JPH0855341A - 光ディスク媒体および光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク媒体および光ディスク装置

Info

Publication number
JPH0855341A
JPH0855341A JP6190469A JP19046994A JPH0855341A JP H0855341 A JPH0855341 A JP H0855341A JP 6190469 A JP6190469 A JP 6190469A JP 19046994 A JP19046994 A JP 19046994A JP H0855341 A JPH0855341 A JP H0855341A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
track
learning
sector
radial tilt
pattern
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6190469A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Ishida
隆 石田
Shunji Ohara
俊次 大原
Toshiyuki Shimada
敏幸 島田
Mamoru Shoji
衛 東海林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP6190469A priority Critical patent/JPH0855341A/ja
Publication of JPH0855341A publication Critical patent/JPH0855341A/ja
Priority to US08/931,943 priority patent/US5898654A/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 チルトセンサを用いずに、ラジアルチルト位
置を最適にできる光ディスク媒体を提供する。 【構成】 本発明の光ディスク媒体は内外周に学習領域
を有する。その構成は図10のように、第1トラック1
001には、周期50Twのパターンの繰り返し、第2
トラック1002には、11Twのマーク・スペース繰
り返し、第3トラックには、10Twのマーク・スペー
ス繰り返しが記録されている。第1トラックを再生して
第2トラックからのクロストーク量=第3トラックから
のクロストーク量となるようなラジアルチルト位置が最
適位置である。ディスクの内周部の学習領域を再生して
内周でのラジアルチルト最適位置を求め、外周部の学習
領域を再生して外周でのラジアルチルト最適位置を求
め、中周でのラジアルチルト位置は補間して推定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディジタル信号を記録再
生する情報再生装置に関するものであり、このうち特に
光学的に記録再生を行う光ディスク装置ならびに光ディ
スク媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、光ディスク装置は大容量のデータ
を記録再生する手段として盛んに開発が行われ、より高
い記録密度を達成するためのアプローチがなされてい
る。このような高記録密度を達成する際の課題はS/N
や記録ピット間干渉の改善と同時に、光ディスク媒体や
光ディスク装置のばらつきに対して信号品質を補償する
ことである。このことは特に、光ヘッドと光ディスク媒
体との位置関係のばらつきとして代表されるラジアルチ
ルト(ディスク半径方向の傾き)による再生チャンネル
の特性変化として指摘されており、これらに起因するエ
ラーレートの増加の小さい装置が要求されている。
【0003】以下図面を参照しながら、上記した従来の
光ディスク装置の一例について説明する。
【0004】図39は従来の光ディスク装置の構成図で
ある。図39において3901は光ディスク、3902
は光ヘッド、3903はチルトセンサ、3904はアン
プ、3905はラジアルチルト制御回路、3906はラ
ジアルチルト可変手段である。
【0005】以上のように構成された従来の光ディスク
装置について、動作を説明する。チルトセンサ3903
は、光ヘッド3902に対する光ディスク3901のチ
ルト量に応じた電圧を出力し、その出力はアンプ390
4で増幅され、ラジアルチルト制御回路3905に入力
する。ラジアルチルト制御回路3905は、ラジアルチ
ルト可変手段3906を駆動し、チルトセンサ出力が0
に成るように制御する。こうして、光ヘッドと光ディス
クを平行に保ち、良好な特性が得られる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、チルトセンサが必要であり、装置のコス
トアップにつながるという問題点や、光ヘッドの近くに
チルトセンサを配置する必要があり、装置の小型化がで
きないという問題点や、光ヘッドとチルトセンサの平行
度が正しく調整されていないと、光ヘッドと光ディスク
の平行度に誤差がでるという問題点を有していた。
【0007】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、チルトセンサを用いずにラジアルチルト位置を最適
にできる光ディスク媒体を提供することを目的とする。
【0008】また本発明は上記従来の問題点を解決する
もので、チルトセンサを用いずにラジアルチルト位置を
最適にできる光ディスク装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達するために
本発明の光ディスク媒体は、既定のデータが記録された
学習領域を少なくとも内周部と外周部に持ち、前記学習
領域は、第1のトラックと、前記第1のトラックに隣接
する第2のトラックと、前記第1のトラックに対し前記
第2のトラックと反対側に隣接する第3のトラックの、
少なくとも3本のトラックから成り、前記第1のトラッ
クは未記録状態であり、前記第2のトラックには、1対
のマークとスペースからなる周期t1のパターンを繰り
返し記録してあり、前記第3のトラックには、1対のマ
ークとスペースからなる周期t2のパターンを繰り返し
記録してあり、t2≠t1かつt2≠n・t1(nは正
整数)かつt2≠t1/m(mは正整数)であるという
構成を有している。
【0010】また本発明の光ディスク媒体は、既定のデ
ータが記録された学習領域を少なくとも内周部と外周部
に持ち、前記学習領域は、第1のトラックと、前記第1
のトラックに隣接する第2のトラックと、前記第1のト
ラックに対し前記第2のトラックと反対側に隣接する第
3のトラックの、少なくとも3本のトラックから成り、
前記第1のトラックにはランダム信号が記録してあり、
前記第2のトラックには、1対のマークとスペースから
なる周期t1のパターンを繰り返し記録してあり、前記
第3のトラックには、1対のマークとスペースからなる
周期t2のパターンを繰り返し記録してあり、t2≠t
1かつt2≠n・t1(nは正整数)かつt2≠t1/
m(mは正整数)であるという構成を有している。
【0011】また本発明の光ディスク媒体は、既定のデ
ータが記録された学習領域を少なくとも内周部と外周部
に持ち、前記学習領域は、第1のトラックと、前記第1
のトラックに隣接する第2のトラックと、前記第1のト
ラックに対し前記第2のトラックと反対側に隣接する第
3のトラックの、少なくとも3本のトラックから成り、
前記第1のトラックには、1対または複数対のマークと
スペースからなる周期t0のパターンを繰り返し記録し
てあり、前記第2のトラックには、1対のマークとスペ
ースからなる周期t1のパターンを繰り返し記録してあ
り、前記第3のトラックには、1対のマークとスペース
からなる周期t2のパターンを繰り返し記録してあり、
t0≠t1かつt0≠t2かつt0≠n・t1(nは正
整数)かつt0≠m・t2(mは正整数)かつt2≠t
1かつt2≠k・t1(kは正整数)かつt2≠t1/
l(lは正整数)であるという構成を有している。
【0012】また本発明の光ディスク媒体は、既定のデ
ータが記録された学習領域を少なくとも内周部と外周部
に持ち、前記学習領域は、トラックが複数のセクタから
なるセクタ構造をしており、前記学習領域は、第1のト
ラックと、前記第1のトラックに隣接する第2のトラッ
クと、前記第1のトラックに対し前記第2のトラックと
反対側に隣接する第3のトラックの、少なくとも3本の
トラックから成り、前記第1のトラックは未記録状態で
あり、前記第2のトラックには、1対のマークとスペー
スからなる周期t1のパターンを繰り返し記録した第1
のセクタと未記録状態の第2のセクタが交互に配置され
ており、前記第1のトラックを介して前記第2のトラッ
クの第1のセクタと隣接する前記第3のトラックのセク
タは、未記録状態であり、前記第1のトラックを介して
前記第2のトラックの第2のセクタと隣接する前記第3
のトラックのセクタには、1対のマークとスペースから
成る周期t1のパターンが繰り返し記録されているとい
う構成を有している。
【0013】また本発明の光ディスク媒体は、既定のデ
ータが記録された学習領域を少なくとも内周部と外周部
に持ち、前記学習領域は、トラックが複数のセクタから
なるセクタ構造をしており、前記学習領域は、第1のト
ラックと、前記第1のトラックに隣接する第2のトラッ
クと、前記第1のトラックに対し前記第2のトラックと
反対側に隣接する第3のトラックの、少なくとも3本の
トラックから成り、前記第1のトラックは未記録状態で
あり、前記第2のトラックには、1対のマークとスペー
スからなる周期t1のパターンを繰り返し記録した第1
のセクタと、1対または複数対のマークとスペースから
なる周期t2のパターンを繰り返し記録した第2のセク
タが交互に配置されており、前記第1のトラックを介し
て前記第2のトラックの第1のセクタと隣接する前記第
3のトラックのセクタには、1対または複数対のマーク
とスペースからなる周期t3のパターンを繰り返し記録
してあり、前記第1のトラックを介して前記第2のトラ
ックの第2のセクタと隣接する前記第3のトラックのセ
クタには、1対のマークとスペースから成る周期t1の
パターンが繰り返し記録されており、t2≠t1かつt
2≠n・t1(nは正整数)かつt3≠t1かつt3≠
m・t1(mは正整数)であるという構成を有してい
る。
【0014】また本発明の光ディスク媒体は、既定のデ
ータが記録された学習領域を少なくとも内周部と外周部
に持ち、前記学習領域は、トラックが複数のセクタから
なるセクタ構造をしており、前記学習領域は、第1のト
ラックと、前記第1のトラックに隣接する第2のトラッ
クと、前記第1のトラックに対し前記第2のトラックと
反対側に隣接する第3のトラックの、少なくとも3本の
トラックから成り、前記第1のトラックにはランダム信
号が記録してあり、前記第2のトラックには、1対のマ
ークとスペースからなる周期t1のパターンを繰り返し
記録した第1のセクタと未記録状態の第2のセクタが交
互に配置されており、前記第1のトラックを介して前記
第2のトラックの第1のセクタと隣接する前記第3のト
ラックのセクタは、未記録状態であり、前記第1のトラ
ックを介して前記第2のトラックの第2のセクタと隣接
する前記第3のトラックのセクタには、1対のマークと
スペースから成る周期t1のパターンが繰り返し記録さ
れているという構成を有している。
【0015】また本発明の光ディスク媒体は、既定のデ
ータが記録された学習領域を少なくとも内周部と外周部
に持ち、前記学習領域は、トラックが複数のセクタから
なるセクタ構造をしており、前記学習領域は、第1のト
ラックと、前記第1のトラックに隣接する第2のトラッ
クと、前記第1のトラックに対し前記第2のトラックと
反対側に隣接する第3のトラックの、少なくとも3本の
トラックから成り、前記第1のトラックにはランダム信
号が記録してあり、前記第2のトラックには、1対のマ
ークとスペースからなる周期t1のパターンを繰り返し
記録した第1のセクタと、1対または複数対のマークと
スペースからなる周期t2のパターンを繰り返し記録し
た第2のセクタが交互に配置されており、前記第1のト
ラックを介して前記第2のトラックの第1のセクタと隣
接する前記第3のトラックのセクタには、1対または複
数対のマークとスペースからなる周期t3のパターンを
繰り返し記録してあり、前記第1のトラックを介して前
記第2のトラックの第2のセクタと隣接する前記第3の
トラックのセクタには、1対のマークとスペースから成
る周期t1のパターンが繰り返し記録されており、t2
≠t1かつt2≠n・t1(nは正整数)かつt3≠t
1かつt3≠m・t1(mは正整数)であるという構成
を有している。
【0016】また本発明の光ディスク媒体は、既定のデ
ータが記録された学習領域を少なくとも内周部と外周部
に持ち、前記学習領域は、トラックが複数のセクタから
なるセクタ構造をしており、前記学習領域は、第1のト
ラックと、前記第1のトラックに隣接する第2のトラッ
クと、前記第1のトラックに対し前記第2のトラックと
反対側に隣接する第3のトラックの、少なくとも3本の
トラックから成り、前記第1のトラックには1対または
複数対のマークとスペースからなる周期t0のパターン
を繰り返し記録してあり、前記第2のトラックには、1
対のマークとスペースからなる周期t1のパターンを繰
り返し記録した第1のセクタと未記録状態の第2のセク
タが交互に配置されており、前記第1のトラックを介し
て前記第2のトラックの第1のセクタと隣接する前記第
3のトラックのセクタは、未記録状態であり、前記第1
のトラックを介して前記第2のトラックの第2のセクタ
と隣接する前記第3のトラックのセクタには、1対のマ
ークとスペースから成る周期t1のパターンが繰り返し
記録されており、t0≠t1かつt0≠n・t1(nは
正整数)であるという構成を有している。
【0017】また本発明の光ディスク媒体は、既定のデ
ータが記録された学習領域を少なくとも内周部と外周部
に持ち、前記学習領域は、トラックが複数のセクタから
なるセクタ構造をしており、前記学習領域は、第1のト
ラックと、前記第1のトラックに隣接する第2のトラッ
クと、前記第1のトラックに対し前記第2のトラックと
反対側に隣接する第3のトラックの、少なくとも3本の
トラックから成り、前記第1のトラックには1対または
複数対のマークとスペースからなる周期t0のパターン
を繰り返し記録してあり、前記第2のトラックには、1
対のマークとスペースからなる周期t1のパターンを繰
り返し記録した第1のセクタと、1対または複数対のマ
ークとスペースからなる周期t2のパターンを繰り返し
記録した第2のセクタが交互に配置されており、前記第
1のトラックを介して前記第2のトラックの第1のセク
タと隣接する前記第3のトラックのセクタには、1対ま
たは複数対のマークとスペースからなる周期t3のパタ
ーンを繰り返し記録してあり、前記第1のトラックを介
して前記第2のトラックの第2のセクタと隣接する前記
第3のトラックのセクタには、1対のマークとスペース
から成る周期t1のパターンが繰り返し記録されてお
り、t0≠t1かつt0≠n・t1(nは正整数)かつ
t2≠t1かつt2≠m・t1(mは正整数)かつt3
≠t1かつt3≠k・t1(kは正整数)であるという
構成を有している。
【0018】また本発明の光ディスク媒体は、既定のデ
ータが記録された学習領域を少なくとも内周部と外周部
に持ち、前記学習領域のトラックピッチが狭いという構
成を有している。
【0019】また本発明の光ディスク装置は、光ヘッド
と、前記光ヘッドのラジアルチルト位置の可変手段と、
アドレス読み取り回路と、再生信号の周波数f1の成分
のみを通過させる第1の帯域フィルタと、再生信号の周
波数f2の成分のみを通過させる第2の帯域フィルタ
と、前記第1の帯域フィルタ出力を検波する第1の検波
回路と、前記第2の帯域フィルタ出力を検波する第2の
検波回路と、前記第1、第2の検波回路出力を比較する
比較器と、前記比較器の出力をとりこんでラジアルチル
トベスト位置を学習するラジアルチルト学習手段と、前
記学習の結果と現在アドレスからラジアルチルトベスト
位置を推定してラジアルチルト位置を制御するラジアル
チルト制御手段を備えた構成を有している。
【0020】また本発明の光ディスク装置は、光ヘッド
と、前記光ヘッドのラジアルチルト位置の可変手段と、
再生信号の周波数f1の成分のみを通過させる帯域フィ
ルタと、前記帯域フィルタ出力を検波する検波回路と、
アドレス読取手段と、前記アドレス読取手段の出力に従
って、前記検波回路出力を第1のサンプルホールド回路
と第2のサンプルホールド回路に振り分けるスイッチ手
段と、前記第1、第2のサンプルホールド回路出力を比
較する比較器と、前記比較器の出力をとりこんでラジア
ルチルトベスト位置を学習するラジアルチルト学習手段
と、前記学習の結果と現在アドレスからラジアルチルト
ベスト位置を推定してラジアルチルト位置を制御するラ
ジアルチルト制御手段とを備えた構成を有している。
【0021】
【作用】この構成によって、内周の学習領域を再生し
て、内周位置におけるラジアルチルトの最適位置を検出
し、外周の学習領域を再生して、外周位置におけるラジ
アルチルトの最適位置を検出し、任意の位置でのラジア
ルチルト最適位置はその補間でもとめることにより、チ
ルトセンサを用いずに、良好なラジアルチルト位置を保
つことができる。
【0022】
【実施例】以下本発明の実施例における光ディスク媒体
ならびに光ディスク装置について、図面を参照しながら
説明する。
【0023】(実施例1)図1に本発明の第1の実施例
における光ディスク媒体の構成を示す。図1において、
101は光ディスク媒体、102はデータ領域、103
は内周部の学習領域、104は外周部の学習領域であ
る。
【0024】図2に学習領域の構成を示す。図2におい
て、点線は各トラックの中心を表す仮想線である。この
仮想線の距離がトラックピッチTpである。図2におい
て、第1のトラック201は未記録状態であり、第2の
トラック202には、1対のマークとスペースからなる
周期22Tw(Twはウインドウ幅、以降同様)のパタ
ーン204が繰り返し記録されており、第3のトラック
203には、1対のマークとスペースからなる周期20
Twのパターン203が繰り返し記録されている。マー
クは凹凸のピットでも、結晶あるいはアモルファスの状
態変化によるものでも、磁化の向きの変化によるもので
も良い。また、トラックアドレス等の情報が繰り返しパ
ターンのほかに付加されるときもあり、本実施例では付
加されているとして説明する。
【0025】図3に、図2の学習領域構成を持つ図1の
光ディスク媒体を用いる本実施例の光ディスク装置の構
成を示す。図3において、300は光ディスク媒体、3
01は光ヘッド、302はプリアンプ、303は周波数
f1の帯域フィルタ、304は周波数f2の帯域フィル
タ、305、306は検波回路、307は比較器、30
8はラジアルチルト学習手段、309はゴニオステージ
等のラジアルチルト可変手段、310はアドレス読み取
り回路、311はラジアルチルト制御手段、312はア
ンプまたはアッテネータである。
【0026】以上のように構成された光ディスク媒体お
よび光ディスク装置についてその動作を説明する。
【0027】本実施例の光ディスク媒体が本実施例の光
ディスク装置に装着されるとはじめに、ラジアルチルト
学習手段308が、ラジアルチルト最適位置の学習を行
う。この学習ルーチンを図4のフローチャートに従って
説明する。説明の便宜上、図2の第2トラックをディス
クの内周側、第3トラックをディスクの外周側とする。
【0028】まず内周の学習領域の第1トラック201
を再生する(401)。再生信号はプリアンプ302を
通って、帯域フィルタ303と304に入力する。ここ
で帯域フィルタ303の通過周波数はf1=1/22T
w、帯域フィルタ304の通過周波数はf2=1/20
Twに設定してあるとすると、第2トラックからのクロ
ストーク成分は帯域フィルタ303を通過し、検波回路
305で電圧に変換され、第3トラックからのクロスト
ーク成分は帯域フィルタ304を通過し、検波回路30
6で電圧に変換される。第2トラックのパターンと第3
トラックのパターンとでマーク長の差による再生信号振
幅の差が考えられるときは、アンプまたはアッテネータ
312で補正する。比較器307は検波回路305と3
06の出力差を出力するので、この出力xは第2トラッ
クからのクロストーク量と第3トラックからのクロスト
ーク量の差になる。出力xが正のときは第2トラックか
らのクロストーク量が大きいことを意味し、ヘッドの内
周側とディスクが近づく方向(−方向と定義する)に傾
いていることを意味する。出力xが負のときは第3トラ
ックからのクロストーク量が大きいことを意味し、ヘッ
ドの外周側とディスクが近づく方向(+方向と定義す
る)に傾いていることを意味する。出力xが0のとき、
内外周トラックからのクロストーク量が等しいことを意
味し、ラジアルチルト最適位置であることになる。実際
にはxが許容範囲内にあれば、ラジアルチルトはほぼ最
適位置と判断することになる。比較器307の出力xは
ラジアルチルト学習手段308に入力する。
【0029】次に、ラジアルチルト学習手段308は、
比較器307の出力xが、設定範囲内にあるかどうか、
すなわち−ε<x<εかどうかを判断する(402)。
【0030】xが範囲内にない場合は、xが正かどうか
を判断する(403)。xが正のときは、ラジアルチル
ト可変手段309に指示して、ヘッドの外周側とディス
クが近づく方向(+方向)に単位量だけヘッドを傾ける
(404)。そして再度比較器307の出力xが−ε<
x<εかどうかを判断する(402)。
【0031】xが負のときは、ラジアルチルト可変手段
309に指示して、ヘッドの内周側とディスクが近づく
方向(−方向)に単位量だけヘッドを傾ける(40
5)。そして再度比較器307の出力xが−ε<x<ε
かどうかを判断する(402)。
【0032】xが範囲内にある場合は、ラジアルチルト
学習手段308は、そのときのラジアルチルト値Tin
と再生している学習トラックのアドレスLinをメモリ
に格納する(406)。
【0033】次に外周の学習領域の第1トラック201
を再生する(407)。そして、ラジアルチルト学習手
段308は、比較器307の出力xが、設定範囲内にあ
るかどうか、すなわち−ε<x<εかどうかを判断する
(408)。
【0034】xが範囲内にない場合は、xが正かどうか
を判断する(409)。xが正のときは、ラジアルチル
ト可変手段309に指示して、ヘッドの外周側とディス
クが近づく方向(+方向)に単位量だけヘッドを傾ける
(410)。そして再度比較器307の出力xが−ε<
x<εかどうかを判断する(408)。
【0035】xが負のときは、ラジアルチルト可変手段
309に指示して、ヘッドの内周側とディスクが近づく
方向(−方向)に単位量だけヘッドを傾ける(41
1)。そして再度比較器307の出力xが−ε<x<ε
かどうかを判断する(408)。
【0036】xが範囲内にある場合は、ラジアルチルト
学習手段308は、そのときのラジアルチルト値Tou
tと再生している学習トラックのアドレスLoutをメ
モリに格納し(412)、終了する。
【0037】以上で内周、外周での最適ラジアルチルト
位置が求まる。次に、データ領域を記録または再生する
ときは、ラジアルチルト制御手段311が、学習結果で
ある内外周最適ラジアルチルト位置Tin、Tout
と、アドレス読み取り回路310からの現在アドレスと
から、最適ラジアルチルト位置を推定し、ラジアルチル
ト可変手段309を制御して、光ヘッド301を最適ラ
ジアルチルト位置にする。
【0038】最適ラジアルチルト位置の推定は、Ti
n、Toutの間を適当な関数で補間して行う。たとえ
ば、図38の3801のような関数を与えれば、任意の
アドレスxに対する最適ラジアルチルト位置Txが得ら
れる。関数3801は、多数のディスク、ドライブの組
み合わせにおけるラジアルチルトのデータから決定する
ことができる。また、ディスクのそり、だれが大きいと
きは、ディスクの管理領域等に、関数3801をあらか
じめ記録しておき、ドライブ立ちあげ時にラジアルチル
ト制御手段311が読み取って使用する方法にすれば、
多様なディスクに対応できる。
【0039】以上のように本実施例によれば、既定のデ
ータが記録された学習領域を少なくとも内周部と外周部
に持ち、前記学習領域は、第1のトラックと、前記第1
のトラックに隣接する第2のトラックと、前記第1のト
ラックに対し前記第2のトラックと反対側に隣接する第
3のトラックの、少なくとも3本のトラックから成り、
前記第1のトラックは未記録状態であり、前記第2のト
ラックには、1対のマークとスペースからなる周期t1
=22Twのパターンを繰り返し記録してあり、前記第
3のトラックには、1対のマークとスペースからなる周
期t2=20Twのパターンを繰り返し記録してあり、
t2≠t1かつt2≠n・t1(nは正整数)かつt2
≠t1/m(mは正整数)であることを特徴とする光デ
ィスク媒体を用い、光ヘッドと、前記光ヘッドのラジア
ルチルト位置の可変手段と、アドレス読み取り回路と、
周波数f1=1/22Twを通過させる第1の帯域フィ
ルタと、周波数f2=1/20Twを通過させる第2の
帯域フィルタと、前記第1の帯域フィルタ出力を検波す
る第1の検波回路と、前記第2の帯域フィルタ出力を検
波する第2の検波回路と、前記第1、第2の検波回路出
力を比較する比較器と、前記比較器の出力をとりこんで
ラジアルチルトベスト位置を学習するラジアルチルト学
習手段と、前記学習の結果と現在アドレスからラジアル
チルトベスト位置を推定してラジアルチルト位置を制御
するラジアルチルト制御手段を備えた光ディスク装置を
用いることにより、内外周の学習領域の第1トラックを
再生して、内外周でのラジアルチルト最適位置を求める
ことができ、任意のヘッド位置でのラジアルチルト最適
位置を推定することができ、チルトセンサを用いずに、
ラジアルチルト位置を最適にできる。
【0040】なお、本実施例では、EFM変調を意識し
て、その最大反転間隔11Twのマークとスペースの繰
り返しと、10Twのマークとスペースの繰り返しで説
明したが、他の変調方式、たとえば(1、7)変調で
は、最大反転間隔8Twの繰り返しと7Twの繰り返し
でもよいことはもちろんである。
【0041】なお、本実施例の学習はディスク装着時に
行うが、使用中に何らかの異常があって再起動を行うと
きはもちろん、振動の多い場所での使用時には使用中に
何度でも学習を行って良い。
【0042】(実施例2)第2の実施例における光ディ
スク媒体の構成は図1である。ただし学習領域103、
104の構成は以下に説明する図5の構成である。
【0043】図5に第2の実施例における学習領域の構
成を示す。図5において、点線は各トラックの中心を表
す仮想線である。この仮想線の距離がトラックピッチT
pである。図5において、第1のトラック501は未記
録状態であり、第2のトラック502には、1対のマー
クとスペースからなる周期26Tw(Twはウインドウ
幅、以降同様)のパターン504が繰り返し記録されて
おり、第3のトラック503には、1対のマークとスペ
ースからなる周期24Twのパターン503が繰り返し
記録されている。マークは凹凸のピットでも、結晶ある
いはアモルファスの状態変化によるものでも、磁化の向
きの変化によるものでも良い。また、トラックアドレス
等の情報が繰り返しパターンのほかに付加されるときも
ある。
【0044】図3に、図5の学習領域構成を持つ光ディ
スク媒体を用いる本実施例の光ディスク装置の構成を示
す。(実施例1)と同じであるので説明は省略する。
【0045】ただし、光ディスク300は図5の学習領
域をもつ光ディスク媒体であり、帯域フィルタ303の
通過周波数はf1=1/26Twであり、帯域フィルタ
304の通過周波数はf2=1/24Twである。
【0046】本実施例の光ディスク媒体が本実施例の光
ディスク装置に装着されるとはじめに、ラジアルチルト
学習手段308が、ラジアルチルト最適位置の学習を行
う。この学習ルーチンは(実施例1)と同じで図4のフ
ローチャートに従うので説明は省略する。
【0047】以上で内周、外周での最適ラジアルチルト
位置が求まる。次に、データ領域を記録または再生する
ときは、ラジアルチルト制御手段311が、学習結果で
ある内外周最適ラジアルチルト位置Tin、Tout
と、アドレス読み取り回路310からの現在アドレスと
から、最適ラジアルチルト位置を推定し、ラジアルチル
ト可変手段309を制御して、光ヘッド301を最適ラ
ジアルチルト位置にする。
【0048】最適ラジアルチルト位置の推定は、Ti
n、Toutの間を適当な関数で補間して行う。たとえ
ば、図38の3801のような関数を与えれば、任意の
アドレスxに対する最適ラジアルチルト位置Txが得ら
れる。関数3801は、多数のディスク、ドライブの組
み合わせにおけるラジアルチルトのデータから決定する
ことができる。また、ディスクのそり、だれが大きいと
きは、ディスクの管理領域等に、関数3801をあらか
じめ記録しておき、ドライブ立ちあげ時にラジアルチル
ト制御手段311が読み取って使用する方法にすれば、
多様なディスクに対応できる。
【0049】以上のように本実施例によれば、既定のデ
ータが記録された学習領域を少なくとも内周部と外周部
に持ち、前記学習領域は、第1のトラックと、前記第1
のトラックに隣接する第2のトラックと、前記第1のト
ラックに対し前記第2のトラックと反対側に隣接する第
3のトラックの、少なくとも3本のトラックから成り、
前記第1のトラックは未記録状態であり、前記第2のト
ラックには、1対のマークとスペースからなる周期t1
=26Twのパターンを繰り返し記録してあり、前記第
3のトラックには、1対のマークとスペースからなる周
期t2=24Twのパターンを繰り返し記録してあり、
t2≠t1かつt2≠n・t1(nは正整数)かつt2
≠t1/m(mは正整数)であることを特徴とする光デ
ィスク媒体を用い、光ヘッドと、前記光ヘッドのラジア
ルチルト位置の可変手段と、アドレス読み取り回路と、
周波数f1=1/26Twを通過させる第1の帯域フィ
ルタと、周波数f2=1/24Twを通過させる第2の
帯域フィルタと、前記第1の帯域フィルタ出力を検波す
る第1の検波回路と、前記第2の帯域フィルタ出力を検
波する第2の検波回路と、前記第1、第2の検波回路出
力を比較する比較器と、前記比較器の出力をとりこんで
ラジアルチルトベスト位置を学習するラジアルチルト学
習手段と、前記学習の結果と現在アドレスからラジアル
チルトベスト位置を推定してラジアルチルト位置を制御
するラジアルチルト制御手段を備えた光ディスク装置を
用いることにより、内外周の学習領域の第1トラックを
再生して、内外周でのラジアルチルト最適位置を求める
ことができ、任意のヘッド位置でのラジアルチルト最適
位置を推定することができ、チルトセンサを用いずに、
ラジアルチルト位置を最適にできる。
【0050】なお、本実施例のように、変調則にないマ
ークとスペースの繰り返し(EFM変調では、13Tw
のマークとスペースの繰り返し、12Twのマークとス
ペースの繰り返しは存在しない)を学習トラックに用い
ることで、学習トラックを区別しやすいという効果もあ
る。他の変調方式の場合も、相当するパターンであれば
よいことはもちろんである。たとえば(1、7)変調で
は、変調則にない9Twの繰り返しと10Twの繰り返
しでもよいことはもちろんである。
【0051】なお、本実施例の学習はディスク装着時に
行うが、使用中に何らかの異常があって再起動を行うと
きはもちろん、振動の多い場所での使用時には使用中に
何度でも学習を行って良い。
【0052】(実施例3)第3の実施例における光ディ
スク媒体の構成は図1である。ただし学習領域103、
104の構成は以下に説明する図6の構成である。
【0053】図6に第3の実施例における学習領域の構
成を示す。図6において、点線は各トラックの中心を表
す仮想線である。この仮想線の距離がトラックピッチT
pである。図6において、第1のトラック601はラン
ダム信号が記録されており、第2のトラック602に
は、1対のマークとスペースからなる周期22Tw(T
wはウインドウ幅、以降同様)のパターン604が繰り
返し記録されており、第3のトラック603には、1対
のマークとスペースからなる周期20Twのパターン6
03が繰り返し記録されている。マークは凹凸のピット
でも、結晶あるいはアモルファスの状態変化によるもの
でも、磁化の向きの変化によるものでも良い。また、ト
ラックアドレス等の情報が繰り返しパターンのほかに付
加されるときもある。
【0054】図3に、図6の学習領域構成を持つ光ディ
スク媒体を用いる本実施例の光ディスク装置の構成を示
す。(実施例1)と同じであるので説明は省略する。
【0055】ただし、光ディスク300は図6の学習領
域をもつ光ディスク媒体であり、帯域フィルタ303の
通過周波数はf1=1/22Twであり、帯域フィルタ
304の通過周波数はf2=1/20Twである。
【0056】本実施例の光ディスク媒体が本実施例の光
ディスク装置に装着されるとはじめに、ラジアルチルト
学習手段308が、ラジアルチルト最適位置の学習を行
う。この学習ルーチンは(実施例1)と同じで図4のフ
ローチャートに従うので説明は省略する。
【0057】以上で内周、外周での最適ラジアルチルト
位置が求まる。次に、データ領域を記録または再生する
ときは、ラジアルチルト制御手段311が、学習結果で
ある内外周最適ラジアルチルト位置Tin、Tout
と、アドレス読み取り回路310からの現在アドレスと
から、最適ラジアルチルト位置を推定し、ラジアルチル
ト可変手段309を制御して、光ヘッド301を最適ラ
ジアルチルト位置にする。
【0058】最適ラジアルチルト位置の推定は、Ti
n、Toutの間を適当な関数で補間して行う。たとえ
ば、図38の3801のような関数を与えれば、任意の
アドレスxに対する最適ラジアルチルト位置Txが得ら
れる。関数3801は、多数のディスク、ドライブの組
み合わせにおけるラジアルチルトのデータから決定する
ことができる。また、ディスクのそり、だれが大きいと
きは、ディスクの管理領域等に、関数3801をあらか
じめ記録しておき、ドライブ立ちあげ時にラジアルチル
ト制御手段311が読み取って使用する方法にすれば、
多様なディスクに対応できる。
【0059】以上のように本実施例によれば、既定のデ
ータが記録された学習領域を少なくとも内周部と外周部
に持ち、前記学習領域は、第1のトラックと、前記第1
のトラックに隣接する第2のトラックと、前記第1のト
ラックに対し前記第2のトラックと反対側に隣接する第
3のトラックの、少なくとも3本のトラックから成り、
前記第1のトラックにはランダム信号が記録してあり、
前記第2のトラックには、1対のマークとスペースから
なる周期t1=22Twのパターンを繰り返し記録して
あり、前記第3のトラックには、1対のマークとスペー
スからなる周期t2=20Twのパターンを繰り返し記
録してあり、t2≠t1かつt2≠n・t1(nは正整
数)かつt2≠t1/m(mは正整数)であることを特
徴とする光ディスク媒体を用い、光ヘッドと、前記光ヘ
ッドのラジアルチルト位置の可変手段と、アドレス読み
取り回路と、周波数f1=1/22Twを通過させる第
1の帯域フィルタと、周波数f2=1/20Twを通過
させる第2の帯域フィルタと、前記第1の帯域フィルタ
出力を検波する第1の検波回路と、前記第2の帯域フィ
ルタ出力を検波する第2の検波回路と、前記第1、第2
の検波回路出力を比較する比較器と、前記比較器の出力
をとりこんでラジアルチルトベスト位置を学習するラジ
アルチルト学習手段と、前記学習の結果と現在アドレス
からラジアルチルトベスト位置を推定してラジアルチル
ト位置を制御するラジアルチルト制御手段を備えた光デ
ィスク装置を用いることにより、内外周の学習領域の第
1トラックを再生して、内外周でのラジアルチルト最適
位置を求めることができ、任意のヘッド位置でのラジア
ルチルト最適位置を推定することができ、チルトセンサ
を用いずに、ラジアルチルト位置を最適にできる。
【0060】なお、本実施例のように、第1トラックに
信号が記録されていることにより、位相差法のように、
トラッキングするのにピットが必要なトラッキングサー
ボ方式でも、第1トラックにトラッキングして再生でき
るという効果が得られる。
【0061】なお、本実施例では、EFM変調を意識し
て、その最大反転間隔11Twのマークとスペースの繰
り返しと、10Twのマークとスペースの繰り返しで説
明したが、他の変調方式ではそれに相当するパターンで
よいことはもちろんである。たとえば(1、7)変調で
は、最大反転間隔8Twの繰り返しと7Twの繰り返し
でもよいことはもちろんである。
【0062】なお、本実施例の学習はディスク装着時に
行うが、使用中に何らかの異常があって再起動を行うと
きはもちろん、振動の多い場所での使用時には使用中に
何度でも学習を行って良い。
【0063】(実施例4)第4の実施例における光ディ
スク媒体の構成は図1である。ただし学習領域103、
104の構成は以下に説明する図7の構成である。
【0064】図7に第4の実施例における学習領域の構
成を示す。図7において、点線は各トラックの中心を表
す仮想線である。この仮想線の距離がトラックピッチT
pである。図7において、第1のトラック701はラン
ダム信号が記録されており、第2のトラック702に
は、1対のマークとスペースからなる周期26Tw(T
wはウインドウ幅、以降同様)のパターン704が繰り
返し記録されており、第3のトラック703には、1対
のマークとスペースからなる周期24Twのパターン7
03が繰り返し記録されている。マークは凹凸のピット
でも、結晶あるいはアモルファスの状態変化によるもの
でも、磁化の向きの変化によるものでも良い。また、ト
ラックアドレス等の情報が繰り返しパターンのほかに付
加されるときもある。
【0065】図3に、図7の学習領域構成を持つ光ディ
スク媒体を用いる本実施例の光ディスク装置の構成を示
す。(実施例1)と同じであるので説明は省略する。
【0066】ただし、光ディスク300は図7の学習領
域をもつ光ディスク媒体であり、帯域フィルタ303の
通過周波数はf1=1/26Twであり、帯域フィルタ
304の通過周波数はf2=1/24Twである。
【0067】本実施例の光ディスク媒体が本実施例の光
ディスク装置に装着されるとはじめに、ラジアルチルト
学習手段308が、ラジアルチルト最適位置の学習を行
う。この学習ルーチンは(実施例1)と同じで図4のフ
ローチャートに従うので説明は省略する。
【0068】以上で内周、外周での最適ラジアルチルト
位置が求まる。次に、データ領域を記録または再生する
ときは、ラジアルチルト制御手段311が、学習結果で
ある内外周最適ラジアルチルト位置Tin、Tout
と、アドレス読み取り回路310からの現在アドレスと
から、最適ラジアルチルト位置を推定し、ラジアルチル
ト可変手段309を制御して、光ヘッド301を最適ラ
ジアルチルト位置にする。
【0069】最適ラジアルチルト位置の推定は、Ti
n、Toutの間を適当な関数で補間して行う。たとえ
ば、図38の3801のような関数を与えれば、任意の
アドレスxに対する最適ラジアルチルト位置Txが得ら
れる。関数3801は、多数のディスク、ドライブの組
み合わせにおけるラジアルチルトのデータから決定する
ことができる。また、ディスクのそり、だれが大きいと
きは、ディスクの管理領域等に、関数3801をあらか
じめ記録しておき、ドライブ立ちあげ時にラジアルチル
ト制御手段311が読み取って使用する方法にすれば、
多様なディスクに対応できる。
【0070】以上のように本実施例によれば、既定のデ
ータが記録された学習領域を少なくとも内周部と外周部
に持ち、前記学習領域は、第1のトラックと、前記第1
のトラックに隣接する第2のトラックと、前記第1のト
ラックに対し前記第2のトラックと反対側に隣接する第
3のトラックの、少なくとも3本のトラックから成り、
前記第1のトラックにはランダム信号が記録してあり、
前記第2のトラックには、1対のマークとスペースから
なる周期t1=26Twのパターンを繰り返し記録して
あり、前記第3のトラックには、1対のマークとスペー
スからなる周期t2=24Twのパターンを繰り返し記
録してあり、t2≠t1かつt2≠n・t1(nは正整
数)かつt2≠t1/m(mは正整数)であることを特
徴とする光ディスク媒体を用い、光ヘッドと、前記光ヘ
ッドのラジアルチルト位置の可変手段と、アドレス読み
取り回路と、周波数f1=1/26Twを通過させる第
1の帯域フィルタと、周波数f2=1/24Twを通過
させる第2の帯域フィルタと、前記第1の帯域フィルタ
出力を検波する第1の検波回路と、前記第2の帯域フィ
ルタ出力を検波する第2の検波回路と、前記第1、第2
の検波回路出力を比較する比較器と、前記比較器の出力
をとりこんでラジアルチルトベスト位置を学習するラジ
アルチルト学習手段と、前記学習の結果と現在アドレス
からラジアルチルトベスト位置を推定してラジアルチル
ト位置を制御するラジアルチルト制御手段を備えた光デ
ィスク装置を用いることにより、内外周の学習領域の第
1トラックを再生して、内外周でのラジアルチルト最適
位置を求めることができ、任意のヘッド位置でのラジア
ルチルト最適位置を推定することができ、チルトセンサ
を用いずに、ラジアルチルト位置を最適にできる。
【0071】なお、本実施例のように、第1トラックに
信号が記録されていることにより、位相差法のように、
トラッキングするのにピットが必要なトラッキングサー
ボ方式でも、第1トラックにトラッキングして再生でき
るという効果が得られる。
【0072】なお、本実施例のように、変調則にないマ
ークとスペースの繰り返し(EFM変調では、13Tw
のマークとスペースの繰り返し、12Twのマークとス
ペースの繰り返しは存在しない)を学習トラックに用い
ることで、学習トラックを区別しやすいという効果もあ
る。他の変調方式の場合も、相当するパターンであれば
よいことはもちろんである。たとえば(1、7)変調で
は、変調則にない9Twの繰り返しと10Twの繰り返
しでもよいことはもちろんである。
【0073】なお、本実施例の学習はディスク装着時に
行うが、使用中に何らかの異常があって再起動を行うと
きはもちろん、振動の多い場所での使用時には使用中に
何度でも学習を行って良い。
【0074】(実施例5)第5の実施例における光ディ
スク媒体の構成は図1である。ただし学習領域103、
104の構成は以下に説明する図8の構成である。
【0075】図8に第5の実施例における学習領域の構
成を示す。図8において、点線は各トラックの中心を表
す仮想線である。この仮想線の距離がトラックピッチT
pである。図8において、第1のトラック801には、
1対のマークとスペースからなる周期6Twのパターン
806が繰り返し記録されており、第2のトラック80
2には、1対のマークとスペースからなる周期22Tw
のパターン804が繰り返し記録されており、第3のト
ラック803には、1対のマークとスペースからなる周
期20Twのパターン805が繰り返し記録されてい
る。マークは凹凸のピットでも、結晶あるいはアモルフ
ァスの状態変化によるものでも、磁化の向きの変化によ
るものでも良い。また、トラックアドレス等の情報が繰
り返しパターンのほかに付加されるときもある。
【0076】図3に、図8の学習領域構成を持つ光ディ
スク媒体を用いる本実施例の光ディスク装置の構成を示
す。(実施例1)と同じであるので説明は省略する。
【0077】ただし、光ディスク300は図8の学習領
域をもつ光ディスク媒体であり、帯域フィルタ303の
通過周波数はf1=1/22Twであり、帯域フィルタ
304の通過周波数はf2=1/20Twである。
【0078】本実施例の光ディスク媒体が本実施例の光
ディスク装置に装着されるとはじめに、ラジアルチルト
学習手段308が、ラジアルチルト最適位置の学習を行
う。この学習ルーチンは(実施例1)と同じで図4のフ
ローチャートに従うので説明は省略する。
【0079】以上で内周、外周での最適ラジアルチルト
位置が求まる。次に、データ領域を記録または再生する
ときは、ラジアルチルト制御手段311が、学習結果で
ある内外周最適ラジアルチルト位置Tin、Tout
と、アドレス読み取り回路310からの現在アドレスと
から、最適ラジアルチルト位置を推定し、ラジアルチル
ト可変手段309を制御して、光ヘッド301を最適ラ
ジアルチルト位置にする。
【0080】最適ラジアルチルト位置の推定は、Ti
n、Toutの間を適当な関数で補間して行う。たとえ
ば、図38の3801のような関数を与えれば、任意の
アドレスxに対する最適ラジアルチルト位置Txが得ら
れる。関数3801は、多数のディスク、ドライブの組
み合わせにおけるラジアルチルトのデータから決定する
ことができる。また、ディスクのそり、だれが大きいと
きは、ディスクの管理領域等に、関数3801をあらか
じめ記録しておき、ドライブ立ちあげ時にラジアルチル
ト制御手段311が読み取って使用する方法にすれば、
多様なディスクに対応できる。
【0081】以上のように本実施例によれば、既定のデ
ータが記録された学習領域を少なくとも内周部と外周部
に持ち、前記学習領域は、第1のトラックと、前記第1
のトラックに隣接する第2のトラックと、前記第1のト
ラックに対し前記第2のトラックと反対側に隣接する第
3のトラックの、少なくとも3本のトラックから成り、
前記第1のトラックには、1対のマークとスペースから
なる周期t0=6Twのパターンを繰り返し記録してあ
り、前記第2のトラックには、1対のマークとスペース
からなる周期t1=22Twのパターンを繰り返し記録
してあり、前記第3のトラックには、1対のマークとス
ペースからなる周期t2=20Twのパターンを繰り返
し記録してあり、t0≠t1かつt0≠t2かつt0≠
n・t1(nは正整数)かつt0≠m・t2(mは正整
数)かつt2≠t1かつt2≠k・t1(kは正整数)
かつt2≠t1/l(lは正整数)であることを特徴と
する光ディスク媒体を用い、光ヘッドと、前記光ヘッド
のラジアルチルト位置の可変手段と、周波数f1=1/
22Twを通過させる第1の帯域フィルタと、周波数f
2=1/20Twを通過させる第2の帯域フィルタと、
前記第1の帯域フィルタ出力を検波する第1の検波回路
と、前記第2の帯域フィルタ出力を検波する第2の検波
回路と、前記第1、第2の検波回路出力を比較する比較
器と、前記比較器の出力をとりこんでラジアルチルトベ
スト位置を学習するラジアルチルト学習手段と、前記学
習の結果と現在アドレスからラジアルチルトベスト位置
を推定してラジアルチルト位置を制御するラジアルチル
ト制御手段を備えた光ディスク装置を用いることによ
り、内外周の学習領域の第1トラックを再生して、内外
周でのラジアルチルト最適位置を求めることができ、任
意のヘッド位置でのラジアルチルト最適位置を推定する
ことができ、チルトセンサを用いずに、ラジアルチルト
位置を最適にできる。
【0082】なお、本実施例のように、第1トラックに
信号が記録されていることにより、位相差法のように、
トラッキングするのにピットが必要なトラッキングサー
ボ方式でも、第1トラックにトラッキングして再生でき
るという効果が得られる。
【0083】また、本実施例のように、第1トラックの
信号周期t0が、第2、第3トラックの信号周期t1,
t2に対して、t0≠t1かつt0≠t2かつt0≠n
・t1(nは正整数)かつt0≠m・t2(mは正整
数)の関係であることにより、第2、第3トラックから
のクロストーク成分を第1トラックの信号の妨害なくク
リアに検出できるという効果もある。
【0084】なお、本実施例では、EFM変調を意識し
て、その最大反転間隔11Twのマークとスペースの繰
り返しと、10Twのマークとスペースの繰り返しで説
明したが、他の変調方式ではそれに相当するパターンで
よいことはもちろんである。たとえば(1、7)変調で
は、最大反転間隔8Twの繰り返しと7Twの繰り返し
でもよいことはもちろんである。
【0085】なお、本実施例の学習はディスク装着時に
行うが、使用中に何らかの異常があって再起動を行うと
きはもちろん、振動の多い場所での使用時には使用中に
何度でも学習を行って良い。
【0086】(実施例6)第6の実施例における光ディ
スク媒体の構成は図1である。ただし学習領域103、
104の構成は以下に説明する図9の構成である。
【0087】図9に第6の実施例における学習領域の構
成を示す。図9において、点線は各トラックの中心を表
す仮想線である。この仮想線の距離がトラックピッチT
pである。図9において、第1のトラック901には、
1対のマークとスペースからなる周期6Twのパターン
906が繰り返し記録されており、第2のトラック90
2には、1対のマークとスペースからなる周期26Tw
のパターン904が繰り返し記録されており、第3のト
ラック903には、1対のマークとスペースからなる周
期24Twのパターン905が繰り返し記録されてい
る。マークは凹凸のピットでも、結晶あるいはアモルフ
ァスの状態変化によるものでも、磁化の向きの変化によ
るものでも良い。また、トラックアドレス等の情報が繰
り返しパターンのほかに付加されるときもある。
【0088】図3に、図9の学習領域構成を持つ光ディ
スク媒体を用いる本実施例の光ディスク装置の構成を示
す。(実施例1)と同じであるので説明は省略する。
【0089】ただし、光ディスク300は図9の学習領
域をもつ光ディスク媒体であり、帯域フィルタ303の
通過周波数はf1=1/26Twであり、帯域フィルタ
304の通過周波数はf2=1/24Twである。
【0090】本実施例の光ディスク媒体が本実施例の光
ディスク装置に装着されるとはじめに、ラジアルチルト
学習手段308が、ラジアルチルト最適位置の学習を行
う。この学習ルーチンは(実施例1)と同じで図4のフ
ローチャートに従うので説明は省略する。
【0091】以上で内周、外周での最適ラジアルチルト
位置が求まる。次に、データ領域を記録または再生する
ときは、ラジアルチルト制御手段311が、学習結果で
ある内外周最適ラジアルチルト位置Tin、Tout
と、アドレス読み取り回路310からの現在アドレスと
から、最適ラジアルチルト位置を推定し、ラジアルチル
ト可変手段309を制御して、光ヘッド301を最適ラ
ジアルチルト位置にする。
【0092】最適ラジアルチルト位置の推定は、Ti
n、Toutの間を適当な関数で補間して行う。たとえ
ば、図38の3801のような関数を与えれば、任意の
アドレスxに対する最適ラジアルチルト位置Txが得ら
れる。関数3801は、多数のディスク、ドライブの組
み合わせにおけるラジアルチルトのデータから決定する
ことができる。また、ディスクのそり、だれが大きいと
きは、ディスクの管理領域等に、関数3801をあらか
じめ記録しておき、ドライブ立ちあげ時にラジアルチル
ト制御手段311が読み取って使用する方法にすれば、
多様なディスクに対応できる。
【0093】以上のように本実施例によれば、既定のデ
ータが記録された学習領域を少なくとも内周部と外周部
に持ち、前記学習領域は、第1のトラックと、前記第1
のトラックに隣接する第2のトラックと、前記第1のト
ラックに対し前記第2のトラックと反対側に隣接する第
3のトラックの、少なくとも3本のトラックから成り、
前記第1のトラックには、1対のマークとスペースから
なる周期t0=6Twのパターンを繰り返し記録してあ
り、前記第2のトラックには、1対のマークとスペース
からなる周期t1=26Twのパターンを繰り返し記録
してあり、前記第3のトラックには、1対のマークとス
ペースからなる周期t2=24Twのパターンを繰り返
し記録してあり、t0≠t1かつt0≠t2かつt0≠
n・t1(nは正整数)かつt0≠m・t2(mは正整
数)かつt2≠t1かつt2≠k・t1(kは正整数)
かつt2≠t1/l(lは正整数)であることを特徴と
する光ディスク媒体を用い、光ヘッドと、前記光ヘッド
のラジアルチルト位置の可変手段と、アドレス読み取り
回路と、周波数f1=1/26Twを通過させる第1の
帯域フィルタと、周波数f2=1/24Twを通過させ
る第2の帯域フィルタと、前記第1の帯域フィルタ出力
を検波する第1の検波回路と、前記第2の帯域フィルタ
出力を検波する第2の検波回路と、前記第1、第2の検
波回路出力を比較する比較器と、前記比較器の出力をと
りこんでラジアルチルトベスト位置を学習するラジアル
チルト学習手段と、前記学習の結果と現在アドレスから
ラジアルチルトベスト位置を推定してラジアルチルト位
置を制御するラジアルチルト制御手段を備えた光ディス
ク装置を用いることにより、内外周の学習領域の第1ト
ラックを再生して、内外周でのラジアルチルト最適位置
を求めることができ、任意のヘッド位置でのラジアルチ
ルト最適位置を推定することができ、チルトセンサを用
いずに、ラジアルチルト位置を最適にできる。
【0094】なお、本実施例のように、第1トラックに
信号が記録されていることにより、位相差法のように、
トラッキングするのにピットが必要なトラッキングサー
ボ方式でも、第1トラックにトラッキングして再生でき
るという効果が得られる。
【0095】また、本実施例のように、第1トラックの
信号周期t0が、第2、第3トラックの信号周期t1,
t2に対して、t0≠t1かつt0≠t2かつt0≠n
・t1(nは正整数)かつt0≠m・t2(mは正整
数)の関係であることにより、第2、第3トラックから
のクロストーク成分を第1トラックの信号の妨害なくク
リアに検出できるという効果もある。
【0096】なお、本実施例のように、変調則にないマ
ークとスペースの繰り返し(EFM変調では、13Tw
のマークとスペースの繰り返し、12Twのマークとス
ペースの繰り返しは存在しない)を学習トラックに用い
ることで、学習トラックを区別しやすいという効果もあ
る。他の変調方式の場合も、相当するパターンであれば
よいことはもちろんである。たとえば(1、7)変調で
は、変調則にない9Twの繰り返しと10Twの繰り返
しでもよいことはもちろんである。
【0097】なお、本実施例の学習はディスク装着時に
行うが、使用中に何らかの異常があって再起動を行うと
きはもちろん、振動の多い場所での使用時には使用中に
何度でも学習を行って良い。
【0098】(実施例7)第7の実施例における光ディ
スク媒体の構成は図1である。ただし学習領域103、
104の構成は以下に説明する図10の構成である。
【0099】図10に第7の実施例における学習領域の
構成を示す。図10において、点線は各トラックの中心
を表す仮想線である。この仮想線の距離がトラックピッ
チTpである。図10において、第1のトラック100
1には、複数対のマークとスペースからなる周期50T
wのパターン、具体的には、11Twマーク−3Twス
ペース−11Twマーク−11Twスペース−3Twマ
ーク−11Twスペースから成るパターン1006が繰
り返し記録されており、第2のトラック1002には、
1対のマークとスペースからなる周期22Twのパター
ン1004が繰り返し記録されており、第3のトラック
1003には、1対のマークとスペースからなる周期2
0Twのパターン1005が繰り返し記録されている。
マークは凹凸のピットでも、結晶あるいはアモルファス
の状態変化によるものでも、磁化の向きの変化によるも
のでも良い。また、トラックアドレス等の情報が繰り返
しパターンのほかに付加されるときもある。
【0100】図3に、図10の学習領域構成を持つ光デ
ィスク媒体を用いる本実施例の光ディスク装置の構成を
示す。(実施例1)と同じであるので説明は省略する。
【0101】ただし、光ディスク300は図10の学習
領域をもつ光ディスク媒体であり、帯域フィルタ303
の通過周波数はf1=1/22Twであり、帯域フィル
タ304の通過周波数はf2=1/20Twである。
【0102】本実施例の光ディスク媒体が本実施例の光
ディスク装置に装着されるとはじめに、ラジアルチルト
学習手段308が、ラジアルチルト最適位置の学習を行
う。この学習ルーチンは(実施例1)と同じで図4のフ
ローチャートに従うので説明は省略する。
【0103】以上で内周、外周での最適ラジアルチルト
位置が求まる。次に、データ領域を記録または再生する
ときは、ラジアルチルト制御手段311が、学習結果で
ある内外周最適ラジアルチルト位置Tin、Tout
と、アドレス読み取り回路310からの現在アドレスと
から、最適ラジアルチルト位置を推定し、ラジアルチル
ト可変手段309を制御して、光ヘッド301を最適ラ
ジアルチルト位置にする。
【0104】最適ラジアルチルト位置の推定は、Ti
n、Toutの間を適当な関数で補間して行う。たとえ
ば、図38の3801のような関数を与えれば、任意の
アドレスxに対する最適ラジアルチルト位置Txが得ら
れる。関数3801は、多数のディスク、ドライブの組
み合わせにおけるラジアルチルトのデータから決定する
ことができる。また、ディスクのそり、だれが大きいと
きは、ディスクの管理領域等に、関数3801をあらか
じめ記録しておき、ドライブ立ちあげ時にラジアルチル
ト制御手段311が読み取って使用する方法にすれば、
多様なディスクに対応できる。
【0105】以上のように本実施例によれば、既定のデ
ータが記録された学習領域を少なくとも内周部と外周部
に持ち、前記学習領域は、第1のトラックと、前記第1
のトラックに隣接する第2のトラックと、前記第1のト
ラックに対し前記第2のトラックと反対側に隣接する第
3のトラックの、少なくとも3本のトラックから成り、
前記第1のトラックには、複数対のマークとスペースか
らなる周期t0=50Twのパターンを繰り返し記録し
てあり、前記第2のトラックには、1対のマークとスペ
ースからなる周期t1=22Twのパターンを繰り返し
記録してあり、前記第3のトラックには、1対のマーク
とスペースからなる周期t2=20Twのパターンを繰
り返し記録してあり、t0≠t1かつt0≠t2かつt
0≠n・t1(nは正整数)かつt0≠m・t2(mは
正整数)かつt2≠t1かつt2≠k・t1(kは正整
数)かつt2≠t1/l(lは正整数)であることを特
徴とする光ディスク媒体を用い、光ヘッドと、前記光ヘ
ッドのラジアルチルト位置の可変手段と、アドレス読み
取り回路と、周波数f1=1/22Twを通過させる第
1の帯域フィルタと、周波数f2=1/20Twを通過
させる第2の帯域フィルタと、前記第1の帯域フィルタ
出力を検波する第1の検波回路と、前記第2の帯域フィ
ルタ出力を検波する第2の検波回路と、前記第1、第2
の検波回路出力を比較する比較器と、前記比較器の出力
をとりこんでラジアルチルトベスト位置を学習するラジ
アルチルト学習手段と、前記学習の結果と現在アドレス
からラジアルチルトベスト位置を推定してラジアルチル
ト位置を制御するラジアルチルト制御手段を備えた光デ
ィスク装置を用いることにより、内外周の学習領域の第
1トラックを再生して、内外周でのラジアルチルト最適
位置を求めることができ、任意のヘッド位置でのラジア
ルチルト最適位置を推定することができ、チルトセンサ
を用いずに、ラジアルチルト位置を最適にできる。
【0106】なお、本実施例のように、第1トラックに
信号が記録されていることにより、位相差法のように、
トラッキングするのにピットが必要なトラッキングサー
ボ方式でも、第1トラックにトラッキングして再生でき
るという効果が得られる。
【0107】また、本実施例のように、第1トラックの
信号周期t0が、第2、第3トラックの信号周期t1,
t2に対して、t0≠t1かつt0≠t2かつt0≠n
・t1(nは正整数)かつt0≠m・t2(mは正整
数)の関係であることにより、第2、第3トラックから
のクロストーク成分を第1トラックの信号の妨害なくク
リアに検出できるという効果もある。
【0108】なお、本実施例では、EFM変調を意識し
て、その最大反転間隔11Twのマークとスペースの繰
り返しと、10Twのマークとスペースの繰り返しで説
明したが、他の変調方式ではそれに相当するパターンで
よいことはもちろんである。たとえば(1、7)変調で
は、最大反転間隔8Twの繰り返しと7Twの繰り返し
でもよいことはもちろんである。
【0109】なお、本実施例の学習はディスク装着時に
行うが、使用中に何らかの異常があって再起動を行うと
きはもちろん、振動の多い場所での使用時には使用中に
何度でも学習を行って良い。
【0110】(実施例8)第8の実施例における光ディ
スク媒体の構成は図1である。ただし学習領域103、
104の構成は以下に説明する図11の構成である。
【0111】図11に第8の実施例における学習領域の
構成を示す。図11において、点線は各トラックの中心
を表す仮想線である。この仮想線の距離がトラックピッ
チTpである。図11において、第1のトラック110
1には、複数対のマークとスペースからなる周期50T
wのパターン、具体的には、11Twマーク−3Twス
ペース−11Twマーク−11Twスペース−3Twマ
ーク−11Twスペースから成るパターン1106が繰
り返し記録されており、第2のトラック1102には、
1対のマークとスペースからなる周期26Twのパター
ン1104が繰り返し記録されており、第3のトラック
1103には、1対のマークとスペースからなる周期2
4Twのパターン1105が繰り返し記録されている。
マークは凹凸のピットでも、結晶あるいはアモルファス
の状態変化によるものでも、磁化の向きの変化によるも
のでも良い。また、トラックアドレス等の情報が繰り返
しパターンのほかに付加されるときもある。
【0112】図3に、図11の学習領域構成を持つ光デ
ィスク媒体を用いる本実施例の光ディスク装置の構成を
示す。(実施例1)と同じであるので説明は省略する。
【0113】ただし、光ディスク300は図11の学習
領域をもつ光ディスク媒体であり、帯域フィルタ303
の通過周波数はf1=1/26Twであり、帯域フィル
タ304の通過周波数はf2=1/24Twである。
【0114】本実施例の光ディスク媒体が本実施例の光
ディスク装置に装着されるとはじめに、ラジアルチルト
学習手段308が、ラジアルチルト最適位置の学習を行
う。この学習ルーチンは(実施例1)と同じで図4のフ
ローチャートに従うので説明は省略する。
【0115】以上で内周、外周での最適ラジアルチルト
位置が求まる。次に、データ領域を記録または再生する
ときは、ラジアルチルト制御手段311が、学習結果で
ある内外周最適ラジアルチルト位置Tin、Tout
と、アドレス読み取り回路310からの現在アドレスと
から、最適ラジアルチルト位置を推定し、ラジアルチル
ト可変手段309を制御して、光ヘッド301を最適ラ
ジアルチルト位置にする。
【0116】最適ラジアルチルト位置の推定は、Ti
n、Toutの間を適当な関数で補間して行う。たとえ
ば、図38の3801のような関数を与えれば、任意の
アドレスxに対する最適ラジアルチルト位置Txが得ら
れる。関数3801は、多数のディスク、ドライブの組
み合わせにおけるラジアルチルトのデータから決定する
ことができる。また、ディスクのそり、だれが大きいと
きは、ディスクの管理領域等に、関数3801をあらか
じめ記録しておき、ドライブ立ちあげ時にラジアルチル
ト制御手段311が読み取って使用する方法にすれば、
多様なディスクに対応できる。
【0117】以上のように本実施例によれば、既定のデ
ータが記録された学習領域を少なくとも内周部と外周部
に持ち、前記学習領域は、第1のトラックと、前記第1
のトラックに隣接する第2のトラックと、前記第1のト
ラックに対し前記第2のトラックと反対側に隣接する第
3のトラックの、少なくとも3本のトラックから成り、
前記第1のトラックには、複数対のマークとスペースか
らなる周期t0=50Twのパターンを繰り返し記録し
てあり、前記第2のトラックには、1対のマークとスペ
ースからなる周期t1=26Twのパターンを繰り返し
記録してあり、前記第3のトラックには、1対のマーク
とスペースからなる周期t2=24Twのパターンを繰
り返し記録してあり、t0≠t1かつt0≠t2かつt
0≠n・t1(nは正整数)かつt0≠m・t2(mは
正整数)かつt2≠t1かつt2≠k・t1(kは正整
数)かつt2≠t1/l(lは正整数)であることを特
徴とする光ディスク媒体を用い、光ヘッドと、アドレス
読み取り回路と、前記光ヘッドのラジアルチルト位置の
可変手段と、周波数f1=1/26Twを通過させる第
1の帯域フィルタと、周波数f2=1/24Twを通過
させる第2の帯域フィルタと、前記第1の帯域フィルタ
出力を検波する第1の検波回路と、前記第2の帯域フィ
ルタ出力を検波する第2の検波回路と、前記第1、第2
の検波回路出力を比較する比較器と、前記比較器の出力
をとりこんでラジアルチルトベスト位置を学習するラジ
アルチルト学習手段と、前記学習の結果と現在アドレス
からラジアルチルトベスト位置を推定してラジアルチル
ト位置を制御するラジアルチルト制御手段を備えた光デ
ィスク装置を用いることにより、内外周の学習領域の第
1トラックを再生して、内外周でのラジアルチルト最適
位置を求めることができ、任意のヘッド位置でのラジア
ルチルト最適位置を推定することができ、チルトセンサ
を用いずに、ラジアルチルト位置を最適にできる。
【0118】なお、本実施例のように、第1トラックに
信号が記録されていることにより、位相差法のように、
トラッキングするのにピットが必要なトラッキングサー
ボ方式でも、第1トラックにトラッキングして再生でき
るという効果が得られる。
【0119】また、本実施例のように、第1トラックの
信号周期t0が、第2、第3トラックの信号周期t1,
t2に対して、t0≠t1かつt0≠t2かつt0≠n
・t1(nは正整数)かつt0≠m・t2(mは正整
数)の関係であることにより、第2、第3トラックから
のクロストーク成分を第1トラックの信号の妨害なくク
リアに検出できるという効果もある。
【0120】なお、本実施例のように、変調則にないマ
ークとスペースの繰り返し(EFM変調では、13Tw
のマークとスペースの繰り返し、12Twのマークとス
ペースの繰り返しは存在しない)を学習トラックに用い
ることで、学習トラックを区別しやすいという効果もあ
る。他の変調方式の場合も、相当するパターンであれば
よいことはもちろんである。たとえば(1、7)変調で
は、変調則にない9Twの繰り返しと10Twの繰り返
しでもよいことはもちろんである。
【0121】なお、本実施例の学習はディスク装着時に
行うが、使用中に何らかの異常があって再起動を行うと
きはもちろん、振動の多い場所での使用時には使用中に
何度でも学習を行って良い。
【0122】(実施例9)第9の実施例における光ディ
スク媒体の構成は図1である。ただし学習領域103、
104の構成は以下に説明する図11の構成である。
【0123】図12に第9の実施例における学習領域の
構成を示す。図12において、点線は各トラックの中心
を表す仮想線である。この仮想線の距離がトラックピッ
チTpである。図12において、第1のトラック120
1には、複数対のマークとスペースからなる周期68T
wのパターン、具体的には、11Twマーク−3Twス
ペース−11Twマーク−11Twスペース−3Twマ
ーク−11Twスペース−9Twマーク−9Twスペー
スから成るパターン1206が繰り返し記録されてお
り、第2のトラック1202には、1対のマークとスペ
ースからなる周期22Twのパターン1204が繰り返
し記録されており、第3のトラック1203には、1対
のマークとスペースからなる周期20Twのパターン1
205が繰り返し記録されている。マークは凹凸のピッ
トでも、結晶あるいはアモルファスの状態変化によるも
のでも、磁化の向きの変化によるものでも良い。また、
トラックアドレス等の情報が繰り返しパターンのほかに
付加されるときもある。
【0124】図3に、図12の学習領域構成を持つ光デ
ィスク媒体を用いる本実施例の光ディスク装置の構成を
示す。(実施例1)と同じであるので説明は省略する。
【0125】ただし、光ディスク300は図12の学習
領域をもつ光ディスク媒体であり、帯域フィルタ303
の通過周波数はf1=1/22Twであり、帯域フィル
タ304の通過周波数はf2=1/20Twである。
【0126】本実施例の光ディスク媒体が本実施例の光
ディスク装置に装着されるとはじめに、ラジアルチルト
学習手段308が、ラジアルチルト最適位置の学習を行
う。この学習ルーチンは(実施例1)と同じで図4のフ
ローチャートに従うので説明は省略する。
【0127】以上で内周、外周での最適ラジアルチルト
位置が求まる。次に、データ領域を記録または再生する
ときは、ラジアルチルト制御手段311が、学習結果で
ある内外周最適ラジアルチルト位置Tin、Tout
と、アドレス読み取り回路310からの現在アドレスと
から、最適ラジアルチルト位置を推定し、ラジアルチル
ト可変手段309を制御して、光ヘッド301を最適ラ
ジアルチルト位置にする。
【0128】最適ラジアルチルト位置の推定は、Ti
n、Toutの間を適当な関数で補間して行う。たとえ
ば、図38の3801のような関数を与えれば、任意の
アドレスxに対する最適ラジアルチルト位置Txが得ら
れる。関数3801は、多数のディスク、ドライブの組
み合わせにおけるラジアルチルトのデータから決定する
ことができる。また、ディスクのそり、だれが大きいと
きは、ディスクの管理領域等に、関数3801をあらか
じめ記録しておき、ドライブ立ちあげ時にラジアルチル
ト制御手段311が読み取って使用する方法にすれば、
多様なディスクに対応できる。
【0129】以上のように本実施例によれば、既定のデ
ータが記録された学習領域を少なくとも内周部と外周部
に持ち、前記学習領域は、第1のトラックと、前記第1
のトラックに隣接する第2のトラックと、前記第1のト
ラックに対し前記第2のトラックと反対側に隣接する第
3のトラックの、少なくとも3本のトラックから成り、
前記第1のトラックには、複数対のマークとスペースか
らなる周期t0=68Twのパターンを繰り返し記録し
てあり、前記第2のトラックには、1対のマークとスペ
ースからなる周期t1=22Twのパターンを繰り返し
記録してあり、前記第3のトラックには、1対のマーク
とスペースからなる周期t2=20Twのパターンを繰
り返し記録してあり、t0≠t1かつt0≠t2かつt
0≠n・t1(nは正整数)かつt0≠m・t2(mは
正整数)かつt2≠t1かつt2≠k・t1(kは正整
数)かつt2≠t1/l(lは正整数)であることを特
徴とする光ディスク媒体を用い、光ヘッドと、前記光ヘ
ッドのラジアルチルト位置の可変手段とアドレス読み取
り回路と、周波数f1=1/22Twを通過させる第1
の帯域フィルタと、周波数f2=1/20Twを通過さ
せる第2の帯域フィルタと、前記第1の帯域フィルタ出
力を検波する第1の検波回路と、前記第2の帯域フィル
タ出力を検波する第2の検波回路と、前記第1、第2の
検波回路出力を比較する比較器と、前記比較器の出力を
とりこんでラジアルチルトベスト位置を学習するラジア
ルチルト学習手段と、前記学習の結果と現在アドレスか
らラジアルチルトベスト位置を推定してラジアルチルト
位置を制御するラジアルチルト制御手段を備えた光ディ
スク装置を用いることにより、内外周の学習領域の第1
トラックを再生して、内外周でのラジアルチルト最適位
置を求めることができ、任意のヘッド位置でのラジアル
チルト最適位置を推定することができ、チルトセンサを
用いずに、ラジアルチルト位置を最適にできる。
【0130】なお、本実施例のように、第1トラックに
信号が記録されていることにより、位相差法のように、
トラッキングするのにピットが必要なトラッキングサー
ボ方式でも、第1トラックにトラッキングして再生でき
るという効果が得られる。
【0131】また、本実施例のように、第1トラックの
信号周期t0が、第2、第3トラックの信号周期t1,
t2に対して、t0≠t1かつt0≠t2かつt0≠n
・t1(nは正整数)かつt0≠m・t2(mは正整
数)の関係であることにより、第2、第3トラックから
のクロストーク成分を第1トラックの信号の妨害なくク
リアに検出できるという効果もある。
【0132】また、本実施例のように、データ系列でバ
イト単位に相当する長さを第1トラックのパターン周期
にすることで学習領域のフォーマットを簡単にできると
いう効果もある。
【0133】なお、本実施例では、EFM変調を意識し
て、その最大反転間隔11Twのマークとスペースの繰
り返しと、10Twのマークとスペースの繰り返しで説
明したが、他の変調方式ではそれに相当するパターンで
よいことはもちろんである。たとえば(1、7)変調で
は、最大反転間隔8Twの繰り返しと7Twの繰り返し
でもよいことはもちろんである。
【0134】なお、本実施例の学習はディスク装着時に
行うが、使用中に何らかの異常があって再起動を行うと
きはもちろん、振動の多い場所での使用時には使用中に
何度でも学習を行って良い。
【0135】(実施例10)第10の実施例における光
ディスク媒体の構成は図1である。ただし学習領域10
3、104の構成は以下に説明する図13の構成であ
る。
【0136】図13に第10の実施例における学習領域
の構成を示す。図13において、点線は各トラックの中
心を表す仮想線である。この仮想線の距離がトラックピ
ッチTpである。図13において、第1のトラック13
01には、複数対のマークとスペースからなる周期68
Twのパターン、具体的には、11Twマーク−3Tw
スペース−11Twマーク−11Twスペース−3Tw
マーク−11Twスペース−9Twマーク−9Twスペ
ースから成るパターン1306が繰り返し記録されてお
り、第2のトラック1302には、1対のマークとスペ
ースからなる周期26Twのパターン1304が繰り返
し記録されており、第3のトラック1303には、1対
のマークとスペースからなる周期24Twのパターン1
305が繰り返し記録されている。マークは凹凸のピッ
トでも、結晶あるいはアモルファスの状態変化によるも
のでも、磁化の向きの変化によるものでも良い。また、
トラックアドレス等の情報が繰り返しパターンのほかに
付加されるときもある。
【0137】図3に、図13の学習領域構成を持つ光デ
ィスク媒体を用いる本実施例の光ディスク装置の構成を
示す。(実施例1)と同じであるので説明は省略する。
【0138】ただし、光ディスク300は図13の学習
領域をもつ光ディスク媒体であり、帯域フィルタ303
の通過周波数はf1=1/26Twであり、帯域フィル
タ304の通過周波数はf2=1/24Twである。
【0139】本実施例の光ディスク媒体が本実施例の光
ディスク装置に装着されるとはじめに、ラジアルチルト
学習手段308が、ラジアルチルト最適位置の学習を行
う。この学習ルーチンは(実施例1)と同じで図4のフ
ローチャートに従うので説明は省略する。
【0140】以上で内周、外周での最適ラジアルチルト
位置が求まる。次に、データ領域を記録または再生する
ときは、ラジアルチルト制御手段311が、学習結果で
ある内外周最適ラジアルチルト位置Tin、Tout
と、アドレス読み取り回路310からの現在アドレスと
から、最適ラジアルチルト位置を推定し、ラジアルチル
ト可変手段309を制御して、光ヘッド301を最適ラ
ジアルチルト位置にする。
【0141】最適ラジアルチルト位置の推定は、Ti
n、Toutの間を適当な関数で補間して行う。たとえ
ば、図38の3801のような関数を与えれば、任意の
アドレスxに対する最適ラジアルチルト位置Txが得ら
れる。関数3801は、多数のディスク、ドライブの組
み合わせにおけるラジアルチルトのデータから決定する
ことができる。また、ディスクのそり、だれが大きいと
きは、ディスクの管理領域等に、関数3801をあらか
じめ記録しておき、ドライブ立ちあげ時にラジアルチル
ト制御手段311が読み取って使用する方法にすれば、
多様なディスクに対応できる。
【0142】以上のように本実施例によれば、既定のデ
ータが記録された学習領域を少なくとも内周部と外周部
に持ち、前記学習領域は、第1のトラックと、前記第1
のトラックに隣接する第2のトラックと、前記第1のト
ラックに対し前記第2のトラックと反対側に隣接する第
3のトラックの、少なくとも3本のトラックから成り、
前記第1のトラックには、複数対のマークとスペースか
らなる周期t0=68Twのパターンを繰り返し記録し
てあり、前記第2のトラックには、1対のマークとスペ
ースからなる周期t1=26Twのパターンを繰り返し
記録してあり、前記第3のトラックには、1対のマーク
とスペースからなる周期t2=24Twのパターンを繰
り返し記録してあり、t0≠t1かつt0≠t2かつt
0≠n・t1(nは正整数)かつt0≠m・t2(mは
正整数)かつt2≠t1かつt2≠k・t1(kは正整
数)かつt2≠t1/l(lは正整数)であることを特
徴とする光ディスク媒体を用い、光ヘッドと、前記光ヘ
ッドのラジアルチルト位置の可変手段と、アドレス読み
取り回路と、周波数f1=1/26Twを通過させる第
1の帯域フィルタと、周波数f2=1/24Twを通過
させる第2の帯域フィルタと、前記第1の帯域フィルタ
出力を検波する第1の検波回路と、前記第2の帯域フィ
ルタ出力を検波する第2の検波回路と、前記第1、第2
の検波回路出力を比較する比較器と、前記比較器の出力
をとりこんでラジアルチルトベスト位置を学習するラジ
アルチルト学習手段と、前記学習の結果と現在アドレス
からラジアルチルトベスト位置を推定してラジアルチル
ト位置を制御するラジアルチルト制御手段を備えた光デ
ィスク装置を用いることにより、内外周の学習領域の第
1トラックを再生して、内外周でのラジアルチルト最適
位置を求めることができ、任意のヘッド位置でのラジア
ルチルト最適位置を推定することができ、チルトセンサ
を用いずに、ラジアルチルト位置を最適にできる。
【0143】なお、本実施例のように、第1トラックに
信号が記録されていることにより、位相差法のように、
トラッキングするのにピットが必要なトラッキングサー
ボ方式でも、第1トラックにトラッキングして再生でき
るという効果が得られる。
【0144】また、本実施例のように、第1トラックの
信号周期t0が、第2、第3トラックの信号周期t1,
t2に対して、t0≠t1かつt0≠t2かつt0≠n
・t1(nは正整数)かつt0≠m・t2(mは正整
数)の関係であることにより、第2、第3トラックから
のクロストーク成分を第1トラックの信号の妨害なくク
リアに検出できるという効果もある。
【0145】また、本実施例のように、データ系列でバ
イト単位に相当する長さを第1トラックのパターン周期
にすることで学習領域のフォーマットを簡単にできると
いう効果もある。
【0146】なお、本実施例のように、変調則にないマ
ークとスペースの繰り返し(EFM変調では、13Tw
のマークとスペースの繰り返し、12Twのマークとス
ペースの繰り返しは存在しない)を学習トラックに用い
ることで、学習トラックを区別しやすいという効果もあ
る。他の変調方式の場合も、相当するパターンであれば
よいことはもちろんである。たとえば(1、7)変調で
は、変調則にない9Twの繰り返しと10Twの繰り返
しでもよいことはもちろんである。
【0147】なお、本実施例の学習はディスク装着時に
行うが、使用中に何らかの異常があって再起動を行うと
きはもちろん、振動の多い場所での使用時には使用中に
何度でも学習を行って良い。
【0148】(実施例11)第11の実施例における光
ディスク媒体の構成は図1である。ただし学習領域10
3、104の構成は以下に説明する図14の構成であ
る。
【0149】図14に第11の実施例における学習領域
の構成を示す。図14において、点線は各トラックの中
心を表す仮想線である。この仮想線の距離がトラックピ
ッチTpである。図14において、第1のトラック14
01には、複数対のマークとスペースからなる周期42
Twのパターン、具体的には、9Twマーク−3Twス
ペース−9Twマーク−9Twスペース−3Twマーク
−9Twスペースから成るパターン1406が繰り返し
記録されており、第2のトラック1402には、1対の
マークとスペースからなる周期22Twのパターン14
04が繰り返し記録されており、第3のトラック140
3には、1対のマークとスペースからなる周期20Tw
のパターン1405が繰り返し記録されている。マーク
は凹凸のピットでも、結晶あるいはアモルファスの状態
変化によるものでも、磁化の向きの変化によるものでも
良い。また、トラックアドレス等の情報が繰り返しパタ
ーンのほかに付加されるときもある。
【0150】図3に、図14の学習領域構成を持つ光デ
ィスク媒体を用いる本実施例の光ディスク装置の構成を
示す。(実施例1)と同じであるので説明は省略する。
【0151】ただし、光ディスク300は図14の学習
領域をもつ光ディスク媒体であり、帯域フィルタ303
の通過周波数はf1=1/22Twであり、帯域フィル
タ304の通過周波数はf2=1/20Twである。
【0152】本実施例の光ディスク媒体が本実施例の光
ディスク装置に装着されるとはじめに、ラジアルチルト
学習手段308が、ラジアルチルト最適位置の学習を行
う。この学習ルーチンは(実施例1)と同じで図4のフ
ローチャートに従うので説明は省略する。
【0153】以上で内周、外周での最適ラジアルチルト
位置が求まる。次に、データ領域を記録または再生する
ときは、ラジアルチルト制御手段311が、学習結果で
ある内外周最適ラジアルチルト位置Tin、Tout
と、アドレス読み取り回路310からの現在アドレスと
から、最適ラジアルチルト位置を推定し、ラジアルチル
ト可変手段309を制御して、光ヘッド301を最適ラ
ジアルチルト位置にする。
【0154】最適ラジアルチルト位置の推定は、Ti
n、Toutの間を適当な関数で補間して行う。たとえ
ば、図38の3801のような関数を与えれば、任意の
アドレスxに対する最適ラジアルチルト位置Txが得ら
れる。関数3801は、多数のディスク、ドライブの組
み合わせにおけるラジアルチルトのデータから決定する
ことができる。また、ディスクのそり、だれが大きいと
きは、ディスクの管理領域等に、関数3801をあらか
じめ記録しておき、ドライブ立ちあげ時にラジアルチル
ト制御手段311が読み取って使用する方法にすれば、
多様なディスクに対応できる。
【0155】以上のように本実施例によれば、既定のデ
ータが記録された学習領域を少なくとも内周部と外周部
に持ち、前記学習領域は、第1のトラックと、前記第1
のトラックに隣接する第2のトラックと、前記第1のト
ラックに対し前記第2のトラックと反対側に隣接する第
3のトラックの、少なくとも3本のトラックから成り、
前記第1のトラックには、複数対のマークとスペースか
らなる周期t0=42Twのパターンを繰り返し記録し
てあり、前記第2のトラックには、1対のマークとスペ
ースからなる周期t1=22Twのパターンを繰り返し
記録してあり、前記第3のトラックには、1対のマーク
とスペースからなる周期t2=20Twのパターンを繰
り返し記録してあり、t0≠t1かつt0≠t2かつt
0≠n・t1(nは正整数)かつt0≠m・t2(mは
正整数)かつt2≠t1かつt2≠k・t1(kは正整
数)かつt2≠t1/l(lは正整数)であることを特
徴とする光ディスク媒体を用い、光ヘッドと、前記光ヘ
ッドのラジアルチルト位置の可変手段と、アドレス読み
取り回路と、周波数f1=1/22Twを通過させる第
1の帯域フィルタと、周波数f2=1/20Twを通過
させる第2の帯域フィルタと、前記第1の帯域フィルタ
出力を検波する第1の検波回路と、前記第2の帯域フィ
ルタ出力を検波する第2の検波回路と、前記第1、第2
の検波回路出力を比較する比較器と、前記比較器の出力
をとりこんでラジアルチルトベスト位置を学習するラジ
アルチルト学習手段と、前記学習の結果と現在アドレス
からラジアルチルトベスト位置を推定してラジアルチル
ト位置を制御するラジアルチルト制御手段を備えた光デ
ィスク装置を用いることにより、内外周の学習領域の第
1トラックを再生して、内外周でのラジアルチルト最適
位置を求めることができ、任意のヘッド位置でのラジア
ルチルト最適位置を推定することができ、チルトセンサ
を用いずに、ラジアルチルト位置を最適にできる。
【0156】なお、本実施例のように、第1トラックに
信号が記録されていることにより、位相差法のように、
トラッキングするのにピットが必要なトラッキングサー
ボ方式でも、第1トラックにトラッキングして再生でき
るという効果が得られる。
【0157】また、本実施例のように、第1トラックの
信号周期t0が、第2、第3トラックの信号周期t1,
t2に対して、t0≠t1かつt0≠t2かつt0≠n
・t1(nは正整数)かつt0≠m・t2(mは正整
数)の関係であることにより、第2、第3トラックから
のクロストーク成分を第1トラックの信号の妨害なくク
リアに検出できるという効果もある。
【0158】なお、本実施例では、EFM変調を意識し
て、その最大反転間隔11Twのマークとスペースの繰
り返しと、10Twのマークとスペースの繰り返しで説
明したが、他の変調方式ではそれに相当するパターンで
よいことはもちろんである。たとえば(1、7)変調で
は、最大反転間隔8Twの繰り返しと7Twの繰り返し
でもよいことはもちろんである。
【0159】なお、本実施例の学習はディスク装着時に
行うが、使用中に何らかの異常があって再起動を行うと
きはもちろん、振動の多い場所での使用時には使用中に
何度でも学習を行って良い。
【0160】(実施例12)図15に本発明の第12の
実施例における光ディスク媒体の構成を示す。図15に
おいて、1501は光ディスク媒体、1502はユーザ
データ領域、1503は外周学習領域第1セクタ、15
03aは前記第1セクタのアドレス領域、1503bは
前記第1セクタの学習データ領域、1504は外周学習
領域第2セクタ、1504aは前記第2セクタのアドレ
ス領域、1504bは前記第2セクタの学習データ領
域、1505は外周学習領域第3セクタ、1505aは
前記第3セクタのアドレス領域、1505bは前記第3
セクタの学習データ領域、1506は外周学習領域第4
セクタ、1506aは前記第4セクタのアドレス領域、
1506bは前記第4セクタの学習データ領域、150
7は内周学習領域第1セクタ、1507aは前記第1セ
クタのアドレス領域、1507bは前記第1セクタの学
習データ領域、1508は外周学習領域第2セクタ、1
508aは前記第2セクタのアドレス領域、1508b
は前記第2セクタの学習データ領域、1509は外周学
習領域第3セクタ、1509aは前記第3セクタのアド
レス領域、1509bは前記第3セクタの学習データ領
域、1510は外周学習領域第4セクタ、1510aは
前記第4セクタのアドレス領域、1510bは前記第4
セクタの学習データ領域である。前記アドレス領域に
は、少なくともセクタアドレス、トラックアドレスが記
録されている。
【0161】図16(a)に第1セクタと第3セクタの
学習データ領域の構成を示し、図16(b)に第2セク
タと第4セクタの学習データ領域の構成を示す。図16
において、点線は各トラックの中心を表す仮想線であ
る。この仮想線の距離がトラックピッチTpである。図
16(a)において、第1のトラック1601は未記録
状態であり、第2のトラック1602には、1対のマー
クとスペースからなる周期22Tw(Twはウインドウ
幅、以降同様)のパターン1604が繰り返し記録され
ており、第3のトラック1603は未記録状態である。
【0162】図16(b)において、第1のトラック1
605は未記録状態であり、第2トラック1606は未
記録状態であり、第3のトラック1607には、1対の
マークとスペースからなる周期22Twのパターン16
08が繰り返し記録されてある。マークは凹凸のピット
でも、結晶あるいはアモルファスの状態変化によるもの
でも、磁化の向きの変化によるものでも良い。
【0163】図17に、図16の学習領域構成を持つ図
15の光ディスク媒体を用いる本実施例の光ディスク装
置の構成を示す。図17において、1700は光ディス
ク媒体、1701は光ヘッド、1702はプリアンプ、
1703はアドレス読み取り回路、1704は周波数f
1の帯域フィルタ、1705は検波回路、1706はス
イッチ、1707、1708はサンプルホールド回路、
1709は比較器、1710はラジアルチルト学習手
段、1711はゴニオステージ等のラジアルチルト可変
手段、1712はラジアルチルト制御手段である。
【0164】以上のように構成された光ディスク媒体お
よび光ディスク装置についてその動作を説明する。
【0165】本実施例の光ディスク媒体が本実施例の光
ディスク装置に装着されるとはじめに、ラジアルチルト
学習手段1710が、ラジアルチルト最適位置の学習を
行う。この学習ルーチンを図18のフローチャートに従
って説明する。説明の便宜上、図16の第2トラックを
ディスクの内周側、第3トラックをディスクの外周側と
する。
【0166】まず内周の学習領域の第1トラック160
1を再生する(1801)。再生信号はプリアンプ17
02を通って、アドレス読みとり回路1703と帯域フ
ィルタ1704に入力する。アドレス読み取り回路17
03はアドレス領域のデータからセクタアドレスを読み
取って出力する。ここで帯域フィルタ1704の通過周
波数はf1=1/22Twに設定してあるとすると、第
1セクタと第3セクタでは第2トラックからのクロスト
ーク成分が帯域フィルタ1704を通過し、検波回路1
705で電圧に変換される。一方、第2セクタと第4セ
クタでは第3トラックからのクロストーク成分が帯域フ
ィルタ1704を通過し、検波回路1705で電圧に変
換される。スイッチ1706は、アドレス読みとり回路
1703のセクタアドレス出力が奇数のとき、すなわち
第1、第3セクタでは、入力をサンプルホールド回路1
707側に導き、偶数のとき、すなわち第2、第4セク
タでは、入力をサンプルホールド回路1708側に導
く。従って、サンプルホールド回路1707には内周側
トラックからのクロストーク成分がホールドされ、サン
プルホールド回路1708には外周側トラックからのク
ロストーク成分がホールドされる。比較器1709はサ
ンプルホールド回路1707と1708の出力差を出力
するので、この出力xは内周側トラックからのクロスト
ーク量と外周側トラックからのクロストーク量の差にな
る。出力xが正のときは内周側トラックからのクロスト
ーク量が大きいことを意味し、ヘッドの内周側とディス
クが近づく方向に傾いていることを意味する。出力xが
負のときは外周側トラックからのクロストーク量が大き
いことを意味し、ヘッドの外周側とディスクが近づく方
向に傾いていることを意味する。出力xが0のとき、内
外周トラックからのクロストーク量が等しいことを意味
し、ラジアルチルト最適位置であることになる。実際に
はxが許容範囲内にあれば、ラジアルチルトはほぼ最適
位置と判断することになる。比較器1709の出力xは
ラジアルチルト学習手段1710に入力する。
【0167】次に、ラジアルチルト学習手段1710
は、比較器1709の出力xが、設定範囲内にあるかど
うか、すなわち−ε<x<εかどうかを判断する(18
02)。
【0168】xが範囲内にない場合は、xが正かどうか
を判断する(1803)。xが正のときは、ラジアルチ
ルト可変手段1711に指示して、ヘッドの外周側とデ
ィスクが近づく方向(+方向とする)に単位量だけヘッ
ドを傾ける(1804)。そして再度比較器1709の
出力xが−ε<x<εかどうかを判断する(180
2)。
【0169】xが負のときは、ラジアルチルト可変手段
1711に指示して、ヘッドの内周側とディスクが近づ
く方向(−方向とする)に単位量だけヘッドを傾ける
(1805)。そして再度比較器1709の出力xが−
ε<x<εかどうかを判断する(1802)。
【0170】xが範囲内にある場合は、ラジアルチルト
学習手段1710は、そのときのラジアルチルト値Ti
nと、トラックアドレスLinをメモリに格納する(1
806)。
【0171】次に外周の学習領域の第1トラックを再生
する(1807)。そして、ラジアルチルト学習手段1
710は、比較器1709の出力xが、設定範囲内にあ
るかどうか、すなわち−ε<x<εかどうかを判断する
(1808)。
【0172】xが範囲内にない場合は、xが正かどうか
を判断する(1809)。xが正のときは、ラジアルチ
ルト可変手段1711に指示して、ヘッドの外周側とデ
ィスクが近づく方向(+方向)に単位量だけヘッドを傾
ける(1810)。そして再度比較器1709の出力x
が−ε<x<εかどうかを判断する(1808)。
【0173】xが負のときは、ラジアルチルト可変手段
1711に指示して、ヘッドの内周側とディスクが近づ
く方向(−方向)に単位量だけヘッドを傾ける(181
1)。そして再度比較器1709の出力xが−ε<x<
εかどうかを判断する(1808)。
【0174】xが範囲内にある場合は、ラジアルチルト
学習手段1710は、そのときのラジアルチルト値To
utと、トラックアドレスLoutをメモリに格納し
(1812)、終了する。
【0175】以上で内周、外周での最適ラジアルチルト
位置が求まる。次に、データ領域を記録または再生する
ときは、ラジアルチルト制御手段1712が、学習結果
である内外周最適ラジアルチルト位置Tin、Tout
と、アドレス読み取り回路1703からの現在アドレス
とから、最適ラジアルチルト位置を推定し、ラジアルチ
ルト可変手段1711を制御して、光ヘッド1701を
最適ラジアルチルト位置にする。
【0176】最適ラジアルチルト位置の推定は、Ti
n、Toutの間を適当な関数で補間して行う。たとえ
ば、図38の3801のような関数を与えれば、任意の
アドレスxに対する最適ラジアルチルト位置Txが得ら
れる。関数3801は、多数のディスク、ドライブの組
み合わせにおけるラジアルチルトのデータから決定する
ことができる。また、ディスクのそり、だれが大きいと
きは、ディスクの管理領域等に、関数3801をあらか
じめ記録しておき、ドライブ立ちあげ時にラジアルチル
ト制御手段1712が読み取って使用する方法にすれ
ば、多様なディスクに対応できる。
【0177】以上のように本実施例によれば、学習領域
を少なくとも内周部と外周部に持ち、前記学習領域は、
第1のトラックと、前記第1のトラックに隣接する第2
のトラックと、前記第1のトラックに対し前記第2のト
ラックと反対側に隣接する第3のトラックの、少なくと
も3本のトラックから成り、各トラックは、複数のセク
タから成り、前記セクタはアドレス領域と既定のデータ
が記録された学習データ領域から成り、前記第1のトラ
ックの各セクタの学習データ領域は未記録状態であり、
前記第2のトラックには、1対のマークとスペースから
なる周期t1=22Twのパターンを繰り返し記録した
学習データ領域を有する第1のセクタと未記録状態の学
習データ領域を有する第2のセクタが交互に配置されて
おり、前記第1のトラックを介して前記第2のトラック
の第1のセクタと隣接する前記第3のトラックのセクタ
の学習データ領域は、未記録状態であり、前記第1のト
ラックを介して前記第2のトラックの第2のセクタと隣
接する前記第3のトラックのセクタの学習データ領域に
は、1対のマークとスペースから成る周期t1=22T
wのパターンが繰り返し記録されていることを特徴とす
る光ディスク媒体を用い、光ヘッドと、前記光ヘッドの
ラジアルチルト位置の可変手段と、周波数f1=1/2
2Twを通過させる帯域フィルタと、前記帯域フィルタ
出力を検波する検波回路と、アドレス読取手段と、前記
アドレス読取手段の出力に従って、前記検波回路出力を
第1のサンプルホールド回路と第2のサンプルホールド
回路に振り分けるスイッチ手段と、前記第1、第2のサ
ンプルホールド回路出力を比較する比較器と、前記比較
器の出力をとりこんでラジアルチルトベスト位置を学習
するラジアルチルト学習手段と、前記学習の結果と現在
アドレスからラジアルチルトベスト位置を推定してラジ
アルチルト位置を制御するラジアルチルト制御手段を備
えた光ディスク装置を用いることにより、内外周の学習
領域の第1トラックを再生して、内外周でのラジアルチ
ルト最適位置を求めることができ、任意のヘッド位置で
のラジアルチルト最適位置を推定することができ、チル
トセンサを用いずに、ラジアルチルト位置を最適にでき
る。
【0178】なお、本実施例では、EFM変調を意識し
て、その最大反転間隔11Twのマークとスペースの繰
り返しで説明したが、他の変調方式、たとえば(1、
7)変調では、最大反転間隔8Twの繰り返しでもよい
ことはもちろんである。
【0179】また、本実施例では、セクタ数が4の場合
を説明したが、セクタ数が増えても、学習領域におい
て、奇数番目セクタは図16(a)、偶数番目セクタは
図16(b)というように、交互にならんでいれば適応
できる。
【0180】なお、本実施例の学習はディスク装着時に
行うが、使用中に何らかの異常があって再起動を行うと
きはもちろん、振動の多い場所での使用時には使用中に
何度でも学習を行って良い。
【0181】(実施例13)第13の実施例における光
ディスク媒体の構成は図15である。ただし学習領域の
構成は以下に説明する図19の構成である。
【0182】図19(a)に第1セクタと第3セクタの
学習データ領域の構成を示し、図19(b)に第2セク
タと第4セクタの学習データ領域の構成を示す。図19
において、点線は各トラックの中心を表す仮想線であ
る。この仮想線の距離がトラックピッチTpである。図
19(a)において、第1のトラック1901は未記録
状態であり、第2のトラック1902には、1対のマー
クとスペースからなる周期24Twのパターン1904
が繰り返し記録されており、第3のトラック1903は
未記録状態である。図19(b)において、第1のトラ
ック1905は未記録状態であり、第2トラック190
6は未記録状態であり、第3のトラック1907には、
1対のマークとスペースからなる周期24Twのパター
ン1908が繰り返し記録されてある。マークは凹凸の
ピットでも、結晶あるいはアモルファスの状態変化によ
るものでも、磁化の向きの変化によるものでも良い。
【0183】図17に、図19の学習領域構成を持つ光
ディスク媒体を用いる本実施例の光ディスク装置の構成
を示す。(実施例12)で説明しているので説明は省略
する。
【0184】ただし、光ディスク1700は図19の学
習領域をもつ光ディスク媒体であり、帯域フィルタ17
04の通過周波数はf1=1/24Twである。
【0185】本実施例の光ディスク媒体が本実施例の光
ディスク装置に装着されるとはじめに、ラジアルチルト
学習手段1710が、ラジアルチルト最適位置の学習を
行う。この学習ルーチンは(実施例12)と同じで図1
8のフローチャートに従うので説明は省略する。
【0186】以上で内周、外周での最適ラジアルチルト
位置が求まる。次に、データ領域を記録または再生する
ときは、ラジアルチルト制御手段1712が、(実施例
12)と同様に、光ヘッドを最適ラジアルチルト位置に
制御する。
【0187】以上のように本実施例によれば、学習領域
を少なくとも内周部と外周部に持ち、前記学習領域は、
第1のトラックと、前記第1のトラックに隣接する第2
のトラックと、前記第1のトラックに対し前記第2のト
ラックと反対側に隣接する第3のトラックの、少なくと
も3本のトラックから成り、各トラックは、複数のセク
タから成り、前記セクタはアドレス領域と既定のデータ
が記録された学習データ領域から成り、前記第1のトラ
ックの各セクタの学習データ領域は未記録状態であり、
前記第2のトラックには、1対のマークとスペースから
なる周期t1=22Twのパターンを繰り返し記録した
学習データ領域を有する第1のセクタと未記録状態の学
習データ領域を有する第2のセクタが交互に配置されて
おり、前記第1のトラックを介して前記第2のトラック
の第1のセクタと隣接する前記第3のトラックのセクタ
の学習データ領域は、未記録状態であり、前記第1のト
ラックを介して前記第2のトラックの第2のセクタと隣
接する前記第3のトラックのセクタの学習データ領域に
は、1対のマークとスペースから成る周期t1=24T
wのパターンが繰り返し記録されていることを特徴とす
る光ディスク媒体を用い、光ヘッドと、前記光ヘッドの
ラジアルチルト位置の可変手段と、周波数f1=1/2
4Twを通過させる帯域フィルタと、前記帯域フィルタ
出力を検波する検波回路と、アドレス読取手段と、前記
アドレス読取手段の出力に従って、前記検波回路出力を
第1のサンプルホールド回路と第2のサンプルホールド
回路に振り分けるスイッチ手段と、前記第1、第2のサ
ンプルホールド回路出力を比較する比較器と、前記比較
器の出力をとりこんでラジアルチルトベスト位置を学習
するラジアルチルト学習手段と、前記学習の結果と現在
アドレスからラジアルチルトベスト位置を推定してラジ
アルチルト位置を制御するラジアルチルト制御手段を備
えた光ディスク装置を用いることにより、内外周の学習
領域の第1トラックを再生して、内外周でのラジアルチ
ルト最適位置を求めることができ、任意のヘッド位置で
のラジアルチルト最適位置を推定することができ、チル
トセンサを用いずに、ラジアルチルト位置を最適にでき
る。
【0188】なお、本実施例のように、変調則にないマ
ークとスペースの繰り返し(EFM変調では、12Tw
のマークとスペースの繰り返しは存在しない)を学習ト
ラックに用いることで、学習トラックを区別しやすいと
いう効果もある。他の変調方式の場合も、相当するパタ
ーンであればよいことはもちろんである。たとえば
(1、7)変調では、変調則にない9Twの繰り返しで
もよいことはもちろんである。
【0189】また、本実施例では、セクタ数が4の場合
を説明したが、セクタ数が増えても、学習領域におい
て、奇数番目セクタは図19(a)、偶数番目セクタは
図19(b)というように、交互にならんでいれば適応
できる。
【0190】なお、本実施例の学習はディスク装着時に
行うが、使用中に何らかの異常があって再起動を行うと
きはもちろん、振動の多い場所での使用時には使用中に
何度でも学習を行って良い。
【0191】(実施例14)第14の実施例における光
ディスク媒体の構成は図15である。ただし学習領域の
構成は以下に説明する図20の構成である。
【0192】図20(a)に第1セクタと第3セクタの
学習データ領域の構成を示し、図20(b)に第2セク
タと第4セクタの学習データ領域の構成を示す。図20
において、点線は各トラックの中心を表す仮想線であ
る。この仮想線の距離がトラックピッチTpである。図
20(a)において、第1のトラック2001は未記録
状態であり、第2のトラック2002には、1対のマー
クとスペースからなる周期22Twのパターン2004
が繰り返し記録されており、第3のトラック2003に
は、1対のマークとスペースからなる周期6Twのパタ
ーン2005が繰り返し記録されている。図20(b)
において、第1のトラック2006は未記録状態であ
り、第2のトラック2007には、1対のマークとスペ
ースからなる周期6Twのパターン2009が繰り返し
記録されており、第3のトラック2008には、1対の
マークとスペースからなる周期22Twのパターン20
10が繰り返し記録されている。マークは凹凸のピット
でも、結晶あるいはアモルファスの状態変化によるもの
でも、磁化の向きの変化によるものでも良い。
【0193】図17に、図20の学習領域構成を持つ光
ディスク媒体を用いる本実施例の光ディスク装置の構成
を示す。(実施例12)で説明しているので説明は省略
する。
【0194】ただし、光ディスク1700は図20の学
習領域をもつ光ディスク媒体であり、帯域フィルタ17
04の通過周波数はf1=1/22Twである。
【0195】本実施例の光ディスク媒体が本実施例の光
ディスク装置に装着されるとはじめに、ラジアルチルト
学習手段1710が、ラジアルチルト最適位置の学習を
行う。この学習ルーチンは(実施例12)と同じで図1
8のフローチャートに従うので説明は省略する。
【0196】次に、データ領域を記録または再生すると
きは、ラジアルチルト制御手段1712が、(実施例1
2)と同様に、光ヘッドを最適ラジアルチルト位置に制
御する。
【0197】以上のように本実施例によれば、学習領域
を少なくとも内周部と外周部に持ち、前記学習領域は、
第1のトラックと、前記第1のトラックに隣接する第2
のトラックと、前記第1のトラックに対し前記第2のト
ラックと反対側に隣接する第3のトラックの、少なくと
も3本のトラックから成り、各トラックは、複数のセク
タから成り、前記セクタはアドレス領域と既定のデータ
が記録された学習データ領域から成り、前記第1のトラ
ックの各セクタの学習データ領域は未記録状態であり、
前記第2のトラックには、1対のマークとスペースから
なる周期t1=22Twのパターンを繰り返し記録した
学習データ領域を有する第1のセクタと、1対または複
数対のマークとスペースからなる周期t2=6Twのパ
ターンを繰り返し記録した学習データ領域を有する第2
のセクタが交互に配置されており、前記第1のトラック
を介して前記第2のトラックの第1のセクタと隣接する
前記第3のトラックのセクタの学習データ領域には、1
対または複数対のマークとスペースからなる周期t3=
6Twのパターンを繰り返し記録してあり、前記第1の
トラックを介して前記第2のトラックの第2のセクタと
隣接する前記第3のトラックのセクタの学習データ領域
には、1対のマークとスペースから成る周期t1=22
Twのパターンが繰り返し記録されており、t2≠t1
かつt2≠n・t1(nは正整数)かつt3≠t1かつ
t3≠m・t1(mは正整数)であることを特徴とする
光ディスク媒体を用い、光ヘッドと、前記光ヘッドのラ
ジアルチルト位置の可変手段と、周波数f1=1/22
Twを通過させる帯域フィルタと、前記帯域フィルタ出
力を検波する検波回路と、アドレス読取手段と、前記ア
ドレス読取手段の出力に従って、前記検波回路出力を第
1のサンプルホールド回路と第2のサンプルホールド回
路に振り分けるスイッチ手段と、前記第1、第2のサン
プルホールド回路出力を比較する比較器と、前記比較器
の出力をとりこんでラジアルチルトベスト位置を学習す
るラジアルチルト学習手段と、前記学習の結果と現在ア
ドレスからラジアルチルトベスト位置を推定してラジア
ルチルト位置を制御するラジアルチルト制御手段を備え
た光ディスク装置を用いることにより、内外周の学習領
域の第1トラックを再生して、内外周でのラジアルチル
ト最適位置を求めることができ、任意のヘッド位置での
ラジアルチルト最適位置を推定することができ、チルト
センサを用いずに、ラジアルチルト位置を最適にでき
る。
【0198】なお、本実施例では、EFM変調を意識し
て、その最大反転間隔11Twのマークとスペースの繰
り返しで説明したが、他の変調方式、たとえば(1、
7)変調では、最大反転間隔8Twの繰り返しでもよい
ことはもちろんである。
【0199】また、本実施例では、セクタ数が4の場合
を説明したが、セクタ数が増えても、学習領域におい
て、奇数番目セクタは図20(a)、偶数番目セクタは
図20(b)というように、交互にならんでいれば適応
できる。
【0200】なお、本実施例の学習はディスク装着時に
行うが、使用中に何らかの異常があって再起動を行うと
きはもちろん、振動の多い場所での使用時には使用中に
何度でも学習を行って良い。
【0201】(実施例15)第15の実施例における光
ディスク媒体の構成は図15である。ただし学習領域の
構成は以下に説明する図21の構成である。
【0202】図21(a)に第1セクタと第3セクタの
学習データ領域の構成を示し、図21(b)に第2セク
タと第4セクタの学習データ領域の構成を示す。図21
において、点線は各トラックの中心を表す仮想線であ
る。この仮想線の距離がトラックピッチTpである。図
21(a)において、第1のトラック2101は未記録
状態であり、第2のトラック2102には、1対のマー
クとスペースからなる周期24Twのパターン2104
が繰り返し記録されており、第3のトラック2103に
は、1対のマークとスペースからなる周期6Twのパタ
ーン2105が繰り返し記録されている。図21(b)
において、第1のトラック2106は未記録状態であ
り、第2のトラック2107には、1対のマークとスペ
ースからなる周期6Twのパターン2109が繰り返し
記録されており、第3のトラック2108には、1対の
マークとスペースからなる周期24Twのパターン21
10が繰り返し記録されている。マークは凹凸のピット
でも、結晶あるいはアモルファスの状態変化によるもの
でも、磁化の向きの変化によるものでも良い。
【0203】図17に、図21の学習領域構成を持つ光
ディスク媒体を用いる本実施例の光ディスク装置の構成
を示す。(実施例12)で説明しているので説明は省略
する。
【0204】ただし、光ディスク1700は図21の学
習領域をもつ光ディスク媒体であり、帯域フィルタ17
04の通過周波数はf1=1/24Twである。
【0205】本実施例の光ディスク媒体が本実施例の光
ディスク装置に装着されるとはじめに、ラジアルチルト
学習手段1710が、ラジアルチルト最適位置の学習を
行う。この学習ルーチンは(実施例12)と同じで図1
8のフローチャートに従うので説明は省略する。
【0206】次に、データ領域を記録または再生すると
きは、ラジアルチルト制御手段1712が、(実施例1
2)と同様に、光ヘッドを最適ラジアルチルト位置に制
御する。
【0207】以上のように本実施例によれば、学習領域
を少なくとも内周部と外周部に持ち、前記学習領域は、
第1のトラックと、前記第1のトラックに隣接する第2
のトラックと、前記第1のトラックに対し前記第2のト
ラックと反対側に隣接する第3のトラックの、少なくと
も3本のトラックから成り、各トラックは、複数のセク
タから成り、前記セクタはアドレス領域と既定のデータ
が記録された学習データ領域から成り、前記第1のトラ
ックの各セクタの学習データ領域は未記録状態であり、
前記第2のトラックには、1対のマークとスペースから
なる周期t1=24Twのパターンを繰り返し記録した
学習データ領域を有する第1のセクタと、1対または複
数対のマークとスペースからなる周期t2=6Twのパ
ターンを繰り返し記録した学習データ領域を有する第2
のセクタが交互に配置されており、前記第1のトラック
を介して前記第2のトラックの第1のセクタと隣接する
前記第3のトラックのセクタの学習データ領域には、1
対または複数対のマークとスペースからなる周期t3=
6Twのパターンを繰り返し記録してあり、前記第1の
トラックを介して前記第2のトラックの第2のセクタと
隣接する前記第3のトラックのセクタの学習データ領域
には、1対のマークとスペースから成る周期t1=24
Twのパターンが繰り返し記録されており、t2≠t1
かつt2≠n・t1(nは正整数)かつt3≠t1かつ
t3≠m・t1(mは正整数)であることを特徴とする
光ディスク媒体を用い、光ヘッドと、前記光ヘッドのラ
ジアルチルト位置の可変手段と、周波数f1=1/24
Twを通過させる帯域フィルタと、前記帯域フィルタ出
力を検波する検波回路と、アドレス読取手段と、前記ア
ドレス読取手段の出力に従って、前記検波回路出力を第
1のサンプルホールド回路と第2のサンプルホールド回
路に振り分けるスイッチ手段と、前記第1、第2のサン
プルホールド回路出力を比較する比較器と、前記比較器
の出力をとりこんでラジアルチルトベスト位置を学習す
るラジアルチルト学習手段と、前記学習の結果と現在ア
ドレスからラジアルチルトベスト位置を推定してラジア
ルチルト位置を制御するラジアルチルト制御手段を備え
た光ディスク装置を用いることにより、内外周の学習領
域の第1トラックを再生して、内外周でのラジアルチル
ト最適位置を求めることができ、任意のヘッド位置での
ラジアルチルト最適位置を推定することができ、チルト
センサを用いずに、ラジアルチルト位置を最適にでき
る。
【0208】なお、本実施例のように、変調則にないマ
ークとスペースの繰り返し(EFM変調では、12Tw
のマークとスペースの繰り返しは存在しない)を学習ト
ラックに用いることで、学習トラックを区別しやすいと
いう効果もある。他の変調方式の場合も、相当するパタ
ーンであればよいことはもちろんである。たとえば
(1、7)変調では、変調則にない9Twの繰り返しで
もよいことはもちろんである。
【0209】また、本実施例では、セクタ数が4の場合
を説明したが、セクタ数が増えても、学習領域におい
て、奇数番目セクタは図21(a)、偶数番目セクタは
図21(b)というように、交互にならんでいれば適応
できる。
【0210】なお、本実施例の学習はディスク装着時に
行うが、使用中に何らかの異常があって再起動を行うと
きはもちろん、振動の多い場所での使用時には使用中に
何度でも学習を行って良い。
【0211】(実施例16)第16の実施例における光
ディスク媒体の構成は図15である。ただし学習領域の
構成は以下に説明する図22の構成である。
【0212】図22(a)に第1セクタと第3セクタの
学習データ領域の構成を示し、図22(b)に第2セク
タと第4セクタの学習データ領域の構成を示す。図22
において、点線は各トラックの中心を表す仮想線であ
る。この仮想線の距離がトラックピッチTpである。図
22(a)において、第1のトラック2201にはラン
ダム信号が記録されており、第2のトラック2202に
は、1対のマークとスペースからなる周期22Twのパ
ターン2204が繰り返し記録されており、第3のトラ
ック2203は未記録状態である。図22(b)におい
て、第1のトラック2205にはランダム信号が記録さ
れており、第2のトラック2206は未記録状態であ
り、第3のトラック2207には、1対のマークとスペ
ースからなる周期22Twのパターン2208が繰り返
し記録されている。マークは凹凸のピットでも、結晶あ
るいはアモルファスの状態変化によるものでも、磁化の
向きの変化によるものでも良い。
【0213】図17に、図22の学習領域構成を持つ光
ディスク媒体を用いる本実施例の光ディスク装置の構成
を示す。(実施例12)で説明しているので説明は省略
する。
【0214】ただし、光ディスク1700は図22の学
習領域をもつ光ディスク媒体であり、帯域フィルタ17
04の通過周波数はf1=1/22Twである。
【0215】本実施例の光ディスク媒体が本実施例の光
ディスク装置に装着されるとはじめに、ラジアルチルト
学習手段1710が、ラジアルチルト最適位置の学習を
行う。この学習ルーチンは(実施例12)と同じで図1
8のフローチャートに従うので説明は省略する。
【0216】次に、データ領域を記録または再生すると
きは、ラジアルチルト制御手段1712が、(実施例1
2)と同様に、光ヘッドを最適ラジアルチルト位置に制
御する。
【0217】以上のように本実施例によれば、学習領域
を少なくとも内周部と外周部に持ち、前記学習領域は、
第1のトラックと、前記第1のトラックに隣接する第2
のトラックと、前記第1のトラックに対し前記第2のト
ラックと反対側に隣接する第3のトラックの、少なくと
も3本のトラックから成り、各トラックは、複数のセク
タから成り、前記セクタはアドレス領域と既定のデータ
が記録された学習データ領域から成り、前記第1のトラ
ックの各セクタの学習データ領域にはランダム信号が記
録してあり、前記第2のトラックには、1対のマークと
スペースからなる周期t1=22Twのパターンを繰り
返し記録した学習データ領域を有する第1のセクタと未
記録状態の第2のセクタが交互に配置されており、前記
第1のトラックを介して前記第2のトラックの第1のセ
クタと隣接する前記第3のトラックのセクタの学習デー
タ領域は、未記録状態であり、前記第1のトラックを介
して前記第2のトラックの第2のセクタと隣接する前記
第3のトラックのセクタの学習データ領域には、1対の
マークとスペースから成る周期t1=22Twのパター
ンが繰り返し記録されていることを特徴とする光ディス
ク媒体を用い、光ヘッドと、前記光ヘッドのラジアルチ
ルト位置の可変手段と、周波数f1=1/22Twを通
過させる帯域フィルタと、前記帯域フィルタ出力を検波
する検波回路と、アドレス読取手段と、前記アドレス読
取手段の出力に従って、前記検波回路出力を第1のサン
プルホールド回路と第2のサンプルホールド回路に振り
分けるスイッチ手段と、前記第1、第2のサンプルホー
ルド回路出力を比較する比較器と、前記比較器の出力を
とりこんでラジアルチルトベスト位置を学習するラジア
ルチルト学習手段と、前記学習の結果と現在アドレスか
らラジアルチルトベスト位置を推定してラジアルチルト
位置を制御するラジアルチルト制御手段を備えた光ディ
スク装置を用いることにより、内外周の学習領域の第1
トラックを再生して、内外周でのラジアルチルト最適位
置を求めることができ、任意のヘッド位置でのラジアル
チルト最適位置を推定することができ、チルトセンサを
用いずに、ラジアルチルト位置を最適にできる。
【0218】なお、本実施例のように、第1トラックに
信号が記録されていることにより、位相差法のように、
トラッキングするのにピットが必要なトラッキングサー
ボ方式でも、第1トラックにトラッキングして再生でき
るという効果が得られる。
【0219】また、本実施例では,EFM変調を意識し
て、その最大反転間隔11Twのマークとスペースの繰
り返しで説明したが、他の変調方式ではそれに相当する
パターンでよいことはもちろんである。たとえば、
(1、7)変調では、最大反転間隔8Twの繰り返しで
よいことはもちろんである。
【0220】また、本実施例では、セクタ数が4の場合
を説明したが、セクタ数が増えても、学習領域におい
て、奇数番目セクタは図22(a)、偶数番目セクタは
図22(b)というように、交互にならんでいれば適応
できる。
【0221】なお、本実施例の学習はディスク装着時に
行うが、使用中に何らかの異常があって再起動を行うと
きはもちろん、振動の多い場所での使用時には使用中に
何度でも学習を行って良い。
【0222】(実施例17)第17の実施例における光
ディスク媒体の構成は図15である。ただし学習領域の
構成は以下に説明する図23の構成である。
【0223】図23(a)に第1セクタと第3セクタの
学習データ領域の構成を示し、図23(b)に第2セク
タと第4セクタの学習データ領域の構成を示す。図23
において、点線は各トラックの中心を表す仮想線であ
る。この仮想線の距離がトラックピッチTpである。図
23(a)において、第1のトラック2301にはラン
ダム信号が記録されており、第2のトラック2302に
は、1対のマークとスペースからなる周期24Twのパ
ターン2304が繰り返し記録されており、第3のトラ
ック2303は未記録状態である。図23(b)におい
て、第1のトラック2305にはランダム信号が記録さ
れており、第2のトラック2306は未記録状態であ
り、第3のトラック2307には、1対のマークとスペ
ースからなる周期24Twのパターン2308が繰り返
し記録されている。マークは凹凸のピットでも、結晶あ
るいはアモルファスの状態変化によるものでも、磁化の
向きの変化によるものでも良い。
【0224】図17に、図23の学習領域構成を持つ光
ディスク媒体を用いる本実施例の光ディスク装置の構成
を示す。(実施例12)で説明しているので説明は省略
する。
【0225】ただし、光ディスク1700は図23の学
習領域をもつ光ディスク媒体であり、帯域フィルタ17
04の通過周波数はf1=1/24Twである。
【0226】本実施例の光ディスク媒体が本実施例の光
ディスク装置に装着されるとはじめに、ラジアルチルト
学習手段1710が、ラジアルチルト最適位置の学習を
行う。この学習ルーチンは(実施例12)と同じで図1
8のフローチャートに従うので説明は省略する。
【0227】次に、データ領域を記録または再生すると
きは、ラジアルチルト制御手段1712が、(実施例1
2)と同様に、光ヘッドを最適ラジアルチルト位置に制
御する。
【0228】以上のように本実施例によれば、学習領域
を少なくとも内周部と外周部に持ち、前記学習領域は、
第1のトラックと、前記第1のトラックに隣接する第2
のトラックと、前記第1のトラックに対し前記第2のト
ラックと反対側に隣接する第3のトラックの、少なくと
も3本のトラックから成り、各トラックは、複数のセク
タから成り、前記セクタはアドレス領域と既定のデータ
が記録された学習データ領域から成り、前記第1のトラ
ックの各セクタの学習データ領域にはランダム信号が記
録してあり、前記第2のトラックには、1対のマークと
スペースからなる周期t1=24Twのパターンを繰り
返し記録した学習データ領域を有する第1のセクタと未
記録状態の学習データ領域を有する第2のセクタが交互
に配置されており、前記第1のトラックを介して前記第
2のトラックの第1のセクタと隣接する前記第3のトラ
ックのセクタの学習データ領域は、未記録状態であり、
前記第1のトラックを介して前記第2のトラックの第2
のセクタと隣接する前記第3のトラックのセクタの学習
データ領域には、1対のマークとスペースから成る周期
t1=24Twのパターンが繰り返し記録されているこ
とを特徴とする光ディスク媒体を用い、光ヘッドと、前
記光ヘッドのラジアルチルト位置の可変手段と、周波数
f1=1/24Twを通過させる帯域フィルタと、前記
帯域フィルタ出力を検波する検波回路と、アドレス読取
手段と、前記アドレス読取手段の出力に従って、前記検
波回路出力を第1のサンプルホールド回路と第2のサン
プルホールド回路に振り分けるスイッチ手段と、前記第
1、第2のサンプルホールド回路出力を比較する比較器
と、前記比較器の出力をとりこんでラジアルチルトベス
ト位置を学習するラジアルチルト学習手段と、前記学習
の結果と現在アドレスからラジアルチルトベスト位置を
推定してラジアルチルト位置を制御するラジアルチルト
制御手段を備えた光ディスク装置を用いることにより、
内外周の学習領域の第1トラックを再生して、内外周で
のラジアルチルト最適位置を求めることができ、任意の
ヘッド位置でのラジアルチルト最適位置を推定すること
ができ、チルトセンサを用いずに、ラジアルチルト位置
を最適にできる。
【0229】なお、本実施例のように、第1トラックに
信号が記録されていることにより、位相差法のように、
トラッキングするのにピットが必要なトラッキングサー
ボ方式でも、第1トラックにトラッキングして再生でき
るという効果が得られる。
【0230】なお、本実施例のように、変調則にないマ
ークとスペースの繰り返し(EFM変調では、12Tw
のマークとスペースの繰り返しは存在しない)を学習ト
ラックに用いることで、学習トラックを区別しやすいと
いう効果もある。他の変調方式の場合も、相当するパタ
ーンであればよいことはもちろんである。たとえば
(1、7)変調では、変調則にない9Twの繰り返しで
もよいことはもちろんである。
【0231】また、本実施例では、セクタ数が4の場合
を説明したが、セクタ数が増えても、学習領域におい
て、奇数番目セクタは図23(a)、偶数番目セクタは
図23(b)というように、交互にならんでいれば適応
できる。
【0232】なお、本実施例の学習はディスク装着時に
行うが、使用中に何らかの異常があって再起動を行うと
きはもちろん、振動の多い場所での使用時には使用中に
何度でも学習を行って良い。
【0233】(実施例18)第18の実施例における光
ディスク媒体の構成は図15である。ただし学習領域の
構成は以下に説明する図24の構成である。
【0234】図24(a)に第1セクタと第3セクタの
学習データ領域の構成を示し、図24(b)に第2セク
タと第4セクタの学習データ領域の構成を示す。図24
において、点線は各トラックの中心を表す仮想線であ
る。この仮想線の距離がトラックピッチTpである。図
24(a)において、第1のトラック2401にはラン
ダム信号が記録されており、第2のトラック2402に
は、1対のマークとスペースからなる周期22Twのパ
ターン2404が繰り返し記録されており、第3のトラ
ック2403には、1対のマークとスペースからなる周
期6Twのパターン2405が繰り返し記録されてい
る。図24(b)において、第1のトラック2406に
はランダム信号が記録されており、第2のトラック24
07には、1対のマークとスペースからなる周期6Tw
のパターン2409が繰り返し記録されており、第3の
トラック2408には、1対のマークとスペースからな
る周期22Twのパターン2410が繰り返し記録され
ている。マークは凹凸のピットでも、結晶あるいはアモ
ルファスの状態変化によるものでも、磁化の向きの変化
によるものでも良い。
【0235】図17に、図24の学習領域構成を持つ光
ディスク媒体を用いる本実施例の光ディスク装置の構成
を示す。(実施例12)で説明しているので説明は省略
する。
【0236】ただし、光ディスク1700は図24の学
習領域をもつ光ディスク媒体であり、帯域フィルタ17
04の通過周波数はf1=1/22Twである。
【0237】本実施例の光ディスク媒体が本実施例の光
ディスク装置に装着されるとはじめに、ラジアルチルト
学習手段1710が、ラジアルチルト最適位置の学習を
行う。この学習ルーチンは(実施例12)と同じで図1
8のフローチャートに従うので説明は省略する。
【0238】次に、データ領域を記録または再生すると
きは、ラジアルチルト制御手段1712が、(実施例1
2)と同様に、光ヘッドを最適ラジアルチルト位置に制
御する。
【0239】以上のように本実施例によれば、学習領域
を少なくとも内周部と外周部に持ち、前記学習領域は、
第1のトラックと、前記第1のトラックに隣接する第2
のトラックと、前記第1のトラックに対し前記第2のト
ラックと反対側に隣接する第3のトラックの、少なくと
も3本のトラックから成り、各トラックは、複数のセク
タから成り、前記セクタはアドレス領域と既定のデータ
が記録された学習データ領域から成り、前記第1のトラ
ックの各セクタの学習データ領域にはランダム信号が記
録してあり、前記第2のトラックには、1対のマークと
スペースからなる周期t1=22Twのパターンを繰り
返し記録した学習データ領域を有する第1のセクタと、
1対または複数対のマークとスペースからなる周期t2
=6Twのパターンを繰り返し記録した学習データ領域
を有する第2のセクタが交互に配置されており、前記第
1のトラックを介して前記第2のトラックの第1のセク
タと隣接する前記第3のトラックのセクタの学習データ
領域には、1対または複数対のマークとスペースからな
る周期t3=6Twのパターンを繰り返し記録してあ
り、前記第1のトラックを介して前記第2のトラックの
第2のセクタと隣接する前記第3のトラックのセクタの
学習データ領域には、1対のマークとスペースから成る
周期t1=22Twのパターンが繰り返し記録されてお
り、t2≠t1かつt2≠n・t1(nは正整数)かつ
t3≠t1かつt3≠m・t1(mは正整数)であるこ
とを特徴とする光ディスク媒体を用い、光ヘッドと、前
記光ヘッドのラジアルチルト位置の可変手段と、周波数
f1=1/22Twを通過させる帯域フィルタと、前記
帯域フィルタ出力を検波する検波回路と、アドレス読取
手段と、前記アドレス読取手段の出力に従って、前記検
波回路出力を第1のサンプルホールド回路と第2のサン
プルホールド回路に振り分けるスイッチ手段と、前記第
1、第2のサンプルホールド回路出力を比較する比較器
と、前記比較器の出力をとりこんでラジアルチルトベス
ト位置を学習するラジアルチルト学習手段と、前記学習
の結果と現在アドレスからラジアルチルトベスト位置を
推定してラジアルチルト位置を制御するラジアルチルト
制御手段を備えた光ディスク装置を用いることにより、
内外周の学習領域の第1トラックを再生して、内外周で
のラジアルチルト最適位置を求めることができ、任意の
ヘッド位置でのラジアルチルト最適位置を推定すること
ができ、チルトセンサを用いずに、ラジアルチルト位置
を最適にできる。
【0240】なお、本実施例のように、第1トラックに
信号が記録されていることにより、位相差法のように、
トラッキングするのにピットが必要なトラッキングサー
ボ方式でも、第1トラックにトラッキングして再生でき
るという効果が得られる。
【0241】また、本実施例のように、第2、第3トラ
ックに信号が記録されることにより、3ビーム法でも、
第1トラックにトラッキングして再生できるという効果
が得られる。
【0242】また、本実施例では,EFM変調を意識し
て、その最大反転間隔11Twのマークとスペースの繰
り返しで説明したが、他の変調方式ではそれに相当する
パターンでよいことはもちろんである。たとえば、
(1、7)変調では、最大反転間隔8Twの繰り返しで
よいことはもちろんである。
【0243】また、本実施例では、セクタ数が4の場合
を説明したが、セクタ数が増えても、学習領域におい
て、奇数番目セクタは図24(a)、偶数番目セクタは
図24(b)というように、交互にならんでいれば適応
できる。
【0244】なお、本実施例の学習はディスク装着時に
行うが、使用中に何らかの異常があって再起動を行うと
きはもちろん、振動の多い場所での使用時には使用中に
何度でも学習を行って良い。
【0245】(実施例19)第19の実施例における光
ディスク媒体の構成は図15である。ただし学習領域の
構成は以下に説明する図25の構成である。
【0246】図25(a)に第1セクタと第3セクタの
学習データ領域の構成を示し、図25(b)に第2セク
タと第4セクタの学習データ領域の構成を示す。図25
において、点線は各トラックの中心を表す仮想線であ
る。この仮想線の距離がトラックピッチTpである。図
25(a)において、第1のトラック2501にはラン
ダム信号が記録されており、第2のトラック2502に
は、1対のマークとスペースからなる周期24Twのパ
ターン2504が繰り返し記録されており、第3のトラ
ック2503には、1対のマークとスペースからなる周
期6Twのパターン2505が繰り返し記録されてい
る。図25(b)において、第1のトラック2506に
はランダム信号が記録されており、第2のトラック25
07には、1対のマークとスペースからなる周期6Tw
のパターン2509が繰り返し記録されており、第3の
トラック2508には、1対のマークとスペースからな
る周期24Twのパターン2510が繰り返し記録され
ている。マークは凹凸のピットでも、結晶あるいはアモ
ルファスの状態変化によるものでも、磁化の向きの変化
によるものでも良い。
【0247】図17に、図25の学習領域構成を持つ光
ディスク媒体を用いる本実施例の光ディスク装置の構成
を示す。(実施例12)で説明しているので説明は省略
する。
【0248】ただし、光ディスク1700は図25の学
習領域をもつ光ディスク媒体であり、帯域フィルタ17
04の通過周波数はf1=1/24Twである。
【0249】本実施例の光ディスク媒体が本実施例の光
ディスク装置に装着されるとはじめに、ラジアルチルト
学習手段1710が、ラジアルチルト最適位置の学習を
行う。この学習ルーチンは(実施例12)と同じで図1
8のフローチャートに従うので説明は省略する。
【0250】次に、データ領域を記録または再生すると
きは、ラジアルチルト制御手段1712が、(実施例1
2)と同様に、光ヘッドを最適ラジアルチルト位置に制
御する。
【0251】以上のように本実施例によれば、学習領域
を少なくとも内周部と外周部に持ち、前記学習領域は、
第1のトラックと、前記第1のトラックに隣接する第2
のトラックと、前記第1のトラックに対し前記第2のト
ラックと反対側に隣接する第3のトラックの、少なくと
も3本のトラックから成り、各トラックは、複数のセク
タから成り、前記セクタはアドレス領域と既定のデータ
が記録された学習データ領域から成り、前記第1のトラ
ックの各セクタの学習データ領域にはランダム信号が記
録してあり、前記第2のトラックには、1対のマークと
スペースからなる周期t1=24Twのパターンを繰り
返し記録した学習データ領域を有する第1のセクタと、
1対または複数対のマークとスペースからなる周期t2
=6Twのパターンを繰り返し記録した学習データ領域
を有する第2のセクタが交互に配置されており、前記第
1のトラックを介して前記第2のトラックの第1のセク
タと隣接する前記第3のトラックのセクタの学習データ
領域には、1対または複数対のマークとスペースからな
る周期t3=6Twのパターンを繰り返し記録してあ
り、前記第1のトラックを介して前記第2のトラックの
第2のセクタと隣接する前記第3のトラックのセクタの
学習データ領域には、1対のマークとスペースから成る
周期t1=24Twのパターンが繰り返し記録されてお
り、t2≠t1かつt2≠n・t1(nは正整数)かつ
t3≠t1かつt3≠m・t1(mは正整数)であるこ
とを特徴とする光ディスク媒体を用い、光ヘッドと、前
記光ヘッドのラジアルチルト位置の可変手段と、周波数
f1=1/24Twを通過させる帯域フィルタと、前記
帯域フィルタ出力を検波する検波回路と、アドレス読取
手段と、前記アドレス読取手段の出力に従って、前記検
波回路出力を第1のサンプルホールド回路と第2のサン
プルホールド回路に振り分けるスイッチ手段と、前記第
1、第2のサンプルホールド回路出力を比較する比較器
と、前記比較器の出力をとりこんでラジアルチルトベス
ト位置を学習するラジアルチルト学習手段と、前記学習
の結果と現在アドレスからラジアルチルトベスト位置を
推定してラジアルチルト位置を制御するラジアルチルト
制御手段を備えた光ディスク装置を用いることにより、
内外周の学習領域の第1トラックを再生して、内外周で
のラジアルチルト最適位置を求めることができ、任意の
ヘッド位置でのラジアルチルト最適位置を推定すること
ができ、チルトセンサを用いずに、ラジアルチルト位置
を最適にできる。
【0252】なお、本実施例のように、第1トラックに
信号が記録されていることにより、位相差法のように、
トラッキングするのにピットが必要なトラッキングサー
ボ方式でも、第1トラックにトラッキングして再生でき
るという効果が得られる。
【0253】また、本実施例のように、第2、第3トラ
ックに信号が記録されることにより、3ビーム法でも、
第1トラックにトラッキングして再生できるという効果
が得られる。
【0254】なお、本実施例のように、変調則にないマ
ークとスペースの繰り返し(EFM変調では、12Tw
のマークとスペースの繰り返しは存在しない)を学習ト
ラックに用いることで、学習トラックを区別しやすいと
いう効果もある。他の変調方式の場合も、相当するパタ
ーンであればよいことはもちろんである。たとえば
(1、7)変調では、変調則にない9Twの繰り返しで
もよいことはもちろんである。
【0255】また、本実施例では、セクタ数が4の場合
を説明したが、セクタ数が増えても、学習領域におい
て、奇数番目セクタは図25(a)、偶数番目セクタは
図25(b)というように、交互にならんでいれば適応
できる。
【0256】なお、本実施例の学習はディスク装着時に
行うが、使用中に何らかの異常があって再起動を行うと
きはもちろん、振動の多い場所での使用時には使用中に
何度でも学習を行って良い。
【0257】(実施例20)第20の実施例における光
ディスク媒体の構成は図15である。ただし学習領域の
構成は以下に説明する図26の構成である。
【0258】図26(a)に第1セクタと第3セクタの
学習データ領域の構成を示し、図26(b)に第2セク
タと第4セクタの学習データ領域の構成を示す。図26
において、点線は各トラックの中心を表す仮想線であ
る。この仮想線の距離がトラックピッチTpである。図
26(a)において、第1のトラック2601には、1
対のマークとスペースからなる周期6Twのパターン2
604が繰り返し記録されており、第2のトラック26
02には、1対のマークとスペースからなる周期22T
wのパターン2605が繰り返し記録されており、第3
のトラック2603は未記録状態である。図26(b)
において、第1のトラック2606には、1対のマーク
とスペースからなる周期6Twのパターン2609が繰
り返し記録されており、第2のトラック2607は未記
録状態であり、第3のトラック2608には、1対のマ
ークとスペースからなる周期22Twのパターン261
0が繰り返し記録されている。マークは凹凸のピットで
も、結晶あるいはアモルファスの状態変化によるもので
も、磁化の向きの変化によるものでも良い。
【0259】図17に、図26の学習領域構成を持つ光
ディスク媒体を用いる本実施例の光ディスク装置の構成
を示す。(実施例12)で説明しているので説明は省略
する。
【0260】ただし、光ディスク1700は図26の学
習領域をもつ光ディスク媒体であり、帯域フィルタ17
04の通過周波数はf1=1/22Twである。
【0261】本実施例の光ディスク媒体が本実施例の光
ディスク装置に装着されるとはじめに、ラジアルチルト
学習手段1710が、ラジアルチルト最適位置の学習を
行う。この学習ルーチンは(実施例12)と同じで図1
8のフローチャートに従うので説明は省略する。
【0262】次に、データ領域を記録または再生すると
きは、ラジアルチルト制御手段1712が、(実施例1
2)と同様に、光ヘッドを最適ラジアルチルト位置に制
御する。
【0263】以上のように本実施例によれば、学習領域
を少なくとも内周部と外周部に持ち、前記学習領域は、
第1のトラックと、前記第1のトラックに隣接する第2
のトラックと、前記第1のトラックに対し前記第2のト
ラックと反対側に隣接する第3のトラックの、少なくと
も3本のトラックから成り、各トラックは、複数のセク
タから成り、前記セクタはアドレス領域と既定のデータ
が記録された学習データ領域から成り、前記第1のトラ
ックの各セクタの学習データ領域には1対のマークとス
ペースからなる周期t0=6Twのパターンを繰り返し
記録してあり、前記第2のトラックには、1対のマーク
とスペースからなる周期t1=22Twのパターンを繰
り返し記録した学習データ領域を有する第1のセクタと
未記録状態の学習データ領域を有する第2のセクタが交
互に配置されており、前記第1のトラックを介して前記
第2のトラックの第1のセクタと隣接する前記第3のト
ラックのセクタの学習データ領域は、未記録状態であ
り、前記第1のトラックを介して前記第2のトラックの
第2のセクタと隣接する前記第3のトラックのセクタの
学習データ領域には、1対のマークとスペースから成る
周期t1=22Twのパターンが繰り返し記録されてお
り、t0≠t1かつt0≠n・t1(nは正整数)であ
ることを特徴とする光ディスク媒体を用い、光ヘッド
と、前記光ヘッドの位置を検出する位置センサと、前記
光ヘッドのラジアルチルト位置の可変手段と、周波数f
1=1/22Twを通過させる帯域フィルタと、前記帯
域フィルタ出力を検波する検波回路と、アドレス読取手
段と、前記アドレス読取手段の出力に従って、前記検波
回路出力を第1のサンプルホールド回路と第2のサンプ
ルホールド回路に振り分けるスイッチ手段と、前記第
1、第2のサンプルホールド回路出力を比較する比較器
と、前記比較器の出力をとりこんでラジアルチルトベス
ト位置を学習するラジアルチルト学習手段と、前記学習
の結果と現在アドレスからラジアルチルトベスト位置を
推定してラジアルチルト位置を制御するラジアルチルト
制御手段を備えた光ディスク装置を用いることにより、
内外周の学習領域の第1トラックを再生して、内外周で
のラジアルチルト最適位置を求めることができ、任意の
ヘッド位置でのラジアルチルト最適位置を推定すること
ができ、チルトセンサを用いずに、ラジアルチルト位置
を最適にできる。
【0264】なお、本実施例のように、第1トラックに
信号が記録されていることにより、位相差法のように、
トラッキングするのにピットが必要なトラッキングサー
ボ方式でも、第1トラックにトラッキングして再生でき
るという効果が得られる。
【0265】また、本実施例のように、第1トラックの
信号周期t0が、第2、第3トラックの信号周期t1に
対して、t0≠t1かつt0≠n・t1(nは正整数)
の関係であることにより、第2、第3トラックからのク
ロストーク成分を第1トラックの信号の妨害なくクリア
に検出できるという効果もある。
【0266】なお、本実施例では、EFM変調を意識し
て、その最大反転間隔11Twのマークとスペースの繰
り返しで説明したが、他の変調方式ではそれに相当する
パターンでよいことはもちろんである。たとえば(1、
7)変調では、最大反転間隔8Twの繰り返しでよいこ
とはもちろんである。
【0267】また、本実施例では、セクタ数が4の場合
を説明したが、セクタ数が増えても、学習領域におい
て、奇数番目セクタは図26(a)、偶数番目セクタは
図26(b)というように、交互にならんでいれば適応
できる。
【0268】なお、本実施例の学習はディスク装着時に
行うが、使用中に何らかの異常があって再起動を行うと
きはもちろん、振動の多い場所での使用時には使用中に
何度でも学習を行って良い。
【0269】(実施例21)第21の実施例における光
ディスク媒体の構成は図15である。ただし学習領域の
構成は以下に説明する図27の構成である。
【0270】図27(a)に第1セクタと第3セクタの
学習データ領域の構成を示し、図27(b)に第2セク
タと第4セクタの学習データ領域の構成を示す。図27
において、点線は各トラックの中心を表す仮想線であ
る。この仮想線の距離がトラックピッチTpである。図
27(a)において、第1のトラック2701には、1
対のマークとスペースからなる周期6Twのパターン2
704が繰り返し記録されており、第2のトラック27
02には、1対のマークとスペースからなる周期24T
wのパターン2705が繰り返し記録されており、第3
のトラック2703は未記録状態である。図27(b)
において、第1のトラック2706には、1対のマーク
とスペースからなる周期6Twのパターン2709が繰
り返し記録されており、第2のトラック2707は未記
録状態であり、第3のトラック2708には、1対のマ
ークとスペースからなる周期24Twのパターン271
0が繰り返し記録されている。マークは凹凸のピットで
も、結晶あるいはアモルファスの状態変化によるもので
も、磁化の向きの変化によるものでも良い。
【0271】図17に、図27の学習領域構成を持つ光
ディスク媒体を用いる本実施例の光ディスク装置の構成
を示す。(実施例12)で説明しているので説明は省略
する。
【0272】ただし、光ディスク1700は図27の学
習領域をもつ光ディスク媒体であり、帯域フィルタ17
04の通過周波数はf1=1/24Twである。
【0273】本実施例の光ディスク媒体が本実施例の光
ディスク装置に装着されるとはじめに、ラジアルチルト
学習手段1710が、ラジアルチルト最適位置の学習を
行う。この学習ルーチンは(実施例12)と同じで図1
8のフローチャートに従うので説明は省略する。
【0274】次に、データ領域を記録または再生すると
きは、ラジアルチルト制御手段1712が、(実施例1
2)と同様に、光ヘッドを最適ラジアルチルト位置に制
御する。
【0275】以上のように本実施例によれば、学習領域
を少なくとも内周部と外周部に持ち、前記学習領域は、
第1のトラックと、前記第1のトラックに隣接する第2
のトラックと、前記第1のトラックに対し前記第2のト
ラックと反対側に隣接する第3のトラックの、少なくと
も3本のトラックから成り、各トラックは、複数のセク
タから成り、前記セクタはアドレス領域と既定のデータ
が記録された学習データ領域から成り、前記第1のトラ
ックの各セクタの学習データ領域には1対のマークとス
ペースからなる周期t0=6Twのパターンを繰り返し
記録してあり、前記第2のトラックには、1対のマーク
とスペースからなる周期t1=24Twのパターンを繰
り返し記録した学習データ領域を有する第1のセクタと
未記録状態の学習データ領域を有する第2のセクタが交
互に配置されており、前記第1のトラックを介して前記
第2のトラックの第1のセクタと隣接する前記第3のト
ラックのセクタの学習データ領域は、未記録状態であ
り、前記第1のトラックを介して前記第2のトラックの
第2のセクタと隣接する前記第3のトラックのセクタの
学習データ領域には、1対のマークとスペースから成る
周期t1=24Twのパターンが繰り返し記録されてお
り、t0≠t1かつt0≠n・t1(nは正整数)であ
ることを特徴とする光ディスク媒体を用い、光ヘッド
と、前記光ヘッドのラジアルチルト位置の可変手段と、
周波数f1=1/24Twを通過させる帯域フィルタ
と、前記帯域フィルタ出力を検波する検波回路と、アド
レス読取手段と、前記アドレス読取手段の出力に従っ
て、前記検波回路出力を第1のサンプルホールド回路と
第2のサンプルホールド回路に振り分けるスイッチ手段
と、前記第1、第2のサンプルホールド回路出力を比較
する比較器と、前記比較器の出力をとりこんでラジアル
チルトベスト位置を学習するラジアルチルト学習手段
と、前記学習の結果と現在アドレスからラジアルチルト
ベスト位置を推定してラジアルチルト位置を制御するラ
ジアルチルト制御手段を備えた光ディスク装置を用いる
ことにより、内外周の学習領域の第1トラックを再生し
て、内外周でのラジアルチルト最適位置を求めることが
でき、任意のヘッド位置でのラジアルチルト最適位置を
推定することができ、チルトセンサを用いずに、ラジア
ルチルト位置を最適にできる。
【0276】なお、本実施例のように、第1トラックに
信号が記録されていることにより、位相差法のように、
トラッキングするのにピットが必要なトラッキングサー
ボ方式でも、第1トラックにトラッキングして再生でき
るという効果が得られる。
【0277】また、本実施例のように、第1トラックの
信号周期t0が、第2、第3トラックの信号周期t1に
対して、t0≠t1かつt0≠n・t1(nは正整数)
の関係であることにより、第2、第3トラックからのク
ロストーク成分を第1トラックの信号の妨害なくクリア
に検出できるという効果もある。
【0278】なお、本実施例のように、変調則にないマ
ークとスペースの繰り返し(EFM変調では、12Tw
のマークとスペースの繰り返しは存在しない)を学習ト
ラックに用いることで、学習トラックを区別しやすいと
いう効果もある。他の変調方式の場合も、相当するパタ
ーンであればよいことはもちろんである。たとえば
(1、7)変調では、変調則にない9Twの繰り返しで
もよいことはもちろんである。
【0279】また、本実施例では、セクタ数が4の場合
を説明したが、セクタ数が増えても、学習領域におい
て、奇数番目セクタは図27(a)、偶数番目セクタは
図27(b)というように、交互にならんでいれば適応
できる。
【0280】なお、本実施例の学習はディスク装着時に
行うが、使用中に何らかの異常があって再起動を行うと
きはもちろん、振動の多い場所での使用時には使用中に
何度でも学習を行って良い。
【0281】(実施例22)第22の実施例における光
ディスク媒体の構成は図15である。ただし学習領域の
構成は以下に説明する図28の構成である。
【0282】図28(a)に第1セクタと第3セクタの
学習データ領域の構成を示し、図28(b)に第2セク
タと第4セクタの学習データ領域の構成を示す。図28
において、点線は各トラックの中心を表す仮想線であ
る。この仮想線の距離がトラックピッチTpである。図
28(a)において、第1のトラック2801には、複
数対のマークとスペースからなる周期50Twのパター
ン2804、具体的には、11Twマーク−3Twスペ
ース−11Twマーク−11Twスペース−3Twマー
ク−11Twスペースのパターンが繰り返し記録されて
おり、第2のトラック2802には、1対のマークとス
ペースからなる周期22Twのパターン2805が繰り
返し記録されており、第3のトラック2803は未記録
状態である。図28(b)において、第1のトラック2
806には、複数対のマークとスペースからなる周期5
0Twのパターン2809、具体的には、11Twマー
ク−3Twスペース−11Twマーク−11Twスペー
ス−3Twマーク−11Twスペースのパターンが繰り
返し記録されており、第2のトラック2807は未記録
状態であり、第3のトラック2808には、1対のマー
クとスペースからなる周期22Twのパターン2810
が繰り返し記録されている。マークは凹凸のピットで
も、結晶あるいはアモルファスの状態変化によるもので
も、磁化の向きの変化によるものでも良い。
【0283】図17に、図28の学習領域構成を持つ光
ディスク媒体を用いる本実施例の光ディスク装置の構成
を示す。(実施例12)で説明しているので説明は省略
する。
【0284】ただし、光ディスク1700は図28の学
習領域をもつ光ディスク媒体であり、帯域フィルタ17
04の通過周波数はf1=1/22Twである。
【0285】本実施例の光ディスク媒体が本実施例の光
ディスク装置に装着されるとはじめに、ラジアルチルト
学習手段1710が、ラジアルチルト最適位置の学習を
行う。この学習ルーチンは(実施例12)と同じで図1
8のフローチャートに従うので説明は省略する。
【0286】次に、データ領域を記録または再生すると
きは、ラジアルチルト制御手段1712が、(実施例1
2)と同様に、光ヘッドを最適ラジアルチルト位置に制
御する。
【0287】以上のように本実施例によれば、学習領域
を少なくとも内周部と外周部に持ち、前記学習領域は、
第1のトラックと、前記第1のトラックに隣接する第2
のトラックと、前記第1のトラックに対し前記第2のト
ラックと反対側に隣接する第3のトラックの、少なくと
も3本のトラックから成り、各トラックは、複数のセク
タから成り、前記セクタはアドレス領域と既定のデータ
が記録された学習データ領域から成り、前記第1のトラ
ックの各セクタの学習データ領域には複数対のマークと
スペースからなる周期t0=50Twのパターン、具体
的には11Twマーク−3Twスペース−11Twマー
ク−11Twスペース−3Twマーク−11Twスペー
スのパターンを繰り返し記録してあり、前記第2のトラ
ックには、1対のマークとスペースからなる周期t1=
22Twのパターンを繰り返し記録した学習データ領域
を有する第1のセクタと未記録状態の学習データ領域を
有する第2のセクタが交互に配置されており、前記第1
のトラックを介して前記第2のトラックの第1のセクタ
と隣接する前記第3のトラックのセクタの学習データ領
域は、未記録状態であり、前記第1のトラックを介して
前記第2のトラックの第2のセクタと隣接する前記第3
のトラックのセクタの学習データ領域には、1対のマー
クとスペースから成る周期t1=22Twのパターンが
繰り返し記録されており、t0≠t1かつt0≠n・t
1(nは正整数)であることを特徴とする光ディスク媒
体を用い、光ヘッドと、前記光ヘッドのラジアルチルト
位置の可変手段と、周波数f1=1/22Twを通過さ
せる帯域フィルタと、前記帯域フィルタ出力を検波する
検波回路と、アドレス読取手段と、前記アドレス読取手
段の出力に従って、前記検波回路出力を第1のサンプル
ホールド回路と第2のサンプルホールド回路に振り分け
るスイッチ手段と、前記第1、第2のサンプルホールド
回路出力を比較する比較器と、前記比較器の出力をとり
こんでラジアルチルトベスト位置を学習するラジアルチ
ルト学習手段と、前記学習の結果と現在アドレスからラ
ジアルチルトベスト位置を推定してラジアルチルト位置
を制御するラジアルチルト制御手段を備えた光ディスク
装置を用いることにより、内外周の学習領域の第1トラ
ックを再生して、内外周でのラジアルチルト最適位置を
求めることができ、任意のヘッド位置でのラジアルチル
ト最適位置を推定することができ、チルトセンサを用い
ずに、ラジアルチルト位置を最適にできる。
【0288】なお、本実施例のように、第1トラックに
信号が記録されていることにより、位相差法のように、
トラッキングするのにピットが必要なトラッキングサー
ボ方式でも、第1トラックにトラッキングして再生でき
るという効果が得られる。
【0289】また、本実施例のように、第1トラックの
信号周期t0が、第2、第3トラックの信号周期t1に
対して、t0≠t1かつt0≠n・t1(nは正整数)
の関係であることにより、第2、第3トラックからのク
ロストーク成分を第1トラックの信号の妨害なくクリア
に検出できるという効果もある。
【0290】なお、本実施例では、EFM変調を意識し
て、その最大反転間隔11Twのマークとスペースの繰
り返しで説明したが、他の変調方式ではそれに相当する
パターンでよいことはもちろんである。たとえば(1、
7)変調では、最大反転間隔8Twの繰り返しでよいこ
とはもちろんである。
【0291】また、本実施例では、セクタ数が4の場合
を説明したが、セクタ数が増えても、学習領域におい
て、奇数番目セクタは図28(a)、偶数番目セクタは
図28(b)というように、交互にならんでいれば適応
できる。
【0292】なお、本実施例の学習はディスク装着時に
行うが、使用中に何らかの異常があって再起動を行うと
きはもちろん、振動の多い場所での使用時には使用中に
何度でも学習を行って良い。
【0293】(実施例23)第23の実施例における光
ディスク媒体の構成は図15である。ただし学習領域の
構成は以下に説明する図29の構成である。
【0294】図29(a)に第1セクタと第3セクタの
学習データ領域の構成を示し、図29(b)に第2セク
タと第4セクタの学習データ領域の構成を示す。図29
において、点線は各トラックの中心を表す仮想線であ
る。この仮想線の距離がトラックピッチTpである。図
29(a)において、第1のトラック2901には、複
数対のマークとスペースからなる周期50Twのパター
ン2904、具体的には、11Twマーク−3Twスペ
ース−11Twマーク−11Twスペース−3Twマー
ク−11Twスペースのパターンが繰り返し記録されて
おり、第2のトラック2902には、1対のマークとス
ペースからなる周期24Twのパターン2905が繰り
返し記録されており、第3のトラック2903は未記録
状態である。図29(b)において、第1のトラック2
906には、複数対のマークとスペースからなる周期5
0Twのパターン2909、具体的には、11Twマー
ク−3Twスペース−11Twマーク−11Twスペー
ス−3Twマーク−11Twスペースのパターンが繰り
返し記録されており、第2のトラック2907は未記録
状態であり、第3のトラック2908には、1対のマー
クとスペースからなる周期24Twのパターン2910
が繰り返し記録されている。マークは凹凸のピットで
も、結晶あるいはアモルファスの状態変化によるもので
も、磁化の向きの変化によるものでも良い。
【0295】図17に、図29の学習領域構成を持つ光
ディスク媒体を用いる本実施例の光ディスク装置の構成
を示す。(実施例12)で説明しているので説明は省略
する。
【0296】ただし、光ディスク1700は図29の学
習領域をもつ光ディスク媒体であり、帯域フィルタ17
04の通過周波数はf1=1/24Twである。
【0297】本実施例の光ディスク媒体が本実施例の光
ディスク装置に装着されるとはじめに、ラジアルチルト
学習手段1710が、ラジアルチルト最適位置の学習を
行う。この学習ルーチンは(実施例12)と同じで図1
8のフローチャートに従うので説明は省略する。
【0298】次に、データ領域を記録または再生すると
きは、ラジアルチルト制御手段1712が、(実施例1
2)と同様に、光ヘッドを最適ラジアルチルト位置に制
御する。
【0299】以上のように本実施例によれば、学習領域
を少なくとも内周部と外周部に持ち、前記学習領域は、
第1のトラックと、前記第1のトラックに隣接する第2
のトラックと、前記第1のトラックに対し前記第2のト
ラックと反対側に隣接する第3のトラックの、少なくと
も3本のトラックから成り、各トラックは、複数のセク
タから成り、前記セクタはアドレス領域と既定のデータ
が記録された学習データ領域から成り、前記第1のトラ
ックの各セクタの学習データ領域には複数対のマークと
スペースからなる周期t0=50Twのパターン、具体
的には11Twマーク−3Twスペース−11Twマー
ク−11Twスペース−3Twマーク−11Twスペー
スのパターンを繰り返し記録してあり、前記第2のトラ
ックには、1対のマークとスペースからなる周期t1=
24Twのパターンを繰り返し記録した学習データ領域
を有する第1のセクタと未記録状態の学習データ領域を
有する第2のセクタが交互に配置されており、前記第1
のトラックを介して前記第2のトラックの第1のセクタ
と隣接する前記第3のトラックのセクタの学習データ領
域は、未記録状態であり、前記第1のトラックを介して
前記第2のトラックの第2のセクタと隣接する前記第3
のトラックのセクタの学習データ領域には、1対のマー
クとスペースから成る周期t1=24Twのパターンが
繰り返し記録されており、t0≠t1かつt0≠n・t
1(nは正整数)であることを特徴とする光ディスク媒
体を用い、光ヘッドと、前記光ヘッドのラジアルチルト
位置の可変手段と、周波数f1=1/24Twを通過さ
せる帯域フィルタと、前記帯域フィルタ出力を検波する
検波回路と、アドレス読取手段と、前記アドレス読取手
段の出力に従って、前記検波回路出力を第1のサンプル
ホールド回路と第2のサンプルホールド回路に振り分け
るスイッチ手段と、前記第1、第2のサンプルホールド
回路出力を比較する比較器と、前記比較器の出力をとり
こんでラジアルチルトベスト位置を学習するラジアルチ
ルト学習手段と、前記学習の結果と現在アドレスからラ
ジアルチルトベスト位置を推定してラジアルチルト位置
を制御するラジアルチルト制御手段を備えた光ディスク
装置を用いることにより、内外周の学習領域の第1トラ
ックを再生して、内外周でのラジアルチルト最適位置を
求めることができ、任意のヘッド位置でのラジアルチル
ト最適位置を推定することができ、チルトセンサを用い
ずに、ラジアルチルト位置を最適にできる。
【0300】なお、本実施例のように、第1トラックに
信号が記録されていることにより、位相差法のように、
トラッキングするのにピットが必要なトラッキングサー
ボ方式でも、第1トラックにトラッキングして再生でき
るという効果が得られる。
【0301】また、本実施例のように、第1トラックの
信号周期t0が、第2、第3トラックの信号周期t1に
対して、t0≠t1かつt0≠n・t1(nは正整数)
の関係であることにより、第2、第3トラックからのク
ロストーク成分を第1トラックの信号の妨害なくクリア
に検出できるという効果もある。
【0302】なお、本実施例のように、変調則にないマ
ークとスペースの繰り返し(EFM変調では、12Tw
のマークとスペースの繰り返しは存在しない)を学習ト
ラックに用いることで、学習トラックを区別しやすいと
いう効果もある。他の変調方式の場合も、相当するパタ
ーンであればよいことはもちろんである。たとえば
(1、7)変調では、変調則にない9Twの繰り返しで
もよいことはもちろんである。
【0303】また、本実施例では、セクタ数が4の場合
を説明したが、セクタ数が増えても、学習領域におい
て、奇数番目セクタは図29(a)、偶数番目セクタは
図29(b)というように、交互にならんでいれば適応
できる。
【0304】なお、本実施例の学習はディスク装着時に
行うが、使用中に何らかの異常があって再起動を行うと
きはもちろん、振動の多い場所での使用時には使用中に
何度でも学習を行って良い。
【0305】(実施例24)第24の実施例における光
ディスク媒体の構成は図15である。ただし学習領域の
構成は以下に説明する図30の構成である。
【0306】図30(a)に第1セクタと第3セクタの
学習データ領域の構成を示し、図30(b)に第2セク
タと第4セクタの学習データ領域の構成を示す。図30
において、点線は各トラックの中心を表す仮想線であ
る。この仮想線の距離がトラックピッチTpである。図
30(a)において、第1のトラック3001には、複
数対のマークとスペースからなる周期68Twのパター
ン3004、具体的には、11Twマーク−3Twスペ
ース−11Twマーク−11Twスペース−3Twマー
ク−11Twスペース−9Twマーク−9Twスペース
のパターンが繰り返し記録されており、第2のトラック
3002には、1対のマークとスペースからなる周期2
2Twのパターン3005が繰り返し記録されており、
第3のトラック3003は未記録状態である。図30
(b)において、第1のトラック3006には、複数対
のマークとスペースからなる周期68Twのパターン3
009、具体的には、11Twマーク−3Twスペース
−11Twマーク−11Twスペース−3Twマーク−
11Twスペース−9Twマーク−9Twスペースのパ
ターンが繰り返し記録されており、第2のトラック30
07は未記録状態であり、第3のトラック3008に
は、1対のマークとスペースからなる周期22Twのパ
ターン3010が繰り返し記録されている。マークは凹
凸のピットでも、結晶あるいはアモルファスの状態変化
によるものでも、磁化の向きの変化によるものでも良
い。
【0307】図17に、図30の学習領域構成を持つ光
ディスク媒体を用いる本実施例の光ディスク装置の構成
を示す。(実施例12)で説明しているので説明は省略
する。
【0308】ただし、光ディスク1700は図30の学
習領域をもつ光ディスク媒体であり、帯域フィルタ17
04の通過周波数はf1=1/22Twである。
【0309】本実施例の光ディスク媒体が本実施例の光
ディスク装置に装着されるとはじめに、ラジアルチルト
学習手段1710が、ラジアルチルト最適位置の学習を
行う。この学習ルーチンは(実施例12)と同じで図1
8のフローチャートに従うので説明は省略する。
【0310】次に、データ領域を記録または再生すると
きは、ラジアルチルト制御手段1712が、(実施例1
2)と同様に、光ヘッドを最適ラジアルチルト位置に制
御する。
【0311】以上のように本実施例によれば、学習領域
を少なくとも内周部と外周部に持ち、前記学習領域は、
第1のトラックと、前記第1のトラックに隣接する第2
のトラックと、前記第1のトラックに対し前記第2のト
ラックと反対側に隣接する第3のトラックの、少なくと
も3本のトラックから成り、各トラックは、複数のセク
タから成り、前記セクタはアドレス領域と既定のデータ
が記録された学習データ領域から成り、前記第1のトラ
ックの各セクタの学習データ領域には複数対のマークと
スペースからなる周期t0=68Twのパターン、具体
的には11Twマーク−3Twスペース−11Twマー
ク−11Twスペース−3Twマーク−11Twスペー
ス−9Twマーク−9Twスペースのパターンを繰り返
し記録してあり、前記第2のトラックには、1対のマー
クとスペースからなる周期t1=22Twのパターンを
繰り返し記録した学習データ領域を有する第1のセクタ
と未記録状態の学習データ領域を有する第2のセクタが
交互に配置されており、前記第1のトラックを介して前
記第2のトラックの第1のセクタと隣接する前記第3の
トラックのセクタの学習データ領域は、未記録状態であ
り、前記第1のトラックを介して前記第2のトラックの
第2のセクタと隣接する前記第3のトラックのセクタの
学習データ領域には、1対のマークとスペースから成る
周期t1=22Twのパターンが繰り返し記録されてお
り、t0≠t1かつt0≠n・t1(nは正整数)であ
ることを特徴とする光ディスク媒体を用い、光ヘッド
と、前記光ヘッドのラジアルチルト位置の可変手段と、
周波数f1=1/22Twを通過させる帯域フィルタ
と、前記帯域フィルタ出力を検波する検波回路と、アド
レス読取手段と、前記アドレス読取手段の出力に従っ
て、前記検波回路出力を第1のサンプルホールド回路と
第2のサンプルホールド回路に振り分けるスイッチ手段
と、前記第1、第2のサンプルホールド回路出力を比較
する比較器と、前記比較器の出力をとりこんでラジアル
チルトベスト位置を学習するラジアルチルト学習手段
と、前記学習の結果と現在アドレスからラジアルチルト
ベスト位置を推定してラジアルチルト位置を制御するラ
ジアルチルト制御手段を備えた光ディスク装置を用いる
ことにより、内外周の学習領域の第1トラックを再生し
て、内外周でのラジアルチルト最適位置を求めることが
でき、任意のヘッド位置でのラジアルチルト最適位置を
推定することができ、チルトセンサを用いずに、ラジア
ルチルト位置を最適にできる。
【0312】なお、本実施例のように、第1トラックに
信号が記録されていることにより、位相差法のように、
トラッキングするのにピットが必要なトラッキングサー
ボ方式でも、第1トラックにトラッキングして再生でき
るという効果が得られる。
【0313】また、本実施例のように、第1トラックの
信号周期t0が、第2、第3トラックの信号周期t1に
対して、t0≠t1かつt0≠n・t1(nは正整数)
の関係であることにより、第2、第3トラックからのク
ロストーク成分を第1トラックの信号の妨害なくクリア
に検出できるという効果もある。
【0314】また、本実施例のように、データ系列でバ
イト単位に相当する長さを第1トラックのパターン周期
にする(EFM変調で68Twはデータ系列の4バイト
に相当する)ことで学習領域のフォーマットを簡単にで
きるという効果もある。
【0315】なお、本実施例では、EFM変調を意識し
て、その最大反転間隔11Twのマークとスペースの繰
り返しで説明したが、他の変調方式ではそれに相当する
パターンでよいことはもちろんである。たとえば(1、
7)変調では、最大反転間隔8Twの繰り返しでよいこ
とはもちろんである。
【0316】また、本実施例では、セクタ数が4の場合
を説明したが、セクタ数が増えても、学習領域におい
て、奇数番目セクタは図30(a)、偶数番目セクタは
図30(b)というように、交互にならんでいれば適応
できる。
【0317】なお、本実施例の学習はディスク装着時に
行うが、使用中に何らかの異常があって再起動を行うと
きはもちろん、振動の多い場所での使用時には使用中に
何度でも学習を行って良い。
【0318】(実施例25)第25の実施例における光
ディスク媒体の構成は図15である。ただし学習領域の
構成は以下に説明する図31の構成である。
【0319】図31(a)に第1セクタと第3セクタの
学習データ領域の構成を示し、図31(b)に第2セク
タと第4セクタの学習データ領域の構成を示す。図31
において、点線は各トラックの中心を表す仮想線であ
る。この仮想線の距離がトラックピッチTpである。図
31(a)において、第1のトラック3101には、複
数対のマークとスペースからなる周期68Twのパター
ン3104、具体的には、11Twマーク−3Twスペ
ース−11Twマーク−11Twスペース−3Twマー
ク−11Twスペース−9Twマーク−9Twスペース
のパターンが繰り返し記録されており、第2のトラック
3102には、1対のマークとスペースからなる周期2
4Twのパターン3105が繰り返し記録されており、
第3のトラック3103は未記録状態である。図31
(b)において、第1のトラック3106には、複数対
のマークとスペースからなる周期68Twのパターン3
109、具体的には、11Twマーク−3Twスペース
−11Twマーク−11Twスペース−3Twマーク−
11Twスペース−9Twマーク−9Twスペースのパ
ターンが繰り返し記録されており、第2のトラック31
07は未記録状態であり、第3のトラック3108に
は、1対のマークとスペースからなる周期24Twのパ
ターン3110が繰り返し記録されている。マークは凹
凸のピットでも、結晶あるいはアモルファスの状態変化
によるものでも、磁化の向きの変化によるものでも良
い。
【0320】図17に、図31の学習領域構成を持つ光
ディスク媒体を用いる本実施例の光ディスク装置の構成
を示す。(実施例12)で説明しているので説明は省略
する。
【0321】ただし、光ディスク1700は図31の学
習領域をもつ光ディスク媒体であり、帯域フィルタ17
04の通過周波数はf1=1/24Twである。
【0322】本実施例の光ディスク媒体が本実施例の光
ディスク装置に装着されるとはじめに、ラジアルチルト
学習手段1710が、ラジアルチルト最適位置の学習を
行う。この学習ルーチンは(実施例12)と同じで図1
8のフローチャートに従うので説明は省略する。
【0323】次に、データ領域を記録または再生すると
きは、ラジアルチルト制御手段1712が、(実施例1
2)と同様に、光ヘッドを最適ラジアルチルト位置に制
御する。
【0324】以上のように本実施例によれば、学習領域
を少なくとも内周部と外周部に持ち、前記学習領域は、
第1のトラックと、前記第1のトラックに隣接する第2
のトラックと、前記第1のトラックに対し前記第2のト
ラックと反対側に隣接する第3のトラックの、少なくと
も3本のトラックから成り、各トラックは、複数のセク
タから成り、前記セクタはアドレス領域と既定のデータ
が記録された学習データ領域から成り、前記第1のトラ
ックの各セクタの学習データ領域には複数対のマークと
スペースからなる周期t0=68Twのパターン、具体
的には11Twマーク−3Twスペース−11Twマー
ク−11Twスペース−3Twマーク−11Twスペー
ス−9Twマーク−9Twスペースのパターンを繰り返
し記録してあり、前記第2のトラックには、1対のマー
クとスペースからなる周期t1=24Twのパターンを
繰り返し記録した学習データ領域を有する第1のセクタ
と未記録状態の学習データ領域を有する第2のセクタが
交互に配置されており、前記第1のトラックを介して前
記第2のトラックの第1のセクタと隣接する前記第3の
トラックのセクタの学習データ領域は、未記録状態であ
り、前記第1のトラックを介して前記第2のトラックの
第2のセクタと隣接する前記第3のトラックのセクタの
学習データ領域には、1対のマークとスペースから成る
周期t1=24Twのパターンが繰り返し記録されてお
り、t0≠t1かつt0≠n・t1(nは正整数)であ
ることを特徴とする光ディスク媒体を用い、光ヘッド
と、前記光ヘッドのラジアルチルト位置の可変手段と、
周波数f1=1/24Twを通過させる帯域フィルタ
と、前記帯域フィルタ出力を検波する検波回路と、アド
レス読取手段と、前記アドレス読取手段の出力に従っ
て、前記検波回路出力を第1のサンプルホールド回路と
第2のサンプルホールド回路に振り分けるスイッチ手段
と、前記第1、第2のサンプルホールド回路出力を比較
する比較器と、前記比較器の出力をとりこんでラジアル
チルトベスト位置を学習するラジアルチルト学習手段
と、前記学習の結果と現在アドレスからラジアルチルト
ベスト位置を推定してラジアルチルト位置を制御するラ
ジアルチルト制御手段を備えた光ディスク装置を用いる
ことにより、内外周の学習領域の第1トラックを再生し
て、内外周でのラジアルチルト最適位置を求めることが
でき、任意のヘッド位置でのラジアルチルト最適位置を
推定することができ、チルトセンサを用いずに、ラジア
ルチルト位置を最適にできる。
【0325】なお、本実施例のように、第1トラックに
信号が記録されていることにより、位相差法のように、
トラッキングするのにピットが必要なトラッキングサー
ボ方式でも、第1トラックにトラッキングして再生でき
るという効果が得られる。
【0326】また、本実施例のように、第1トラックの
信号周期t0が、第2、第3トラックの信号周期t1に
対して、t0≠t1かつt0≠n・t1(nは正整数)
の関係であることにより、第2、第3トラックからのク
ロストーク成分を第1トラックの信号の妨害なくクリア
に検出できるという効果もある。
【0327】また、本実施例のように、データ系列でバ
イト単位に相当する長さを第1トラックのパターン周期
にする(EFM変調で68Twはデータ系列の4バイト
に相当する)ことで学習領域のフォーマットを簡単にで
きるという効果もある。
【0328】なお、本実施例のように、変調則にないマ
ークとスペースの繰り返し(EFM変調では、12Tw
のマークとスペースの繰り返しは存在しない)を学習ト
ラックに用いることで、学習トラックを区別しやすいと
いう効果もある。他の変調方式の場合も、相当するパタ
ーンであればよいことはもちろんである。たとえば
(1、7)変調では、変調則にない9Twの繰り返しで
もよいことはもちろんである。
【0329】また、本実施例では、セクタ数が4の場合
を説明したが、セクタ数が増えても、学習領域におい
て、奇数番目セクタは図31(a)、偶数番目セクタは
図31(b)というように、交互にならんでいれば適応
できる。
【0330】なお、本実施例の学習はディスク装着時に
行うが、使用中に何らかの異常があって再起動を行うと
きはもちろん、振動の多い場所での使用時には使用中に
何度でも学習を行って良い。
【0331】(実施例26)第26の実施例における光
ディスク媒体の構成は図15である。ただし学習領域の
構成は以下に説明する図32の構成である。
【0332】図32(a)に第1セクタと第3セクタの
学習データ領域の構成を示し、図32(b)に第2セク
タと第4セクタの学習データ領域の構成を示す。図32
において、点線は各トラックの中心を表す仮想線であ
る。この仮想線の距離がトラックピッチTpである。図
32(a)において、第1のトラック3201には、1
対のマークとスペースからなる周期6Twのパターン3
204が繰り返し記録されており、第2のトラック32
02には、1対のマークとスペースからなる周期22T
wのパターン3205が繰り返し記録されており、第3
のトラック3203には、1対のマークとスペースから
なる周期20Twのパターン3206が繰り返し記録さ
れている。図32(b)において、第1のトラック32
07には、1対のマークとスペースからなる周期6Tw
のパターン3210が繰り返し記録されており、第2の
トラック3208には、1対のマークとスペースからな
る周期20Twのパターン3211が繰り返し記録され
ており、第3のトラック3209には、1対のマークと
スペースからなる周期22Twのパターン3212が繰
り返し記録されている。マークは凹凸のピットでも、結
晶あるいはアモルファスの状態変化によるものでも、磁
化の向きの変化によるものでも良い。
【0333】図17に、図32の学習領域構成を持つ光
ディスク媒体を用いる本実施例の光ディスク装置の構成
を示す。(実施例12)で説明しているので説明は省略
する。
【0334】ただし、光ディスク1700は図32の学
習領域をもつ光ディスク媒体であり、帯域フィルタ17
04の通過周波数はf1=1/22Twである。
【0335】本実施例の光ディスク媒体が本実施例の光
ディスク装置に装着されるとはじめに、ラジアルチルト
学習手段1710が、ラジアルチルト最適位置の学習を
行う。この学習ルーチンは(実施例12)と同じで図1
8のフローチャートに従うので説明は省略する。
【0336】次に、データ領域を記録または再生すると
きは、ラジアルチルト制御手段1712が、(実施例1
2)と同様に、光ヘッドを最適ラジアルチルト位置に制
御する。
【0337】以上のように本実施例によれば、学習領域
を少なくとも内周部と外周部に持ち、前記学習領域は、
第1のトラックと、前記第1のトラックに隣接する第2
のトラックと、前記第1のトラックに対し前記第2のト
ラックと反対側に隣接する第3のトラックの、少なくと
も3本のトラックから成り、各トラックは、複数のセク
タから成り、前記セクタはアドレス領域と既定のデータ
が記録された学習データ領域から成り、前記第1のトラ
ックの各セクタの学習データ領域には1対のマークとス
ペースからなる周期t0=6Twのパターンを繰り返し
記録してあり、前記第2のトラックには、1対のマーク
とスペースからなる周期t1=22Twのパターンを繰
り返し記録した学習データ領域を有する第1のセクタ
と、1対のマークとスペースからなる周期t2=20T
wのパターンを繰り返し記録した学習データ領域を有す
る第2のセクタが交互に配置されており、前記第1のト
ラックを介して前記第2のトラックの第1のセクタと隣
接する前記第3のトラックのセクタの学習データ領域に
は、1対のマークとスペースからなる周期t3=20T
wのパターンを繰り返し記録してあり、前記第1のトラ
ックを介して前記第2のトラックの第2のセクタと隣接
する前記第3のトラックのセクタの学習データ領域に
は、1対のマークとスペースから成る周期t1=22T
wのパターンが繰り返し記録されており、t0≠t1か
つt0≠n・t1(nは正整数)かつt2≠t1かつt
2≠m・t1(mは正整数)かつt3≠t1かつt3≠
k・t1(kは正整数)であることを特徴とする光ディ
スク媒体を用い、光ヘッドと、前記光ヘッドのラジアル
チルト位置の可変手段と、周波数f1=1/22Twを
通過させる帯域フィルタと、前記帯域フィルタ出力を検
波する検波回路と、アドレス読取手段と、前記アドレス
読取手段の出力に従って、前記検波回路出力を第1のサ
ンプルホールド回路と第2のサンプルホールド回路に振
り分けるスイッチ手段と、前記第1、第2のサンプルホ
ールド回路出力を比較する比較器と、前記比較器の出力
をとりこんでラジアルチルトベスト位置を学習するラジ
アルチルト学習手段と、前記学習の結果と現在アドレス
からラジアルチルトベスト位置を推定してラジアルチル
ト位置を制御するラジアルチルト制御手段を備えた光デ
ィスク装置を用いることにより、内外周の学習領域の第
1トラックを再生して、内外周でのラジアルチルト最適
位置を求めることができ、任意のヘッド位置でのラジア
ルチルト最適位置を推定することができ、チルトセンサ
を用いずに、ラジアルチルト位置を最適にできる。
【0338】なお、本実施例のように、第1トラックに
信号が記録されていることにより、位相差法のように、
トラッキングするのにピットが必要なトラッキングサー
ボ方式でも、第1トラックにトラッキングして再生でき
るという効果が得られる。
【0339】また、本実施例のように、第2、3トラッ
クに信号が記録されていることにより、3ビーム法で
も、第1トラックにトラッキングして再生できるという
効果が得られる。
【0340】また、本実施例のように、第1トラックの
信号周期t0が、第2、第3トラックの信号周期t1に
対して、t0≠t1かつt0≠n・t1(nは正整数)
の関係であることにより、第2、第3トラックからのク
ロストーク成分を第1トラックの信号の妨害なくクリア
に検出できるという効果もある。
【0341】なお、本実施例では、EFM変調を意識し
て、第2トラックを最大反転間隔11Twのマークとス
ペースの繰り返しで説明したが、他の変調方式ではそれ
に相当するパターンでよいことはもちろんである。たと
えば(1、7)変調では、最大反転間隔8Twの繰り返
しでよいことはもちろんである。
【0342】また、本実施例では、セクタ数が4の場合
を説明したが、セクタ数が増えても、学習領域におい
て、奇数番目セクタは図32(a)、偶数番目セクタは
図32(b)というように、交互にならんでいれば適応
できる。
【0343】なお、本実施例の学習はディスク装着時に
行うが、使用中に何らかの異常があって再起動を行うと
きはもちろん、振動の多い場所での使用時には使用中に
何度(実施例27)第27の実施例における光ディスク
媒体の構成は図15である。ただし学習領域の構成は以
下に説明する図33の構成である。
【0344】図33(a)に第1セクタと第3セクタの
学習データ領域の構成を示し、図33(b)に第2セク
タと第4セクタの学習データ領域の構成を示す。図33
において、点線は各トラックの中心を表す仮想線であ
る。この仮想線の距離がトラックピッチTpである。図
33(a)において、第1のトラック3301には、1
対のマークとスペースからなる周期6Twのパターン3
304が繰り返し記録されており、第2のトラック33
02には、1対のマークとスペースからなる周期24T
wのパターン3305が繰り返し記録されており、第3
のトラック3303には、1対のマークとスペースから
なる周期26Twのパターン3306が繰り返し記録さ
れている。図33(b)において、第1のトラック33
07には、1対のマークとスペースからなる周期6Tw
のパターン3310が繰り返し記録されており、第2の
トラック3308には、1対のマークとスペースからな
る周期26Twのパターン3311が繰り返し記録され
ており、第3のトラック3309には、1対のマークと
スペースからなる周期24Twのパターン3312が繰
り返し記録されている。マークは凹凸のピットでも、結
晶あるいはアモルファスの状態変化によるものでも、磁
化の向きの変化によるものでも良い。
【0345】図17に、図33の学習領域構成を持つ光
ディスク媒体を用いる本実施例の光ディスク装置の構成
を示す。(実施例12)で説明しているので説明は省略
する。
【0346】ただし、光ディスク1700は図33の学
習領域をもつ光ディスク媒体であり、帯域フィルタ17
04の通過周波数はf1=1/24Twである。
【0347】本実施例の光ディスク媒体が本実施例の光
ディスク装置に装着されるとはじめに、ラジアルチルト
学習手段1710が、ラジアルチルト最適位置の学習を
行う。この学習ルーチンは(実施例12)と同じで図1
8のフローチャートに従うので説明は省略する。
【0348】次に、データ領域を記録または再生すると
きは、ラジアルチルト制御手段1712が、(実施例1
2)と同様に、光ヘッドを最適ラジアルチルト位置に制
御する。
【0349】以上のように本実施例によれば、学習領域
を少なくとも内周部と外周部に持ち、前記学習領域は、
第1のトラックと、前記第1のトラックに隣接する第2
のトラックと、前記第1のトラックに対し前記第2のト
ラックと反対側に隣接する第3のトラックの、少なくと
も3本のトラックから成り、各トラックは、複数のセク
タから成り、前記セクタはアドレス領域と既定のデータ
が記録された学習データ領域から成り、前記第1のトラ
ックの各セクタの学習データ領域には1対のマーークと
スペースからなる周期t0=6Twのパターンを繰り返
し記録してあり、前記第2のトラックには、1対のマー
クとスペースからなる周期t1=24Twのパターンを
繰り返し記録した学習データ領域を有する第1のセクタ
と、1対のマークとスペースからなる周期t2=26T
wのパターンを繰り返し記録した学習データ領域を有す
る第2のセクタが交互に配置されており、前記第1のト
ラックを介して前記第2のトラックの第1のセクタと隣
接する前記第3のトラックのセクタの学習データ領域に
は、1対のマークとスペースからなる周期t3=26T
wのパターンを繰り返し記録してあり、前記第1のトラ
ックを介して前記第2のトラックの第2のセクタと隣接
する前記第3のトラックのセクタの学習データ領域に
は、1対のマークとスペースから成る周期t1=24T
wのパターンが繰り返し記録されており、t0≠t1か
つt0≠n・t1(nは正整数)かつt2≠t1かつt
2≠m・t1(mは正整数)かつt3≠t1かつt3≠
k・t1(kは正整数)であることを特徴とする光ディ
スク媒体を用い、光ヘッドと、前記光ヘッドのラジアル
チルト位置の可変手段と、周波数f1=1/24Twを
通過させる帯域フィルタと、前記帯域フィルタ出力を検
波する検波回路と、アドレス読取手段と、前記アドレス
読取手段の出力に従って、前記検波回路出力を第1のサ
ンプルホールド回路と第2のサンプルホールド回路に振
り分けるスイッチ手段と、前記第1、第2のサンプルホ
ールド回路出力を比較する比較器と、前記比較器の出力
をとりこんでラジアルチルトベスト位置を学習するラジ
アルチルト学習手段と、前記学習の結果と現在アドレス
からラジアルチルトベスト位置を推定してラジアルチル
ト位置を制御するラジアルチルト制御手段を備えた光デ
ィスク装置を用いることにより、内外周の学習領域の第
1トラックを再生して、内外周でのラジアルチルト最適
位置を求めることができ、任意のヘッド位置でのラジア
ルチルト最適位置を推定することができ、チルトセンサ
を用いずに、ラジアルチルト位置を最適にできる。
【0350】なお、本実施例のように、第1トラックに
信号が記録されていることにより、位相差法のように、
トラッキングするのにピットが必要なトラッキングサー
ボ方式でも、第1トラックにトラッキングして再生でき
るという効果が得られる。
【0351】また、本実施例のように、第2、3トラッ
クに信号が記録されていることにより、3ビーム法で
も、第1トラックにトラッキングして再生できるという
効果が得られる。
【0352】また、本実施例のように、第1トラックの
信号周期t0が、第2、第3トラックの信号周期t1に
対して、t0≠t1かつt0≠n・t1(nは正整数)
の関係であることにより、第2、第3トラックからのク
ロストーク成分を第1トラックの信号の妨害なくクリア
に検出できるという効果もある。
【0353】なお、本実施例のように、変調則にないマ
ークとスペースの繰り返し(EFM変調では、12Tw
のマークとスペースの繰り返しは存在しない)を学習ト
ラックに用いることで、学習トラックを区別しやすいと
いう効果もある。他の変調方式の場合も、相当するパタ
ーンであればよいことはもちろんである。たとえば
(1、7)変調では、変調則にない9Twの繰り返しで
もよいことはもちろんである。
【0354】また、本実施例では、セクタ数が4の場合
を説明したが、セクタ数が増えても、学習領域におい
て、奇数番目セクタは図33(a)、偶数番目セクタは
図33(b)というように、交互にならんでいれば適応
できる。
【0355】なお、本実施例の学習はディスク装着時に
行うが、使用中に何らかの異常があって再起動を行うと
きはもちろん、振動の多い場所での使用時には使用中に
何度でも学習を行って良い。
【0356】(実施例28)第28の実施例における光
ディスク媒体の構成は図15である。ただし学習領域の
構成は以下に説明する図34の構成である。
【0357】図34(a)に第1セクタと第3セクタの
学習データ領域の構成を示し、図34(b)に第2セク
タと第4セクタの学習データ領域の構成を示す。図34
において、点線は各トラックの中心を表す仮想線であ
る。この仮想線の距離がトラックピッチTpである。図
34(a)において、第1のトラック3401には、複
数対のマークとスペースからなる周期50Twのパター
ン3404、具体的には11Twマーク−3Twスペー
ス−11Twマーク−11Twスペースー3Twマーク
−11Twスペースのパターンが繰り返し記録されてお
り、第2のトラック3402には、1対のマークとスペ
ースからなる周期22Twのパターン3405が繰り返
し記録されており、第3のトラック3403には、1対
のマークとスペースからなる周期20Twのパターン3
406が繰り返し記録されている。図34(b)におい
て、第1のトラック3407には、複数対のマークとス
ペースからなる周期50Twのパターン3410、具体
的には11Twマーク−3Twスペース−11Twマー
ク−11Twスペースー3Twマーク−11Twスペー
スのパターンが繰り返し記録されており、第2のトラッ
ク3408には、1対のマークとスペースからなる周期
20Twのパターン3411が繰り返し記録されてお
り、第3のトラック3409には、1対のマークとスペ
ースからなる周期22Twのパターン3412が繰り返
し記録されている。マークは凹凸のピットでも、結晶あ
るいはアモルファスの状態変化によるものでも、磁化の
向きの変化によるものでも良い。
【0358】図17に、図34の学習領域構成を持つ光
ディスク媒体を用いる本実施例の光ディスク装置の構成
を示す。(実施例12)で説明しているので説明は省略
する。
【0359】ただし、光ディスク1700は図34の学
習領域をもつ光ディスク媒体であり、帯域フィルタ17
04の通過周波数はf1=1/22Twである。
【0360】本実施例の光ディスク媒体が本実施例の光
ディスク装置に装着されるとはじめに、ラジアルチルト
学習手段1710が、ラジアルチルト最適位置の学習を
行う。この学習ルーチンは(実施例12)と同じで図1
8のフローチャートに従うので説明は省略する。
【0361】次に、データ領域を記録または再生すると
きは、ラジアルチルト制御手段1712が、(実施例1
2)と同様に、光ヘッドを最適ラジアルチルト位置に制
御する。
【0362】以上のように本実施例によれば、学習領域
を少なくとも内周部と外周部に持ち、前記学習領域は、
第1のトラックと、前記第1のトラックに隣接する第2
のトラックと、前記第1のトラックに対し前記第2のト
ラックと反対側に隣接する第3のトラックの、少なくと
も3本のトラックから成り、各トラックは、複数のセク
タから成り、前記セクタはアドレス領域と既定のデータ
が記録された学習データ領域から成り、前記第1のトラ
ックの各セクタの学習データ領域には複数対のマークと
スペースからなる周期t0=50Twのパターンを繰り
返し記録してあり、前記第2のトラックには、1対のマ
ークとスペースからなる周期t1=22Twのパターン
を繰り返し記録した学習データ領域を有する第1のセク
タと、1対のマークとスペースからなる周期t2=20
Twのパターンを繰り返し記録した学習データ領域を有
する第2のセクタが交互に配置されており、前記第1の
トラックを介して前記第2のトラックの第1のセクタと
隣接する前記第3のトラックのセクタの学習データ領域
には、1対のマークとスペースからなる周期t3=20
Twのパターンを繰り返し記録してあり、前記第1のト
ラックを介して前記第2のトラックの第2のセクタと隣
接する前記第3のトラックのセクタの学習データ領域に
は、1対のマークとスペースから成る周期t1=22T
wのパターンが繰り返し記録されており、t0≠t1か
つt0≠n・t1(nは正整数)かつt2≠t1かつt
2≠m・t1(mは正整数)かつt3≠t1かつt3≠
k・t1(kは正整数)であることを特徴とする光ディ
スク媒体を用い、光ヘッドと、前記光ヘッドのラジアル
チルト位置の可変手段と、周波数f1=1/22Twを
通過させる帯域フィルタと、前記帯域フィルタ出力を検
波する検波回路と、アドレス読取手段と、前記アドレス
読取手段の出力に従って、前記検波回路出力を第1のサ
ンプルホールド回路と第2のサンプルホールド回路に振
り分けるスイッチ手段と、前記第1、第2のサンプルホ
ールド回路出力を比較する比較器と、前記比較器の出力
をとりこんでラジアルチルトベスト位置を学習するラジ
アルチルト学習手段と、前記学習の結果と現在アドレス
からラジアルチルトベスト位置を推定してラジアルチル
ト位置を制御するラジアルチルト制御手段を備えた光デ
ィスク装置を用いることにより、内外周の学習領域の第
1トラックを再生して、内外周でのラジアルチルト最適
位置を求めることができ、任意のヘッド位置でのラジア
ルチルト最適位置を推定することができ、チルトセンサ
を用いずに、ラジアルチルト位置を最適にできる。
【0363】なお、本実施例のように、第1トラックに
信号が記録されていることにより、位相差法のように、
トラッキングするのにピットが必要なトラッキングサー
ボ方式でも、第1トラックにトラッキングして再生でき
るという効果が得られる。
【0364】また、本実施例のように、第2、3トラッ
クに信号が記録されていることにより、3ビーム法で
も、第1トラックにトラッキングして再生できるという
効果が得られる。
【0365】また、本実施例のように、第1トラックの
信号周期t0が、第2、第3トラックの信号周期t1に
対して、t0≠t1かつt0≠n・t1(nは正整数)
の関係であることにより、第2、第3トラックからのク
ロストーク成分を第1トラックの信号の妨害なくクリア
に検出できるという効果もある。
【0366】なお、本実施例では、EFM変調を意識し
て、第2トラックを最大反転間隔11Twのマークとス
ペースの繰り返しで説明したが、他の変調方式ではそれ
に相当するパターンでよいことはもちろんである。たと
えば(1、7)変調では、最大反転間隔8Twの繰り返
しでよいことはもちろんである。
【0367】また、本実施例では、セクタ数が4の場合
を説明したが、セクタ数が増えても、学習領域におい
て、奇数番目セクタは図34(a)、偶数番目セクタは
図34(b)というように、交互にならんでいれば適応
できる。
【0368】なお、本実施例の学習はディスク装着時に
行うが、使用中に何らかの異常があって再起動を行うと
きはもちろん、振動の多い場所での使用時には使用中に
何度でも学習を行って良い。
【0369】(実施例29)第29の実施例における光
ディスク媒体の構成は図15である。ただし学習領域の
構成は以下に説明する図35の構成である。
【0370】図35(a)に第1セクタと第3セクタの
学習データ領域の構成を示し、図35(b)に第2セク
タと第4セクタの学習データ領域の構成を示す。図35
において、点線は各トラックの中心を表す仮想線であ
る。この仮想線の距離がトラックピッチTpである。図
35(a)において、第1のトラック3501には、複
数対のマークとスペースからなる周期50Twのパター
ン3504、具体的には11Twマーク−3Twスペー
ス−11Twマーク−11Twスペース−3Twマーク
−11Twスペースのパターンが繰り返し記録されてお
り、第2のトラック3502には、1対のマークとスペ
ースからなる周期24Twのパターン3505が繰り返
し記録されており、第3のトラック3503には、1対
のマークとスペースからなる周期26Twのパターン3
506が繰り返し記録されている。図35(b)におい
て、第1のトラック3507には、複数対のマークとス
ペースからなる周期50Twのパターン3510、具体
的には11Twマーク−3Twスペース−11Twマー
ク−11Twスペース−3Twマーク−11Twスペー
スのパターンが繰り返し記録されており、第2のトラッ
ク3508には、1対のマークとスペースからなる周期
26Twのパターン3511が繰り返し記録されてお
り、第3のトラック3509には、1対のマークとスペ
ースからなる周期24Twのパターン3512が繰り返
し記録されている。マークは凹凸のピットでも、結晶あ
るいはアモルファスの状態変化によるものでも、磁化の
向きの変化によるものでも良い。
【0371】図17に、図35の学習領域構成を持つ光
ディスク媒体を用いる本実施例の光ディスク装置の構成
を示す。(実施例12)で説明しているので説明は省略
する。
【0372】ただし、光ディスク1700は図35の学
習領域をもつ光ディスク媒体であり、帯域フィルタ17
04の通過周波数はf1=1/24Twである。
【0373】本実施例の光ディスク媒体が本実施例の光
ディスク装置に装着されるとはじめに、ラジアルチルト
学習手段1710が、ラジアルチルト最適位置の学習を
行う。この学習ルーチンは(実施例12)と同じで図1
8のフローチャートに従うので説明は省略する。
【0374】次に、データ領域を記録または再生すると
きは、ラジアルチルト制御手段1712が、(実施例1
2)と同様に、光ヘッドを最適ラジアルチルト位置に制
御する。
【0375】以上のように本実施例によれば、学習領域
を少なくとも内周部と外周部に持ち、前記学習領域は、
第1のトラックと、前記第1のトラックに隣接する第2
のトラックと、前記第1のトラックに対し前記第2のト
ラックと反対側に隣接する第3のトラックの、少なくと
も3本のトラックから成り、各トラックは、複数のセク
タから成り、前記セクタはアドレス領域と既定のデータ
が記録された学習データ領域から成り、前記第1のトラ
ックの各セクタの学習データ領域には複数対のマークと
スペースからなる周期t0=50Twのパターン、具体
的には11Twマーク−3Twスペース−11Twマー
ク−11Twスペース−3Twマーク−11Twスペー
スのパターンを繰り返し記録してあり、前記第2のトラ
ックには、1対のマークとスペースからなる周期t1=
24Twのパターンを繰り返し記録した学習データ領域
を有する第1のセクタと、1対のマークとスペースから
なる周期t2=26Twのパターンを繰り返し記録した
学習データ領域を有する第2のセクタが交互に配置され
ており、前記第1のトラックを介して前記第2のトラッ
クの第1のセクタと隣接する前記第3のトラックのセク
タの学習データ領域には、1対のマークとスペースから
なる周期t3=26Twのパターンを繰り返し記録して
あり、前記第1のトラックを介して前記第2のトラック
の第2のセクタと隣接する前記第3のトラックのセクタ
の学習データ領域には、1対のマークとスペースから成
る周期t1=24Twのパターンが繰り返し記録されて
おり、t0≠t1かつt0≠n・t1(nは正整数)か
つt2≠t1かつt2≠m・t1(mは正整数)かつt
3≠t1かつt3≠k・t1(kは正整数)であること
を特徴とする光ディスク媒体を用い、光ヘッドと、前記
光ヘッドのラジアルチルト位置の可変手段と、周波数f
1=1/24Twを通過させる帯域フィルタと、前記帯
域フィルタ出力を検波する検波回路と、アドレス読取手
段と、前記アドレス読取手段の出力に従って、前記検波
回路出力を第1のサンプルホールド回路と第2のサンプ
ルホールド回路に振り分けるスイッチ手段と、前記第
1、第2のサンプルホールド回路出力を比較する比較器
と、前記比較器の出力をとりこんでラジアルチルトベス
ト位置を学習するラジアルチルト学習手段と、前記学習
の結果と現在アドレスからラジアルチルトベスト位置を
推定してラジアルチルト位置を制御するラジアルチルト
制御手段を備えた光ディスク装置を用いることにより、
内外周の学習領域の第1トラックを再生して、内外周で
のラジアルチルト最適位置を求めることができ、任意の
ヘッド位置でのラジアルチルト最適位置を推定すること
ができ、チルトセンサを用いずに、ラジアルチルト位置
を最適にできる。
【0376】なお、本実施例のように、第1トラックに
信号が記録されていることにより、位相差法のように、
トラッキングするのにピットが必要なトラッキングサー
ボ方式でも、第1トラックにトラッキングして再生でき
るという効果が得られる。
【0377】また、本実施例のように、第2、3トラッ
クに信号が記録されていることにより、3ビーム法で
も、第1トラックにトラッキングして再生できるという
効果が得られる。
【0378】また、本実施例のように、第1トラックの
信号周期t0が、第2、第3トラックの信号周期t1に
対して、t0≠t1かつt0≠n・t1(nは正整数)
の関係であることにより、第2、第3トラックからのク
ロストーク成分を第1トラックの信号の妨害なくクリア
に検出できるという効果もある。
【0379】なお、本実施例のように、変調則にないマ
ークとスペースの繰り返し(EFM変調では、12Tw
のマークとスペースの繰り返しは存在しない)を学習ト
ラックに用いることで、学習トラックを区別しやすいと
いう効果もある。他の変調方式の場合も、相当するパタ
ーンであればよいことはもちろんである。たとえば
(1、7)変調では、変調則にない9Twの繰り返しで
もよいことはもちろんである。
【0380】また、本実施例では、セクタ数が4の場合
を説明したが、セクタ数が増えても、学習領域におい
て、奇数番目セクタは図35(a)、偶数番目セクタは
図35(b)というように、交互にならんでいれば適応
できる。
【0381】なお、本実施例の学習はディスク装着時に
行うが、使用中に何らかの異常があって再起動を行うと
きはもちろん、振動の多い場所での使用時には使用中に
何度でも学習を行って良い。
【0382】(実施例30)第30の実施例における光
ディスク媒体の構成は図15である。ただし学習領域の
構成は以下に説明する図36の構成である。
【0383】図36(a)に第1セクタと第3セクタの
学習データ領域の構成を示し、図36(b)に第2セク
タと第4セクタの学習データ領域の構成を示す。図36
において、点線は各トラックの中心を表す仮想線であ
る。この仮想線の距離がトラックピッチTpである。図
36(a)において、第1のトラック3601には、複
数対のマークとスペースからなる周期68Twのパター
ン3604、具体的には11Twマーク−3Twスペー
ス−11Twマーク−11Twスペースー3Twマーク
−11Twスペース−9Twマーク−9Twスペースの
パターンが繰り返し記録されており、第2のトラック3
602には、1対のマークとスペースからなる周期22
Twのパターン3605が繰り返し記録されており、第
3のトラック3603には、1対のマークとスペースか
らなる周期20Twのパターン3606が繰り返し記録
されている。図36(b)において、第1のトラック3
607には、複数対のマークとスペースからなる周期6
8Twのパターン3610、具体的には11Twマーク
−3Twスペース−11Twマーク−11Twスペース
ー3Twマーク−11Twスペース−9Twマーク−9
Twスペースのパターンが繰り返し記録されており、第
2のトラック3608には、1対のマークとスペースか
らなる周期20Twのパターン3611が繰り返し記録
されており、第3のトラック3609には、1対のマー
クとスペースからなる周期22Twのパターン3612
が繰り返し記録されている。マークは凹凸のピットで
も、結晶あるいはアモルファスの状態変化によるもので
も、磁化の向きの変化によるものでも良い。
【0384】図17に、図36の学習領域構成を持つ光
ディスク媒体を用いる本実施例の光ディスク装置の構成
を示す。(実施例12)で説明しているので説明は省略
する。
【0385】ただし、光ディスク1700は図36の学
習領域をもつ光ディスク媒体であり、帯域フィルタ17
04の通過周波数はf1=1/22Twである。
【0386】本実施例の光ディスク媒体が本実施例の光
ディスク装置に装着されるとはじめに、ラジアルチルト
学習手段1710が、ラジアルチルト最適位置の学習を
行う。この学習ルーチンは(実施例12)と同じで図1
8のフローチャートに従うので説明は省略する。
【0387】次に、データ領域を記録または再生すると
きは、ラジアルチルト制御手段1712が、(実施例1
2)と同様に、光ヘッドを最適ラジアルチルト位置に制
御する。
【0388】以上のように本実施例によれば、学習領域
を少なくとも内周部と外周部に持ち、前記学習領域は、
第1のトラックと、前記第1のトラックに隣接する第2
のトラックと、前記第1のトラックに対し前記第2のト
ラックと反対側に隣接する第3のトラックの、少なくと
も3本のトラックから成り、各トラックは、複数のセク
タから成り、前記セクタはアドレス領域と既定のデータ
が記録された学習データ領域から成り、前記第1のトラ
ックの各セクタの学習データ領域には複数対のマークと
スペースからなる周期t0=68Twのパターン、具体
的には11Twマーク−3Twスペース−11Twマー
ク−11Twスペースー3Twマーク−11Twスペー
ス−9Twマーク−9Twスペースのパターンを繰り返
し記録してあり、前記第2のトラックには、1対のマー
クとスペースからなる周期t1=22Twのパターンを
繰り返し記録した学習データ領域を有する第1のセクタ
と、1対のマークとスペースからなる周期t2=20T
wのパターンを繰り返し記録した学習データ領域を有す
る第2のセクタが交互に配置されており、前記第1のト
ラックを介して前記第2のトラックの第1のセクタと隣
接する前記第3のトラックのセクタの学習データ領域に
は、1対のマークとスペースからなる周期t3=20T
wのパターンを繰り返し記録してあり、前記第1のトラ
ックを介して前記第2のトラックの第2のセクタと隣接
する前記第3のトラックのセクタの学習データ領域に
は、1対のマークとスペースから成る周期t1=22T
wのパターンが繰り返し記録されており、t0≠t1か
つt0≠n・t1(nは正整数)かつt2≠t1かつt
2≠m・t1(mは正整数)かつt3≠t1かつt3≠
k・t1(kは正整数)であることを特徴とする光ディ
スク媒体を用い、光ヘッドと、前記光ヘッドのラジアル
チルト位置の可変手段と、周波数f1=1/22Twを
通過させる帯域フィルタと、前記帯域フィルタ出力を検
波する検波回路と、アドレス読取手段と、前記アドレス
読取手段の出力に従って、前記検波回路出力を第1のサ
ンプルホールド回路と第2のサンプルホールド回路に振
り分けるスイッチ手段と、前記第1、第2のサンプルホ
ールド回路出力を比較する比較器と、前記比較器の出力
をとりこんでラジアルチルトベスト位置を学習するラジ
アルチルト学習手段と、前記学習の結果と現在アドレス
からラジアルチルトベスト位置を推定してラジアルチル
ト位置を制御するラジアルチルト制御手段を備えた光デ
ィスク装置を用いることにより、内外周の学習領域の第
1トラックを再生して、内外周でのラジアルチルト最適
位置を求めることができ、任意のヘッド位置でのラジア
ルチルト最適位置を推定することができ、チルトセンサ
を用いずに、ラジアルチルト位置を最適にできる。
【0389】なお、本実施例のように、第1トラックに
信号が記録されていることにより、位相差法のように、
トラッキングするのにピットが必要なトラッキングサー
ボ方式でも、第1トラックにトラッキングして再生でき
るという効果が得られる。
【0390】また、本実施例のように、第2、3トラッ
クに信号が記録されていることにより、3ビーム法で
も、第1トラックにトラッキングして再生できるという
効果が得られる。
【0391】また、本実施例のように、第1トラックの
信号周期t0が、第2、第3トラックの信号周期t1に
対して、t0≠t1かつt0≠n・t1(nは正整数)
の関係であることにより、第2、第3トラックからのク
ロストーク成分を第1トラックの信号の妨害なくクリア
に検出できるという効果もある。
【0392】また、本実施例のように、データ系列でバ
イト単位に相当する長さを第1トラックのパターン周期
にする(EFM変調で68Twはデータ系列の4バイト
に相当する)ことで学習領域のフォーマットを簡単にで
きるという効果もある。
【0393】なお、本実施例では、EFM変調を意識し
て、第2トラックを最大反転間隔11Twのマークとス
ペースの繰り返しで説明したが、他の変調方式ではそれ
に相当するパターンでよいことはもちろんである。たと
えば(1、7)変調では、最大反転間隔8Twの繰り返
しでよいことはもちろんである。
【0394】また、本実施例では、セクタ数が4の場合
を説明したが、セクタ数が増えても、学習領域におい
て、奇数番目セクタは図36(a)、偶数番目セクタは
図36(b)というように、交互にならんでいれば適応
できる。
【0395】なお、本実施例の学習はディスク装着時に
行うが、使用中に何らかの異常があって再起動を行うと
きはもちろん、振動の多い場所での使用時には使用中に
何度でも学習を行って良い。
【0396】(実施例31)第31の実施例における光
ディスク媒体の構成は図15である。ただし学習領域の
構成は以下に説明する図37の構成である。
【0397】図37(a)に第1セクタと第3セクタの
学習データ領域の構成を示し、図37(b)に第2セク
タと第4セクタの学習データ領域の構成を示す。図37
において、点線は各トラックの中心を表す仮想線であ
る。この仮想線の距離がトラックピッチTpである。図
37(a)において、第1のトラック3701には、複
数対のマークとスペースからなる周期68Twのパター
ン3704、具体的には11Twマーク−3Twスペー
ス−11Twマーク−11Twスペース−3Twマーク
−11Twスペース−9Twマーク−9Twスペースの
パターンが繰り返し記録されており、第2のトラック3
702には、1対のマークとスペースからなる周期24
Twのパターン3705が繰り返し記録されており、第
3のトラック3703には、1対のマークとスペースか
らなる周期26Twのパターン3706が繰り返し記録
されている。図37(b)において、第1のトラック3
707には、複数対のマークとスペースからなる周期6
8Twのパターン3710、具体的には11Twマーク
−3Twスペース−11Twマーク−11Twスペース
−3Twマーク−11Twスペース−9Twマーク−9
Twスペースのパターンが繰り返し記録されており、第
2のトラック3708には、1対のマークとスペースか
らなる周期26Twのパターン3711が繰り返し記録
されており、第3のトラック3709には、1対のマー
クとスペースからなる周期24Twのパターン3712
が繰り返し記録されている。マークは凹凸のピットで
も、結晶あるいはアモルファスの状態変化によるもので
も、磁化の向きの変化によるものでも良い。
【0398】図17に、図37の学習領域構成を持つ光
ディスク媒体を用いる本実施例の光ディスク装置の構成
を示す。(実施例12)で説明しているので説明は省略
する。
【0399】ただし、光ディスク1700は図37の学
習領域をもつ光ディスク媒体であり、帯域フィルタ17
04の通過周波数はf1=1/24Twである。
【0400】本実施例の光ディスク媒体が本実施例の光
ディスク装置に装着されるとはじめに、ラジアルチルト
学習手段1710が、ラジアルチルト最適位置の学習を
行う。この学習ルーチンは(実施例12)と同じで図1
8のフローチャートに従うので説明は省略する。
【0401】次に、データ領域を記録または再生すると
きは、ラジアルチルト制御手段1712が、(実施例1
2)と同様に、光ヘッドを最適ラジアルチルト位置に制
御する。
【0402】以上のように本実施例によれば、学習領域
を少なくとも内周部と外周部に持ち、前記学習領域は、
第1のトラックと、前記第1のトラックに隣接する第2
のトラックと、前記第1のトラックに対し前記第2のト
ラックと反対側に隣接する第3のトラックの、少なくと
も3本のトラックから成り、各トラックは、複数のセク
タから成り、前記セクタはアドレス領域と既定のデータ
が記録された学習データ領域から成り、前記第1のトラ
ックの各セクタの学習データ領域には複数対のマークと
スペースからなる周期t0=68Twのパターン、具体
的には11Twマーク−3Twスペース−11Twマー
ク−11Twスペース−3Twマーク−11Twスペー
ス−9Twマーク−9Twスペースのパターンを繰り返
し記録してあり、前記第2のトラックには、1対のマー
クとスペースからなる周期t1=24Twのパターンを
繰り返し記録した学習データ領域を有する第1のセクタ
と、1対のマークとスペースからなる周期t2=26T
wのパターンを繰り返し記録した学習データ領域を有す
る第2のセクタが交互に配置されており、前記第1のト
ラックを介して前記第2のトラックの第1のセクタと隣
接する前記第3のトラックのセクタの学習データ領域に
は、1対のマークとスペースからなる周期t3=26T
wのパターンを繰り返し記録してあり、前記第1のトラ
ックを介して前記第2のトラックの第2のセクタと隣接
する前記第3のトラックのセクタの学習データ領域に
は、1対のマークとスペースから成る周期t1=24T
wのパターンが繰り返し記録されており、t0≠t1か
つt0≠n・t1(nは正整数)かつt2≠t1かつt
2≠m・t1(mは正整数)かつt3≠t1かつt3≠
k・t1(kは正整数)であることを特徴とする光ディ
スク媒体を用い、光ヘッドと、前記光ヘッドのラジアル
チルト位置の可変手段と、周波数f1=1/24Twを
通過させる帯域フィルタと、前記帯域フィルタ出力を検
波する検波回路と、アドレス読取手段と、前記アドレス
読取手段の出力に従って、前記検波回路出力を第1のサ
ンプルホールド回路と第2のサンプルホールド回路に振
り分けるスイッチ手段と、前記第1、第2のサンプルホ
ールド回路出力を比較する比較器と、前記比較器の出力
をとりこんでラジアルチルトベスト位置を学習するラジ
アルチルト学習手段と、前記学習の結果と現在アドレス
からラジアルチルトベスト位置を推定してラジアルチル
ト位置を制御するラジアルチルト制御手段を備えた光デ
ィスク装置を用いることにより、内外周の学習領域の第
1トラックを再生して、内外周でのラジアルチルト最適
位置を求めることができ、任意のヘッド位置でのラジア
ルチルト最適位置を推定することができ、チルトセンサ
を用いずに、ラジアルチルト位置を最適にできる。
【0403】なお、本実施例のように、第1トラックに
信号が記録されていることにより、位相差法のように、
トラッキングするのにピットが必要なトラッキングサー
ボ方式でも、第1トラックにトラッキングして再生でき
るという効果が得られる。
【0404】また、本実施例のように、第2、3トラッ
クに信号が記録されていることにより、3ビーム法で
も、第1トラックにトラッキングして再生できるという
効果が得られる。
【0405】また、本実施例のように、第1トラックの
信号周期t0が、第2、第3トラックの信号周期t1に
対して、t0≠t1かつt0≠n・t1(nは正整数)
の関係であることにより、第2、第3トラックからのク
ロストーク成分を第1トラックの信号の妨害なくクリア
に検出できるという効果もある。
【0406】また、本実施例のように、データ系列でバ
イト単位に相当する長さを第1トラックのパターン周期
にする(EFM変調で68Twはデータ系列の4バイト
に相当する)ことで学習領域のフォーマットを簡単にで
きるという効果もある。
【0407】なお、本実施例のように、変調則にないマ
ークとスペースの繰り返し(EFM変調では、12Tw
のマークとスペースの繰り返しは存在しない)を学習ト
ラックに用いることで、学習トラックを区別しやすいと
いう効果もある。他の変調方式の場合も、相当するパタ
ーンであればよいことはもちろんである。たとえば
(1、7)変調では、変調則にない9Twの繰り返しで
もよいことはもちろんである。
【0408】また、本実施例では、セクタ数が4の場合
を説明したが、セクタ数が増えても、学習領域におい
て、奇数番目セクタは図37(a)、偶数番目セクタは
図37(b)というように、交互にならんでいれば適応
できる。
【0409】なお、本実施例の学習はディスク装着時に
行うが、使用中に何らかの異常があって再起動を行うと
きはもちろん、振動の多い場所での使用時には使用中に
何度でも学習を行って良い。
【0410】(実施例32)第32の実施例における光
ディスク媒体の構成は図1または図15である。ただし
学習領域の構成は、学習領域でのトラックピッチTpが
ユーザ領域でのトラックピッチよりも狭い構成であるこ
とを特徴とする実施例1から実施例31までのいずれか
の構成である。
【0411】本実施例によれば、学習領域でのクロスト
ークの影響が大きくなるので、チルトに対するクロスト
ーク変化が大きくなり、ラジアルチルト最適位置を探し
やすい、精度があがるという効果がある。
【0412】
【発明の効果】以上のように本発明は、既定のデータが
記録された学習領域を少なくとも内周部と外周部に持
ち、前記学習領域は、第1のトラックと、前記第1のト
ラックに隣接する第2のトラックと、前記第1のトラッ
クに対し前記第2のトラックと反対側に隣接する第3の
トラックの、少なくとも3本のトラックから成り、前記
第1のトラックは未記録状態であり、前記第2のトラッ
クには、1対のマークとスペースからなる周期t1のパ
ターンを繰り返し記録してあり、前記第3のトラックに
は、1対のマークとスペースからなる周期t2のパター
ンを繰り返し記録してあり、t2≠t1かつt2≠n・
t1(nは正整数)かつt2≠t1/m(mは正整数)
であることを特徴とする構成により、チルトセンサを用
いずに、ラジアルチルト位置を最適にすることができる
優れた光ディスク媒体を実現できるものである。
【0413】以上のように本発明は、既定のデータが記
録された学習領域を少なくとも内周部と外周部に持ち、
前記学習領域は、第1のトラックと、前記第1のトラッ
クに隣接する第2のトラックと、前記第1のトラックに
対し前記第2のトラックと反対側に隣接する第3のトラ
ックの、少なくとも3本のトラックから成り、前記第1
のトラックにはランダム信号が記録してあり、前記第2
のトラックには、1対のマークとスペースからなる周期
t1のパターンを繰り返し記録してあり、前記第3のト
ラックには、1対のマークとスペースからなる周期t2
のパターンを繰り返し記録してあり、t2≠t1かつt
2≠n・t1(nは正整数)かつt2≠t1/m(mは
正整数)であることを特徴とする構成により、チルトセ
ンサを用いずにラジアルチルト位置を最適にできる優れ
た光ディスク媒体を実現できるものである。
【0414】また、第1トラックに信号が記録されてい
ることにより、位相差法のように、トラッキングするの
にピットが必要なトラッキングサーボ方式でも、第1ト
ラックにトラッキングして再生できるという効果もあ
る。
【0415】以上のように本発明は、既定のデータが記
録された学習領域を少なくとも内周部と外周部に持ち、
前記学習領域は、第1のトラックと、前記第1のトラッ
クに隣接する第2のトラックと、前記第1のトラックに
対し前記第2のトラックと反対側に隣接する第3のトラ
ックの、少なくとも3本のトラックから成り、前記第1
のトラックには、1対または複数対のマークとスペース
からなる周期t0のパターンを繰り返し記録してあり、
前記第2のトラックには、1対のマークとスペースから
なる周期t1のパターンを繰り返し記録してあり、前記
第3のトラックには、1対のマークとスペースからなる
周期t2のパターンを繰り返し記録してあり、t0≠t
1かつt0≠t2かつt0≠n・t1(nは正整数)か
つt0≠m・t2(mは正整数)かつt2≠t1かつt
2≠k・t1(kは正整数)かつt2≠t1/l(lは
正整数)であることを特徴とする構成のより、チルトセ
ンサを用いずにラジアルチルト位置を最適にできる優れ
た光ディスク媒体を実現できるものである。
【0416】また、第1トラックに信号が記録されてい
ることにより、位相差法のように、トラッキングするの
にピットが必要なトラッキングサーボ方式でも、第1ト
ラックにトラッキングして再生できるという効果もあ
る。
【0417】また、第1トラックの信号周期t0が、第
2、第3トラックの信号周期t1,t2に対して、t0
≠t1かつt0≠t2かつt0≠n・t1(nは正整
数)かつt0≠m・t2(mは正整数)の関係であるこ
とにより、第2、第3トラックからのクロストーク成分
を第1トラックの信号の妨害なくクリアに検出できると
いう効果もある。
【0418】以上のように本発明は、学習領域を少なく
とも内周部と外周部に持ち、前記学習領域は、第1のト
ラックと、前記第1のトラックに隣接する第2のトラッ
クと、前記第1のトラックに対し前記第2のトラックと
反対側に隣接する第3のトラックの、少なくとも3本の
トラックから成り、各トラックは、複数のセクタから成
り、前記セクタはアドレス領域と既定のデータが記録さ
れた学習データ領域から成り、前記第1のトラックの各
セクタの学習データ領域は未記録状態であり、前記第2
のトラックには、1対のマークとスペースからなる周期
t1のパターンを繰り返し記録した学習データ領域を有
する第1のセクタと未記録状態の学習データ領域を有す
る第2のセクタが交互に配置されており、前記第1のト
ラックを介して前記第2のトラックの第1のセクタと隣
接する前記第3のトラックのセクタの学習データ領域
は、未記録状態であり、前記第1のトラックを介して前
記第2のトラックの第2のセクタと隣接する前記第3の
トラックのセクタの学習データ領域には、1対のマーク
とスペースから成る周期t1のパターンが繰り返し記録
されていることを特徴とする構成により、チルトセンサ
を用いずにラジアルチルト位置を最適にできる優れた光
ディスク媒体を実現できるものである。
【0419】以上のように本発明は、学習領域を少なく
とも内周部と外周部に持ち、前記学習領域は、第1のト
ラックと、前記第1のトラックに隣接する第2のトラッ
クと、前記第1のトラックに対し前記第2のトラックと
反対側に隣接する第3のトラックの、少なくとも3本の
トラックから成り、各トラックは、複数のセクタから成
り、前記セクタはアドレス領域と既定のデータが記録さ
れた学習データ領域から成り、前記第1のトラックの各
セクタの学習データ領域は未記録状態であり、前記第2
のトラックには、1対のマークとスペースからなる周期
t1のパターンを繰り返し記録した学習データ領域を有
する第1のセクタと、1対または複数対のマークとスペ
ースからなる周期t2のパターンを繰り返し記録した学
習データ領域を有する第2のセクタが交互に配置されて
おり、前記第1のトラックを介して前記第2のトラック
の第1のセクタと隣接する前記第3のトラックのセクタ
の学習データ領域には、1対または複数対のマークとス
ペースからなる周期t3のパターンを繰り返し記録して
あり、前記第1のトラックを介して前記第2のトラック
の第2のセクタと隣接する前記第3のトラックのセクタ
の学習データ領域には、1対のマークとスペースから成
る周期t1のパターンが繰り返し記録されており、t2
≠t1かつt2≠n・t1(nは正整数)かつt3≠t
1かつt3≠m・t1(mは正整数)であることを特徴
とする構成により、チルトセンサを用いずにラジアルチ
ルト位置を最適にできる優れた光ディスク媒体を実現で
きるものである。
【0420】以上のように本発明は、学習領域を少なく
とも内周部と外周部に持ち、前記学習領域は、第1のト
ラックと、前記第1のトラックに隣接する第2のトラッ
クと、前記第1のトラックに対し前記第2のトラックと
反対側に隣接する第3のトラックの、少なくとも3本の
トラックから成り、各トラックは、複数のセクタから成
り、前記セクタはアドレス領域と既定のデータが記録さ
れた学習データ領域から成り、前記第1のトラックの各
セクタの学習データ領域にはランダム信号が記録してあ
り、前記第2のトラックには、1対のマークとスペース
からなる周期t1のパターンを繰り返し記録した学習デ
ータ領域を有する第1のセクタと未記録状態の学習デー
タ領域を有する第2のセクタが交互に配置されており、
前記第1のトラックを介して前記第2のトラックの第1
のセクタと隣接する前記第3のトラックのセクタの学習
データ領域は、未記録状態であり、前記第1のトラック
を介して前記第2のトラックの第2のセクタと隣接する
前記第3のトラックのセクタの学習データ領域には、1
対のマークとスペースから成る周期t1のパターンが繰
り返し記録されていることを特徴とする構成により、チ
ルトセンサを用いずにラジアルチルト位置を最適にでき
る優れた光ディスク媒体を実現できるものである。
【0421】また、第1トラックに信号が記録されてい
ることにより、位相差法のように、トラッキングするの
にピットが必要なトラッキングサーボ方式でも、第1ト
ラックにトラッキングできるという効果もある。
【0422】以上のように本発明は、学習領域を少なく
とも内周部と外周部に持ち、前記学習領域は、第1のト
ラックと、前記第1のトラックに隣接する第2のトラッ
クと、前記第1のトラックに対し前記第2のトラックと
反対側に隣接する第3のトラックの、少なくとも3本の
トラックから成り、各トラックは、複数のセクタから成
り、前記セクタはアドレス領域と既定のデータが記録さ
れた学習データ領域から成り、前記第1のトラックの各
セクタの学習データ領域にはランダム信号が記録してあ
り、前記第2のトラックには、1対のマークとスペース
からなる周期t1のパターンを繰り返し記録した学習デ
ータ領域を有する第1のセクタと、1対または複数対の
マークとスペースからなる周期t2のパターンを繰り返
し記録した学習データ領域を有する第2のセクタが交互
に配置されており、前記第1のトラックを介して前記第
2のトラックの第1のセクタと隣接する前記第3のトラ
ックのセクタの学習データ領域には、1対または複数対
のマークとスペースからなる周期t3のパターンを繰り
返し記録してあり、前記第1のトラックを介して前記第
2のトラックの第2のセクタと隣接する前記第3のトラ
ックのセクタの学習データ領域には、1対のマークとス
ペースから成る周期t1のパターンが繰り返し記録され
ており、t2≠t1かつt2≠n・t1(nは正整数)
かつt3≠t1かつt3≠m・t1(mは正整数)であ
ることを特徴とする構成により、チルトセンサを用いず
にラジアルチルト位置を最適にできる優れた光ディスク
媒体を実現できるものである。
【0423】また、第1トラックに信号が記録されてい
ることにより、位相差法のように、トラッキングするの
にピットが必要なトラッキングサーボ方式でも、第1ト
ラックにトラッキングできるという効果もある。
【0424】以上のように本発明は、学習領域を少なく
とも内周部と外周部に持ち、前記学習領域は、第1のト
ラックと、前記第1のトラックに隣接する第2のトラッ
クと、前記第1のトラックに対し前記第2のトラックと
反対側に隣接する第3のトラックの、少なくとも3本の
トラックから成り、各トラックは、複数のセクタから成
り、前記セクタはアドレス領域と既定のデータが記録さ
れた学習データ領域から成り、前記第1のトラックの各
セクタの学習データ領域には1対または複数対のマーク
とスペースからなる周期t0のパターンを繰り返し記録
してあり、前記第2のトラックには、1対のマークとス
ペースからなる周期t1のパターンを繰り返し記録した
学習データ領域を有する第1のセクタと未記録状態の学
習データ領域を有する第2のセクタが交互に配置されて
おり、前記第1のトラックを介して前記第2のトラック
の第1のセクタと隣接する前記第3のトラックのセクタ
の学習データ領域は、未記録状態であり、前記第1のト
ラックを介して前記第2のトラックの第2のセクタと隣
接する前記第3のトラックのセクタの学習データ領域に
は、1対のマークとスペースから成る周期t1のパター
ンが繰り返し記録されており、t0≠t1かつt0≠n
・t1(nは正整数)であることを特徴とする構成によ
り、チルトセンサを用いずにラジアルチルト位置を最適
にできる優れた光ディスク媒体を実現できるものであ
る。
【0425】また、第1トラックに信号が記録されてい
ることにより、位相差法のように、トラッキングするの
にピットが必要なトラッキングサーボ方式でも、第1ト
ラックにトラッキングできるという効果もある。
【0426】また、第1トラックの信号周期t0が、第
2、第3トラックの信号周期t1に対して、t0≠t1
かつt0≠n・t1(nは正整数)であることにより、
第2、第3トラックからのクロストーク成分を第1トラ
ックの信号の妨害なしにクリアに検出できるという効果
もある。
【0427】以上のように本発明は、学習領域を少なく
とも内周部と外周部に持ち、前記学習領域は、第1のト
ラックと、前記第1のトラックに隣接する第2のトラッ
クと、前記第1のトラックに対し前記第2のトラックと
反対側に隣接する第3のトラックの、少なくとも3本の
トラックから成り、各トラックは、複数のセクタから成
り、前記セクタはアドレス領域と既定のデータが記録さ
れた学習データ領域から成り、前記第1のトラックの各
セクタの学習データ領域には1対または複数対のマーク
とスペースからなる周期t0のパターンを繰り返し記録
してあり、前記第2のトラックには、1対のマークとス
ペースからなる周期t1のパターンを繰り返し記録した
学習データ領域を有する第1のセクタと、1対または複
数対のマークとスペースからなる周期t2のパターンを
繰り返し記録した学習データ領域を有する第2のセクタ
が交互に配置されており、前記第1のトラックを介して
前記第2のトラックの第1のセクタと隣接する前記第3
のトラックのセクタの学習データ領域には、1対または
複数対のマークとスペースからなる周期t3のパターン
を繰り返し記録してあり、前記第1のトラックを介して
前記第2のトラックの第2のセクタと隣接する前記第3
のトラックのセクタの学習データ領域には、1対のマー
クとスペースから成る周期t1のパターンが繰り返し記
録されており、t0≠t1かつt0≠n・t1(nは正
整数)かつt2≠t1かつt2≠m・t1(mは正整
数)かつt3≠t1かつt3≠k・t1(kは正整数)
であることを特徴とする構成により、チルトセンサを用
いずにラジアルチルト位置を最適にできる優れた光ディ
スク媒体を実現できるものである。
【0428】また、第1トラックに信号が記録されてい
ることにより、位相差法のように、トラッキングするの
にピットが必要なトラッキングサーボ方式でも、第1ト
ラックにトラッキングできるという効果もある。
【0429】また、第1トラックの信号周期t0が、第
2、第3トラックの信号周期t1に対して、t0≠t1
かつt0≠n・t1(nは正整数)であることにより、
第2、第3トラックからのクロストーク成分を第1トラ
ックの信号の妨害なしにクリアに検出できるという効果
もある。
【0430】以上のように本発明は、既定のデータが記
録された学習領域を少なくとも内周部と外周部に持ち、
前記学習領域のトラックピッチが、ユーザ領域でのトラ
ックピッチよりも狭いことを特徴とする構成により、チ
ルトセンサを用いずにラジアルチルト位置を最適にでき
る優れた光ディスク媒体を実現できるものである。
【0431】以上のように本発明は、光ヘッドと、前記
光ヘッドのラジアルチルト位置の可変手段と、アドレス
読み取り手段と、再生信号の周波数f1の成分のみを通
過させる第1の帯域フィルタと、再生信号の周波数f2
の成分のみを通過させる第2の帯域フィルタと、前記第
1の帯域フィルタ出力を検波する第1の検波回路と、前
記第2の帯域フィルタ出力を検波する第2の検波回路
と、前記第1、第2の検波回路出力を比較する比較器
と、前記比較器の出力をとりこんでラジアルチルトベス
ト位置を学習するラジアルチルト学習手段と、ラジアル
チルト制御手段を備えることにより、チルトセンサを用
いずにラジアルチルト位置を最適にできる優れた光ディ
スク装置を実現できるものである。
【0432】以上のように本発明は、光ヘッドと、前記
光ヘッドのラジアルチルト位置の可変手段と、再生信号
の周波数f1の成分のみを通過させる帯域フィルタと、
前記帯域フィルタ出力を検波する検波回路と、アドレス
読取手段と、前記アドレス読取手段の出力に従って、前
記検波回路出力を第1のサンプルホールド回路と第2の
サンプルホールド回路に振り分けるスイッチ手段と、前
記第1、第2のサンプルホールド回路出力を比較する比
較器と、前記比較器の出力をとりこんでラジアルチルト
ベスト位置を学習するラジアルチルト学習手段と、ラジ
アルチルト制御手段を備えることにより、チルトセンサ
を用いずにラジアルチルト位置を最適にできる優れた光
ディスク装置を実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1から第11の実施例における光デ
ィスク媒体の構成図
【図2】同第1の実施例における光ディスク媒体の学習
領域の構成図
【図3】同第1から第11の実施例における光ディスク
装置のブロック図
【図4】同第1から第11の実施例におけるラジアルチ
ルト最適位置学習方法の流れ図
【図5】同第2の実施例における光ディスク媒体の学習
領域の構成図
【図6】同第3の実施例における光ディスク媒体の学習
領域の構成図
【図7】同第4の実施例における光ディスク媒体の学習
領域の構成図
【図8】同第5の実施例における光ディスク媒体の学習
領域の構成図
【図9】同第6の実施例における光ディスク媒体の学習
領域の構成図
【図10】同第7の実施例における光ディスク媒体の学
習領域の構成図
【図11】同第8の実施例における光ディスク媒体の学
習領域の構成図
【図12】同第9の実施例における光ディスク媒体の学
習領域の構成図
【図13】同第10の実施例における光ディスク媒体の
学習領域の構成図
【図14】同第11の実施例における光ディスク媒体の
学習領域の構成図
【図15】同第12から第31の実施例における光ディ
スク媒体の構成図
【図16】同第12の実施例における光ディスク媒体の
学習領域の構成図
【図17】同第12から第31の実施例における光ディ
スク装置のブロック図
【図18】同第12から第31の実施例におけるラジア
ルチルト最適位置学習方法の流れ図
【図19】同第13の実施例における光ディスク媒体の
学習領域の構成図
【図20】同第14の実施例における光ディスク媒体の
学習領域の構成図
【図21】同第15の実施例における光ディスク媒体の
学習領域の構成図
【図22】同第16の実施例における光ディスク媒体の
学習領域の構成図
【図23】同第17の実施例における光ディスク媒体の
学習領域の構成図
【図24】同第18の実施例における光ディスク媒体の
学習領域の構成図
【図25】同第19の実施例における光ディスク媒体の
学習領域の構成図
【図26】同第20の実施例における光ディスク媒体の
学習領域の構成図
【図27】同第21の実施例における光ディスク媒体の
学習領域の構成図
【図28】同第22の実施例における光ディスク媒体の
学習領域の構成図
【図29】同第23の実施例における光ディスク媒体の
学習領域の構成図
【図30】同第24の実施例における光ディスク媒体の
学習領域の構成図
【図31】同第25の実施例における光ディスク媒体の
学習領域の構成図
【図32】同第26の実施例における光ディスク媒体の
学習領域の構成図
【図33】同第27の実施例における光ディスク媒体の
学習領域の構成図
【図34】同第28の実施例における光ディスク媒体の
学習領域の構成図
【図35】同第29の実施例における光ディスク媒体の
学習領域の構成図
【図36】同第30の実施例における光ディスク媒体の
学習領域の構成図
【図37】同第31の実施例における光ディスク媒体の
学習領域の構成図
【図38】アドレスと最適ラジアルチルト位置の関係を
表す関数の例をしめす特性図
【図39】従来の光ディスク装置の構成図
【符号の説明】
101 光ディスク媒体 102 データ領域 103 学習領域 104 学習領域 300 光ディスク 301 光ヘッド 302 プリアンプ 303 帯域フィルタ 304 帯域フィルタ 305 検波回路 306 検波回路 307 比較器 308 ラジアルチルト学習手段 309 ラジアルチルト可変手段 310 アドレス読み取り回路 311 ラジアルチルト制御手段 1501 光ディスク媒体 1502 ユーザデータ領域 1503 外周学習領域第1セクタ 1503a 外周学習領域第1セクタのアドレス領域 1503b 外周学習領域第1セクタの学習データ領域 1504 外周学習領域第2セクタ 1504a 外周学習領域第2セクタのアドレス領域 1504b 外周学習領域第2セクタの学習データ領域 1505 外周学習領域第3セクタ 1505a 外周学習領域第3セクタのアドレス領域 1505b 外周学習領域第3セクタの学習データ領域 1506 外周学習領域第4セクタ 1506a 外周学習領域第4セクタのアドレス領域 1506b 外周学習領域第4セクタの学習データ領域 1507 内周学習領域第1セクタ 1507a 内周学習領域第1セクタのアドレス領域 1507b 内周学習領域第1セクタの学習データ領域 1508 内周学習領域第2セクタ 1508a 内周学習領域第2セクタのアドレス領域 1508b 内周学習領域第2セクタの学習データ領域 1509 内周学習領域第3セクタ 1509a 内周学習領域第3セクタのアドレス領域 1509b 内周学習領域第3セクタの学習データ領域 1510 内周学習領域第4セクタ 1510a 内周学習領域第4セクタのアドレス領域 1510b 内周学習領域第4セクタの学習データ領域 1700 光ディスク 1701 光ヘッド 1702 プリアンプ 1703 アドレス読み取り回路 1704 帯域フィルタ 1705 検波回路 1706 スイッチ回路 1707 サンプルホールド回路 1708 サンプルホールド回路 1709 比較器 1710 ラジアルチルト学習手段 1711 ラジアルチルト可変手段 1712 ラジアルチルト制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 東海林 衛 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】既定のデータが記録された学習領域を少な
    くとも内周部と外周部に持ち、前記学習領域は、第1の
    トラックと、前記第1のトラックに隣接する第2のトラ
    ックと、前記第1のトラックに対し前記第2のトラック
    と反対側に隣接する第3のトラックの、少なくとも3本
    のトラックから成り、前記第1のトラックは未記録状態
    であり、前記第2のトラックには、1対のマークとスペ
    ースからなる周期t1のパターンを繰り返し記録してあ
    り、前記第3のトラックには、1対のマークとスペース
    からなる周期t2のパターンを繰り返し記録してあり、
    t2≠t1かつt2≠n・t1(nは正整数)かつt2
    ≠t1/m(mは正整数)であることを特徴とする光デ
    ィスク媒体。
  2. 【請求項2】既定のデータが記録された学習領域を少な
    くとも内周部と外周部に持ち、前記学習領域は、第1の
    トラックと、前記第1のトラックに隣接する第2のトラ
    ックと、前記第1のトラックに対し前記第2のトラック
    と反対側に隣接する第3のトラックの、少なくとも3本
    のトラックから成り、前記第1のトラックにはランダム
    信号が記録してあり、前記第2のトラックには、1対の
    マークとスペースからなる周期t1のパターンを繰り返
    し記録してあり、前記第3のトラックには、1対のマー
    クとスペースからなる周期t2のパターンを繰り返し記
    録してあり、t2≠t1かつt2≠n・t1(nは正整
    数)かつt2≠t1/m(mは正整数)であることを特
    徴とする光ディスク媒体。
  3. 【請求項3】既定のデータが記録された学習領域を少な
    くとも内周部と外周部に持ち、前記学習領域は、第1の
    トラックと、前記第1のトラックに隣接する第2のトラ
    ックと、前記第1のトラックに対し前記第2のトラック
    と反対側に隣接する第3のトラックの、少なくとも3本
    のトラックから成り、前記第1のトラックには、1対ま
    たは複数対のマークとスペースからなる周期t0のパタ
    ーンを繰り返し記録してあり、前記第2のトラックに
    は、1対のマークとスペースからなる周期t1のパター
    ンを繰り返し記録してあり、前記第3のトラックには、
    1対のマークとスペースからなる周期t2のパターンを
    繰り返し記録してあり、t0≠t1かつt0≠t2かつ
    t0≠n・t1(nは正整数)かつt0≠m・t2(m
    は正整数)かつt2≠t1かつt2≠k・t1(kは正
    整数)かつt2≠t1/l(lは正整数)であることを
    特徴とする光ディスク媒体。
  4. 【請求項4】学習領域を少なくとも内周部と外周部に持
    ち、前記学習領域は、第1のトラックと、前記第1のト
    ラックに隣接する第2のトラックと、前記第1のトラッ
    クに対し前記第2のトラックと反対側に隣接する第3の
    トラックの、少なくとも3本のトラックから成り、各ト
    ラックは、複数のセクタから成り、前記セクタはアドレ
    ス領域と既定のデータが記録された学習データ領域から
    成り、前記第1のトラックの各セクタの学習データ領域
    は未記録状態であり、前記第2のトラックには、1対の
    マークとスペースからなる周期t1のパターンを繰り返
    し記録した学習データ領域を有する第1のセクタと未記
    録状態の学習データ領域を有する第2のセクタが交互に
    配置されており、前記第1のトラックを介して前記第2
    のトラックの第1のセクタと隣接する前記第3のトラッ
    クのセクタの学習データ領域は、未記録状態であり、前
    記第1のトラックを介して前記第2のトラックの第2の
    セクタと隣接する前記第3のトラックのセクタの学習デ
    ータ領域には、1対のマークとスペースから成る周期t
    1のパターンが繰り返し記録されていることを特徴とす
    る光ディスク媒体。
  5. 【請求項5】学習領域を少なくとも内周部と外周部に持
    ち、前記学習領域は、第1のトラックと、前記第1のト
    ラックに隣接する第2のトラックと、前記第1のトラッ
    クに対し前記第2のトラックと反対側に隣接する第3の
    トラックの、少なくとも3本のトラックから成り、各ト
    ラックは、複数のセクタから成り、前記セクタはアドレ
    ス領域と既定のデータが記録された学習データ領域から
    成り、前記第1のトラックの各セクタの学習データ領域
    は未記録状態であり、前記第2のトラックには、1対の
    マークとスペースからなる周期t1のパターンを繰り返
    し記録した学習データ領域を有する第1のセクタと、1
    対または複数対のマークとスペースからなる周期t2の
    パターンを繰り返し記録した学習データ領域を有する第
    2のセクタが交互に配置されており、前記第1のトラッ
    クを介して前記第2のトラックの第1のセクタと隣接す
    る前記第3のトラックのセクタの学習データ領域には、
    1対または複数対のマークとスペースからなる周期t3
    のパターンを繰り返し記録してあり、前記第1のトラッ
    クを介して前記第2のトラックの第2のセクタと隣接す
    る前記第3のトラックのセクタの学習データ領域には、
    1対のマークとスペースから成る周期t1のパターンが
    繰り返し記録されており、t2≠t1かつt2≠n・t
    1(nは正整数)かつt3≠t1かつt3≠m・t1
    (mは正整数)であることを特徴とする光ディスク媒
    体。
  6. 【請求項6】学習領域を少なくとも内周部と外周部に持
    ち、前記学習領域は、第1のトラックと、前記第1のト
    ラックに隣接する第2のトラックと、前記第1のトラッ
    クに対し前記第2のトラックと反対側に隣接する第3の
    トラックの、少なくとも3本のトラックから成り、各ト
    ラックは、複数のセクタから成り、前記セクタはアドレ
    ス領域と既定のデータが記録された学習データ領域から
    成り、前記第1のトラックの各セクタの学習データ領域
    にはランダム信号が記録してあり、前記第2のトラック
    には、1対のマークとスペースからなる周期t1のパタ
    ーンを繰り返し記録した学習データ領域を有する第1の
    セクタと未記録状態の学習データ領域を有する第2のセ
    クタが交互に配置されており、前記第1のトラックを介
    して前記第2のトラックの第1のセクタと隣接する前記
    第3のトラックのセクタの学習データ領域は、未記録状
    態であり、前記第1のトラックを介して前記第2のトラ
    ックの第2のセクタと隣接する前記第3のトラックのセ
    クタの学習データ領域には、1対のマークとスペースか
    ら成る周期t1のパターンが繰り返し記録されているこ
    とを特徴とする光ディスク媒体。
  7. 【請求項7】学習領域を少なくとも内周部と外周部に持
    ち、前記学習領域は、第1のトラックと、前記第1のト
    ラックに隣接する第2のトラックと、前記第1のトラッ
    クに対し前記第2のトラックと反対側に隣接する第3の
    トラックの、少なくとも3本のトラックから成り、各ト
    ラックは、複数のセクタから成り、前記セクタはアドレ
    ス領域と既定のデータが記録された学習データ領域から
    成り、前記第1のトラックの各セクタの学習データ領域
    にはランダム信号が記録してあり、前記第2のトラック
    には、1対のマークとスペースからなる周期t1のパタ
    ーンを繰り返し記録した学習データ領域を有する第1の
    セクタと、1対または複数対のマークとスペースからな
    る周期t2のパターンを繰り返し記録した学習データ領
    域を有する第2のセクタが交互に配置されており、前記
    第1のトラックを介して前記第2のトラックの第1のセ
    クタと隣接する前記第3のトラックのセクタの学習デー
    タ領域には、1対または複数対のマークとスペースから
    なる周期t3のパターンを繰り返し記録してあり、前記
    第1のトラックを介して前記第2のトラックの第2のセ
    クタと隣接する前記第3のトラックのセクタの学習デー
    タ領域には、1対のマークとスペースから成る周期t1
    のパターンが繰り返し記録されており、t2≠t1かつ
    t2≠n・t1(nは正整数)かつt3≠t1かつt3
    ≠m・t1(mは正整数)であることを特徴とする光デ
    ィスク媒体。
  8. 【請求項8】学習領域を少なくとも内周部と外周部に持
    ち、前記学習領域は、第1のトラックと、前記第1のト
    ラックに隣接する第2のトラックと、前記第1のトラッ
    クに対し前記第2のトラックと反対側に隣接する第3の
    トラックの、少なくとも3本のトラックから成り、各ト
    ラックは、複数のセクタから成り、前記セクタはアドレ
    ス領域と既定のデータが記録された学習データ領域から
    成り、前記第1のトラックの各セクタの学習データ領域
    には1対または複数対のマークとスペースからなる周期
    t0のパターンを繰り返し記録してあり、前記第2のト
    ラックには、1対のマークとスペースからなる周期t1
    のパターンを繰り返し記録した学習データ領域を有する
    第1のセクタと未記録状態の学習データ領域を有する第
    2のセクタが交互に配置されており、前記第1のトラッ
    クを介して前記第2のトラックの第1のセクタと隣接す
    る前記第3のトラックのセクタの学習データ領域は、未
    記録状態であり、前記第1のトラックを介して前記第2
    のトラックの第2のセクタと隣接する前記第3のトラッ
    クのセクタの学習データ領域には、1対のマークとスペ
    ースから成る周期t1のパターンが繰り返し記録されて
    おり、t0≠t1かつt0≠n・t1(nは正整数)で
    あることを特徴とする光ディスク媒体。
  9. 【請求項9】学習領域を少なくとも内周部と外周部に持
    ち、前記学習領域は、第1のトラックと、前記第1のト
    ラックに隣接する第2のトラックと、前記第1のトラッ
    クに対し前記第2のトラックと反対側に隣接する第3の
    トラックの、少なくとも3本のトラックから成り、各ト
    ラックは、複数のセクタから成り、前記セクタはアドレ
    ス領域と既定のデータが記録された学習データ領域から
    成り、前記第1のトラックの各セクタの学習データ領域
    には1対または複数対のマークとスペースからなる周期
    t0のパターンを繰り返し記録してあり、前記第2のト
    ラックには、1対のマークとスペースからなる周期t1
    のパターンを繰り返し記録した学習データ領域を有する
    第1のセクタと、1対または複数対のマークとスペース
    からなる周期t2のパターンを繰り返し記録した学習デ
    ータ領域を有する第2のセクタが交互に配置されてお
    り、前記第1のトラックを介して前記第2のトラックの
    第1のセクタと隣接する前記第3のトラックのセクタの
    学習データ領域には、1対または複数対のマークとスペ
    ースからなる周期t3のパターンを繰り返し記録してあ
    り、前記第1のトラックを介して前記第2のトラックの
    第2のセクタと隣接する前記第3のトラックのセクタの
    学習データ領域には、1対のマークとスペースから成る
    周期t1のパターンが繰り返し記録されており、t0≠
    t1かつt0≠n・t1(nは正整数)かつt2≠t1
    かつt2≠m・t1(mは正整数)かつt3≠t1かつ
    t3≠k・t1(kは正整数)であることを特徴とする
    光ディスク媒体。
  10. 【請求項10】学習領域のトラックピッチが狭いことを
    特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9
    のいずれかに記載の光ディスク媒体。
  11. 【請求項11】光ヘッドと、前記光ヘッドのラジアルチ
    ルト位置の可変手段と、アドレス読み取り回路と、再生
    信号の周波数f1の成分のみを通過させる第1の帯域フ
    ィルタと、再生信号の周波数f2の成分のみを通過させ
    る第2の帯域フィルタと、前記第1の帯域フィルタ出力
    を検波する第1の検波回路と、前記第2の帯域フィルタ
    出力を検波する第2の検波回路と、前記第1、第2の検
    波回路出力を比較する比較器と、前記比較器の出力をと
    りこんでラジアルチルトベスト位置を学習するラジアル
    チルト学習手段と、前記学習の結果と現在アドレスから
    ラジアルチルトベスト位置を推定してラジアルチルト位
    置を制御するラジアルチルト制御手段を備えたことを特
    徴とする光ディスク装置。
  12. 【請求項12】光ヘッドと、前記光ヘッドのラジアルチ
    ルト位置の可変手段と、再生信号の周波数f1の成分の
    みを通過させる帯域フィルタと、前記帯域フィルタ出力
    を検波する検波回路と、アドレス読取手段と、前記アド
    レス読取手段の出力に従って、前記検波回路出力を第1
    のサンプルホールド回路と第2のサンプルホールド回路
    に振り分けるスイッチ手段と、前記第1、第2のサンプ
    ルホールド回路出力を比較する比較器と、前記比較器の
    出力をとりこんでラジアルチルトベスト位置を学習する
    ラジアルチルト学習手段と、前記学習の結果と現在アド
    レスからラジアルチルトベスト位置を推定してラジアル
    チルト位置を制御するラジアルチルト制御手段を備えた
    ことを特徴とする光ディスク装置。
JP6190469A 1994-07-14 1994-08-12 光ディスク媒体および光ディスク装置 Pending JPH0855341A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6190469A JPH0855341A (ja) 1994-08-12 1994-08-12 光ディスク媒体および光ディスク装置
US08/931,943 US5898654A (en) 1994-07-14 1997-09-17 Optical disk and optical disk apparatus having a predetermined pattern of marks on tracks such that a reproduced signal is caused to jitter

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6190469A JPH0855341A (ja) 1994-08-12 1994-08-12 光ディスク媒体および光ディスク装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002025148A Division JP2002269763A (ja) 2002-02-01 2002-02-01 光ディスク媒体および光ディスク装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0855341A true JPH0855341A (ja) 1996-02-27

Family

ID=16258640

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6190469A Pending JPH0855341A (ja) 1994-07-14 1994-08-12 光ディスク媒体および光ディスク装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0855341A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0987689A2 (en) * 1998-09-14 2000-03-22 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Tilt detection device, optical disc device, and tilt control method
US6282161B1 (en) 1998-08-05 2001-08-28 Samsung Electronics Co., Ltd. Optical recording and reproducing apparatus, tilt adjusting method appropriate therefor, and recording control method
US6314067B1 (en) 1998-03-14 2001-11-06 Samsung Electronics Co., Ltd. Optical disk having pattern for tilt detection
JP2004039247A (ja) * 1999-03-30 2004-02-05 Lg Electronics Inc 光記録媒体の記録・再生方法
KR20040024007A (ko) * 2002-09-12 2004-03-20 엘지전자 주식회사 고밀도 광디스크와 그에 따른 재생/기록 방법 및 장치
WO2005024803A1 (ja) * 2003-08-29 2005-03-17 Fujitsu Limited データ再生装置
WO2006101007A1 (ja) * 2005-03-18 2006-09-28 Nec Corporation 情報記録媒体の傾き調整方法と、そのための情報記録再生装置

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6314067B1 (en) 1998-03-14 2001-11-06 Samsung Electronics Co., Ltd. Optical disk having pattern for tilt detection
US6282161B1 (en) 1998-08-05 2001-08-28 Samsung Electronics Co., Ltd. Optical recording and reproducing apparatus, tilt adjusting method appropriate therefor, and recording control method
EP0987689A2 (en) * 1998-09-14 2000-03-22 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Tilt detection device, optical disc device, and tilt control method
EP0987689A3 (en) * 1998-09-14 2002-12-11 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Tilt detection device, optical disc device, and tilt control method
JP2004039247A (ja) * 1999-03-30 2004-02-05 Lg Electronics Inc 光記録媒体の記録・再生方法
KR20040024007A (ko) * 2002-09-12 2004-03-20 엘지전자 주식회사 고밀도 광디스크와 그에 따른 재생/기록 방법 및 장치
WO2005024803A1 (ja) * 2003-08-29 2005-03-17 Fujitsu Limited データ再生装置
CN100466067C (zh) * 2003-08-29 2009-03-04 富士通株式会社 数据再现设备
US7554897B2 (en) 2003-08-29 2009-06-30 Fujitsu Limited Data reproducer
WO2006101007A1 (ja) * 2005-03-18 2006-09-28 Nec Corporation 情報記録媒体の傾き調整方法と、そのための情報記録再生装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4967403A (en) Multi-format optical disk and reading device
KR0132705B1 (ko) 광학 정보 기록 방법 및 장치
KR920022224A (ko) 양면광 디스크기록재생장치
KR910007913B1 (ko) 광학식 디스크 플레이어의 트래킹 제어장치
KR100330112B1 (ko) 광 디스크 및 이를 이용한 광 디스크 장치
JPH07169064A (ja) マルチビーム記録再生装置
KR920015284A (ko) 자기 디스크 장치
JPH0855341A (ja) 光ディスク媒体および光ディスク装置
JPH04259921A (ja) 光ディスク装置
KR960001253B1 (ko) 자기 기록 재생 장치
JP3024282B2 (ja) 記録装置の記録条件設定装置
JPH05298717A (ja) 光学ヘッドアクセス制御装置
KR950000554B1 (ko) 자기 기록 재생장치
JPH0584574B2 (ja)
KR930003469B1 (ko) 기록장치
JP2002269763A (ja) 光ディスク媒体および光ディスク装置
JPH04302864A (ja) 磁気記録再生装置のサーボデータ記録方法
JP4065623B2 (ja) ディスク装置
JP3401458B2 (ja) チルト検出装置
JP3401460B2 (ja) チルト検出装置および光ディスク装置、チルト制御方法
JP3545013B2 (ja) 光記録再生装置
JPH06349073A (ja) 光ディスクおよび情報記録再生装置
JPH02235220A (ja) 情報記録再生装置
JP2613295B2 (ja) 光学的情報記録再生装置のピックアップ速度検出装置
JPS6126922A (ja) 磁気デイスク装置