JPH0856877A - 掃除機用吸い込み口 - Google Patents
掃除機用吸い込み口Info
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- JPH0856877A JPH0856877A JP6219585A JP21958594A JPH0856877A JP H0856877 A JPH0856877 A JP H0856877A JP 6219585 A JP6219585 A JP 6219585A JP 21958594 A JP21958594 A JP 21958594A JP H0856877 A JPH0856877 A JP H0856877A
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- moving member
- moving
- suction port
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 微小なゴミを排除する回転ブラシ１２にから
みついてくる髪の毛１４等を自動的に排除する機構を設
けることにより、微小ゴミの排除効果が低下することの
ない掃除機用吸い込み口を提供することを目的とする。 【構成】 表面に沿ってらせん状に設けられたブラシ２
６を有し、回転可能に支持され、回転したときにブラシ
２６が被清掃面に繰り返し接触することにより主として
微小なゴミを排除する回転ブラシ１２と、回転ブラシ１
２の回転軸の方向に沿って直線的に移動する直線移動部
分を有するタイミングベルト３８と、タイミングベルト
３８に取り付けられ、ブラシ２６にからみつく髪の毛１
４等を切断する刃物３９と、回転ブラシ１２の１回転に
対して直線移動部分をブラシ２６のらせんの１ピッチだ
け移動させることにより、ブラシ２６に接触することな
く刃物３９を移動させる移動部材駆動機構３０等とを備
えている。
みついてくる髪の毛１４等を自動的に排除する機構を設
けることにより、微小ゴミの排除効果が低下することの
ない掃除機用吸い込み口を提供することを目的とする。 【構成】 表面に沿ってらせん状に設けられたブラシ２
６を有し、回転可能に支持され、回転したときにブラシ
２６が被清掃面に繰り返し接触することにより主として
微小なゴミを排除する回転ブラシ１２と、回転ブラシ１
２の回転軸の方向に沿って直線的に移動する直線移動部
分を有するタイミングベルト３８と、タイミングベルト
３８に取り付けられ、ブラシ２６にからみつく髪の毛１
４等を切断する刃物３９と、回転ブラシ１２の１回転に
対して直線移動部分をブラシ２６のらせんの１ピッチだ
け移動させることにより、ブラシ２６に接触することな
く刃物３９を移動させる移動部材駆動機構３０等とを備
えている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、微小なゴミを排除する
回転部材（回転ブラシ）にからみつく髪の毛等を除去す
る機構を備えた掃除機用吸い込み口に関するものであ
る。
回転部材（回転ブラシ）にからみつく髪の毛等を除去す
る機構を備えた掃除機用吸い込み口に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】じゅうたんやたたみ等の被清掃面に付着
した微小なゴミを効果的に排除するために、近年の掃除
機用吸い込み口には回転ブラシが設けられているものが
多い。このような従来の掃除機用吸い込み口において
は、回転ブラシを回転させてブラシを被清掃面に繰り返
し接触させることにより、じゅうたんの毛の奥やたたみ
の内部に入り込んだ微小なゴミをかき出し、吸引してし
まうのである。
した微小なゴミを効果的に排除するために、近年の掃除
機用吸い込み口には回転ブラシが設けられているものが
多い。このような従来の掃除機用吸い込み口において
は、回転ブラシを回転させてブラシを被清掃面に繰り返
し接触させることにより、じゅうたんの毛の奥やたたみ
の内部に入り込んだ微小なゴミをかき出し、吸引してし
まうのである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図５に示す
ように、掃除機用吸い込み口１０の回転ブラシ１２に
は、女性の長い髪の毛１４、１６や糸屑等がからみつい
てしまうことがある。図５は従来の掃除機用吸い込み口
１０を下方から見た底面図であり、負圧にされる開口部
１８には回転ブラシ１２が配置され、底面には車輪２
０、２２、２４が設けられている。このように髪の毛１
４、１６や糸屑等がからみついてしまった部分は、被清
掃面に接触することができなくなり、回転ブラシ１２の
微小ゴミ排除効果は著しく低下してしまうという問題点
があった。さらに、髪の毛１４、１６等が引っ掛かって
回転ブラシ１２の回転が止まってしまうという問題点も
あった。従って、回転ブラシ１２の効果を保つために
は、からみついた髪の毛１４、１６等を定期的に人手に
よって除去する必要があるが、この作業は手間のかかる
ものであり、しかも不潔なものであるという問題点があ
った。
ように、掃除機用吸い込み口１０の回転ブラシ１２に
は、女性の長い髪の毛１４、１６や糸屑等がからみつい
てしまうことがある。図５は従来の掃除機用吸い込み口
１０を下方から見た底面図であり、負圧にされる開口部
１８には回転ブラシ１２が配置され、底面には車輪２
０、２２、２４が設けられている。このように髪の毛１
４、１６や糸屑等がからみついてしまった部分は、被清
掃面に接触することができなくなり、回転ブラシ１２の
微小ゴミ排除効果は著しく低下してしまうという問題点
があった。さらに、髪の毛１４、１６等が引っ掛かって
回転ブラシ１２の回転が止まってしまうという問題点も
あった。従って、回転ブラシ１２の効果を保つために
は、からみついた髪の毛１４、１６等を定期的に人手に
よって除去する必要があるが、この作業は手間のかかる
ものであり、しかも不潔なものであるという問題点があ
った。
【０００４】そこで、本発明の目的は、微小なゴミを排
除する回転部材（回転ブラシ）にからみついてくる髪の
毛等を自動的に排除する機構を設けることにより、微小
ゴミの排除効果が低下することのない掃除機用吸い込み
口を提供することにある。
除する回転部材（回転ブラシ）にからみついてくる髪の
毛等を自動的に排除する機構を設けることにより、微小
ゴミの排除効果が低下することのない掃除機用吸い込み
口を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項１に係る発明は、表面に沿ってらせん状に設
けられた微小ゴミ排除手段を有し、回転可能に支持さ
れ、回転したときに微小ゴミ排除手段が被清掃面に繰り
返し接触することにより主として微小なゴミを排除する
微小ゴミ排除用回転部材と、微小ゴミ排除用回転部材の
回転軸の方向に沿って直線的に移動する直線移動部分を
有する移動部材と、移動部材に取り付けられ、微小ゴミ
排除手段にからみつく長尺のゴミを切断する切断手段
と、微小ゴミ排除用回転部材の１回転に対して直線移動
部分をらせんの１ピッチだけ移動させることにより、微
小ゴミ排除手段に接触することなく切断手段を移動させ
る移動部材駆動機構とを備えている。
に、請求項１に係る発明は、表面に沿ってらせん状に設
けられた微小ゴミ排除手段を有し、回転可能に支持さ
れ、回転したときに微小ゴミ排除手段が被清掃面に繰り
返し接触することにより主として微小なゴミを排除する
微小ゴミ排除用回転部材と、微小ゴミ排除用回転部材の
回転軸の方向に沿って直線的に移動する直線移動部分を
有する移動部材と、移動部材に取り付けられ、微小ゴミ
排除手段にからみつく長尺のゴミを切断する切断手段
と、微小ゴミ排除用回転部材の１回転に対して直線移動
部分をらせんの１ピッチだけ移動させることにより、微
小ゴミ排除手段に接触することなく切断手段を移動させ
る移動部材駆動機構とを備えている。
【０００６】移動部材としては、タイミングベルトを用
いることができる。
いることができる。
【０００７】切断手段が移動手段に弾性支持されてお
り、切断手段が微小ゴミ排除手段にからみついたゴミに
当たったにもかかわらずこれを切断することができなか
ったときに、切断手段がこのゴミを避けて移動するのが
好ましい。
り、切断手段が微小ゴミ排除手段にからみついたゴミに
当たったにもかかわらずこれを切断することができなか
ったときに、切断手段がこのゴミを避けて移動するのが
好ましい。
【０００８】移動部材駆動機構に動力切り離し手段が設
けられており、掃除機用吸い込み口が被清掃面に当接し
ているときだけ移動部材が移動するようにしてもよい。
けられており、掃除機用吸い込み口が被清掃面に当接し
ているときだけ移動部材が移動するようにしてもよい。
【０００９】
【作用】本発明においては、微小ゴミ排除用回転部材の
回転軸の方向に沿って移動部材の直線移動部分が配置さ
れており、移動部材に切断手段が取り付けられているた
め、微小ゴミ排除手段にからみついた長尺のゴミは切断
手段によって切断され排除されてしまう。このとき、直
線移動部分は移動部材駆動機構によって微小ゴミ排除用
回転部材の１回転に対して微小ゴミ排除手段のらせん１
ピッチ分だけ移動するため、切断手段は微小ゴミ排除手
段の隙間に沿って移動し、微小ゴミ排除手段に衝突する
ことはない。
回転軸の方向に沿って移動部材の直線移動部分が配置さ
れており、移動部材に切断手段が取り付けられているた
め、微小ゴミ排除手段にからみついた長尺のゴミは切断
手段によって切断され排除されてしまう。このとき、直
線移動部分は移動部材駆動機構によって微小ゴミ排除用
回転部材の１回転に対して微小ゴミ排除手段のらせん１
ピッチ分だけ移動するため、切断手段は微小ゴミ排除手
段の隙間に沿って移動し、微小ゴミ排除手段に衝突する
ことはない。
【００１０】
【実施例】以下、添付図面に沿って本発明の実施例につ
いて説明する。なお、図面において同一又は相当部分に
は同一符号を用いるものとする。
いて説明する。なお、図面において同一又は相当部分に
は同一符号を用いるものとする。
【００１１】図１は、本発明に従って構成された掃除機
用吸い込み口１０を示す図であり、掃除機用吸い込み口
１０を下方から、すなわち被清掃面に当接する方から見
た図である。開口部１８には微小ゴミ排除用回転部材、
すなわち回転ブラシ１２が配置されており、回転ブラシ
１２の表面に沿って微小ゴミ排除手段、すなわちブラシ
２６が設けられている。微小ゴミ排除手段としては、ブ
ラシ以外にゴム板等を用いることもできる（図５参
照）。そして、ブラシ２６の先端が床面等の被清掃面に
繰り返し接触することにより微小なゴミ等が排除され
る。
用吸い込み口１０を示す図であり、掃除機用吸い込み口
１０を下方から、すなわち被清掃面に当接する方から見
た図である。開口部１８には微小ゴミ排除用回転部材、
すなわち回転ブラシ１２が配置されており、回転ブラシ
１２の表面に沿って微小ゴミ排除手段、すなわちブラシ
２６が設けられている。微小ゴミ排除手段としては、ブ
ラシ以外にゴム板等を用いることもできる（図５参
照）。そして、ブラシ２６の先端が床面等の被清掃面に
繰り返し接触することにより微小なゴミ等が排除され
る。
【００１２】回転ブラシ１２は軸受２８ａ、２８ｂによ
って回転可能に支持されており、回転ブラシ１２の一端
には後述するかさ歯歯車３０が取り付けられ、他端には
モータ３２の回転軸が取り付けられている。モータ３２
が回転すると、その動力によって回転ブラシ１２が回転
するようになっている。なお、回転ブラシ１２は、ゴミ
を吸い込む際の空気の流れによって回転するファンから
動力を受けて駆動されるような構造であってもよい。ま
た、掃除機用吸い込み口１０の底面には、車輪２０、２
２、２４が設けられており、掃除機用吸い込み口１０の
底面と床面等の被清掃面との摩擦を小さくしている。掃
除機用吸い込み口１０は、取り付け口３３を介して掃除
機本体（図示せず）に接続される。
って回転可能に支持されており、回転ブラシ１２の一端
には後述するかさ歯歯車３０が取り付けられ、他端には
モータ３２の回転軸が取り付けられている。モータ３２
が回転すると、その動力によって回転ブラシ１２が回転
するようになっている。なお、回転ブラシ１２は、ゴミ
を吸い込む際の空気の流れによって回転するファンから
動力を受けて駆動されるような構造であってもよい。ま
た、掃除機用吸い込み口１０の底面には、車輪２０、２
２、２４が設けられており、掃除機用吸い込み口１０の
底面と床面等の被清掃面との摩擦を小さくしている。掃
除機用吸い込み口１０は、取り付け口３３を介して掃除
機本体（図示せず）に接続される。
【００１３】次に、ブラシ２６にからみついてしまった
髪の毛１４や糸屑等の長尺のゴミを除去する手段につい
て説明する。掃除機用吸い込み口１０の内部には駆動輪
３４及び従動輪３６が配置されており、駆動輪３４及び
従動輪３６の間にタイミングベルト３８が掛けられてい
る。駆動輪３４及びタイミングベルト３８には図示しな
い凹凸が形成されており、両者に設けられた凹凸が噛み
合うことにより、滑ることなく動力が伝達されるように
なっている。タイミングベルト３８は移動部材を構成
し、回転ブラシ１２の回転軸の方向に沿って直線的に移
動する直線移動部分、すなわち駆動輪３４及び従動輪３
６の間の直線部分であって開口部１８寄りの部分を有し
ている。タイミングベルト３８の直線移動部分が回転ブ
ラシ１２の回転軸方向に沿ってたわまずに直線的に移動
するように、直線移動部分をガイドする手段が設けられ
ていてもよい。また、タイミングベルト３８には、髪の
毛１４等を切断する切断手段、すなわち刃物３９が取り
付けられている。
髪の毛１４や糸屑等の長尺のゴミを除去する手段につい
て説明する。掃除機用吸い込み口１０の内部には駆動輪
３４及び従動輪３６が配置されており、駆動輪３４及び
従動輪３６の間にタイミングベルト３８が掛けられてい
る。駆動輪３４及びタイミングベルト３８には図示しな
い凹凸が形成されており、両者に設けられた凹凸が噛み
合うことにより、滑ることなく動力が伝達されるように
なっている。タイミングベルト３８は移動部材を構成
し、回転ブラシ１２の回転軸の方向に沿って直線的に移
動する直線移動部分、すなわち駆動輪３４及び従動輪３
６の間の直線部分であって開口部１８寄りの部分を有し
ている。タイミングベルト３８の直線移動部分が回転ブ
ラシ１２の回転軸方向に沿ってたわまずに直線的に移動
するように、直線移動部分をガイドする手段が設けられ
ていてもよい。また、タイミングベルト３８には、髪の
毛１４等を切断する切断手段、すなわち刃物３９が取り
付けられている。
【００１４】図２は、回転ブラシ１２の運動をタイミン
グベルト３８に伝達する機構の一例の説明図であり、図
１の矢印Ａの方から見たところを示している。掃除機用
吸い込み口１０の筺体は断面で示されている。回転ブラ
シ１２の運動は、回転ブラシ１２の回転軸に取り付けら
れたかさ歯歯車３０からかさ歯歯車４０に伝達されて、
回転軸の方向が９０度変えられる。かさ歯歯車３０、４
０に形成された歯は、図２において直線で示されてい
る。かさ歯歯車４０は、筺体の上部壁４２及び下部壁４
４によって回転自在に支持された回転軸４６に取り付け
られており、回転軸４６にはベルト車４８も取り付けら
れている。ベルト車４８の回転はタイミングベルト５０
を介してベルト車５２に伝達される。ベルト車４８、５
２、タイミングベルト５０にはそれぞれ凹凸が設けられ
ており、凹凸が噛み合うことにより滑ることなく動力が
伝達される。ベルト車５２は回転軸５４に取り付けられ
ており、回転軸５４は上部壁４２及び下部壁４４によっ
て回転自在に支持されている。回転軸５４には駆動輪３
４も取り付けられている。
グベルト３８に伝達する機構の一例の説明図であり、図
１の矢印Ａの方から見たところを示している。掃除機用
吸い込み口１０の筺体は断面で示されている。回転ブラ
シ１２の運動は、回転ブラシ１２の回転軸に取り付けら
れたかさ歯歯車３０からかさ歯歯車４０に伝達されて、
回転軸の方向が９０度変えられる。かさ歯歯車３０、４
０に形成された歯は、図２において直線で示されてい
る。かさ歯歯車４０は、筺体の上部壁４２及び下部壁４
４によって回転自在に支持された回転軸４６に取り付け
られており、回転軸４６にはベルト車４８も取り付けら
れている。ベルト車４８の回転はタイミングベルト５０
を介してベルト車５２に伝達される。ベルト車４８、５
２、タイミングベルト５０にはそれぞれ凹凸が設けられ
ており、凹凸が噛み合うことにより滑ることなく動力が
伝達される。ベルト車５２は回転軸５４に取り付けられ
ており、回転軸５４は上部壁４２及び下部壁４４によっ
て回転自在に支持されている。回転軸５４には駆動輪３
４も取り付けられている。
【００１５】以上の機構により、回転ブラシ１２の運動
は、かさ歯歯車３０、かさ歯歯車４０、回転軸４６、ベ
ルト車４８、タイミングベルト５０、ベルト車５２、回
転軸５４及び駆動輪３４を介してタイミングベルト３８
に伝達される。なお、かさ歯歯車３０、かさ歯歯車４
０、回転軸４６、ベルト車４８、タイミングベルト５
０、ベルト車５２、回転軸５４及び駆動輪３４によって
移動部材駆動機構が構成される。
は、かさ歯歯車３０、かさ歯歯車４０、回転軸４６、ベ
ルト車４８、タイミングベルト５０、ベルト車５２、回
転軸５４及び駆動輪３４を介してタイミングベルト３８
に伝達される。なお、かさ歯歯車３０、かさ歯歯車４
０、回転軸４６、ベルト車４８、タイミングベルト５
０、ベルト車５２、回転軸５４及び駆動輪３４によって
移動部材駆動機構が構成される。
【００１６】ここで、各機構の歯数等は、例えば以下の
ように選択されている。すなわち、かさ歯歯車３０とか
さ歯歯車４０の歯数は等しくされ、ベルト車４８とベル
ト車５２の凹凸の数は等しくされている。また、駆動輪
３４が１回転したときにタイミングベルト３８の直線移
動部分が移動する長さは、らせん状に設けられたブラシ
２６の１ピッチＰ（図１参照）に等しくされている。な
お、ここでいうピッチとは、回転ブラシ１２をボルトと
みなしブラシ２６をボルト表面に形成された雄ネジとみ
なして、回転ブラシ１２を１回転させたときに、回転ブ
ラシ１２がその回転軸方向に進む距離をいうものとす
る。
ように選択されている。すなわち、かさ歯歯車３０とか
さ歯歯車４０の歯数は等しくされ、ベルト車４８とベル
ト車５２の凹凸の数は等しくされている。また、駆動輪
３４が１回転したときにタイミングベルト３８の直線移
動部分が移動する長さは、らせん状に設けられたブラシ
２６の１ピッチＰ（図１参照）に等しくされている。な
お、ここでいうピッチとは、回転ブラシ１２をボルトと
みなしブラシ２６をボルト表面に形成された雄ネジとみ
なして、回転ブラシ１２を１回転させたときに、回転ブ
ラシ１２がその回転軸方向に進む距離をいうものとす
る。
【００１７】各機構の歯数等をこのように選択すると、
回転ブラシ１２が１回転したときに、かさ歯歯車３０、
かさ歯歯車４０及びベルト車４８も１回転し、ベルト車
５２、駆動輪３４も１回転する。従って、タイミングベ
ルト３８が１ピッチ分送られ、刃物３９も１ピッチ分移
動する。この結果、初期状態において刃物３９がブラシ
２６に接触しない位置にあれば、回転ブラシ１２が任意
の角度回転したときに、刃物３９は常にブラシ２６の隙
間を移動しブラシ２６に接触することはない。なお、各
機構の歯数等は、回転ブラシ１２が１回転したときにタ
イミングベルト３８がブラシ２６の１ピッチだけ移動す
るように選択されていれば、上記以外の値であってもよ
い。
回転ブラシ１２が１回転したときに、かさ歯歯車３０、
かさ歯歯車４０及びベルト車４８も１回転し、ベルト車
５２、駆動輪３４も１回転する。従って、タイミングベ
ルト３８が１ピッチ分送られ、刃物３９も１ピッチ分移
動する。この結果、初期状態において刃物３９がブラシ
２６に接触しない位置にあれば、回転ブラシ１２が任意
の角度回転したときに、刃物３９は常にブラシ２６の隙
間を移動しブラシ２６に接触することはない。なお、各
機構の歯数等は、回転ブラシ１２が１回転したときにタ
イミングベルト３８がブラシ２６の１ピッチだけ移動す
るように選択されていれば、上記以外の値であってもよ
い。
【００１８】図３は、刃物３９周辺の拡大図である。刃
物３９は図３に示したような形状をなしており、刃物３
９の移動方向（図３で左方向）に対して斜めになってい
る辺が切断刃５５となっている。従って、切断刃５５は
髪の毛１４（図１参照）に対して斜めに当たることにな
る。タイミングベルト３８には刃物取り付け部５６が固
定されており、刃物取り付け部５６に設けられた穴と刃
物３９の一端に設けられた穴とを１本のピン５８が貫通
している。従って、刃物３９は刃物取り付け部５６に対
してある程度自由に回転することができる。また、刃物
取り付け部５６がタイミングベルト３８に接触する面積
は十分に小さくされているため、タイミングベルト３８
が駆動輪３４及び従動輪３６に当接するための柔軟性が
損なわれることはない。
物３９は図３に示したような形状をなしており、刃物３
９の移動方向（図３で左方向）に対して斜めになってい
る辺が切断刃５５となっている。従って、切断刃５５は
髪の毛１４（図１参照）に対して斜めに当たることにな
る。タイミングベルト３８には刃物取り付け部５６が固
定されており、刃物取り付け部５６に設けられた穴と刃
物３９の一端に設けられた穴とを１本のピン５８が貫通
している。従って、刃物３９は刃物取り付け部５６に対
してある程度自由に回転することができる。また、刃物
取り付け部５６がタイミングベルト３８に接触する面積
は十分に小さくされているため、タイミングベルト３８
が駆動輪３４及び従動輪３６に当接するための柔軟性が
損なわれることはない。
【００１９】なお、刃物３９が回転ブラシ１２の方に行
き過ぎて回転ブラシ１２に接触することがないよう、ピ
ン５８に突起（図示せず）を設け、刃物３９の穴の内周
にこの突起が入り込む切り欠き（図示せず）を設けるの
が好ましい。刃物３９が回転ブラシ１２の近くまで回転
すると、突起が切り欠きに当接して、刃物３９がそれ以
上回転ブラシ１２に近づくのを防ぐのである。
き過ぎて回転ブラシ１２に接触することがないよう、ピ
ン５８に突起（図示せず）を設け、刃物３９の穴の内周
にこの突起が入り込む切り欠き（図示せず）を設けるの
が好ましい。刃物３９が回転ブラシ１２の近くまで回転
すると、突起が切り欠きに当接して、刃物３９がそれ以
上回転ブラシ１２に近づくのを防ぐのである。
【００２０】次に、本発明による掃除機用吸い込み口１
０の動作について、図１〜図３を参照しながら説明す
る。床面等の被清掃面の掃除をする際、モータ３２の動
力によって回転ブラシ１２が回転するとブラシ２６が被
清掃面に繰り返し接触して、ほこり等の微小なゴミは浮
き上がり、開口部１８から吸い込まれて取り付け口３３
を介して掃除機本体（図示せず）に達する。しかし、被
清掃面上に髪の毛等の長尺のゴミがあると、符号１４で
示すように回転ブラシ１２にからみついてしまう。
０の動作について、図１〜図３を参照しながら説明す
る。床面等の被清掃面の掃除をする際、モータ３２の動
力によって回転ブラシ１２が回転するとブラシ２６が被
清掃面に繰り返し接触して、ほこり等の微小なゴミは浮
き上がり、開口部１８から吸い込まれて取り付け口３３
を介して掃除機本体（図示せず）に達する。しかし、被
清掃面上に髪の毛等の長尺のゴミがあると、符号１４で
示すように回転ブラシ１２にからみついてしまう。
【００２１】一方、モータ３２の動力は、回転ブラシ１
２の一端に取り付けられたかさ歯歯車３０から、かさ歯
歯車４０、回転軸４６、ベルト車４８、タイミングベル
ト５０、ベルト車５２、回転軸５４及び駆動輪３４を介
してタイミングベルト３８に伝達される。従って、回転
ブラシ１２の回転に伴って、刃物３９が回転ブラシ１２
の回転軸方向に沿って移動して髪の毛１４に繰り返し当
たり、これを切断する。切断された髪の毛１４は、開口
部１８から掃除機本体の方に吸い込まれてしまう。
２の一端に取り付けられたかさ歯歯車３０から、かさ歯
歯車４０、回転軸４６、ベルト車４８、タイミングベル
ト５０、ベルト車５２、回転軸５４及び駆動輪３４を介
してタイミングベルト３８に伝達される。従って、回転
ブラシ１２の回転に伴って、刃物３９が回転ブラシ１２
の回転軸方向に沿って移動して髪の毛１４に繰り返し当
たり、これを切断する。切断された髪の毛１４は、開口
部１８から掃除機本体の方に吸い込まれてしまう。
【００２２】図４は、刃物の構造の別の例を示す図であ
る。この場合の刃物６０は図示のような形状をなしてお
り、切断刃５５が押されるとタイミングベルト３８の方
に引っ込むことができるようになっている。さらに、ピ
ン５８にバネ６２が取り付けられており、このバネ６２
は刃物６０を取り付け部５６に対して矢印Ｂの方に付勢
している。従って、刃物６０が回転ブラシ１２にからみ
ついた髪の毛１４（図１参照）に衝突したにもかかわら
ず切断することができなかったような場合には、刃物６
０はタイミングベルト３８の方に、すなわち矢印Ｂと反
対の方向に引っ込むことができる。このため、刃物６０
が引っ掛かって動けなくなり、回転ブラシ１２の回転が
止まってしまうということがなくなる。刃物６０が１度
衝突して切断することができなかった髪の毛１４は、２
度、３度と刃物６０が衝突するうちに切断されてしま
い、開口部１８（図１参照）から吸い込まれる。なお、
刃物６０が回転ブラシ１２に接触することがないよう、
刃物３９の場合と同様の機構が設けられている。
る。この場合の刃物６０は図示のような形状をなしてお
り、切断刃５５が押されるとタイミングベルト３８の方
に引っ込むことができるようになっている。さらに、ピ
ン５８にバネ６２が取り付けられており、このバネ６２
は刃物６０を取り付け部５６に対して矢印Ｂの方に付勢
している。従って、刃物６０が回転ブラシ１２にからみ
ついた髪の毛１４（図１参照）に衝突したにもかかわら
ず切断することができなかったような場合には、刃物６
０はタイミングベルト３８の方に、すなわち矢印Ｂと反
対の方向に引っ込むことができる。このため、刃物６０
が引っ掛かって動けなくなり、回転ブラシ１２の回転が
止まってしまうということがなくなる。刃物６０が１度
衝突して切断することができなかった髪の毛１４は、２
度、３度と刃物６０が衝突するうちに切断されてしま
い、開口部１８（図１参照）から吸い込まれる。なお、
刃物６０が回転ブラシ１２に接触することがないよう、
刃物３９の場合と同様の機構が設けられている。
【００２３】なお、刃物３９、６０やタイミングベルト
３８を駆動するとパワーを損失するため、掃除機用吸い
込み口１０を被清掃面に当接させてゴミを吸引している
ときだけ刃物３９等を駆動するようにすれば都合がよ
い。そのためには、移動部材駆動機構に動力切り離し手
段を設け、掃除機用吸い込み口１０を被清掃面に当接し
ていないときにはタイミングベルト３８への動力を断つ
ようにすればよい。動力切り離し手段が動力を断つタイ
ミングは、停止した刃物３９、６０がブラシ２６に衝突
しない位置である必要がある。
３８を駆動するとパワーを損失するため、掃除機用吸い
込み口１０を被清掃面に当接させてゴミを吸引している
ときだけ刃物３９等を駆動するようにすれば都合がよ
い。そのためには、移動部材駆動機構に動力切り離し手
段を設け、掃除機用吸い込み口１０を被清掃面に当接し
ていないときにはタイミングベルト３８への動力を断つ
ようにすればよい。動力切り離し手段が動力を断つタイ
ミングは、停止した刃物３９、６０がブラシ２６に衝突
しない位置である必要がある。
【００２４】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、微小ゴ
ミ排除用回転部材の回転軸の方向に沿って移動部材が移
動し、微小ゴミ排除手段にからみついた長尺のゴミは移
動部材に取り付けられた切断手段によって切断されてし
まう。このとき、移動部材駆動機構によって、切断手段
は微小ゴミ排除手段の隙間に沿って移動し、微小ゴミ排
除手段に衝突することはない。従って、微小ゴミ排除用
回転部材にからみついてくる長尺のゴミが自動的に排除
され、微小ゴミの排除効果が低下することのない掃除機
用吸い込み口を得ることができる。
ミ排除用回転部材の回転軸の方向に沿って移動部材が移
動し、微小ゴミ排除手段にからみついた長尺のゴミは移
動部材に取り付けられた切断手段によって切断されてし
まう。このとき、移動部材駆動機構によって、切断手段
は微小ゴミ排除手段の隙間に沿って移動し、微小ゴミ排
除手段に衝突することはない。従って、微小ゴミ排除用
回転部材にからみついてくる長尺のゴミが自動的に排除
され、微小ゴミの排除効果が低下することのない掃除機
用吸い込み口を得ることができる。
【図１】本発明に従って構成された掃除機用吸い込み口
を下方から見たところを示す底面図である。
を下方から見たところを示す底面図である。
【図２】回転ブラシの運動をタイミングベルトに伝達す
る機構の説明図である。
る機構の説明図である。
【図３】刃物周辺の拡大図である。
【図４】刃物の構造の別の例を示す図である。
【図５】従来の掃除機用吸い込み口を下方から見たとこ
ろを示す底面図である。
ろを示す底面図である。
１０…掃除機用吸い込み口、１２…回転ブラシ（微小ゴ
ミ排除用回転部材）、１４…髪の毛（長尺のゴミ）、２
６…ブラシ（微小ゴミ排除手段）、３０…かさ歯歯車
（移動部材駆動機構）、３４…駆動輪（移動部材駆動機
構）、３８…タイミングベルト（移動部材）、３９、６
０…刃物（切断手段）、４０…かさ歯歯車（移動部材駆
動機構）、４６…回転軸（移動部材駆動機構）、４８…
ベルト車（移動部材駆動機構）、５０…タイミングベル
ト（移動部材駆動機構）、５２…ベルト車（移動部材駆
動機構）、５４…回転軸（移動部材駆動機構）。
ミ排除用回転部材）、１４…髪の毛（長尺のゴミ）、２
６…ブラシ（微小ゴミ排除手段）、３０…かさ歯歯車
（移動部材駆動機構）、３４…駆動輪（移動部材駆動機
構）、３８…タイミングベルト（移動部材）、３９、６
０…刃物（切断手段）、４０…かさ歯歯車（移動部材駆
動機構）、４６…回転軸（移動部材駆動機構）、４８…
ベルト車（移動部材駆動機構）、５０…タイミングベル
ト（移動部材駆動機構）、５２…ベルト車（移動部材駆
動機構）、５４…回転軸（移動部材駆動機構）。
Claims (4)
- 【請求項１】 表面に沿ってらせん状に設けられた微小
ゴミ排除手段を有し、回転可能に支持され、回転したと
きに前記微小ゴミ排除手段が被清掃面に繰り返し接触す
ることにより主として微小なゴミを排除する微小ゴミ排
除用回転部材と、 前記微小ゴミ排除用回転部材の回転軸の方向に沿って直
線的に移動する直線移動部分を有する移動部材と、 前記移動部材に取り付けられ、前記微小ゴミ排除手段に
からみつく長尺のゴミを切断する切断手段と、 前記微小ゴミ排除用回転部材の１回転に対して前記直線
移動部分を前記らせんの１ピッチだけ移動させることに
より、前記微小ゴミ排除手段に接触することなく前記切
断手段を移動させる移動部材駆動機構と、を備えた掃除
機用吸い込み口。 - 【請求項２】 前記移動部材がタイミングベルトである
ことを特徴とする請求項１に記載の掃除機用吸い込み
口。 - 【請求項３】 前記切断手段が前記移動手段に弾性支持
されており、前記切断手段が前記微小ゴミ排除手段にか
らみついたゴミに当たったにもかかわらずこれを切断す
ることができなかったときに、前記切断手段がこのゴミ
を避けて移動することを特徴とする請求項１または２に
記載の掃除機用吸い込み口。 - 【請求項４】 前記移動部材駆動機構に動力切り離し手
段が設けられており、被清掃面に当接しているときだけ
前記移動部材が移動することを特徴とする請求項１ない
し３のいずれかに記載の掃除機用吸い込み口。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6219585A JPH0856877A (ja) | 1994-08-23 | 1994-08-23 | 掃除機用吸い込み口 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6219585A JPH0856877A (ja) | 1994-08-23 | 1994-08-23 | 掃除機用吸い込み口 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0856877A true JPH0856877A (ja) | 1996-03-05 |
Family
ID=16737843
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6219585A Pending JPH0856877A (ja) | 1994-08-23 | 1994-08-23 | 掃除機用吸い込み口 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0856877A (ja) |
Cited By (18)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100414087B1 (ko) * | 2001-06-14 | 2004-01-07 | 엘지전자 주식회사 | 진공 청소기의 흡입헤드 |
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| KR100438606B1 (ko) * | 2001-08-22 | 2004-07-02 | 엘지전자 주식회사 | 파워브러쉬를 구비한 진공청소기의 흡입헤드 |
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| US9615708B2 (en) | 2013-03-15 | 2017-04-11 | Aktiebolaget Electrolux | Vacuum cleaner agitator cleaner with agitator lifting mechanism |
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| US9820626B2 (en) | 2008-03-17 | 2017-11-21 | Aktiebolaget Electrolux | Actuator mechanism for a brushroll cleaner |
| US9820624B2 (en) | 2008-03-17 | 2017-11-21 | Aktiebolaget Electrolux | Vacuum cleaner brushroll cleaner configuration |
| WO2017200233A1 (ko) * | 2016-05-18 | 2017-11-23 | 삼성전자주식회사 | 청소기 |
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| JP2020121257A (ja) * | 2019-01-29 | 2020-08-13 | アイリスオーヤマ株式会社 | 塵挨除去装置、及び電気掃除機システム |
-
1994
- 1994-08-23 JP JP6219585A patent/JPH0856877A/ja active Pending
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