JPH085464B2 - 包装機の横シール装置 - Google Patents

包装機の横シール装置

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JPH085464B2
JPH085464B2 JP4246721A JP24672192A JPH085464B2 JP H085464 B2 JPH085464 B2 JP H085464B2 JP 4246721 A JP4246721 A JP 4246721A JP 24672192 A JP24672192 A JP 24672192A JP H085464 B2 JPH085464 B2 JP H085464B2
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sheet
pair
pressure
shaped portion
packaging machine
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Inventor
保雄 大木
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シーアイエンジニアリング株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、製品が充填された筒状
フィルムを溶着して包装体を形成するための、包装機の
横シール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】筒状フィルムに製品を充填する包装機は
従来より実施されており、この種の包装機には、製品が
充填された筒状フィルムを熱溶着して袋詰め製品を得る
ための横シール装置が備えられている。
【0003】以下に、図10を参照して従来の横シール
装置について説明する。図10は、従来の包装機の要部
断面図である。図10に示すように、この包装機は竪型
包装機であり、矢印R1 で示すように回転する一対の送
りローラ52の下方には、矢印R2 で示すように回転
し、かつ、矢印Sで示すように対向移動する一対のしご
きローラ53が配置されている。また、しごきローラ5
3の下方には横シール装置60が配置されている。
【0004】横シール装置60は、矢印Aで示すように
対向移動する加圧熱シール部61と、矢印Bで示すよう
に対向移動する冷却切断部63とで構成される。加圧熱
シール部61は、その内部に、加圧熱シール部61を加
熱するための電熱ヒータ62を有する。一方、冷却切断
部63は、その内部に、冷却水等を循環させて冷却切断
部63を冷却させるための冷却手段64を有するととも
に、それぞれの対向面に開口する凹部が形成され、一方
の凹部には、筒状フィルム51を切断するための切断刃
65が装着されている。
【0005】上述した構成により製品は、しごきローラ
53、加圧熱シール部61および冷却切断部63をそれ
ぞれ開いた状態で、筒状フィルム51内に挿入された投
入パイプ(不図示)により、筒状フィルム51内に充填
される。この筒状フィルム51としては、融点の高いナ
イロンの内側に融点の低いポリエチレンを合わせた複合
フィルムが使用される。その後、しごきローラ53を閉
じてしごきローラ53により筒状フィルム51を挟み込
んた状態で、送りローラ52およびしごきローラ53を
回転させて筒状フィルム51を降下させ、一袋分の製品
を分離して筒状フィルム51にシート状部51aを形成
する。筒状フィルム51のシート状部51aが加圧熱シ
ール部61間に達したら、一時的に筒状フィルム51の
降下を停止させ、加圧熱シール部61を閉じてシート状
部51aを押圧する。これによりポリエチレンが融けて
シート状部51aが熱溶着される。熱溶着後、再び加圧
熱シール部61を開く。そして、再び筒状フィルム51
を降下させ、シート状部51aの、熱溶着された部位が
冷却切断部63間に達したら、冷却切断部63を閉じ
て、熱溶着された部位を冷却すると同時に切断する。こ
れを繰り返すことで、内部が密閉されて製品が充填され
た包装体が得られる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述した
従来の横シール装置では、加熱された加熱シール部を直
接筒状フィルムのシート状部に押圧し、その後加熱シー
ル部による押圧を解除して冷却を行なうので、加圧熱シ
ール部による熱溶着時、および熱溶着後から冷却工程ま
での間には、シール部に製品の重量による張力等が加わ
り、安定した溶着状態を得にくいという問題点があっ
た。一方、熱シール時に筒状フィルムの内側のポリエチ
レンまで熱を浸透させて強力な溶着を得るためには、加
圧熱シール部による加圧力を高くする必要があるが、加
圧力を高くしすぎるとかえって、溶けたポリエチレンが
押圧部から逃げて溶着部の強度が低下するという問題点
があった。
【0007】また、液体製品を包装する場合には、加圧
熱シール部に電熱ヒータを使用しているため、筒状フィ
ルムが破損したときの製品の漏れによる漏電事故や、加
熱シール部により電熱ヒータの電気配線が挟まれて断線
するおそれがあった。
【0008】さらに、筒状フィルムとして前述した複合
フィルムの他に単体ポリエチレンを使用する場合もある
が、この場合には、加圧熱シール部と筒状フィルムとの
間にテフロンシート等を挟み、加圧熱シール部が直接筒
状フィルムに接触しないようにしなければならず、機械
的な制約が多かった。
【0009】本発明の目的は、シール部に張力が加わら
ず、しかもフィルムの種類によらず加圧力が低くても安
定した強力な溶着状態を得ることができ、液状の製品の
包装にも適した、包装機の横シール装置を提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、製品が充填された筒状フィルムを挟み込むこ
とで一袋分の製品を分離し、前記筒状フィルムにシート
状部を形成するための一対のしごきローラを有する包装
機に備えられ、前記シート状部を溶着するとともに前記
溶着されたシート状部を切断する、包装機の横シール装
置において、互いに圧接することで前記シート状部の一
部位を挟持して密閉空間を形成するために、前記シート
状部を挟んで対向移動自在に設けられそれぞれ対向面
に、前記シート状部の幅よりも大きな幅の開口を有する
一対の密閉部材と、前記一対の密閉部材の開口内に、
れぞれ前記一対の密閉部材の移動方向と同方向に対向移
動し対向面が互いに圧接可能に設けられ、かつ、前記対
向面に開口する気体導入路が形成された一対の加圧部材
と、前記シート状部を切断するために前記一対の加圧部
材のうち一方の加圧部材に設けられ切断刃と、前記各
気体導入路に、前記密閉空間の形成後前記一対の加圧部
材の圧接前に熱風を供給し、前記シート状部の溶着後前
記一対の加圧部材が圧接された状態で冷風を供給する
体供給手段とを有することを特徴とする。
【0011】
【作用】しごきローラにより筒上フィルムにシート状部
が形成された後、対向面に開口を有する一対の密閉部材
を互いに圧接させると、筒状フィルムはシート状部にお
いて各密閉部材により挟持され、密閉部材の内部にはシ
ート状部の一部位を含む密閉空間が形成される。各密閉
部材により密閉空間が形成されたら、気体供給手段によ
り、気体導入路を介して密閉空間内に熱風供給され
密閉空間は熱風の供給により加熱され、シート状部
溶けて溶着が可能な状態となる。この状態で、一対の
加圧部材を互いに圧接させてシート状部を押圧すること
で、シート状部は加圧溶着される。このとき、シート状
部は密閉部材により保持されているので、シート状部の
シール部には製品の重量による張力が加わらない。ま
た、加圧部材によるシート状部の押圧時には既にシール
部は溶けているので、加圧部材による加圧力はシール部
を融合させるだけの力ですむ。シート状部の加圧溶着
後、気体供給手段により密閉空間内に冷風を供給してシ
ール部を冷却し、切断刃で切断する。冷風の供給は加圧
部材を圧接したまま行なうので、確実なシールがなされ
る。その後、加圧部材を開いてシール部を安定化し、密
閉部材を開くことにより、包装体が形成される。
【0012】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0013】まず、本発明の横シール装置の一実施例が
備えられた包装機について図1を参照して説明する。
【0014】図1は、本発明の横シール装置の一実施例
を備えた包装機の要部側面図である。図1に示すよう
に、この包装機は、液体状の製品を包装する際に用いら
れる竪型包装機であり、矢印R1 で示すように回転し
て、製品が充填された筒状フィルム1を降下させるため
の一対の送りローラ2の下方には、矢印R2 で示すよう
に回転し、かつ、矢印Sで示すように対向移動して、筒
状フィルム1にシート状部1aを形成するための一対の
しごきローラ3が配置されている。そして、しごきロー
ラ3の下方に、横シール装置10が配置されている。
【0015】次に、この横シール装置10について、図
2および図3を参照して詳細に説明する。図2は、図1
に示した横シール装置10の一部を破断し、中心線に対
して対称となる部分を省略した平面図であり、図3は、
図2に示した横シール装置10のA−A線断面図であ
る。
【0016】図2および図3に示すように、間隔をおい
て対向配置された2つの固定板11に、互いに平行とな
るように両端部をそれぞれねじ固定された2本のガイド
軸(1本は不図示)12には、2つのスライダ13が、
それぞれガイド軸12の軸線方向に移動自在に設けられ
ている。また、各固定板11にはそれぞれシリンダ19
が、そのロッド19aを互いに向き合わせて固定されて
いる。各シリンダ19のロッド19aは、それぞれ各固
定板11を貫通して先端部が各スライダ13に固定され
ており、各ロッド19aを突出させることで各スライダ
13はそれぞれ互いに接近する向きに、各ガイド軸12
に沿って移動される。
【0017】各スライダ13の対向面の一部位にはそれ
ぞれ凸部13aが形成され、これら凸部13aには、そ
れぞれ圧縮コイルばね18の一端部が外嵌されている。
また、各スライダ13の間には、一対の密閉部材として
の2つの密閉ボックス14が対向配置されており、各密
閉ボックス14の、スライダ13の凸部13aと対向す
る部位に形成された凸部14aに、それぞれ各圧縮コイ
ルばね18の他端部が外嵌されている。各密閉ボックス
14は、それぞれ対向面に開口を有する箱状の部材であ
り、これら開口の幅は、筒状フィルム1のシート状部1
a(図1参照)の幅よりも大きくなっている。また、各
密閉ボックスの開口の外周には、それぞれシリコンゴム
17が圧着されており、スライダ13を互いに接近させ
ることで各密閉ボックス14はシリコンゴム17を介し
て互いに押圧され、各密閉ボックス14で囲まれた空間
(以下、「密閉空間」という)が形成される構成となっ
ている。さらに、各密閉ボックス14の上壁および下壁
には、それぞれ密閉空間を外部と連通させる複数個の排
気孔14bが形成されている。
【0018】一方、各スライダ13には、それぞれの凸
部13aの中心部を通る貫通孔がガイド軸12と平行に
形成されるとともに、各密閉ボックス14にも、それぞ
れの凸部14aの中心部を通る貫通孔がガイド軸12と
平行に形成されており、各スライダ13の貫通孔には、
それぞれ各スライダ13の貫通孔および各密閉ボックス
14の貫通孔を貫通する気体導入用シャフト15が固定
されている。ここで、各気体導入用シャフト15はそれ
ぞれ各密閉ボックス14の貫通孔には遊嵌されており、
各スライダ13に対しては固定されているが、各密閉ボ
ックス14に対してはその貫通孔に沿って移動自在に設
けられている。
【0019】各気体導入用シャフト15は、その軸心部
にそれぞれ後述する熱風および冷風が流れる主通路15
aが形成された中空パイプ状部と、その密閉ボックス1
4側の端部に一体的に設けられて、密閉ボックス14の
内部に遊嵌される板状部15bとからなるものである。
各気体導入用シャフト15の板状部15bには、それぞ
れ密閉ボックス14の内部に収容される加圧部材として
の加圧バー16が固定されている。各加圧バー16は、
それぞれ気体導入用シャフト15の板状部15bとの固
定面にその幅方向に延びる溝が上下に3段形成されて、
各溝と板状部15bとで囲まれる空間でそれぞれ3つず
つの気室16aを構成するとともに、これら各気室16
aと加圧バー16の先端面(対向面)とを連通する分岐
通路16bが、各気室16a毎に形成されている。各分
岐通路16bのうち、上段および下段の分岐通路16b
は、それぞれノズル状に複数個ずつ形成され、中央段の
分岐通路16bは、気室16aの幅と略等しい幅を有す
る溝状の通路となっている。以上説明したことから明ら
かなように、これら各主通路15a、各気室16aおよ
び各分岐通路16bによって、気体導入路が構成され
る。そして、中央段の各気室16aおよび分岐通路16
bのうち一方には、筒状フィルム1を切断するための切
断刃としてのカット刃23が、不図示の駆動源によりス
ライダ13の移動方向と平行に移動可能に設けられてい
る。このカット刃23は、通常は刃先が分岐通路16b
内に収められているが、筒状フィルム1を切断する際に
は刃先が加圧バー16の先端面から突出される構成とな
っている。
【0020】また、各加圧バー16の先端面には、筒状
フィルム1のシート状部1a(図1参照)の加熱および
冷却を促進する目的でそれぞれ微細な波状凹凸が形成さ
れ、さらに、各加圧バー16の先端面は、各密閉ボック
ス14が離間している状態では各密閉ボックス14の対
向面より凹部の内側に位置し、各密閉ボックス14が互
いに密着した状態で各圧縮コイルばね18のばね力に抗
してさらに各スライダ13を接近させた場合には、互い
に押圧される構成となっている。
【0021】各気体導入用シャフト15の、スライダ1
3側の端部には、それぞれ接続部材を介して接続管22
が接続されている。各接続管22には、それぞれ熱風源
20および冷風源21が切り変え弁やちょう形弁等の切
り換え手段を介して接続されており、気体導入用シャフ
ト15の主通路15aには、接続管22を介して熱風あ
るいは冷風のいずれか一方が供給される。これにより、
各気体導入用シャフト15の主通路15aに供給された
熱風または冷風は、それぞれ気室16aおよび各分岐通
路16bを通って密閉ボックス14の内部に供給され、
これら各熱風源20、各冷風源21および各切り換え手
段により気体供給手段が構成されている。密閉ボックス
14の内部に供給される熱風および冷風の温度は、使用
する筒状フィルム1の種類によっても異なるが、それぞ
れ150℃〜400℃および−5℃〜常温の範囲内の温
度である。
【0022】上述した構成に基づいて、各シリンダ19
のロッド19aを引き込ませると、各スライダ13は互
いに遠ざかる向きに移動され、各密閉ボックス14は開
かれる。一方、各シリンダ19のロッド19aを突出さ
せると、各スライダ13は互いに接近する向きに移動さ
れ、それに伴って各密閉ボックス14が互いに押圧され
る。このとき、熱風源20または冷風源21を作動させ
ると、各密閉ボックス14により形成される密閉空間内
には、気体導入用シャフト15および加圧バー16を介
して熱風または冷風が供給される。そして、さらに各シ
リンダ19のロッド19aを突出させると、各スライダ
13はそれぞれ圧縮コイルばね18のばね力に抗して互
いに接近する。各スライダ13にはそれぞれ気体導入用
シャフト15が固定されているので各スライダ13の移
動にともない、各加圧バー16が互いに接近する向きに
移動され、各加圧バー16の先端面が互いに押圧され
る。
【0023】次に、図1〜図3に示した包装機の動作に
ついて、横シール装置の動作を中心に図4〜図9を参照
して説明する。
【0024】まず、図4に示すようにしごきローラ3お
よび密閉ボックス14を開いた状態で、投入パイプ(不
図示)により筒状フィルム1内に製品を充填しつつ、送
りローラ2を矢印R1 で示す方向に回転させ、筒状フィ
ルム1を降下させる。
【0025】筒状フィルム1内に所定量の製品が充填さ
れたら、図5に示すように、しごきローラ3を閉じて筒
状フィルム1内の製品を一袋分だけ分離するとともに、
しごきローラ3を矢印R2 で示す方向に回転させ、筒状
フィルム1にシート状部1aを形成する。
【0026】筒状フィルム1にシート状部1aが形成さ
れたら、図6に示すように送りローラ2およびしごきロ
ーラ3の回転を停止させ、各シリンダ19(図1参照)
により各スライダ13(図1参照)を互いに接近させ、
各密閉ボックス14を閉じる。これにより、シート状部
1aはその上端部と下端部とにおいて各密閉ボックス1
4に挟持されて密閉空間が形成される。その後、各熱風
源20(図1参照)より各主通路15a、各気室16a
および各分岐通路16bを順次介して、密閉空間に熱風
を供給する。このことで密閉空間内は加熱されて前記空
間内のシート状部1aを加熱し、シート状部1aのシー
ル部は溶着可能な状態となる。このとき、熱風の一部は
各排気孔14bから密閉空間の外部に排気されるので、
密閉空間内の圧力が高圧になるのを防止している。
【0027】シート状部1aが加熱されて溶着可能な状
態となったら、図7に示すように、各圧縮コイルばね1
8のばね力に抗して各スライダ13(図1参照)をさら
に接近させる。このことにより各加圧バー16は各スラ
イダ13の接近に伴って接近し、シート状部1aを挟ん
で押圧する。シート状部1aのシール部は熱風により予
め加熱されて溶けているので、各加圧バー16でシート
状部1aを挟み込むことでシート状部1aは加圧溶着さ
れる。このとき、シート状部1aは各密閉ボックス14
により支持されているのでシート状部1aのシール部に
は製品の重量による張力が加わらず、安定した状態で溶
着を行なうことができる。また、各加圧バー16による
シート状部1aの押圧時にはシール部は予め加熱されて
いるので、各加圧バー16による加圧力もシール部を融
合させるだけの力ですむ。その結果、溶けたシール部が
各加圧バー16の加圧力によって各加圧バー16の押圧
部から逃げることもなく、シール部の厚みを必要なだけ
確保でき、シール部の端部の切れも発生せず強力な溶着
が得られる。
【0028】その後、冷風源21(図1参照)により、
密閉空間内に冷風を供給し、シート状部1aを冷却す
る。冷風の供給により、密閉空間内に供給されていた熱
風は冷風の圧力により各排気孔14bから排気されるの
で、密閉空間内の冷却が効率よく行なわれる。そして、
密閉空間内への冷風の供給により密閉空間内が冷却され
たら、不図示の駆動源によりカット刃23を突出させ、
シール部を切断する。このように、シール部を押えたま
まで冷却および切断を行なうので、溶けて不安定な状態
のシール部が保持されて冷却され、確実なシールがなさ
れる。しかも、この間はシート状部1aを密閉ボックス
14で保持しているので、溶着してから切断するまでの
間にシート状部1aには張力が加わらずより強力な溶着
を行なうことができる。その結果、切断時のシール部の
糸引きや製品のシール部からのにじみ出しも発生しな
い。
【0029】シール部の切断を終了したら、図8に示す
ようにカット刃23を引き込ませ、さらに密閉空間内に
冷風を供給しつつ、各スライダ13(図1参照)を各加
圧バー16が離間する位置まで戻して各加圧バー16に
よるシール部への加圧を解除し、シール部を安定化させ
る。
【0030】次いで、図9に示すように各スライダ(図
1参照)をさらに戻して各密閉ボックス14を離間させ
てシート状部1aの保持を解除するとともに、冷風源
(図1参照)による冷風の供給を停止させ、製品が充填
された1つの包装体が完成する。そして、再び図4〜図
9に示した動作を繰り返すことで、複数個の包装体が連
続して生産される。
【0031】以上説明した実施例において、各密閉ボッ
クス14および各加圧バー16を駆動させるための手段
として、シリンダ19を用いたものの例を示したが、こ
れに限らず、クランク機構やピニオンラック機構等を用
いたものでもよい。
【0032】また本実施例では、筒状フィルム1に加熱
された部材を直接押圧させるものではないので、筒状フ
ィルム1としてポリエチレンの単体フィルムを用いた場
合でも、従来のようにテフロンシート等を間に挟み込む
必要もなく、筒状フィルム1としてナイロンとポリエチ
レンとを合わせた複合フィルムを用いた場合と同じ条件
でシールを行なうことができる。そして、筒状フィルム
1の材質としては、上述したポリエチレンの単体フィル
ムや複合フィルムに限らず、種々のものを使用すること
ができる。
【0033】
【発明の効果】本発明は以上記載したとおり構成されて
いるので、以下に記載する効果を奏する。
【0034】密閉部材の開口内に一対の加圧部材を設
け、密閉部材でシート状部を保持させることで、シート
状部のシール部には製品の重量による張力が加わらず、
安定した状態で溶着を行なうことができる。また、シー
ル部の加熱電熱ヒータを使用せず、密閉部材内に熱風
を供給することで行なわれるので、漏電事故や電気配線
の断線のおそれもない。さらに、密閉空間の形成後加圧
部材の圧接前に気体導入路に熱風を供給することで、シ
ール部の押圧時には予めシール部を加熱させておくこと
ができるので、シール部の押圧には大きな力を必要とし
ない。その結果、フィルムの種類によらず、シール部に
おけるシート状部の厚みを十分にとることができ、シー
ル部の端部の切れや製品のにじみ出しの発生しない、液
状の製品の包装にも適した強力な溶着を行なうことがで
きる。加えて、気体導入路は加圧部材の対向面に開口し
ているので、シール部の冷却がシール部を保持したまま
行なえ、確実なシールを行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の横シール装置の一実施例を備えた包装
機の要部側面図である。
【図2】図1に示した横シール装置の一部を破断した平
面図で、中心線に対して対称となる部分を省略した図で
ある。
【図3】図2に示した横シール装置のA−A線断面図で
ある。
【図4】図1に示した包装機による横シール手順を説明
するための図で、製品充填工程を示す要部断面図であ
る。
【図5】図1に示した包装機による横シール手順を説明
するための図で、シート状部形成工程を示す要部断面図
である。
【図6】図1に示した包装機による横シール手順を説明
するための図で、シート状部の加熱工程を示す要部断面
図である。
【図7】図1に示した包装機による横シール手順を説明
するための図で、シール部の溶着および切断工程を示す
要部断面図である。
【図8】図1に示した包装機による横シール手順を説明
するための図で、シール部の安定化工程を示す要部断面
図である。
【図9】図1に示した包装機による横シール手順を説明
するための図で、横シール装置を解除した状態を示す要
部断面図である。
【図10】従来の包装機の要部断面図である。
【符号の説明】
1 筒状フィルム 1a シート状部 2 送りローラ 3 しごきローラ 10 横シール装置 11 固定板 12 ガイド軸 13 スライダ 13a、14a 凸部 14 密閉ボックス 14b 排気孔 15 気体導入用シャフト 15a 主通路 15b 板状部 16 加圧バー 16a 気室 16b 分岐通路 17 シリコンゴム 18 圧縮コイルばね 19 シリンダ 19a ロッド 20 熱風源 21 冷風源 22 接続管 23 カット刃

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製品が充填された筒状フィルムを挟み込
    むことで一袋分の製品を分離し、前記筒状フィルムにシ
    ート状部を形成するための一対のしごきローラを有する
    包装機に備えられ、前記シート状部を溶着するとともに
    前記溶着されたシート状部を切断する、包装機の横シー
    ル装置において、互いに圧接することで前記シート状部の一部位を挟持し
    て密閉空間を形成するために、 前記シート状部を挟んで
    対向移動自在に設けられそれぞれ対向面に、前記シー
    ト状部の幅よりも大きな幅の開口を有する一対の密閉部
    材と、 前記一対の密閉部材の開口内に、それぞれ前記一対の密
    閉部材の移動方向と同方向に対向移動し対向面が互いに
    圧接可能に設けられ、かつ、前記対向面に開口する気体
    導入路が形成された一対の加圧部材と、前記シート状部を切断するために 前記一対の加圧部材の
    うち一方の加圧部材に設けられ切断刃と、前記各気体導入路に、前記密閉空間の形成後前記一対の
    加圧部材の圧接前に熱風を供給し、前記シート状部の溶
    着後前記一対の加圧部材が圧接された状態で冷風を供給
    する 気体供給手段とを有することを特徴とする、包装機
    の横シール装置。
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