JPH0855454A - ディスクカートリッジおよびディスク再生装置 - Google Patents

ディスクカートリッジおよびディスク再生装置

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JPH0855454A
JPH0855454A JP19055794A JP19055794A JPH0855454A JP H0855454 A JPH0855454 A JP H0855454A JP 19055794 A JP19055794 A JP 19055794A JP 19055794 A JP19055794 A JP 19055794A JP H0855454 A JPH0855454 A JP H0855454A
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JP
Japan
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disc
disk
cartridge
reproducing device
pickup
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JP19055794A
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English (en)
Inventor
Katsuhiko Izumi
克彦 泉
Kiyuuichirou Nagai
究一郎 長井
Kohei Takita
耕平 滝田
Ikuo Nishida
育雄 西田
Katsuyuki Tanaka
克之 田中
Toshishige Shimizu
利重 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 収納状態にある2枚のディスクの記録内容を
容易に確認できるディスクカートリッジと、機構を複雑
化することなく取扱性を向上できるディスク再生装置の
提供。 【構成】 ディスクカートリッジ20に仕切板21に関
して対称形状である第1および第2のディスク収納部2
4,25を設けると共に、これら第1および第2のディ
スク収納部24,25の内部を目視可能なカートリッジ
窓26,27部を設け、片面を信号記録面29とした2
枚のディスクを、互いの信号記録面29が相対するよう
に第1および第2のディスク収納部24,25にそれぞ
れ収納した。一方、上記ディスクカートリッジ20が装
着されるディスク再生装置31の内部に、モータ54に
よって反転可能な1つのピックアップ57を設け、この
ピックアップ57を180度反転することにより、上記
ディスクカートリッジ20に収納された2枚のディスク
28をそれぞれ再生するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンパクトディスク
(CD)やCD−ROMあるいはビデオCD等の片面に
信号を記録したディスクを収納するためのディスクカー
トリッジ、および、上記ディスクカートリッジの装着に
よりディスク再生を行うディスク再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】片面を信号記録面とした複数枚のディス
クをディスクカートリッジ内に収納し、このディスクカ
ートリッジを装着することにより、各ディスクを再生す
るようにしたディスク再生装置は、特開昭64−668
63号公報等に記載されて公知である。
【0003】図17はこの種のディスクカートリッジと
ディスク再生装置の従来例を示す斜視図、図18は該デ
ィスクカートリッジの縦断面図であり、これらの図にお
いて、1はディスクカートリッジ、2はディスク、3は
ディスク再生装置である。ディスクカートリッジ1は一
側面を開口した筐体形状をなし、その内部には例えば2
枚の仕切板4,5が所定の間隔を存して互いに平行に設
けられており、ディスクカートリッジ1の上面6と上方
の仕切板4、上下の仕切板4,5、および下方の仕切板
5とディスクカートリッジ1の下面7とによって3つの
ディスク収納部が形成されている。ディスク2は円盤状
をなし、その片面に信号が記録され(以下この面を信号
記録面と称し、符号8を付す)、他の片面に記録内容が
表示されている(以下この面をレーベル面と称し、符号
9を付す)。このディスク2は前記各ディスク収納部の
内部にそれぞれ収納されており、その際、各ディスク2
はそれぞれの信号記録面8がディスクカートリッジ1の
下面7側を向くように収納されている。一方、ディスク
再生装置3はその正面にディスクカートリッジ挿入口1
0を有し、該ディスク再生装置3の内部には図示せぬデ
ィスクカートリッジ移送機構やディスク移送機構、再生
機構等が設けられている。
【0004】前記ディスクカートリッジ1に収納された
各ディスク2を再生する場合は、まず、ディスクカート
リッジ1をその上面6を上向きにした状態でディスク再
生装置3のディスクカートリッジ挿入口10内に挿入す
る。すると、ディスク再生装置3側において、ディスク
カートリッジ移送機構がディスクカートリッジ1を所定
位置に装着した後、ディスク移送機構がこのディスクカ
ートリッジ1から任意のディスク2を再生位置まで搬送
することにより、該ディスク2の記録情報が図示せぬピ
ックアップによって再生される。また、他のディスク2
を再生する場合は、ディスク移送機構によって再生され
るディスク2を切替え、各ディスク2の全てが選択的に
再生される。その際、各ディスク2の再生順序は、ディ
スクカートリッジ1の最も外側に収納された上下いずれ
か一方のディスク2から開始したり、使用者がその都度
順序を選択入力することによって指定される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した従
来技術にあっては、ディスクカ−トリッジ1内に複数枚
のディスク2をそれぞれの信号記録面8が同一方向とな
るように収納しているため、天地を逆にした状態でディ
スクカ−トリッジ1をディスク再生装置3へ誤挿入する
と、ディスク2の損傷やディスク再生装置3の故障が懸
念され、それ故、ディスク再生装置3に対するディスク
カ−トリッジ1の装着方向について細心の注意を払う必
要があり、ディスクカートリッジ1やディスク2の取扱
性に劣るという問題点があった。また、各ディスク2の
再生順序に関しては、使用者がコマンドの選択入力によ
り指定するか、ディスクカートリッジ1内におけるディ
スク2の収納位置により一意的に規定されため、希望す
るディスク2の再生順序を決定するまでに手順がかか
り、ディスク再生装置3の取扱性に劣るという問題点が
あった。
【0006】さらに、ディスクカートリッジ1内に各デ
ィスク2を収納した状態で、各ディスク2のレーベル面
9がディスクカートリッジ1の上面6と下面7とで覆わ
れているため、各ディスク2の記録内容をディスクカー
トリッジ1の外部から確認することができず、それ故、
ディスク2をディスクカートリッジ1から排出して内容
確認するか、ディスク2をディスク再生装置3で直接再
生しながら内容確認する必要があり、ディスクカートリ
ッジ1やディスク再生装置3の取扱性に劣るという問題
点があった。なお、この点に関しては、ディスクカート
リッジ1の上面6に内部を目視可能なカートリッジ窓部
を設けることが考えられるが、その場合、最上方に位置
するディスク2のレーベル面9はカートリッジ窓部を透
して確認できるものの、最上位のディスク2や仕切板
4,5等が存在するため、中央と最下方に位置するディ
スク2のレーベル面9を確認することはできない。した
がって、仮りにディスクカートリッジ1にカートリッジ
窓部を設けたとしても、上から2枚目以降のディスク2
の内容確認については、上記と同様に煩雑な操作を必要
とするという問題があった。
【0007】本発明は、このような従来技術の実情に鑑
みてなされたもので、その第1の目的は、収納状態にあ
る2枚のディスクの記録内容を容易に確認できるディス
クカートリッジを提供することにあり、その第2の目的
は、機構を複雑化することなしに取扱性を向上できるデ
ィスク再生装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した本発明の第1の
目的は、仕切板を介して積層され、該仕切板に関して対
称形状である第1および第2のディスク収納部と、上記
仕切板に垂直な方向に位置し、上記第1および第2のデ
ィスク収納部の内部を目視可能なカートリッジ窓部とを
備え、片面に信号を記録し他の片面に記録内容を表示し
てある2枚のディスクを、互いの信号記録面が相対する
ように上記第1および第2のディスク収納部にそれぞれ
収納することによって達成される。
【0009】また、上記した本発明の第2の目的は、上
記ディスクカートリッジを装着し、該ディスクカートリ
ッジの第1および第2のディスク収納部に収納された2
枚のディスクを、反転可能な1つのピックアップにより
再生することによって達成される。
【0010】さらに、上記した本発明の第2の目的は、
上記ディスクカートリッジを装着し、該ディスクカート
リッジの第1および第2のディスク収納部に収納された
2枚のディスクの再生順序を、上記ディスクカートリッ
ジの装着方向により設定することによって達成される。
【0011】
【作用】本発明のディスクカートリッジによれば、仕切
板を介して積層され、該仕切板に関して対称形状である
第1および第2のディスク収納部と、上記仕切板に垂直
な方向に位置し、上記第1および第2のディスク収納部
の内部を目視可能なカートリッジ窓部とを備え、片面に
信号を記録し他の片面に記録内容を表示してある2枚の
ディスクを、互いの信号記録面が相対するように上記第
1および第2のディスク収納部にそれぞれ収納したた
め、ディスクカートリッジ内にディスクを収納した状態
において、それぞれのカートリッジ窓部を透して2枚の
ディスクの記録内容を容易に確認することができる。
【0012】また、本発明のディスク再生装置によれ
ば、上記ディスクカートリッジを装着し、該ディスクカ
ートリッジの第1および第2のディスク収納部に収納さ
れた2枚のディスクを、反転可能な1つのピックアップ
により再生するため、ディスクカートリッジに収納され
た2枚のディスクを再生する際、各ディスクを高さ方向
の移動を伴わないで再生でき、ディスク再生装置の機構
が複雑化することを防止できる。
【0013】さらに、本発明のディスク再生装置によれ
ば、上記ディスクカートリッジを装着し、該ディスクカ
ートリッジの第1および第2のディスク収納部に収納さ
れた2枚のディスクの再生順序を、上記ディスクカート
リッジの装着方向により設定するため、希望するディス
クを再生するのに際し、ディスクカートリッジの外側か
らディスクを確認した状態で、ディスクカートリッジの
向きを選択してディスク再生装置に装着するという簡単
な操作により実現でき、ディスク再生装置の取扱性を向
上することができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて説明す
る。図1と図2は本発明の一実施例に係るディスクカー
トリッジおよびディスク再生装置の斜視図であり、図1
はディスクカートリッジを上面側から装着する状態を、
図2はディスクカートリッジを下面側から装着する状態
をそれぞれ示している。また、図3は図1と図2に備え
られるディスクカートリッジの平面図、図4は該ディス
クカートリッジの裏面図、図5は該ディスクカートリッ
ジの要部側面図、図6は該ディスクカートリッジの縦断
面図である。
【0015】これらの図において、20はディスクカー
トリッジを示し、該ディスクカートリッジ20は一側面
を開口した筐体形状をなし、その内部には仕切板21が
設けられている。この仕切板21とディスクカートリッ
ジ20の上面22および下面23とは所定の間隔を存し
て互いに平行であり、ディスクカートリッジ20の上面
22と仕切板21との間に第1のディスク収納部24
が、仕切板21とディスクカートリッジ1の下面23と
の間に第2のディスク収納部25がそれぞれ形成されて
おり、これら第1および第2のディスク収納部24,2
5は仕切板21に関して対称形状である。ディスクカー
トリッジ20の上面22と下面23にはそれぞれディス
クカートリッジ窓部26,27が設けられており、これ
らディスクカートリッジ窓部26,27は内部を目視で
きるように透明な材質で形成されている。
【0016】28はディスクを示し、該ディスク28は
円盤状をなし、その片面は信号記録面29、他の片面は
レーベル面30となっている。このディスク28は前記
各ディスク収納部24,25の内部にそれぞれ収納され
ており、その際、上方のディスク28はレーベル面30
がディスクカートリッジ窓部26を向くように第1のデ
ィスク収納部24内に収納され、下方のディスク28は
レーベル面30がディスクカートリッジ窓部27を向く
ように第2のディスク収納部25内に収納されている。
つまり、これら2枚のディスク28は、互いの信号記録
面29が相対するようにディスクカートリッジ20内に
収納され、この収納状態において、ディスクカートリッ
ジ窓部26,27を透して各レーベル面30を確認でき
るようになっている。なお、本実施例においては、第1
のディスク収納部24内に収納されたディスク28のレ
ーベル面30にアルファベットの「ABC」を付し、第
2のディスク収納部25内に収納されたディスク28の
レーベル面30にアルファベットの「XYZ」を付して
ある。
【0017】31はディスク再生装置を示し、該ディス
ク再生装置31はその正面にディスクカートリッジ挿入
口32を有している。前記ディスクカートリッジ20
は、図1に示すようにその上面22を表向きにした状態
で、あるいは図2に示すようにその下面23を表向きに
した状態でディスクカートリッジ挿入口32に挿入さ
れ、図示省略したディスクカートリッジ移送手段により
ディスク再生装置31内の所定位置まで移送された後、
後述するディスク移送手段と再生装置により、ディスク
カートリッジ20内のディスク28が再生される。
【0018】次に、前記ディスクカートリッジ20と前
記ディスク再生装置31の内部機構の詳細について、図
7〜図16を用いて説明する。ここで、図7はディスク
カートリッジのローディング途中状態を示す平面図、図
8はその縦断面図、図9はディスクカートリッジのロー
ディング完了状態を示す平面図、図10はその縦断面
図、図11はディスクのローディング動作を示す平面
図、図12はその縦断面図、図13はディスクのアンロ
ーディング動作を示す平面図、図14はその縦断面図、
図15は上方のディスクの再生動作を示す縦断面図、図
16は下方のディスクの再生動作を示す縦断面図であ
る。
【0019】まず、図7と図9を用いて前記ディスクカ
ートリッジ20の内部機構について説明すると、前述し
たように、ディスクカートリッジ20の第1および第2
のディスク収納部24,25は仕切板21に関して対称
形状であるため、ここでは下方のディスク28が収納さ
れた第2のディスク収納部25側についてのみ説明す
る。これらの図に示すように、下方のディスク28はデ
ィスクロックアーム33とディスクイジェクトアーム3
7およびディスクカートリッジ20の各一部により第2
のディスク収納部25内に保持されている。前記ディス
クロックアーム33は回動軸34を中心に回動自在で、
支点35に巻回されたディスクロックスプリング36に
より図中の反時計回り方向への偏倚力が付与されてお
り、該ディスクロックアーム33の一部はディスクカー
トリッジ20の一側壁より露出している。また、前記デ
ィスクイジェクトアーム37は第2のディスク収納部2
5内の奥部に設けられた回動軸38を中心に回動自在で
あり、このディスクイジェクトアーム37は、該ディス
クイジェクトアーム37とディスクカートリッジ20上
に設けられたフック39との間に掛合されたイジェクト
アームスプリング40により、図中の時計回り方向への
偏倚力が付与されている。さらに、前記ディスクイジェ
クトアーム37の一端は図中の上下方向にスライド自在
なディスクイジェクトレバー41と接しており、該ディ
スクイジェクトレバー41の一部はディスクカートリッ
ジ20の他側壁より露出し、この側壁によってスライド
の可動範囲が規制されている。図7と図9はディスクイ
ジェクトレバー41が操作されない非操作状態を示し、
この非操作状態において、ディスクイジェクトアーム3
7はイジェクトアームスプリング40の付勢力により図
中の位置に位置決めされるが、ディスクイジェクトレバ
ー41を図中の下方へスライド操作すると、ディスクイ
ジェクトアーム37は回動軸38を中心に反時計回り方
向へ回動し、下方のディスク28を第2のディスク収納
部25より排出するようになっている。
【0020】図示省略してあるが、上方のディスク28
が収納された第1のディスク収納部24の内部構造も第
2のディスク収納部25と同様な構成となっている。た
だし、第1および第2のディスク収納部24,25は仕
切板21に関して対称形状であるため、図5に示すディ
スクカートリッジ20の側面形状は、ディスクカートリ
ッジ20を表裏逆にした場合において、ディスクカート
リッジ20の反対側の他側面で同一形状となる。
【0021】次に、前記ディスク再生装置31の内部機
構について説明すると、図7〜図16に示すように、デ
ィスク再生装置31の内部にはディスクロック解除手段
42とディスクイジェクト手段43とが設けられてい
る。前記ディスクロック解除手段42は、回動軸44を
中心に回動可能なディスクロック解除レバー45と、こ
のディスクロック解除レバー45に図中の時計回り方向
への偏倚力を付与する解除レバースプリング46とを備
えており、この解除レバースプリング46は支軸47に
巻回され、その両端がディスクロック解除レバー45と
スプリングストッパ48とに弾接している。一方、前記
ディスクイジェクト手段43は、イジェクトスイッチ4
9と該イジェクトスイッチ49を駆動するイジェクトプ
レート50とにより構成されている。
【0022】また、前記ディスク再生装置31の内部に
は3枚のディスクガイドトレイ51,52,53が設け
られており、これらディスクガイドトレイ51,52,
53の高さは、ローディング完了時点における前記ディ
スクカートリッジ20の上面22と仕切板21および下
面23とそれぞれ対応する同位置に設定されている。各
ディスクガイドトレイ51,52,53には前記ディス
ク28の外周より僅かに大きな径で凸部が形成されてお
り、この凸部によりディスクカートリッジ20からイジ
ェクトされたディスク28の位置決めが行われる。ま
た、各ディスクガイドトレイ51,52,53の奥部に
はモータ54が設置されており、該モータ54の回転軸
55にはL字状のピックアップアーム56が固定されて
いる。このピックアップアーム56にはピックアップ5
7が載置されており、該ピックアップ57はピックアッ
プアーム56の水平面上をスライド可能であり、図15
と図16の実線位置と破線位置(57´)との間を往復
移動する。前記モータ54の回転軸55の位置は、中央
のディスクガイドトレイ52とこれに対応するディスク
カートリッジ20の仕切板21と同一高さに設定されて
おり、回転軸55に連動してピックアップアーム56が
180度反転すると、ピックアップ57は図15に示す
下向きと図16に示す上向きの2つの姿勢をとる。前記
モータ54の近傍にはディスクアンロード部材58が配
置されており、該ディスクアンロード部材58はディス
クアンロードの指令により前記ピックアップ57と同方
向に往復移動する。
【0023】さらに、前記ディスク再生装置31の内部
にはターンテーブル59とディスククランパ60とが対
向して設置されており、該ターンテーブル59はスピン
ドルモータ61の回転軸に固定されている。これらター
ンテーブル59とディスククランパ60およびスピンド
ルモータ61は図示せぬ駆動手段を用いて上下方向に移
動可能であり、前記ディスク28の中央部分はこれらタ
ーンテーブル59とディスククランパ60とによっては
さみ込み保持されるようになっている。
【0024】次に、前述した本実施例のディスクカート
リッジ20とディスク再生装置31の動作について説明
する。本実施例においては、2枚のディスク28の再生
順序がディスクカートリッジ20の装着方向により規定
されており、図1に示すようにディスクカートリッジ2
0の上面22を表向きにして装着した場合は、第1のデ
ィスク収納部24内に収納されたディスク28から再生
され、図2に示すようにディスクカートリッジ20の下
面23を表向きにして装着した場合は、これとは逆に第
2のディスク収納部25内に収納されたディスク28か
ら再生されるようになっている。したがって、例えば第
1のディスク収納部24内に収納されたディスク28か
ら再生する場合は、ディスクカートリッジ20の第1の
ディスク収納部24と第2のディスク収納部25内に収
納された2枚のディスク28の各レーベル面30を、デ
ィスクカートリッジ窓部26,27を透して確認するこ
とにより再生すべきディスク28を選択した後、図1に
示すように、ディスクカートリッジ20の上面22を表
向きにした状態で、該ディスクカートリッジ20をディ
スク再生装置31のディスクカートリッジ挿入口32に
挿入する。すると、ディスクカートリッジ20は図示省
略したディスクカートリッジ移送手段によりローディン
グが開始され、図7と図8の矢印aで示す方向に移送さ
れた後、図9と図10に示すローディング完了位置で停
止する。この時、ディスクカートリッジ20は、仕切板
21が中央のディスクガイドトレイ52と同一高さにな
るように位置決めされる。
【0025】このようにディスクカートリッジ20のロ
ーディングが完了した時点において、図9に示すよう
に、ディスクロック解除レバー45の一端に形成されて
いる凸部がディスクロックレバー33を押圧する位置と
なるため、ディスクロックレバー33によるディスク2
8のロックが解除される。また、ディスクイジェクト手
段43のイジェクトスイッチ49はディスクイジェクト
レバー41に対向する位置となるが、該ディスクイジェ
クトレバー41は非操作状態に維持されている。
【0026】この状態で外部よりディスクイジェクトの
指令があると、図11に示すように、ディスクイジェク
ト手段43が矢印b方向に移動するため、該ディスクイ
ジェクト手段43のイジェクトスイッチ49によりディ
スクイジェクトレバー41が同図の下方へスライド操作
され、ディスクイジェクトアーム37は回動軸38を中
心に反時計回り方向へに回動する。その結果、ディスク
イジェクトアーム37によりディスク28の端部が押圧
され、ディスク28は同図の破線位置から実線で示す再
生位置へと移動し、ディスクガイドトレイ51,52,
53の凸部に位置決めされる。ここで、本実施例におい
ては2枚のディスク28の再生順序がディスクカートリ
ッジ20の装着方向により規定されており、例えば下方
のディスク28が再生される場合は、図12に示すよう
に、ディスクカートリッジ20の第2のディスク収納部
25内に収納されたディスク28が矢印c方向に移動
し、該ディスク28は中央と下方のディスクガイドトレ
イ52,53間の再生位置にローディングされる。
【0027】一方、前記ディスクイジェクトの指令に基
づいて、ピックアップ57は上下いずれか一方の姿勢を
とり、再生位置にローディングされたいずれか一方のデ
ィスク28に対応する。すなわち、モータ54が回転駆
動され、該モータ54の回転軸55に固定されたピック
アップアーム56が180度反転すると、図15に示す
ように下方のディスク28を再生する場合、ピックアッ
プ57は下向きの姿勢をとり、下方のディスク28の信
号記録面29に対向する。これとは逆に、図16に示す
ように上方のディスク28を再生する場合、ピックアッ
プ57は上向きの姿勢をとり、上方のディスク28の信
号記録面29に対向する。さらに、再生位置にローディ
ングされた各ディスク28に対応して、ディスククラン
パ60とスピンドルモータ61は図示せぬ駆動手段によ
って上下方向に移動し、各ディスク28の中央部分はこ
れらディスククランパ60とスピンドルモータ61に設
けられたターンテーブル59とによってはさみ込み保持
される。しかる後、スピンドルモータ61によってディ
スク28を回転し、ピックアップ57をディスク28の
半径方向に沿ってスライド移動することにより、該ディ
スク28の信号記録面29をピックアップ57が再生す
る。
【0028】この状態で外部よりディスクアンロードの
指令があると、図13と図14に示すように、ディスク
アンロード部材58が図中の矢印d方向に移動し、これ
により再生位置にあるディスク28は、その一端が押圧
されてディスクカートリッジ20内に収納される。そし
て、他方のディスク28を再生する場合は、該ディスク
28を前述したディスク移送手段により再生位置にロー
ディングすると共に、ピックアップ57の姿勢を180
度反転して、該ディスク28の信号記録面29をピック
アップ57で再生する。また、ディスクカートリッジ2
0をイジェクトする場合は、ディスクカートリッジ移送
手段によりディスクカートリッジ20を図7のローディ
ングと逆の方向に駆動し、ディスクカートリッジ20の
アンロード動作が完了した時点で、ディスクカートリッ
ジ20をディスク再生装置31より取り出す。その際、
ディスクイジェクトアーム37はイジェクトアームスプ
リング40の付勢力により図7の位置に復帰すると共
に、ディスクロックアーム33はディスクロックスプリ
ング36の付勢力によりディスク28をディスクイジェ
クトアーム37方向に押圧するため、各ディスク28は
ディスクカートリッジ20の第1または第2のディスク
収納部24,25内に完全に収納される。
【0029】なお、ディスクカートリッジ20内のディ
スク28を交換する場合は、ディスクカートリッジ20
の両側面に露出するディスクロックアーム33とディス
クイジェクトレバー41を手動操作することにより、デ
ィスクカートリッジ20内に収納されたディスク28を
図11に示す如くイジェクトし、新たなディスク28を
第1または第2のディスク収納部24,25内に収納す
れば良い。
【0030】このように上記一実施例にあっては、ディ
スクカートリッジ20に仕切板21に関して対称形状で
ある第1および第2のディスク収納部24,25を設け
ると共に、これら第1および第2のディスク収納部2
4,25の内部を目視可能なカートリッジ窓26,27
部を設け、片面を信号記録面29とした2枚のディスク
を、互いの信号記録面29が相対するように第1および
第2のディスク収納部24,25にそれぞれ収納したた
め、ディスクカートリッジ20内にディスク28を収納
した状態において、それぞれのカートリッジ窓部26,
27を透して2枚のディスク28のレーベル面30の記
録内容を容易に確認することができる。このため、ディ
スクカートリッジ20からディスク28を排出したり、
ディスク28をディスク再生装置31で再生することな
く、ディスクカートリッジ20の外部よりディスク28
の記録内容を直接確認することができ、ディスクカート
リッジ20やディスク28の取扱性が格段に向上する。
【0031】また、ディスク再生装置31に1つのピッ
クアップ57を設け、このピックアップ57を180度
反転することにより、上記ディスクカートリッジ20に
収納された2枚のディスク28をそれぞれ再生するよう
にしたため、ディスク再生装置31の機構を簡略化する
ことができる。
【0032】また、上記ディスクカートリッジ20に収
納された2枚のディスク28を再生する際、各ディスク
28は水平方向にのみ移動するだけで、高さ方向の移動
を伴わないため、各ディスク28をディスクカートリッ
ジ20から完全にイジェクトする必要はなく、この点か
らもディスク再生装置31の機構を簡略化することがで
き、ディスク再生装置31の小型化にも有効である。
【0033】さらに、ディスクカートリッジ20に収納
された2枚のディスク28の再生順序を、該ディスクカ
ートリッジ20の装着方向により規定してあるため、希
望するディスク28を再生するのに際し、ディスクカー
トリッジ20の表裏の向きを選択してディスク再生装置
31に装着する、という簡単な操作によりこれを実現で
き、ディスク再生装置31の取扱性が向上する。特に、
使用するソフトが2枚組構成のディスクの場合、ディス
クカートリッジ単位でのディスク管理が可能になるばか
りでなく、この2枚組構成のディスクの再生順序を簡単
かつ確実に選択することができる。
【0034】なお、上記一実施例では、180度反転可
能な1つのピックアップを用いて2枚のディスクを再生
する場合について説明したが、2枚のディスクに対応し
て2つのピックアップを使用することも可能であり、そ
の場合も、各ディスクは水平方向にのみ移動するだけ
で、高さ方向の移動を伴わないで再生できる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ディスクカートリッジ内に収納した2枚のディスクのそ
れぞれの記録内容を、ディスクカートリッジのカートリ
ッジ窓部を透して容易に確認することができるため、デ
ィスクカートリッジやディスクの取扱性を格段に向上す
ることができる。
【0036】また、本発明によれば、反転可能な1つの
ピックアップを用いてディスクカートリッジ内に収納し
た2枚のディスクをそれぞれ再生するようにしたため、
2枚のディスクを再生する際、各ディスクを高さ方向に
移動する必要はなく、ディスク再生装置の機構を簡略化
することができる。
【0037】さらに、本発明によれば、ディスクカート
リッジの装着方向により各ディスクの再生順序を規定し
てあるため、ディスクの記録内容を確認した後、ディス
クカートリッジを表裏いずれかの向きでディスク再生装
置に装着するという簡単な操作にてディスクの再生順序
を選択でき、ディスク再生装置の取扱性を向上すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るディスクカートリッジ
を上面側からディスク再生装置に装着する状態を示す斜
視図である。
【図2】図1のディスクカートリッジを下面側からディ
スク再生装置に装着する状態を示す斜視図である。
【図3】図1と図2に示すディスクカートリッジの平面
図である。
【図4】該ディスクカートリッジの裏面図である。
【図5】該ディスクカートリッジの要部側面図である。
【図6】該ディスクカートリッジの縦断面図である。
【図7】該ディスクカートリッジのローディング途中状
態を示す平面図である。
【図8】図7の縦断面図である。
【図9】該ディスクカートリッジのローディング完了状
態を示す平面図である。
【図10】図9の縦断面図である。
【図11】該ディスクカートリッジ内に収納されたディ
スクのローディング動作を示す平面図である。
【図12】図11の縦断面図である。
【図13】該ディスクのアンローディング動作を示す平
面図である。
【図14】図13の縦断面図である。
【図15】該ディスクカートリッジ内に収納された上方
のディスクの再生動作を示す縦断面図である。
【図16】該ディスクカートリッジ内に収納された下方
のディスクの再生動作を示す縦断面図である。
【図17】従来のディスクカートリッジとディスク再生
装置の斜視図である。
【図18】図17のディスクカートリッジの縦断面図で
ある。
【符号の説明】 20 ディスクカートリッジ 21 仕切板 22 上面 23 下面 24 第1のディスク収納部 25 第2のディスク収納部 26,27 ディスクカートリッジ窓部 28 ディスク 29 信号記録面 30 レーベル面 31 ディスク再生装置 32 ディスクカートリッジ挿入口 33 ディスクロックアーム 36 ディスクロックスプリング 37 ディスクイジェクトアーム 40 イジェクトアームスプリング 41 ディスクイジェクトレバー 42 ディスクロック解除手段 43 ディスクイジェクト手段 45 ディスクロック解除レバー 46 解除レバースプリング 49 イジェクトスイッチ 50 イジェクトプレート 51,52,53 ディスクガイドトレイ 54 モータ 55 回転軸 56 ピックアップアーム 57 ピックアップ 58 ディスクアンロード部材 59 ターンテーブル 60 ディスククランパ 61 スピンドルモータ
フロントページの続き (72)発明者 滝田 耕平 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所AV機器事業部AV開発 センタ内 (72)発明者 西田 育雄 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所AV機器事業部AV開発 センタ内 (72)発明者 田中 克之 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所AV機器事業部AV開発 センタ内 (72)発明者 清水 利重 東京都港区西新橋二丁目15番12号 株式会 社日立製作所AV機器事業部内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 仕切板を介して積層され、該仕切板に関
    して対称形状である第1および第2のディスク収納部
    と、上記仕切板に垂直な方向に位置し、上記第1および
    第2のディスク収納部の内部を目視可能なカートリッジ
    窓部とを備え、片面に信号を記録し他の片面に記録内容
    を表示してある2枚のディスクを、互いの信号記録面が
    相対するように上記第1および第2のディスク収納部に
    それぞれ収納たことを特徴とするディスクカートリッ
    ジ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のディスクカートリッジ
    を装着し、該ディスクカートリッジの第1および第2の
    ディスク収納部に収納された2枚のディスクを、反転可
    能な1つのピックアップにより再生することを特徴とす
    るディスク再生装置。
  3. 【請求項3】 請求項2の記載において、上記ピックア
    ップの反転動作を行う回転軸を、上記仕切板と同一面上
    に配置したことを特徴とするディスク再生装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のディスクカートリッジ
    を装着し、該ディスクカートリッジの第1および第2の
    ディスク収納部に収納された2枚のディスクの再生順序
    を、上記ディスクカートリッジの装着方向により設定す
    ることを特徴とするディスク再生装置。
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