JPH0859138A - 階段昇降装置 - Google Patents
階段昇降装置Info
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- JPH0859138A JPH0859138A JP6219420A JP21942094A JPH0859138A JP H0859138 A JPH0859138 A JP H0859138A JP 6219420 A JP6219420 A JP 6219420A JP 21942094 A JP21942094 A JP 21942094A JP H0859138 A JPH0859138 A JP H0859138A
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- Japan
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- stairs
- guide
- guide device
- guide rails
- chain
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- Types And Forms Of Lifts (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 駅構内等において、人が乗った車椅子等を載
せて階段を昇降する小型、簡易で安価な装置を提供す
る。 【構成】 階段Sに沿って斜めにガイド装置1を設け、
このガイド装置1に沿って、モータ5で駆動するチェー
ン4を掛け回す。ガイド装置1に案内されて階段Sに沿
って昇降するように、牽引装置2を設け、これをチェー
ン4に結合する。ガイド装置1の上下一対のガイドレー
ル6,7に、牽引装置2のローラ8,9,10を転動可
能に係合させる。牽引装置2に、常時水平状態を維持す
るように荷台3を支持する。荷台3の荷重で、牽引装置
2にモーメントを付与し、常時ローラ8,10をガイド
レール6,7に圧接させつつ所定の傾斜状態を維持させ
る。不使用時には、荷台3をガイド装置1側へ起立さ
せ、占有スペースを縮小する。
せて階段を昇降する小型、簡易で安価な装置を提供す
る。 【構成】 階段Sに沿って斜めにガイド装置1を設け、
このガイド装置1に沿って、モータ5で駆動するチェー
ン4を掛け回す。ガイド装置1に案内されて階段Sに沿
って昇降するように、牽引装置2を設け、これをチェー
ン4に結合する。ガイド装置1の上下一対のガイドレー
ル6,7に、牽引装置2のローラ8,9,10を転動可
能に係合させる。牽引装置2に、常時水平状態を維持す
るように荷台3を支持する。荷台3の荷重で、牽引装置
2にモーメントを付与し、常時ローラ8,10をガイド
レール6,7に圧接させつつ所定の傾斜状態を維持させ
る。不使用時には、荷台3をガイド装置1側へ起立さ
せ、占有スペースを縮小する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、荷物を載せて階段を昇
降する装置に関し、特に、鉄道の駅構内等において、人
が乗った車椅子を搬送するのに適した階段昇降装置に係
るものである。
降する装置に関し、特に、鉄道の駅構内等において、人
が乗った車椅子を搬送するのに適した階段昇降装置に係
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、人が乗った車椅子を載せて階段を
昇降する簡易な装置がなく、例えば駅構内等において
は、不使用時に歩行者の通行の妨げになるし、コスト高
になる等の理由で、昇降装置の設置は思うに任せなかっ
た。
昇降する簡易な装置がなく、例えば駅構内等において
は、不使用時に歩行者の通行の妨げになるし、コスト高
になる等の理由で、昇降装置の設置は思うに任せなかっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、人が乗った
車椅子等を載せて階段を昇降する小型、簡易で安価な装
置を提供することを課題としている。
車椅子等を載せて階段を昇降する小型、簡易で安価な装
置を提供することを課題としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明においては、上記
課題を解決するため、階段Sに沿って斜めに伸びるよう
にガイド装置1を設け、このガイド装置1に沿って、モ
ータ5で駆動するチェーン4を掛け回すと共に、ガイド
装置1に案内されて階段Sに沿って昇降するように、チ
ェーン4に牽引装置2を結合し、ガイド装置1には、上
下に相対向した一対のガイドレール6,7を設け、牽引
装置2には、常時水平状態を維持するように荷台3を支
持すると共に、上下のガイドレール6,7に係合しつつ
転動する複数のローラ8,9,10を片側に設けて階段
昇降装置を構成した。
課題を解決するため、階段Sに沿って斜めに伸びるよう
にガイド装置1を設け、このガイド装置1に沿って、モ
ータ5で駆動するチェーン4を掛け回すと共に、ガイド
装置1に案内されて階段Sに沿って昇降するように、チ
ェーン4に牽引装置2を結合し、ガイド装置1には、上
下に相対向した一対のガイドレール6,7を設け、牽引
装置2には、常時水平状態を維持するように荷台3を支
持すると共に、上下のガイドレール6,7に係合しつつ
転動する複数のローラ8,9,10を片側に設けて階段
昇降装置を構成した。
【0005】また、不使用時の占有スペースを縮小する
ため、荷台3をガイド装置1側へ起立可能に構成した。
ため、荷台3をガイド装置1側へ起立可能に構成した。
【0006】さらに、階段Sの踊り場Lでの移動を円滑
に行わせるため、荷台3の荷重により、牽引装置2にモ
ーメントを付与して、常時ローラ8,ローラ10をガイ
ドレール6,7に圧接させつつ所定の傾斜状態を維持さ
せ、ガイド装置1の上下ガイドレール6,7には、階段
Sの踊り場Lに対応する部分に水平部6a,7aを設
け、踊り場Lにおいて、牽引装置2の所定の傾斜状態を
維持しつつ、これを水平移動させるべく、上下ガイドレ
ール6,7の水平部6a,7aに所定の大間隔を置き、
かつ水平部6a,7aを階段Sの進行方向にずらして構
成した。
に行わせるため、荷台3の荷重により、牽引装置2にモ
ーメントを付与して、常時ローラ8,ローラ10をガイ
ドレール6,7に圧接させつつ所定の傾斜状態を維持さ
せ、ガイド装置1の上下ガイドレール6,7には、階段
Sの踊り場Lに対応する部分に水平部6a,7aを設
け、踊り場Lにおいて、牽引装置2の所定の傾斜状態を
維持しつつ、これを水平移動させるべく、上下ガイドレ
ール6,7の水平部6a,7aに所定の大間隔を置き、
かつ水平部6a,7aを階段Sの進行方向にずらして構
成した。
【0007】
【作用】請求項1に記載の階段昇降装置においては、荷
台3上に、例えば車椅子と共に人が乗り、モータ5に
て、チェーン4を介して牽引装置2を引き上げる。牽引
装置2の複数のローラ8,9,10が夫々上下のガイド
レール6,7に係合しつつ転動し、牽引装置2はガイド
装置1に沿って上昇する。この間、荷台3は水平状態を
維持しつつ、牽引装置2と共に階段Sを上昇する。
台3上に、例えば車椅子と共に人が乗り、モータ5に
て、チェーン4を介して牽引装置2を引き上げる。牽引
装置2の複数のローラ8,9,10が夫々上下のガイド
レール6,7に係合しつつ転動し、牽引装置2はガイド
装置1に沿って上昇する。この間、荷台3は水平状態を
維持しつつ、牽引装置2と共に階段Sを上昇する。
【0008】請求項2に記載の如く、荷台3をガイド装
置1側へ起立可能に構成した場合には、不使用時に荷台
3を起立させて占有スペースを縮小し、歩行者の通路を
広げる。
置1側へ起立可能に構成した場合には、不使用時に荷台
3を起立させて占有スペースを縮小し、歩行者の通路を
広げる。
【0009】請求項3に記載の階段昇降装置において
は、荷台3の荷重により、牽引装置2にモーメントを付
与し、常時ローラ8,10をガイドレール6,7に圧接
させつつ所定の傾斜状態を維持させる。牽引装置2が階
段Sの踊り場Lを通過するときには、牽引装置2が所定
の傾斜状態を維持したまま上下ガイドレール6,7の水
平部6a,7aに至る。上下ガイドレール6,7の水平
部6a,7aの相互間隔は、傾斜部6b,7bの相互間
隔より広く、かつその位置は牽引装置2の傾斜に対応し
て階段Sの進行方向にずれているから、牽引装置2は所
定の傾斜状態を維持したまま上下ガイドレール6,7の
水平部6a,7aを通過する。
は、荷台3の荷重により、牽引装置2にモーメントを付
与し、常時ローラ8,10をガイドレール6,7に圧接
させつつ所定の傾斜状態を維持させる。牽引装置2が階
段Sの踊り場Lを通過するときには、牽引装置2が所定
の傾斜状態を維持したまま上下ガイドレール6,7の水
平部6a,7aに至る。上下ガイドレール6,7の水平
部6a,7aの相互間隔は、傾斜部6b,7bの相互間
隔より広く、かつその位置は牽引装置2の傾斜に対応し
て階段Sの進行方向にずれているから、牽引装置2は所
定の傾斜状態を維持したまま上下ガイドレール6,7の
水平部6a,7aを通過する。
【0010】
【実施例】図面を参照して本発明の一実施例を説明す
る。図1は階段昇降装置の側面図、図2は階段昇降装置
の平面図、図3は階段昇降装置の一部の側面図、図4は
階段昇降装置の一部の平面図、図5は牽引装置の側面
図、図6は牽引装置の平面図、図7は図6におけるVII
−VII断面図、図8は図6におけるVIII−VIII断面図で
ある。
る。図1は階段昇降装置の側面図、図2は階段昇降装置
の平面図、図3は階段昇降装置の一部の側面図、図4は
階段昇降装置の一部の平面図、図5は牽引装置の側面
図、図6は牽引装置の平面図、図7は図6におけるVII
−VII断面図、図8は図6におけるVIII−VIII断面図で
ある。
【0011】図1において、階段昇降装置は、階段Sに
沿って斜めに伸びるように設けられたガイド装置1と、
このガイド装置1に案内されて階段Sに沿って昇降自在
の牽引装置2と、この牽引装置2に常時水平状態を維持
するように支持された荷台3と、ガイド装置1に沿って
牽引装置2を昇降させるためのモータ5駆動のチェーン
4とを具備している。ガイド装置1は、例えば階段の側
壁面に固定され、上下に相対向した一対のガイドレール
6,7を有する。牽引装置2は、上下のガイドレール
6,7に係合しつつ転動する複数のローラ8,9,10
を片側に備えている。
沿って斜めに伸びるように設けられたガイド装置1と、
このガイド装置1に案内されて階段Sに沿って昇降自在
の牽引装置2と、この牽引装置2に常時水平状態を維持
するように支持された荷台3と、ガイド装置1に沿って
牽引装置2を昇降させるためのモータ5駆動のチェーン
4とを具備している。ガイド装置1は、例えば階段の側
壁面に固定され、上下に相対向した一対のガイドレール
6,7を有する。牽引装置2は、上下のガイドレール
6,7に係合しつつ転動する複数のローラ8,9,10
を片側に備えている。
【0012】図1に示すように、ガイド装置1の上下ガ
イドレール6,7は、階段の踊り場Lに対応する部位に
水平部6a,7aを有する。上下水平部6a,7a間に
は、傾斜部6b,7b間よりも大きな所定の間隔が設け
られ、かつ相互に階段Sの進行方向に位置がずれてい
る。
イドレール6,7は、階段の踊り場Lに対応する部位に
水平部6a,7aを有する。上下水平部6a,7a間に
は、傾斜部6b,7b間よりも大きな所定の間隔が設け
られ、かつ相互に階段Sの進行方向に位置がずれてい
る。
【0013】図2ないし図8に示すように、牽引装置2
は、ローラ8,9,10を有する牽引部材11と、この
牽引部材11の側面に、ヒンジ部12を介して蝶着され
た支持枠13とを有する。牽引部材11は、ガイドレー
ル6,7の側面に沿うように伸びるチャンネル鋼材から
成り、その一方の側面に、ガイドレール6,7に係合す
るローラ8,9,10が軸支され、またガイドレール
6,7間へ延出してチェーン4に結合された連結ロッド
16を有する。牽引部材11の他方の側面側の両端部に
支持枠13が蝶着されている。支持枠13は、牽引部材
11に沿う角筒材である。荷台3の底板14は、一端の
ガイド装置1側の隅において、支持枠13の中央部に、
軸15で枢着され、かつ支持枠13に対して所定の延出
角度で支持されている。従って、荷台3は、不使用時
に、支持枠13と共にガイド装置1側へ起立させておく
ことができる。牽引装置2は、使用時には、荷台3の荷
重により、図3において矢印方向のモーメントが付与さ
れ傾斜状態を維持する。従って、牽引装置2は、所定の
傾斜状態を維持しつつ、ガイドレール6,7の傾斜部6
b,7b、水平部6a,7aを移動することができる。
また、軸15には、踏板17の一隅が枢支されている。
は、ローラ8,9,10を有する牽引部材11と、この
牽引部材11の側面に、ヒンジ部12を介して蝶着され
た支持枠13とを有する。牽引部材11は、ガイドレー
ル6,7の側面に沿うように伸びるチャンネル鋼材から
成り、その一方の側面に、ガイドレール6,7に係合す
るローラ8,9,10が軸支され、またガイドレール
6,7間へ延出してチェーン4に結合された連結ロッド
16を有する。牽引部材11の他方の側面側の両端部に
支持枠13が蝶着されている。支持枠13は、牽引部材
11に沿う角筒材である。荷台3の底板14は、一端の
ガイド装置1側の隅において、支持枠13の中央部に、
軸15で枢着され、かつ支持枠13に対して所定の延出
角度で支持されている。従って、荷台3は、不使用時
に、支持枠13と共にガイド装置1側へ起立させておく
ことができる。牽引装置2は、使用時には、荷台3の荷
重により、図3において矢印方向のモーメントが付与さ
れ傾斜状態を維持する。従って、牽引装置2は、所定の
傾斜状態を維持しつつ、ガイドレール6,7の傾斜部6
b,7b、水平部6a,7aを移動することができる。
また、軸15には、踏板17の一隅が枢支されている。
【0014】補助支持枠18は、支持枠13と同様の角
筒材で、支持枠13と平行に、底板14の反対側に、軸
15と同心上の軸19で枢着されており、支持枠13と
共に、荷台の底板14を所定の延出角度で載せ受けてい
る。補助支持枠18の外側には、階段上を這うように昇
降できるクローラ20が取付けられている。即ち、クロ
ーラ20は、両側一対のプーリー21,22に、ベルト
23を掛け回して成り、プーリー21,22が、補助支
持枠18に軸支されている。
筒材で、支持枠13と平行に、底板14の反対側に、軸
15と同心上の軸19で枢着されており、支持枠13と
共に、荷台の底板14を所定の延出角度で載せ受けてい
る。補助支持枠18の外側には、階段上を這うように昇
降できるクローラ20が取付けられている。即ち、クロ
ーラ20は、両側一対のプーリー21,22に、ベルト
23を掛け回して成り、プーリー21,22が、補助支
持枠18に軸支されている。
【0015】荷台3は、底板14、保護柵24、渡し板
25を備えている。底板14は、常時水平を維持するよ
うに、支持枠13、補助支持枠18に支持されている。
保護柵24は、底板14の両側縁に、起立、転倒自在に
取付けられており、不使用時に底板14上に折り重ねら
れる。渡し板25は、踏板17の反対側の底板14の縁
に枢着されており、底板14から展開させた状態で、底
板14と階下の床面との間に架橋し、不使用時には、底
板14上に折り重ねられる。そして、不使用時には、保
護柵24、渡し板25を底板14上に折り重ねた状態
で、底板14もろとも、支持枠13と共に、ガイドレー
ル2側へ起立させて、階段の通行の妨げにならないよう
に保持することができる。
25を備えている。底板14は、常時水平を維持するよ
うに、支持枠13、補助支持枠18に支持されている。
保護柵24は、底板14の両側縁に、起立、転倒自在に
取付けられており、不使用時に底板14上に折り重ねら
れる。渡し板25は、踏板17の反対側の底板14の縁
に枢着されており、底板14から展開させた状態で、底
板14と階下の床面との間に架橋し、不使用時には、底
板14上に折り重ねられる。そして、不使用時には、保
護柵24、渡し板25を底板14上に折り重ねた状態
で、底板14もろとも、支持枠13と共に、ガイドレー
ル2側へ起立させて、階段の通行の妨げにならないよう
に保持することができる。
【0016】この実施例の階段昇降装置においては、図
1ないし図3に示すように、牽引装置2が階下の床に接
地した最下位にあるとき、渡り板25を介して車椅子が
荷台上3に乗り込むことができる。荷台3上に、例えば
車椅子と共に人が乗り、モータ5にてチェーン4を介し
て牽引装置2を引き上げる。牽引装置2の複数のローラ
8,9,10が、夫々上下のガイドレール6,7に係合
しつつ転動し、牽引装置2はガイド装置1に沿って上昇
する。この間、荷台3は水平状態を維持しつつ、クロー
ラ20で階段を這い上がりながら、牽引装置2と共に階
段Sを上昇する。
1ないし図3に示すように、牽引装置2が階下の床に接
地した最下位にあるとき、渡り板25を介して車椅子が
荷台上3に乗り込むことができる。荷台3上に、例えば
車椅子と共に人が乗り、モータ5にてチェーン4を介し
て牽引装置2を引き上げる。牽引装置2の複数のローラ
8,9,10が、夫々上下のガイドレール6,7に係合
しつつ転動し、牽引装置2はガイド装置1に沿って上昇
する。この間、荷台3は水平状態を維持しつつ、クロー
ラ20で階段を這い上がりながら、牽引装置2と共に階
段Sを上昇する。
【0017】牽引装置2が踊り場Lに至ると、上下のロ
ーラ8,9,10は、同時にガイドレール6,7の水平
部6a,7aに至る。水平部6a,7aは、上下間隔が
広いが、牽引装置2は、荷台3の荷重によるモーメント
で、上部ローラ8を上部ガイドレール6に、また下部ロ
ーラ10を下部ガイドレール7に夫々圧接させ、所定の
傾斜状態を維持しつつ、水平部6a,7aを移動する。
従って、この間にも、荷台3は水平に保たれている。牽
引装置2が階段Sの最上部に至ったら、踏板17を上階
の床側へ展開する。車椅子は荷台3から踏板17を経
て、円滑に上階へ降りることができる。
ーラ8,9,10は、同時にガイドレール6,7の水平
部6a,7aに至る。水平部6a,7aは、上下間隔が
広いが、牽引装置2は、荷台3の荷重によるモーメント
で、上部ローラ8を上部ガイドレール6に、また下部ロ
ーラ10を下部ガイドレール7に夫々圧接させ、所定の
傾斜状態を維持しつつ、水平部6a,7aを移動する。
従って、この間にも、荷台3は水平に保たれている。牽
引装置2が階段Sの最上部に至ったら、踏板17を上階
の床側へ展開する。車椅子は荷台3から踏板17を経
て、円滑に上階へ降りることができる。
【0018】不使用時には、保護柵24、渡し板25を
底板14上に折り重ねた状態で、底板14もろとも、支
持枠13と共に、ガイドレール2側へ起立させれば、階
段側へ装置が張り出さないから、一般の通行の妨げにな
らない。
底板14上に折り重ねた状態で、底板14もろとも、支
持枠13と共に、ガイドレール2側へ起立させれば、階
段側へ装置が張り出さないから、一般の通行の妨げにな
らない。
【0019】
【発明の効果】以上のように、本発明においては、階段
Sに沿って斜めに伸びるようにガイド装置1を設け、こ
のガイド装置1に沿って、モータ5で駆動するチェーン
4を掛け回すと共に、ガイド装置1に案内されて階段S
に沿って昇降するように、チェーン4に牽引装置2を結
合し、ガイド装置1には、上下に相対向した一対のガイ
ドレール6,7を設け、牽引装置2には、常時水平状態
を維持するように荷台3を支持すると共に、上下のガイ
ドレール6,7に係合しつつ転動する複数のローラ8,
9,10を片側に設けて階段昇降装置を構成したため、
人が乗った車椅子等を載せて階段を昇降する小型、簡易
で安価な装置を提供することができる。
Sに沿って斜めに伸びるようにガイド装置1を設け、こ
のガイド装置1に沿って、モータ5で駆動するチェーン
4を掛け回すと共に、ガイド装置1に案内されて階段S
に沿って昇降するように、チェーン4に牽引装置2を結
合し、ガイド装置1には、上下に相対向した一対のガイ
ドレール6,7を設け、牽引装置2には、常時水平状態
を維持するように荷台3を支持すると共に、上下のガイ
ドレール6,7に係合しつつ転動する複数のローラ8,
9,10を片側に設けて階段昇降装置を構成したため、
人が乗った車椅子等を載せて階段を昇降する小型、簡易
で安価な装置を提供することができる。
【0020】また、荷台3をガイド装置1側へ起立可能
に構成したため、不使用時の占有スペースを縮小し、歩
行者の通路を広げることができる。
に構成したため、不使用時の占有スペースを縮小し、歩
行者の通路を広げることができる。
【0021】さらに、荷台3の荷重により、牽引装置2
にモーメントを付与して、常時ローラ8,10をガイド
レール6,7に圧接させつつ所定の傾斜状態を維持さ
せ、ガイド装置1の上下ガイドレール6,7には、階段
Sの踊り場Lに対応する部分に水平部6a,7aを設
け、踊り場Lにおいて、牽引装置2の所定の傾斜状態を
維持しつつ、これを水平移動させるべく、上下ガイドレ
ールの水平部6a,7aに所定の大間隔を置き、かつ水
平部6a,7aを階段Sの進行方向にずらして構成した
ため、階段Sの踊り場Lでの移動を円滑に行うことがで
きる。
にモーメントを付与して、常時ローラ8,10をガイド
レール6,7に圧接させつつ所定の傾斜状態を維持さ
せ、ガイド装置1の上下ガイドレール6,7には、階段
Sの踊り場Lに対応する部分に水平部6a,7aを設
け、踊り場Lにおいて、牽引装置2の所定の傾斜状態を
維持しつつ、これを水平移動させるべく、上下ガイドレ
ールの水平部6a,7aに所定の大間隔を置き、かつ水
平部6a,7aを階段Sの進行方向にずらして構成した
ため、階段Sの踊り場Lでの移動を円滑に行うことがで
きる。
【図1】階段昇降装置の側面図である。
【図2】階段昇降装置の平面図である。
【図3】階段昇降装置の一部の側面図である。
【図4】階段昇降装置の一部の平面図である。
【図5】図3におけるV−V断面図である。
【図6】牽引装置の平面図である。
【図7】図6におけるVII−VII断面図である。
【図8】図6におけるVIII−VIII断面図である。
1 ガイド装置 2 牽引装置 3 荷台 4 チェーン 5 モータ 6 上部ガイドレール 6a 水平部 7 下部ガイドレール 7a 水平部 8 ローラ 9 ローラ 10 ローラ L 踊り場 S 階段
フロントページの続き (72)発明者 佐々木 昭司 東京都品川区南品川6丁目5番19号 三和 テッキ株式会社内 (72)発明者 疋田 憲司 東京都品川区南品川6丁目5番19号 三和 テッキ株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 階段に沿って斜めに伸びるように設けら
れたガイド装置と、 このガイド装置に沿って掛け回されたモータ駆動のチェ
ーンと、 このチェーンに連結され、ガイド装置に案内されて階段
に沿って昇降自在の牽引装置と、 この牽引装置に常時水平状態を維持するように支持され
た荷台とを具備し、 前記ガイド装置は、上下に相対向した一対のガイドレー
ルを有し、 前記牽引装置は、前記上下のガイドレールに係合しつつ
転動する複数のローラを片側に有することを特徴とする
階段昇降装置。 - 【請求項2】 前記荷台は、不使用時に前記ガイド装置
側へ起立可能に構成されていることを特徴とする請求項
1に記載の階段昇降装置。 - 【請求項3】 前記牽引装置は、前記荷台の荷重により
付与されるモーメントで、常時上部ローラを上部ガイド
レールに、また下部ローラを下部ガイドレールに夫々圧
接させつつ所定の傾斜状態を維持するように構成され、 前記ガイド装置の上下ガイドレールは、階段の踊り場対
応部に水平部を有し、踊り場において、牽引装置の所定
の傾斜状態を維持しつつこれを水平移動させるべく、前
記上下ガイドレールの水平部に所定の大間隔を置き、か
つ水平部を階段の進行方向にずらして構成されているこ
とを特徴とする請求項1に記載の階段昇降装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6219420A JPH0859138A (ja) | 1994-08-22 | 1994-08-22 | 階段昇降装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6219420A JPH0859138A (ja) | 1994-08-22 | 1994-08-22 | 階段昇降装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0859138A true JPH0859138A (ja) | 1996-03-05 |
Family
ID=16735118
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6219420A Pending JPH0859138A (ja) | 1994-08-22 | 1994-08-22 | 階段昇降装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0859138A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3218029U (ja) * | 2018-01-29 | 2018-09-20 | 三郎 瀬下 | 車椅子一体ゴム系ローラー機械。 |
KR102317827B1 (ko) * | 2020-08-27 | 2021-10-26 | 한국로봇융합연구원 | 재난 구조용 로봇 시스템 |
-
1994
- 1994-08-22 JP JP6219420A patent/JPH0859138A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP3218029U (ja) * | 2018-01-29 | 2018-09-20 | 三郎 瀬下 | 車椅子一体ゴム系ローラー機械。 |
KR102317827B1 (ko) * | 2020-08-27 | 2021-10-26 | 한국로봇융합연구원 | 재난 구조용 로봇 시스템 |
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