JPH085710A - スキャンパステスト用フリップフロップ回路 - Google Patents

スキャンパステスト用フリップフロップ回路

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JPH085710A
JPH085710A JP6141653A JP14165394A JPH085710A JP H085710 A JPH085710 A JP H085710A JP 6141653 A JP6141653 A JP 6141653A JP 14165394 A JP14165394 A JP 14165394A JP H085710 A JPH085710 A JP H085710A
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Yoshihiro Tahira
由弘 田平
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 遅延シミュレーションの誤差を軽減しつつ
も、回路面積の増大を最小限にとどめる、スキャンパス
テスト用フリップフロップ回路を提供する。 【構成】 インバータ回路等の論理回路54を介して反
転させたデータ入力端子51からのデータ信号とスキャ
ン信号入力端子52からのスキャン信号をスキャンモー
ド切り替え入力端子53からのスキャンテストモードの
切り替え信号で選択するセレクタ回路55と、セレクタ
回路55の出力をクロック信号により、ラッチし、出力
するDフリップフロップ回路56とから構成される。論
理回路54を設けることにより、データ入力端子51に
おける入力インピーダンスを高くすることができ、遅延
シミュレーション時の遅延計算の誤差を軽減することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スキャンパステストを
採用して、テストの容易化を実現するスキャンパステス
ト用フリップフロップ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】スキャンパステストに使用される従来の
スキャンパステスト用フリップフロップ回路について、
図面を参照しながら説明する。
【0003】図4はスキャンパステストを使用した回路
ブロックを示す図である。図4において、回路ブロック
は、2個のスキャンパステスト用フリップフロップ回路
(以下、スキャンフリップフロップ回路という)1,2
と、2個の組合せ論理回路3,4とからなる簡単なもの
で、さらに組合せ論理回路3へ信号を入力する入力端子
5,6と、組合せ論理回路4へ信号を入力する入力端子
7と、スキャンフリップフロップ回路1へスキャン信号
を入力するスキャン信号入力端子8と、スキャンフリッ
プフロップ回路1,2のテストモードを切り替えるスキ
ャンテストモードの切り替え端子9と、スキャンフリッ
プフロップ回路1,2へクロック信号を供給するクロッ
ク入力端子10と、スキャンフリップフロップ回路2の
出力端子11とから構成される。
【0004】構成の詳細について、さらに説明する。組
合せ論理回路3は入力端子5,6からのデータを入力と
し、その出力信号はスキャンフリップフロップ回路1の
データ入力となる。ここでは、組合せ論理回路3とし
て、アンド回路を用いている。スキャンフリップフロッ
プ回路1は、スキャン信号入力端子8からのスキャン入
力12と、入力端子5,6から組合せ論理回路3を経由
して入力されるデータ入力13と、切り替え端子9から
のスキャンモード切り替え入力14と、スキャン入力1
2またはデータ入力13をスキャンモード切り替え入力
14により選択するセレクタ回路15と、このセレクタ
回路15の出力信号をデータ入力とするDフリップフロ
ップ回路16とから構成される。
【0005】同様に、組合せ論理回路4は入力端子7か
らのデータおよびスキャンフリップフロップ回路1の出
力17を入力とし、その出力信号はスキャンフリップフ
ロップ回路2のデータ入力となる。ここでは、組合せ論
理回路4として、アンド回路を用いている。スキャンフ
リップフロップ回路2は、スキャンフリップフロップ回
路1の出力17を入力とするスキャン入力18と、入力
端子7からの入力およびスキャンフリップフロップ回路
1の出力17を入力とする組合せ論理回路4の出力を入
力とするデータ入力19と、切り替え端子9からのスキ
ャンモード切り替え入力20と、スキャン入力18また
はデータ入力19をスキャンモード切り替え入力20に
より選択するセレクタ回路21と、セレクタ回路21の
出力信号をデータ入力とするDフリップフロップ回路2
2とから構成される。
【0006】以下、その動作について説明する。スキャ
ンフリップフロップ回路1,2において、切り替え端子
9から供給された信号は、スキャンモード切り替え入力
14,20を経て、それぞれセレクタ回路15,21に
供給される。セレクタ回路15,21は、セレクタ・ス
イッチであり、切り替え端子9から供給されるスキャン
モード切り替え入力14,20により、それぞれデータ
入力13とスキャン入力12のいずれか、データ入力1
9とスキャン入力18のいずれかから入力された信号を
選択して、スキャンフリップフロップ回路1,2内部の
Dフリップフロップ回路16,22へ転送する。
【0007】以上のごとく、スキャンフリップフロップ
回路は、セレクタ回路とDフリップフロップ回路から構
成されている。
【0008】図5は、従来のダイナミックタイプのスキ
ャンフリップフロップ回路の構成を示す図である。図5
において、スキャンフリップフロップ回路は、セレクタ
回路31と、Dフリップフロップ回路32と、スキャン
モード切り替え入力端子33と、スキャン入力端子34
と、データ入力端子35と、クロック入力端子36と、
出力端子37とから構成される。
【0009】また、セレクタ回路31は、スキャン入力
端子34とデータ入力端子35にそれぞれ接続されたC
MOS型トランスファゲート38,39と、インバータ
回路を2段縦続接続し、スキャンモード切り替え入力端
子33からのスキャンモード切り替え信号の反転、正転
信号を出力する論理回路40とで構成される。
【0010】Dフリップフロップ回路32は、クロック
入力端子36からのクロック信号により、セレクタ出力
41をデータ入力として伝達するCMOS型トランスフ
ァゲート42,43と、インバータ回路44,45と、
インバータ回路の2段縦続接続し、クロック入力端子3
6からのクロック信号の反転、正転信号を出力する論理
回路46とで構成される。
【0011】以下に、その動作を説明する。スキャンモ
ード切り替え入力端子33に信号‘1’が入力されたと
き、トランスファゲート38はオン状態、トランスファ
ゲート39はオフ状態となり、セレクタ回路31のセレ
クタ出力41には、スキャン入力端子34から入力され
たスキャン信号が出力される。
【0012】一方、スキャンモード切り替え入力端子3
3に信号‘0’が入力されたとき、トランスファゲート
38はオフ状態、トランスファゲート39はオン状態に
なり、セレクタ回路31のセレクタ出力41としては、
データ入力端子35から入力されたデータ信号が出力さ
れる。
【0013】セレクタ回路31のセレクタ出力41はD
フリップフロップ回路32に接続され、トランスファゲ
ート42,43、インバータ回路44,45を経て、ク
ロック入力端子36に同期した信号として、出力端子3
7から出力される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】図5に示す従来のフリ
ップフロップ回路は、データ入力端子35に入力される
データ入力信号がトランスファゲート39を経て、直接
Dフリップフロップ回路32へ伝送されるため、配線の
容量・抵抗により、レイアウト後の配線長をもとに算出
した遅延を含んだ論理シミュレーション(以下、遅延シ
ミュレーションという)時に、伝搬遅延時間の計算誤差
が大きくなるという問題点がある。
【0015】本発明は、上記従来の課題を解決するもの
であり、遅延シミュレーションの誤差を軽減しつつも、
回路面積の増大を最小限にとどめるスキャンフリップフ
ロップ回路を提供することを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のフリップフロップ回路は、通常動作モード
時のデータ信号を入力する第1の入力端子と、スキャン
テストのシフトモード時のスキャン信号を入力する第2
の入力端子と、前記第1の入力端子を入力に接続した第
1の論理回路と、前記第1の論理回路の出力と前記第2
の入力端子を2つの入力に接続し、2つの信号入力の一
方を選択し、出力するセレクタ回路と、前記セレクタ回
路のモード選択を行う信号を入力するモード切り替え端
子と、クロック信号により、前記セレクタ回路の出力信
号を保持、出力する第2の論理回路とを備えたことを特
徴としている。
【0017】
【作用】本発明の構成によれば、通常動作モード時のデ
ータ信号を入力する第1の入力端子を第1の論理回路に
接続することにより、前記データ入力端子における入力
インピーダンスが大きくなり、配線の容量・抵抗による
遅延計算の不確定要素がなくなり、通常動作時に行う遅
延シミュレーションでの遅延計算の誤差を軽減すること
ができる。
【0018】
【実施例】図1は本発明の第1の実施例におけるダイナ
ミックタイプのスキャンパステスト用フリップフロップ
回路(以下、スキャンフリップフロップ回路という)の
構成を示す図である。図1において、スキャンフリップ
フロップ回路は、通常動作モード時に、内部回路である
組合せ論理回路の出力信号が入力となるデータ入力端子
51と、スキャンテストのシフトモード時のスキャン信
号が入力されるスキャン信号入力端子52と、スキャン
テストモードの切り替え信号が入力されるスキャンモー
ド切り替え入力端子53と、データ入力端子51からの
データ信号を反転させるインバータ回路等の論理回路5
4と、論理回路54の出力信号またはスキャン信号入力
端子52からの信号をスキャンモード切り替え入力端子
53からのスキャンテストモードの切り替え信号で選択
するセレクタ回路55と、Dフリップフロップ回路56
と、Dフリップフロップ回路56のクロック入力端子5
7と、出力端子58とにより構成される。
【0019】また、セレクタ回路55は、論理回路54
の出力信号またはスキャン信号入力端子52からの信号
をそれぞれスキャンモード切り替え入力端子53の信号
により通過させるCMOS型トランスファゲート59,
60と、スキャンモード切り替え入力端子53からの信
号を反転させるインバータ回路等の論理回路61とから
構成される。
【0020】Dフリップフロップ回路56は、CMOS
型トランスファゲート62,63と、インバータ回路を
2段縦続接続し、クロック入力端子57からの信号の反
転、正転信号を出力する論理回路64と、インバータ回
路65と、インバータ回路を2段縦続接続した論理回路
66とで構成される。
【0021】以下、その動作について説明する。スキャ
ンモード切り替え入力端子53から信号‘0’が入力さ
れると、トランスファゲート59がオン状態、トランス
ファゲート60がオフ状態となり、データ入力端子51
からの入力データが、論理回路54およびトランスファ
ゲート59を経て、Dフリップフロップ回路56に入力
される。このとき、論理回路54に、例えば、CMOS
インバータ回路を使用すると、データ入力端子51にお
ける入力インピーダンスを高くすることができる。これ
により、遅延シミュレーション時の遅延計算の誤差を軽
減することができる。
【0022】一方、スキャンモード切り替え入力端子5
3から信号‘1’が入力されると、トランスファゲート
59がオフ状態、トランスファゲート60がオン状態と
なり、スキャン信号入力端子52から入力されたスキャ
ン入力信号が、トランスファゲート60を経て、Dフリ
ップフロップ回路56に入力される。
【0023】スキャンパステストは縮退故障を検出する
テスト手法であり、クリティカルパスのテストには不適
当である。逆に考えると、縮退故障を検出するテストで
あれば、遅延シミュレーションにおいて、遅延時間を問
題にする必要はない。図1のスキャンフリップフロップ
回路において、スキャン信号入力端子52は、スキャン
テストにおけるシフトモードでしか使用されないため、
通常動作における遅延時間には、影響を及ぼさない。
【0024】データ入力端子51からの通常のデータ入
力が出力端子58から正転で出力される位相関係であ
る。これは、データ入力端子51における入力インピー
ダンスを高くし、遅延シミュレーション時の遅延計算の
誤差を軽減するために、反転信号を作る論理回路54を
データ入力端子51に接続したが、Dフリップフロップ
回路56において、入力に対し、出力で信号が反転する
ように、インバータ回路65とインバータ回路を2段縦
続接続した論理回路66を設けることにより実現され
る。通常の動作においては、入出力の関係が正転である
ため、問題は発生しない。
【0025】それに対し、スキャンテストのシフト時の
スキャン信号入力端子52から入力されたスキャンデー
タは出力端子58から反転して出力される位相関係であ
る。スキャンテストのシフト動作での反転動作も、スキ
ャンテストパターンを発生するソフトウェアで簡単に対
応しうるため、問題は発生しない。
【0026】図2は本発明の第2の実施例におけるダイ
ナミックタイプのスキャンフリップフロップ回路の構成
を示す図である。図2において、スキャンフリップフロ
ップ回路は、通常動作モード時に、内部回路である組合
せ論理回路の出力信号が入力となるデータ入力端子71
と、スキャンテストのシフトモード時のスキャン信号が
入力されるスキャン信号入力端子72と、スキャンテス
トモードの切り替え信号が入力されるスキャンモード切
り替え入力端子73と、データ入力端子71からの信号
またはスキャン信号入力端子72からの信号をスキャン
モード切り替え入力端子73からのスキャンテストモー
ドの切り替え信号で選択するセレクタ回路74と、Dフ
リップフロップ回路75と、Dフリップフロップ回路7
5のクロック入力端子76〜79と、出力端子80とに
より構成される。
【0027】また、セレクタ回路74は、スキャンモー
ド切り替え入力端子73からのスキャンテストモードの
切り替え信号をクロック信号とするクロックドインバー
タ81およびCMOS型トランスファゲート82と、ス
キャンテストモードの切り替え信号を反転するインバー
タ回路等の論理回路83とで構成される。Dフリップフ
ロップ回路75は、クロック入力端子76〜79からの
クロック信号で動作するCMOS型トランスファゲート
84,85と、信号を反転するインバータ回路等の論理
回路86〜88とで構成される。
【0028】以下にその動作について説明する。スキャ
ンモード切り替え入力端子73から信号‘0’が入力さ
れると、トランスファゲート82がオフ状態、クロック
ドインバータ81がオン状態となるため、データ入力端
子71から入力されたデータ信号が、クロックドインバ
ータ81を経て、Dフリップフロップ回路75に入力さ
れる。このとき、クロックドインバータ81を使用して
いるため、データ入力端子71の入力インピーダンスを
高くすることができる。よって、遅延シミュレーション
時の遅延計算の誤差を軽減することができる。
【0029】図2の実施例において、Dフリップフロッ
プ回路75は4相クロックにより制御される。これは、
大規模集積回路において、数千個のスキャンフリップフ
ロップ回路が使用された場合でも、クロックスキューに
よる誤動作が発生しないように、クロック発生回路にお
いて、デッドバンドをもったクロックを発生する必要が
あるからである。Dフリップフロップ回路75におい
て、トランスファゲート84,85間に論理回路86,
87が配置してあるのも、クロックスキューによる誤動
作の軽減に役だっている。
【0030】図3は本発明の第3の実施例におけるダイ
ナミックタイプのスキャンフリップフロップ回路の構成
を示す図である。図3において、スキャンフリップフロ
ップ回路は、内部回路である組合せ論理回路の出力信号
が入力となるデータ入力端子91と、スキャンテストの
シフトモード時のスキャン信号が入力されるスキャン信
号入力端子92と、スキャンテストモードの切り替え信
号またはマスタークロック信号が入力されるマスターク
ロック端子93,94と、データ入力端子91からのデ
ータ信号を反転させるインバータ回路等の論理回路95
と、論理回路95の出力信号またはスキャン信号入力端
子92からの信号をスキャンモード切り替え入力端子9
3,94からのスキャンテストモードの切り替え信号で
選択するセレクタ回路96と、Dフリップフロップ回路
97と、Dフリップフロップ回路97のスレーブクロッ
ク信号を供給するスレーブクロック入力端子98と、出
力端子99とにより構成される。
【0031】また、セレクタ回路96は、論理回路95
の出力信号またはスキャン信号入力端子92からの信号
をそれぞれスキャンモード切り替え入力端子93,94
の信号により通過させるトランスファゲート100,1
01から構成される。
【0032】Dフリップフロップ回路97は、帰還回路
102,103と、トランスファゲート104と、トラ
ンスファゲート104にスレーブクロック信号を供給す
るスレーブクロック入力端子98と、信号を反転させる
インバータ回路等の論理回路105〜107とから構成
される。
【0033】以下、その動作を説明する。通常動作時、
データ入力端子91から入力されたデータは、マスター
クロック端子94から入力されたスキャンテストモード
の切り替え信号により、トランスファゲート101がオ
フ状態であるため、論理回路95、トランスファゲート
100、論理回路105、トランスファゲート104、
および論理回路106,107を経由して、マスターク
ロック端子93、スレーブクロック入力端子98から入
力された2相クロックに同期したデータとして出力端子
99から出力される。このとき、データ入力端子91か
ら入力されたデータと出力端子99から出力されるデー
タとは正転位相の関係になる。
【0034】一方、スキャンテストのシフトモードにお
いては、スキャン信号入力端子92から入力されたスキ
ャンデータは、マスタークロック端子93から入力され
たスキャンテストモードの切り替え信号により、トラン
スファゲート100がオフ状態であるため、トランスフ
ァゲート101、論理回路105、トランスファゲート
104、および論理回路106,107を経由して、マ
スタークロック端子94、スレーブクロック端子98か
ら入力された2相クロックに同期したデータとして出力
端子99から出力される。このとき、スキャン信号入力
端子92から入力されたデータと出力端子99から出力
されるデータとは反転位相の関係になる。
【0035】通常、Nチャンネル型MOSトランジスタ
1個で構成されるトランスファゲートは、トランスファ
ゲートの出力電圧をVo、トランスファゲートのゲート
電極の電圧をVgとしたとき、 Vo=Vg−Vt ただし、Vt:トランジスタのスレッシュホールド電圧 なる関係がある。このため、Vgが電源電圧VDDと等し
かった場合でも、トランスファゲートの次段に接続され
る論理ゲートの入力電圧がVDDよりVt分低くなってし
まう。このため、ノイズに対して弱くなり、電源電圧の
低電圧化に対応できないなどの問題点が発生する。
【0036】しかし、第3の実施例においては、Pチャ
ンネルMOSトランジスタによる帰還回路102,10
3を使用することにより、論理回路105,106の入
力電圧をVDDまで上昇することができる。これにより、
ノイズマージンのアップ、電源電圧の低電圧化に対応す
ることができる。
【0037】本発明の第3の実施例である図3のスキャ
ンフリップフロップ回路は、従来例である図4のスキャ
ンフリップフロップ回路に比して、トランジスタ数が少
なく、回路面積の面で非常に有効である。また、通常時
のデータ入力端子の入力インピーダンスも高く、遅延シ
ミュレーションにおける誤差の軽減に対しても非常に有
効である。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、通常動作モード時のデ
ータ信号を入力する第1の入力端子を第1の論理回路に
接続することにより、前記データ入力端子における入力
インピーダンスが大きくなり、レイアウト後の配線長を
もとに算出する遅延シミュレーション時において、配線
の容量・抵抗による影響をなくし、通常動作時に行う伝
搬遅延時間の計算誤差を軽減することができる。
【0039】また、トランスファゲート回路からなるセ
レクタ回路と、インバータ回路と前記インバータ回路の
出力信号を1個のトランジスタを介して入力側に戻す帰
還回路とからなる第2の論理回路を用いることにより、
使用するトランジスタ数が少なく、かつ入力インピーダ
ンスの高いスキャンテスト用フリップフロップ回路が実
現できる。使用トランジスタ数の削減は、すなわち回路
面積の削減ができることを示している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるスキャンパステ
スト用フリップフロップ回路の構成図
【図2】本発明の第2の実施例におけるスキャンパステ
スト用フリップフロップ回路の構成図
【図3】本発明の第3の実施例におけるスキャンパステ
スト用フリップフロップ回路の構成図
【図4】スキャンパステストを採用した回路ブロックの
構成図
【図5】従来のスキャンパステスト用フリップフロップ
回路の構成図
【符号の説明】
1,2 スキャンフリップフロップ回路 3,4 組合せ論理回路 5,6,7 入力端子 8 スキャン信号入力端子 9 切り替え端子 10 クロック入力端子 11 出力端子 12 スキャン入力 13 データ入力 14 スキャンモード切り替え入力 15 セレクタ回路 16 Dフリップフロップ回路 17 出力 18 スキャン入力 19 データ入力 20 スキャンモード切り替え入力 21 セレクタ回路 22 Dフリップフロップ回路 31 セレクタ回路 32 Dフリップフロップ回路 33 スキャンモード切り替え入力端子 34 スキャン信号入力端子 35 データ入力端子 36 クロック入力端子 37 出力端子 38,39 トランスファゲート 40 論理回路 41 セレクタ出力 42,43 トランスファゲート 44,45 インバータ回路 46 論理回路 51 データ入力端子 52 スキャン信号入力端子 53 スキャンモード切り替え入力端子 54 論理回路 55 セレクタ回路 56 Dフリップフロップ回路 57 クロック入力端子 58 出力端子 59,60 トランスファゲート 61 論理回路 62,63 トランスファゲート 64 論理回路 65 インバータ回路 66 論理回路 71 データ入力端子 72 スキャン信号入力端子 73 スキャンモード切り替え入力端子 74 セレクタ回路 75 Dフリップフロップ回路 76〜79 クロック入力端子 81 クロックドインバータ 82 トランスファゲート 83 論理回路 84,85 トランスファゲート 86〜88 論理回路 91 データ入力端子 92 スキャン信号入力端子 93,94 スキャンモード切り替え入力端子 95 論理回路 96 セレクタ回路 97 Dフリップフロップ回路 98 スレーブクロック入力端子 100,101 トランスファゲート 102,103 帰還回路 104 トランスファゲート 105〜107 論理回路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通常動作モード時のデータ信号を入力す
    る第1の入力端子と、スキャンテストのシフトモード時
    のスキャン信号を入力する第2の入力端子と、前記第1
    の入力端子を入力に接続した第1の論理回路と、前記第
    1の論理回路の出力と前記第2の入力端子を2つの入力
    に接続し、2つの信号入力の一方を選択し、出力するセ
    レクタ回路と、前記セレクタ回路のモード選択を行う信
    号を入力するモード切り替え端子と、クロック信号によ
    り、前記セレクタ回路の出力信号を保持、出力する第2
    の論理回路とを備えたことを特徴とするスキャンパステ
    スト用フリップフロップ回路。
  2. 【請求項2】 データ信号が第2の論理回路の出力端子
    から正転の関係で出力され、スキャン信号が前記第2の
    論理回路の前記出力端子から反転の関係で出力されるこ
    とを特徴とする請求項1記載のスキャンパステスト用フ
    リップフロップ回路。
  3. 【請求項3】 第1の論理回路がインバータ回路である
    請求項1または2記載のスキャンパステスト用フリップ
    フロップ回路。
  4. 【請求項4】 セレクタ回路がトランスファーゲート回
    路からなる請求項1ないし3記載のスキャンパステスト
    用フリップフロップ回路。
  5. 【請求項5】 第1の論理回路およびセレクタ回路がク
    ロックドインバータ回路およびトランスファーゲート回
    路の組み合せからなる請求項1ないし4記載のスキャン
    パステスト用フリップフロップ回路。
  6. 【請求項6】 第2の論理回路がDフリップフロップ回
    路からなる請求項1ないし5記載のスキャンパステスト
    用フリップフロップ回路。
  7. 【請求項7】 第2の論理回路がインバータ回路と、前
    記インバータ回路の出力信号を1個のトランジスタを介
    して入力側に戻す帰還回路とからなる請求項1ないし5
    記載のスキャンパステスト用フリップフロップ回路。
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