JPH0858201A - プリンタのインクリボンカセット - Google Patents

プリンタのインクリボンカセット

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JPH0858201A
JPH0858201A JP19698794A JP19698794A JPH0858201A JP H0858201 A JPH0858201 A JP H0858201A JP 19698794 A JP19698794 A JP 19698794A JP 19698794 A JP19698794 A JP 19698794A JP H0858201 A JPH0858201 A JP H0858201A
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JP
Japan
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code
ink ribbon
light
printer
shaft
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JP19698794A
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Inventor
Shinichi Kondo
真一 近藤
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多数の事項を表示できるバーコードの製作が
容易であると共に、バーコードによる光の反射率が高く
て読み取りを確実に行うことができるプリンタのインク
リボンカセットを提供する。 【構成】 コードリング20は、光検出器40から発射
された光を吸収するリング部材21と、リング部材21
に嵌合され且つ光検出器40から発射された光Lを反射
する嵌合部材22とからなり、リング部材21には円周
方向に適宜間隔あけて複数個のコード用突起26を設
け、これらコード用突起26を光Lの非反射面31とす
ると共に、コード用突起26間を光Lの反射面32とし
てバーコードを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオ映像等の記録画
像をハードコピー、いわゆるカラー写真等の写真画像と
して印画するためのプリンタに使用されるインクリボン
カセットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のプリンタに使用されるイ
ンクリボンカセットとしては、例えば、図7に示すよう
なものがある。この図7に示すインクリボンカセット
は、上下に重ね合わされる上ハーフ2及び下ハーフ3か
らなるカセット筐体1と、このカセット筐体1内に回転
自在に収容されるインクリボンユニット4とから構成さ
れている。
【0003】インクリボンユニット4は、未使用のイン
クリボン5を巻き付けてあるリボン供給軸6と、使用済
のインクリボン5を巻き取るリボン巻取り軸7とを有
し、両軸6,7の一方の軸端は図示しない駆動軸によっ
て回転駆動される駆動側軸部6a,7aであり、他方の
軸端はカセット筐体1によって支持される支持側軸部6
b,7bとなっている。尚、駆動側軸部6a,7aは、
プリンタに設けた上記駆動軸の先端が挿入される軸孔8
と、この軸孔8の周囲に等間隔に設けた複数のリブ9と
を有し、これらのリブ9はプリンタへの装着時に駆動軸
のスリットに係合され、これにより、リボン供給軸6及
びリボン巻取り軸7が駆動軸とそれぞれ回転方向に一体
とされる。
【0004】一方、カセット筐体1を構成する上ハーフ
2及び下ハーフ3は、ほぼ四角形のシェル型形状を有
し、その一端側には駆動側軸受部10,10が設けら
れ、他端側には支持側軸受部11,11が設けられてい
る。駆動側軸受部10,10は、両ハーフ2,3に設け
た半円形の開口部12a,12bを有し、両開口部12
a,12bを合致させることによって円形の軸受孔1
2,12がそれぞれ形成されている。この軸受孔12,
12には、インクリボンユニット4のリボン供給軸6及
びリボン巻取り軸7の各駆動側軸部6a,7aが回転自
在に支承される。
【0005】更に、支持側軸受部11,11は下ハーフ
3に設けたU字状の軸受凸部13,13をそれぞれ有
し、この軸受凸部13,13は軸受孔12,12と対向
する位置に設けられている。この軸受凸部13,13に
は、リボン供給軸6及びリボン巻取り軸7の各支持側軸
部6b,7bが回転自在に支承される。尚、上下のハー
フ2,3には、図示しない印画ヘッドが対応する開口窓
14a,14bがそれぞれ形成されている。
【0006】また、リボン巻取り軸7の支持側軸部7b
には、図示しない光検出器から発射された光を断続的に
反射することにより所定事項を表示するコードリング1
5が設けられている。このコードリング15は、円周方
向に適宜間隔あけて設けた複数個の反射面16及び隣合
う反射面16間に設けた複数個の遮蔽面17を有し、反
射面16で反射された光の反射時間や間隔等によって所
定事項を表示するようにしている。そして、軸受凸部1
3,13の近傍にそれぞれ設けた押え板ばね18,18
により、リボン供給軸6及びリボン巻取り軸7を駆動側
軸受部10,10側にそれぞれ付勢している。
【0007】このように構成したインクリボンカセット
の組立て方は、まず、インクリボンユニット4のリボン
供給軸6及びリボン巻取り軸7の支持側軸部6b,7b
を、カセット筐体1の支持側軸受部11,11の軸受凸
部13,13に上方から挿入して支持させる。次に、押
え板ばね18,18のばね力に抗してリボン供給軸6及
びリボン巻取り軸7を支持側軸受部11,11側に強く
押し付けながら、それらの駆動側軸部6a,7aを下ハ
ーフ3の駆動側軸受部10,10の開口部12b,12
bに差し込む。その後、上ハーフ2の駆動側軸受部1
0,10の開口部12a,12aをリボン供給軸6及び
リボン巻取り軸7の駆動側軸部6a,7aに重ね合わ
せ、上ハーフ2を下ハーフ3に合体させることにより、
インクリボンカセットの組立てが完了する。この際、押
え板ばね18,18が支持側軸部6b,7bを上から押
え、当該支持側軸部6b,7bの軸受凸部13,13か
らの抜け出しを防止している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来のプリンタのインクリボンカセットにおい
ては、コードリング11を合成樹脂によって円筒状に形
成し、その外周面にバーコードをホットスタンピングに
よって印刷していたため、印刷面が円筒面であることか
ら印刷に関する生産性が悪く、また、ホットスタンピン
グによるバーコードは反射率があまり高くないことか
ら、外乱により誤動作を起こし易いという課題があっ
た。
【0009】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、多数の事項を表示できるバーコー
ドの製作が容易であると共に、バーコードによる光の反
射率が高くて読み取りを確実に行うことができるプリン
タのインクリボンカセットを提供することを目的として
いる。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述したよう
な課題等を解決し、上記目的を達成するために、例え
ば、図1〜図6に示すように、上ハーフ2と下ハーフ3
とからなるカセット筐体1に未使用のインクリボン5を
巻き付けたリボン供給軸6と使用済のインクリボン5を
巻き取るリボン巻取り軸7とを回転自在に支持すると共
に、リボン供給軸6又はリボン巻取り軸7に光検出器4
0から発射された光Lを断続的に反射することにより所
定事項を表示するバーコードを有するコードリング20
を設けたプリンタのインクリボンカセットにおいて、コ
ードリング20は、光検出器40から発射された光を吸
収するリング部材21と、リング部材21に嵌合され且
つ光検出器40から発射された光Lを反射する嵌合部材
22とからなり、リング部材21又は嵌合部材22の一
方には円周方向に適宜間隔あけて複数個のコード用突起
26を設け、コード用突起26を光Lの非反射面31又
は反射面32とすると共に、コード用突起26間を光L
の反射面32又は非反射面31としてバーコードを形成
したことを特徴としている。
【0011】また、本発明のプリンタのインクリボンカ
セットは、例えば、図1〜図6に示すように、リング部
材21は光を良く吸収する合成樹脂で形成し、嵌合部材
22は光を良く反射する金属で形成することが好まし
い。
【0012】更に、本発明のプリンタのインクリボンカ
セットは、例えば、図1〜図6に示すように、リング部
材21に円周方向に適宜間隔あけて複数個のコード用突
起26を設け、コード用突起26を光の非反射面31と
すると共に、嵌合部材22のコード用突起26間に露出
された部分を光の反射面32としてバーコードを形成す
ることができる。
【0013】また、本発明のプリンタのインクリボンカ
セットは、例えば、図示しないが、嵌合部材に円周方向
に適宜間隔あけて複数個のコード用突起を設け、コード
用突起を光の反射面とすると共に、リング部材のコード
用突起間に露出された部分を光の遮蔽面としてバーコー
ドを形成することもできる。
【0014】更に、本発明のプリンタのインクリボンカ
セットは、例えば、図1〜図6に示すように、コードリ
ング20の嵌合部材22には、リボン巻取り軸7又はリ
ボン供給軸6の軸心線方向に弾性変形可能な弾性体29
を一体に設け、プリンタへの装着時、弾性体29のばね
力によりリボン巻取り軸7又はリボン供給軸6を駆動側
軸受部10側に付勢する構成にすることが好ましい。
【0015】
【作用】本発明は、上述のように構成したことにより、
リング部材21に嵌合部材22を嵌合してコードリング
20を構成すると、複数個のコード用突起26によって
複数の非反射面31及び反射面32を有するバーコード
が形成され、これにより、バーコードによる光Lの反射
率が高くて読み取りを確実に行うことができると共に、
多数の事項を表示できるバーコードを容易に製造するこ
とができる。
【0016】また、光検出器40から発射された光L
は、リング部材21では良く吸収される一方、嵌合部材
22では良く反射されるため、バーコードによる所定事
項の読み取りを確実に行うことができる。
【0017】更に、光検出器40から発射された光L
は、リング部材21に設けた複数個のコード用突起26
からなる非反射面31では良く吸収され、コード用突起
26間に露出された嵌合部材22の反射面では良く反射
されるため、バーコードによる所定事項の読み取りを確
実に行うことができる。
【0018】また、光検出器から発射された光は、嵌合
部材に設けた複数個のコード用突起からなる反射面では
良く反射され、コード用突起間に露出されたリング部材
の非反射面では良く吸収されるため、バーコードによる
所定事項の読み取りを確実に行うことができる。
【0019】更に、プリンタへの装着時、コードリング
20の嵌合部材22に設けた弾性体29のばね力がリボ
ン巻取り軸7又はリボン供給軸6に作用することによ
り、リボン巻取り軸7又はリボン供給軸6が駆動側軸受
部10側に付勢されて軸振れが防止されると共に、イン
クリボン5の位置決めがなされる。
【0020】
【実施例】以下、本発明のインクリボンカセットの実施
例を、添付した図面を参照して説明する。図1〜図6は
本発明の一実施例を示すもので、図1はインクリボンカ
セットの分解状態を示す斜視図、図2及び図3は本実施
例に係るコードリングを示す図、図4及び図5は本実施
例に係る押え板ばねの作用を説明する図、図6は本実施
例に係るコードリングと光検出器との関係を示す図であ
る。尚、図1〜図6において、図7で説明した従来例の
インクリボンカセットと同一の構成部分には同一符号を
付して重複する説明は省略する。
【0021】本実施例が従来のインクリボンカセットの
構成と異なる部分は、インクリボンユニット4のリボン
巻取り軸7に設けたコードリング20であるので、この
部分について説明する。尚、リボン供給軸6及びリボン
巻取り軸7の軸受機構は同一構成であるため、コードリ
ング20がリボン供給軸6に設けられる場合にも同様で
ある。
【0022】コードリング20は、図2に示すように、
入れ子式構造とされたリング部材21と嵌合部材22と
からなり、図3に示すように、嵌合部材21をリング部
材21に嵌め込んで一体化することによりコードリング
20が構成されている。
【0023】リング部材21は、軸心線方向の中途部に
端面板23を設けた円筒形状を有し、半径方向内側に展
開されている端面板23の中央部には貫通孔24が形成
されている。このリング部材21の端面板23から一面
側には、外周面に適宜な大きさの歯を全周に渡って形成
したギア部25が設けられ、このギア部25とは反対の
他面側には、円周方向に適宜間隔あけて複数個のコード
用突起26が設けられている。このコード用突起26は
バーコードのコードバーとして用いられる。
【0024】このようなリング部材21は、光検出器4
0から発射された光Lを反射しないで吸収することがで
きる部材、例えば、ABS樹脂等の合成樹脂を適用する
ことが好ましい。しかしながら、リング部材21の材質
としては、この他にも各種の材質を適用することがで
き、光を吸収して反射し難いものであれば金属でもよ
い。
【0025】また、嵌合部材22は、リング部材21の
コード用突起26内に嵌合される端面板27と、この端
面板27の一面側を囲むように周方向に連続して設けた
円筒状の反射板28と、端面板27の中央部を一面側に
切り出して設けた弾性体29とを有している。弾性体2
9は、中央に貫通孔30を設けたリング状の突当板29
aと、この突当板29aと端面板27とを連結する複数
個の脚片29b,29bとからなり、その脚片29b
は、本実施例では90度の等間隔で4枚設けられてい
る。
【0026】この嵌合部材22、特に、反射板28は、
図6に示すように、光検出器40から発射された光Lを
良く反射することができる部材、例えば、ステンレス製
板ばね等の金属を適用することが好ましい。しかしなが
ら、嵌合部材22の材質としては、この他にも各種の材
質を適用することができ、光Lを良く反射できるもので
あれば金属以外のものでもよく、また、光を反射し難い
もの(例えば、合成樹脂等)であってもその表面に光反
射塗料を塗布する等することによって嵌合部材22とし
て用いることもできる。
【0027】このような嵌合部材22の材質がステンレ
ス製板ばね等の金属である場合には、例えば、プレス成
形等によって容易に形成することができる。即ち、嵌合
部材22の反射板28は、端面板27の外周縁を円環状
に折り曲げることによって形成することができる。そし
て、嵌合部材22の弾性体29は、4枚の脚片29bの
半径方向外側の端部と端面板27との連結を保持した状
態で、これら脚片29b及びその内側の突当板29aを
打ち抜くと共に、各脚片29bを若干引き延ばして突当
板29aを前方に突出させることにより、図2等に示す
ような嵌合部材22が形成される。
【0028】このような構成を有する嵌合部材22をリ
ング部材21のコード用突起26側に嵌合することによ
り、コードリング20が構成される。そして、複数のコ
ード用突起26と反射板28との組み合わせにより、コ
ード用突起26の表面を光Lの非反射面31とすると共
に、当該コード用突起26間に露出された反射板28の
表面を光Lの反射面32とするバーコードが形成され
る。
【0029】このようなバーコードを有するコードリン
グ20は、リボン巻取り軸7の支持側軸部7bに回転自
在に嵌合される。そして、図6に示すように、モータ駆
動機構33によりリボン巻取り軸7とは別に単独で回転
駆動されると共に、その回転時に光検出器40によって
バーコードが読み取られるようになされている。
【0030】モータ駆動機構33は駆動モータ34と、
この駆動モータ34の回転軸に固定された駆動ギア35
と、この駆動ギア35に噛合する中間ギア36とからな
り、中間ギア36がコードリング20のギア部25に噛
合される。また、光検出器40は、コードリング20の
バーコードに向けて紫外線等の光Lを発射する発光部4
1と、バーコードの反射面32によって反射された光L
を受けてコードを識別する受光部42とを有している。
そして、光検出器40とモータ駆動機構33とは互いに
連動するように構成されている。
【0031】かくして、モータ駆動機構33の駆動モー
タ34を回転駆動すると、その回転力が駆動ギア35か
ら中間ギア36を介してコードリング20のギア部25
に伝達される。これにより、コードリング20がリボン
巻取り軸7とは別に単独で所定回転数(通常、2〜3回
転)を回転駆動される。これと同時に、光検出器40の
発光部41から光Lが発射され、その光Lがバーコード
の反射面32で反射されて受光部42に入力される。こ
の受光部42に入力された光Lに基づいて光検出器40
がコードを識別し、これにより、コードリング20のバ
ーコードに記録された所定事項を読み取ることができ
る。
【0032】このようなコードリング20を有するリボ
ン巻取り軸7及びリボン供給軸6を備えたインクリボン
ユニット4のカセット筐体1への取付け手順は、従来の
場合と同様である。この場合、従来の場合と異なるの
は、リボン巻取り軸7の支持側軸部7b側に装着される
押え板ばね18がコードリング20の嵌合部材22の一
部をなす弾性体29に変わっているという点であるが、
取付け手順については異なるところがない。
【0033】即ち、従来の場合にはカセット筐体1側に
固定されていた押え板ばね18が、本実施例の場合には
弾性体29としてリボン巻取り軸7側のコードリング2
0に固定されているという違いがある。しかしながら、
カセット筐体1への装着時には、図4に示すように、弾
性体29のばね力に抗してリボン巻取り軸7を支持側軸
受部11側に強く押し付けながら、その駆動側軸部7a
を下ハーフ3の駆動側軸受部10の開口部12bに差し
込む、という点に相違はない。その後、従来と同様にし
て、上ハーフ2の駆動側軸受部10,10の開口部12
a,12aをリボン供給軸6及びリボン巻取り軸7の駆
動側軸部6a,7aに重ね合わせ、上ハーフ2を下ハー
フ3に合体させることにより、インクリボンカセットの
組立てが完了する。
【0034】次に、このように構成したインクリボンカ
セットをプリンタへ装着する手順について説明する。イ
ンクリボンカセットがプリンタに装着される前は、図4
に示すように、リボン巻取り軸7は嵌合部材22の弾性
体29のばね力によって右側へと付勢され、これによ
り、駆動側軸部7aのフランジがカセット筐体1の駆動
側軸受部10に当接して位置規制されている。
【0035】この状態から、インクリボンカセットをプ
リンタに装着すると、図5に示すように、プリンタの駆
動軸50がリボン巻取り軸7の駆動側軸部7aに係合さ
れ、この駆動軸50の押圧力によってリボン巻取り軸7
が左側へと押し返される。このとき、下ハーフ3に設け
た軸受凸部13に弾性体29の突当板29aが当接する
ため、コードリング20の位置規制が行われる。これと
同時に、弾性体29の脚片29bがたわむことにより、
リボン巻取り軸7と駆動軸50とが適度な力でバランス
して嵌合状態が保持される。
【0036】尚、プリンタに装着されたインクリボンカ
セットを取り出す場合は、上述した装着手順と逆の手順
を行うことによって簡単に取り出すことができる。
【0037】以上説明したが、本発明は上記実施例に限
定されるものではなく、例えば、上記実施例において
は、リング部材21にコード用突起26を設けてその表
面を光Lの非反射面31とすると共に、これらコード用
突起26間に露出された嵌合部材22の反射板28の表
面を光Lの反射面32としてバーコードを形成した場合
について説明したが、これとは逆に、嵌合部材22の反
射板28にコード用突起を設けてその表面を反射面とす
ると共に、これらコード用突起間に露出されたリング部
材の表面を非反射面としてバーコードを形成することが
できる。この場合には、リング部材21の外側に嵌合部
材22を被せるようにして嵌合する。このように、本発
明は、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変更できるもの
である。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
リング部材に嵌合部材を嵌合してコードリングを構成す
ることにより、複数個のコード用突起によって複数の反
射面及び非反射面を有するバーコードを形成することが
でき、これにより、光の反射率が高いバーコードを容易
に製造することができる。従って、バーコードの読み取
りを確実に行うことができると共に、多数の事項を表示
できる多種類のバーコードを形成できるプリンタのイン
クリボンカセットを提供することができるという効果が
得られる。
【0039】また、リング部材を合成樹脂で形成し且つ
嵌合部材を金属で形成することにより、光検出器から発
射された光を、リング部材では良く吸収して嵌合部材で
は良く反射することができ、従って、バーコードによる
所定事項の読み取りを確実に行うことができるという効
果が得られる。
【0040】更に、リング部材に設けたコード用突起の
表面を光の非反射面とすると共に、そのコード用突起間
に露出された嵌合部材の表面を光の反射面としてバーコ
ードを形成することにより、光検出器から発射された光
をリング部材の非反射面では良く吸収できると共に嵌合
部材の反射面では良く反射することができ、従って、バ
ーコードによる所定事項の読み取りを確実に行うことが
できるという効果が得られる。
【0041】また、嵌合部材に設けたコード用突起の表
面を光の反射面とすると共に、そのコード用突起間に露
出されたリング部材の表面を光の非反射面としてバーコ
ードを形成することにより、光検出器から発射された光
をリング部材の非反射面では良く吸収できると共に嵌合
部材の反射面では良く反射することができ、従って、バ
ーコードによる所定事項の読み取りを確実に行うことが
できるという効果が得られる。
【0042】更に、コードリングの嵌合部材に弾性体を
一体に設けることにより、プリンタにインクリボンカセ
ットを装着すると、弾性体のばね力がリボン巻取り軸又
はリボン供給軸に作用するため、リボン巻取り軸又はリ
ボン供給軸を駆動側軸受部側に付勢して軸振れを防止で
きると共に、インクリボンの位置決めをなすことができ
るという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクリボンカセットの一実施例を示
す分解状態の斜視図である。
【図2】本発明に係るコードリングの一実施例を示す分
解状態の斜視図である。
【図3】同、図2の組立状態の斜視図である。
【図4】図1に示す実施例のリボン巻取り軸部分を断面
したもので、プリンタ装着前の状態の断面図である。
【図5】同、プリンタ装着後の状態の断面図である。
【図6】本発明に係るコードリングの作用を説明するた
めの斜視図である。
【図7】従来のインクリボンカセットを示す分解状態の
斜視図である。
【符号の説明】
1 カセット筐体 2 上ハーフ 3 下ハーフ 4 インクリボンユニット 5 インクリボン 6 リボン供給軸 7 リボン巻取り軸 6a,7a 駆動側軸部 6b,7b 支持側軸部 10 駆動側軸受部 11 支持側軸受部 12 軸受孔 13 軸受凸部 20 コードリング 21 リング部材 22 嵌合部材 25 ギア部 26 コード用突起 28 反射板 29 弾性体 31 非反射面 32 反射面 33 モータ駆動機構 40 光検出器 41 発光部 42 受光部 50 駆動軸

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上ハーフと下ハーフとからなるカセット
    筐体に未使用のインクリボンを巻き付けたリボン供給軸
    と使用済のインクリボンを巻き取るリボン巻取り軸とを
    回転自在に支持すると共に、上記リボン供給軸又は上記
    リボン巻取り軸に光検出器から発射された光を断続的に
    反射することにより所定事項を表示するバーコードを有
    するコードリングを設けたプリンタのインクリボンカセ
    ットにおいて、 上記コードリングは、上記光検出器から発射された光を
    吸収するリング部材と、上記リング部材に嵌合され且つ
    上記光検出器から発射された光を反射する嵌合部材とか
    らなり、 上記リング部材又は上記嵌合部材の一方には円周方向に
    適宜間隔あけて複数個のコード用突起を設け、上記コー
    ド用突起を上記光の非反射面又は反射面とすると共に、
    当該コード用突起間を上記光の反射面又は非反射面とし
    て上記バーコードを形成したことを特徴とするプリンタ
    のインクリボンカセット。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のプリンタのインクリボン
    カセットにおいて、 上記リング部材は光を良く吸収する合成樹脂で形成し、
    上記嵌合部材は光を良く反射する金属で形成したことを
    特徴とするプリンタのインクリボンカセット。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のプリンタのインクリボン
    カセットにおいて、 上記リング部材に円周方向に適宜間隔あけて複数個のコ
    ード用突起を設け、上記コード用突起を上記光の非反射
    面とすると共に、上記嵌合部材の上記コード用突起間に
    露出された部分を上記光の反射面として上記バーコード
    を形成したことを特徴とするプリンタのインクリボンカ
    セット。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のプリンタのインクリボン
    カセットにおいて、 上記嵌合部材に円周方向に適宜間隔あけて複数個のコー
    ド用突起を設け、上記コード用突起を上記光の反射面と
    すると共に、上記リング部材の上記コード用突起間に露
    出された部分を上記光の非反射面として上記バーコード
    を形成したことを特徴とするプリンタのインクリボンカ
    セット。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のプリンタのインクリボン
    カセットにおいて、 上記コードリングの上記嵌合部材には、上記リボン巻取
    り軸又は上記リボン供給軸の軸心線方向に弾性変形可能
    な弾性体を一体に設け、上記プリンタへの装着時、上記
    弾性体のばね力によりリボン巻取り軸又はリボン供給軸
    を駆動側軸受部側に付勢するようにしたことを特徴とす
    るプリンタのインクリボンカセット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998004415A1 (en) * 1996-07-31 1998-02-05 Imperial Chemical Industries Plc Cassette casing for thermal transfer printing dye ribbon
US6195111B1 (en) 1996-07-31 2001-02-27 Imperial Chemical Industries Plc Cassette casing for thermal transfer printing dye ribbon

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