JPH085938A - 接眼レンズ - Google Patents

接眼レンズ

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JPH085938A
JPH085938A JP6160671A JP16067194A JPH085938A JP H085938 A JPH085938 A JP H085938A JP 6160671 A JP6160671 A JP 6160671A JP 16067194 A JP16067194 A JP 16067194A JP H085938 A JPH085938 A JP H085938A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 見掛け上の視界が75度と広く、画面全体に
渡り良好なる物体像の観察が可能な接眼レンズを得るこ
と。 【構成】 光の入射側より順に負の屈折力の第1レンズ
群と正の屈折力の第2レンズ群の2つのレンズ群を介し
て結像した中間像を正の屈折力の第3レンズ群、正の屈
折力の第4レンズ群そして光の入射側に強い正の屈折面
を向けた正の屈折力の第5レンズ群の3つのレンズ群を
介して観察するようにしたこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は接眼レンズに関し、例え
ば望遠鏡や顕微鏡に使用されたり、又は対物レンズ(撮
影レンズ)で形成された物体像(空中像)を視野角75
度以上の広視野で観察するのに好適な超広角の接眼レン
ズに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より観察面上の物体を見掛け上の視
界の拡大化を図って観察するようにした接眼レンズとし
てエルフレ型やオルソスコピック型のものが広く知られ
ている。
【0003】例えば特開昭49−115558号公報で
は2群4枚レンズより成るオルソスコピック型の接眼レ
ンズが提案されている。
【0004】特公昭63−7363号公報では3群5枚
レンズより成り、瞳孔距離の拡大化を図ったエルフレ型
の接眼レンズが提案されている。
【0005】又特開昭60−159719号公報では見
掛け視野が60度程度と広く、観察視野の周辺における
非点収差の少ない接眼レンズが提案されている。又、特
公昭63−10409号公報では見掛け視野が60度程
度と広く、観察視野全体にわたり歪曲収差が比較的少な
い接眼レンズが提案されている。
【0006】又米国特許第 4,720,183号や米国特許第
4,747,675号等では見掛け上の視野が75度以上の超広
角の接眼レンズが提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】先の特開昭60−15
9719号公報で提案されている接眼レンズは、半視野
角30度で歪曲収差が16%程度と非常に大きく、天体
望遠鏡用としては良いが、一般の双眼鏡等では像の歪が
大きいという問題点がある。
【0008】又特公昭63−10409号公報で提案さ
れている接眼レンズは、半視野角30度で歪曲収差は3
%程度と小さいが像面弯曲や非点収差が多いという問題
点がある。
【0009】又米国特許第 4,720,183号で提案されてい
る接眼レンズは諸収差は良好に補正されているが、最大
レンズ径が焦点距離の3.5倍、レンズ全長が焦点距離
の7.4倍と非常に大型であり、小型の望遠鏡や双眼鏡
には適用するのが難しいという問題点があった。
【0010】又米国特許第 4,747,675号で提案されてい
る接眼レンズは視野周辺での歪曲収差が20%と大き
く、アイレリーフ(瞳孔距離)が焦点距離の0.63倍
と短いという問題点があった。
【0011】一般に前述のエルフレ型やオルソスコピッ
ク型の接眼レンズでは見掛け上の視界を視野角が70度
程度と大きくし、接眼レンズから観察者の瞳孔位置まで
の距離(以下、この距離をアイレリーフ又は瞳孔距離と
呼ぶ)を大きくしつつ、コンパクトなレンズ構成にしよ
うとすると軸外主光線に対して収斂性の屈折レンズ面が
多くなり、諸収差を良好に補正し、高い光学性能を得る
のが大変難しくなってくる。
【0012】本発明は、見掛け上の視野角が75度程度
と広視野でありながら観察視野全体にわたり歪曲収差や
像面弯曲、色ズレ等の諸収差を良好に補正し、高い画質
の観察像が得られ、しかも瞳孔距離が長い接眼レンズの
提供を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の接眼レンズは (1−1)光の入射側より順に負の屈折力の第1レンズ
群と正の屈折力の第2レンズ群の2つのレンズ群を介し
て結像した中間像を正の屈折力の第3レンズ群、正の屈
折力の第4レンズ群そして光の入射側に強い正の屈折面
を向けた正の屈折力の第5レンズ群の3つのレンズ群を
介して観察するようにしたことを特徴としている。
【0014】(1−2)光の入射側より順に両レンズ面
が凹面の負の第1レンズより成る第1レンズ群と、入射
側に凹面を向けたメニスカス状の正の第2レンズより成
る第2レンズ群の2つのレンズ群を介して結像した中間
像を入射側に強い負の屈折面を向けた負の第3−1レン
ズと射出側に強い正の屈折面を向けた正の第3−2レン
ズとを接合した全体として正の屈折力の第3レンズ群、
正の第4−1レンズと正の第4−2レンズの2つのレン
ズより成る第4レンズ群、そして入射側に凸面を向けた
メニスカス状の負の第5−1レンズと入射側に正の屈折
面を向けた正の第5−2レンズとを接合した全体として
正の屈折力の第5レンズ群の3つのレンズ群を介して観
察するようにしたことを特徴としている。但し、この文
章で強いとはもう一方のレンズ面の屈折力より強いとの
意味である。
【0015】
【実施例】図1〜図4は本発明の接眼レンズの数値実施
例1〜4のレンズ断面図、図5〜図8は本発明の接眼レ
ンズの数値実施例1〜4の諸収差図である。
【0016】図中ELは接眼レンズであり、5つのレン
ズ群を有している。Sは被観察面であり、被写体や対物
レンズによって形成された空中像等である。MIPは中
間像が形成される位置(中間像位置)、EPは観察眼
(瞳孔)の位置(アイポイント)を示している。尚、図
中左側が光の入射側である。
【0017】G1は両レンズ面が凹面の負の第1レンズ
より成る第1レンズ群、G2は入射側に凹面を向けたメ
ニスカス状の正の第2レンズより成る第2レンズ群、M
IPは第1レンズ群G1と第2レンズ群G2の2つのレ
ンズ群を介して結像した被観察面Sの中間像の形成され
る位置を示している。G3は正の屈折力の第3レンズ群
であり、入射側に強い負の屈折面を向けた負の第3−1
レンズG3−1と射出側に強い正の屈折面を向けた正の
第3−2レンズG3−2とを接合した貼合わせレンズよ
り成っている。G4は正の屈折力の第4レンズ群であ
り、正の第4−1レンズG4−1と正の第4−2レンズ
のG4−2の2つの正レンズより成っている。G5は正
の屈折力の第5レンズ群であり、入射側に凸面を向けた
メニスカス状の負の第5−1レンズG5−1と入射側に
正の屈折面を向けた正の第5−2レンズG5−2とを接
合した貼合わせレンズより成っている。
【0018】本実施例の接眼レンズELは以上の5つの
レンズ群を有しており、このうち第1レンズ群G1と第
2レンズ群G2により中間像位置MIPに被観察面Sの
中間像を形成している。そして位置MIPに形成した中
間像を第3レンズ群G3,第4レンズ群G4,そして第
5レンズ群G5を介して位置EPより観察するようにし
ている。
【0019】次に本実施例の接眼レンズのレンズ構成の
特徴について説明する。まず光の入射側から順に中間像
の形成される位置MIPまでの間に負の屈折力の第1レ
ンズ群G1と正の屈折力の第2レンズ群G2を配置して
中間像位置MIPにおける軸外光線の高さを高くしてい
る。これによりアイレリーフを長くすると共に中間像位
置MIPより射出側の各レンズ群(G3〜G5)で発生
する非点収差やコマ収差と逆の収差を発生させて全体と
して非点収差やコマ収差をバランス良く補正している。
【0020】中間像位置MIPをはさんで光の入射側と
射出側の両方にレンズ群を配置して光の入射側において
軸外の主光線より上側の光線が光の射出側では軸外の主
光線より下側の光線となるようにし、又光の入射側にお
いて軸外の主光線より下側の光線が光の射出側では主光
線より上側の光線となるようにしている。そしてこれに
より中間像位置MIPをはさんで逆の収差が発生するよ
うにして収差補正を良好に行っている。
【0021】更に中間像位置MIPから光の射出側へ向
かってまず第3レンズ群G3として入射側に凹面を向け
た正の屈折力のレンズ群として軸外光の光軸からの高さ
を大きくしてアイレリーフを長くしている。
【0022】次に光の射出側へ向かって第4レンズ群と
して2枚の正レンズを配置してレンズのパワー(屈折
力)を分割している。これによりコマ収差や非点収差の
発生を少なくしている。
【0023】次に第5レンズ群として貼合わせレンズ面
が入射側に凸面を向け、入射側に強い屈折面を向けた正
のレンズ群としている。これにより貼合わせレンズ面に
おける軸外光線の入射角が垂直になるようにして高次の
倍率色収差の発生を少なくしている。
【0024】本実施例ではこのような構成により瞳孔距
離が焦点距離の0.9倍以上、見掛け上の視界が75度
以上有しつつ、被写体像の良好なる観察が可能な接眼レ
ンズを達成している。
【0025】本発明の目的とする超広角の接眼レンズは
以上のようにレンズ構成を特定することにより達せられ
るが、更に好ましくは次の諸条件のうち少なくとも1つ
を満足させるのが良い。
【0026】(2−1)前記第2レンズ群の射出側のレ
ンズ面の曲率半径をR2e 、前記第3レンズ群の入射側
のレンズ面の曲率半径をR3i 、該第2レンズ群と第3
レンズ群との空気間隔をDg23 、全系の焦点距離をfと
したとき 0.3 <R2e /R3i<1.4 ‥‥‥(1) 0.15<Dg23 /f <1.3 ‥‥‥(2) なる条件を満足することである。
【0027】条件式(1)は第2レンズ群の射出側のレ
ンズ面の曲率半径R2eと第3レンズ群の入射側のレンズ
面の曲率半径R3iの比について限定したものである。条
件式(1)の下限値を越える領域では第2レンズ群の射
出側のレンズ面の曲率半径R2eが相対的に小さくなりす
ぎ、非点収差がオーバーとなってくる。又条件式(1)
の上限値を越える領域では第3レンズ群の入射側のレン
ズ面の曲率半径R3iが相対的に小さくなりすぎるため、
このレンズ面の軸外光線の入射角が大きくなりすぎ、高
次の倍率色収差が増大してくるので良くない。
【0028】条件式(2)は第2レンズ群と第3レンズ
群の空気間隔と全系の焦点距離の比について限定したも
のである。条件式(2)の下限値を越える領域では中間
像位置に対して第2レンズ群や第3レンズ群が近くなり
すぎる為、レンズ面のゴミやキズそしてレンズ内の泡等
が目立ってくる。又条件式(2)の上限値を越える領域
ではレンズ全長が大きくなってしまうので良くない。
【0029】尚本発明において条件式(1),(2)の
極値の上限値または下限値もしくは両方を次の如く設定
するのが収差補正上、更に好ましい。
【0030】 0.4<R2e /R3i<1 ‥‥‥(1a) 0.5<Dg23 /f <1.2 ‥‥‥(2a) (2−2)前記第1レンズ群と全系の焦点距離を各々f
1 ,f、前記第3レンズ群の入射側と射出側のレンズ面
の曲率半径を各々R3i ,R3eとしたとき 1 <−f1 /f<5 ‥‥‥(3) 0.5<R3i/R3e<1.4 ‥‥‥(4) なる条件を満足することである。
【0031】条件式(3)は第1レンズ群の焦点距離と
全長の焦点距離の比について限定したものである。条件
式(3)の下限値を越える領域では球面収差がアンダー
となり、又条件式(3)の上限値を越える領域では第1
レンズ群のパワー(屈折力)が弱くなりすぎる為アイレ
リーフが短くなるので良くない。
【0032】条件式(4)は第3レンズ群の最も入射側
のレンズ面の曲率半径と最も射出側のレンズ面の曲率半
径の比について限定したものである。条件式(4)の下
限値を越える領域では非点収差がオーバーとなり、又条
件式(4)の上限値を越える領域ではコマ収差がオーバ
ーとなるので良くない。
【0033】尚本発明において条件式(3),(4)の
極値の上限値または下限値もしくは両方を次の如く設定
するのが収差補正上、更に好ましい。
【0034】 1.5 <−f1 /f<3 ‥‥‥(3a) 0.65<R3i/R3e<1.25 ‥‥‥(4a) (2−3)前記第3−1レンズと前記第5−1レンズの
焦点距離を各々f3i,f5i 、前記第3レンズ群の入射
側のレンズ面と前記第5レンズ群の接合レンズ面の曲率
半径を各々R3i ,R5sとしたとき 0.8<f5i/f3i<3 ‥‥‥(5) 0.5<R3i/R5s<2.2 ‥‥‥(6) なる条件を満足することである。
【0035】条件式(5)は第5レンズ群の入射側の第
5−1レンズの焦点距離と第3レンズ群の入射側の第3
−1レンズの焦点距離のに比について限定したものであ
る。条件式(5)の下限値を越える領域では第5レンズ
群の入射側の第5−1レンズのパワーが相対的に強くな
りすぎる為、レンズ径が大きくなり、又条件式(5)の
上限値を越える領域では第3レンズ群の入射側の第3−
1レンズのパワーが相対的に強くなりすぎ、高次の倍率
色収差が増大してくるので良くない。
【0036】条件式(6)は第3レンズ群の入射側のレ
ンズ面の曲率半径と第5レンズ群の接合レンズ面の曲率
半径との比について限定したものである。条件式(6)
の下限値を越える領域では高次の倍率色収差が増大し、
又条件式(6)の上限値を越える領域では歪曲収差の補
正がアンダーとなり、良くない。
【0037】(2−4)前記第1レンズ、前記第3−1
レンズ、そして前記第5−1レンズの材質の屈折率を各
々N1 ,N3i ,N5i 、該第3−1レンズと該第5−1
レンズの材質のアッベ数を各々ν3i ,ν5i 、全ての正
のレンズの材質の屈折率とアッベ数の平均値を各々N
p ,νp としたとき 15<νp −ν3i<35 ‥‥‥(7) 15<νp −ν5i<40 ‥‥‥(8) 0.05<Np −N1 <0.35 ‥‥‥(9) −0.15<N3i−Np <0.25 ‥‥(10) 0.01<N5i−Np <0.25 ‥‥(11) なる条件を満足することである。
【0038】条件式(7)は接眼レンズを構成する全て
の正レンズの材質のアッベ数の平均値と第3レンズ群の
入射側の第3−1レンズの材質のアッベ数の差について
限定したものである。条件式(7)の下限値を越える領
域では軸上色収差、倍率色収差が共にアンダーとなり、
又条件式(7)の上限値を越える領域では軸上色収差、
倍率色収差が共にオーバーとなるので良くない。
【0039】条件式(8)は接眼レンズを構成する全て
の正レンズの材質のアッベ数の平均値と第5レンズ群の
入射側の第5−1レンズの材質のアッベ数の差について
限定したものである。条件式(8)の下限値を越える領
域では軸上色収差、倍率色収差が共にアンダーとなり、
又条件式(8)の上限値を越える領域では軸上色収差、
倍率色収差が共にオーバーとなるので良くない。
【0040】条件式(9)は接眼レンズを構成する全て
の正レンズの材質の屈折率の平均値と第1レンズ群の材
質の屈折率の差について限定したものである。条件式
(9)の下限値を越える領域では像面湾曲がアンダーと
なり、又条件式(9)の上限値を越える領域では像面湾
曲がオーバーとなり良くない。
【0041】条件式(10)は第3レンズ群の入射側の
第3−1レンズの材質のアッベ数と接眼レンズを構成す
る全ての正レンズの材質の屈折率の平均値の差について
限定したものである。条件式(10)の下限値を越える
とコマ収差が増大し、又条件式(10)の上限値を越え
ると像面湾曲がアンダーとなり良くない。
【0042】条件式(11)は第5レンズ群の入射側の
第5−1レンズの材質の屈折率と接眼レンズを構成する
全ての正レンズの材質の屈折率の平均値の差について限
定したものである。条件式(11)の下限値を越える領
域ではコマ収差が増大し、又条件式(11)の上限値を
越える領域では像面湾曲がアンダーとなり良くない。
【0043】次に本発明の数値実施例を示す。数値実施
例においてRiは被観察面側より順に第i番目のレンズ
面の曲率半径、Diは被観察面側より第i番目のレンズ
厚及び空気間隔、Niとνiは各々被観察面側より順に
第i番目のレンズのガラスの屈折率とアッベ数である。
又前述の各条件式と数値実施例における諸数値との関係
を表−1に示す。
【0044】〈数値実施例1〉 f= 16.59 瞳径φ3.3 2ω= 75° R 1= -34.25 D 1= 1.5 N 1=1.51742 ν 1= 52.4 R 2= 34.25 D 2= 5.64 R 3= -33.30 D 3= 4.8 N 2=1.83400 ν 2= 37.2 R 4= -19.47 D 4= 12.0 R 5= -25.71 D 5= 3.0 N 3=1.64769 ν 3= 33.8 R 6= 63.09 D 6= 14.6 N 4=1.60311 ν 4= 60.7 R 7= -29.62 D 7= 0.2 R 8= 142.33 D 8= 7.9 N 5=1.69680 ν 5= 55.5 R 9= -58.78 D 9= 0.2 R10= 50.15 D10= 4.9 N 6=1.69680 ν 6= 55.5 R11= 194.27 D11= 0.2 R12= 36.47 D12= 2.0 N 7=1.84666 ν 7= 23.8 R13= 16.04 D13= 9.6 N 8=1.69680 ν 8= 55.5 R14= 84.78 D14= 15.0 R15= アイホ゜イント 〈数値実施例2〉 f= 16.54 瞳径φ3.3 2ω= 75° R 1= -30.39 D 1= 1.50 N 1=1.51742 ν 1= 52.4 R 2= 34.68 D 2= 5.43 R 3= -38.83 D 3= 5.08 N 2=1.83400 ν 2= 37.2 R 4= -19.79 D 4= 12.00 R 5= -25.50 D 5= 3.00 N 3=1.64769 ν 3= 33.8 R 6= 52.60 D 6= 15.40 N 4=1.60311 ν 4= 60.7 R 7= -29.55 D 7= 0.20 R 8= 123.40 D 8= 7.47 N 5=1.69680 ν 5= 55.5 R 9= -66.40 D 9= 0.20 R10= 46.65 D10= 5.06 N 6=1.69680 ν 6= 55.5 R11= 176.98 D11= 0.20 R12= 37.00 D12= 2.00 N 7=1.84666 ν 7= 23.8 R13= 16.25 D13= 8.98 N 8=1.69680 ν 8= 55.5 R14= 82.86 D14= 15.00 R15= アイホ゜イント 〈数値実施例3〉 f= 14.99 瞳径φ3 2ω= 75° R 1= -31.53 D 1= 1.50 N 1=1.51742 ν 1= 52.4 R 2= 31.53 D 2= 5.36 R 3= -26.32 D 3= 4.37 N 2=1.83400 ν 2= 37.2 R 4= -17.95 D 4= 12.00 R 5= -25.66 D 5= 3.00 N 3=1.64769 ν 3= 33.8 R 6= 49.47 D 6= 14.49 N 4=1.60311 ν 4= 60.7 R 7= -28.84 D 7= 0.20 R 8=-6400.84 D 8= 6.11 N 5=1.69680 ν 5= 55.5 R 9= -56.91 D 9= 0.20 R10= 42.53 D10= 7.27 N 6=1.69680 ν 6= 55.5 R11= -950.02 D11= 0.20 R12= 38.83 D12= 2.00 N 7=1.84666 ν 7= 23.8 R13= 16.00 D13= 10.29 N 8=1.69680 ν 8= 55.5 R14= 101.68 D14= 15.00 R15= アイホ゜イント 〈数値実施例4〉 f= 12.11 瞳径φ2.4 2ω= 75° R 1= -19.09 D 1= 1.50 N 1=1.51742 ν 1= 52.4 R 2= 45.16 D 2= 4.24 R 3= -18.41 D 3= 3.37 N 2=1.83400 ν 2= 37.2 R 4= -14.53 D 4= 12.00 R 5= -26.48 D 5= 3.00 N 3=1.72825 ν 3= 28.5 R 6= 30.56 D 6= 15.21 N 4=1.60311 ν 4= 60.7 R 7= -24.88 D 7= 0.20 R 8= 966.76 D 8= 5.53 N 5=1.69680 ν 5= 55.5 R 9= -56.74 D 9= 0.20 R10= 32.04 D10= 6.40 N 6=1.77250 ν 6= 49.6 R11= 139.60 D11= 0.20 R12= 49.43 D12= 2.00 N 7=1.80518 ν 7= 25.4 R13= 16.00 D13= 10.71 N 8=1.69680 ν 8= 55.5 R14= 1405.35 D14= 15.00 R15= アイホ゜イント
【0045】
【表1】
【0046】
【発明の効果】本発明によれば以上のように各要素を設
定することにより、見掛け上の視野角が75度程度と広
視野でありながら観察視野全体にわたり歪曲収差や像面
弯曲、色ズレ等の諸収差を良好に補正し、高い画質の観
察像が得られ、しかも瞳孔距離が長い接眼レンズを達成
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の数値実施例1のレンズ断面図
【図2】 本発明の数値実施例2のレンズ断面図
【図3】 本発明の数値実施例3のレンズ断面図
【図4】 本発明の数値実施例4のレンズ断面図
【図5】 本発明の数値実施例1の諸収差図
【図6】 本発明の数値実施例2の諸収差図
【図7】 本発明の数値実施例3の諸収差図
【図8】 本発明の数値実施例4の諸収差図
【符号の説明】
EL 接眼レンズ S 被観察面 EP アイポイント G1 第1レンズ群 G2 第2レンズ群 G3 第3レンズ群 G4 第4レンズ群 G5 第5レンズ群 d d線 c c線 F F線 M メリディオナル像面 S サジタル像面

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光の入射側より順に負の屈折力の第1レ
    ンズ群と正の屈折力の第2レンズ群の2つのレンズ群を
    介して結像した中間像を正の屈折力の第3レンズ群、正
    の屈折力の第4レンズ群そして光の入射側に強い正の屈
    折面を向けた正の屈折力の第5レンズ群の3つのレンズ
    群を介して観察するようにしたことを特徴とする接眼レ
    ンズ。
  2. 【請求項2】 光の入射側より順に両レンズ面が凹面の
    負の第1レンズより成る第1レンズ群と、入射側に凹面
    を向けたメニスカス状の正の第2レンズより成る第2レ
    ンズ群の2つのレンズ群を介して結像した中間像を入射
    側に強い負の屈折面を向けた負の第3−1レンズと射出
    側に強い正の屈折面を向けた正の第3−2レンズとを接
    合した全体として正の屈折力の第3レンズ群、正の第4
    −1レンズと正の第4−2レンズの2つのレンズより成
    る第4レンズ群、そして入射側に凸面を向けたメニスカ
    ス状の負の第5−1レンズと入射側に正の屈折面を向け
    た正の第5−2レンズとを接合した全体として正の屈折
    力の第5レンズ群の3つのレンズ群を介して観察するよ
    うにしたことを特徴とする接眼レンズ。
  3. 【請求項3】 前記第2レンズ群の射出側のレンズ面の
    曲率半径をR2e 、前記第3レンズ群の入射側のレンズ
    面の曲率半径をR3i 、該第2レンズ群と第3レンズ群
    との空気間隔をDg23 、全系の焦点距離をfとしたとき 0.3 <R2e /R3i<1.4 0.15<Dg23 /f <1.3 なる条件を満足することを特徴とする請求項1又は2の
    接眼レンズ。
  4. 【請求項4】 前記第1レンズ群と全系の焦点距離を各
    々f1 ,f、前記第3レンズ群の入射側と射出側のレン
    ズ面の曲率半径を各々R3i ,R3eとしたとき 1 <−f1 /f<5 0.5<R3i/R3e<1.4 なる条件を満足することを特徴とする請求項1又は2の
    接眼レンズ。
  5. 【請求項5】 前記第3−1レンズと前記第5−1レン
    ズの焦点距離を各々f3i ,f5i 、前記第3レンズ群の
    入射側のレンズ面と前記第5レンズ群の接合レンズ面の
    曲率半径を各々R3i ,R5sとしたとき 0.8<f5i/f3i<3 0.5<R3i/R5s<2.2 なる条件を満足することを特徴とする請求項2,3又は
    4の接眼レンズ。
  6. 【請求項6】 前記第1レンズ、前記第3−1レンズ、
    そして前記第5−1レンズの材質の屈折率を各々N1
    3i ,N5i 、該第3−1レンズと該第5−1レンズの
    材質のアッベ数を各々ν3i,ν5i 、全ての正のレンズ
    の材質の屈折率とアッベ数の平均値を各々Np ,νp
    したとき 15<νp −ν3i<35 15<νp −ν5i<40 0.05<Np −N1 <0.35 −0.15<N3i−Np <0.25 0.01<N5i−Np <0.25 なる条件を満足することを特徴とする請求項2,3,4
    又は5の接眼レンズ。
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