JPH0854345A - 検査装置 - Google Patents

検査装置

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JPH0854345A
JPH0854345A JP21068494A JP21068494A JPH0854345A JP H0854345 A JPH0854345 A JP H0854345A JP 21068494 A JP21068494 A JP 21068494A JP 21068494 A JP21068494 A JP 21068494A JP H0854345 A JPH0854345 A JP H0854345A
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JP
Japan
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section
laser light
defect
seal
inspection
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Withdrawn
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JP21068494A
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English (en)
Inventor
Mitsuhiro Ishida
光弘 石田
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Nok Corp
Original Assignee
Nok Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 環状のシール部に凹凸状の欠陥があるか否か
を検査する検査装置について、微小な欠陥を検出可能と
するとともに、検査速度が早い検査装置を提供する。 【構成】 レーザ光2を発光するレーザ光発光部1と、
レーザ光2を線状の平行光としてシール部に照射させる
レーザ光調整部4と、シール部のシルエットを撮影する
ラインセンサカメラ9を備えた撮影部8と、シール部を
その中心軸線0を中心として回転させる回転機構部11
と、撮影部8からのデータを受けてシール部に欠陥があ
るか否かを判定する判定部14と、を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、環状のシール部に凹凸
状の欠陥があるか否かを検査する検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、オイルシールのリップ部の先端
縁に凹凸状の欠陥があると、この欠陥からシール流体が
漏洩する虞がある。したがって従来から、品質管理の一
環として、事前に、オイルシールのリップ部の先端縁に
このような凹凸状の欠陥があるか否かを検査することが
行なわれている。
【0003】図5は、従来の検査装置を示している。す
なわち、この検査装置は、オイルシール51のリップ部
51aの先端縁に凹凸状の欠陥(図示せず)があるか否
かを検査するものであって、複数の治具52,53,5
4をボルト55で組み合わせてオイルシール51を仮の
シール状態に置き、入力ポート56に所定の大きさの圧
力P1 を供給するとともに出力ポート57の圧力P2
測定し、以下の判断基準にしたがって、リップ部51a
に欠陥があるか否かを検査している。 P1 >P2 ≒大気圧・・・・漏れがなく、すなわち欠陥
がない。 P1 ≒P2 >大気圧・・・・漏れがあり、すなわち欠陥
がある。
【0004】しかしながら上記従来の検査装置は、オイ
ルシール51を仮のシール状態に置くため、オイルシー
ル51のリップ部51aを、実際に一の治具53の外周
側に所定の締め代をもって嵌着するものである。したが
ってこの従来の検査装置によると、リップ部51aの先
端縁に微小な欠陥があっても、リップ部51aが治具5
3に嵌着されることによってこの欠陥が潰れてしまうこ
とがあるために、このような微小な欠陥を検出すること
ができない問題がある。また上記従来の検査装置では、
オイルシール51一つを検査する度に複数の治具52,
53,54を組み立てたり分解したりしなければならな
いために、作業に長時間を要し、検査速度が遅いという
問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の点に鑑
み、従来装置では検出不可能であった微小な欠陥を検出
可能とするとともに、検査速度が従来装置より早い検査
装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の検査装置は、環状のシール部に凹凸状の欠
陥があるか否かを検査する検査装置であって、レーザ光
を発光するレーザ光発光部と、前記レーザ光を線状の平
行光として前記シール部に照射させるレーザ光調整部
と、前記シール部のシルエットを撮影するラインセンサ
カメラを備えた撮影部と、前記シール部をその中心軸線
を中心として回転させる回転機構部と、前記撮影部から
のデータを受けて前記シール部に欠陥があるか否かを判
定する判定部と、を備えることにした。
【0007】
【作用】上記構成を備えた本発明の検査装置は、シール
部を何処へも嵌着せず、謂わば自由状態のままとして、
このシール部にレーザ光を照射してそのシルエットから
欠陥の有無を検査する。したがって微小な欠陥もこれが
存在したままの状態で検査が行なわれるために、このよ
うな微小な欠陥を検出することが可能である。
【0008】
【実施例】つぎに本発明の実施例を図面にしたがって説
明する。
【0009】図1に示すように、当該実施例に係る検査
装置は、オイルシール51のリップ部51aを検査対象
とし、このリップ部51aの先端縁(内周縁)に凹凸状
の欠陥(図示せず)があるか否かを検査するものであっ
て、レーザ光2を発光するレーザ光発光部1と、レーザ
光2を線状の平行光としてリップ部51aに照射させる
レーザ光調整部4と、リップ部51aのシルエットを撮
影するラインセンサカメラ9を備えた撮影部8と、リッ
プ部51aをその中心軸線0を中心として回転させる回
転機構部11と、撮影部8からのデータを受けてリップ
部51aに欠陥があるか否かを判定する判定部14と、
を備えている。
【0010】レーザ光発光部1は、レーザ光2を発光す
る半導体レーザ発光装置3を備えている。
【0011】レーザ光調整部4は、レーザ光2を線状に
するための蒲鉾状のレンズ5と、このレンズ5によって
線状とされたレーザ光2の線幅を絞るためのスリット7
を設けた遮蔽板6とを備えており、レーザ光2を、この
レンズ5およびスリット7に通すことによって、中心軸
線0と略平行な向きに、かつ図2に範囲Aで示すよう
に、幅1mm以下、長さ4mm以上の線状の平行光とし
てリップ部51aの円周の一箇所に当たるように照射さ
せる。
【0012】撮影部8は、ラインセンサカメラ9を備え
ている。このラインセンサカメラ9は、図3に示すよう
に、多数の画素10を線状に並べたものであって、画素
数(素子数)が1024、画素間距離(素子間距離)が
0.013mmのものを使用し、軸方向の解像度を0.
013mmとする。また取込み速度は0.1mSECに
1ラインを取り込めるカメラを使用する。
【0013】回転機構部11は、オイルシール51を着
脱自在に、かつ同心的に位置決め支持する環状の支持台
12と、この支持台12をオイルシール51とともに中
心軸線0を中心として回転させるモータ等の駆動源13
とを備えており、例えば、駆動源13と支持台12とを
ギヤ(図示せず)の噛み合わせで連結することにより駆
動源13の駆動によって支持台12がオイルシール51
とともに一回転方向に回転するようになっている。また
支持台12の回転速度は任意に切り換えることができる
ようになっており、少なくとも高速と低速の二段に切り
換えることができるようになっている。
【0014】判定部14は、判定機15を備えている。
この判定機15は、図4に示すように、ラインセンサカ
メラ9からの信号をデジタルに変換するAD素子16
と、リップ部51aの境界を決めるしきい値をセットす
る設定スイッチ17と、それにしたがって取り込んだデ
ータと比較する比較機18と、リップ境界に達する距離
を測定するカウンタ19と、前回のデータを保持する保
持回路20と、前回のカウント値と今回のカウント値を
比較して、製品排出機構22に対してOK信号またはN
G信号を出力する比較機21と、を備えている。
【0015】つぎに上記構成を備えた検出装置の作動を
説明する。
【0016】レーザ光発光部1の半導体レーザ発光装置
3からレーザ光2が発せられると、このレーザ光2がレ
ーザ光調整部4のレンズ5およびスリット7を通って線
状の平行光となってリップ部51aに照射され、リップ
部51aが撮影部8のラインセンサカメラ9にシルエッ
トとして写る。検査中、リップ部51aは回転機構部1
1の作動により所定の回転速度で回転せしめられてい
る。ラインセンサカメラ9に写された像は判定部14の
判定機15に入り、前回のデータと比較されてOK信号
またはNG信号が出力される。判定機15では、ライン
センサカメラ9から出力される信号、1ライン読込み開
始トリガー、タイミングクロックからAD素子16によ
りデジタル値に変換し、設定スイッチ17の値と比較機
18で比較を行ない、入力値が設定値より大きくなるま
で、カウンタ19でクロックをカウントする。このカウ
ント値と前回カウントされたカウント値を比較機21で
比較し,等しくなければ(または、しきい値を上回って
いれば)NG信号を製品排出機構21に出す。次のライ
ン読込み開始トリガーが発生したら、カウンタ19のカ
ウント値を保持回路20にセットし、次の比較を行な
う。1周分の検査が終了したら、次に回転速度を半分に
して同じように1周分検査し、これにより周方向の分解
能を倍にして検査する。
【0017】上記検出装置は、以下の効果を奏する。
【0018】すなわち、先ず、オイルシール51のリッ
プ部51aを何処へも嵌着せず、謂わば自由状態のまま
として、このリップ部51aにレーザ光2を照射してそ
のシルエットから欠陥の有無を検査するものであって、
微小な欠陥もこれが存在したままの状態で検査が行なわ
れるために、従来装置では検出不可能であった微小な欠
陥を検出することができる。また回転機構部11の支持
台12にオイルシール51を載せてスイッチ類を操作す
るだけであって、作業が簡単であるために、検査速度が
従来装置より早い。また回転機構部11の回転速度を変
えることにより、ランダムな間隔で検査を行なうことが
できる。また反射光を利用するものではなく、リップ部
51aにレーザ光2を照射してそのシルエットからこの
リップ部51aに欠陥があるか否かを検査するものであ
るために、検査精度が高い。
【0019】
【発明の効果】本発明は、以下の効果を奏する。
【0020】すなわち、先ず、シール部を何処へも嵌着
せず、謂わば自由状態のままとして、このシール部にレ
ーザ光を照射してそのシルエットから欠陥の有無を検査
するものであって、微小な欠陥もこれが存在したままの
状態で検査が行なわれるために、従来装置では検出不可
能であった微小な欠陥を検出することができる。また回
転機構部に検査対象を載せてスイッチ類を操作するだけ
であって、作業が簡単であるために、検査速度が従来装
置より早い。また回転機構部の回転速度を変えることに
より、ランダムな間隔で検査を行なうことができる。ま
た反射光を利用するものではなく、検査対象にレーザ光
を照射してそのシルエットからこの検査対象に欠陥があ
るか否かを検査するものであるために、検査精度が高
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る検査装置の説明図
【図2】レーザ光の照射範囲を示す説明図
【図3】ラインセンサカメラの画素の配置と作動を示す
説明図
【図4】判定機の説明図
【図5】従来例に係る検査装置の説明図
【符号の説明】
1 レーザ光発光部 2 レーザ光 3 半導体レーザ発光装置 4 レーザ光調整部 5 レンズ 6 遮蔽板 7 スリット 8 撮影部 9 ラインセンサカメラ 10 画素 11 回転機構部 12 支持台 13 駆動源 14 判定部 15 判定機 16 AD素子 17 設定スイッチ 18,21 比較機 19 カウンタ 20 保持回路 22 製品排出機構

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環状のシール部に凹凸状の欠陥があるか
    否かを検査する検査装置であって、レーザ光(2)を発
    光するレーザ光発光部(1)と、前記レーザ光(2)を
    線状の平行光として前記シール部に照射させるレーザ光
    調整部(4)と、前記シール部のシルエットを撮影する
    ラインセンサカメラ(9)を備えた撮影部(8)と、前
    記シール部をその中心軸線(0)を中心として回転させ
    る回転機構部(11)と、前記撮影部(8)からのデー
    タを受けて前記シール部に欠陥があるか否かを判定する
    判定部(14)と、を備えた検査装置。
JP21068494A 1994-08-12 1994-08-12 検査装置 Withdrawn JPH0854345A (ja)

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JP21068494A JPH0854345A (ja) 1994-08-12 1994-08-12 検査装置

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JP21068494A JPH0854345A (ja) 1994-08-12 1994-08-12 検査装置

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JPH0854345A true JPH0854345A (ja) 1996-02-27

Family

ID=16593401

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JP21068494A Withdrawn JPH0854345A (ja) 1994-08-12 1994-08-12 検査装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006162412A (ja) * 2004-12-07 2006-06-22 Nok Corp 表面欠陥検査方法及び表面欠陥検査システム
US9116133B2 (en) 2010-03-09 2015-08-25 Federal-Mogul Corporation Bore inspection system and method of inspection therewith
KR20180068430A (ko) * 2016-12-14 2018-06-22 주식회사 포스코 핀홀 검출기용 검증 방법

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Effective date: 20011106