JPH0860586A - 製紙用ベルトのシーム閉鎖法 - Google Patents

製紙用ベルトのシーム閉鎖法

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JPH0860586A
JPH0860586A JP7141624A JP14162495A JPH0860586A JP H0860586 A JPH0860586 A JP H0860586A JP 7141624 A JP7141624 A JP 7141624A JP 14162495 A JP14162495 A JP 14162495A JP H0860586 A JPH0860586 A JP H0860586A
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belt
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  • Transition And Organic Metals Composition Catalysts For Addition Polymerization (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 継ぎ合わせ可能な紙シート搬送ベルトおよび
その継ぎ目領域を閉鎖し、このベルトの抄紙機への取付
や交換に要する時間や労力を軽減し、容易な改造で既存
の抄紙機へも組み込める方法を提供する。 【構成】 ポリマー樹脂材料と発泡剤の混合で得られる
粘性ペーストが使用され、製紙機上でそのピン継ぎ目を
ピントルで閉じることによる布、またはベルトの設置に
続いて、布またはベルトの紙と接しない側の継ぎ目領域
は粘性ペーストで充填され、継ぎ目領域は発泡剤を活性
化しペーストから泡が発生する温度まで加熱され、発生
した発泡体は継ぎ目領域の空隙を充たし、継ぎ目の上の
コーティング中の切り口を通って出る。さらに温度を上
げると発泡体は硬化して膠着する。あるいは、あらかじ
め発泡したポリマー樹脂が継ぎ目領域を充たすのに使用
され、または継ぎ目領域はポリマー樹脂の固形発泡帯ま
たは繊維質バット材料の繊維質帯でカバーされ、接着剤
で継ぎ目領域に固着される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、稼働中の製紙機のプレ
ス部内の個々のプレス、または他の工程への紙の搬送の
ような、各部間や同一部内の各要素間で紙シートを搬送
するのに用いる製紙用ベルトに関する。詳細には、本発
明は、製紙機の据え付け中に一つのシームでエンドレス
の形に連結できる搬送ベルトであり、また被覆され継ぎ
合わされる搬送ベルトが連結された後でシーム領域を閉
鎖する方法である。
【0002】
【従来の技術】現在、この種の唯一の入手可能な製紙用
ベルトは搬送ベルトである。この搬送ベルトは、製紙機
の一部を通って紙シートを運ぶのに、機械からの自由引
き出し(open draw)を解消するのと同時に、所定の位
置で他の布またはベルトにシートを容易に手放すように
設計されている。定義により、自由引き出しとは、紙シ
ートがシート内のセルローズ繊維の長さ以上の距離を製
紙機の一部からもう一つの部分まで支持材無しで通過す
ることで、損傷を受け易い。自由引き出しを解消するこ
とは、不測の機械の故障の主原因、フェルトその他のシ
ート搬送物により一時的に支持されていないような位置
でのシートの破損、を除去することである。紙の原料の
流れに障害が起こった場合、支持されていないシートが
プレス部内の1点から他の点に、またはプレス部内の最
終プレスから乾燥機部に、搬送される位置でのこのよう
な破損の可能性が非常に高い。このような地点では、シ
ートは通常少なくとも50%の水分を含んでおり、その
結果弱くなり容易に破れる。明らかに、自由引き出しの
存在は、製紙機の運転においてその最大速度に一つの制
限を設けることになろう。
【0003】適格なシート搬送ベルトは製紙機上で三つ
の重要機能を果たさねばならない。すなわち、a)シー
トの不安定問題を起こさずにプレス布から紙シートを取
り除くこと、b)紙シートの最適脱水と高品質を確保す
るために一つまたはそれ以上のプレスニップにおいてプ
レス布と協力すること、およびc)プレス部内の一つの
プレスから次のプレス、または幾つかのプレスのシート
受取布またはベルトまで、または乾燥機部内の乾燥機ピ
ックアップ布まで、紙シートを閉鎖引き出し(closed d
raw)で搬送すること。
【0004】これら重要機能を的確に果たすシート搬送
ベルトは、「搬送ベルト」と題する1994年3月29日刊行
の米国特許第5の,298,124号に示され、その教程は参照
文献によりこの中に取り込まれている。そこで示されて
いる搬送ベルトは感圧性と回復性を持つ粗さに特徴のあ
る表面地形を有している、それ故、プレスニップに圧迫
された時、プレスニップからの出口で紙シートが搬送ベ
ルトに接するように、搬送ベルトと紙シートの間にそれ
によって薄い連続した水の膜が形成される。ニップから
出た後本来の粗さに戻った時、紙シートは乾燥機のピッ
クアップ布のような、透過性の布に、恐らく最小の真空
の助けを借りて、搬送ベルトによって解放される。
【0005】前記特許に示されるシート搬送ベルトは紙
側と裏側を持つ補強基材よりなり、紙側に少なくとも一
つのポリマー部分を持つ平衡分布を含んだ、ポリマーコ
ーティングを有する。平衡分布は疎水性と親水性のポリ
マー部分両方を含んだポリマー基質の形を採る。ポリマ
ーコーティングは微粒子の充填材も含んでいる。補強基
材は搬送ベルトの縦横の変形を抑えるように設計されて
いる、一種の織布であり、かつエンドレスまたは製紙機
の据付け中にエンドレスの形に完結するように継ぎ合わ
せ可能である。さらに、補強基材は織物材料を含むこと
ができ、その裏側に一つまたはそれ以上の繊維質打ち綿
層を縫いつけることができる。織物材料とは織物製造用
の、天然または合成起源の繊維状および糸状のものを意
味する。裏側はまたポリマー材料で充填され、かつまた
はコートされることもできる。
【0006】今までの所、このようなシート搬送ベルト
は製紙工場用にエンドレスの形で生産されていた、すな
わち、ポリマー材料でコートされる前にエンドレス形態
に織られるかまたはエンドレスの形に連結されているか
どちらかの補強基材を有している。しかし、製紙機にエ
ンドレスな搬送ベルトを取り付けるには時間がかかりか
つ技術的に複雑な努力を要する。搬送ベルトの取付、ま
たは交換を進める期間、紙の生産を一時的に中止せねば
ならないことは言を俟たない。エンドレスベルトの取付
は、製紙機の各部品の間や周りにベルトを引っ張ったり
貫通させたりして達成することは不可能であるから、機
械の横から挿入しなければならない。このことは開放端
ベルトの取付よりも多くの時間と労働強化が必要とな
り、プレスロールのような機械部品は、搬送ベルトが横
からこれら部品の間の隙間に滑り込む期間、支持されて
いなければならない。いうまでもなく、機械上でシーム
可能なシート搬送ベルトの提供は製紙機上での取付、ま
たは交換に要する時間と労力を大幅に減少させるであろ
う。
【0007】国際公開No. WO 93/17161で公開されてい
る国際出願No. PCT/SE93/00173は、少なくとも一方の側
から少なくともその厚さの部分を通って提供される或量
の熱可塑性材料付きの織物よりなる連結可能なバンドを
示している。熱で軟化した時に、熱可塑性材料は少なく
とも部分的に織物の布構造を充たすであろう。バンドの
それぞれの端の縁は連結鳩目を持ち、それは織物地の中
に形成され、分離可能な連結を形成するようにバンドの
一方の会合端に同様に形成された連結鳩目と協力する。
バンドを容易に機械に取り付けまたバンドの残りの部分
と同じ性質で連結するバンド領域を提供することを可能
にするために、端の縁から織地の内部に計算された幅の
範囲が会合する織物の端の鳩目と協力する部分の鳩目の
範囲に少なくとも対応する領域に沿った織物連結方法に
はプラスチック充填材は用いられない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】開放端を持った、すな
わち継ぎ合わせ可能な、搬送ベルトの提供に関連する難
点はシーム領域によって紙シート上に残されそうな痕跡
である。シート搬送ベルトはプレスニップを通って紙シ
ートを運び、そこで紙シートと直接接触するから、ベル
トのシーム領域の厚さ、圧縮性および表面硬度の極僅か
の違いがシート上に痕跡を残すであろう。
【0009】したがって、本発明の主目的は継ぎ合わせ
可能なシート搬送ベルトおよびそのシーム領域を閉鎖す
る方法を提供するにある、それによってシーム領域はシ
ート搬送ベルトの残りの部分のそれらと本質的に同等な
性質を持つであろう、それ故シーム領域は紙シートに痕
跡を付けないであろう。
【0010】製紙機上でのこのようなベルトの取付や交
換に要する時間や労力が軽減できるような、継ぎ合わせ
可能なシート搬送ベルトを提供することもまた本発明の
目的である。
【0011】現在の製紙機がより容易に改良でき、すな
わち米国特許第5の,298,124号で示されているシート搬
送ベルトを組み込んで適応させ、それによって自由引き
出しがそこから解消されるような、継ぎ合わせ可能なシ
ート搬送ベルトを提供することは本発明の他の目的であ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】したがって、本発明は製
紙機上でエンドレスの形に再連結された後のコートされ
た継ぎ合わせベルトのシーム領域を閉鎖するための幾つ
かの方法よりなる。本発明の目的は正規のニップの負荷
下でベルトの残りの部分と同一の圧縮性を持つと同時に
シームを完全に密封することにある。密封する技術はさ
もないとコーティング連結線に集中するであろう曲げ応
力を分散させることでもある。これは連結点の曲げ疲労
の耐性を改善する。
【0013】略言すれば、二つの方法で、ベルトの用意
されたシーム領域は紙と接触しない側からポリマー材料
の発泡体を用いて充たされる。必要ならば、ベルトの紙
側は必ずしも発泡体を必要としない同じものまたは異な
ったポリマー材料を用いて充たされる。一つの方法で
は、泡化合物は圧板(platen)による熱源と適当
な解除手段を用いて接触圧の下で発泡硬化される。加熱
操作中、発泡体混合物はコーティング連結線を含んで、
膨張しすべての隙間を充たす。硬化後、ヒーターは取り
除かれコートされた表面は、必要に応じて、バリを取る
ために仕上げ研磨される。発泡体の化学とヒーター圧板
の幾何学がニップ中でのシーム領域の全体の圧縮性を決
定する。
【0014】もう一つの方法では、ポリマー材料はシー
ム領域にそれを塗る前にあらかじめ発泡される、そして
上記同様熱で硬化される。
【0015】尚他の方法では、シーム領域は高分子樹脂
材料の固形発泡帯、または繊維バット材料の繊維質帯で
カバーされる。これらは何れも接着剤でシーム領域に接
着される。
【0016】尚もう一つの他の方法では、コートされた
継ぎ合わせベルトの基礎布はその機械方向にマルチスト
ランドヤーンを含んでいる。シームの準備中に、マルチ
ストランドヤーンは切断され、シーム領域から失われた
打ち綿の代りにシームの下側に繊維質充填物を形成する
ためコートされた継ぎ合わせベルトの紙側から離れて配
置される。製紙機上での継ぎ合わせ操作にしたがって、
マルチストランドヤーンは例えばスプレー接着剤を用い
て所定の位置に固定される。
【0017】コートされたベルトはそのシームのループ
がコーティングの下で裏側層の上の構造体の中心に位置
決めされた構成を有し、それは織布、繊維バット材料を
縫い込んだ織物、発泡ポリマー、高分子樹脂材料または
他の不織構造体のコーティング、繊維バット材料を縫い
込んだ織物よりも少ない圧縮性の物質、またはそれの任
意の組み合わせを含み得る。
【0018】他の案では、裏側層は完全に除去されても
よい。コートされた表面(紙側)は、なるべくなら発泡
せず、室(周囲)温で硬化し、または加熱でより急速に
硬化するポリマー材料で閉鎖される。
【0019】より明確には、高分子樹脂被覆製紙用ベル
トのシームを閉鎖するための本発明の方法はピンシーム
可能な製紙用布のピントル(pintle)によるエン
ドレスの形の連結と、布の外側表面(紙側)の高分子樹
脂材料でのコーティングよりなる。高分子樹脂材料の硬
化、および随意の表面仕上げに続いて、ピントルは除か
れ、また高分子樹脂材は今コートした布を開端の形で残
すためにシームの上でカットされる。そこでベルトは製
紙機上に取付ける間にピントルでエンドレスの形で再連
結される製紙工場向けに出荷される。そこでシームはベ
ルトのコートされていない側、すなわち、内側表面(紙
と接触しない側)でシーム領域カプセル化材でコートさ
れる。カプセル化材はポリマー材料と発泡剤よりなる粘
性のペーストである。シームはそこで発泡剤が分解して
ガスを発生し、粘性ペーストから発泡体を生産する温度
まで徐々に熱せられる。発泡体はシームの中の空隙を充
たし、コーティング材がカットされた時に作られたスリ
ットを通過する。そこでシームは発泡体が硬化する温度
までさらに熱せられる。硬化は閉じたスリットを膠着す
る、すなわちそれは離れた素材を密着させる。
【0020】他の案では、カプセル化材はあらかじめ発
泡したポリマー材であってもよい、そこではポリマー材
料はシーム領域に塗布する前に発泡されている。あらか
じめ発泡させることは室温またはそれに近い温度で分解
する発泡剤の使用で達成される。膨張した熱可塑性微粒
よりなる、低密度の充填材が発泡剤の代りに使用されて
もよい。あらかじめ発泡したポリマー材がシーム領域に
塗布されると、上記と同じ結果で硬化する。
【0021】液体のカプセル化材の代りに、ポリマー材
料の固形発泡体帯または繊維バット材料の繊維質の帯が
カプセル化材として使用されてもよい。何れの場合も、
帯は接着剤でシーム領域に固着され、またスリットは分
離した材料と共に膠着される。
【0022】あるいは、コートされた継ぎ合わせベルト
の基礎布はその機械方向にマルチストランドヤーンを含
んでいる。マルチストランドヤーンはカットされそして
失われた打ち綿材の代りにそこに繊維質充填材を形成す
るためにシームの下側に配置される。この繊維質充填材
は、例えばスプレー接着剤を使用して所定の位置に保持
される。
【0023】本発明は各方法にしたがって作られるベル
トも含んでいる。シート搬送ベルトの継ぎ合わせについ
ての解説が強調されてきたが、本発明は長ニッププレス
(long nip press)用ベルトまたは製紙工業用のどんな
他のポリマーコートベルトの継ぎ合わせにも適用でき
る。
【0024】本発明は製紙機織物業界がニップでのシー
トの痕跡を解消するか、または少なくとも最小に留める
ように、シームの圧縮性を制御するのを可能にする。本
発明の他の利点はシーム領域のベルトの下側の発泡体そ
の他の物質の分布がコーティング連結部の歪み応力を減
少させることである。最後に、コーティング連結部を密
封することは、コーティングのはがれに起因する水の浸
入とベルトの早期故障の危険性を予防する。それはまた
コーティングの連結線によるシートの痕跡を減少させ
る。
【0025】つぎに、以下に記述される図面を参照して
本発明を詳述する。
【0026】
【実施例】製紙機中の自由引き出しを解消する搬送ベル
トを含む代表的なプレスの配置を、図解と背景説明の目
的で図1に示す。図1中の矢印はそこに示された部材の
運動と回転の方向を示す。
【0027】図1で、鎖線で表されている紙シート10
は最初ピックアップ布12の下側を右に向かって運ばれ
る。このピックアップ布12は、図示されていない成形
布から紙シート10を前もって受け取っている。
【0028】紙シート10とピックアップ布12は第1
の真空搬送ロール14に向かって進み、そのロールはプ
レス布16を引っ張り導いて回る。そこで、第1の真空
搬送ロール14の内部からの吸引はピックアップ布12
から紙シート10を剥がしてプレス布16の上にそれを
引出す。それでピックアップ布12はこの搬送地点から
第1のガイドロール18を回って進み、図示されていな
い補助ロールによって、成形布から再び紙シート10を
受け取る地点に帰る。
【0029】紙シート10は、プレス布16によって運
ばれ、第1のプレスロール22と第2のプレスロール2
4の間に形成されるプレスニップ20に向かって進む。
第2のプレスロール24は、図1でそれを表す円内の鎖
線で示しているように、紙シート10からプレスニップ
20で除かれた水の受容器を備えるために溝が彫ってあ
る。搬送ベルト26は第1のプレスロール22の周りを
引っ張られ、紙シート10とプレス布16と共にプレス
ニップ20を通らされる。プレスニップ20の中で、紙
シート10はプレス布16と搬送ベルト26の間で圧縮
される。
【0030】プレスニップ20の出口で、紙シート10
は搬送ベルト26の表面に付着する、その表面はプレス
布16の表面より滑らかである。プレスニップ20から
図の右に向かって進んだ紙シート10と搬送ベルト26
は第2の真空搬送ロール28に接近する。プレス布16
は第2のガイドロール30、第3のガイドロール32お
よび第4のガイドロール34によって案内され、第1の
真空搬送ロール14に戻る、そこで再びピックアップ布
12から紙シート10を受け取る。
【0031】第2の真空搬送ロール28で、紙シート1
0は乾燥機布36に搬送され、そこで布は引っ張られ導
かれる。乾燥機布36は紙シート10を乾燥機部の第1
の乾燥シリンダー38に向かって運ぶ。
【0032】搬送ベルト26は第2の真空搬送ロール2
8から離れ第5のガイドロール40まで図の右前方に進
み、それを回って第6のガイドロール42、第7のガイ
ドロール44、第8のガイドロール46および第9のガ
イドロール48に進み、やがて第1のプレスロール22
およびプレスニップ20に戻り、そこで再びプレス布1
6から紙シート10を受け取る。
【0033】図1で見られるように、搬送ベルト26は
示されたプレス配置図では自由引き出しも解消してい
る、自由引き出しは紙シート10がプレス布16から乾
燥機布36に搬送される位置で特にしばしば出現する。
紙シート10は、図1で示されているプレス配置を通過
中、搬送機によってあらゆる地点で支持されている。さ
らに、紙シート10はプレスニップ20の出口から搬送
ベルト26の下側で運ばれる、何故ならば搬送ベルト2
6上の水の膜は紙シート10を保持するのに十分の強さ
があるからと言うことは特記すべきである。
【0034】本発明の継ぎ合わされた搬送ベルトを作る
には、OMS(機械現場で継ぎ合わせ可能)種類の中の
一つのコーティング基材を取り、エンドレスの形にそれ
を一時的に連結することで始まる、エンドレスのループ
の内面は搬送ベルトの紙と接触しない側であるように作
られる。このようなプレス布のシーム領域の概観は図2
に含まれている。
【0035】図2を詳しく参照すると、継ぎ合わされた
OMSコーティング基材52のシーム領域50は、開端
プレス布の幅方向端で機械方向のヤーン56により作ら
れた、シーム用ループ54よりなる。このようなコーテ
ィング基材52が両端を互いに持ち寄ってエンドレスの
形に閉ざされる時は、両端でシーム用ループ54は通路
58を形成するように互いに絡み合わされる、そしてピ
ントル60はシーム用ループ54を共に連結するために
通路58に通される。ピントル60は図2で示されるよ
うに一本の粗単繊維である。あるいは、ピントル60は
マルチフィラメントピントルまたは撚ったモノフィラメ
ントピントルでもよい。
【0036】図2は使用されるコーティング基材52の
一つの型を示す。このコーティング基材52は機械方向
に直交するヤーン62と、機械方向のヤーン56と機械
方向に直交するヤーン62との交織で形成される基礎布
66に縫い込まれた繊維バット材料64を含む。他の案
として、繊維バット材料64の代りにまたはそれに加え
て、コーティング基材52の裏側層は織布、ポリマー発
泡体、高分子樹脂材料のコーティング、コーティング基
材52の紙側に使用されているものと同じか違うかのど
ちらか、または他の不織構造物、繊維バット材料を縫い
込んだ織物より少ない圧縮性の材料、またはその任意の
組み合わせを含む。繊維バット材料を縫い込んだ織物よ
り少ない圧縮性の材料の使用はシート搬送ベルトのシー
ム領域と残りの部分の間に同一性質を持たせるためによ
り圧縮性のシームを作る別の手段である。
【0037】他の案として、裏側層は完全に除去されて
もよい。このような場合には、コートされた継ぎ合わせ
ベルトが製紙機に取り付けられる時、コートされた表面
(紙側)は、なるべくなら発泡せず、室(周囲)温で硬
化し、または加熱でより急速に硬化するポリマー材料で
閉鎖される。
【0038】上記のように、コーティング基材52はエ
ンドレスの形に一時的に連結され、そのエンドレスのル
ープの外側表面は搬送ベルトの紙側になるように作ら
れ、製造工場の適当な装置で、それは製紙機運転中にそ
れが支える張力に類似の縦方向の張力の下に置かれる。
【0039】このような条件では、コーティング基材5
2で形成された閉ループの外側はポリマーコーティング
68でコートされる、それは疎水性と親水性のポリマー
切片の両方を含むポリマー基質を形成する少なくとも一
つのポリマーの切片の平衡分布を含む。ポリマーコーテ
ィング68は米国特許第5の,298,124号で公開したよう
に、微粒子充填物70も含む。
【0040】コーティング68は、一様な厚さと好まし
い表面地形を持ったシーム領域50を含む、搬送ベルト
72を提供するために硬化され続いて研磨される。
【0041】この時点で、もしその長さと幅がそれに損
傷を起こさないで行うことを許すならば、搬送ベルト7
2は裏返し(内と外をひっくり返す)される。他の案と
して、搬送ベルト72を損傷せずにその中で操作を行う
作業者を配置する手段が用意される限り、次に述べられ
る操作が搬送ベルト72により形成された閉ループの中
から行われる。
【0042】何れの場合にも、ピントル60は除かれ、
搬送ベルト72は図3で示されるようにシーム領域50
で折られる。換言すれば、搬送ベルト72はコーティン
グ68が折り目の内側になるように折られる。この折り
曲げの行為は絡み合った状態からシーム用ループ54を
取り外し、直立したシーム用ループ54の二つの間隔を
置いた平行列として記述される配置にそれらを持ってい
く。二つの平行列の間はコーティング68の一部74で
ある。その部分74は、シーム用ループ54をなんらカ
ットせずに、搬送ベルト72を開放端の形に戻すため、
シーム用ループ54の二つの平行列の間に鋭利な道具を
走らせることによりカットされる。
【0043】この開放端の形で、搬送ベルト72は製紙
機の据え付けの為製紙工場向けに梱包され出荷される、
図1で例示されたように、同じ方法でOMSプレス布が
取り付けられる。図1で、搬送ベルトは番号26で同定
されたことが思い出されるであろう。
【0044】図1を参照すると、継ぎ合わせ可能な搬送
ベルト72はエンドレスな搬送ベルト26に代わってポ
リマーコーティング68の外側上張りによって製紙機に
取り付けられる。粗モノフィラメントピントル60より
も撚り合わせできるヤーンが最後のピントルとして用い
られる。シーム領域50、特に搬送ベルト72を開放端
にするために切断されたポリマーコーティング68の部
分74、が製紙機で製造された紙シート10に痕跡をつ
けないという保証は今も残っている。
【0045】図4を参照すると、継ぎ合わせ可能な搬送
ベルト72のシーム領域50はピントル76が製紙機上
でエンドレスの形にそれを再連結するのに用いられた時
そこに示されているように明かである。スリット78は
シーム用ループ54のほゞ直上のポリマーコーティング
68の中に残っている。また裂け目80はシーム用ルー
プ54の真下の繊維バット材料64の中に残っている。
ループ/ピントルの組み合わせはシーム領域50に継ぎ
合わせ可能な搬送ベルト72の残りとは僅かな違いを作
り、またシーム領域50がそれが接触することになった
紙シートに痕跡をつける可能性が起きる。
【0046】ピントル76は粗モノフィラメントピント
ル、マルチフィラメントピントル、撚ったマルチフィラ
メントピントル、撚ったモノフィラメントピントル、ま
たはこれら各種ピントルのどれかを含む複合ピントルで
もよい。
【0047】液体高分子樹脂材料を粘性ペーストを作る
ために発泡剤と混合し、続いて粘性ペーストの加熱と硬
化で作られる発泡体はシーム領域50とスリット78を
充填し結合するのに使われる。ユニロイヤル(Uniroyal)
社からのアディプレン(Adiprene) L−100の如き、
溶媒不要のウレタン合成品、またはポリエーテル型のプ
レポリマーをベースにしたものが、この目的に使用され
る。下記のものはこの目的で使用される溶媒不要のウレ
タン合成品の一例である。
【0048】 成 分 重量(%) ポリエーテル/TDI ポリウレタン プレポリマー (4.1% NCO) 76.9 ブロック重合された芳香族アミン (等価重量 - 217) 15.4 吸熱核生成剤 (発泡剤) 7.7 充填物、可塑剤、および触媒のようなその他の成分は必
要に応じて添加される。発泡剤、典型的には或特性温度
まで熱せられた時には殆ど瞬間的にガスを放出して分解
する固体微粒子物質、は液体高分子樹脂材料と混合させ
られる。発泡剤が活性化する温度は典型的には高分子樹
脂材料が硬化する温度よりは低い。例えば、発泡剤が分
解(または発泡)する温度は115℃であり、一方高分
子樹脂材料が硬化する温度は130℃である、これはア
ディプレンL-100に当てはまる温度である。発泡剤
は粘性ペーストを発泡膨張させ、シーム領域50の空隙
を充たし、スリット78すら通過する。かくして、スリ
ット78は膠着し、シーム領域50は搬送ベルト72の
残りの部分と同じ圧縮性と厚さで残る。
【0049】発泡体82を作り出す粘性ペーストは、製
紙機上の製紙工場のしたが業員が近づき易くゆとりのあ
る位置で、搬送ベルト72のシーム領域50の紙と接触
しない側、すなわち内部に先ず塗るのが望ましい。例え
ば、図1に入っている第7のガイドロール44の近辺は
近づき易くゆとりがある。発泡体82を作り出す粘性ペ
ーストの粘度は、それがコートされるべき表面の方位
(水平、垂直、上側-下側、等)に合わせて塗り易いよ
うに、調整するのが望ましい。
【0050】なるべくなら、粘性ペーストは搬送ベルト
72の紙で無い方の側のシーム領域に、シームの両側
0.25 インチ (0.64 cm)のような、或幅で塗るのがよ
い、そうすると曲げの応力は、スリット78のような一
箇所に集中するよりもむしろ、シーム領域50に亙って
分布させられる。
【0051】継ぎ合わせ可能な搬送ベルト72の紙と接
触しない側のシーム領域50が粘性ペーストで覆われる
と、それは耐熱レリーズペーパー、テフロンコーティン
グしたグラスファイバーのテープ、その他の材料のよう
な、硬化した発泡体(粘性ペーストからできる)に粘着
しない材料84でカバーされる。
【0052】継ぎ合わせ可能な搬送ベルト72のシーム
領域50の紙側表面も亦発泡体82を作り出す粘性ペー
ストでもコートされるが、またはコーティング68を提
供し、スリット78の割れ目を充たすのに使われるよう
な他のポリマーコーティング材料でも随意にコートされ
る。同様に、継ぎ合わせ可能な搬送ベルト72の紙側の
シーム領域50がどちらかの方法でコートされると、そ
れは硬化した発泡体(粘性ペーストからできる)または
他のポリマーコーティング材料がくっつかない材料84
でカバーされる。
【0053】熱源は粘性ペーストを発泡させまた発泡体
82を硬化させるのに用いられる。例えば、加熱帯状体
86は公称0.5 インチの厚さと、ベルト走行方向のシー
ム領域50に充分な幅を有するアルミニウムのブロック
から作り出される。加熱帯状体86は周囲温度から徐々
に発泡体が硬化する温度以上まで上げる加熱素子を含ん
でいる。
【0054】二つの加熱帯状体は、シーム領域50の厚
さが搬送ベルト72の残りのそれと同じであるように、
シーム領域50の両側からプレスされる。この位置で、
加熱帯状体86は周囲温度から発泡温度まで温度を上げ
ることが許される、そこで粘性ペーストに含まれる発泡
剤は分解してペーストを発泡させ、シーム領域50の中
の空隙に押し入る。加熱帯状体86の加熱はこの発泡温
度の上高分子樹脂材料の硬化温度まで続き、その温度で
は殆ど瞬間的に硬化する。なるべくなら、硬化温度は硬
化過程の完了を確実にするのに充分な時間維持される。
【0055】上記のように二つの加熱帯状体86を用い
る代わりに、シーム領域50を横切って加熱橇100を
曳くのもよい。図5を参照すると、加熱橇100は、粘
性ペーストに含まれる発泡剤が分解してペーストを発泡
させ、それをシーム領域50の中の空隙に押し入れる;
また高分子樹脂の硬化温度に到達して硬化過程の完了を
確実にするのに充分な時間維持されるような速度で、シ
ーム領域50に沿って搬送ベルト72の幅を横切って引
っ張られる。なるべくなら、加熱橇100がシーム領域
50を圧縮し、シーム領域50の厚さが搬送ベルト72
の残りと同じであることを保証するように、シーム領域
50の下側はこの工程の間支持されるのがよい。
【0056】図6は図5中の6−6′線で示された横断
面図である。加熱橇100はシーム領域50に沿って搬
送ベルト72を横切ってケーブル102で引っ張られ
る。搬送ベルト72上の張力は橇100へ適当な支持を
与えるが、加熱橇100がそれに対してシーム領域50
を圧縮できるように支持台104がシーム領域50の下
に置かれる。
【0057】室温で非常に長い瓶入り寿命を持った粘性
ペーストが用いられるので、シームが正確にベルトに直
交していない場合でもシームを横切って一歩一歩作業が
できる。長い瓶入り寿命はペースト物質がその性質を変
えることなしに長時間保存できることを意味する。もし
ペースト物質が長い瓶入り寿命を持つならば、加熱帯状
体86は搬送ベルト72と同じ広さを必要としない、ま
た上述のように、加熱橇100を用いることによって、
本発明の方法でそれを封じるのにシームを横切って一歩
一歩作業ができる。
【0058】硬化後、シーム領域50の紙の無い側およ
び/または紙側に当てられた材料84は除かれる、そし
て搬送ベルト72はシーム領域50が図1の第7のガイ
ドロール44のようなロールの所に来るように動かされ
る。そこで、ポリマーコーティング68の表面はシーム
領域からはみ出したシーム充填材を除くために軽い研磨
で滑らかにされる。
【0059】スリット78は他の案では別の材料で膠着
される。下記は別の材料として使用される組成の一例で
ある: 成 分 重量(%) ポリエーテル/TDI ポリウレタン プレポリマー (4.1% NCO) 76.9 ブロック重合された芳香族アミン (等価重量 - 217) 15.4 カオリンクレイ 7.7 上述の液体高分子樹脂材料と発泡剤を混合して得られる
粘性ペーストの使用、およびシーム領域50への粘性ペ
ーストの塗布に続く発泡体82の生産に対する代案とし
て、粘性ペーストの代わりにあらかじめ発泡した液体高
分子樹脂材料が使われ得る。「あらかじめ発泡した」と
はシーム領域50への材料の塗布以前に発泡がなされて
いることを意味する。これは室温またはそれに近い温度
で分解する吸熱核生成剤の使用で達成できる。これらは
当業界では容易に利用できて周知のことである。
【0060】このような発泡剤の代わりに、上記のシー
ム領域50を充填するのに用いた溶媒不要のウレタン合
成品の例で低密度充填材がそれに代わって使われ得る。
特殊な低密度充填材は液体炭水素化合物を含んだ熱可塑
性微粒の形を取る。これらの微粒は加熱で膨張し冷却し
た時に膨張した状態のまゝ残る。膨張の後でさえ、これ
らは全く小さく-ミクロン程度の直径-極度の低密度のま
ゝ残る。この種の低密度充填材の使用はしたが業員がシ
ーム領域に塗布される発泡体の密度を正確に制御するこ
とを許す。すなわち、微粒は望ましい密度に達するまで
混合物に徐々に添加される。このような低密度充填材の
一例は Expancel DE 551 である、この製品はシームの
カバーに使われる「あらかじめ発泡した」ポリマー材料
に添加されるあらかじめ膨張した熱可塑性中空微粒より
なる。
【0061】他の代案として、図7に示されるように、
固形発泡帯88がシーム領域50の上に当てられる。固
形発泡帯88は上記の所謂「あらかじめ発泡した」液体
高分子樹脂材料、または低密度充填材(微粒)を含む液
体高分子樹脂材料から製造される。固形発泡帯88は液
体高分子樹脂材料に含まれた硬化剤がポリマー鎖の端末
基団と相互作用する様式によって熱可塑性か熱硬化性か
のどちらかである。帯88が熱可塑性の場合、加熱帯状
体86のような熱源によってそれはシーム領域50に固
着される。別の案では、スリット78を固着するのに上
述したように、帯88に接着剤をあらかじめ塗ることで
そこに固着される。帯88が熱硬化性の場合、スリット
78を固着するのに上述したように、それは接着剤によ
ってシーム領域50に固着されるであろう。結局、熱可
塑性にせよ熱硬化性にせよ、帯88はシーム領域50へ
の付着は熱で活性化する接着剤により与えられる。この
目的に使える熱活性化接着剤の一例は溶媒セメントとし
て塗布されそして乾燥される熱可塑性ポリウレタン(例
えばエスタン(Estane)樹脂)である。
【0062】尚もう一つの代案として、図8に示され
る、繊維バット材料の繊維質帯90が固形発泡帯88の
代わりにシーム領域50の上に固着される。接着剤はス
リット78を固着するのに上述したものである。
【0063】これら選択すべき手段の何れにおいても、
スリット78は上の例で与えられたような、別の物質で
膠着される。膠の形成は、液体高分子樹脂材料、あらか
じめ発泡した固形帯88、または繊維質帯90をベルト
の紙と接触しない側のシーム領域50に適用する前にス
リット78に適用される。
【0064】さらに他の代案は図9と10で図解され
る。これらの図では共に、マルチストランドヤーンは基
礎布66の機械方向に向いている。マルチストランドヤ
ーンはマルチフィラメント、紡いだ短繊維または織って
作られたヤーンである。
【0065】シーム領域50での繊維バット材料64に
隙間106があることは特記される。シーム領域50の
準備中、マルチストランドヤーン108は切断されそし
て隙間106から失われた繊維バット材料64に代わっ
てシーム用ループ54の下に繊維質充填材を形成するた
めにポリマーコーティング68から離されて配置され
る。マルチストランドヤーン108は図9および10で
示されるようにシーム領域50の片側または両側から出
ている。なるべくなら、マルチストランドヤーン108
は織布工程中に基礎布に織り込まれるが、織った後で、
例えばタフト(房を作る)工程で、針で縫い込んでもよ
い。
【0066】製紙機に組み込み後、マルチストランドヤ
ーン108は、例えば商用のアクリルエアロゾル接着剤
のような、スプレー接着剤で所定の位置に保持され得
る。ポリマーコーティング68のスリット78はポリマ
ー材料を用いて閉鎖されるがなるべくなら非発泡の方が
よい。室(周囲)温で硬化するポリマー材料がこの目的
に使用されるが、同じくその硬化は加熱で促進される。
【0067】前述した本発明のすべての実施例におい
て、加熱や周囲温度ではなく、紫外線およびその他の当
業界で知られている手段で硬化する非発泡ポリマー材料
が使われてもよい。
【0068】
【発明の効果】これら各案の目的が基本的にループにな
ったシームを被覆し、またベルトの残りの圧縮特性を持
つ被覆されたシームを提供するにあることは理解される
べきである。与えられた状況の中で選ばれる方法は工場
したが業員が最短の時間で実行でき、それにより製紙機
が故障し、紙の製造に使われない時間を最小にすること
であろう。
【0069】上記の変更は当業者には明かであって、本
出願の請求範囲を越えるような変更をもたらすことはな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】製紙機で自由引き出しを排除する搬送ベルトを
含む代表的なプレスの配置を示す側面図。
【図2】その製造中の時点での高分子樹脂被覆製紙用ベ
ルトの断面図。
【図3】その製造中の続く時点での高分子樹脂被覆製紙
用ベルトの断面図。
【図4】製紙機への高分子樹脂被覆製紙用ベルトの設置
に続くシーム閉鎖方法の説明図兼その時のベルトの断面
図。
【図5】本発明の別の実施例にしたがって閉鎖される搬
送ベルトのシーム領域の平面図。
【図6】図5の6−6′線における断面図。
【図7】シーム閉鎖の別の方法の説明図。
【図8】シーム閉鎖のもう一つの方法の説明図。
【図9】シーム閉鎖の更にもう一つの方法の説明図。
【図10】図9の方法の変形例を示す断面図。
【符号の説明】
10 紙シート 12 ピックアップ布 14 第1の真空搬送ロール 16 プレス布 18 第1のガイドロール 20 プレスニップ 22 第1のプレスロール 24 第2のプレスロール 26、72 搬送ベルト 28 第2の真空搬送ロール 30 第2のガイドロール 32 第3のガイドロール 34 第4のガイドロール 36 乾燥機布 38 第1の乾燥シリンダー 40 第5のガイドロール 42 第6のガイドロール 44 第7のガイドロール 46 第8のガイドロール 48 第9のガイドロール 50 シーム領域 52 コーティング基材 54 シーム用ループ 56、108 ヤーン 58 通路 60、76 ピントル 62 ヤーン 64 繊維バット材料 66 基礎布 68 ポリマーコーティング 70 微粒子充填物 74 隙間 78 スリット 80 裂け目 82 発泡体 84 材料 86 加熱帯状体 88 固形発泡体 90 繊維質帯 100 加熱橇 102 ケーブル 104 支持台 106 隙間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロビン ロッティ−ファスナッチ アメリカ合衆国、ニュージャージー州 07849、レイク ホパトコング、サウス レイクサイド アベニュー 1ビー (72)発明者 ヘンリー エム.クック アメリカ合衆国、マサチューセッツ州 02368、ランドルフ センターストリート 376

Claims (62)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高分子樹脂被覆製紙用ベルトのシームを
    閉鎖する方法であって、 紙側、紙と接触しない側、およびシームを形成するため
    の二つの幅方向端でシーム用ループを有するピンシーム
    可能な製紙用布を準備する工程と、 前記二つの幅方向端で前記シーム用ループが互いに絡み
    合った時に形成される通路に第1のピントルを通すこと
    で前記ピンシーム可能な製紙用布を前記第1のピントル
    を有するエンドレスの形に連結する工程と、 第1の高分子樹脂材料で前記製紙用布の片面をコーティ
    ングする工程と、 前記第1の高分子樹脂材料の硬化させて前記高分子樹脂
    被覆製紙用ベルトを作る工程と、 前記第1のピントルを除去する工程と、 前記シームで前記硬化した第1の高分子樹脂材料を切断
    して前記ベルトを開放する工程と、 前記ベルトを製紙機に設置する工程と、 前記ピンシーム可能な製紙用布の前記二つの幅方向端で
    の前記シーム用ループが互いに絡み合った時に形成され
    る通路に第2のピントルを通すことで、前記ベルトをエ
    ンドレスの形に連結し、これによって前記第1の高分子
    樹脂材料が前記シーム用ループの近くに切り口を有する
    ようにする工程と、 前記ベルトのコートされていない側の前記シームを被覆
    材料でカバーし、前記シームが前記ベルトの残りの部分
    と実質的に同等な特性を有するようにする工程と、を備
    えた方法。
  2. 【請求項2】 前記シームをカバーする工程が、 第2の高分子樹脂材料と発泡剤を含む粘性ペーストを準
    備する工程と、 前記シームに前記粘性ペーストを塗布する工程と、 前記粘性ペースト中の前記発泡剤がガスを発生させ、こ
    れによって前記粘性ペーストを発泡体とする工程と、 前記発泡体を硬化させる工程と、を含む請求項1記載の
    方法。
  3. 【請求項3】 前記シームをカバーする工程が、 第2の高分子樹脂材料を含む、あらかじめ発泡した液体
    高分子樹脂材料を準備する工程と、 前記シームに前記あらかじめ発泡した液体高分子樹脂材
    料を塗布する工程と、 前記あらかじめ発泡した液体高分子樹脂材料を硬化させ
    る工程と、を含む請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記シームに塗布する前に前記第2の高
    分子樹脂材料と混合された発泡剤の分解によって前記液
    体高分子樹脂材料があらかじめ発泡させられる請求項3
    に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記シームに塗布する前に前記第2の高
    分子樹脂材料と低密度充填材の混合によって前記液体高
    分子樹脂材料があらかじめ発泡させられる請求項3に記
    載の方法。
  6. 【請求項6】 前記低密度充填材が膨張した熱可塑性微
    粒より成る請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記シームをカバーする工程が、 第2の高分子樹脂材料の固形発泡帯を準備する工程と、 前記シームの上の前記ベルトの前記コートされてない側
    に前記固形発泡帯をの貼付する工程と、を含む請求項1
    記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記固形発泡帯が熱源により貼付される
    請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記固形発泡帯が接着剤で貼付される請
    求項7に記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記シームをカバーする工程が、 繊維質打ち綿材料の繊維質帯を準備する工程と、 前記シームの上の前記ベルトの前記コートされてない側
    に前記繊維質帯をの貼付する工程と、を含む請求項1記
    載の方法。
  11. 【請求項11】 前記繊維質帯が接着剤で貼付される請
    求項10に記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記ピンシーム可能な製紙用布が、そ
    の機械方向にマルチストランドヤーンを含み、且つ前記
    シームをカバーする工程が、 前記ピンシーム可能な製紙用布の少なくとも一つの幅方
    向端の前記マルチストランドヤーンを切断する工程と、 前記ベルトの前記コートされてない側の前記シームの前
    記マルチストランドヤーンの端をの配置する工程と、を
    含む請求項1記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記マルチストランドヤーンの前記端
    がスプレー接着剤によって前記シームの所定の位置に保
    持される請求項12に記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記マルチストランドヤーンがマルチ
    フィラメントヤーンである請求項12に記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記マルチストランドヤーンが紡糸ス
    テープルヤーンである請求項12に記載の方法。
  16. 【請求項16】 前記マルチストランドヤーンが織成フ
    ィラメントヤーンである請求項12に記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記第1のピントルが粗単繊維ピント
    ルである請求項1に記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記第1のピントルがマルチフィラメ
    ントピントルである請求項1に記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記第1のピントルが撚られた単繊維
    ピントルである請求項1に記載の方法。
  20. 【請求項20】 前記第2のピントルが粗単繊維ピント
    ルである請求項1に記載の方法。
  21. 【請求項21】 前記第2のピントルがマルチフィラメ
    ントピントルである請求項1に記載の方法。
  22. 【請求項22】 前記第2のピントルが撚られた単繊維
    ピントルである請求項1に記載の方法。
  23. 【請求項23】 前記第2のピントルが粗単繊維ピント
    ルを含む複合ピントルである請求項1に記載の方法。
  24. 【請求項24】 前記第2のピントルがマルチフィラメ
    ントピントルを含む複合ピントルである請求項1に記載
    の方法。
  25. 【請求項25】 前記第2のピントルが撚られた単繊維
    ピントルを含む複合ピントルである請求項1に記載の方
    法。
  26. 【請求項26】 前記コーティング工程が、前記ピンシ
    ーム可能な製紙用布の紙側で実行され、さらに前記ピン
    シーム可能な製紙用布の前記紙と接触しない側にバット
    材料とニードリングする工程を含む請求項1に記載の方
    法。
  27. 【請求項27】 前記コーティング工程が前記ピンシー
    ム可能な製紙用布の紙側で実行され、さらに前記ピンシ
    ーム可能な製紙用布の前記紙と接触しない側を前記第1
    の高分子樹脂材料でコーティングする工程を含む請求項
    1に記載の方法。
  28. 【請求項28】 前記コーティング工程が前記ピンシー
    ム可能な製紙用布の紙側で実行され、さらに前記ピンシ
    ーム可能な製紙用布の前記紙と接触しない側を第3の高
    分子樹脂材料でコーティングする工程を含む請求項1に
    記載の方法。
  29. 【請求項29】 前記コーティング工程が前記ピンシー
    ム可能な製紙用布の紙側で実行され、そしてさらに前記
    ピンシーム可能な製紙用布の前記紙と接触しない側に繊
    維質材料の縫製織物より少ない圧縮性の材料を貼付する
    工程を含む請求項1に記載の方法。
  30. 【請求項30】 前記ピンシーム可能な製紙用布が、機
    械方向のヤーンを含み、前記シーム用ループが前記機械
    方向のヤーンにより形成される請求項1に記載の方法。
  31. 【請求項31】 さらに前記高分子樹脂被覆製紙用ベル
    トを一様な厚さで作り、そこに望ましい表面特性を付与
    するために、前記硬化工程に続いて前記第1の高分子樹
    脂材料を研磨する工程を含む請求項1に記載の方法。
  32. 【請求項32】 前記シームへの前記塗布工程に続いて
    前記カプセル化材料のカバー工程をらに含む請求項1に
    記載の方法。
  33. 【請求項33】 前記第1の高分子樹脂材料のコーティ
    ングをした前記ベルトの前記側の前記シームに前記粘性
    ペーストの塗布工程をさらに含む請求項2に記載の方
    法。
  34. 【請求項34】 前記シームへの前記塗布工程に続いて
    前記粘性ペーストをカバーする工程をらに含む請求項3
    3に記載の方法。
  35. 【請求項35】 前記発泡剤にガスを発生させ、前記発
    泡体を硬化させる工程は前記シームを圧縮している間行
    われ、それ故前記シームは前記高分子樹脂被覆製紙用ベ
    ルトの残りと同じ厚さとおよび又は圧縮特性を有する、
    請求項2に記載の方法。
  36. 【請求項36】 前記第1の高分子樹脂材料を有する前
    記高分子樹脂被覆製紙用ベルトの前記側の前記シームを
    滑らかにするために研磨する工程をさらに含む請求項1
    に記載の方法。
  37. 【請求項37】 前記発泡剤が前記粘性ペーストから発
    泡体を作り出すためにガスを発生させる前記工程は、前
    記第1の高分子樹脂材料中の前記スリットの内部に前記
    発泡体を押し込み、又前記泡硬化の前記工程が前記スリ
    ットを互いに膠着させる請求項2に記載の方法。
  38. 【請求項38】 前記シームとその両側の領域をカバー
    して前記シームの両側の隙間に前記被覆材料を塗布し、
    これにより前記高分子樹脂被覆製紙用ベルトの曲げ応力
    が前記シームよりも広い領域に亙って分布して前記スリ
    ットを前記曲げ応力から開放し、かつ前記シームの領域
    がベルトの残りのそれと等価な曲げ耐性を持つようにす
    る工程をさらに含む請求項1に記載の方法。
  39. 【請求項39】 前記スリットを第3の高分子樹脂材料
    で膠着し、第3の高分子樹脂材料を硬化させる工程をさ
    らに含む請求項1に記載の方法。
  40. 【請求項40】 前記第1の高分子樹脂材料を有する前
    記高分子樹脂被覆製紙用ベルトの前記側の前記シームを
    滑らかにするために研磨する工程をさらに含む請求項3
    9に記載の方法。
  41. 【請求項41】ピンシーム可能な製紙用布、それの二つ
    の幅方向端で機械方向のヤーンによって形作られたシー
    ム用ループを持ち該シーム用ループの絡み合わせにより
    形成された通路に導入されたピントルにより紙側と紙と
    接触しない側を持つエンドレスの形に連結された前記
    布、それにより前記ベルトのシームを構成する前記ピン
    トルとシーム用ループと、 前記ピンシーム可能な製紙用布の前記紙側への第1の高
    分子樹脂材料のコーティング、前記シームでスリットを
    持つ前記コーティングと、 前記ピンシーム可能な製紙用布の前記紙と接触しない側
    の前記シームをカバーする被覆材料と、を備えた高分子
    樹脂被覆製紙用ベルト。
  42. 【請求項42】 前記被覆材料が、前記ピンシーム可能
    な製紙用布の前記紙と接触しない側から前記シームを充
    填する第2の高分子樹脂材料の発泡体である請求項41
    に記載のベルト。
  43. 【請求項43】 前記被覆材料が第2の高分子樹脂材料
    の固形発泡体帯であり、該固形発泡帯は前記シームの上
    で前記ベルトの前記コートされてない側に貼付されてい
    る請求項41に記載のベルト。
  44. 【請求項44】 前記被覆材料が繊維バット材料の繊維
    質帯であり、該繊維質帯は前記シームの上で前記ベルト
    の前記コートされてない側に貼付される請求項41に記
    載のベルト。
  45. 【請求項45】 前記発泡体は前記スリットの中でさら
    に膨張して前記スリットを閉鎖状態に密封する請求項4
    2に記載のベルト。
  46. 【請求項46】 前記ピンシーム可能な製紙用布が、機
    械方向にマルチストランドヤーンを含み、かつ前記被覆
    材料は前記布の少なくとも一つの幅方向端から伸びて又
    前記シームの上の前記ベルトの前記コートされていない
    側をカバーする前記マルチストランドヤーンの端を含む
    請求項41に記載のベルト。
  47. 【請求項47】 前記マルチストランドヤーンの前記端
    はスプレー接着剤で前記シームの所定の位置に保持され
    る請求項46に記載のベルト。
  48. 【請求項48】 前記マルチストランドヤーンがマルチ
    フィラメントヤーンである請求項46に記載のベルト。
  49. 【請求項49】 前記マルチストランドヤーンが紡糸ス
    テープルヤーンである請求項46に記載のベルト。
  50. 【請求項50】 前記マルチストランドヤーンが織成フ
    ィラメントヤーンである請求項46に記載のベルト。
  51. 【請求項51】 前記ピンシーム可能な製紙用布の前記
    紙と接触しない側にニードリングされた繊維バット材料
    を含む請求項41に記載のベルト。
  52. 【請求項52】 前記ピンシーム可能な製紙用布の前記
    紙と接触しない側への高分子樹脂材料のコーティングを
    さらに含む請求項41に記載のベルト。
  53. 【請求項53】 さらに前記ピンシーム可能な製紙用布
    の前記紙と接触しない側に貼付された織布を含む請求項
    41に記載のベルト。
  54. 【請求項54】 さらに前記ピンシーム可能な製紙用布
    の前記紙と接触しない側に付着されたポリマー発泡体を
    含む請求項41に記載のベルト。
  55. 【請求項55】 さらに前記ピンシーム可能な製紙用布
    の前記紙と接触しない側に付着された繊維バット材料を
    縫い込んだ織物よりも少ない圧縮性の材料を含む請求項
    41に記載のベルト。
  56. 【請求項56】 前記ピントルが単繊維ピントルである
    請求項41に記載のベルト。
  57. 【請求項57】 前記ピントルが撚られた単繊維ピント
    ルである請求項41に記載のベルト。
  58. 【請求項58】 前記ピントルが撚られたマルチフィラ
    メントピントルである請求項41に記載のベルト。
  59. 【請求項59】 前記ピントルが単繊維ピントルを含む
    複合ピントルである請求項41に記載のベルト。
  60. 【請求項60】 前記ピントルが撚られた単繊維ピント
    ルを含む複合ピントルである請求項41に記載のベル
    ト。
  61. 【請求項61】 前記ピントルが撚られたマルチフィラ
    メントピントルを含む複合ピントルである請求項41に
    記載のベルト。
  62. 【請求項62】 前記スリットが硬化した第3の高分子
    樹脂材料で閉鎖状態に密封されている請求項41に記載
    のベルト。
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