JPH085846A - 光ファイバの余長処理構造、およびこの構造を用いた光増幅装置 - Google Patents
光ファイバの余長処理構造、およびこの構造を用いた光増幅装置Info
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- JPH085846A JPH085846A JP6141706A JP14170694A JPH085846A JP H085846 A JPH085846 A JP H085846A JP 6141706 A JP6141706 A JP 6141706A JP 14170694 A JP14170694 A JP 14170694A JP H085846 A JPH085846 A JP H085846A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 光ファイバの余長処理に伴う捩り応力の発生
を極力小さくでき、しかも、余長処理のための占有面積
が小さく、また、途中に融着部が存在していても光ファ
イバの長さの制約が少ない構造が得られるようにする。 【構成】 基板Bに装着された一対のリールRa,Rbを
備え、この一対のリールRa,Rbに光ファイバF0が8
の字状に巻き付けられている。
を極力小さくでき、しかも、余長処理のための占有面積
が小さく、また、途中に融着部が存在していても光ファ
イバの長さの制約が少ない構造が得られるようにする。 【構成】 基板Bに装着された一対のリールRa,Rbを
備え、この一対のリールRa,Rbに光ファイバF0が8
の字状に巻き付けられている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ファイバの余長処理
のための構造、およびこの構造を用いた光増幅装置に関
する。
のための構造、およびこの構造を用いた光増幅装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】図4は、Er等の希土類元素をドープし
た増幅用光ファイバを用いて構成された光増幅装置の概
略構成図である。
た増幅用光ファイバを用いて構成された光増幅装置の概
略構成図である。
【0003】同図において、Linは信号光の入射コネク
タ、Loutは信号光の出射コネクタ、LDは励起光源と
してのレーザダイオード、Cは信号光と励起光とを混合
する合波器である。
タ、Loutは信号光の出射コネクタ、LDは励起光源と
してのレーザダイオード、Cは信号光と励起光とを混合
する合波器である。
【0004】また、I0,I1は光を一方向にのみ通過さ
せて反射光を防止するためのアイソレータ、DFは誘導
放出効果によって信号光を増幅する増幅用光ファイバ
で、本例では、コア内またはコアの外周に希土類元素の
Erがドープされることにより構成されている。
せて反射光を防止するためのアイソレータ、DFは誘導
放出効果によって信号光を増幅する増幅用光ファイバ
で、本例では、コア内またはコアの外周に希土類元素の
Erがドープされることにより構成されている。
【0005】Bは励起光および蛍光の各波長成分の光を
遮断して信号光のみを通過させるバンドパスフィルタで
ある。
遮断して信号光のみを通過させるバンドパスフィルタで
ある。
【0006】このような光増幅装置を構成する場合、装
置の小型化、低損失化等を図る上で、各光学部品が基板
上に配置されるとともに、これらの各光学部品および増
幅用光ファイバDFが通常の通信用の光ファイバを介し
て互いに接続される。
置の小型化、低損失化等を図る上で、各光学部品が基板
上に配置されるとともに、これらの各光学部品および増
幅用光ファイバDFが通常の通信用の光ファイバを介し
て互いに接続される。
【0007】図4に示した構成では、たとえば、レーザ
ダイオードLDと合波器Cの間、入射コネクタLinと合
波器Cの間、合波器CとアイソレータI0の間、などが
それぞれ光ファイバF0,F1,F2によって接続され
る。
ダイオードLDと合波器Cの間、入射コネクタLinと合
波器Cの間、合波器CとアイソレータI0の間、などが
それぞれ光ファイバF0,F1,F2によって接続され
る。
【0008】このような光学部品同士を接続する場合、
光学部品間を結ぶ最短距離に比べて各光ファイバF0,
F1,F2には余長を確保しておくことが必要である。
光学部品間を結ぶ最短距離に比べて各光ファイバF0,
F1,F2には余長を確保しておくことが必要である。
【0009】それは、電線と異なり、破損やモード変
換、損失増加等を防止する上で、引き回される光ファイ
バの曲率が過度に大きくならないようにする必要があ
る。光学部品や光ファイバの破損に対する修復の際の
再結線のための余裕が必要である、等の理由による。
換、損失増加等を防止する上で、引き回される光ファイ
バの曲率が過度に大きくならないようにする必要があ
る。光学部品や光ファイバの破損に対する修復の際の
再結線のための余裕が必要である、等の理由による。
【0010】したがって、光学部品および光ファイバを
限られたスペース内に組み込む場合には、光ファイバの
余長処理が不可欠となる。
限られたスペース内に組み込む場合には、光ファイバの
余長処理が不可欠となる。
【0011】このような、光ファイバの余長処理とし
て、ここでは、図4に示したレーザダイオードLDと合
波器Cとを接続する光ファイバF0を例にとって説明す
る。
て、ここでは、図4に示したレーザダイオードLDと合
波器Cとを接続する光ファイバF0を例にとって説明す
る。
【0012】図5は、従来の光ファイバの余長処理の一
例を示すもので、この光ファイバF0は、レーザダイオ
ードLDを始点、合波器Cを終点とすると、始点から終
点に向けて一方向(ここでは反時計方向)に沿って引き回
されることにより組み込まれている。
例を示すもので、この光ファイバF0は、レーザダイオ
ードLDを始点、合波器Cを終点とすると、始点から終
点に向けて一方向(ここでは反時計方向)に沿って引き回
されることにより組み込まれている。
【0013】なお、図中、Tは融着部であり、この部分
は、現場作業上、レーザダイオードLDや合波器Cが基
板に組み付けられる前に予め施工されており、融着後に
コーティングを施してから熱収縮チューブを被せて補強
される。
は、現場作業上、レーザダイオードLDや合波器Cが基
板に組み付けられる前に予め施工されており、融着後に
コーティングを施してから熱収縮チューブを被せて補強
される。
【0014】このように、余長処理のために、光ファイ
バF0を一方向のみに沿って引き回す場合には、1ター
ンごとに捩れが蓄積され、光ファイバF0の全長に渡っ
て大きな捩り応力が加わることになる。
バF0を一方向のみに沿って引き回す場合には、1ター
ンごとに捩れが蓄積され、光ファイバF0の全長に渡っ
て大きな捩り応力が加わることになる。
【0015】その結果、光ファイバF0(特に、強度が低
い融着部T)が破断したり、モード変換が生じたり、損
失増加を招来する等の問題が生じる。
い融着部T)が破断したり、モード変換が生じたり、損
失増加を招来する等の問題が生じる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】このような光ファイバ
F0の引き回しに伴う捩れの発生を回避するために、従
来技術では、図6および図7に示すように、光ファイバ
F0の引き回し方向を、その全長の中間位置で反転させ
ることにより、反転前後で生じる捩れを相殺するように
した構造も提供されている。なお、Tは融着部、Bは基
板、Gはガイドである。
F0の引き回しに伴う捩れの発生を回避するために、従
来技術では、図6および図7に示すように、光ファイバ
F0の引き回し方向を、その全長の中間位置で反転させ
ることにより、反転前後で生じる捩れを相殺するように
した構造も提供されている。なお、Tは融着部、Bは基
板、Gはガイドである。
【0017】このような構成にすれば、光ファイバF0
の引き回しに伴う捩れの発生を回避することができるも
のの、次の問題が残されている。
の引き回しに伴う捩れの発生を回避することができるも
のの、次の問題が残されている。
【0018】いま、光ファイバF0の途中に融着部Tが
存在する場合、この融着部Tは、光ファイバF0よりも
可とう性に欠け、しかも、太径で重たいので、その部分
を放置していると振動等が加わったときにこの箇所が破
断するおそれがある。これを防ぐには、励起光源LDや
合波器Cと同様に、この融着部Tを別途引き出してホル
ダや粘着テープを用いて基板B上に固定する必要があ
る。
存在する場合、この融着部Tは、光ファイバF0よりも
可とう性に欠け、しかも、太径で重たいので、その部分
を放置していると振動等が加わったときにこの箇所が破
断するおそれがある。これを防ぐには、励起光源LDや
合波器Cと同様に、この融着部Tを別途引き出してホル
ダや粘着テープを用いて基板B上に固定する必要があ
る。
【0019】しかも、上述のように、光ファイバF0の
捩れを相殺する上で、全長の中間位置において引き回し
方向を反転させる必要があることから、引き回し方向の
反転箇所の近傍に融着部Tを位置させ、この融着部Tを
引き出して基板Bに固定する際に、光ファイバF0の引
き回し方向を反転させるようにすれば、融着部Tの固定
作業と引き回し方向の反転とを同時に行えるため、余長
処理作業の効率上、好ましい。
捩れを相殺する上で、全長の中間位置において引き回し
方向を反転させる必要があることから、引き回し方向の
反転箇所の近傍に融着部Tを位置させ、この融着部Tを
引き出して基板Bに固定する際に、光ファイバF0の引
き回し方向を反転させるようにすれば、融着部Tの固定
作業と引き回し方向の反転とを同時に行えるため、余長
処理作業の効率上、好ましい。
【0020】しかし、このように、融着部Tの箇所で引
き回し方向を反転させるには、レーザダイオードLDか
ら融着部Tまでの長さと、合波器Cから融着部Tまでの
長さとが略等しくなるようにすることが必要であり、そ
のため、光ファイバF0の引き回し長さが制約を受ける
ことになる。
き回し方向を反転させるには、レーザダイオードLDか
ら融着部Tまでの長さと、合波器Cから融着部Tまでの
長さとが略等しくなるようにすることが必要であり、そ
のため、光ファイバF0の引き回し長さが制約を受ける
ことになる。
【0021】また、従来のものでは、光ファイバF0の
余長処理のために、図示のごとく、基板Bの周縁に設け
たガイドGに沿って引き回す必要があるため、装置の小
型化にも限界がある。
余長処理のために、図示のごとく、基板Bの周縁に設け
たガイドGに沿って引き回す必要があるため、装置の小
型化にも限界がある。
【0022】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、光ファイバの余長処理に伴う捩り応力
の発生を極力小さくでき、しかも、余長処理のための占
有面積が小さく、また、途中に融着部が存在していても
光ファイバの長さの制約が少ない構造が得られるように
すること、さらに、実装密度を高めた小型の光増幅装置
を得ることを課題とする。
なされたもので、光ファイバの余長処理に伴う捩り応力
の発生を極力小さくでき、しかも、余長処理のための占
有面積が小さく、また、途中に融着部が存在していても
光ファイバの長さの制約が少ない構造が得られるように
すること、さらに、実装密度を高めた小型の光増幅装置
を得ることを課題とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するため、次の構成を採る。
解決するため、次の構成を採る。
【0024】すなわち、第1発明に係る余長処理構造で
は、基板に装着された一対のリールを備え、この一対の
リールに光ファイバが8の字状に巻き付けられてなるこ
とを特徴とする。
は、基板に装着された一対のリールを備え、この一対の
リールに光ファイバが8の字状に巻き付けられてなるこ
とを特徴とする。
【0025】さらに、第2発明に係る光増幅装置では、
第1発明に係る光ファイバの余長処理構造を有し、前記
一対のリールの内の一方のリールはリング状をしてお
り、このリール内には、増幅用光ファイバが巻回された
内リールが装着されていることを特徴とする。
第1発明に係る光ファイバの余長処理構造を有し、前記
一対のリールの内の一方のリールはリング状をしてお
り、このリール内には、増幅用光ファイバが巻回された
内リールが装着されていることを特徴とする。
【0026】
【作用】第1発明に係る余長処理構造では、一対のリー
ルに8の字状に巻き付けられる襷掛けのピッチごとに光
ファイバの捩りが相殺されるため、従来のように、融着
部を中心として光学部品までの余長を略等しくする必要
がなく、融着部の前後の余長の差が上記ピッチの整数倍
の長ささえあれば処理できる。このため、光ファイバの
引き回し長さの制約が緩和される。しかも、一対のリー
ルに巻き付けることで、余長処理が可能となるため、余
長処理のための占有面積が小さくなる。
ルに8の字状に巻き付けられる襷掛けのピッチごとに光
ファイバの捩りが相殺されるため、従来のように、融着
部を中心として光学部品までの余長を略等しくする必要
がなく、融着部の前後の余長の差が上記ピッチの整数倍
の長ささえあれば処理できる。このため、光ファイバの
引き回し長さの制約が緩和される。しかも、一対のリー
ルに巻き付けることで、余長処理が可能となるため、余
長処理のための占有面積が小さくなる。
【0027】また、第2発明に係る光増幅装置では、上
記の余長処理構造を有し、かつ、増幅用光ファイバが巻
回されたリールも内蔵されたものとなるので、実装密度
が高く小型化が可能となる。
記の余長処理構造を有し、かつ、増幅用光ファイバが巻
回されたリールも内蔵されたものとなるので、実装密度
が高く小型化が可能となる。
【0028】
【実施例】図1は光増幅装置の一部を示す斜視図、図2
は図1の光増幅装置における光ファイバの余長処理のた
めの引き回し状態を模試的に示す構成図であり、図4な
いし図7に示した従来例に対応する部分には同一の符号
を付す。
は図1の光増幅装置における光ファイバの余長処理のた
めの引き回し状態を模試的に示す構成図であり、図4な
いし図7に示した従来例に対応する部分には同一の符号
を付す。
【0029】図1および図2において、Bは基板、LD
は励起光源としてのレーザダイオード、Cは信号光と励
起光とを混合する合波器、F0はレーザダイオードLD
と合波器Cとを結合するための光ファイバ、F1は合波
器Cと図示しない信号光の入射コネクタとを結合するた
めの光ファイバ、F2は合波器Cと増幅用光ファイバD
Fに接続された図示しないアイソレータとを結合するた
めの光ファイバである。
は励起光源としてのレーザダイオード、Cは信号光と励
起光とを混合する合波器、F0はレーザダイオードLD
と合波器Cとを結合するための光ファイバ、F1は合波
器Cと図示しない信号光の入射コネクタとを結合するた
めの光ファイバ、F2は合波器Cと増幅用光ファイバD
Fに接続された図示しないアイソレータとを結合するた
めの光ファイバである。
【0030】また、Tは光ファイバF0の途中に設けら
れた融着部、Hは融着部Tを固定するための融着部ホル
ダ、Ra,Rbは基板1に装着された一対のリールであ
る。
れた融着部、Hは融着部Tを固定するための融着部ホル
ダ、Ra,Rbは基板1に装着された一対のリールであ
る。
【0031】これらの各リールRa,Rbはリング状をし
ており、リールRa,RbにレーザダイオードLDと合波
器Cとを接続するための光ファイバF0が8の字状に巻
き付けられている。また、光ファイバF0の途中位置に
ある融着部Tは、リールRa,Rbに巻き付けられること
なく、別途引き出されて融着部ホルダHに嵌め着けられ
ている。
ており、リールRa,RbにレーザダイオードLDと合波
器Cとを接続するための光ファイバF0が8の字状に巻
き付けられている。また、光ファイバF0の途中位置に
ある融着部Tは、リールRa,Rbに巻き付けられること
なく、別途引き出されて融着部ホルダHに嵌め着けられ
ている。
【0032】さらに、一方(左側)のリールRa内には、
図3に示すように、内側リールRcが装着されており、
この内側リールRcに増幅用光ファイバDFが巻回され
ている。そして、増幅用光ファイバDFの両端部は、リ
ールRaの基板Bへの取り付け側の下部に設けた切欠部
Nを通して外部に引き出されている。これにより、光フ
ァイバF0が一対のリールRa,Rbに巻き付けられる場
合にも、増幅用光ファイバDFはこの光ファイバF0と
無関係に外部に引き出すことができる。
図3に示すように、内側リールRcが装着されており、
この内側リールRcに増幅用光ファイバDFが巻回され
ている。そして、増幅用光ファイバDFの両端部は、リ
ールRaの基板Bへの取り付け側の下部に設けた切欠部
Nを通して外部に引き出されている。これにより、光フ
ァイバF0が一対のリールRa,Rbに巻き付けられる場
合にも、増幅用光ファイバDFはこの光ファイバF0と
無関係に外部に引き出すことができる。
【0033】上記構成において、一対のリールRa,Rb
に8の字状に巻き付けられる光ファイバF0は、襷掛け
のピッチごとにその捩りが相殺されるため、従来のよう
に、融着部Tを中心としてレーザダイオードLDと合波
器Cまでの余長を略等しくする必要がなく、融着部Tの
前後の余長の差が上記ピッチの整数倍の長ささえあれば
捩りの相殺と融着部Tの基板Bへの固定とを同時に行え
る。このため、光ファイバの引き回し長さの制約が緩和
される。
に8の字状に巻き付けられる光ファイバF0は、襷掛け
のピッチごとにその捩りが相殺されるため、従来のよう
に、融着部Tを中心としてレーザダイオードLDと合波
器Cまでの余長を略等しくする必要がなく、融着部Tの
前後の余長の差が上記ピッチの整数倍の長ささえあれば
捩りの相殺と融着部Tの基板Bへの固定とを同時に行え
る。このため、光ファイバの引き回し長さの制約が緩和
される。
【0034】しかも、従来のように、光ファイバF0を
基板Bの周縁に設けたガイドに沿って引き回す必要はな
く、単に、一対のリールRa,Rbに光ファイバF0を巻
き付けることで、余長処理が可能となるため、余長処理
のための占有面積が小さくなる。
基板Bの周縁に設けたガイドに沿って引き回す必要はな
く、単に、一対のリールRa,Rbに光ファイバF0を巻
き付けることで、余長処理が可能となるため、余長処理
のための占有面積が小さくなる。
【0035】また、上記の余長処理の構造を採用した光
増幅装置では、増幅用光ファイバDFが巻回された内側
リールRcもリールRa内に収納された状態となるので、
実装密度が高まる。
増幅装置では、増幅用光ファイバDFが巻回された内側
リールRcもリールRa内に収納された状態となるので、
実装密度が高まる。
【0036】なお、上記の実施例では、光増幅装置を構
成する光学部品としてのレーザダイオードLDと合波器
Cとを結合する光ファイバF0の余長処理の構造を例に
とって説明したが、これに限定されるものではなく、他
の光ファイバF1,F2等の余長処理の場合でも、さらに
は、一般的な光通信装置に備えられる光ファイバの余長
を処理する場合にも、本発明を適用することができるの
は勿論である。
成する光学部品としてのレーザダイオードLDと合波器
Cとを結合する光ファイバF0の余長処理の構造を例に
とって説明したが、これに限定されるものではなく、他
の光ファイバF1,F2等の余長処理の場合でも、さらに
は、一般的な光通信装置に備えられる光ファイバの余長
を処理する場合にも、本発明を適用することができるの
は勿論である。
【0037】また、図1,2に示した実施例では、各光
学部品LD,Cを結合する光ファイバF0の巻き始め、
巻き終わりは共に一方側のリールRbになっているが、
他方側のリールRaであってもよく、さらには、光ファ
イバF0の巻き始めをRa(またはRb)のリール、巻き終
わりをRb(またはRa)のリールとしてもよく、余長処理
の容易性を考慮して適宜調整される。
学部品LD,Cを結合する光ファイバF0の巻き始め、
巻き終わりは共に一方側のリールRbになっているが、
他方側のリールRaであってもよく、さらには、光ファ
イバF0の巻き始めをRa(またはRb)のリール、巻き終
わりをRb(またはRa)のリールとしてもよく、余長処理
の容易性を考慮して適宜調整される。
【0038】
【発明の効果】第1発明に係る余長処理構造では、一対
のリールに8の字状に巻き付けられる襷掛けのピッチご
とに光ファイバの捩りが相殺されるため、従来のよう
に、融着部を中心として光学部品までの余長を略等しく
する必要がなく、融着部の前後の余長の差が上記ピッチ
の整数倍の長ささえあれば処理できる。このため、光フ
ァイバの引き回し長さの制約が緩和される。しかも、一
対のリールに巻き付けることで、余長処理が可能となる
ため、余長処理のための占有面積が小さくなる。
のリールに8の字状に巻き付けられる襷掛けのピッチご
とに光ファイバの捩りが相殺されるため、従来のよう
に、融着部を中心として光学部品までの余長を略等しく
する必要がなく、融着部の前後の余長の差が上記ピッチ
の整数倍の長ささえあれば処理できる。このため、光フ
ァイバの引き回し長さの制約が緩和される。しかも、一
対のリールに巻き付けることで、余長処理が可能となる
ため、余長処理のための占有面積が小さくなる。
【0039】また、第2発明に係る光増幅装置では、上
記の余長処理構造を有し、かつ、増幅用光ファイバが巻
回されたリールも内蔵されたものとなるので、実装密度
が高まり小型化が可能となる。
記の余長処理構造を有し、かつ、増幅用光ファイバが巻
回されたリールも内蔵されたものとなるので、実装密度
が高まり小型化が可能となる。
【図1】本発明の実施例に係る光増幅装置の一部を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図2】図1の光増幅装置における光ファイバの余長処
理のための引き回し状態を模試的に示す構成図である。
理のための引き回し状態を模試的に示す構成図である。
【図3】余長処理用のリール内に増幅用光ファイバを巻
回したリールを収納した状態を示す斜視図である。
回したリールを収納した状態を示す斜視図である。
【図4】光増幅装置の全体構成図である。
【図5】従来の光ファイバの余長処理のための引き回し
状態を示す構成図である。
状態を示す構成図である。
【図6】従来の光ファイバの余長処理の他の構造例を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図7】図6の光ファイバの余長処理のための引き回し
状態を示す構成図である。
状態を示す構成図である。
B…基板、F0,F1,F2…光ファイバ、DF…増幅用
光ファイバ、LD…レーザダイオード、C…合波器、T
…融着部、Ra,Rb,Rc…リール。
光ファイバ、LD…レーザダイオード、C…合波器、T
…融着部、Ra,Rb,Rc…リール。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大浪 史博 兵庫県伊丹市池尻4丁目3番地 三菱電線 工業株式会社伊丹製作所内 (72)発明者 中沢 正隆 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 木村 康郎 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 光ファイバの余長を処理するための構造
であって、 基板に装着された一対のリールを備え、この一対のリー
ルに光ファイバが8の字状に巻き付けられてなることを
特徴とする光ファイバの余長処理構造。 - 【請求項2】 請求項1に記載の光ファイバの余長処理
構造を有し、前記一対のリールの内の一方のリールはリ
ング状をしており、このリール内には、増幅用光ファイ
バが巻回された内リールが装着されていることを特徴と
する光増幅装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14170694A JP3273584B2 (ja) | 1994-06-23 | 1994-06-23 | 光増幅装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14170694A JP3273584B2 (ja) | 1994-06-23 | 1994-06-23 | 光増幅装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH085846A true JPH085846A (ja) | 1996-01-12 |
JP3273584B2 JP3273584B2 (ja) | 2002-04-08 |
Family
ID=15298312
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14170694A Expired - Fee Related JP3273584B2 (ja) | 1994-06-23 | 1994-06-23 | 光増幅装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3273584B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6451134B1 (en) | 1999-06-24 | 2002-09-17 | Kawasaki Steel Corporation | 590MPa class heavy gauge H-shaped steel having excellent toughness and method of producing the same |
WO2017220825A1 (es) * | 2016-06-22 | 2017-12-28 | Santos Francisco Laserna Larburu | Sistema de cableado inductivo para alimentación inalámbrica |
-
1994
- 1994-06-23 JP JP14170694A patent/JP3273584B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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