JPH0854824A - 包装配置用印刷ラベル構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はそれぞれ無菌水溶液中の親水性コン
タクトレンズを含有するように適合されたブリスターパ
ッケージのベース部材のような多数の容器を相互に連結
し、カバーを形成する積層構造を提供することを目的と
する。 【構成】 容器をカバーするラベルからなる多層の積層
材により相互に連結されたこのような容器の列におい
て、ばらばらの包装配置とするために、その中に付与さ
れた微小孔により形成される弱化線に沿って各容器の中
間で積層材を切断することができる。積層材は多数の容
器をカバーするその表面全体にわたって、印刷パターン
の検査によって与えられる目に見える証拠を通して、何
れかの包装配置のその列からの分離における転用者を妨
害する目的で構成された表示および説明文の特定パター
ンが印刷される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、それぞれ無菌水溶液中
の親水性コンタクトレンズを含有するように適合された
ブリスターパッケージのベース部材のような、多数の容
器を相互に連結し、カバーを形成する積層材構造に関す
る。さらに詳しくは、本発明は容器のカバーラベルを構
成する単一の、多層からなる積層材によって相互に連結
されるこのような容器の列に関し、その積層物は別々の
包装配置（Packaging arrangement ）とするためその中
に設けられた弱化線に沿って各容器の中間を切断するこ
とができる。積層物は多数の容器をカバーする外層の片
側の表面上に、印刷パターンの検査により与えられる目
に見える証拠を通じてその列からの何れかの包装配置の
分離において転用者（inverter）を妨害する目的で構成
された表示および説明文の特定パターンが印刷される。

【０００２】

【従来の技術】無菌水溶液中の親水性コンタクトレンズ
の包装はコンタクトレンズ製造技術においてよく知られ
ている。特に、そのタイプの包装配置は一般に、保管の
ために使用するのに適しており、開業医またはコンタク
トレンズを装用する消費者が使用時に親水性コンタクト
レンズを小出しにすることのできる、いわゆるブリスタ
ーパッケージからなる。１回または短期間の使用後に使
い捨てられるこのような親水性コンタクトレンズは適当
な親水性ポリマー材料、例えばポリマーの組成に応じて
約２０〜９０％またはそれ以上の水を含有するヒドロキ
シエチレンメタクリレートのコポリマーから安価に製造
される。これらのコンタクトレンズは一般に脱水を防止
し、レンズをすぐ使用できる状態に維持するために、大
抵は生理食塩水からなる無菌水溶液中に保存される。

【０００３】上記のタイプの容器は通常、適当な射出成
形または熱成形プラスチック材料、例えばポリプロピレ
ンから成形され、水溶液中のコンタクトレンズを収容す
るよう適合されたキャビティを組込むベース部材を含
み、そしてそれは好ましくは軟質の多層からなる積層材
構造の形態である、ラベルを形成するカバーにより密封
されて、いわゆるブリスターパッケージを与える。この
タイプの包装配置はその有利な保存性およびベース部材
から積層材を簡単に剥ぎ取ることにより使用者がベース
部材のキャビティに含まれるコンタクトレンズを容易に
取り出すことができるというパッケージのすぐ小出しで
きる特徴のため、一般的に使用されている。例えば、レ
ンズがパッケージ内の無菌水溶液中に浸漬される、２４
時間以内、通常は約８〜１６時間装用される使い捨て
の、本質的に１回きりの使用のための親水性コンタクト
レンズの無菌の密封された保存環境を与えるよう適合さ
れたブリスターパッケージが、本出願人の譲受人に一般
譲渡されたMartinezの米国特許第４，６９１，８２０号
に記載されており、その開示は参考文献として本明細書
に組込まれる。

【０００４】上記の米国特許において、親水性コンタク
トレンズを保管し、小出しにするためのブリスターパッ
ケージはキャビティの縁の周りに広がる突出した平面の
フランジに取り囲まれている成形キャビティを組込む射
出成形または熱成形プラスチックベース部分または部材
を含有する。積層箔のような軟質のカバーシートは一般
に液体でしっかりとキャビティを密封するためにフラン
ジの表面に接着される。箔カバーの表面はラベルを構成
し、ブリスターパッケージに収納される製品、製造業者
の名称および住所についての情報を与える適当な印刷表
示を付与することができ、また所望により様々な装飾デ
ザインおよび略符を組込むことができ、さらに前記のも
のの他にＦＤＡ規制法により要求されるロット番号、期
限などのような変わりうる情報を付けることもできる。

【０００５】前記のブリスターパッケージは一般に一単
位として販売され、その上に印刷された情報は各ブリス
ターパッケージに対して完全なものである。しかしなが
ら、それぞれ１個の親水性コンタクトレンズを含有する
このようなブリスターパッケージを相互に引き離せるよ
うに連結された列または数個構成で販売する場合、転用
者がそれぞれ引き離したブリスターパッケージの中に含
まれる比較的安価な使い捨て製品をより高価な一単位商
品として出回らせる機会が生じる。もともと、このよう
な使い捨てコンタクトレンズがより高価な再使用できる
コンタクトレンズとして出回ることは考えられることで
あり、このことは潜在的に製造業者および販売業者に対
して重大な経済的損失をもたらし、また製品が長時間に
わたって正しく使用されないために身体的な害を使用者
に与えた場合には潜在的な法的責任の可能性が生じる。

【０００６】ここで、この非合法の転換（conversion）
という潜在的な問題は、それぞれ無菌水溶液中の親水性
コンタクトレンズを含有するためのキャビティを有する
多数のベース部材が連続した列に配置され、単一の軟質
カバーシートによりシールでカバーされ、そのカバーシ
ートは好ましくは多層からなる軟質の積層箔の形態であ
る。特に無菌水溶液中の親水性コンタクトレンズを収納
するための、ブリスターパッケージ型の新しく、独特な
構想の包装配置の開発の結果生じる。この場合、積層箔
は各ベース部材の中間に弱化線を有し、それにより箔部
材の個々のセグメントを弱化線に沿って、それに付随す
るベース部材と共に分離することができるため、その中
に含まれるコンタクトレンズを取り出したい時にその列
から分離することができる。数個のブリスターパッケー
ジが列になって相互に連結されたこのタイプの構造は硬
質の板紙カートンのような適当な容器の領域内で、単一
の軟質カバーシートにより相互に連結された所定数のコ
ンタクトレンズ含有ベース部材をそれぞれ持つ、多数の
このような列のコンパクトな包装を可能にする。

【０００７】例えば、それぞれの列がその中に１個の使
い捨てコンタクトレンズを含有する５個の相互に連結さ
れたブリスターパッケージを有する、多数の組み重ね式
に重ねられた列のブリスターパッケージをカートン中に
コンパクトに収納することができる。１カートンは６個
の重ねられた列のブリスターパッケージ、すなわち全部
で３０個を収納することができ、これは実際上、使用者
の片方の目のコンタクトレンズの３０日分に相当する。
ブリスターパッケージが相互に連結された列の形態であ
る。このタイプのコンタクトレンズの包装配置は本出願
の譲受人に一般譲渡された「コンタクトレンズの包装配
置」という名称の本出願人の共同未決出願の米国特許出
願番号０８／１４６，７５４号（代理人事件整理番号９
０１４，ＶＴＮ−００９０）に開示されており、その開
示は参考文献として本明細書に組込まれる。

【０００８】この構造を用いて形成されるブリスターパ
ッケージはそれぞれ無菌水溶液中の親水性コンタクトレ
ンズを収容するためのキャビティを含有する多数の連続
して配置された熱成形または射出成形ベース部材からな
り、このようなベース部材の列、例えば５個のベース部
材は単一の、多層からなる軟質の積層箔によりシールで
カバーされ、相互に連結され、またこの箔は好ましくは
本出願の譲受人に一般譲渡された「積層物の両面印刷法
およびそれにより得られる製品」という名称の、１９９
３年８月１３日に出願された本出願人の共同未決出願の
米国特許出願番号０８／１０６，３８６（代理人事件整
理番号９０１３，ＶＴＮ−００９８）（その開示は参考
文献として本明細書に組込まれる）に開示されているタ
イプの共通ラベルを形成する。

【０００９】前記の開示において、多層の積層箔は好ま
しくは必ずしもポリエステルではないが適当なポリオレ
フィンのプラスチックフィルム材料からなる外層を有
し、それはアルミニウムのような支持金属箔の表面に接
着され、あるいは箔の代わりに酸化ケイ素の層で被覆す
ることができ、そして外層は両面印刷される（実際上、
両方の対面）。金属箔（または酸化ケイ素）に対して接
着される外側のプラスチックフィルム層の表面は製造業
者および製品に関する不変の情報、略符、使用説明、並
びにブリスターパッケージ中の製品に関する装飾および
広告表示で構成されうる適当な表示および説明文が印刷
されるが、他方、外側のプラスチックフィルム材料層の
反対側の表面、すなわち外面は期限、ロット番号、適用
範囲および包装された製品に特有の他のデータのような
適当な変わりうる情報を含むことができる。外側のプラ
スチックフィルム材料層の内面は単色または多色の、適
当なリトグラフ印刷法を用いて印刷することができ、ま
た適当な印刷された背景を付与することもできるが、他
方、外側のフィルム層の外部に面する表面の所定の領域
に印刷される、その製品に特有の変わりうる情報は、上
記の共同未決出願の米国特許出願番号０８／１０６，３
８６に詳細に記載されているように、熱転写によりその
上に印刷することができる。

【００１０】

【発明が解決しようとする課題】上記のMartinezの米国
特許および共同未決特許出願は親水性コンタクトレンズ
を収容するブリスターパッケージの製造に関してかなり
進歩した技術を示しており、特に米国特許出願番号０８
／１０６，３８６は所定量をカートン構造の中に収納す
るための、新規な相互に連結されたブリスターパッケー
ジの列を提供しているが、転用者が個々のブリスターパ
ッケージをその相互に連結された列から分離し、これら
をより高価な製品としてこのような商品の認可を得てい
ない、すなわち不法販売で非合法的に出回らせる可能性
があるため、潜在的な金銭上および法律上の問題が生じ
うる。

【００１１】不正競争における、本質的には単一の積層
箔構造によって相互に連結されて列となったブリスター
パッケージを分離可能なばらばらのブリスターパッケー
ジに変換したため生じるこのような潜在的な悪用を妨
げ、その禁止を助けるために、本発明は共通ラベルおよ
び多数のベース部材をカバーするふたを形成する多層の
積層箔構造の表面上の新規な印刷パターンを適用するも
のであり、その印刷パターンは一般に製造業者、製造業
者の略符、その他の製品情報および／または使用説明を
表している表示および適当な説明文のような不変の情報
や装飾および広告表示で構成され、コンタクトレンズを
収容する容器またはベース部材の列を横断して積層箔構
造の表面全体に広がるように印刷される。１個のベース
部材を有するブリスターパッケージをそれぞれ形成する
個々に引き離されたセグメントを与えるために、その中
に形成された弱化線に沿って積層箔を分離すれば、この
特定の模様の印刷ラベル面は目に見える証拠となり、例
えば印刷パターンに不連続性がある場合、販売されるパ
ッケージ配置は不法に転換されたものである。基本的
に、不変の情報を示す印刷パターンはどの説明文または
表示も一般に列をなしたブリスターパッケージの隣接す
るベース部材間の積層箔に形成された弱化線を横切って
拡張するように広げられ、それにより列からの分離が行
なわれた形跡を目で確認することができるため、このよ
うな商品の販売は実際に疑わしいものとなりうる。

【００１２】それぞれのブリスターパッケージの個々の
ラベルにおいて基本的に必要なのは、ＦＤＡ（食品医薬
品局）規制法により要求されているように、その中に含
まれる特定のコンタクトレンズの製造業者の身元、ロッ
ト、バッチおよび度数（power ）に関する情報である。
期限、ロット、バッチ、適用範囲（fitting parameter
）およびレンズの度数に関する情報は共通ラベルとし
てブリスターパッケージの列全体にわたって印刷される
不変の情報とは別のものであり、特定のパッケージ商品
の中味に応じて情報の種類が変わりうる。したがって、
１個のパッケージが分離された場合、それはロット、バ
ッチおよび適用範囲または度数の記載しかなく、製造業
者の完全な身元の記載がないため、もはやＦＤＡ規制法
に従っていない。

【００１３】本発明の別の局面は、個々のブリスターパ
ッケージのその列からの分離を可能にする弱化線をもた
らす多層の積層材構造における独特の微小孔の形成にあ
り、そしてある態様においてこのような孔は積層物のベ
ース部材に接着される側を部分的に切り込むことにより
新しいやり方で形成され、また別の態様においては、積
層物全体をその反対側から貫通している。

【００１４】したがって、本発明の目的は、所定パター
ンの印刷が積層材構造の表面全体に広がっているため、
積層材構造のセグメントおよびそれに付随するブリスタ
ーパッケージの残りの列からの分離および引き離しの目
に見える証拠をもたらし、ブリスターパッケージ中の製
品の潜在的な転用者を妨害することのできる、ブリスタ
ーパッケージのベース部材のような多数の容器を相互に
連結し、ラベルを形成するための新規な積層材構造を提
供することである。

【００１５】本発明の別の目的は、様々なブリスターパ
ッケージを相互に連結し、その列の共通ラベルを形成す
る単一の、多層からなる積層材構造の表面に付与される
印刷パターンがその積層物に形成された弱化線を横切っ
て広がっており、それによりその積層物を弱化線に沿っ
て個々のセグメントに分離した場合、その引き離された
セグメントが特定の種類の製品を有するブリスターパッ
ケージの列の一部であるという目に見える証拠がもたら
される、上記のタイプのブリスターパッケージの列を提
供することにある。

【００１６】本発明のさらに別の目的は、パッケージの
本来の姿に影響を与えることなく、少なくとも部分的に
積層物の内部に入り込んで個々のブリスターパッケージ
セグメントへの分離を可能にする微小孔をあけることに
よる多層の積層材中の弱化線の形成について新規な切り
込みの概念を提供することである。

【００１７】

【課題を解決するための手段】請求項１の包装配置用印
刷ラベル構造は、単一のラベルからなり、多数の連続し
て配置された容器の列をカバーする積層材構造であっ
て、それぞれ前記容器の個々のシールカバーを形成する
多数のセグメントに分離することができ、そして列の表
面全体に広がる表示および説明文の特定パターンが印刷
された外層を有したものである。

【００１８】請求項２の包装配置用印刷ラベル構造は、
それぞれ無菌水溶液中にある多数の親水性コンタクトレ
ンズをシール収納するための包装配置であって、それぞ
れが前記水溶液中に浸漬された１個のコンタクトレンズ
を含有するためのキャビティを有し、そして前記キャビ
ティの周囲で外方に広がるフランジおよび前記フランジ
から伸びるフラップを含む、連続して配列された多数の
成形プラスチックベース部材、および前記多数のベース
部材の上に重ねられ、少なくとも各キャビティの縁の周
りの前記フランジの表面に引き離せるようにシールさ
れ、そしてその表面全体に広がる表示および説明文の特
定パターンをはっきり示すように印刷された外層からな
る単一の軟質カバーシートを包含したものである。

【００１９】

【作用】請求項１の包装配置用印刷ラベル構造は、列の
表面全体に広がる表示および説明文の特定パターンが印
刷された外層を有しているので、それにより積層材構造
の１個以上のセグメントおよびそれに付随する容器を前
記列から分離することは印刷パターンの検査において前
記列からの分離の目に見える証拠を与える。

【００２０】請求項２の包装配置用印刷ラベル構造は、
多数のベース部材の表面全体に広がる表示および説明文
の特定パターンをはっきり示すように印刷された外層か
らなる単一の軟質カバーシートを包含しているので、少
なくとも１個のセグメントを分離することは印刷パター
ンの検査において前記列からの分離の目に見える証拠を
与える。

【００２１】

【実施例】本発明の前記目的、他の利点および特徴はそ
の好ましい態様についての次の詳細な記載および添付図
面からより容易に確認されうる。図面、特に図１〜３に
ついてより詳細に言及すると、本発明に従って構成され
たブリスターパッケージの列が図示されている。

【００２２】基本的に、図１は多数のブリスターパッケ
ージ１２が相互に連結された列からなる包装配置１０を
示しており、図面の図２および３により詳しく示されて
いるように、各ブリスターパッケージ１２はその片端に
一体の、垂れ下がる壁部分１８を有する平面状の、本質
的に長方形のフランジ１６からなるベース部材１４を含
む。数多くの他の変形がすぐに本発明に役立つが、一般
に適当な無菌水溶液中に浸漬されたまま密封状態でその
中に収納されるコンタクトレンズ（図示せず）の曲線形
に合わせて、本質的に半球形であるキャビティ２２はフ
ランジ１６の反対側の端２０の方に片寄ってフランジ中
に形成される。平面状のフランジ１６から垂れ下がる壁
部分１８の高さはコンタクトレンズを含有するキャビテ
ィ２２の高さまたは深さにやや似ている。

【００２３】基本的に、ブリスターパッケージの列１０
の構成は共同未決出願の米国特許出願番号０８／１４
６，７５４号に記載されている通りである。これによ
り、各ブリスターパッケージ１２のベース部材１４は本
出願の一般譲受人に譲渡されたMartinezの米国特許第
４，６９１，８２０号（その開示は参考文献として本明
細書に組込まれる）に記載されている方法と同様にし
て、例えばポリプロピレンのような射出成形または熱成
形プラスチックシート材料から構成される。

【００２４】使用者の必要に応じて、弱化線２６に沿っ
てセグメントを引き離すことにより、図２に示されるよ
うなパッケージの本来の姿に影響を与えることなく、そ
れぞれ１個のコンタクトレンズを含有する個々のブリス
ターパッケージ１２の列１０からの適当な引き離しがで
きるように、それぞれ隣接するベース部材１４間に広が
る、下記でより詳しく記載されるように、孔、不連続ス
リットなどのような一連の平行に間隔を置いた弱化線２
６を有する、図４〜６に詳細に示されるような単一のラ
ベルを形成する印刷された軟質のカバーシート２４は、
多数のブリスターパッケージ１２のベース部材１４の上
に広がって配置され、この場合は５個のベース部材から
なる列１０を形成する。

【００２５】軟質の積層材カバーシート２４は、例えば
ヒートシールにより、カバーシートに面するブリスター
パッケージ１２のフランジ１６の表面の適当な領域に接
着され、それにより無菌水溶液中に浸漬されたコンタク
トレンズを含有する各キャビティ２２を少なくとも取り
囲み、また各コンタクトレンズをそれぞれそのキャビテ
ィにシール収納することができる。他のシール位置もま
た、フランジ１６の表面に面する軟質のカバーシート２
４の表面の所望の位置で与えられ、それによりそれと接
着する領域は十分であり、他方、そのキャビティ２２の
中に含まれるコンタクトレンズを取り出すために、引き
離されたベース部材１４からカバーシートの切断された
セグメントを分離または剥離する時の指でつかむかみ合
いを容易にするようにこれらの部材１６，２４の各端部
をくっつけないままにすることができる。

【００２６】好ましくは、軟質のカバーシート２４は上
記したように、それと接着剤またはヒートシールにより
接着できるようにフランジ３６の表面に接触するよう適
合された、ポリエステルフィルムをその外面の少なくと
も一方に有する積層箔構造で構成される。しかしなが
ら、箔の代わりに酸化ケイ素（ＳｉＯ₂ ）層のような他
の材料を使用することができ、またポリエステル繊維は
適当なポリオレフィンと交換することができる。軟質の
カバーシート２４を構成する積層物は、例えば共同未決
出願の米国特許出願番号０８／１０６，３８６に開示さ
れているようなポリエステルの外層に適当な両面印刷が
施された多層の積層構造であってよい。

【００２７】より特定的に、多層の積層物２４は、例え
ば図面の図４〜６に詳しく示されるように、互いに接着
剤で結合される種々の材料からなる多数の層で構成され
る。図５に言及すると、多層の積層物２４は必要に応じ
て裏面印刷された説明文を含む、べたのまたは有色のハ
ーフトーンである適当な表示がその下面３２に通常のリ
トグラフィーにより予めリトグラフ印刷されており、ま
たその下側に例えば白色または他の適当な色のような有
色のまたは対照的な背景を形成する別の着色または印刷
層を含むことのできる、実質的に透明または半透明のポ
リエステル系フィルム材料、例えばポリエステルで構成
される上層３０を有する。

【００２８】ポリエステルフィルムウェブ３０の下側に
あるハーフトーンの表示および背景は図面の図４に示さ
れるようにポリエステルフィルムウェブ２４の外面に向
いている外側から見た時の内面３２に印刷されるため、
ポリエステルフィルムの透明性を考えると、会社の名
称、略符、種々の装飾および広告内容を表わす様々な表
示および説明文、所望により一般にこのタイプの製品に
永久に付与されうる印刷情報は列１０の全長に及ぶ積層
物２４の表面全体に目に見えて広がっている。その上、
適当な印刷領域３２ａ，３２ｂおよび３２ｃはフィルム
層３０の外部からはっきりと見え、確かめることができ
る。幾つかの印刷領域３２ａ，３２ｂおよび３２ｃの上
に重ね合わせて積層箔２４の表面上に、ロット、バッチ
番号、適用範囲およびブリスターパッケージの中に含ま
れる製品に適当なレンズの度数に関する、ＦＤＡ規制法
により要求されるような必要な情報が印刷される。

【００２９】好ましくはアルミニウムまたは他の適当な
材料、とりわけ酸化ケイ素のバリヤー層からなる箔ウェ
ブ３４はポリエステルフィルムの下面３２に隣接してお
り、ポリウレタンのような乾式接着剤３６からなる接着
剤層を間にはさむことにより接着剤でそれに接着され
る。

【００３０】アルミニウム箔ウェブ３４（または酸化ケ
イ素）のもう一方の表面もまた、接着剤層３６と似た別
の接着剤層３８で被覆することができ、それもまたポリ
ウレタンからなる。この接着剤はアルミニウム箔ウェブ
３４の下面とポリプロピレンからなる別のプラスチック
フィルム層４０を接着するためのものであり、またそれ
は例えばヒートシールなどによる、射出成形または熱成
形プラスチック容器、すなわちベース部材１４のプラス
チック材料との良好なシール接着性を与える。

【００３１】上方のポリエステルフィルム層３０の表面
３２と接着剤層３６を接着してその層３０をアルミニウ
ム箔ウェブ３４（または酸化ケイ素層）に積層する前
に、適当な印刷が行われる。前記したように、この印刷
は前記のような表示および説明文がリトグラフ印刷によ
り適当に配置されるようにポリエステルフィルム３０の
下面３２に付与され、それによりそれが箔３４に接着さ
れた時、その印刷された表示はその正確に示されたパタ
ーンで積層物２４の上部から層３０を通して目に見え
る。

【００３２】本発明の概念に従って、潜在的な転用者を
妨害するために、ポリエステルフィルム層３０の下面３
２に印刷された不変の情報のパターンは列１０の全長に
及ぶ積層箔２４の長さ全体に広がっており、それにより
製造業者の住所および名称、略符、不変の特徴などの製
品情報のような特定の情報が軟質の積層箔２４中に形成
された弱化線２６の上に重なり、実際に上に横たわるラ
ベルを形成する積層箔と共に連続して配置されたブリス
ターパッケージ１２を形成する、隣接したベース部材の
その両側に広がっているため、弱化線に沿って引き離す
ことにより何れかのブリスターパッケージを分離するこ
とは使用者に、おそらくその製品は使い捨てコンタクト
レンズというよりむしろ再使用可能なもののような、似
ているが本質的により高価な製品として示すために不法
に転換されたものであるという目に見える情報を与え
る。積層箔の外部から容易に得にくい不変の特徴の情報
の印刷パターンは、この印刷が箔ウェブ３４に接着され
た外側のプラスチックフィルム材料３０の内面３２にあ
るため、箔ウェブをこわさなければ不正な変更を加える
ことができない。したがって、分離された場合、個々の
パッケージは分離されたブリスターパッケージの上に製
造業者の完全な身元が記載されていないため、適用でき
るＦＤＡ規制法に従っていない。このことは実際に、積
層箔形態の特別に印刷され、形成されたラベルが確実に
転換者（converter ）を妨害することを意図した、転換
を阻止するコンタクトレンズブリスターパッケージ１２
を非常に容易に与える。

【００３３】各ブリスターパッケージの中に含まれる製
品に関する変わりうる情報、例えばロット番号、期限お
よびコンタクトレンズの度数はプラスチックフィルムウ
ェブ３０の外面上の印刷領域３２ａ，３２ｂおよび３２
ｃの範囲内で別々に印刷することができる。

【００３４】図面の図６〜９に示されるように、本発明
の別の局面は、軟質の積層箔の一部分２４ａをそれに接
着されたベース部材１４（それぞれ共同して個々のブリ
スターパッケージ１２を構成する）と一緒に残りの列１
０から分離できる弱化線２６を形成するために微小孔５
０を軟質の積層箔２４に形成することに関する。

【００３５】通常は列１０の各ブリスターパッケージの
ベース部材にシールされうるポリプロピレンからなる下
方のプラスチックフィルム材料層に新規な微小孔が付与
されうる。微小孔は図６に示されるように、外側のポリ
エステルフィルム層３０を切り込むことなく、箔ラベル
の下方の構造を通して軟質の積層箔の下部に付与されう
る。

【００３６】微小孔の概念は、ポリプロピレン層がベー
ス部材１４に接着された箔ウェブ３４の下側のポリプロ
ピレン層４０が本質的に非常に丈夫な伸縮性材料であ
り、引き裂きにくいために採用される。それと対照的
に、箔ウェブ３４の上部に位置する外側のポリエステル
層３０は丈夫であるが、もともと比較的脆い性質を有す
る。弱化線２６を形成する微小孔をもたらすための部分
的に内部の方へ伸びるスリットの形成は図面の図６には
っきりと示されているように、積層箔全体を突き通さな
い。しかしながら、図５に示されるように、微小孔は積
層物全体をその外部から突き通すこともでき、例えば図
面の図９に示されるナイフによりそれに付与される。

【００３７】図７および８で図式的に説明されるよう
に、切抜きディスク６２、実際上は積層物２４に形成さ
れる平行な弱化線２６の数に相応して間隔の置かれた多
数の切抜きディスクを含み、このような弱化線をベース
部材１４の中間に列１０の幅または長さを横切って付与
する装置６０が開示される。図８に示されるように、こ
のディスク６２は精密に４０個の刃を有する通常の切抜
き刃であってよい。大抵、これらの刃は、刃を積層材２
４の下方の表面材、すなわち層４０を通ってウェブ３４
の中に押す空気圧シリンダーを用いてアンビルの方に追
い立てることができる。空気圧シリンダーの圧力は微小
孔をもたらす切抜きの深さを一般に積層材２４の厚さの
半分の深さまで調節することができ、また切抜き深さの
調整を維持するために、刃が連続使用中に鈍くなるとオ
フラインの破壊試験を用いて空気圧を調整することがで
きる。

【００３８】別法として、図面の図９で図式的に説明さ
れるように、その円筒の縦軸に沿って円筒形ドラムの上
に整合され、適当な円筒形アンビルと協同するフライン
グナイフ７０を使用することができる。ラベルを形成す
る積層物２４がドラムを通過すると、縦のナイフが図５
に示されるように積層物全体を突き通す。このナイフは
４個の、ラベルを形成する積層物セグメントに孔を順次
にあけ、次に５番目のカットがスプールに巻かれて供給
されたラベル材料からの列１０に形成されるラベルの完
全な切断を意味するため、５番目を抜かすように設計さ
れうる。

【００３９】本質的に、上記の本発明はブリスターパッ
ケージの列のシールカバーを形成する積層材ウェブから
なるラベルを印刷するという新規な概念を開示してお
り、さらに積層材に微小孔を形成するという新規な概念
もまた提供する。

【００４０】前記の構造は大量生産工程においてカート
ン中に容易に、かつ完全に包装することができる。その
上、本発明は使用者に都合のよい取り扱いや非常に組織
的で便利な方法での医者および患者による多数のコンタ
クトレンズの保管を助長する。

【００４１】本発明の好ましい態様と考えられるものを
図示し、説明してきたが、本発明の精神に反することな
く、形状または細部の様々な変更および変形が容易に行
われうることは当然理解されよう。したがって、本発明
は本明細書で図示され、説明された形状および細部に限
定されず、特許請求の範囲に開示された本発明の全体を
包含するものである。

【００４２】本発明の具体的な実施態様は以下の通りで
ある。 １）前記外層はウェブの表面に接着可能な表面を有する
プラスチックフィルム材料であり、そして特定の表示お
よび説明文の前記パターンは前記ウェブに面する前記フ
ィルム材料の表面上に印刷される請求項１記載の積層材
構造。 ２）前記セグメントへの分離を容易にするために弱化線
が前記積層材構造に形成され、表示および説明文の前記
パターンは前記弱化線を越えて広がる積層材構造上に印
刷され、それにより前記印刷の所定領域が前記弱化線で
分割され、前記セグメントの分離において前記印刷パタ
ーンの不連続性を示す請求項１記載の積層構造。 ３）前記弱化線は前記プラスチックフィルム材料の外層
が前記ウェブに接着される側と反対側の前記積層材に少
なくともある深さまで切り込まれる微小孔からなる前記
実施態様２）記載の積層構造。

【００４３】４）前記孔は前記積層材を貫通する前記実
施態様３）記載の積層構造。 ５）前記プラスチックフィルム材料層はポリオレフィ
ン、例えばポリエステルで構成される前記実施態様１）
記載の積層構造。 ６）前記ウェブはアルミニウムまたは酸化ケイ素層で構
成される前記実施態様１）記載の積層構造。 ７）前記プラスチックフィルム材料層はその両面が印刷
され、そして最初に印刷された表面と反対側の前記フィ
ルム層の外面は各容器の上の特定の領域に別の表示が印
刷される前記実施態様１）記載の積層構造。 ８）前記別の表示は熱転写により前記プラスチックフィ
ルム材料層の外面に付与される前記実施態様７）記載の
積層構造。

【００４４】９）前記ウェブはそれに接着された外側の
プラスチックフィルム材料層を有する表面と反対側の前
記ウェブの表面に接着された別のプラスチックフィルム
材料層を有する前記実施態様３）記載の積層構造。 １０）前記別のプラスチックフィルム材料層は延伸ポリ
プロピレンで構成される前記実施態様９）記載の積層箔
構造。 １１）前記容器はプラスチック材料で構成され、そして
剥離可能なヒートシールが前記各容器と前記別のプラス
チックフィルム材料層との間に形成される前記実施態様
９）記載の積層構造。 １２）前記微小孔は前記別のプラスチックフィルム材料
層を通って前記ウェブまで及ぶ前記実施態様９）記載の
積層構造。

【００４５】１３）前記各容器は無菌水溶液中の親水性
コンタクトレンズをシール収納するためのキャビティを
有するブリスターパッケージの射出成形または熱成形プ
ラスチックベース部材からなる請求項１記載の積層構
造。 １４）前記各ベース部材の前記キャビティは前記積層構
造の重ねられたセグメントとかみ合ってシールされる前
記実施態様１３）記載の積層箔構造。 １５）前記弱化線は前記積層材構造に少なくとも部分的
に切り込まれる微小孔からなり、それにより前記弱化線
に沿って前記構造を前記セグメントに分離することがで
き、そして前記セグメントはそれぞれ前記容器の個々の
カバーを形成する前記実施態様２）記載の積層構造。 １６）連続して配置された容器の前記列は所定数の前記
容器で構成される線状の列からなり、前記積層材構造は
前記列をカバーする一般に長方形の形状を有する請求項
１記載の積層箔構造。

【００４６】１７）表示および説明文の前記印刷パター
ンは転換者による前記容器中の製品の不実表示を阻害す
る保護印刷パターンを形成するように適合される請求項
１記載の積層構造。 １８）前記印刷パターンはリトグラフ印刷により前記プ
ラスチックフィルム材料の外層に付与される請求項１記
載の積層構造。 １９）前記外層はウェブの表面に接着可能な表面を有す
るプラスチックフィルム材料であり、そして特定の表示
および説明文の前記パターンは前記ウェブに面する前記
フィルム材料の表面上に印刷される請求項２記載の包装
配置。 ２０）前記セグメントへの分離を容易にするために弱化
線が前記積層材構造に形成され、表示および説明文の前
記パターンは前記弱化線を越えて広がる積層材構造上に
印刷され、それにより前記印刷の所定領域が前記弱化線
で分割され、前記セグメントの分離において前記印刷パ
ターンの不連続性を示す請求項２記載の包装配置。

【００４７】２１）前記弱化線は前記プラスチックフィ
ルム材料の外層が前記ウェブに接着される側と反対側の
前記積層材に少なくとも部分的に切り込まれる微小孔か
らなる前記実施態様２０）記載の包装配置。 ２２）前記プラスチックフィルム材料層はポリオレフィ
ン、例えばポリエステルで構成される前記実施態様１
９）記載の包装配置。 ２３）前記ウェブはアルミニウムまたは酸化ケイ素層で
構成される前記実施態様１９）記載の包装配置。 ２４）前記プラスチックフィルム材料層はその両面が印
刷され、そして最初に印刷された表面と反対側の前記フ
ィルム層の外面は各容器の上の特定の領域に別の表示が
印刷される前記実施態様１９）記載の包装配置。

【００４８】２５）前記別の表示は熱転写により前記プ
ラスチックフィルム材料層の外面に付与される前記実施
態様２４）記載の包装配置。 ２６）前記箔ウェブはそれに接着された外側のプラスチ
ックフィルム材料層を有する表面と反対側の前記箔ウェ
ブの表面に接着された別のプラスチックフィルム材料層
を有する前記実施態様２１）記載の包装配置。 ２７）前記別のプラスチックフィルム材料層は延伸ポリ
プロピレンで構成される前記実施態様２６）記載の包装
配置。

【００４９】２８）前記容器はプラスチックフィルム材
料で構成され、そして剥離可能なヒートシールが前記各
容器と前記別のプラスチックフィルム材料層との間に形
成される前記実施態様２６）記載の包装配置。 ２９）前記微小孔は前記別のプラスチックフィルム材料
層を通って前記ウェブまで及ぶ前記実施態様２６）記載
の包装配置。 ３０）前記各容器は無菌水溶液中の親水性コンタクトレ
ンズをシール収納するためのキャビティを有するブリス
ターパッケージの射出成形または熱成形プラスチックベ
ース部材からなる請求項２記載の包装配置。 ３１）前記各ベース部材の前記キャビティは前記積層構
造の重ねられたセグメントとかみ合ってシールされる前
記実施態様３０）記載の包装配置。

【００５０】３２）前記弱化線は前記積層物に切り込ま
れる微小孔からなり、それにより前記弱化線に沿って前
記構造を前記セグメントに分離することができ、そして
前記セグメントはそれぞれ前記容器の個々のカバーを形
成する前記実施態様２０）記載の包装配置。 ３３）連続して配置された容器の前記列は所定数の前記
容器で構成される線状の列からなり、前記積層物は前記
列をカバーする形状を有する請求項２記載の包装配置。 ３４）表示および説明文の前記印刷パターンは転用者に
よる前記容器中の製品の不実表示を阻害する保護印刷パ
ターンを形成するように適合される請求項２記載の包装
配置。 ３５）前記印刷パターンはリトグラフ印刷により前記プ
ラスチックフィルム材料の外層に付与される請求項２記
載の包装配置。

【００５１】

【発明の効果】本発明によれば、それぞれ無菌水溶液中
のコンタクトレンズを含有するように適合されたブリス
ターパッケージのベース部材のような多数の容器を相互
に連結し、カバーラベルを形成する積層材構造が提供さ
れる。本発明においては、所定パターンの印刷が積層材
構造の表面全体に広がっているため、列からの分離が行
われた形跡を目で確認することができ、それによりパッ
ケージ製品の潜在的な転用を妨害することができる。ま
た、本発明の構造は大量生産工程において、カーートン
中に容易にかつ完全に包装することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】各パッケージは無菌水溶液中に浸漬されたコン
タクトレンズをそれぞれ１個含有する、単一のラベルを
形成する積層材により引き離せるように連結された多数
のブリスターパッケージからなる列を示す斜視図。

【図２】ブリスターパッケージの列から分離された、図
１のブリスターパッケージの１個を示す斜視図。

【図３】ブリスターパッケージのベース部材に形成され
たキャビティの中に含まれるコンタクトレンズを取り出
せるようにカバーシートがそれから剥離された、図２の
ブリスターパッケージのベース部材を示す図。

【図４】積層物の外層上の印刷が見える、図１のブリス
ターパッケージの列の積層材カバーを示す拡大斜視図。

【図５】微小孔がそれを突き通している、図４のライン
５−５に沿って取られた典型的な積層材の拡大断面図。

【図６】それに沿って箔をセグメントに分離することが
できる弱化線をその中に形成するために積層材に付与さ
れた、部分的に切り込まれた微小孔を示す一般図。

【図７】弱化線を形成するために図６のような微小孔を
積層材に付与する装置を示す略側面図。

【図８】図７の装置で使用される典型的な孔あけ用刃を
示す図。

【図９】図５に示されるような積層物の微小孔を形成す
るための他の刃構造を示す図。

フロントページの続き (72)発明者 ウォーレス・アンソニー・マーティン アメリカ合衆国、32065 フロリダ州、オ レンジ・パーク、サンドルウッド・コート 2603 (72)発明者 リチャード・ウェイン・アブラムズ アメリカ合衆国、32223 フロリダ州、ジ ャクソンビル、ハバーシャム・フォーレス ト・ドライブ 3889 (72)発明者 テュアー・キント−ラーセン デンマーク国、デーコー−2840 ホルテ、 ソレロドベイ 40 (72)発明者 ダニエル・ツゥ−ファン・ウォン アメリカ合衆国、32225 フロリダ州、ジ ャクソンビル、ナイト・ホーク・コート 13753

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 単一のラベルからなり、多数の連続して
   配置された容器の列をカバーする積層材構造であって、 前記積層材構造はそれぞれ前記容器の個々のシールカバ
   ーを形成する多数のセグメントに分離することができ、
   そして列の表面全体に広がる表示および説明文の特定パ
   ターンが印刷された外層を有し、それにより前記積層材
   構造の１個以上のセグメントおよびそれに付随する容器
   を前記列から分離することは前記印刷パターンの検査に
   おいて前記列からの分離の目に見える証拠を与える前記
   積層材構造。
2. 【請求項２】 それぞれ無菌水溶液中にある多数の親水
   性コンタクトレンズをシール収納するための包装配置で
   あって、 ａ）それぞれが前記水溶液中に浸漬された１個のコンタ
   クトレンズを含有するためのキャビティを有し、そして
   前記キャビティの周囲で外方に広がるフランジおよび前
   記フランジから伸びるフラップを含む、連続して配列さ
   れた多数の成形プラスチックベース部材、および ｂ）前記多数のベース部材の上に重ねられ、少なくとも
   各キャビティの縁の周りの前記フランジの表面に引き離
   せるようにシールされ、そしてその表面全体に広がる表
   示および説明文の特定パターンをはっきり示すように印
   刷された外層からなる単一の軟質カバーシートを包含
   し、前記積層物はそれぞれがそれに付随するベース部材
   の個々のカバーを形成するセグメントに分離することが
   でき、それにより残りの積層物から少なくとも１個の前
   記セグメントを分離することは前記印刷パターンの検査
   において前記列からの分離の目に見える証拠を与える前
   記包装配置。