JPH0860516A - 安定なスペーサー構造を有する複数シート布材料及びその製造方法 - Google Patents

安定なスペーサー構造を有する複数シート布材料及びその製造方法

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JPH0860516A
JPH0860516A JP7204262A JP20426295A JPH0860516A JP H0860516 A JPH0860516 A JP H0860516A JP 7204262 A JP7204262 A JP 7204262A JP 20426295 A JP20426295 A JP 20426295A JP H0860516 A JPH0860516 A JP H0860516A
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Karl Heinrich
カルル・ハインリッヒ
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Hoechst AG
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    • D10B2505/02Reinforcing materials; Prepregs
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スプリングバック挙動、織物表面手触り及び
形態形成性の所望の組合せを示す複数シート布材料を提
供する。 【解決手段】 複数の布のウェブと、布シートの間に伸
びそれらを規定された間隔に保つスペーサー糸を含むス
ペーサー構造とを含む複数シート布材料であって、前記
スペーサー糸がエラスチカ法で測定して0.3 GPa より高
い臨界圧縮強度 ccritを有するモノフィラメントである
前記複数シート織物材料、並びにその製造方法が開示さ
れる。スペーサー糸として使用されるモノフィラメント
は、ジカルボン酸単位及びジオール単位から成るコポリ
エステルを含み、ジカルボン酸単位は主として2,6-ナフ
タレンジカルボン酸単位であり、ジオール単位は主とし
てエチレングリコール単位である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、少くとも2の布シ
ート状構造物及び中間のスペーサー構造物を含んでお
り、好ましくは椅子張り(upholstery)及びライニングを
目的とし、スプリングバック挙動(springback behavio
r) 、布表面手触り(textile surface hand)、低いスペ
ーサー材料含有量及び改善されたリサイクル可能性の特
に有利な組合せを示す、複数シート、好ましくは2シー
トの布材料に関する。
【0002】
【従来の技術】DE-C-28 51 348は、2つのウェブ及び結
合パイル糸(スペーサー糸)を含む2シート縦編材料の
椅子及び安楽椅子家具の詰め物としての使用を開示す
る。この材料のスペーサー糸は、プラスチック、好まし
くはポリプロピレンの幅1〜3mm厚さ約0.1 mmのフィル
ムストリップである。このスペーサー糸の長所は、かな
りスムーズであり、弾力があることとされている。DE-A
-27 14 901は、スペーサー糸によってある距離をおいて
保持される複数の層から成る織布を開示する。使用され
るスペーサー糸は、布層がつぶれることを防ぐモノフィ
ラメントである。これらの二重の布は、両面が被覆され
た場合、熱交換要素として使用される。このような二重
の布は建築シートを製造するためにも使用することがで
きる。布層だけでなくスペーサー糸もまた、好ましくは
ポリエステル、ポリアミド、ポリテトラフルオロエチレ
ンまたは他の繊維材料から成る。
【0003】EP-A-0 056 592は、軽量の建築材料を製作
するための複合材料を開示し、これはそのシートがモノ
フィラメントスペーサー糸によってある距離をおいて保
たれている二重の織布から成り、両面が樹脂含浸された
繊維マットで被覆されたものである。この複合材料の布
層だけでなくスペーサー糸も、好ましくはポリエステ
ル、ポリアミド、ガラス、炭素または金属から成る。DE
-A-30 04 444は、好ましくは二重層トリコット縦編材料
である、吸収力のある二重層の布材料を開示し、これは
疎水性繊維から成り、その層は、縦方向の溝を持ち、ポ
リエチレンまたはポリプロピレンから成るフィラメント
を含むパイル糸によって、一つに結合されているもので
ある。この材料は、毛管作用で鉱油を運ぶことができ
る。
【0004】ドイツ実用新案G 90 16 062 は、椅子家具
の詰め物、衣服、そしてまた病院ベッドの下敷とする目
的で、改善された形態安定性及び失われることのないス
プリングバック性質を有する、布同時編目横列形成スペ
ーサーニットを使用することを開示する。この目的は、
ウェブに交互にかみ合い、従ってそれらを一体に結合す
る弾性のモノフィラメントのループから成るスペーサー
構造により、そこで達成される。ウェブ結合ループを形
成し、従ってスペーサー糸として作用するモノフィラメ
ントは、ウェブの間の距離が約7 mmであるとき、0.08〜
0.14mmの厚さを有するとされている。DE-C-31 39 402
は、同時の編目横列形成により編まれた複数層ウェブを
開示しており、これは少なくとも1の上部ウェブ及び1
の下部ウェブからなり、これらは実際の製造の間にスペ
ーサー糸によって一体に結合される。使用されるスペー
サー糸は、ポリエステル、ポリアクリロニトリル、ポリ
アミド、ポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリテトラ
フルオロエチレン、アラミドまたは同様のポリマーから
成るモノフィラメントである。
【0005】製造の間にスペーサー糸によって一体に結
合された上部ウェブ及び下部ウェブを有する多層ニット
ウェブは、“Kettenwirkpraxis, Karl Mayer GmbH, Obe
rtshausen, 3/79発行" により知られている。“New way
s of making terry velour on the new Raschel machin
e HDRS 7 DPLM"の記事は、図4の左側において、帯刃裁
断機による分離の前のそのような構造を示している。
【0006】
【発明が解決すべき課題】例えばインテリアのライニン
グのような装飾的な用途、あるいは衝撃吸収用建設材料
のような技術的用途に好ましく使用される複数シート布
材料、特に2シート布材料は、スペーサー糸から成る特
に安定なスペーサー構造を必要とし、この構造は材料の
最低限の性質として加えられた圧力下でシート間隔の良
好な安定化を確保し、そしてこれがより高い圧力による
圧縮の後に意図されたシート間隔へ充分に戻ることを確
保する。装飾用材としてのこの材料の使用は、特にスプ
リングバック挙動、布表面手触り及び形態形成性(forma
bility) の組合せを必要とする。しかし公知の構造は、
使用が増加するには障害となる欠陥を有する。
【0007】ますます重要になっている別のファクター
は、使用された材料の問題のない処分の必要性である。
公知の複数シート布材料におけるニットウェブの糸及び
スペーサー構造のための異なる基本材料の使用、例えば
ニットウェブに対するポリアミド糸の使用、及びポリプ
ロピレンスペーサーの使用は、これらの材料の処分にお
いてかなり不利となる。
【0008】
【課題を解決するための手段】今回驚くべきことに、下
記の複数シート布材料(multi-sheet textile material)
が特性の所望の組合せにおいて明確な改善をもたらし、
特にスプリングバック挙動、形態形成性及び布表面の感
覚的性質において有意な改善をもたらし、同時に製造を
単純化しまたそのコストを減じ、その処分をリサイクリ
ングを通して容易にすることが見出された。従って本発
明は、複数の布のウェブと、布シートの間に伸びそれら
を規定された間隔に保つスペーサー糸を含むスペーサー
構造とを含む複数シート布材料であって、前記スペーサ
ー糸がエラスチカ(Elastica)法で測定して0.3 GPa 、
好ましくは0.35 GPaより高い臨界圧縮強度(critical co
mpression strength) c critを有するモノフィラメント
である前記複数シート布材料を提供する。
【0009】前記複数シート布材料は、好ましくは2シ
ートのものである。本発明の複数シート、好ましくは2
シート布材料の上記の利点は、本質的に「エラスチカ」
曲げ方法で測定して上記で特定した0.3 GPa 、好ましく
は0.35 GPaより高い臨界圧縮強度 ccritを有するモノフ
ィラメント材料の選択に基づく。文献中にエラスチカ法
として記載されている曲げ方法は、ガラス繊維の強度及
びその弾性を測定するためのものとしてJ. Appl. Phys.
21, (1950), 380においてD. Sinclair により記載され
たものであり、臨界圧縮強度 ccritを測定するのに非常
に適しており、これは驚くべきことに、本発明の有利な
複数シート布材料を製作するためのモノフィラメントの
使用可能性についての判定基準として使用できる。
【0010】以下は、「エラスチカ」曲げ方法による臨
界圧縮強度 ccritの測定の原理とその手順についての記
述である。弾性材料でできているフィラメントを一回そ
れ自体について巻き、図1に記載したような形のループ
を形成する。この曲線は、エラスチカループとして知ら
れ、容易に測定される2つの軸の長さa及びcにより特
徴付けることができる。一様なフィラメント断面積及び
均一な弾性変形の場合、軸比率c/aは1.34の一定の値と
なる。フィラメント材料内で見られる圧縮応力及び引張
応力はループの頂点(図1の中のx/y = 0/0)で最大に達
し、そこでの曲率半径が最も小さい。圧縮応力が曲げら
れたフィラメントの内側表面において発生し、引張応力
は外側に発生する。円形繊維断面の半径をr とすると、
以下の式のように、最大圧縮応力σは、弾性率(modulu
s of elasticity)E 及び軸長さc に関連する。 σ = 2.86 * E * r/c
【0011】ループが縮むと、材料がループの頂点にお
いて弾性変形によって圧縮圧力をもはや吸収することが
できなくなり破壊するまで、c の減少とともにσは増加
する。高度に配向された(oriented)繊維の場合は、こ
れは一般に顕微鏡下にキンクバンドとして見られるディ
スロケーション(dislocations)の形成においてそれ自
身が明らかになる。それに対し、より柔らかい材料の場
合は、破壊は均一なプラスチックの不可逆的変形の形態
を取る。材料が破壊する時点は、cの関数としての軸比
率c/aの変化から決定するのが実験的に最も容易であ
る。その上ではc/a = 1.34であり、その下では軸比率c/
aがさらに減少するc とともに強く増加する臨界値 c
critが存在する。c < ccritにおいては、ループの変形
は全ての場所において純粋に弾性によるものであり、c<
ccritにおいては、よじれの結果として、最も顕著な
曲率の場所において圧縮強度を越えるときに、ループが
破壊することが多くなる。
【0012】エラスチカ試験の手順では、ループの形態
の試料モノフィラメントの断片を1mmの距離をおいた黒
い支持体とガラスプレートとの間に置くことを含む。そ
のフィラメントの端を手で徐々に引いて離し、ループを
だんだんと狭める。同時に、それぞれの軸長a及びcを
定規で計り、比率c/aをcに対してプロットする。この
ような測定の例を0.09 mm の半径を持つポリエチレンナ
フタレートのモノフィラメントについて図2に記載す
る。c > ccritにおいては軸比率c/a はほぼ一定であ
り、c < ccritにおいては非常に急速に増加しているこ
とが明らかである。
【0013】上記式により、 ccritは圧縮強度の値σ
critに変換することが可能である。 σcrit = 2.86 * E r/ ccrit 本発明の複数シート布材料のスペーサー糸はモノフィラ
メントであって、高い機械的及び化学的安定性を有し、
ジカルボン酸単位及びジオール単位から成るコポリエス
テルを含む。前記ジカルボン酸単位は主として2,6-ナフ
タレンジカルボン酸単位であり、前記ジオール単位は主
としてエチレングリコール単位である。好ましくはコポ
リエステルは、式 -O-CO-X-CO-O-Y-O- (式中、X は、85〜100 モル% の式I
【化7】 の単位、0 〜15モル% の式IIまたはIIIa〜IIIg -(CH2)K - (II) (式中、k は、1〜6の整数である)
【化8】 の1種以上の単位を含み、Y は、85〜100 モル% の式-
(CH2)n - (nは2〜6の整数であり、好ましくは2〜4
である)の単位、0〜15モル% の式-(CH2)m - (mは2〜
6の整数であり、好ましくは2〜4であり、n はm に等
しくない)、-(CHR1) r - (rは2〜6の整数であり、好
ましくは2〜4であり、R1は水素または1〜4の炭素原
子を有するアルキルである)または式
【化9】 (式中、R2は直接の単結合、または式-CH2- 、-C(CH3)2
- 、-O- 、-C(CF3)2- 、-S- または-SO2- の基である)
の1種以上の異なる単位を含む)の単位を85〜100 モル
% 含む。前記コポリエステルの化学組成の記載に示し
た、ジカルボン酸単位及びジオール単位のモル百分率の
合計は、各場合100 モル% である。
【0014】本発明の別の態様においては、スペーサー
糸は、上記に示した式 -O-CO-X-CO-O-Y-O- の単位の10モル% までが、式 -O-CO-Z-O- (式中、Z は式-CpH2p- (pは1〜6の整数である)また
は式IIIb〜IIId
【化10】 の1種以上の異なる基である)の単位で置き換えられて
いるポリエステルを含む。
【0015】本発明に従ってスペーサー糸として使用さ
れるモノフィラメントのコポリエステルは、少くとも0.
8 dl/g、好ましくは0.9〜1.5 dl/gの固有粘度を有す
る。固有粘度の測定は、ヘキサフルオロイソプロパノー
ル及びペンタフルオロフェノールの等容量部の混合物中
のポリエステルの溶液中で、25℃において行う。好まし
い態様においては、単位IIIa〜IIIgの比率はゼロであ
る。
【0016】紡糸温度及びジェット延伸比(これは押出
速度及び紡糸取り出し速度をセットすることによって決
定することができる)、及び延伸条件(drawing condit
ions)は、スペーサー糸として本発明により使用される
モノフィラメントが以下のパラメーターを持つように選
択される。25℃において15、好ましくは20 N/texを越
え、100 ℃で8 N/tex 、好ましくは10 N/texを越える初
期弾性率(initial modulus)、30〜70、好ましくは40
〜60 cN/tex の靭性(tenacity)、2 〜20% 、好ましくは
5〜10% の破断伸び、15〜40、好ましくは20〜35 cN/tex
の引掛強さ、25〜50、好ましくは30〜45 cN/tex の結
節強さ、及び200℃において1 〜20%、好ましくは5〜10%
の乾燥熱収縮。
【0017】モノフィラメント特性の特定の組合せを得
るための、組成及び紡糸パラメーターの正確な決定は、
ポリエステルの組成及び挙げられた紡糸パラメーターに
対する意図されるモノフィラメント特性の依存性を測定
することにより日常的な作業として行うことができる。
本発明によりスペーサー糸として使用されるモノフィラ
メントは、上記に記載したコポリエステルに加え、少量
の混和物及び/または添加物、例えば触媒残留物、加工
助剤、安定剤、抗酸化剤、可塑剤または滑剤を含んでい
てもよい。
【0018】通常、これらの添加剤は10重量%を越えな
い濃度で存在し、好ましくは0.01〜5重量% 、特に0.1
〜2 重量% の濃度で存在する。触媒残留物は、例えば三
酸化アンチモンまたはテトラアルコキシチタネートであ
り得る。使用される加工助剤または滑剤は、1重量% ま
での量のシロキサン、特にポリマーのジアルキルまたは
ジアリールシロキサン、塩及びワックス、及び長鎖有機
カルボン酸、即ち6を越える炭素原子を有するもの、脂
肪族、芳香族及び/またはペルフルオロ化エステル及び
エーテルであり得る。モノフィラメントはまた、無機も
しくは有機顔料または艶消剤、例えば有機着色顔料、二
酸化チタンあるいはカーボンブラックを顔料、もしくは
電導性成分として含んでもよい。使用される安定剤は、
例えばリン化合物、例えばリン酸エステルであり、また
必要に応じて粘度改変剤、及びクリスタライト融解点ま
たはガラス転位温度を改変するための物質及び結晶動力
学あるいは結晶化度に影響を与える物質を含んでもよ
い。使用される粘度改変剤としては、例えば、トリメシ
ン酸またはトリメリト酸のような多塩基カルボン酸また
はそのエステル、または多価アルコール、例えばジエチ
レングリコール、トリエチレングリコール、グリセリン
またはペンタエリスリトールが挙げられる。これらの化
合物は、少量を完成直前のポリマーに添加するか、好ま
しくはポリマーの製造における共重合成分として所望の
量で加えられる。
【0019】本発明によりスペーサー糸として使用され
るモノフィラメントのコポリエステルの芳香族核は、1
個または2個の非反応的な置換基を含むことができる。
適当な置換基は、ハロゲン原子、好ましくはフッ素また
は塩素、4個までの炭素原子を有する低級アルキル基、
例えばメチル、エチル、n-ブチル、イソブチルまたはt-
ブチル、好ましくはメチル、4個までの炭素原子を有す
る低級アルコキシ基、例えばメトキシ、エトキシまたは
ブトキシ、好ましくはメトキシである。ポリエステルの
特性を改変するために、重縮合の間に少量の1,3-プロパ
ンジオール、1,4-ブタンジオール及びプロピレングリコ
ールまたはジ−、トリ−またはポリグリコールを追加的
に加えることができる。布シートは、原則としてランダ
ムな繊維配置を有することができ、例えばステープルフ
ァイバーウェブまたは連続フィラメントウェブ(不織
布、特にスパンボンデッド)であるか、あるいは好まし
くは規則的な繊維配置(orderly fiber arrangement)
を有することができる。規則的な繊維配置を有するシー
ト状構造は、織られるかあるいは編まれたものである。
【0020】別の好ましい態様においては、隣接する布
ウェブの対の間の間隔は、0.3 〜8mm、好ましくは4 〜
6 mm である。本発明の複数シート、好ましくは2シー
トの布材料の別の好ましい態様は、150 〜1400 g/m2
好ましくは200 〜500 g/m2の基本重量を有する。布シー
トの間に伸びるスペーサー糸は、そのシート中に固定さ
れる。その固定は種々の形をとることができる。原則と
して、シート状構造が生成された後に、スペーサー糸を
それらの中に引き伸ばし、あるいは縫い入れる(stitch)
ことができ、これは接合されたランダムなウェブを含む
布シートの場合に行われる。しかし、織る工程または編
む工程を適当に構成して、シートを編むか織るかにより
製造し、実際の製造中にスペーサー糸をシート中に結合
する方がずっと好ましい。上記したように、そのような
スペーサー織りまたはスペーサー編みを製造する方法は
当業者に知られたものであり、それらの方法を実施する
効率的な機械はずっと以前より市販品として入手可能で
ある。
【0021】複数シート、好ましくは2シートの布材料
中にスペーサー糸として存在するモノフィラメントは、
20〜150 dtex、好ましくは70〜110 dtexの線密度を有す
る。スペーサー構造の中のモノフィラメントの配置は、
種々の形をとることができる。本質的な要件は、モノフ
ィラメントが複数シート布材料の領域にわたって、統計
的に均一に、あるいは非規則的に、あるいは繰り返すよ
うな形態で分布していることである。
【0022】モノフィラメントの1つの有利な配置は、
スペーサー構造中において縦糸列(warp thread row)
または編み目の横の列(course)ごと、またはそれらの
x番目ごとに並んで織り交ぜられるかあるいはかみ合わ
せられることであり、ここでx は2〜10、好ましくは2
〜5の数である。モノフィラメントスペーサー糸が1つ
の方向に伸びる縦糸列または編み目の横の列の間で互い
違いになっている場合、横滑り及び布ウェブの破壊に対
する特別な安定化が得られる。スペーサー構造はcm2
たり全体で150〜250、好ましくは180〜200スペーサー糸
の糸密度を有することが有利である。
【0023】図3〜5は、本発明の複数シート、好まし
くは2シートの布材料の3つの態様を例示として概略的
に示すものである。図3は、2つの同心のニットウェブ
(1) 及び(1')と、それらを一体に結合する、ジグザグの
線で表されたスペーサー糸(2) とを有する、円筒形の2
シートの円形の連続編み目横列形成ニット(consecutive
course formation knit) の概略図である。
【0024】図4は、本発明の2シート布材料の斜視図
からの詳細を示すものであり、2つの外側布ウェブ(1)
及び(1')を有し、その上の点は縦糸または目の縦の列(w
ale)の位置の方向線(12)及び(12') を示すものであり、
また布ウェブ(1) 及び(1')の間を行き来して通るモノフ
ィラメント(3) スペーサー糸を有する。この例ではモノ
フィラメントは、列ごとにあるいは編み目の横の列ごと
に並んで織り交ぜられるか、あるいはかみ合わされてい
る。図5は、本発明の2シート布材料の斜視図からの詳
細を示すものであり、2つの外側布ウェブ(1) 及び(1')
を有し、その上の点は縦糸または目の縦の列の位置の方
向線(12)及び(12') を示すものであり、また布ウェブ
(1) 及び(1')の間を行き来して通るモノフィラメント
(3) スペーサー糸、そして隣接する縦糸及び目の縦の列
の間に伸びる、明確にするため実線で示したスペーサー
糸(4) を有する。この例は、縦糸または目の縦の列を変
えるスペーサー糸(4)による横方向の安定化を特徴とす
る。
【0025】上記したように、本発明の複数シート布材
料の好ましい態様においては、布シートは織られてい
る。原則として、織られたシートは、すべての既知の織
物構造を有することができ、平織及びその変形、例えば
リブ、バスケット、ハッカバックまたはモックレノ、あ
や織り及びそのマニホールド変形物、例えば杉あや織り
(herringbone twill) 、平あや織り(flat twill)、編み
あや織り(plaited twill) 、格子あや織り(lattice twi
ll) 、交差あや織り(cross twill) 、ジグザクあや織り
(zigzag twill)、影あや織り(shadow twill)または影交
差あや織り(shadow cross twill)、及び種々の長さのフ
ロートをもつサテン織りが含まれる(構造の名称につい
てはDIN 61101 参照) 。
【0026】織られたシートの各々の密度は、材料の意
図された用途及び横糸及び縦糸において10〜60糸/cm の
範囲の糸の線密度によって変化する。この範囲内におい
て、織られた層の密度は異なってもよく、または好まし
くは同一であってもよい。本発明の複数シート布材料の
別の好ましい態様においては、布シートは、同時の、ま
たは連続的な編み目の横列の形成(simultaneous or con
secutive courseformation)によって編まれる。
【0027】同時の編み目の横列の形成によって編まれ
た布シートは、縦編みされたもの(warp knitted)あるい
はクーリエ編みされたもの(coulier knitted) であるこ
とができ、この場合構造はタックループあるいはフロー
トにより広範に変化させられる(DIN 62050 及び62056
参照) 。本発明の編まれた複数シート、好ましくは2シ
ートの布材料は、ワンアンドワンリブ(one and one ri
b) 構造、裏編み(purl)構造あるいは平編み(plain) 構
造及びそれらの公知の変形物、またジャカード(Jacqua
rd)パターンを有することができる。ワンアンドワンリ
ブ構造はまた、例えば、そのプレートをつけた(plated)
変形物、あるいは透かし細工(openwork)の変形物、リブ
を付した(ribbed)変形物、振りを付した(shogged) 変形
物、波打ち(wave)、タックワーク(tuckwork)、またはノ
ブ(knob)、あるいは交差したワンアンドワンリブの結合
構造の変形物も含む。
【0028】裏編み構造はまた、例えば、そのプレート
をつけた変形物、あるいは透かし細工、波状表面(broke
n face) の変形物、振りを付した変形物、再生された(t
ranslated)変形物、タックワーク、またはノブの変形物
を含む。平編み構造はまた、例えば、そのプレートをつ
けた変形物、フローティングの変形物、透かし細工、フ
ラシ天(plush) 、レイドイン(laid-in) 、タックワー
ク、またはノブの変形物を含む。織られたまたは編まれ
た構造は、本発明の複数シート布材料の意図された用途
により選択され、決定的な要因は全く装飾な観点か、あ
るいは技術的な利点である。
【0029】本発明はまた、2つの同心のニットウェブ
及びその間のスペーサー構造を含む、複数シート、好ま
しくは2シートの円形の連続または同時の編み目横列形
成ニット材料も提供する。編まれたシートのステッチ
(stitch)密度は、有利にはE16 〜E40 のマシンゲージ
に対応する。布シートの糸線密度は、10〜350 dtex、好
ましくは20〜150 dtexの範囲であり、布用途、例えば表
装布部分についての線密度は範囲の下限に近い方が有利
であり、技術的な用途、壁のライニング、家具用などの
ための荒い布についての線密度は前記範囲の上限に近い
方が有利である。繊維線密度は、一般には0.8 〜20 dte
x 、好ましくは1 〜10 dtex の範囲である。特別な用途
のためには、これらの範囲を越えるかあるいはそれ未満
の繊維線密度を使用することも可能である。
【0030】本発明の複数シート布材料の布シートのた
めの繊維材料としての使用するのに適当である繊維材料
(本発明の目的のための繊維材料は、ステープル繊維だ
けでなく連続フィラメント繊維も含む)は、天然または
合成の繊維材料である。天然繊維材料は、セルロース繊
維、例えばリネン(亜麻)、麻、ジュート、サイザルも
しくは好ましくは綿、または動物繊維(蛋白質繊維)、
例えば羊毛である。前記シートに非常に適しているのは
合成繊維である。これらは、その性質が非常に容易に用
途の要件に適合させることができるという点で天然繊維
よりも有利である。
【0031】これらの合成繊維のための原材料は付加ま
たは重縮合ポリマーを主として含み、さらに特定の性質
を得るために他のポリマー、モノマー、あるいは合成繊
維材料中に慣用的に存在させられる無機添加剤を含んで
いてもよい。例としては艶消剤がある。本発明に従って
前記材料中で主として使用される付加及び重縮合ポリマ
ーは、25℃でジクロロ酢酸中で測定して一般的には0.45
〜1.2 、好ましくは0.6 〜0.9dl/gの固有粘度を有す
る。繊維を形成する付加または縮合ポリマーは、溶融紡
糸または溶液紡糸することができる。紡糸可能な付加重
合体の例は、ポリオレフィン、ハロゲン化ポリオレフィ
ン、ポリアクリレート、ポリアクリロニトリル、ポリス
チレン及びフルオロポリマーである。
【0032】本発明の複数シート、好ましくは2シート
の布材料の糸に適当なポリオレフィンは、置換、特に塩
素及びシアノ置換ポリオレフィンも含む。そのようなポ
リオレフィン材料の例は、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリ塩化ビニル及びポリアクリロニトリルである。
このグループの繊維原材料の中の好ましいものは、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリアクリロニトリル、ポ
リテトラフルオロエチレン及びペルフルオロ化エチレン
プロピレンコポリマーであり、特にポリエチレン、及び
特にポリプロピレンである。
【0033】本発明のもう一つの態様においては、布シ
ートは、ポリエステル、特にポリアルキレンテレフタレ
ート、例えばポリエチレンテレフタレート、ポリカーボ
ネート、脂肪族または芳香族ポリアミド、ポリイミド、
ポリエーテルケトン(例えばPEK 及びPEEK)、ポリアリ
ーレンスルフィド、特にポリフェニレンスルフィド、ポ
リアセタール及びセルロースエステル、特に酢酸セルロ
ース及び三酢酸セルロースからなる群から選択された繊
維形成縮合ポリマーの繊維材料を含む。シートが芳香族
ポリアミド、ポリエーテルケトン(例えばPEK 及びPEE
K)、ポリアリーレンスルフィド、特にポリフェニレン
スルフィドから成る繊維材料を含む本発明の布材料は、
強化された化学及び/または熱安定性のための要求に特
に合致するものである。
【0034】本発明の特に好ましい態様においては、布
シートの繊維材料は、主としてポリエステルの群から選
ばれた繊維形成重縮合物、特にポリアルキレンテレフタ
レートまたは主としてポリプロピレンから成る。特にリ
サイクルによる簡単な処分のために、複数シート、好ま
しくは2シートの布材料のすべての糸がポリエステル材
料から成ることが特に好ましい。
【0035】ポリエステル材料は、原則として、繊維成
形に適当な任意の種類のものであってよい。この種類の
適当なポリエステルは、主として芳香族ジカルボン酸及
び脂肪族ジオールから誘導された構築ブロックを含む。
広く使用される芳香剤ジカルボン酸構築ブロックは、ベ
ンゼンジカルボン酸、特にテレフタル酸及びイソフタル
酸の二価ラジカルである。広く使用されるジオールは2
〜4個の炭素原子を有し、特にエチレングリコールが適
している。修飾されたポリエステルは、好ましくは少な
くとも85モル% のエチレンテレフタレート単位を含む。
残りの15モル%はジカルボン酸単位及びグリコール単位
から成り、これは修飾剤として作用し、これにより当業
者は特定の方法でフィラメントの物理的及び化学的特性
に影響を及ぼすことが可能となる。そのようなジカルボ
ン酸単位の例は、イソフタル酸またはグルタル酸、アジ
ピン酸、セバシン酸のような脂肪族ジカルボン酸のラジ
カル(radicals)であり、修飾ジオールラジカルの例
は、より長鎖のジオールのもの、例えばプロパンジオー
ルまたはブタンジオールのもの、ジ-またはトリエチレ
ングリコールのもの、または少量で存在するならば約50
0〜2000の分子量を有するポリグリコールのものであ
る。特に好ましいものは、少くとも95モル% のエチレン
テレフタレート単位を含むポリエステル、特に非修飾PE
T からなるポリエステルである。
【0036】シートがそのようなポリエステル、特にポ
リエチレンテレフタレートから成る繊維材料でできてい
る本発明の布材料は、非常に引火性が強いということは
ない。難燃性能は、難燃性となるように修飾されたポリ
エステルの使用によって増強することができる。そのよ
うな修飾された難燃性のポリマーは公知である。それら
はハロゲン化合物、特に臭素化合物の添加物を含み、あ
るいは特に有利には、ポリエステル鎖に縮合されたリン
化合物の添加物を含んでいる。本発明の特に好ましい難
燃性の複数シート布材料は、シート中に、鎖に縮合され
た式
【化11】 (式中、Rは2〜6個の炭素原子を有するアルキレンも
しくはポリメチレン、またはフェニルであり、R1は1〜
6個の炭素原子を有するアルキル、アリールまたはアラ
ルキルである)の単位を含むポリエステルから成る糸を
含む。
【0037】好ましくは、式IV中、Rはエチレンであ
り、R1はメチル、エチル、フェニルまたはo-、m-もしく
はp-メチルフェニル、特にメチルである。スペーサーモ
ノフィラメントを製造することを意図されたポリエステ
ルに式IVの単位を共縮合することも特に有利である。式
IVの単位は、15モル% まで、好ましくは1 〜10モル% の
量でポリエステル鎖中に存在するのが有利である。本発
明の複数シート、好ましくは2シート布材料中に存在す
るポリエステルは、25℃で100 mlのジクロロ酢酸中の1g
のポリマーの溶液中で測定して0.5 〜1.4の固有粘度(I
V)に対応す分子量を有するのが有利である。
【0038】本発明は、複数シート、好ましくは2シー
トの織った布で、その2つの布表面が、結合縦糸を結び
及び/または織り交ぜることにより及び/または結合横
糸により互いに予め決められた距離に固定されており、
使用されるシャフトコントロールは例えば平織り、あや
織りまたはサテン織りまたはこれらの多くの変形物の1
つをを製造するものである前記複数シート、好ましくは
2シートの織った布を製造するか、あるいは、複数シー
ト、好ましくは2シートの編んだ布で、スペーサー糸が
2つの編んだウェブの間を行き来して交互に通ってお
り、また各ウェブ中に織り交ぜられあるいはかみ合わせ
られており、ウェブのそれぞれは連続または同時の編み
目横列形成により、ワンアンドワンリブ、裏編みもしく
は平編み構造またはそれらの変形物の1つで編まれてい
る前記複数シート、好ましくは2シートの編んだ布を製
造することによる、上述の本発明の複数シート、好まし
くは2シート布材料を製造するための方法をさらに提供
し、該方法は、高い機械的及び化学的安定性を有し、ジ
カルボン酸単位及びジオール単位から成るコポリエステ
ルを含み、ジカルボン酸単位は主として2,6-ナフタレン
ジカルボン酸単位であり、ジオール単位は主としてエチ
レングリコール単位であるモノフィラメントを含むスペ
ーサー糸を機械に供給することを含む。
【0039】好ましくは、本発明の複数シート布材料を
製造するためのスペーサー糸として使用されるモノフィ
ラメントは、式 -O-CO-X-CO-O-Y-O- (式中、Xは、85〜100 モル% の式I
【化12】 の単位、0 〜15モル% の式IIまたはIIIa〜IIIg -(CH2)K - (II) (式中、kは、1〜6の整数である)
【化13】 の1種以上の単位を含み、Yは、85〜100 モル% の式-(C
H2)n - (nは2〜6の整数であり、好ましくは2〜4で
ある)の単位、0〜15モル% の式-(CH2)m - (mは2〜6
の整数であり、好ましくは2〜4であり、n はm に等し
くない)、-(CHR1) r - (rは2〜6の整数であり、好ま
しくは2〜4であり、R1は水素または1〜4の炭素原子
を有するアルキルである)または式
【化14】 (式中、R2は直接の単結合、または式-CH2- 、-C(CH3)2
- 、-O- 、-C(CF3)2- 、-S- または-SO2- の基である)
の1種以上の異なる単位を含む)の単位を85〜100 モル
% 含むコポリエステルを含む。
【0040】前記コポリエステルの化学組成の記載に示
した、ジカルボン酸単位及びジオール単位のモル百分率
の合計は、各場合100 モル% である。本発明の別の態様
においては、スペーサー糸は、上記に示した式、 -O-CO-X-CO-O-Y-O- の単位の10モル% までが、式 -O-CO-Z-O- (式中、Z は式-CpH2p- (pは1〜6の整数である)また
は式IIIb〜IIId
【化15】 の1種以上の異なる基である)の単位で置き換えられて
いるポリエステルを含む。
【0041】本発明に従ってスペーサー糸として使用さ
れるモノフィラメントのコポリエステルは、ヘキサフル
オロイソプロパノール及びペンタフルオロフェノールの
等容量部の混合物中のポリエステルの溶液中で25℃にお
いて測定して、少くとも0.8dl/g、好ましくは0.9〜1.5
dl/gの固有粘度を有する。本発明の編まれた複数シート
布材料は、例えば、HDRS 7 DPLM Raschel マシン(Karl
Mayer, Obertshausen からのもの、また上記の引用文
献、“Kettenwirkpraxis, Karl Mayer GmbH, Obertshau
sen, 3/79発行" も参照)で、スペーサー糸としての使
用が意図されたモノフィラメントを使用して、ガイドバ
ー4 で得ることができる(ガイドバー1-3及び5-7はスペ
ーサー糸を含ませることを必要としない)。
【0042】本発明によりスペーサー糸として使用され
るモノフィラメントのためのコポリエステルは、対応す
るジカルボン酸及びジオール成分の重縮合によって製造
され、有利には、まず平均固有粘度値まで溶融物中で重
縮合をおこない、そしてさらに所望の最終粘度まで固相
で縮合を行うことにより製造される。ジカルボン酸及び
ジオール成分は有利にはほぼ等モル量で存在させる。し
かし、例えば反応動力学に影響を及ぼすために有利な場
合には、2つの成分のうちの1つ、好ましくはジオール
を過剰で用いることもできる。その後重縮合の過程にお
いて、過剰のジオールは蒸発される。重縮合は従来の方
法により実施され、例えば、50モル% の対応するジカル
ボン酸及び/またはジメチルまたはジエチルカルボン酸
エステルのようなジアルキルジカルボン酸エステルと、
50モル% 以上のジオールから出発し、これらを最初に、
任意にエステル交換反応触媒の存在下で、十分なメチル
またはエチルアルコールが蒸発するまで、約200℃に加
熱し、低分子量オリゴまたはポリエステルを得る。この
低分子量エステルを第2段階で、溶融状態で約240〜290
℃の反応温度において、重縮合触媒の存在下に高分子量
ポリエステルに重縮合する。この重縮合は、約0.5〜0.8
dl/gの固有粘度まで行う。適当な触媒は、重縮合に慣
用されている触媒であり、例えばルイス酸及び塩基、ポ
リリン酸、三酸化アンチモン、チタンテトラアルコキシ
ド、ゲルマニウムテトラエトキシド、有機リン酸エステ
ル、有機亜リン酸エステル、及びこれらの混合物、例え
ばリン酸トリフェニル及び三酸化アンチモンの混合物が
好ましい。
【0043】一般にこの溶融物中での重縮合は、10時間
未満、好ましくは2〜3時間を必要とする。後の固相重
縮合のためには、最初の段階において製造した低分子量
エステルを細かく粉砕するかペレット化し、温度を220
〜270 ℃の範囲内に調整し、ポリエステル粉末またはペ
レットが凝集したり、焼けたり、溶融さえもしないよう
にする。固相重縮合の後、高分子量ポリエステルを慣用
の方法で本発明のモノフィラメントに溶融紡糸する。
【0044】コポリエステルは、好ましくは乾燥雰囲気
中または減圧下で加熱することによって紡糸の直前に乾
燥させる。次いでコポリエステルを、押出機中で溶融
し、慣用の紡糸パック中で濾過し、紡糸口金を通して押
し出す。押し出された溶融フィラメントを紡糸浴(例え
ば約70℃の水)中で冷却し、コポリエステル溶融物の押
出しの速度より大きい速度で巻き取るか取り出す。この
ように生成されたフィラメントは、その後1:4 〜1:8 、
好ましくは1:5 〜1:7 の合計延伸比(draw ratio)ま
で、好ましくは複数の段階の、特に2または3段階の後
延伸加工にかけ、一定の長さで行うかあるいは2 〜10%
、好ましくは3 〜6%の収縮を許容しながら、190 〜250
℃、好ましくは200 〜220 ℃の温度で熱硬化にかけ
る。
【0045】本発明によりモノフィラメントを製造する
ためには、240 〜300 ℃、好ましくは270 〜290 ℃の範
囲の溶融温度、及び1:15〜1:5.0 、好ましくは1:2 〜1:
3 のジェット延伸比(jet stretch ratio)を使用する
ことが有利である。より高いジェット延伸比を使用する
と、得られるモノフィラメントはより延伸しにくい(un
drawable)ものとなり、機械的性質、特に結節強さおよ
び引掛強さが劇的に悪化する。紡糸されたモノフィラメ
ントは、紡糸浴で急冷して冷却し、結晶であるが驚くべ
きことになお延伸可能なフィラメントを得るのが有利で
ある。
【0046】本発明のモノフィラメントの経済的な製造
のためには、紡糸取り出し速度は毎分5 〜30、好ましく
は10〜20 mである。本発明に従ってこのように得られた
コポリエステルモノフィラメントは、優れた収縮抵抗を
有する。例えば、4,4'- ビフェニルジカルボン酸及び2,
6-ナフタリンジカルボン酸を1:1 のモル比で含むコポリ
エステルから成る本発明のコポリエステルモノフィラメ
ントは、わずか2 〜4%の200 ℃の熱空気中の収縮を示す
のに対し、慣用の工業用ポリエステル糸は例えば約14〜
20% の200 ℃の熱空気中の収縮を示す。
【0047】先に示したように、本発明の複数シート、
好ましくは2シートの布材料はスプリングバック挙動、
布表面手触り及び形態形成性の特に有利な組合わせを有
し、そして特に全ての繊維材料が同じ種類のポリマー、
例えばポリエステルからなる場合、リサイクルにより容
易に処分できる。従って、例えば自動車の室内、特に難
燃性ポリエステルを布シート及びモノフィラメントの製
造に使用した場合は、航空機機体、高速列車のコンパー
トメント、あるいは公共空間等の室内空間の装飾やライ
ニング用に特に有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は弾性材料でできているフィラメントの
臨界圧縮強度の測定を説明する図である。
【図2】 図2は弾性材料でできているフィラメントの
臨界圧縮強度の測定を説明するグラフである。
【図3】 本発明の複数シート布材料の1つの態様を示
す概略図である。
【図4】 本発明の複数シート布材料の1つの態様を示
す概略図である。
【図5】 本発明の複数シート布材料の1つの態様を示
す概略図である。

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の布のウェブと、布シートの間に伸
    びそれらを規定された間隔に保つスペーサー糸を含むス
    ペーサー構造とを含む複数シート布材料であって、前記
    スペーサー糸がエラスチカ法で測定して0.3 GPa より高
    い臨界圧縮強度 ccritを有するモノフィラメントである
    前記複数シート布材料。
  2. 【請求項2】 スペーサー糸がエラスチカ法で測定して
    0.35 GPaより高い臨界圧縮強度 ccritを有するモノフィ
    ラメントである請求項1記載の複数シート布材料。
  3. 【請求項3】 複数シート布材料が2シートのものであ
    る請求項1または2に記載の複数シート布材料。
  4. 【請求項4】 スペーサー糸が、高い機械的及び化学的
    安定性を有し、ジカルボン酸単位及びジオール単位から
    成るコポリエステルを含み、前記ジカルボン酸単位が主
    として2,6-ナフタレンジカルボン酸単位であり、前記ジ
    オール単位が主としてエチレングリコール単位であるモ
    ノフィラメントである請求項1〜3のいずれかに記載の
    複数シート布材料。
  5. 【請求項5】 スペーサーモノフィラメントのコポリエ
    ステルが、式 -O-CO-X-CO-O-Y-O- (式中、 X は、85〜100 モル% の式I 【化1】 の単位、 0 〜15モル% の式IIまたはIIIa〜IIIg -(CH2)K - (II) (式中、k は、1〜6の整数である) 【化2】 の1種以上の単位を含み、 Y は、85〜100 モル% の式-(CH2)n - (nは2〜6の整数
    であり、好ましくは2〜4である)の単位、 0〜15モル% の式-(CH2)m - (mは2〜6の整数であり、
    好ましくは2〜4であり、n はm に等しくない)、 -(CHR1) r - (rは2〜6の整数であり、好ましくは2〜
    4であり、R1は水素または1〜4の炭素原子を有するア
    ルキルである)または式 【化3】 (式中、R2は直接の単結合、または式-CH2- 、-C(CH3)2
    - 、-O- 、-C(CF3)2- 、-S- または-SO2- の基である)
    の1種以上の異なる単位を含む)の単位を85〜100 モル
    % 含む請求項1〜4のいずれかに記載の複数シート布材
    料。
  6. 【請求項6】 スペーサー糸が、上記に示した式 -O-CO-X-CO-O-Y-O- の単位の10モル% までが、式 -O-CO-Z-O- (式中、Z は式-CpH2p- (pは1〜6の整数である)また
    は式IIIb〜IIId 【化4】 の1種以上の異なる基である)の単位で置き換えられて
    いるポリエステルを含む請求項1〜5のいずれかに記載
    の複数シート布材料。
  7. 【請求項7】 単位IIIa〜IIIgの比率B がゼロである請
    求項1〜6のいずれかに記載の複数シート布材料。
  8. 【請求項8】 スペーサーモノフィラメントのポリエス
    テルが、共縮合された形態で、式IV 【化5】 (式中、R は2〜6個の炭素原子を有するアルキレンも
    しくはポリメチレン、またはフェニルであり、R1は1〜
    6個の炭素原子を有するアルキル、アリールまたはアラ
    ルキルである)の単位を含む請求項1〜7のいずれかに
    記載の複数シート布材料。
  9. 【請求項9】 本発明に従ってスペーサー糸として使用
    されるモノフィラメントのコポリエステルが、ヘキサフ
    ルオロイソプロパノール及びペンタフルオロフェノール
    の等容量部の混合物中のポリエステルの溶液中で25℃に
    おいて測定して、少くとも0.8 dl/g、好ましくは0.9 〜
    1.5 dl/gの固有粘度を有する請求項1〜8のいずれかに
    記載の複数シート布材料。
  10. 【請求項10】 本発明に従ってスペーサー糸として使
    用されるモノフィラメントが以下のパラメーター、 25℃において15、好ましくは20 N/texを越え、100 ℃で
    8 N/tex 、好ましくは10 N/texを越える初期弾性率、 30〜70、好ましくは40〜60 cN/tex の靭性、 2 〜20% 、好ましくは5〜10% の破断伸び、 15〜40、好ましくは20〜35 cN/tex の引掛強さ、 25〜50、好ましくは30〜45 cN/tex の結節強さ、及び20
    0℃において1 〜20%、好ましくは5〜10%の乾燥熱収縮、
    を有する請求項1〜9のいずれかに記載の複数シート布
    材料。
  11. 【請求項11】 本発明に従ってスペーサー糸として使
    用されるモノフィラメントが、上記のコポリエステルに
    加え、少量の混和物及び/または添加物、例えば触媒残
    留物、加工助剤、安定剤、抗酸化剤、可塑剤または滑剤
    を含む請求項1〜10のいずれかに記載の複数シート布材
    料。
  12. 【請求項12】 スペーサー構造がcm2 あたり全体で15
    0〜250、好ましくは180〜200スペーサー糸の糸密度を有
    する請求項1〜11のいずれかに記載の複数シート布材
    料。
  13. 【請求項13】 複数シート、好ましくは2シートの布
    材料中にスペーサー糸として存在するモノフィラメント
    が、20〜150 dtex、好ましくは70〜110 dtexの線密度を
    有する請求項1〜12のいずれかに記載の複数シート布材
    料。
  14. 【請求項14】 布シートが規則的な繊維配置を有する
    請求項1〜13のいずれかに記載の複数シート布材料。
  15. 【請求項15】 布シートが織られたものであるか、編
    まれたものである請求項1〜14のいずれかに記載の複数
    シート布材料。
  16. 【請求項16】 布シートの繊維材料が、ポリエステル
    の群から選ばれた繊維形成重縮合物から主として成る請
    求項1〜15のいずれかに記載の複数シート布材料。
  17. 【請求項17】 布シートの糸のポリエステルが、少な
    くとも85モル% のエチレンテレフタレート単位を含み、
    残りの15モル% がジカルボン酸単位及びグリコール単位
    からなり、これが修飾剤として作用し、当業者が特定の
    方法でフィラメント製品の物理的及び化学的特性に影響
    を及ぼすことを可能とする請求項1〜16のいずれかに記
    載の複数シート布材料。
  18. 【請求項18】 布シートの糸のポリエステルが、鎖に
    縮合された、式 【化6】 (式中、Rは2〜6個の炭素原子を有するアルキレンも
    しくはポリメチレン、またはフェニルであり、R1は1〜
    6個の炭素原子を有するアルキル、アリールまたはアラ
    ルキルである)の単位を含むポリエステルを含む請求項
    1〜17のいずれかに記載の複数シート布材料。
  19. 【請求項19】 複数シート、好ましくは2シートの織
    った布で、その2つの布表面が、結合縦糸を結び及び/
    または織り交ぜることにより及び/または結合横糸によ
    り互いに予め決められた距離に固定されており、使用さ
    れるシャフトコントロールは例えば平織り、あや織りま
    たはサテン織りまたはこれらの多くの変形物の1つを製
    造するものである前記複数シート、好ましくは2シート
    の織った布を製造するか、あるいは、複数シート、好ま
    しくは2シートの編んだ布で、スペーサー糸が2つの編
    んだウェブの間を行き来して交互に通っており、また各
    ウェブ中に織り交ぜられあるいはかみ合わせられてお
    り、ウェブのそれぞれはワンアンドワンリブ、裏編みも
    しくは平編み構造またはそれらの変形物の1つにより編
    まれている前記複数シート、好ましくは2シートの編ん
    だ布を製造することによる、上述の本発明の複数シー
    ト、好ましくは2シート布材料を製作するための方法で
    あって、エラスチカ法で測定して0.3 GPa より高い臨界
    圧縮強度 ccritを有するモノフィラメントを含むスペー
    サー糸を機械に供給することを含む前記方法。
  20. 【請求項20】 スペーサー糸として機械に供給される
    モノフィラメントが、ジカルボン酸単位及びジオール単
    位から成るコポリエステルを含み、ジカルボン酸単位は
    主として2,6-ナフタレンジカルボン酸単位であり、ジオ
    ール単位は主としてエチレングリコール単位である請求
    項19記載の方法。
JP7204262A 1994-08-10 1995-08-10 安定なスペーサー構造を有する複数シート布材料及びその製造方法 Pending JPH0860516A (ja)

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