JPH085625A - クロマトグラフ分析装置 - Google Patents

クロマトグラフ分析装置

Info

Publication number
JPH085625A
JPH085625A JP15937294A JP15937294A JPH085625A JP H085625 A JPH085625 A JP H085625A JP 15937294 A JP15937294 A JP 15937294A JP 15937294 A JP15937294 A JP 15937294A JP H085625 A JPH085625 A JP H085625A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
peak
time
reference table
standard sample
sample
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15937294A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Okada
幸二 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP15937294A priority Critical patent/JPH085625A/ja
Publication of JPH085625A publication Critical patent/JPH085625A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)
  • Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動連続分析において、常に正しい分析が行
なわれるようにする。 【構成】 標準試料が分析される場合(ステップS12
〜S19)には、測定された各ピークの保持時間(S1
6)を直ちに参照テーブルに書き込む(S17)ことに
より、参照テーブルを更新する。 【効果】 その後の未知試料に対する分析は更新された
参照テーブルを参照して行なわれるため、常に正しい分
析結果が出力され、後に再解析する必要がなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クロマトグラフ分析装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】クロマトグラフ分析装置では、固定相を
通過した移動相の特性を連続的に測定することにより、
固定相通過時に分離された試料成分を検出器で検出し、
試料の分析を行なう。ここで、固定相や移動相等の測定
条件を一定にした場合、試料を移動相に注入してから試
料の各成分が検出器で検出されるまでの時間(保持時間
又はリテンションタイムと呼ぶ)は各成分により定ま
る。従って、予め多数の既知の成分について保持時間を
測定しておき、成分と保持時間との関係を表わす参照テ
ーブルを作っておけば、未知試料について得られた各ピ
ークの保持時間をこれらの参照テーブルと照合すること
により試料の分析を行なうことができる。
【0003】しかし、固定相や移動相を変える等、何ら
かの条件を変化させた場合には新たに参照テーブルを作
成し直さなければならない。また、条件を積極的に変化
させなくとも、多数の試料を連続的に測定している間に
は測定条件が徐々に変化し、各成分の保持時間が変化し
てゆく場合がある。このため、一定期間毎に、或いは、
特に精度を必要とする分析を行なう前又は後には、標準
試料により参照テーブルの校正を行なう必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来、標準試料により
校正を行なう際は、検出器から出力される測定カーブよ
りピークを検出し、注入時から各ピーク出現時までの時
間(保持時間)を測定するというところまでは通常の未
知試料の分析の場合と同じ方法を用いて行なっていた
が、その後は、得られた各ピークの保持時間を手動で入
力することにより参照テーブルを作成又は変更してい
た。このため、多数の試料を連続的に分析する自動分析
装置では、途中で標準試料を介在させて分析を行なった
としても、その結果は直ちには参照テーブルには反映さ
れず、一連の分析が終了した後に集積されたデータを解
析し、その標準試料の分析結果を抜き出して手動で参照
テーブルに入力せざるを得なかった。従って、その標準
試料の分析結果により参照テーブルを変更する必要があ
る場合であっても、自動分析の際にはその標準試料の後
に流された未知試料の分析は古い参照テーブルを参照し
て行なわれてしまっているため、正しい分析結果を得る
ためには、手動入力により参照テーブルを更新した後、
再度解析を行なう必要があった。
【0005】本発明はこのような課題を解決するために
成されたものであり、自動連続分析の際に常に正しい分
析結果を得ることができ、後でデータを再解析する必要
のないクロマトグラフ分析装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に成された本発明は、検出器から出力される測定カーブ
からピークを検出し、各ピークの保持時間を測定して、
参照テーブルに保持されている値と比較することにより
試料の分析を行なうクロマトグラフ分析装置において、
標準試料が分析される場合には、測定された各ピークの
保持時間を直ちに参照テーブルに書き込むことにより参
照テーブルを更新することを特徴とするものである。
【0007】
【作用】標準試料が分析される場合であっても、検出器
による測定、測定カーブの出力、測定カーブからのピー
クの検出、及び、各ピークの保持時間の測定までは通常
の未知試料の分析と同様に行なう。しかし、標準試料が
分析されると予め指示された場合(所定の規則により、
標準試料が分析される番であることが定まっている場合
を含む)には、測定された各ピークの保持時間は直ちに
参照テーブルの該当成分の保持時間の欄に書き込み、参
照テーブルを更新する。これにより、その後の未知試料
に対する分析は、更新された(すなわち、校正された)
参照テーブルを参照して行なわれることになり、後に再
解析する必要がなくなる。
【0008】
【実施例】本発明を実施したノンサプレッサ型イオンク
ロマト分析装置を図1〜図7により説明する。本実施例
のイオンクロマト分析装置は図1に示すように、移動相
11を送給するポンプ12、試料13を注入するインジ
ェクタ(注入器)14、イオン交換体固定相を充填した
カラム15、カラム15の温度を一定に保持するオーブ
ン16、カラム15から流出する移動相の電気伝導度を
測定するCDD(ConDuctivity Detector)型検出器1
7、及び、それらを制御し、得られたデータから試料の
分析を行なう制御部20から構成される。制御部20に
は図3に示すように、各部の動作を制御する制御用CP
U21と、検出器17からのデータを制御用CPU21
を介して受け取り、各成分の分析を行なうデータ処理用
CPU22とが備えられている。制御用CPU21には
ポンプ駆動部31、注入器駆動部32、オーブン駆動部
33、検出器駆動部34が接続され、各駆動部にはそれ
ぞれポンプ12、注入器(インジェクタ)14、カラム
用オーブン16、検出器17が接続されている。データ
処理用CPU22にはキーボード27及び液晶表示装置
(LCD)28が接続され、インタフェイス(I/F)
35、36を介してハードディスク装置、フロッピーデ
ィスク装置等の外部記憶装置37及びプリンタ38とも
接続されている。なお、各CPU21、22にはそれぞ
れ専用のROM23、25及びRAM24、26が備え
られている。
【0009】本実施例のイオンクロマト分析装置による
分析の手順を図7のフローチャートにより説明する。ま
ず、これから注入される試料が標準試料であるか否かを
キーボード27からの入力の有無により判定し(ステッ
プS1)、標準試料でない場合にはステップS3に、標
準試料である場合はステップS12に進む。なお、所定
回数毎に標準試料による校正が行なわれるようになって
いる場合には、その回数に達した時点でステップS12
へ進み、それ以外の時はステップS3へ進む。
【0010】次に注入される試料が標準試料ではない場
合は、次のような手順で試料の分析を行なう。まずステ
ップS3で、注入器14に対して注入信号を出力し、試
料を移動相中に注入させる。データ処理用CPU22
は、その注入時刻をt=0として時間をカウントすると
ともに、検出器17から送られてくる測定データを逐次
A/D変換し、RAM26又は外部記憶装置37に記憶
させてゆく(ステップS4)。検出器17で測定される
データのカーブは例えば図2に示すようなものとなり、
ベースライン上に1個又は複数個のピークp1、p2、…
が現われたカーブとなる。なお、最初に出てくるピーク
pMは、試料の溶媒のピークである。予め定められた時
間が経過した時点でデータの収集を終え、蓄積されたデ
ータを読み出して、まず、図2にような測定カーブから
ピークを検出する(ステップS5)。具体的には例えば
図5に示すように、測定カーブの各点の接線Tの傾きθ
が所定のピーク開始角度θs以上となる点をピーク開始
点、傾き0及び傾き最小値を経由した後所定のピーク終
了角度θe以上となる点をピーク終了点とし、その間の
最大値が所定値以上であるものをピークと認識する方法
が考えられる。このような方法で全てのピークを検出し
た後、値が最大となる点を各ピークの頂点として検出
し、試料を注入してからその点が現われるまでの経過時
間を保持時間ttとして検出する。各ピークp1〜pmに
ついてこうして保持時間t1〜tmを検出した(ステップ
S6)後、それらの値t1〜tmをRAM26に記憶され
ている参照テーブル(図4)の保持時間の欄と照らし合
わせ(ステップS7)、各成分を決定する(ステップS
8)。以上が通常の試料の分析の手順である。
【0011】これから注入される試料が標準試料である
場合には、まず、外部記憶装置37又はROM25か
ら、その標準試料の測定カーブに現われるべきピークの
数nを読み出す(ステップS12)。そして、前記の場
合と同様、標準試料を注入器14により移動相中に注入
し(ステップS13)、検出器17からのデータを集積
する(ステップS14)。そして所定時間経過後、蓄積
したデータを読み出し(例えば、図6に示すグラフのよ
うになっている)、後部から(すなわち、時間の値の大
きい方から)ピークpkを検出してゆく(ステップS1
5)。後部から検出してゆくのは、時間の値の小さい方
の最初のピークは溶媒のピーク(図2のpM)と重なる
場合があり、この場合には正しいピーク検出が行なえな
い可能性があるからである。そして、上記同様に、その
ピークpkの保持時間tkを検出する(ステップS1
6)。これまでは上記通常の分析の場合と同様である
が、ここからが標準試料について独特の処理となり、求
められた保持時間tkを、参照テーブル(図4)の該当
成分の保持時間の欄に直ちに記憶させる(ステップS1
7)。詳しくは、図6に示すように、標準試料の各成分
の各ピークpkの保持時間tkに対して所定の幅を持たせ
た上下限値tkL及びtkUを決定し、それらの値を参照テ
ーブル(図4)に格納する。その後、カウンタk及びn
をそれぞれ1づつデクリメントし(ステップS18)、
最初のピークp1まで(ステップS19)、ステップS
15のピーク検出及びステップS16の保持時間検出t
kを繰り返す。
【0012】以上の処理により、参照テーブルにはその
時点での測定条件に応じた正確な保持時間が書き込ま
れ、それ以降に行なわれる未知試料の分析においては、
更新された最新の参照テーブルにより成分の決定が行な
われる(ステップS7、S8)。
【0013】なお、上記実施例ではノンサプレッサ型イ
オンクロマト分析装置を一例として採り上げたが、本発
明はもちろんサプレッサ型イオンクロマト分析装置にも
適用可能であり、更に、一般の液体クロマトグラフ分析
装置、ガスクロマトグラフ分析装置等、あらゆる種類の
クロマトグラフ分析装置に適用することが可能である。
【0014】
【発明の効果】本発明に係るクロマトグラフ分析装置で
は、標準試料が分析されると予め指示された場合(所定
の規則により、標準試料が分析される番であることが定
まっている場合を含む)には、測定された各ピークの保
持時間は直ちに参照テーブルの該当成分の保持時間の欄
に書き込まれ、参照テーブルが更新される。これによ
り、その後の未知試料に対する分析は更新された参照テ
ーブルを参照して行なわれるため、常に正しい分析結果
が出力され、後に再解析する必要がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例であるイオンクロマト分析
装置の概略構成図。
【図2】 実施例のイオンクロマト分析装置で得られる
測定カーブの一例を示すグラフ。
【図3】 実施例のイオンクロマト分析装置の制御部の
構成を示すブロック図。
【図4】 参照テーブルの説明図。
【図5】 測定カーブからピーク及び保持時間を検出す
る手順を示す説明図。
【図6】 標準試料の測定カーブ例を示すグラフ。
【図7】 実施例のイオンクロマト分析装置における自
動連続分析の手順を示すフローチャート。
【符号の説明】 11…移動相 12…ポンプ 13…試料 14…注入器 15…カラム 16…オーブン 17…CDD型検出器 20…制御部 θs…ピーク開始角度 θe…ピーク終了角度

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検出器から出力される測定カーブからピ
    ークを検出し、各ピークの保持時間を測定して、参照テ
    ーブルに保持されている値と比較することにより試料の
    分析を行なうクロマトグラフ分析装置において、 標準試料が分析される場合には、測定された各ピークの
    保持時間を直ちに参照テーブルに書き込むことにより参
    照テーブルを更新することを特徴とするクロマトグラフ
    分析装置。
JP15937294A 1994-06-16 1994-06-16 クロマトグラフ分析装置 Pending JPH085625A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15937294A JPH085625A (ja) 1994-06-16 1994-06-16 クロマトグラフ分析装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15937294A JPH085625A (ja) 1994-06-16 1994-06-16 クロマトグラフ分析装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH085625A true JPH085625A (ja) 1996-01-12

Family

ID=15692393

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15937294A Pending JPH085625A (ja) 1994-06-16 1994-06-16 クロマトグラフ分析装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH085625A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1172498A (ja) * 1997-08-28 1999-03-16 Hitachi Ltd 分析装置
JP2002267646A (ja) * 2001-03-08 2002-09-18 Sekisui Chem Co Ltd クロマトグラフのピーク検出方法及びクロマトグラフ装置
JP2004508566A (ja) * 2000-09-08 2004-03-18 ウォーターズ・インヴェストメンツ・リミテッド 検出器応答プロフィールの境界を決定し、かつプロセスを制御するための方法および装置
WO2015056329A1 (ja) * 2013-10-17 2015-04-23 株式会社島津製作所 波形中のピーク端点検出方法および検出装置
JP2018179853A (ja) * 2017-04-18 2018-11-15 東ソー株式会社 溶出時間の変動に影響を受けないピーク同定方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1172498A (ja) * 1997-08-28 1999-03-16 Hitachi Ltd 分析装置
JP2004508566A (ja) * 2000-09-08 2004-03-18 ウォーターズ・インヴェストメンツ・リミテッド 検出器応答プロフィールの境界を決定し、かつプロセスを制御するための方法および装置
JP4865981B2 (ja) * 2000-09-08 2012-02-01 ウォーターズ・テクノロジーズ・コーポレーション 検出器応答プロフィールの境界を決定し、かつプロセスを制御するための方法および装置
JP2002267646A (ja) * 2001-03-08 2002-09-18 Sekisui Chem Co Ltd クロマトグラフのピーク検出方法及びクロマトグラフ装置
JP4511751B2 (ja) * 2001-03-08 2010-07-28 積水化学工業株式会社 クロマトグラフのピーク検出方法及びクロマトグラフ装置
WO2015056329A1 (ja) * 2013-10-17 2015-04-23 株式会社島津製作所 波形中のピーク端点検出方法および検出装置
JPWO2015056329A1 (ja) * 2013-10-17 2017-03-09 株式会社島津製作所 波形中のピーク端点検出方法および検出装置
JP2018179853A (ja) * 2017-04-18 2018-11-15 東ソー株式会社 溶出時間の変動に影響を受けないピーク同定方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5670379A (en) Chromatograph system and method of use
EP0418404B1 (en) Method of determining optimum operating conditions in an electrochemical detector and electrochemical detector using the method
JPH10318803A (ja) 分析装置
US7619212B2 (en) Chromatographic analyzer
US20190162708A1 (en) Data processing device
JP2008076243A (ja) クロマトグラフ装置および分析方法
US6354145B1 (en) Process control
JPH085625A (ja) クロマトグラフ分析装置
JP4470811B2 (ja) クロマトグラフ分析装置
JP4057664B2 (ja) クロマトグラフ/質量分析装置のデータ処理装置
JP2006292652A (ja) ガスクロマトグラフ装置
JP2000131284A (ja) クロマトグラフ質量分析装置
JP4687416B2 (ja) クロマトグラフ用データ処理装置
KR101654776B1 (ko) 크로마토그래피 기반의 자동 시료 측정 장치 및 측정 방법, 이를 구현하기 위한 프로그램이 저장된 기록매체
JPH0835960A (ja) クロマトグラフ質量分析装置用データ処理装置
JP3648902B2 (ja) ガスクロマトグラフ質量分析装置
JP6631373B2 (ja) データ処理装置
EP1684069B1 (en) Data processing method for use in chromatographic analysis
JPH08129002A (ja) Sim法を用いたクロマトグラフ質量分析装置
JP4511751B2 (ja) クロマトグラフのピーク検出方法及びクロマトグラフ装置
JPH0740016B2 (ja) クロマトグラフ/質量分析装置
JPWO2020110864A1 (ja) 分析方法およびプログラム
JP4009737B2 (ja) クロマトグラム用解析装置
EP1579206B1 (en) A method and apparatus for keeping constant the retention times in a gaschromatographic analysis
JPH09297129A (ja) クロマトグラフ用データ処理装置