JPH085673Y2 - 背中洗浄器 - Google Patents

背中洗浄器

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JPH085673Y2
JPH085673Y2 JP8462092U JP8462092U JPH085673Y2 JP H085673 Y2 JPH085673 Y2 JP H085673Y2 JP 8462092 U JP8462092 U JP 8462092U JP 8462092 U JP8462092 U JP 8462092U JP H085673 Y2 JPH085673 Y2 JP H085673Y2
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mat
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正吉 藤本
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正吉 藤本
野坂 真知子
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は浴室で容易に背中を洗う
ための背中洗浄器に関する。
【0002】
【従来の技術】これまで入浴時に全体や背中を洗う道具
としては、タオル、手拭い、ナイロン製垢擦り、スポン
ジ等が用いられていた。
【考案が解決しようとする課題】従来、タオル状の洗浄
具の場合、その両端を持ちこれを背中に回して背中を洗
う方法は多く用いられている。しかしかかる方法によっ
ても、背中全体を洗う場合、腕を斜め上方あるいは斜め
下方に、あるいは高低をつけながら、繰り返し左右方向
に動かさなければならず、腕の各関節の捻りや筋力が要
求される。このため、体の硬くなった老人または腕を自
由に動かすことのできない障害者あるいは怪我人には、
このような洗い方にも無理があり、特にこれらの人にと
って従来の洗浄具では容易かつ充分に背中を洗えないと
いう問題点があった。
【0003】
【課題を解決するための手段】上記のような問題点を解
決するための本考案は、浴用いす1の背面側に揺動レバ
ー5の基端部を左右揺動自在に軸支し、該揺動レバー5
の上方正面側には耐水性弾力部材よりなる洗浄用マット
12を取り付け、上記揺動レバー5を揺動させるための
揺動手段を設けたことを第1の特徴としている。また、
浴用いす1の背面側にアーム36aを左右方向回動自在
に取り付け、アーム36aの先端側には支柱36bを直
立させて設け、該支柱36bの上方正面側には耐水性弾
力部材よりなる洗浄用マット12を取り付け、上記アー
ム36aを回動させるための操作レバー44を浴用いす
1の側面側に軸支し、操作レバー44の揺動操作により
アーム36aを左右方向に回動させる伝動手段を浴用い
す1の内部に設けたことを第2の特徴としている。
【0004】
【作用】本考案の背中洗浄器は、浴用いす1に入浴者が
着座して揺動手段によって揺動レバー5を左右に揺動さ
せ、該レバー5と共に揺動する洗浄用マット12の正面
に背中を置き洗浄するものである。またアーム36aを
左右方向に回動させる本考案においては、操作レバー4
4を握持し手動にて前後方向の揺動運動を繰り返すこと
で、浴用いす1に内設された伝動手段を介し、アーム3
6aと共に洗浄用マット12が左右方向の回動運動を繰
り返す。回動運動を行う洗浄用マット12は、背面側を
支柱部36bで支持されながら入浴者の背中面に沿った
左右往復動を行う。
【0005】
【実施例】以下図示する実施例につき詳述すると、図1
〜図5は本考案の一実施例を示しているが、プラスチッ
ク材で形成された中空ボックス状の浴用いす1の背面壁
1aに、縦向きの2本のレバーホルダー2,2の基端部
が軸6,6により左右揺動自在に軸支され、ワッシャー
4,4及びナット5,5を用いて取り付けられている。
レバーホルダー2,2の上端部には筒状に開口したレバ
ー差し込み口3,3が設けられており、レバー差し込み
口3,3に上方よりレバー5,5の下端をそれぞれ差込
み嵌合して支持されている。
【0006】レバー5,5の上端正面側には左右方向の
ステー10の両端が軸7,7とワッシャー8,8及びナ
ット9,9とによって回動自在に軸支され、レバーホル
ダー2,2及びレバー5,5は平行リンクを構成して共
に左右に揺動する。さらに、上記ステー10の正面側に
は長方形の板状のマットベース11が固着され、該マッ
トベース11の正面側には、弾力性を有する耐水性の発
泡材等からなる一定厚みのマット12が全面に取り付け
られるとともに、該マット12の表面には、例えば表面
に多数の球面状の突起13を有するゴムラバー14が貼
着されている。また上記マット12の正面の略中央に
は、上下方向の円弧状断面の溝15が凹設されるととも
に、該溝15には周面がマット12の正面より突出する
ように、スポンジ等の含水性弾性材よりなる棒状の浸水
材16が挿脱自在に収容されている。
【0007】ステー10の両端には紐掛け用のフック1
7,17が突設されており、各フックには紐18,18
の一端が係止されている。浴用いす1に正面向きに着座
した入浴者が背面側において両手でこの紐18,18を
それぞれ持ち、左右に交互に引張ることで、レバー5,
5はレバーホルダー2,2基端部の支点軸6,6を中心
に揺動運動をし、マット12も左右の揺動運動をするこ
ととなる。そしてマット12の表面は入浴者の背中に押
接された状態で左右に動くので、含浸材で形成された浸
水材16にあらかじめ洗剤を浸み込ませておけば、利用
者の背中と浸水材16及びマット12表面との摩擦を通
じ、洗剤がマット12全面に分散することとなる。マッ
ト12表面に形成された球面状の突起物13がマット1
2表面を凹凸形状にするため、洗剤の泡立ちを良くし、
またマット12摺動時の洗浄能力を高め、かつ利用者の
受ける刺激も心地よいものとなる。
【0008】なお、本実施例では二本のレバーを有する
場合につき説明したが、レバーの本数は一本にすること
も可能であり、その場合はマットベース11は二個所で
レバー5に取り付けることが望ましい。また、マット部
分は上記のようにレバーを差込み式とすることにより、
洗浄具として使用しない場合には、マット部分を取り外
しておけば通常の浴用いすとして利用できる。
【0009】本考案では、図6に示すように、浴用いす
1の内部にモータ19を設置することにより電動式にす
ることも可能である。即ち、浴用いす1の内壁には防水
構造のモータ19が設置され、モータ19に突設された
駆動軸20に駆動アーム21が軸着され、駆動アーム2
1はその他端において従動アーム22の先端と連結さ
れ、従動アーム22はその基端部において支点軸23を
介して背面壁1aに回動自在に軸支され、浴用いす外部
へ貫通された支点軸23の他端が上記レバー5が嵌合さ
れたレバーホルダー2の基端部において回動自在に軸着
された状態とする。これによりモータ19の始動に伴い
駆動軸20、駆動アーム21、従動アーム22、支点軸
23、レバーホルダー2及びレバー5の各部が連動する
ことにより、レバー5が左右揺動運動を繰り返すため、
浴用者は腕を一切動かさずに背中全面をむら無く洗いあ
げることができる。なお、この場合、プラグ用コードは
浴用いす内部に設置されたリール装置24による巻き込
み式とし、加えて、浴用いす1に底板25を取り付ける
こともできる。
【0010】以上マット12が左右の揺動運動を行う例
につき説明してきたが、続いてマット12が左右の回動
運動を行う場合を、図7〜図11に示す実施例につき説
明する。上記と同様の中空ボックス状の浴用いす1内に
仕切り板で形成された内部ケース27が設けられ、内部
ケース27内には上下方向のシャフト28がその両端を
内部ケース27の上壁27a及び底壁27bに軸受を介
し軸支されている。シャフト28には円柱形の回動体2
9がシャフト28と一体回転するように固設されてお
り、回動体29の後方側は平面状に切削され、該平面部
31には取付プレート32が接合されている。取付プレ
ート32の接合面反対側には円筒形のアームケース33
が水平方向に伸びており、アームケース33の先端側は
浴用いす1の背面壁1aに穿設された横長孔34から外
部へ突出している。
【0011】外部に突出したアームケース開口端33a
には、回動レバー36基端部のアーム部36aが嵌合さ
れノックピン38により固定されている。回動レバー3
6は水平方向に伸びる該アーム部36aとアーム部36
a先端側が上方向に湾曲されて、垂直に伸びる支柱部3
6bとから一体的に形成されている。支柱部36bの正
面側には縦長板状の差込ガイド39が固着され、該差込
ガイド39はマットベース11の差込溝11aに嵌合さ
れてマットベース11に取り付けられている。マットベ
ース11の正面側には、前記実施例において述べた弾力
性を有する耐水性の発泡剤等からなる一定厚みの縦長マ
ット12が全面的に固着され、マット12表面にはゴム
ラバー28が粘着されている。なおマット部材は発泡剤
の他、ブラシ等でもよい。またマットベース11の上方
開口端側には蓋体42が取り付けられている。
【0012】一方、回動体29の正面側近傍には軸管4
3が内部ケース側壁27c,27dを貫通して左右方向
に伸び、その両端43a,43bを浴用いす側壁1c,
1dに軸受を介して軸支されている。軸管43の右側端
43aには操作レバー44の基端部が嵌合され、操作レ
バー44基端部に付設された係合ピン46と軸管端部4
3a,43bに設けられた係合溝47を介して着脱自在
に装着されている。この場合、操作レバー44の取り付
け側は軸管の左右端43a,43bのどちらでも可能と
し、利用者の要求に対応できるものであることが望まし
い。
【0013】軸管43には軸管43と共に一体回転する
左右の牽引部材48,49が、回動体29の横幅に合わ
せた所定位置に並設されている。回動体29の周壁背面
側の上方には牽引用ワイヤー51の一端が取り付けら
れ、該ワイヤー51は回動体29の周壁に沿って水平に
左側牽引部材48方向へ延び、ワイヤー51先端が左側
牽引部材48の上面48aに取り付けられている。また
回動体29の周壁背面側の下方には別の牽引用ワイヤー
52の一端が取り付けられ、水平に右側牽引部材49方
向へ延びてワイヤー52の先端が右側牽引部材49の底
面49bに取り付けられている。
【0014】このような構造から成る本考案では、操作
レバー44を前後揺動すると、軸管43に固設されてい
る牽引部材48,49が操作レバー44と一体的に前後
揺動し、続いて牽引部材48,49と回動体29を結ぶ
ワイヤー51,52を介して回動体29が左右回動を行
う。例えば図3に示すように、操作レバー44をa方向
に押し下げると牽引部材48,49の上面側もa方向に
向かうため、左側牽引部材上面48aに取り付けられた
ワイヤー51が回動体29を牽引して回動体29はa’
方向に回動する。逆に操作レバー44をb方向に引き上
げると牽引部材48,49の底面側もb方向に向かうた
め、右側牽引部材底面49bに取り付けられたワイヤー
52が回動体29を牽引して回動体29はb’方向に回
動する。従って操作レバー44を繰り返し揺動操作すれ
ば、これに連動して回動体29も繰り返し回動運動を行
うことになる。
【0015】なおこの場合、回動体29の牽引時にワイ
ヤー51,52の水平状態を保持し牽引作業が円滑に行
われるよう、牽引部材48,49の上底面でワイヤー取
り付け側48a,49bは断面円弧状であることが望ま
しい。
【0016】回動体29の回動運動により、アーム部3
6a及び支柱部36bから成る回動レバー36に取り付
けられたマット26も、左右方向の回動を繰り返す。こ
の場合、縦長状のマット12は回動時に背面側を上端か
ら下端まで支柱部36bで支持されているため、押接し
てくる利用者の背中を確実に受止めながら洗浄できる。
【0017】
【考案の効果】本考案は以上の如く構成されるので、浴
用いすに着座した入浴者は揺動手段によってマットを簡
単に左右揺動させることができ、背面で揺動するマット
に背中を押接するだけで背中全体が容易に洗われるとい
う利点がある。特に操作レバーの揺動操作によりアーム
を左右方向に回動させる伝動手段を浴用いす内部に設け
た場合には、回動するマットは背面側を支柱部で支持さ
れながら利用者の背中面に沿った摺動移動を行う。この
ため利用者がマットにもたれてもマットはたわむことな
く利用者の背中全面を一様にむら無くより確実に洗い上
げる。従って、タオル、手拭い、ナイロン製垢擦り、ス
ポンジ等を使用して背中を洗う場合に比し、腕をねじ曲
げたり捻ったりしなくて済むことは勿論、両腕を斜め上
方あるいは斜め下方に伸ばし折曲げする手間、あるいは
高低をつけながら左右に動かす手間をも省けるという効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】揺動マットにおける考案の一実施例を示す正面
斜視図である。
【図2】揺動マットにおける考案の一実施例を示す背面
斜視図である。
【図3】揺動マットにおける考案のレバーとステーの軸
着状態を示す断面図である。
【図4】揺動マットにおける考案のレバーホルダーの軸
支状態を示す断面図である。
【図5】揺動マットにおける考案の一実施例を示す平面
図である。
【図6】揺動マットにおける考案の他の実施例を示す断
面図である。
【図7】回動マットにおける考案の一実施例を示す正面
全体図である。
【図8】回動マットにおける考案の一実施例を示す側面
全体図である。
【図9】回動マットにおける考案の一実施例を示す内部
構造分解図である。
【図10】回動マットにおける考案の一実施例を示す背
面断面図である。
【図11】回動マットにおける考案の一実施例を示す側
面断面図である。
【符号の説明】
1 浴用いす 5 揺動レバー 12 洗浄用マット 18 紐 36a アーム 36b 支柱 44 操作レバー

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴用いす(1)の背面側に揺動レバー
    (5)の基端部を左右揺動自在に軸支し、該揺動レバー
    (5)の上方正面側には耐水性弾力部材よりなる洗浄用
    マット(12)を取り付け、上記揺動レバー(5)を揺
    動させるための揺動手段を設けてなる背中洗浄器。
  2. 【請求項2】 浴用いす(1)の背面側にアーム(36
    a)を左右方向回動自在に取り付け、アーム(36a)
    の先端側には支柱(36b)を直立させて設け、該支柱
    (36b)の上方正面側には耐水性弾力部材よりなる洗
    浄用マット(12)を取り付け、上記アーム(36a)
    を回動させるための操作レバー(44)を浴用いす
    (1)の側面側に軸支し、操作レバー(44)の揺動操
    作によりアーム(36a)を左右方向に回動させる伝動
    手段を浴用いす(1)の内部に設けてなる背中洗浄器。
JP8462092U 1992-01-27 1992-11-12 背中洗浄器 Ceased JPH085673Y2 (ja)

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JP8462092U JPH085673Y2 (ja) 1992-01-27 1992-11-12 背中洗浄器

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JP816992 1992-01-27
JP4-8169 1992-01-27
JP8462092U JPH085673Y2 (ja) 1992-01-27 1992-11-12 背中洗浄器

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JPH0739685U JPH0739685U (ja) 1995-07-18
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Date Code Title Description
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Effective date: 20060822

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