JPH085502B2 - 繰り出し容器の固形糊固定機構 - Google Patents

繰り出し容器の固形糊固定機構

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JPH085502B2
JPH085502B2 JP12119987A JP12119987A JPH085502B2 JP H085502 B2 JPH085502 B2 JP H085502B2 JP 12119987 A JP12119987 A JP 12119987A JP 12119987 A JP12119987 A JP 12119987A JP H085502 B2 JPH085502 B2 JP H085502B2
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JP
Japan
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fixing mechanism
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JP12119987A
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哲夫 熊谷
良摩 田中
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Daiwa Can Co Ltd
Kokuyo Co Ltd
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Daiwa Can Co Ltd
Kokuyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、流動性内容物を充填後固形化した棒状内容
物を繰り出して使用する容器に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、固型糊用、口紅用等の容器は、例えば、実開昭
57-118898号公報に示されるように、棒状固型の内容物
を使用状態に応じて内容物を充填した筒から押出して使
用するように構成したものが用いられている。
この容器に内容物を充填するには、流動状態の内容物
を容器の内筒に充填し、下部のナット皿(本願のエレベ
ーター4に相当)内にも内容物を密に充填し、ナット皿
で固定保持させ、キャップを嵌合して製品とするもので
ある。
〔発明が解決しようとする問題点〕 容器に内容物を充填するには、第7図(A),(B)
に示すように、容器本体1のエレベーター4を最下降位
置とし、充填装置のノズルを容器本体1の内部に挿入
し、ねじ棒部3の周りから内容物を充填する。充填時、
内容物はねじ棒部3に沿って流下し、外方に流れながら
エレベーター4上に溜る。内容物が溜るにつれてノズル
を引き上げ、容器本体1の上縁まで充填する。内容物が
固形化して棒状になりエレベーターに固定された後容器
本体1にキャップ5を嵌合して密封する。
しかし、内容物を容器本体1に充填する際、内容物を
受けるエレベーター4のフランジ7に突出リング6が内
向環状に形成されているので、エレベーター4の突出リ
ング6の下方に内容物が届きにくく、エアーポケットが
発生し、内容物がエレベーター4に強固に保持されない
場合がある。
内容物の使い方は、キャップ5を外し、つまみ2を回
転して容器本体1の上端より内容物を突出させて塗布等
を行なう。使用後、つまみ2を逆回転して内容物を下降
させて容器本体1内に収納し、キャップ5で再密封す
る。
使用後に内容物を下降させる際、内容物とエレベータ
ーとが強固に保持されていないと、内容物が容器本体内
壁に粘り着くことがあつて、内容物がエレベーターから
抜け出し分離してしまい、内容物を容器本体内に収納で
きなくなることがある。
この欠点を解消するため、突出リングの突出量を大と
すると、その先端部で内容物が破断してしまい、同様な
障害が発生する。
また、フランジ7の高さを高くしないと内容物の保持
が十分でないので、使用できないエレベーター内の内容
物の量が多くなる。
本発明は、上記の問題点を解消し、内容物の固形糊を
エレベーターに強固に固定し、固形糊の塗布時に安定し
て使用でき、粘着性の高い固形糊の昇降がスムースにで
きるとともに、固形糊を十分使いきれる容器を提供する
ことを目的とする。
〔問題点を解決するための手段及び作用〕
本発明は、円筒状容器本体内に流動性の糊を充填後固
形化させ、該固形糊をその下部で保持して昇降するエレ
ベーターであって、昇降用ねじ棒部に螺合する雌ねじ部
周縁から外方に延びる略円形の底板を形成し、該底板上
面周縁からの立上り部に更に半径方向内方に向かって該
底板と略平行に延び、円周方向長さが半径方向長さより
も長い突出片を2個以上形成した繰り出し容器の固形糊
固定機構である。
内容物とする流動性の糊を容器本体に充填する際、内
容物を受けるエレベーターの底板の立上り部には、底板
とほぼ平行の向きの突出片が断続的に形成されているの
で、突出片の裏側にある空気は突出片の周囲から容易に
上方に抜け、エレベーター上部の容器本体内に内容物が
密に充填される。
空気抜きが良好に行なわれるので、内容物の充填速度
を上げることが可能となる。
充填された内容物の状態は、エレベーターの突出片の
周りの上方から連続した内容物と突出片により保持され
た内容物部分とが円周方向に交互に存在するため、内容
物とエレベーターとが強固に接合されるとともに、内容
物が途中で切断するおそれがない。
また、立上り部の高さを低くしても、内容物の支持が
十分可能となるので、使用できないエレベーター内の内
容物の量が少なくなる。
〔実施例〕
第1図ないし第4図は、本発明の第1の実施例を示す
もので、第1図(A)は、容器本体の一部切欠斜視図、
第1図(B)は、キャップの一部切欠斜視図、第2図は
エレベーターの平面図である。
容器は、容器本体1、ねじ棒部3を有するつまみ2、
内容物を保持し昇降するエレベーター4,キャップ5で構
成されている。
容器本体1の底部12からソケット部16が垂下し、つま
み2には、ねじ棒部3の下方にストッパー面18,さし込
部19が形成されていて、両者はソケット部16とさし込部
19からなる嵌合部20で嵌合し、気密性が維持されると共
に、回転自在であるが、一旦嵌合すると分離しないよう
になつている。
容器本体1の上方から縦リブ11にエレベーター4の溝
部8を嵌合し、ねじ棒3にエレベーター4の中心に設け
られた雌ねじを螺合し、つまみ2を回してエレベーター
4を下降させる。エレベーター4の溝部8が縦リブ11で
案内され、エレベーター4は回転せずに下降するように
なっている。エレベーター4のストッパー面17がつまみ
2のストッパー面18に当接するまで降下させる。
容器本体1の上方にキャップ5をかぶせるための小径
部13があり、その下方に突出リング14とくびれ部15が形
成され、キャップ5には嵌合突起21が設けられている。
容器本体1に内容物22とする流動性の糊を充填するに
は、つまみ2を回してエレベーター4を最下降位置と
し、充填装置のノズルを容器本体1の内部に挿入して溶
融状態の内容物を流下させ、ねじ棒部3に沿って内容物
22を流し込む。エレベーター4には底板の周縁から立ち
上がる環状のフランジ部7の上端に内向きの突出片9が
一定間隔のスリット10を隔てて設けられているので、内
容物は空気を巻き込むことなく、密にエレベーター4の
底板とフランジ部7内に溜る。充填ノズルを引き上げな
がら容器本体の上端まで内容物を充填する。内容物は固
形化し、突出片9で強固にエレベーター4に保持された
状態で容器本体1の内壁に沿って棒状に形成される。
エレベーター4の具体的な寸法の一例を挙げると次の
とおりである。
外径24.6mm,内径22.3mm,深さ6mmとし、半径方向に角
度26度の範囲に内方へ1.5mmの突出片9をスリット10と
交互に形成する。
ただし、溝部8の内側の位置には、射出成形性の点か
ら突出片9を設けないこととした。
容器本体1にキャップ5を嵌合した状態を第3図に示
してある。容器本体1に充填された内容物22は、エレベ
ーター4に突出片9で強固に保持され、またスリット10
付近の内容物22は上方の内容物と連続している。
使用状態における容器の状態を第4図に示す。
つまみ2を回転させて内容物22を容器本体1の小径部
13から突出させ、内容物22を塗布する。使用後には、つ
まみ2を逆方向に回してエレベーター4を下降させる
が、エレベーター4に内容物22が突出片9で保持され、
また内容物22は、スリット10でエレベーター4の中と上
方の内容物とが連続しているので、突出片9の上下の内
容物の接合が強固であるため、塗布する場合に無理な力
が加わっても、両者が分離したり、内容物が途中で切断
するおそれがない。
エレベーター4の構造からして、内容物保持機能が良
いので、エレベーターの深さを浅くすることができ、そ
の結果内容物の使用不能となる量が減少する。
尚、エレベーターに設けた突出片の形状はこの実施例
の形状に限定されず、たとえば半円形、半楕円形、三角
形等にすることもでき、突出片のスリットの間隔も容器
の大きさや内容物の物理的性質に合わせ任意の幅にする
ことができる。
また、容器本体は円筒形に限らず、任意の角柱体とす
ることができるのは勿論である。
第5図は、本発明の第2実施例を示すもので、第5図
(A)は、容器本体の一部切欠断面図、第5図(B)
は、第5図(A)の5-5線による断面図である。
この実施例のエレベーター24は、底板の周縁から低い
高さに環状のフランジ27を形成し、その上端に間隔を置
いて多数の立上り部28及び突出片29を設けたものであ
る。
第6図は、本発明の第3実施例を示すもので、第6図
(A)は、容器本体の一部切欠断面図、第6図(B)
は、第6図(A)の6-6線による断面図である。
この実施例のエレベーター34は、底板の周縁から直接
間隔を置いて多数の立上り部38及び突出片39を設けたも
のである。
これらの実施例では、内容物の充填時に空気の流出が
良いので、内容物の充填速度を上げることができ作業能
率が向上し、コストの低減となる。
〔発明の効果〕
本発明は、内容物を粘着性の高い固形糊としたとき
に、次ぎの効果を奏する。
イ、内容物の充填時において、エレベーター底面付近か
らの空気抜きが容易であるので、エレベーター内に内容
物を密に充填できるとともに、内容物の充填速度を上げ
ることが可能となり、作業能率が向上し、コストが低減
できる。
ロ、棒状内容物とエレベーターが強固に固定されている
ため、使用時に内容物の昇降がスムースに行なえる。
ハ、エレベーターと内容物とが強固に接合された部分
と、内容物が上方からエレベーターの底面まで連続する
部分とが交互に存在するため、内容物の下降時や塗布時
に接合部で内容物が切断するおそれがない。
ニ、エレベーターの内容物保持機能が向上するので、エ
レベーターの深さを浅くすることができ、内容物の使用
不能となる量が減少する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は、本発明の一実施例を示すもの
で、第1図(A)は、容器本体の一部切欠斜視図、第1
図(B)は、キャップの一部切欠斜視図、第2図は、エ
レベーターの平面図、第3図はキャップを嵌合した状態
を示す一部断面斜視図、第4図はキャップを外した状態
を示す一部断面斜視図である。 第5図は、本発明の第2実施例を示すもので、第5図
(A)は、容器本体の一部切欠断面図、第5図(B)
は、第5図(A)の5-5線による断面図である。 第6図は、本発明の第3実施例を示すもので、第6図
(A)は、容器本体の一部切欠断面図、第6図(B)
は、第6図(A)の6-6線による断面図である。 第7図は、従来の容器を示すもので、第7図(A)は容
器本体の一部断面斜視図、第7図(B)はキャップの一
部断面斜視図である。 1:容器本体、2:つまみ、3:ねじ棒部、4,24,34:エレベー
ター、7,27:フランジ部、28,38:立上り部、9,29,39:突
出片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭51−158878(JP,U) 実開 昭47−2959(JP,U) 実開 昭48−73063(JP,U) 実公 昭55−50140(JP,Y2) 実公 昭53−15640(JP,Y2) 登録実用新案31438(JP,Z1)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円筒状容器本体内に流動性の糊を充填後固
    形化させ、該固形糊をその下部で保持して昇降するエレ
    ベーターであって、昇降用ねじ棒部に螺合する雌ねじ部
    周縁から外方に延びるほぼ円形の底板を形成し、該底板
    上面周縁からの立上り部に更に半径方向内方に向かって
    該底板とほぼ平行に延び、円周方向長さが半径方向長さ
    よりも長い突出片を2個以上形成したことを特徴とする
    繰り出し容器の固形糊固定機構。
  2. 【請求項2】底板上面周縁からの立上り部を環状のフラ
    ンジとした特許請求の範囲第1項記載の繰り出し容器の
    固形糊固定機構。」
  3. 【請求項3】底板の周縁に断続的に立上り部を形成した
    特許請求の範囲第1項記載の繰り出し容器の固形糊固定
    機構。
JP12119987A 1987-05-20 1987-05-20 繰り出し容器の固形糊固定機構 Expired - Lifetime JPH085502B2 (ja)

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JPS63294377A JPS63294377A (ja) 1988-12-01
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JP2002113992A (ja) * 2000-10-11 2002-04-16 Tombow Pencil Co Ltd 固形糊繰出し容器用のスライダーおよび該スライダーを備える固形糊繰出し容器
JP2017136104A (ja) * 2016-02-01 2017-08-10 鈴野化成株式会社 カートリッジ体及びカートリッジ式化粧料容器

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