JPH0854142A - 空気調和機の遠隔操作装置 - Google Patents

空気調和機の遠隔操作装置

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JPH0854142A
JPH0854142A JP6190224A JP19022494A JPH0854142A JP H0854142 A JPH0854142 A JP H0854142A JP 6190224 A JP6190224 A JP 6190224A JP 19022494 A JP19022494 A JP 19022494A JP H0854142 A JPH0854142 A JP H0854142A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来からの他の機種への影響を回避でき、か
つ別室から空気調和機の運転状態をコントロールする。 【構成】従来、遠隔操作を行う場合、壁や襖等の影響を
受けないようにするため、電波を用いていたが、これで
は指定した機器の制御時に他の機器に影響を及ぼすこと
があった。しかし、本実施例では、親機からエアコンの
近傍まで配線を施し、エアコンの受光センサーのみに確
実に制御信号が送られるようにしたため、他の機器への
影響を回避しつつ、遠隔操作を実現することができる。
エアコンをコードレース電話機の子機としての取り扱う
ことができるため、各室に分散するエアコンを親機から
集中遠隔操作を行うことができ、操作性を向上すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷媒と熱交換を行っ
て、室内の少なくとも温度又は湿度の一方を、所望の温
度又は湿度に調整するための空気調和機を遠隔操作する
ための空気調和機の遠隔操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の空気調和機は、冷媒によって熱交
換を行うことにより、例えば暖房モード、冷房モード、
ドライモード及び、設定温度と運転開始時の室温とを比
較して暖房モードと冷房モードとのいずれかを自動的に
選択する自動運転モード等の各モードで運転可能になっ
ており、これらのモードの変更等を付属のリモコンで操
作して、室内を空調し得るようになっている。
【0003】一般に、リモコンの基本概念としては、手
の届かない位置から遠隔制御を行うために、操作者と空
気調和機との間に何らかの伝送路を設け、信号を伝送す
ることである。無線のための伝送手段として超音波又は
赤外線が用いられることが多く、これは電波による伝送
では別室や隣の家の空気調和機をコントロールする恐れ
があるためで、これに対し、超音波や赤外線は、壁は襖
等でかなり減衰するため、殆ど他の部屋等の機器には影
響を与えることがない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、周囲の
影響回避のため、壁や襖等で仕切られた室内のみで使用
可能とした場合、例えば、複数の室内にそれぞれ空気調
和機が設置され、これらを集中してコントロールするこ
とができず、各室へ操作者が移動して操作しなければな
らなず、手間がかかるという問題点が生じる。
【0005】また、各空気調和機が正常に作動している
か否かを、別室にいる者が確認しにくく、集中して管理
することができない。
【0006】本発明は上記事実を考慮し、従来からの他
の機種への影響を回避でき、かつ別室から空気調和機の
運転状態をコントロールすることが可能な空気調和機の
遠隔操作装置を得ることが目的である。
【0007】また、上記目的に加え、各室に分散されて
設置されている複数の空気調和機を集中して管理するこ
とができ、異常発生を迅速に認識することができる空気
調和機の遠隔操作装置を得ることが目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、冷媒と熱交換を行って、室内の少なくとも温度又は
湿度の一方を、所望の温度又は湿度に調整するための空
気調和機の運転状態を、遠隔操作する空気調和機の遠隔
操作装置であって、前記空気調和機に取付けられ、運転
の設定変更に対応する信号を受ける受光部と、電話機と
電話回線との間に設けられ、前記電話機からのパスワー
ドを入力することによって、電話回線接続モード又は空
気調和機制御モードに切り換え可能なにモード切換手段
と、前記空気調和機の近傍、かつ前記受光部に対向して
設けられ、前記モード切換手段で空気調和機制御モード
に切換えられた場合に、前記電話機から入力される前記
空気調和機の運転の設定変更に対応する信号を出力する
投光部と、を有している。
【0009】請求項2に記載の発明は、冷媒と熱交換を
行って、室内の少なくとも温度又は湿度の一方を、所望
の温度又は湿度に調整するための空気調和機の運転状態
を、遠隔操作する空気調和機の遠隔操作装置であって、
前記空気調和機に取付けられ、音声を入力する音声入力
手段と、前記音声入力手段で入力した音声を認識し、予
め定められた空気調和機の運転状態を制御するコードに
変換する音声認識手段と、電話機と電話回線との間に設
けられ、前記電話機からのパスワードを入力することに
よって、電話回線接続モード又は空気調和機制御モード
に切り換え可能なモード切換手段と、前記空気調和機の
音声入力手段に対応して配置され、前記モード切換手段
で空気調和機制御モードに切換えられた場合に、前記電
話機から入力される前記空気調和機の運転の設定変更に
対応する音声を出力する発音手段と、を有している。
【0010】請求項3に記載の発明は、前記請求項1又
は請求項2に記載の空気調和機の遠隔操作装置におい
て、前記空気調和機に異常が発生した場合にその異常を
報知するための信号を前記電話機で受信すること特徴と
している。
【0011】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、空気調和機の
受光部に対応させて投光部を配置する。この投光部は、
空気調和機制御モード時に電話機から入力される空気調
和機の運転の設定変更に対応する信号を出力する。
【0012】モード切換手段では、通常は電話機と電話
回線とを接続しているが、電話機からパスワードが入力
されると、この電話回線に接続された電話回線モードか
ら空気調和機制御モードに切り換えることができる。こ
れにより、電話機がリモコンど同等の役目を果たすこと
になる。
【0013】電話機から運転の設定変更に対応する信号
が入力されると、この信号は投光部から出力され受光部
で受信される。このため、空気調和機は、例えば別室に
ある電話機で操作することができる。また、この操作は
指定の空気調和機のみであり、他の機器に影響を及ぼす
ことがない。
【0014】請求項2に記載の発明によれば、前記請求
項1の記載と同様に、電話機からの入力で空気調和機を
制御しているここで、請求項1が遠隔操作装置(リモコ
ン)で一般で使用されているパルス信号を適用している
のに対し、請求項2では、電話機から音声で空気調和機
の運転の設定を指示することにより、音声入力手段でこ
れを受け、音声認識手段によって音声内容を認識し、運
転の設定を変更する点にある。この音声認識を併用する
ことによって、操作性はさらに向上することができる。
【0015】請求項3に記載の発明によれば、空気調和
機に異常があった場合に、空気調和機から異常を示す信
号を出力する。これを電話機で受けることによって、別
室で空気調和機の異常を知ることができる。
【0016】
【実施例】図1には、本実施例に係る複数の空気調和機
(以下エアコンという)ACが示されている。エアコン
ACは、それぞれ冷媒を循環させる冷媒循環路を有した
室内ユニット10と室外ユニット12とを備えると共
に、この空気調和機を遠隔操作するために操作信号を赤
外線によって送り出すリモコン14を備えている。
【0017】リモコン14には、電源オン・オフ、冷暖
房切換設定、温度設定、タイマ設定等の様々な操作キー
が配設され、この操作キーを操作することによって、各
項目に該当するコードを持つ操作信号が出力されるよう
になっている。本実施例では、赤外線等の電波を適用し
ており、室内ユニット10側にこの赤外線を受光するた
めの光センサー76B(後述)が設けられている。
【0018】ここで、リモコン14から送られる操作信
号は室内ユニット10内の後述する光センサー76Bで
受信されると、エアコンは、受信された操作信号のコー
ドに従って室内の温度、湿度等をコントロールしてい
る。
【0019】各エアコンACの光センサー76Bの取付
位置近傍には、インターフェース200からの信号線を
介して発光する投光部202が配置されている。本実施
例では、投光部202に発光ダイオード(LED)が適
用されている。
【0020】インターフェース200は、本実施例にお
ける遠隔操作を行うための機器として適用されたコード
レス電話機204の親機204Aに接続される電話回線
206の途中に介在されている。
【0021】インターフェース200では、コードレス
電話機204を通常の電話回線206に繋ぐモード(電
話回線モード)と、コードレス電話機204と電話回線
206とを遮断して親機204A又は子機204Bから
ボタン操作でエアコンACの運転状態を制御するエアコ
ン制御モードと、に切り換えることができるようになっ
ている。 〔エアコンACの構成〕図2はエアコンACの冷媒回路
が示されている。図において、26はコンプレッサ、2
7は四方弁、28は室外ユニット12内に設けられた室
外熱交換器、30はキャピラリチューブ、16は室内ユ
ニット10内に設けられた室内熱交換器、24はアキュ
ムレータであり、これらの要素を順次冷媒配管で環状に
接続して冷凍サイクルを構成している。この空気調和機
によれば、四方弁27が図に示す実線の状態にある時
は、コンプレッサ26から吐出された冷媒が実線矢印の
ように流れ、室外熱交換器28で冷媒が凝縮し、室内熱
交換器16で冷媒が蒸発して室内の冷房が行なわれる。
また、四方弁27が図に示す破線の状態にある時は、コ
ンプレッサ26から吐出された冷媒が破線矢印のように
流れ、室内熱交換器16で冷媒が凝縮し、室外熱交換器
28で冷媒が蒸発して室内の暖房が行なわれる。
【0022】なお、112Aは室外側送風機を構成する
ファンモータであり、70Eは室内側送風機を構成する
ファンモータであり、各々室外熱交換器28及び室内熱
交換器16に送風するものである。 〔エアコン室内ユニットの構成〕図3は、室内ユニット
10の電気回路を示すものであり、この電気回路は電源
基板70及びコントロール基板72を備えている。電源
基板70には、室内に供給される風量を調整するファン
モータ70Eが接続された駆動回路70A、各種モータ
を駆動するための電力を生成するモータ電源回路70
B、制御回路用の電力を生成する制御回路用電源回路7
0C、及びシリアル回路用の電力を生成するシリアル回
路用電源回路70Dが設けられている。
【0023】コントロール基板72には、シリアル回路
用電源回路70Dに接続されたシリアル回路72A、モ
ータを駆動する駆動回路72B、及び制御回路としての
マイクロコンピュータ(マイコン)72Cが設けられて
いる。駆動回路72Bには、フラップを上下動させる上
下フラップモータ74A、左右フラップモータ74B、
74C、及び床面全面の温度を検出するために床面の温
度を検出するフロアセンサを回転駆動するフロアセンサ
モータ74Dが接続されている。
【0024】また、マイコン72Cには、表示基板76
に設けられた運転モード等を表示する表示用LED、リ
モコン14からの赤外線の操作信号を受光する光センサ
76B、この光センサ76Bが受光した操作信号を受信
する受信回路76Aが接続されており、空気調和機自体
を制御するか、或いはボイラ90を制御するかの判断を
判断手段であるマイコン72Cが行う。
【0025】さらに、マイコン72Cには、センサ基板
78に設けられた床面の温度検出エリアを表示するエリ
アLED及びフロアセンサが接続されている。
【0026】このリモコン14で、暖房モード、冷房モ
ード、ドライモード及び自動運転モード等の各モードの
選択、設定温度の変更、吹き出し風量の変更、フラップ
モータ74A、74B、74Cを駆動してフラップ角度
の変更等の空気調和機の制御がなされる。 〔エアコン室外ユニットの構成〕図4は、室外ユニット
12の電気回路を示すものであり、この電気回路は整流
回路100及びコントロール基板102を備えている。
なお、室外ユニット12の電気回路は、〜において
図3の室内ユニット10の電気回路に接続されている。
【0027】コントロール基板102には、室内ユニッ
ト10のシリアル回路用電源回路70Dに接続されたシ
リアル回路102A、ノイズを除去するノイズフィルタ
102B、102C、120D、インバータ104をス
イッチングするための電力を生成するスイッチング電源
回路102E、制御回路としてのマイコン102Fが設
けられている。
【0028】スイッチング電源回路102Eにはインバ
ータ104が接続され、インバータ104には、冷媒を
圧縮するコンプレッサ26が接続されている。
【0029】また、マイコン102Fには、外気温度を
検出する外気温センサとしての外気温度サーミスタ11
0A、室外熱交換器28の冷媒コイルの温度を検出する
コイル温センサとしてのコイル温度サーミスタ110
B、コンプレッサ26の温度を検出する温度センサとし
てのコンプレッサ温度サーミスタ110Cが接続されて
いる。
【0030】さらに、ノイズフィルタ102Bには、室
外熱交換器28に送風するファンモータ112A及びフ
ァンモータ用コンデンサ112Bが接続されており、こ
れらファンモータ112A及びファンモータ用コンデン
サ112Bと並列的に、コンプレッサ26から吐出され
た冷媒の流れ方向を変更する四方弁27と電磁弁29と
がノイズフィルタ102Bに接続それぞれされている。 〔インターフェースの構成〕図5には、インタフェース
200の内部構成が示されている。
【0031】電話回線206の+極及び−極には、それ
ぞれ信号線208、210の一端が接続され、他端はそ
れぞれブリッジ回路212の二端に接続されている。残
りの二端は、それぞれフォトカプラ214の入力端(フ
ォトダイオード部214Aのアノード側及びカソード
側)にそれぞれ接続されている。このブリッジ回路21
4を介することによって、電話回線206の極性に関係
なく、コードレス電話機206の親機206Aから発せ
られるトーン信号に基づいてフォトダイオード部214
Aに電流を流すことができる。
【0032】フォトカプラ214のトランジスタ部21
4Bにおけるコレクタ端子214Cには、抵抗216を
介して電源線218が接続されている。また、抵抗21
6とコレクタ端子214C間からは分岐線220が分岐
され、マイクロコンピュータ222の信号入力端子22
2Aに接続されている。また、エミッタ端子214Eは
アースされており、フォトトランジスタ部214Aが発
光し、ベース端子214B−エミッタ端子214C間に
電流が流れると、すなわち、コードレス電話機206の
親機206Aからトーン信号が発せられると、このトー
ン信号の変調波が信号入力端子222Aに入力されるこ
とになる。なお、このフォトカプラ214を介すること
によって、ノイズは取り除かれる。
【0033】入力した変調波の信号は、マイクロコンピ
ュータ222内で復調され、トーン信号に基づいた制御
内容が認識されるようになっている。
【0034】制御内容の1つとして、前記電話回線モー
ドとエアコン制御モードとの切換えがある。すなわち、
電話回線206における、前記信号線208、210が
接続された位置よりも幹線側には、リレーコイル224
によって電話回線206を接続・遮断するリレースイッ
チ226が介在されている。このリレースイッチ226
は、ノーマリークローズ型とされ、リレーコイル224
が非通電状態で、電話回線206を接続している。
【0035】リレーコイル224は、トランジスタ22
8のエミッタ端子228Eとアースとの間に介在されて
いる。このトランジスタ228のコレクタ端子228C
は、電源線218と接続され、通常はオフ状態とされて
いる。このため、リレーコイル224は非通電となる。
ここで、マイクロコンピュータ222の回線オン・オフ
信号出力端子230から信号が出力されると、トランジ
タ228がオン状態となり、リレーコイル224が通電
され、電話回線206が遮断されるようになっている。
【0036】この回線オン・オフ信号出力端子230か
ら出力される信号は、信号入力端子222Aから入力さ
れるパスワード(コードレス電話機204からのトーン
信号)が、予め記憶されたパスワードと一致した時に出
力されるようになっている。
【0037】この状態では、コードレス電話機204
は、電話としての機能を失い、エアコンACの運転状態
を制御する所謂リモコンとしての機能を持つことにな
る。従って、予め定められた記号(数字)を操作するこ
とによって、これに応じたトーン信号がマイクロコンピ
ュータ222へ送られ、その制御内容が解析された後、
後述する投光制御回路部232へ出力されるようになっ
ている。
【0038】マイクロコンピュータ222の信号出力端
子222Bからは複数本(エアコンACの数に対応し、
本実施例では3本)の信号線234が接続され、他端は
それぞれロジック回路236の入力端に接続されてい
る。このロジック回路236の出力端からは入力される
信号線234と同数の信号線238が接続され、それぞ
れ入力側と出力側とで1:1で対応している。
【0039】ロジック回路236では、入力側の信号線
234に対して有効な出力側の信号線238を選択(複
数選択可)する役目を有している。
【0040】ロジック回路236の出力側の信号線23
8は、それぞれトランジスタ240のベース端子240
Bに接続されている。
【0041】トランジスタ240のコレクタ端子240
Cは、フォトカプラ242のフォトダイオード部242
A側に接続されている。フォトカプラ242のトランジ
スタ部242B側はマイクロコンピュータ222のエア
コンACを制御するための制御信号が出力される制御信
号出力端222Cに接続されている。また、トランジス
タ240のエミッタ端子240Eは、エアコンACの近
傍に設置された前記投光部202を制御信号に応じて発
光させるための投光制御回路部232に接続されてい
る。
【0042】これにより、ロジック回路236で選択さ
れた出力側の信号線238に該当するトランジスタ24
0のみがオン状態となり、マイクロコンピュータ222
から出力される制御信号を3個の投光制御回路部232
の中から選択的に送出することができる構成となってい
る。
【0043】以下、投光制御回路部232の回路構成を
説明するが、3個の投光制御回路部232は全て同一構
成であるため、その内の1つを詳細に説明し、その他は
説明を省略する。なお、図面上においても他の投光制御
回路部232はブラックボックスとして記載する。
【0044】トランジスタ240のエミッタ端子240
Eから入力される信号線244は、フォトカプラ246
のフォトダイオード部246Aのカソード側に接続され
ている。このフォトダイオード部246のアノード側は
抵抗248を介して電源線218が接続されている。ま
た、電源線218は、抵抗250を介して投光部202
であるダイオード端子のプラス側に接続されている。こ
のダイオード端子のマイナス側は、フォトカプラ246
のトランジスタ部246Bのコレクタ端子246Cに接
続され、エミッタ端子246Eはアースされている。
【0045】このような構成により、投光部202をマ
イクロコンピュータ222からの制御信号に応じて発光
させることができる。
【0046】以下に本実施例の作用を図6及び図7のフ
ローチャートに従い説明する。まず、ステップ300で
は、コードレス電話機204の発信音が有ったか否かが
判断される。すなわち、受話器を上げたか否かを判断す
る。ここで否定判定の場合は、ステップ302へ移行し
て電話回線206をオン状態に維持し、ステップ300
へ戻る。なお、子機の場合は機種により外線ボタンを押
すことによって親機の受話器を上げたと同等の機能とな
る場合がある。
【0047】ステップ300で肯定判定、すなわち受話
器が上がると、ステップ304へ移行して、パスワード
が入力されたか否かが判断され、コードレス電話機20
4の操作ボタンによりパスワードが入力されたと判断さ
れると(肯定判定)、ステップ306へ移行してこのパ
スワードが予め記憶されているパスワードと一致するか
否かが判断される。この結果、一致したと判断される
と、ステップ308へ移行して、電話回線206をオフ
とする。すなわち、マイクロコンピュータ222の回線
オン・オフ信号出力端子230から信号を出力されてリ
レーコイル224が通電され、この結果、リレースイッ
チ226が作動し電話回線206とコードレス電話機2
04とは遮断される。
【0048】次のステップ310では、電話回線モード
からエアコン制御モードに切り替わった旨を報知する。
例えば、コードレス電話機204に設置された何れかの
ランプを点灯させたり、音声メッセージを出力したり、
表示パネルがあればこれに表示したりすればよい。ま
た、別途、スピーカや表示板等を設けてもよい。
【0049】次のステップ312では、第1の段階とし
て複数あるエアコンACの何れのエアコンACを制御す
るかの選択を促すメッセージを出力する。このメッセー
ジにおいても、コードレス電話機204の親機204A
に設けられたスピーカや表示板を用いて音声、表示の何
れか又は両方であってもよい。以下、メッセージに関し
ては同様である。
【0050】ここで、操作者が1つのエアコンACを制
御すべく、そのエアコンACの示す記号(例えば、1♯
等)を操作することにより、ステップ314で肯定判定
され、ステップ316へ移行する。ステップ316で
は、ロジック回路236によって出力側の信号線238
の内、前記選択されたエアコンACに対応する信号線2
38のみが有効とされ、トランジスタ240をオンとす
る。これにより、マイクロコピュータ222の制御信号
出力端222Cから出力される信号を指定のエアコンA
Cに対応する投光制御回路部232へ出力することが可
能となる。
【0051】次のステップ318では、制御コマンドの
入力を促すメッセージを出力する。例えば、制御コマン
ドとしては、0♯→運転停止(オフ)、1♯→運転開始
(オン)、2♯→温度設定、9♯→終了(中止)等予め
設定しておく。
【0052】次のステップ320でこの制御コマンドが
入力されたと判断されると、ステップ322へ移行して
入力された制御コマンドの解析がなされ、次いで、ステ
ップ324において解析された制御コマンドが補助入力
が必要か否かが判断される。すなわち、温度設定の場合
は、その設定温度を数値で入力する必要があり、風量設
定の場合は、「強、中、弱、自動」の何れかを設定する
必要がある。また、タイマ設定の場合はタイマ入(切)
時間を設定する必要がある。従ってこのような補助入力
が必要な場合には、ステップ324からステップ326
へ移行して補助入力を促すメッセージ(例えば、温度設
定であれば「設定温度を入力して下さい」)を出力し、
ステップ328で入力があったことが確認されると(肯
定判定)、ステップ330へ移行する。また、ステップ
324で補助入力が不要と判断された場合は、ステップ
330へ移行する。
【0053】ステップ330では、制御コマンドの確認
を促すメッセージが出力され、コードレス電話機204
からOKである旨の操作(例えば、♯)を行うことによ
って、図7のステップ332で肯定判定され、ステップ
334へ移行する。
【0054】ステップ334では、マイクロコンピュー
タ222から投光制御回路部232へ制御信号が出力さ
れ、フォトカプラ246を制御して、投光部202(L
ED)を発光させる。これにより、エアコンAC側の受
光センサー76Bでは、この光を受け、指示された操作
を実行する。
【0055】次のステップ336では、エアコンACの
制御を継続するか否かを促すメッセージが出力され、ス
テップ338で否定判定された場合は、ステップ340
へ移行して電話回線206をオンにしてステップ300
へ戻る。すなわち、回線オン・オフ信号出力端子230
からの信号でリレーコイル224への通電を遮断し、リ
レースイッチ206を動作させて、電話回線206とコ
ードレス電話機204とを導通状態とする。これによ
り、コードレス電話機204は通常の電話機としての機
能(電話回線モード)を持たせることができる。
【0056】また、ステップ338で肯定判定された場
合には、ステップ342へ移行して現在選択しているエ
アコンACの変更を要するか否かのメッセージが出力さ
れ、ステップ344で肯定判定された場合は、ステップ
312へ移行し、エアコンACの選択からやり直す。ま
た、否定判定された場合は、ステップ318へ移行し、
制御コマンドの入力から繰り返す。
【0057】このように、本実施例では、エアコンAC
をコードレース電話機204の子機としての取り扱うこ
とができるため、各室に分散するエアコンACを親機か
ら集中遠隔操作を行うことができ、操作性を向上するこ
とができる。
【0058】従来、遠隔操作を行う場合、壁や襖等の影
響を受けないようにするため、電波を用いていたが、こ
れでは指定した機器の制御時に他の機器に影響を及ぼす
ことがあった。しかし、本実施例では、親機からエアコ
ンACの近傍まで配線を施し、エアコンACの受光セン
サー76Bのみに確実に制御信号が送られるようにした
ため、他の機器への影響を回避しつつ、遠隔操作を実現
することができる。
【0059】なお、本実施例では、投光部202から発
する光を受光センサー76Bで受光するようにしたが、
受話器に入力された音声をマイコン222で音声認識さ
せた後、このマイコン222で所定の制御信号に変換し
てから前記したような制御を行わせてもよい。これによ
り、操作者は、コードレス電話機204であたかも通話
しているように、エアコンACの運転を設定することが
できる。
【0060】また、本実施例では、コードレス電話機2
04からエアコンACの運転を制御するという、所謂一
方通行であったが、図8に示される如く、投光制御回路
部232を送受信可能な回路とし、投光部202に受光
部252を併設して、エアコンACに異常が発生した場
合、この異常を知らせる信号を受光部252で受信し、
フォトカプラ254を介してマイクロコンピュータ22
2へ入力させ、コードレス電話機204へ異常を示す音
声に変換して出力させるようにしてもよい。
【0061】また、本実施例ではコードレス電話機20
4の親機からの操作を主として述べたが、子機からの操
作でも同様に遠隔操作を行うことができる。さらに、コ
ードレス電話機204に限らず、通常の有線電話機であ
ってもよく、トーン信号のかわりに、パルス信号(ダイ
ヤル式)であってもよい。
【0062】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る空気調和
機の遠隔操作装置は、従来からの他の機種への影響を回
避でき、かつ別室から空気調和機の運転状態をコントロ
ールすることができるという優れた効果を有する。
【0063】また、上記効果に加え、各室に分散されて
設置されている複数の空気調和機を集中して管理するこ
とができ、異常発生を迅速に認識することができるとい
う優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る空気調和機と電話機とをリンク
させた状態を示すブロック図である。
【図2】本実施例に係る空気調和機の冷媒回路の概略図
である。
【図3】本実施例の空気調和機の室内ユニットの回路図
である。
【図4】本実施例の空気調和機の室外ユニットの回路図
である。
【図5】インターフェースの内部を示す回路図である。
【図6】本実施例の制御フローチャート(その1)であ
る。
【図7】本実施例の制御フローチャート(その2)であ
る。
【図8】変形例に係るインターフェースの一部を示す回
路図(送受信可能な回路図)である。
【符号の説明】
AC エアコン(空気調和機) 10 室内ユニット 12 室外ユニット 76B 受光センサー(受光部) 200 インターフェース(モード切換手段) 202 投光部 204 コードレス電話機(電話機) 206 電話回線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒と熱交換を行って、室内の少なくと
    も温度又は湿度の一方を、所望の温度又は湿度に調整す
    るための空気調和機の運転を、遠隔操作する空気調和機
    の遠隔操作装置であって、 前記空気調和機に取付けられ、運転の設定変更に対応す
    る信号を受ける受光部と、 電話機と電話回線との間に設けられ、前記電話機からの
    パスワードを入力することによって、電話回線接続モー
    ド又は空気調和機制御モードに切り換え可能なモード切
    換手段と、 前記空気調和機の近傍、かつ前記受光部に対応して設け
    られ、前記モード切換手段で空気調和機制御モードに切
    換えられた場合に、前記電話機から入力される前記空気
    調和機の運転の設定変更に対応する信号を出力する投光
    部と、 を有する空気調和機の遠隔操作装置。
  2. 【請求項2】 冷媒と熱交換を行って、室内の少なくと
    も温度又は湿度の一方を、所望の温度又は湿度に調整す
    るための空気調和機の運転を、遠隔操作する空気調和機
    の遠隔操作装置であって、 前記空気調和機に取付けられ、音声を入力する音声入力
    手段と、 前記音声入力手段で入力した音声を認識し、予め定めら
    れた空気調和機の運転状態を制御するコードに変換する
    音声認識手段と、 電話機と電話回線との間に設けられ、前記電話機からの
    パスワードを入力することによって、電話回線接続モー
    ド又は空気調和機制御モードに切り換え可能なモード切
    換手段と、 前記空気調和機の音声入力手段に対応して配置され、前
    記モード切換手段で空気調和機制御モードに切換えられ
    た場合に、前記電話機から入力される前記空気調和機の
    運転の設定変更に対応する音声を出力する発音手段と、 を有する空気調和機の遠隔操作装置。
  3. 【請求項3】 前記請求項1又は請求項2に記載の空気
    調和機の遠隔操作装置において、 前記空気調和機に異常が発生した場合にその異常を報知
    するための信号を前記電話機で受信すること特徴とする
    空気調和機の遠隔操作装置。
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