JP2955780B2 - 光ファイバ増幅器 - Google Patents

光ファイバ増幅器

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JP2955780B2 JP3156693A JP15669391A JP2955780B2 JP 2955780 B2 JP2955780 B2 JP 2955780B2 JP 3156693 A JP3156693 A JP 3156693A JP 15669391 A JP15669391 A JP 15669391A JP 2955780 B2 JP2955780 B2 JP 2955780B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、信号光と励起光とを光
カプラ(光合波器)で混合した後、Er(エルビウム)
などの希土類元素をドーピングしかつ開口数(NA)を
高くした希土類ドープファイバに導いて、誘導放出効果
により信号光を増幅するようにした光ファイバ増幅器に
関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、この種の従来の光ファイバ増幅
器を示す概略構成図である。
【0003】図において、2は信号光入射コネクタ、4
は信号光入射用の標準ファイバ、6は半導体レーザ(L
D)などの励起光源、8は励起光入射用の標準ファイ
バ、10は信号光入射用の標準ファイバ4の途中に励起
光入射用の標準ファイバ8を側面接合することにより信
号光と励起光とを混合する光カプラ、12は信号光入射
用の標準ファイバ4の端部に接続され誘導放出効果によ
って信号光を増幅する機能をもった希土類ドープファイ
バ、14は希土類ドープファイバ12の端部に接続され
た標準ファイバ、16は励起光の波長成分および蛍光成
分をカットして信号光の波長成分のみを通過させるバン
ドパスフィルタ、18は信号光出射コネクタである。
【0004】この例では、希土類ドープファイバ12に
ドーピングされる希土類元素をEr(エルビウム)であ
るとする。Erの場合、信号光は1.55μm波長帯の
ものが最も増幅率が高いとされており、その場合の励起
光は1.48μm波長帯である。なお、光ファイバはコ
アとその外周のクラッドとからなるが、Erはコアの内
部または外周面にドーピングされる。
【0005】次に動作を説明する。
【0006】励起光源6から出射された1.48μm波
長帯の励起光は、励起光入射用の標準ファイバ8、光カ
プラ10を介して希土類ドープファイバ12に入射され
る。希土類ドープファイバ12にドーピングされている
Erは励起光によってポンピング(励起)される。
【0007】このようなErの励起状態で、変調された
1.55μm波長帯の信号光が図示しない伝送用光ファ
イバから信号光入射コネクタ2を介して信号光入射の標
準光ファイバ4に入射され、さらに光カプラ10で励起
光と混合された状態で希土類ドープファイバ12に入射
される。信号光は、希土類ドープファイバ12中を進行
する過程で誘導放出効果によって直接的に(電気信号へ
の変換なく、光の状態のまま)増幅される。その増幅さ
れた信号光および一部の励起光は、標準ファイバ14を
介してバンドパスフィルタ16に入る。このバンドパス
フィルタ16で、励起光と蛍光成分とがカットされ、信
号光のみが通過し、その信号光は信号光出射コネクタ1
8を介して図示しない伝送用光ファイバへと導かれる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】近年、希土類ドープフ
ァイバ12は、その増幅特性を増すために、開口数(N
A)を高くする高NA化が進んでいる。開口数(NA)
は、光ファイバのコアの入射端において光を入射できる
範囲がどの程度であるかを示す指数である。
【0009】コアの屈折率をn1 、クラッドの屈折率を
2 とすると、比屈折率差Δは、 Δ=(n1−n2)/n1 ‥‥‥‥‥‥(1) と表されるが、開口数Nは、n1とn2との差が充分に小さ
いとき、比屈折率差Δを用いて、 N=n1・(2Δ)1/2 ‥‥‥‥‥‥(2) と表すことができる。(2)式に(1)式を代入する
と、開口数Nは、 N={2n1・(n1 −n2)}1/2 ‥‥‥‥‥‥(3) とも表せる。また、比屈折率差Δは、逆に、(2)式を
変形して、 Δ=N2/(2・n1 2) ‥‥‥‥‥‥(4) と表せる。
【0010】一方、希土類ドープファイバ12は、コア
径が標準ファイバ4に比べて小さい。両者のコア径の差
は、希土類ドープファイバ12が高NA化されるほど広
がる傾向がある。コアを伝搬する光は、コア内だけを伝
搬するのではなく、クラッドの内周面の一部にも進入し
再びコアに戻るというように伝搬する。このように光が
実際に伝搬する範囲の直径を、コア径に対してモードフ
ィールド径(MFD)という(モードコア径ともい
う)。
【0011】ここで、光カプラ10側の標準ファイバ4
のモードフィールド径をdA 、開口数をNA 、希土類ド
ープファイバ12のモードフィールド径をdB 、開口数
をNB 、バンドパスフィルタ16側の標準ファイバ14
のモードフィールド径をdA、開口数をNA として、こ
れらをひとまとめにして表すと図6のようになる。dA
は8〜10μm、dB は4〜7μmで、dA >dB であ
る。比屈折率差ΔA ,ΔBの大小関係は、(4)式より
開口数NA,NBのそれと同じ傾向となる。ΔAは0.35
〜1%、ΔBは1〜2%で、ΔA<ΔB、NA<NBであ
る。大小関係は、モードフィールド径と開口数とで逆に
なっている。
【0012】さて、ここで問題となるのは、図6から理
解できるように、増幅特性を増すために希土類ドープフ
ァイバ12の高NA化を進めるほど、特に、光カプラ1
0側の標準ファイバ4と希土類ドープファイバ12との
接続端面における接続損失が大きくなるということであ
る。その接続境界で光の放射が生じ、その放射波がクラ
ッドに逃げることに加え、モードフィールド径の急激な
減少により信号光および励起光の希土類ドープファイバ
12への入射光量が大幅に減少するためである。
【0013】例えば、標準ファイバ4の比屈折率差ΔA
を1%、希土類ドープファイバ12の比屈折率差ΔB
2%とすると、接続損失は3dB程度となる。
【0014】以上のように、希土類ドープファイバ12
の増幅特性のアップのために高NA化したとしても、開
口数(比屈折率差)の急激な変化とモードフィールド径
の急激な変化に起因して接続損失が増大するために、結
局、光ファイバ増幅器としての増幅特性の改善が期待で
きないというのが実情である。
【0015】なお、希土類ドープファイバ12からバン
ドパスフィルタ16側の標準ファイバ14へは、モード
フィールド径がdB からdA へと拡大するので、接続損
失は光カプラ10側の標準ファイバ4から希土類ドープ
ファイバ12への場合に比べてかなり小さい。
【0016】本発明は、このような事情に鑑みて創案さ
れたものであって、希土類ドープファイバにおける高N
A化によって増幅特性のアップを行う光ファイバ増幅器
において、モードフィールド径および比屈折率差の急激
な変化に起因した接続損失を低減することにより、全体
としての増幅特性の向上を図ることを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、信号光と励起
光とを光カプラで混合し、その混合光を標準ファイバを
介して希土類ドープファイバに導いて誘導放出効果によ
り信号光を増幅し、増幅信号光および励起光を標準ファ
イバを介して通過させるように構成された光ファイバ増
幅器であって、前記両標準ファイバのうち少なくとも光
カプラ側の標準ファイバと希土類ドープファイバとの間
に、入射端のモードフィールド径と比屈折率差とが前記
標準ファイバのそれらと等しくかつ射出端のモードフィ
ールド径と比屈折率差とが希土類ドープファイバのそれ
らと等しいとともにモードフィールド径および比屈折率
差が連続的に変化するモードフィールド変換器を介在さ
せたことを特徴とするものである。
【0018】
【作用】モードフィールド変換器は、モードフィールド
径について、入射端では標準ファイバと一致させ、内部
で連続変化させて射出端では希土類ドープファイバと一
致させる一方、比屈折率差についても、入射端では標準
ファイバと一致させ、内部で連続変化させて射出端では
希土類ドープファイバと一致させるから、従来例で見ら
れたモードフィールド径および比屈折率差の急激な変化
に起因した接続損失が低減され、希土類ドープファイバ
において行う高NA化(開口数のアップ)による増幅特
性の向上が充分に活かされることになる。
【0019】
【実施例】図1は、本発明の一実施例に係る光ファイバ
増幅器を示す概略構成図である。
【0020】図示しない伝送用光ファイバから1.55
μm波長帯の信号光を導入する信号光入射コネクタ2か
ら信号光入射用の標準ファイバ4が導出されている。半
導体レーザ(LD)で構成され1.48μm波長帯の励
起光を出射する励起光源6から励起光入射用の標準ファ
イバ8が導出され、その端部が信号光入射用の標準ファ
イバ4の途中に側面接合されて信号光と励起光とを混合
する光カプラ10を構成している。
【0021】12は希土類元素としてEr(エルビウ
ム)がドーピングされ誘導放出効果によって信号光を増
幅する機能をもった希土類ドープファイバである。信号
光入射用の標準ファイバ4の終端と希土類ドープファイ
バ12の始端とが第1のモードフィールド変換器20を
介して融着接続されている。16は励起光の波長成分お
よび蛍光成分をカットし信号光中心波長付近の1.55
μm波長成分のみを通過させるバンドパスフィルタであ
り、このバンドパスフィルタ16は標準ファイバ14の
途中に介在されている。
【0022】希土類ドープファイバ12の終端と標準フ
ァイバ14の始端とが第2のモードフィールド変換器2
2を介して融着接続されている。標準ファイバ14の終
端には信号光出射コネクタ18が設けられている。
【0023】図2は、モードフィールド径と比屈折率差
の関係を示している。同図に示すように、光カプラ10
側の標準ファイバ4のモードフィールド径をdA、比屈
折率差をΔA、希土類ドープファイバ12のモードフィ
ールド径をdB、比屈折率差をΔB、バンドパスフィルタ
16側の標準ファイバ14のモードフィールド径、比屈
折率差をそれぞれ標準ファイバ4と同じくdA、ΔAとす
る。dA>dBであり、ΔA<ΔBである。
【0024】第1のモードフィールド変換器20のモー
ドフィールド径dX1および比屈折率差ΔX1は光軸方向に
沿って連続的にリニアに変化する。第2のモードフィー
ルド変換器22のモードフィールド径dX2および比屈折
率差ΔX2も同様に光軸方向に沿って連続的に変化する。
具体的には次のとおりである。
【0025】第1のモードフィールド変換器20のモー
ドフィールド径dX1は、その入射端において光カプラ1
0側の標準ファイバ4のモードフィールド径dAと等し
く、その射出端において希土類ドープファイバ12のモ
ードフィールド径dBと等しく、光軸方向長さをL1と
すると、方程式、 dX1=−(dA −dB)・X/L1+dA ‥‥‥‥‥‥(5) で表される。一次の係数はマイナスとなっている。すな
わち、第1のモードフィールド変換器20のモードフィ
ールド径dX1は、光の進行方向に向けてリニアに縮径す
る円錐状となっている。
【0026】また、第1のモードフィールド変換器20
の比屈折率差ΔX1は、その入射端において光カプラ10
側の標準ファイバ4の比屈折率差ΔAと等しく、その射
出端において希土類ドープファイバ12の比屈折率差Δ
Bと等しく、方程式、 ΔX1=(ΔB−ΔA)・X/L1+ΔA ‥‥‥‥‥‥(6) で表される。一次の係数はプラスとなっている。すなわ
ち、比屈折率差ΔX1はモードフィールド径dX1とは逆の
傾向をもっている。
【0027】第2のモードフィールド変換器22のモー
ドフィールド径dX2は、その入射端において希土類ドー
プファイバ12のモードフィールド径dB と等しく、そ
の射出端においてフィルタ16側の標準ファイバ14の
モードフィールド径dAと等しく、光軸方向長さをL2
とすると、方程式、 dX2=(dA−dB)・X/L2+dB ‥‥‥‥‥‥(7) で表される。一次の係数はプラスとなっている。すなわ
ち、第2のモードフィールド変換器22のモードフィー
ルド径dX2は、光の進行方向に向けてリニアに拡径する
円錐状となっている。
【0028】また、第2のモードフィールド変換器22
の比屈折率差ΔX2は、その入射端において希土類ドープ
ファイバ12の比屈折率差ΔBと等しく、その射出端に
おいてフィルタ16側の標準ファイバ14の比屈折率差
ΔA と等しく、方程式、 ΔX2=−(ΔB−ΔA)・X/L2+ΔB ‥‥‥‥‥‥(8) で表される。一次の係数はマイナスとなっている。すな
わち、比屈折率差ΔX2はモードフィールド径dX2とは逆
の傾向をもっている。
【0029】なお、第1および第2のモードフィールド
変換器20,22を光軸方向の任意の点で光軸に垂直に
切断したときの切断端面の開口数の方程式は、比屈折率
差ΔX1,ΔX2とおなじ形式をとる。すなわち、第1のモ
ードフィールド変換器20の開口数はリニアに増加する
ものとなり、第2のモードフィールド変換器22の開口
数はリニアに減少するものとなる。
【0030】比屈折率差との関係ではなく屈折率とモー
ドフィールド径との関係を示すと、図3のようになる。
【0031】次に、モードフィールド径および比屈折率
差がリニアに変化するモードフィールド変換器の作成の
仕方を図4に基づいて説明する。図4は、第1のモード
フィールド変換器20の作成方法を示す。
【0032】第1のモードフィールド変換器20の素材
として、希土類元素のドーピングを除いて希土類ドープ
ファイバ12と同じ組成の比較的短尺な光ファイバ素材
20aを用意する。この光ファイバ素材20aのコア
径、クラッド径はそれぞれ希土類ドープファイバ12と
同じである。モードフィールド径はdB である。この光
ファイバ素材20aのコア部には、屈折率制御のための
GeO2 などのドーパントがドーピングされている。
【0033】このような光ファイバ素材20aを加熱す
ると、屈折率制御用ドーパント(GeO2 など)がコア
からクラッド側へ拡散する。すなわち、モードフィール
ド径が拡大し、かつ、濃度減少によって比屈折率差が低
下する。この場合、図示のような温度勾配の下で加熱す
ると、温度が高い側ほど屈折率制御用ドーパントの拡散
率が高い。
【0034】したがって、温度勾配をリニアなものとな
して、高温側の端部におけるモードフィールド径がdA
まで拡大し、あるいは、比屈折率差がΔAまで減少する
まで所定の時間だけ加熱すればよい。
【0035】なお、第2のモードフィールド変換器22
は、図4のようにして作成したものを逆向きで使用すれ
ばよい。
【0036】次に動作を説明する。
【0037】基本的な動作は従来例と同様であるが、励
起光および信号光が光カプラ10で混合された後、標準
ファイバ4から希土類ドープファイバ12に至るときに
第1のモードフィールド変換器20を通過し、また、希
土類ドープファイバ12からバンドパスフィルタ16側
の標準ファイバ14に至るときに第2のモードフィール
ド変換器22を通過する点で従来例とは異なる。
【0038】第1のモードフィールド変換器20は、そ
の入射端においてモードフィールド径および比屈折率差
が光カプラ10側の標準ファイバ4と一致し、その射出
端においてモードフィールド径および比屈折率差が希土
類ドープファイバ12と一致し、しかも、その光軸方向
長さL1の範囲においてモードフィールド径dX1も比屈
折率差ΔX1もリニアに変化するから、第1のモードフィ
ールド変換器20を介しての接続損失はほとんど無い。
【0039】同様に、第2のモードフィールド変換器2
2は、その入射端においてモードフィールド径および比
屈折率差が希土類ドープファイバ12と一致し、その射
出端においてモードフィールド径および比屈折率差がフ
ィルタ16側の標準ファイバ14と一致し、しかも、入
射端から射出端にかけてモードフィールド径dX2も比屈
折率差ΔX2もリニアに変化するから、第2のモードフィ
ールド変換器22を介しての接続損失はほとんど無い。
【0040】以上によって、希土類ドープファイバ12
を高NA化(開口数のアップ)したことによる増幅特性
の向上が充分に活かされることになり、光ファイバ増幅
器の全体のとして増幅特性を確実に改善することができ
る。
【0041】なお、上記実施例においては、希土類ドー
プファイバ12を挟んでその上手側と下手側との両方に
モードフィールド変換器20,22を融着接続したが、
希土類ドープファイバ12から下手のバンドパスフィル
タ16側の標準ファイバ14に至るときには、モードフ
ィールド径がdB からdA へと拡大するので、接続損失
は、モードフィールド径がdA からdB へと縮小する光
カプラ10側の標準ファイバ4と希土類ドープファイバ
12との接続の場合の接続損失に比べてかなり小さい。
したがって、第2のモードフィールド変換器22を省略
し、希土類ドープファイバ12とフィルタ16側の標準
ファイバ14とを直接的に融着接続してもよい。
【0042】また、上記実施例においては希土類ドープ
ファイバとしてEr(エルビウム)をドーピングしたも
のを例示したが、本発明はこれに限定されるものではな
く、ドーピング希土類元素としてはNd(ネオジム)で
あってもよい。その場合、信号光と励起光の各波長帯も
Nd(ネオジム)に対応したものに調整することはいう
までもない。
【0043】また、上記実施例においては、希土類ドー
プファイバの下手側に信号光成分のみを通過させるバン
ドパスフィルタ(18)を接続させているが、このバン
ドパスフィルタ(18)は必ずしも必要ではない。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、標準ファイバと高NA
化された希土類ドープファイバとを接続するに当たっ
て、モードフィールド変換器を介在させて接続すること
により、モードフィールド径および比屈折率差を急激な
変化なく滑らかに連続させた状態で接続できるため、増
幅特性を確実に向上させることができるという効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る光ファイバ増幅器を示
す概略構成図である。
【図2】実施例においてモードフィールド径と比屈折率
差との関係を示す図である。
【図3】実施例においてモードフィールド径と屈折率と
の関係を示す図である。
【図4】実施例におけるモードフィールド変換器の作成
方法の説明図である。
【図5】従来の光ファイバ増幅器を示す概略構成図であ
る。
【図6】従来例においてモードフィールド径と開口数
(比屈折率差)の関係を示す図である。
【符号の説明】
4 光カプラ側の標準ファイバ 6 励起光源 10 光カプラ 12 希土類ドープファイバ 14 バンドパスフィルタ側の標準ファイバ 16 バンドパスフィルタ 20 第1のモードフィールド変換器 22 第2のモードフィールド変換器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 実 兵庫県伊丹市池尻4丁目3番地 三菱電 線工業株式会社伊丹製作所内 (72)発明者 中沢 正隆 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (72)発明者 木村 康郎 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−253003(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01S 3/06 G02B 6/00 H01S 3/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号光と励起光とを光カプラ(10)で
    混合し、その混合光を標準ファイバ(4)を介して希土
    類ドープファイバ(12)に導いて誘導放出効果により
    信号光を増幅し、増幅信号光および励起光を標準ファイ
    バ(14)を介して通過させるように構成された光ファ
    イバ増幅器であって、前記両標準ファイバ(4,14)
    のうち少なくとも光カプラ(10)側の標準ファイバ
    (4)と希土類ドープファイバ(12)との間に、入射
    端のモードフィールド径と比屈折率差とが前記標準ファ
    イバ(4)のそれらと等しくかつ射出端のモードフィー
    ルド径と比屈折率差とが希土類ドープファイバ(12)
    のそれらと等しいとともにモードフィールド径および比
    屈折率差が連続的に変化するモードフィールド変換器
    (20)を介在させたことを特徴とする光ファイバ増幅
    器。
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