ｄは人体の側面の幅に合わせてｄ1に
比べ小さな間隔ｄ2となる。フィルタの断面形状につい
ては図１あるいは図５に示されるように直線的な形状の
ものに限られるものではない。例えば図６に示すような
楕円形状（人体の断面を楕円で近似したときにＸ線強度
分布を補償する形状）を用いることもできる。ここで、
前記のごとく二つのフィルタの間隔ｄは人体の大きさに
合わせて決める。スキャン中のｄの変化のさせかた、す
なわちスキャン中のｄのコントロール法についてはいく
つかの方法が考えられる。最も簡単なものは標準的なメ
ニューを数種類用意しておくものである。たとえば、体
の大きな被験者、中くらいの被験者、小柄な被験者につ
いてあらかじめスキャナの各角度での最適なｄをあらか
じめ何回ものトライアルにより決めておき、スキャナの
各角度でのｄの最適値の組み合わせをコンピュータのメ
モリ（図示せず）などに持っておく。そして、オペレー
タが被験者の大きさに合わせて最適値の組み合わせをモ
ニタのメニューの中から選ぶ。
【０００８】別の方法としては図７に示すごとくスキャ
ナ１５に付けられた発光器１６，１７と受光器１８，１
９のペアを用いて人体の大きさを被験者ごとに測定する
ものである。二つの発光-受光器のペアが矢印の方向に
動き人体の大きさを測定する。スキャナ１５にこれら発
光-受光器のペアを取付けておけばスキャナ１５を回転
することにより任意の角度から見た人体の大きさを測定
できる。このようにして測定した各方向からの人体の大
きさについてのデータから各方向における最適なフィル
タ間隔ｄを決め、コンピュータのメモリに格納しておき
スキャン開始とともに角度に合わせてｄをコントロール
する。ここで人体の大きさおよびＸ線照射角度に対して
の最適なｄの値は、あらかじめ種々の条件でトライアル
を行ない決めておけばよい。
ナ１５に付けられた発光器１６，１７と受光器１８，１
９のペアを用いて人体の大きさを被験者ごとに測定する
ものである。二つの発光-受光器のペアが矢印の方向に
動き人体の大きさを測定する。スキャナ１５にこれら発
光-受光器のペアを取付けておけばスキャナ１５を回転
することにより任意の角度から見た人体の大きさを測定
できる。このようにして測定した各方向からの人体の大
きさについてのデータから各方向における最適なフィル
タ間隔ｄを決め、コンピュータのメモリに格納しておき
スキャン開始とともに角度に合わせてｄをコントロール
する。ここで人体の大きさおよびＸ線照射角度に対して
の最適なｄの値は、あらかじめ種々の条件でトライアル
を行ない決めておけばよい。
【０００９】
【発明の効果】以上述べたごとく本発明によれば、ダイ
ナミックレンジの小さな検出器を用いても正確なＸ線強
度分布を計測でき、よって、被験体の周囲の多方向から
測定した投影データから視野内の画像濃度分布を再構成
するＸ線断層装置においてより正確な画像を再構成でき
る。
ナミックレンジの小さな検出器を用いても正確なＸ線強
度分布を計測でき、よって、被験体の周囲の多方向から
測定した投影データから視野内の画像濃度分布を再構成
するＸ線断層装置においてより正確な画像を再構成でき
る。
【図１】本発明の第１の実施例におけるＸ線強度補償フ
ィルタを配置したスキャナ部を示す図である。
ィルタを配置したスキャナ部を示す図である。
【図２】従来のＸ線断層装置の構成例を示す図である。
【図３】従来のＸ線強度補償フィルタの形状および配置
を示す図である。
を示す図である。
【図４】本発明のＸ線強度補償フィルタを使用可能な２
次元検出器を用いた３ＤＣＴの一般的な構成を示す図で
ある。
次元検出器を用いた３ＤＣＴの一般的な構成を示す図で
ある。
【図５】本発明の第１の実施例におけるＸ線強度補償フ
ィルタの動きと人体の向きの関係を示す図である。
ィルタの動きと人体の向きの関係を示す図である。
【図６】本発明の第２の実施例におけるＸ線強度補償フ
ィルタの形状を示す図である。
ィルタの形状を示す図である。
【図７】本発明の第３の実施例におけるＸ線強度補償フ
ィルタおよび測定手段を配置したスキャナ部を示す図で
ある。
ィルタおよび測定手段を配置したスキャナ部を示す図で
ある。
１：Ｘ線発生器、２：Ｘ線検出器、３：被験体、４：コ
ンピュータ、５：ディスプレイ、６：従来形補償フィル
タ、７：Ｘ線発生器、８：スキャナ、９：被験体、１
０：ベット、１１：２次元検出器、１２：コンピュー
タ、１３：モニタ、１４：補償フィルタ（提案方式）１
５：スキャナ、１６：発光器、１７：発光器、１８：受
光器、１９：受光器。
ンピュータ、５：ディスプレイ、６：従来形補償フィル
タ、７：Ｘ線発生器、８：スキャナ、９：被験体、１
０：ベット、１１：２次元検出器、１２：コンピュー
タ、１３：モニタ、１４：補償フィルタ（提案方式）１
５：スキャナ、１６：発光器、１７：発光器、１８：受
光器、１９：受光器。
Claims (7)
- 【請求項１】 Ｘ線発生装置とＸ線検出器とが設置され
たスキャナを有し、該スキャナを被験体の周囲に回転さ
せることにより被験体の周囲の多方向からの投影データ
を計測し、該投影データを用いて被験体のＸ線吸収を反
映した量を濃度とする画像を再構成し表示する装置にお
いて、Ｘ線発生器と被験体の間に、少なくとも一つの方
向に関し視野の周囲へ行くほどＸ線吸収を増すような構
造を持つ可動式フィルタを配置し、スキャン中に該可動
式フィルタを前記方向に移動させる制御手段を有するこ
とを特徴とするＸ線断層像撮像装置。 - 【請求項２】 上記可動式フィルタが動く方向は、Ｘ線
の吸収を増す少なくとも一つの方向に一致することを特
徴とする請求項１記載のＸ線断層像撮像装置。 - 【請求項３】 上記可動式フィルタは、空間的に切り離
された二つの部分から構成されることを特徴とする請求
項２記載のＸ線断層像撮像装置。 - 【請求項４】 上記可動式フィルタの空間的に切り離さ
れた二つの部分が逆の方向に移動するように制御する手
段を有することを特徴とする請求項３記載のＸ線断層像
撮像装置。 - 【請求項５】 上記可動式フィルタの空間的に切り離さ
れた二つの部分の間隔を、メモリに格納した一連の値に
従ってスキャン中に変化させるように制御する手段を有
することを特徴とする請求項３、４記載のＸ線断層像撮
像装置。 - 【請求項６】 上記メモリに格納した一連の値は、スキ
ャナの角度と該角度における標準的な人体の大きさに基
づいた値であることを特徴とする請求項３、４記載のＸ
線断層像撮像装置。 - 【請求項７】 上記被験体の大きさを測定する手段を有
し、該測定手段による測定結果とスキャナの角度に基づ
いて、上記可動式フィルタの空間的に切り離された二つ
の部分の間隔を設定することを特徴とする請求項３、４
記載のＸ線断層像撮像装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6134105A JPH08605A (ja) | 1994-06-16 | 1994-06-16 | Ｘ線断層像撮像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6134105A JPH08605A (ja) | 1994-06-16 | 1994-06-16 | Ｘ線断層像撮像装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08605A true JPH08605A (ja) | 1996-01-09 |
Family
ID=15120574
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6134105A Pending JPH08605A (ja) | 1994-06-16 | 1994-06-16 | Ｘ線断層像撮像装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08605A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005131398A (ja) * | 2003-10-27 | 2005-05-26 | Ge Medical Systems Global Technology Co Llc | 走査されることになる対象物に対する調整されたエネルギビームを用いた放射線画像イメージングの方法及び装置 |
| US7323182B2 (en) | 1997-09-05 | 2008-01-29 | Smithkline Beecham Biologicals Sg | Oil in water emulsions containing saponins |
| EP2222227A2 (en) * | 2007-11-15 | 2010-09-01 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Movable wedge for improved image quality in 3d x-ray imaging |
| CN109432611A (zh) * | 2018-10-18 | 2019-03-08 | 北京连心医疗科技有限公司 | 扩充型动态楔形板控制点的生成方法、设备和存储介质 |
| JP2020533059A (ja) * | 2017-09-08 | 2020-11-19 | コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェＫｏｎｉｎｋｌｉｊｋｅ Ｐｈｉｌｉｐｓ Ｎ．Ｖ． | 動的ボウタイフィルタ及びその使用方法 |
-
1994
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