JPH085845Y2 - ベビーカーのキャスター機構 - Google Patents

ベビーカーのキャスター機構

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JPH085845Y2
JPH085845Y2 JP1991102783U JP10278391U JPH085845Y2 JP H085845 Y2 JPH085845 Y2 JP H085845Y2 JP 1991102783 U JP1991102783 U JP 1991102783U JP 10278391 U JP10278391 U JP 10278391U JP H085845 Y2 JPH085845 Y2 JP H085845Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
support shaft
stroller
caster
support
rotation resistance
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1991102783U
Other languages
English (en)
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JPH066003U (ja
Inventor
孝 石倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Combi Corp
Original Assignee
Combi Corp
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Publication date
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  • Carriages For Children, Sleds, And Other Hand-Operated Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はベビーカーのキャスター
機構、特に走行時にキャスター機構に異常な左右動が発
生するのを効果的に規制できるようにしたキャスター機
構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】緩衝効果を発揮することによってベビー
カーの乗り心地を良くし、併せて、走行時の方向転換を
容易に行わせるために車輪の支承機構にキャスター機構
を使用することは一般的に行われている。
【0003】これらのキャスター機構は、開発当初は、
単に車輪を弾撥的に支承して緩衝効果を発揮させるだけ
の構造であったが、最近では車輪を弾撥的に支承するだ
けでなくこのキャスター機構全体を効果的に操舵できる
ように構成することが要望されるようになってきた。
【0004】このような要望に対応するものとして、本
願出願人によって図4に例示するように、車輪を弾撥的
に支承してキャスター効果を発揮するキャスター本体a
と、このキャスター本体aを支軸bを介して回動自在に
支持する操舵用支持機構cとの組み合わせからなるキャ
スター機構が開発された。(実願平2−100204
号)
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら上記構造
の場合には、キャスター本体aは操舵用支持機構cから
下方に延びた支軸bを回転軸とし、この支軸bの周囲を
回動しながら操舵されるように構成しているため、走行
時に、キャスター本体aに「フラッター現象」と俗称さ
れる車輪の共振現象(過剰な揺動)が発生しベビーカー
の操作性や乗り心地を阻害する要因となっていた。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】上記の「フラッター現
象」は、走行時に車輪が路面から受ける反力に対してキ
ャスター回転(揺動)のレスポンスが良すぎることによ
って起こる現象であり、図5及び図6に矢印で示すよう
にキャスターの左右動が著しく早くなることにより共振
現象を惹起していた。
【0007】このような「フラッター現象」(共振現
象)は、路面の状態、キャスター及びタイヤの質量、キ
ャスターの回転半径等の諸要素によってその挙動に多少
の相違があるが、キャスターを装備している同一の機種
についてはほぼ同様の傾向を示している。
【0008】これらの問題に対応しフラッター現象を解
消させる手段として操舵用支持機構cの支軸bにバネ座
金d等を挿入してキャスター本体aの揺動に摩擦を与え
ることによってキャスター本体aの揺動(左右動)を故
意に阻害させる等の手段(図4参照)を講じたが効果に
バラツキがある他支軸に挿入した座金が露出するために
外観も損ね、しかも組立加工に時間がかかる等の欠点が
あった。
【0009】
【考案の目的】本考案は上記した問題に対応しようとす
るものであり、走行時に車輪の過剰な揺動に伴う共振現
象が発生せず、安定した操舵と車輪の回転が行えるよう
にしたキャスター機構を提供せんとするものである。ま
た本考案の他の目的は、組み立て手段が簡単であり、し
かも組み立てられたキャスター機構はその外観を損ねる
ことなく構成されたキャスター機構を提供しようとする
ものである。
【0010】
【実施例】以下本考案の実施例を図面を参照して説明す
る。本考案のキャスター機構は、キャスター本体aと、
下端部に突設した支軸11にキャスター本体aを揺動自在
に軸支させる操舵用支持機構bとによって構成してい
る。
【0011】操舵用支持機構bは、ベビーカー本体Bを
構成する前脚杆2,2若しくは後脚杆3,3の下端部に
固定するものであり、下端部に突設した支軸11をキャス
ター本体aに穿設した支軸嵌挿孔41に嵌挿することによ
ってキャスター本体aがこれを支軸としながら回動(揺
動)できるように構成している。
【0012】12,12は、支軸11の下端部の対抗する位置
にバネ板状に突設形成した回動抵抗用突起であり、支軸
11をキャスター本体aに穿設した支軸嵌挿孔41に嵌挿し
た際に、バネ板状の突起先端部が支軸嵌挿孔41の周壁に
摺擦することによって抵抗を増加させ、キャスター本体
aに過剰な揺動(左右動)が発生するのを規制できるよ
うに構成している。
【0013】なお、回動抵抗用突起12は図示例示のよう
に支軸11の対抗する位置に一対づつ形成する必要はな
く、図示例示のものを一つだけ突設する場合のほか、例
えば支軸11の周胴部を弓状乃至半円弧状に張り出させ、
この張り出し部分がキャスター本体aに穿設した支軸嵌
挿孔41の周壁に摺擦できるように構成したり、或いは、
バネ板状の突起12,12 に代えて支軸11の一部に過剰な回
転に抵抗を与える抵抗用の球体(図示しない)をその一
部が露出するように埋設する等その形成手段は自由であ
る。
【0014】図中42は操舵用支持機構bに起伏自在に枢
着したストッパー、43はストッパー42の起伏操作用レバ
ーである。
【0015】前記のストッパー42は操作レバー43の起伏
操作に連動してその先端部が起伏作動し、ストッパー42
の先端部が下降した時に先端部がキャスター本体aの上
端部に形成している係止用ブラケット51の一部に嵌合す
ることによってキャスター本体aが操舵のために回動す
るのを規制できるように構成している。
【0016】なお、キャスター本体aの操舵を規制する
ための上記機構は本願考案にとって重要な構成部分では
ないので、この部分に関する詳細な説明は省略する。
【0017】キャスター本体aは、係止用ブラケット51
を一体的に形成した支承体52と、上端部を前記支承体52
に枢着した基台53を組み合わせて構成し、支承体52と基
台53との間にはゴム等の弾性素材からなる緩衝体6を介
在させている。
【0018】前記の支承体52、基台53及び緩衝体6には
車軸71を嵌挿させるための嵌挿孔54…54がそれぞれ形成
されている。
【0019】55は基台53に起伏自在に枢着した車輪7の
回転を停止させるためのストッパーであり、先端部に横
方向に突設した係止突起56が車輪7に形成した係止リブ
72…72に係止することによってその回転を規制するよう
にしている。
【0020】なお、キャスター本体aの構成も、支軸11
の嵌挿孔が形成されているものであればその他の機構部
分に関する構造は例示のもの以外に自由に変更をするこ
とができる。
【0021】
【考案の効果】本考案は、操舵用支持機構bの下端部に
突設した支軸11をキャスター本体aに穿設した支軸嵌挿
孔41に嵌挿することによってキャスター本体aがこれを
支軸として回動(揺動)できるように構成したキャスタ
ー機構において、操舵用支持機構bの下端に突設した支
軸11の周囲にバネ板状突起等からなる回動抵抗用の突起
12,12を突設したので、支軸11を支軸嵌挿孔41に嵌挿し
た際に、前記回動抵抗用突起12,12がキャスター本体a
に穿設した支軸嵌挿孔41の周壁部に接触してキャスター
本体aの過剰な回動に対する抵抗を増加することができ
るようになり、従来のキャスター機構が回避できなかっ
た走行時のキャスター本体に「フラッター現象」と俗称
される車輪の共振現象(過剰な揺動)が発生するのを完
全に防止することができるようになり、ベビーカーの操
作性や乗り心地を快適に維持することができるようにな
った。
【0022】また、本考案によれば、支軸11の周囲に突
設した回動抵抗用の突起12,12は外部に露出することが
ないので、外観上の不体裁となることがなく、しかも組
み立て時に回動抵抗用の突起12,12を挿入するための特
別の操作等を必要としないので組み立て加工は従来と全
く同様の工程で済ますことができる利点もある。
【図面の簡単な説明】
図1 キャスター機構をベビーカーに適用した状態を示
す側面図 図2 キャスター機構の要部を示す一部を切欠して示す
拡大側面図 図3 同上図の拡大分解側面図 図4 従来構造を示す拡大分解側面図 図5 車輪を含むキャスター機構の拡大底面図 図6 車輪の揺動現象を説明するための概略平面図
【符号の説明】
B ベビーカー 2 前脚杆 3 後脚杆 a キャスター本体 b 操舵用支持機構 c 支軸 11 支軸 12 回動抵抗用突起 41 支軸嵌挿孔 42 ストッパー 43 起伏操作用レバー 51 係止用ブラケット 52 支承体 53 基台 54 嵌挿孔 55 ストッパー 56 係止突起 6 緩衝体 7 車輪 71 車軸 72 係止リブ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベビーカーの脚杆下端部に固定する操舵用
    支持機構の下端に支軸を突設し、 前記支軸をキャスター本体に穿設した支軸嵌挿孔に嵌挿
    し、前記キャスター本体が前記支軸を中心に回動できる
    う構成してなるキャスター機構において、 操舵用支持機構の下端に突設した支軸の適宜箇所に
    端部を遊端としたバネ板状突起等からなる回動抵抗用突
    起を突設し、前記回動抵抗用突起が支軸嵌挿孔の周壁部
    に接触するよう構成してなるベビーカーのキャスター機
    構。
  2. 【請求項2】回動抵抗用突起が支軸周胴部の対向する位
    置に形成しているものである請求項1記載のベビーカー
    のキャスター機構。
  3. 【請求項3】回動抵抗用突起が、支軸の周胴部を膨大さ
    せて形成したものである請求項1記載のベビーカーのキ
    ャスター機構。
JP1991102783U 1991-11-20 1991-11-20 ベビーカーのキャスター機構 Expired - Lifetime JPH085845Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991102783U JPH085845Y2 (ja) 1991-11-20 1991-11-20 ベビーカーのキャスター機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991102783U JPH085845Y2 (ja) 1991-11-20 1991-11-20 ベビーカーのキャスター機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH066003U JPH066003U (ja) 1994-01-25
JPH085845Y2 true JPH085845Y2 (ja) 1996-02-21

Family

ID=14336739

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991102783U Expired - Lifetime JPH085845Y2 (ja) 1991-11-20 1991-11-20 ベビーカーのキャスター機構

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JP (1) JPH085845Y2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4221139Y1 (ja) * 1964-05-27 1967-12-07
JPS4821825U (ja) * 1971-07-22 1973-03-13
JPS55137825A (en) * 1979-04-16 1980-10-28 Kawasaki Steel Corp Method of cutting off steel bar or the like

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4221139Y1 (ja) * 1964-05-27 1967-12-07
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JPS55137825A (en) * 1979-04-16 1980-10-28 Kawasaki Steel Corp Method of cutting off steel bar or the like

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Publication number Publication date
JPH066003U (ja) 1994-01-25

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