JPH0858380A - 自動車用サッシレスドアのシール構造 - Google Patents
自動車用サッシレスドアのシール構造Info
- Publication number
- JPH0858380A JPH0858380A JP6213289A JP21328994A JPH0858380A JP H0858380 A JPH0858380 A JP H0858380A JP 6213289 A JP6213289 A JP 6213289A JP 21328994 A JP21328994 A JP 21328994A JP H0858380 A JPH0858380 A JP H0858380A
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- JP
- Japan
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- door
- weather strip
- door glass
- lip
- lower lip
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 自動車用サッシレスドアのシール構造におい
て、ドアガラスの昇降動作時に中空部付下側リップの位
置をドアガラスに対して強制的に離反させる。 【構成】 中空部５ａ、７ａを形成された下側リップ
５、７の領域のドアウエザストリップ部分の背面に、背
後へ隙間Ｓを置いて基板１１、２０を接合する。これら
の基板を隙間Ｓでドアガラス８に離反方向へ回動させて
下側リップ５、７のドアガラス８に対する接触荷重を低
減させるように、基板１１、２０の上端部をヒンジし、
その下端部に磁性材１８を取付けると共に、ドアガラス
昇降時に作動することにより磁性材１８を吸引して基板
１１、２０を回動させる電磁石１９を離反方向へ対向し
た位置に固定した。
て、ドアガラスの昇降動作時に中空部付下側リップの位
置をドアガラスに対して強制的に離反させる。 【構成】 中空部５ａ、７ａを形成された下側リップ
５、７の領域のドアウエザストリップ部分の背面に、背
後へ隙間Ｓを置いて基板１１、２０を接合する。これら
の基板を隙間Ｓでドアガラス８に離反方向へ回動させて
下側リップ５、７のドアガラス８に対する接触荷重を低
減させるように、基板１１、２０の上端部をヒンジし、
その下端部に磁性材１８を取付けると共に、ドアガラス
昇降時に作動することにより磁性材１８を吸引して基板
１１、２０を回動させる電磁石１９を離反方向へ対向し
た位置に固定した。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ドアアウタパネルの上
端部の上側リップ及び中空部を形成された下側リップを
有するドアウエザストリップ付のベルトモールと、対応
位置のドアインナパネル側の上側リップ及び中空部付の
下側リップを有するドアウエザストリップとを備えた自
動車用サッシレスドアのシール構造に関するものであ
る。
端部の上側リップ及び中空部を形成された下側リップを
有するドアウエザストリップ付のベルトモールと、対応
位置のドアインナパネル側の上側リップ及び中空部付の
下側リップを有するドアウエザストリップとを備えた自
動車用サッシレスドアのシール構造に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】この種のシール構造は、ドアガラスの支
持機能を確保するのに、ドア端縁部分にはコの字形のス
タビライザを装着してドアガラスの車幅方向の位置規制
を行っている。このようなスタビライザを別途に用意す
るのに代えて、特開平１−９０６１３号公報によれば、
前述のドアウエザストリップの下側リップに相当する部
分をスタビライザとしても機能させるように硬質ゴムで
形成すると共に、昇降動作時の荷重を過度に大きくしな
いように、その中空部に柔らかい弾性体を挿入したシー
ル構造が周知となっている。
持機能を確保するのに、ドア端縁部分にはコの字形のス
タビライザを装着してドアガラスの車幅方向の位置規制
を行っている。このようなスタビライザを別途に用意す
るのに代えて、特開平１−９０６１３号公報によれば、
前述のドアウエザストリップの下側リップに相当する部
分をスタビライザとしても機能させるように硬質ゴムで
形成すると共に、昇降動作時の荷重を過度に大きくしな
いように、その中空部に柔らかい弾性体を挿入したシー
ル構造が周知となっている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】この後者のシール構造
によれば別途にスタビライザを用意する必要がなくなる
が、前者のシール構造と同様にドアガラスの昇降軌跡の
バラツキが大きくなると、昇降荷重が大きくなり、昇降
時に鳴き現象が生じる問題が残されていた。
によれば別途にスタビライザを用意する必要がなくなる
が、前者のシール構造と同様にドアガラスの昇降軌跡の
バラツキが大きくなると、昇降荷重が大きくなり、昇降
時に鳴き現象が生じる問題が残されていた。
【０００４】本発明は、このような点に鑑みて、ドアガ
ラスの昇降動作時に中空部付下側リップの位置をドアガ
ラスに対して強制的に離反させ得る冒頭に述べた類の自
動車用サッシレスドアのシール構造を提供することを目
的とする。
ラスの昇降動作時に中空部付下側リップの位置をドアガ
ラスに対して強制的に離反させ得る冒頭に述べた類の自
動車用サッシレスドアのシール構造を提供することを目
的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、この目的を達
成するために、サッシレスドア上端部のドアアウタパネ
ルに取付けられ、かつドアガラスに接する上側リップ及
び中空部を形成された下側リップを有するドアウエザス
トリップを備えたベルトモールと、このベルトモールに
対応する位置のドアインナパネル側に取付けられ、かつ
ドアガラスに接する上側リップ及び中空部を形成された
下側リップを有するドアウエザストリップとを備えた自
動車用サッシレスドアのシール構造において、少なくと
も下側リップ領域のドアウエザストリップ部分の背面
に、背後へ隙間を置いて基板を接合し、この基板を隙間
でドアガラスに離反方向へ回動させて下側リップのドア
ガラスに対する接触荷重を低減させるように、基板の上
端部をヒンジし、基板の下端部に磁性材を取付けると共
に、ドアガラス昇降時に作動することにより磁性材を吸
引して基板を回動させる電磁石を離反方向へ対向した位
置に固定したことを特徴とする。
成するために、サッシレスドア上端部のドアアウタパネ
ルに取付けられ、かつドアガラスに接する上側リップ及
び中空部を形成された下側リップを有するドアウエザス
トリップを備えたベルトモールと、このベルトモールに
対応する位置のドアインナパネル側に取付けられ、かつ
ドアガラスに接する上側リップ及び中空部を形成された
下側リップを有するドアウエザストリップとを備えた自
動車用サッシレスドアのシール構造において、少なくと
も下側リップ領域のドアウエザストリップ部分の背面
に、背後へ隙間を置いて基板を接合し、この基板を隙間
でドアガラスに離反方向へ回動させて下側リップのドア
ガラスに対する接触荷重を低減させるように、基板の上
端部をヒンジし、基板の下端部に磁性材を取付けると共
に、ドアガラス昇降時に作動することにより磁性材を吸
引して基板を回動させる電磁石を離反方向へ対向した位
置に固定したことを特徴とする。
【０００６】
【作用】電磁石の非作動時には、基板は背後に隙間を置
いた位置を占め、ドアウエザストリップ部分の下側リッ
プはドアガラスに所定の接触荷重で接触している。ドア
ガラス昇降時に電磁石が作動すると、磁性材の吸引によ
り基板はその背後の隙間でドアガラスに離反方向へ回動
し、連動して下側リップは離反方向へ変位して所定の接
触荷重を低減させる。
いた位置を占め、ドアウエザストリップ部分の下側リッ
プはドアガラスに所定の接触荷重で接触している。ドア
ガラス昇降時に電磁石が作動すると、磁性材の吸引によ
り基板はその背後の隙間でドアガラスに離反方向へ回動
し、連動して下側リップは離反方向へ変位して所定の接
触荷重を低減させる。
【０００７】
【実施例】図１乃至図２を基に本発明の一実施例による
自動車用サッシレスドアのシール構造を説明する。この
シール構造は、図５のサッシレスのサイドドア１のベル
トモール３の部分に装着されるもので、ドアアウタパネ
ル２の上端部に取付けられ、かつドアガラス８に接する
上側リップ４及び中空部５ａを形成された下側リップ５
を有するドアウエザストリップ５Ａを備えたベルトモー
ル３と、このベルトモールに対応する位置のドアインナ
パネル９側のドアトリム９ａに取付けられ、かつドアガ
ラス８に接する上側リップ６及び中空部７ａを形成され
た下側リップ７を有するドアウエザストリップ７Ａとを
備えている。
自動車用サッシレスドアのシール構造を説明する。この
シール構造は、図５のサッシレスのサイドドア１のベル
トモール３の部分に装着されるもので、ドアアウタパネ
ル２の上端部に取付けられ、かつドアガラス８に接する
上側リップ４及び中空部５ａを形成された下側リップ５
を有するドアウエザストリップ５Ａを備えたベルトモー
ル３と、このベルトモールに対応する位置のドアインナ
パネル９側のドアトリム９ａに取付けられ、かつドアガ
ラス８に接する上側リップ６及び中空部７ａを形成され
た下側リップ７を有するドアウエザストリップ７Ａとを
備えている。
【０００８】ベルトモール側ドアウエザストリップ５Ａ
は、図２に示すように、上側リップ４をベルトモール３
に一体に形成させ、下側リップ５の領域のドアウエザス
トリップ部分１０をベルトモール３から分離して独立に
構成されると共に、その背面にはより剛性の大きな樹脂
製の基板１１が接合されている。この基板には、車幅方
向の複数個所に突片１２が一体に形成されている。ベル
トモール背面３ａの対応位置には、突片１２を挟持する
ように突出した両側一対の挟持片１３が形成されてい
る。これらの挟持片に貫通されて支持されるピン１４に
突片１２が挿通されることにより、基板１１はベルトモ
ール背面３ａに隙間を置いて回動自在にヒンジされて組
み立てられる。ピン１４には、さらにコイルばね１５が
装着され、その一方の端部は基板１１へ当接し、他方の
端部は挟持片１３の上側に形成されたばねストッパ片１
６に当接している。
は、図２に示すように、上側リップ４をベルトモール３
に一体に形成させ、下側リップ５の領域のドアウエザス
トリップ部分１０をベルトモール３から分離して独立に
構成されると共に、その背面にはより剛性の大きな樹脂
製の基板１１が接合されている。この基板には、車幅方
向の複数個所に突片１２が一体に形成されている。ベル
トモール背面３ａの対応位置には、突片１２を挟持する
ように突出した両側一対の挟持片１３が形成されてい
る。これらの挟持片に貫通されて支持されるピン１４に
突片１２が挿通されることにより、基板１１はベルトモ
ール背面３ａに隙間を置いて回動自在にヒンジされて組
み立てられる。ピン１４には、さらにコイルばね１５が
装着され、その一方の端部は基板１１へ当接し、他方の
端部は挟持片１３の上側に形成されたばねストッパ片１
６に当接している。
【０００９】これにより、ベルトモール３の係合溝３ｃ
をドアアウタパネル２のフランジ部２ｂに係合させ、ベ
ルトモール３のクリップ部３ｂをリインフォース２ａの
取付け穴２ｃに装着した組立状態で、基板１１の背後に
は、下側リップ５が下側リップ７と共にドアガラス８に
接触した状態で隙間Ｓを残すようになっている。基板１
１の下端部には磁性材１８が取付けられ、リインフォー
ス２ａの対向位置にパワーウインド装置の開閉動作時に
給電される電磁石１９が取付けられている。
をドアアウタパネル２のフランジ部２ｂに係合させ、ベ
ルトモール３のクリップ部３ｂをリインフォース２ａの
取付け穴２ｃに装着した組立状態で、基板１１の背後に
は、下側リップ５が下側リップ７と共にドアガラス８に
接触した状態で隙間Ｓを残すようになっている。基板１
１の下端部には磁性材１８が取付けられ、リインフォー
ス２ａの対向位置にパワーウインド装置の開閉動作時に
給電される電磁石１９が取付けられている。
【００１０】ドアインナパネル側ドアウエザストリップ
７Ａの背面には同様に基板２０が接合され、前述と同様
にこの基板に間欠的に形成された突片１２を、ドアトリ
ム９ａにドアガラス８に沿って設けられた取付け板２１
の背面に形成された対状の挟持片１３に挟持させ、ピン
１４を挿通させてコイルばね１５を装着して組立てられ
る。この状態で、コイルばね１５の一方の端部は基板２
０へ当接し、他方の端部は取付け板２１に形成されたば
ねストッパ片２１ａに当接し、基板２０は背後に隙間Ｓ
を置いてコイルばね１５の付勢により下側リップ７にド
アガラス８へ所定の接触荷重を与え、上側リップ６と共
にドアガラス８に接触する。基板２０の下端部には磁性
材１８が取付けられ、リインフォース９ｂの対向位置
に、パワーウインド装置の開閉動作時に連動して給電さ
れる電磁石１９が取付けられている。
７Ａの背面には同様に基板２０が接合され、前述と同様
にこの基板に間欠的に形成された突片１２を、ドアトリ
ム９ａにドアガラス８に沿って設けられた取付け板２１
の背面に形成された対状の挟持片１３に挟持させ、ピン
１４を挿通させてコイルばね１５を装着して組立てられ
る。この状態で、コイルばね１５の一方の端部は基板２
０へ当接し、他方の端部は取付け板２１に形成されたば
ねストッパ片２１ａに当接し、基板２０は背後に隙間Ｓ
を置いてコイルばね１５の付勢により下側リップ７にド
アガラス８へ所定の接触荷重を与え、上側リップ６と共
にドアガラス８に接触する。基板２０の下端部には磁性
材１８が取付けられ、リインフォース９ｂの対向位置
に、パワーウインド装置の開閉動作時に連動して給電さ
れる電磁石１９が取付けられている。
【００１１】このように構成されたシール構造の動作
は、次の通りである。ドアガラス８の閉鎖又は開放状態
で電磁石１９が非作動の場合、下側リップ５、７は所属
のコイルばね１５で付勢され、ドアガラス８に所定の接
触荷重で接触するようになっている。ドアガラス８の昇
降時には、電磁石１９が作動することにより、磁性材１
８が吸引され、隙間Ｓにおける基板１１、２０のドアガ
ラス８に対して離反方向の回動により、下側リップ５、
７がそれぞれ例えば１〜２ｍｍ程度離反し、その接触面
積の減少分に相応して接触荷重が低減する（図３参
照）。
は、次の通りである。ドアガラス８の閉鎖又は開放状態
で電磁石１９が非作動の場合、下側リップ５、７は所属
のコイルばね１５で付勢され、ドアガラス８に所定の接
触荷重で接触するようになっている。ドアガラス８の昇
降時には、電磁石１９が作動することにより、磁性材１
８が吸引され、隙間Ｓにおける基板１１、２０のドアガ
ラス８に対して離反方向の回動により、下側リップ５、
７がそれぞれ例えば１〜２ｍｍ程度離反し、その接触面
積の減少分に相応して接触荷重が低減する（図３参
照）。
【００１２】図４は本発明の別の実施例を示すもので、
前述の実施例と同一もしくは同等部分は同一符号で示
す。ベルトモール側ドアウエザストリップ５Ａは、その
上側リップ４及び下側リップ５を備え、かつ背面に基板
３５を接合されたウエザストリップ本体３０と、ベルト
モール３の背面及び上面に接合された基部３１と、この
基部及びウエザストリップ本体３０の上端部を連結し、
かつ基板３５の回動を許容させるインテグラルヒンジ部
３３とより一体に形成されている。基板３５の背後には
上側リップ６及び下側リップ７がドアガラス８に接触し
た状態で隙間が形成されると共に、その下端部に磁性材
１８が取付けられ、リインフォース２ａの対向位置に電
磁石１９が取付けられている。
前述の実施例と同一もしくは同等部分は同一符号で示
す。ベルトモール側ドアウエザストリップ５Ａは、その
上側リップ４及び下側リップ５を備え、かつ背面に基板
３５を接合されたウエザストリップ本体３０と、ベルト
モール３の背面及び上面に接合された基部３１と、この
基部及びウエザストリップ本体３０の上端部を連結し、
かつ基板３５の回動を許容させるインテグラルヒンジ部
３３とより一体に形成されている。基板３５の背後には
上側リップ６及び下側リップ７がドアガラス８に接触し
た状態で隙間が形成されると共に、その下端部に磁性材
１８が取付けられ、リインフォース２ａの対向位置に電
磁石１９が取付けられている。
【００１３】ドアインナパネル側ドアウエザストリップ
７Ａは、上側リップ６及び下側リップ７を有し、かつ背
面に基板４５を接合されたウエザストリップ本体４０
と、ドアトリム９ａ及びこのドアトリムに取付けられた
取付け板４６の係合穴に係合させる突起部４２を形成さ
れた基部４１と、この基部及びウエザストリップ本体４
０の上端部を連結し、かつ基板４５の回動を許容させる
インテグラルヒンジ部４３とより一体に形成されてい
る。基板４５の背後には上側リップ６及び下側リップ７
がドアガラス８に接触した状態で隙間が形成されると共
に、その下端部に磁性材１８が取付けられ、リインフォ
ース９ｂの対向位置に電磁石１９が取付けられている。
ドアガラス８が装着された状態で、上側リップ４、６及
び下側リップ５、７がウエザストリップ本体３０、４０
の一体成形による反力で所定の接触荷重で接触してい
る。ドアガラス８の昇降時には、連動して電磁石１９が
作動することによりウエザストリップ本体３０、４０が
離反方向へ回動し、接触荷重を低減させる。
７Ａは、上側リップ６及び下側リップ７を有し、かつ背
面に基板４５を接合されたウエザストリップ本体４０
と、ドアトリム９ａ及びこのドアトリムに取付けられた
取付け板４６の係合穴に係合させる突起部４２を形成さ
れた基部４１と、この基部及びウエザストリップ本体４
０の上端部を連結し、かつ基板４５の回動を許容させる
インテグラルヒンジ部４３とより一体に形成されてい
る。基板４５の背後には上側リップ６及び下側リップ７
がドアガラス８に接触した状態で隙間が形成されると共
に、その下端部に磁性材１８が取付けられ、リインフォ
ース９ｂの対向位置に電磁石１９が取付けられている。
ドアガラス８が装着された状態で、上側リップ４、６及
び下側リップ５、７がウエザストリップ本体３０、４０
の一体成形による反力で所定の接触荷重で接触してい
る。ドアガラス８の昇降時には、連動して電磁石１９が
作動することによりウエザストリップ本体３０、４０が
離反方向へ回動し、接触荷重を低減させる。
【００１４】
【発明の効果】請求項１の発明によれば、ベルトモール
及びドアインナパネル側双方又は一方のドアウエザスト
リップの少なくとも下側リップ領域のドアウエザストリ
ップ部分をドアガラスの昇降時にドアガラスに対して離
反方向へ回動させることにより、ドアガラスに対する接
触荷重が低減し、したがってドア昇降時の鳴き現象の発
生が回避される。下側リップ領域のドアウエザストリッ
プ部分の回動は、残りの部分と請求項２の発明により互
に分離してヒンジ部材でヒンジさせるか或は請求項３の
発明によりドアウエザストリップに一体にインテグラル
ヒンジ部分を形成することにより実施できる。
及びドアインナパネル側双方又は一方のドアウエザスト
リップの少なくとも下側リップ領域のドアウエザストリ
ップ部分をドアガラスの昇降時にドアガラスに対して離
反方向へ回動させることにより、ドアガラスに対する接
触荷重が低減し、したがってドア昇降時の鳴き現象の発
生が回避される。下側リップ領域のドアウエザストリッ
プ部分の回動は、残りの部分と請求項２の発明により互
に分離してヒンジ部材でヒンジさせるか或は請求項３の
発明によりドアウエザストリップに一体にインテグラル
ヒンジ部分を形成することにより実施できる。
【図１】本発明の一実施例による自動車用サッシレスド
アのシール構造の断面図である。
アのシール構造の断面図である。
【図２】同シール構造の要部の分解斜視図である。
【図３】同シール構造の動作を説明する断面図である。
【図４】別の実施例によるシール構造を示す断面図であ
る。
る。
【図５】本発明が適用されるシール構造部分を示す自動
車の側面図である。
車の側面図である。
２ ドアアウタパネル ３ ベルトモール ５、７ 下側リップ ８ ドアガラス ９ ドアインナパネル ９ａ ドアトリム １１、２０、３５、４５ 基板 １２ 突片 １３ 挟持片 １５ コイルばね １８ 磁性材 １９ 電磁石 ２１、４６ 取付け板 ３０、４０ ウエザストリップ本体
Claims (3)
- 【請求項１】 サッシレスドア上端部のドアアウタパネ
ルに取付けられ、かつドアガラスに接する上側リップ及
び中空部を形成された下側リップを有するドアウエザス
トリップを備えたベルトモールと、このベルトモールに
対応する位置のドアインナパネル側に取付けられ、かつ
ドアガラスに接する上側リップ及び中空部を形成された
下側リップを有するドアウエザストリップとを備えた自
動車用サッシレスドアのシール構造において、 少なくとも下側リップ領域のドアウエザストリップ部分
の背面に、背後へ隙間を置いて基板を接合し、 この基板を前記隙間でドアガラスに離反方向へ回動させ
て前記下側リップの前記ドアガラスに対する所定の接触
荷重を低減させるように、前記基板の上端部をヒンジ
し、 前記基板の下端部に磁性材を取付けると共に、前記ドア
ガラス昇降時に作動することにより前記磁性材を吸引し
て前記基板を回動させる電磁石を前記離反方向へ対向し
た位置に固定したことを特徴とする自動車用サッシレス
ドアのシール構造。 - 【請求項２】 サッシレスドア上端部のドアアウタパネ
ルに取付けられ、かつドアガラスに接する上側リップ及
び中空部を形成された下側リップを有するドアウエザス
トリップを備えたベルトモールと、このベルトモールに
対応する位置のドアインナパネルに取付けられ、かつド
アガラスに接する上側リップ及び中空部を形成された下
側リップを有するドアウエザストリップとを備えた自動
車用サッシレスドアのシール構造において、 ベルトモール側ドアウエザストリップの下側リップ領域
のドアウエザストリップ部分を独立に形成すると共に、
前記ベルトモールに上側リップを形成し、 前記ドアウエザストリップ部分の背面に、背後へ隙間を
置いて基板を接合し、 この基板を前記隙間でドアガラスに離反方向へ回動させ
て前記下側リップの前記ドアガラスに対する接触荷重を
低減させるように、前記基板の上端部を前記ベルトモー
ル背面の上端部に車幅方向の複数個所でヒンジさせると
共に、前記基板及び前記ベルトモール背面の上端部間に
前記ドアガラスに対して前記下側リップを所定の接触荷
重で接触させるばねを装着し、 ドアインナパネル側ドアウエザストリップの背面に、背
後へ隙間を置いて基板を接合し、 この基板を前記隙間で前記ドアガラスに離反方向へ回動
させて前記下側リップの前記ドアガラスに対する接触荷
重を低減させるように、前記基板の上端部を前記ドアイ
ンナパネル側に設けられたウエザストリップ用取付け板
に車幅方向の複数個所でヒンジさせると共に、前記基板
の上端部及び前記ウエザストリップ用取付け板間に前記
ドアガラスに対して前記下側リップを所定の接触荷重で
接触させるばねを装着し、 双方の前記基板の下端部に磁性材をそれぞれ取付けると
共に、前記ドアガラス昇降時に作動することにより所属
の前記磁性材を吸引して所属の前記基板を回動させる電
磁石をそれぞれ前記離反方向へ対向した位置に固定した
ことを特徴とする自動車用サッシレスドアのシール構
造。 - 【請求項３】 サッシレスドア上端部のドアアウタパネ
ルに取付けられ、かつドアガラスに接する上側リップ及
び中空部を形成された下側リップを有するドアウエザス
トリップを備えたベルトモールと、このベルトモールに
対応する位置のドアインナパネルに取付けられ、かつド
アガラスに接する上側リップ及び中空部を形成された下
側リップを有するドアウエザストリップとを備えた自動
車用サッシレスドアのシール構造において、 ベルトモール側ドアウエザストリップを、上側リップ及
び下側リップを備え、かつ背後に隙間を置いた基板を背
面に接合されたウエザストリップ本体と、前記ベルトモ
ールに接合された基部と、この基部及び前記ウエザスト
リップ本体の上端部間を連結し、かつ前記基板を前記下
側リップのドアガラスに対する接触荷重を低減させるよ
うに前記隙間で前記ドアガラスに離反方向へ回動させる
ためのインテグラルヒンジ部とより一体に形成し、 ドアインナパネル側ドアウエザストリップを、上側リッ
プ及び下側リップを備え、かつ背後に隙間を置いた基板
を背面に接合されたウエザストリップ本体と、前記ドア
インナパネル側に取付けられる基部と、この基部及び前
記ウエザストリップ本体の上端部間を連結し、かつ前記
基板を前記下側リップの前記ドアガラスに対する接触荷
重を低減させるように前記隙間で前記ドアガラスに離反
方向へ回動させるためのインテグラルヒンジ部とより一
体に形成し、 双方の前記基板の下端部に磁性材をそれぞれ取付けると
共に、前記ドアガラス昇降時に作動することにより所属
の前記磁性材を吸引して所属の前記基板を回動させる電
磁石をそれぞれ前記離反方向へ対向した位置に固定した
ことを特徴とする自動車用サッシレスドアのシール構
造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6213289A JPH0858380A (ja) | 1994-08-16 | 1994-08-16 | 自動車用サッシレスドアのシール構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6213289A JPH0858380A (ja) | 1994-08-16 | 1994-08-16 | 自動車用サッシレスドアのシール構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0858380A true JPH0858380A (ja) | 1996-03-05 |
Family
ID=16636657
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6213289A Pending JPH0858380A (ja) | 1994-08-16 | 1994-08-16 | 自動車用サッシレスドアのシール構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0858380A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7313888B2 (en) * | 2004-05-13 | 2008-01-01 | Kia Motors Corporation | Device for and method of preventing rattling of door window glass for vehicles |
| KR20180053892A (ko) * | 2016-11-14 | 2018-05-24 | 현대자동차주식회사 | 차량 도어 글래스의 글래스 런 |
| CN109094336A (zh) * | 2018-08-16 | 2018-12-28 | 宝沃汽车（中国）有限公司 | 车门和车辆 |
-
1994
- 1994-08-16 JP JP6213289A patent/JPH0858380A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7313888B2 (en) * | 2004-05-13 | 2008-01-01 | Kia Motors Corporation | Device for and method of preventing rattling of door window glass for vehicles |
| KR20180053892A (ko) * | 2016-11-14 | 2018-05-24 | 현대자동차주식회사 | 차량 도어 글래스의 글래스 런 |
| CN109094336A (zh) * | 2018-08-16 | 2018-12-28 | 宝沃汽车（中国）有限公司 | 车门和车辆 |
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