JPH0852996A - 室内装飾品及びそれに使用する酸素発生固形剤 - Google Patents
室内装飾品及びそれに使用する酸素発生固形剤Info
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Abstract
装飾品、及びこれに使用する酸素発生固形剤を提供す
る。 【構成】 容器1内に、水6を入れ、この水中に水と接
触して酸素を発生する酸素発生固形剤7を投入して使用
するものであり、容器1の少なくとも上部が中の水相を
透視できるように透明素材から形成されており、上記酸
素発生固形剤7が香料を含むことに特徴を有する。本発
明の室内装飾品は、容器内部の水中から酸素と心地よい
香りが継続的に徐々に発生し、周囲に心地良い雰囲気を
供するものであり、また、容器内部の水中を上昇するリ
ズミカルな気泡を透視できるため、意匠性にも優れたも
のである。本発明の酸素発生固形剤は、無機過酸化物を
中和剤及び触媒と共に、固形化剤である膨張黒鉛の微粒
子や四フッ化樹脂粉末に混入し、固形化してなるもの
で、上記成分の他に香料を含む。
Description
を、外観よく、徐々に放出する室内装飾品に関する。
又、本発明は、このような室内装飾品に使用する酸素発
生固形剤に関するものでもある。
動物等の成形体に香料を付着させたものや、また、瓶に
香料を入れ蓋の隙間から香りが漂うようにしたものがあ
るが、外観的に変化がなく、飽き易く、また、香りが鼻
につき、あまり心地よいものではなかった。一方、これ
までに、水との接触によって酸素を発生する酸素発生固
形剤として、無機過酸化物を中和剤及び触媒と共に固形
化剤に混入し、得られた混合物を加圧成形して製造され
るものが知られているが、これらの酸素発生固形剤は、
香りのない酸素を放出するだけであり、ほのかな心地よ
い香りを酸素と共に水中から発生するものはなかった。
素と心地よい香りを放出する、意匠性に優れた室内装飾
品(車のアクセサリーを含む)を提供することを目的と
する。又、酸素と心地よい香りを放出する酸素発生固形
剤を提供することも本発明の目的である。
酸素と同時に心地良い香りを発生する酸素発生固形剤を
使用することにより、上記目的を達成した。
を入れ、該水中に水と接触して酸素を発生する酸素発生
固形剤を投入して使用するものであり、容器の少なくと
も上部が中の水相を透視できるように透明素材から形成
され、かつ上記酸素発生固形剤に香料が含まれるもので
ある。
発生する酸素が、気泡状になって水中を上昇するのを容
器外部から透視できる非常に意匠性に優れた心地よい装
飾品となり、しかも容器から放出される酸素は、酸素発
生固形剤中に含まれた香料の香りを伴うため、周囲の酸
素濃度を増強すると同時に周囲にほのかな芳香性を付与
し、室内の環境を安らかにするものである。
限定されないが、中に入れた酸素発生固形剤から発生す
る気泡を透視できるものであることが大切である。一般
に、容器本体はガラス又は透明プラスチックで製造する
のが好ましい。なお、容器は、その一部が不透明に着色
されてもメッキされても良く、金属線や着色素材等の装
飾体を容器の外部に配置して、装飾性を高めてもよい。
1.5〜5cm、高さ10〜30cm、特に直径2〜3cm、
高さ14〜16cmの円筒状の容器で、外部に曲線状の装
飾体を設けたものであり、この場合、容器内部を上昇す
る気泡が、どの角度からも透視し易く、また、容器内部
の水中を直線状に上昇する気泡と、曲線状の装飾体が心
地よい外観を発揮するのである。又、容器は、逆円錐形
状のものであっても良く、この場合には、上部開口径が
10〜18cmで、高さが16〜30cmであることが好ま
しい。
られている酸素発生固形剤の成分である無機過酸化物、
中和剤、触媒及び固形化剤の他に、更に香料を含み、こ
のような香料としては、天然香料、人造香料、調合香料
等いずれのものが使用されてもよく、上記固形剤に液状
で混入されても、固状で混入されてもよい。また、香料
の使用量は、香料の種類等に応じて選ばれればよいが、
上記固形剤の1〜20重量%、特に8〜15重量%程度
であるのが好ましい。
化剤としては、特に、膨張黒鉛の微粒子や四フッ化樹脂
(ポリテトラフルオルエチレン)粉末が適しており、こ
れらの固形化剤は、固形剤を水と接触させた際にも酸素
の発生を阻害することはない。この際、膨張黒鉛の微粒
子を固形化剤として含む酸素発生固形剤の場合には、得
られる製品が黒色を呈したものとなるが、白色の微粉末
である四フッ化樹脂粉末、例えばルブロンL−5(商品
名、ダイキン社製)などを固形化剤として含むものの場
合には、得られる製品が白色を呈し、外観的に優れたも
のとなり、加圧成形の際、成形型に混合組成物が付着し
にくいという利点が得られる。
特公平4−32001号公報及び特公平4−60921
号公報に記載されるような方法で製造されればよいが、
本発明では、この際に、香料を混入することが必要であ
る。即ち、本発明の酸素発生固形剤は、無機過酸化物を
中和剤及び触媒と共に、膨張黒鉛の微粒子や四フッ化樹
脂粉末に混入し、固形化してなるもので、これらの混合
物に香料を混入して固形化される。無機過酸化物として
は過酸化バリウムや過酸化カルシウムが使用でき、中和
剤としては第一燐酸カルシウムや焼石膏等が使用される
が、酸性ピオリン酸カルシウムを使用するのが好まし
い。また触媒としては二酸化マンガンが例示される。た
だし、本発明の製品に使用される固形剤は、上述の組成
からなる酸素発生固形剤に限定されるものではなく、ペ
ルオクソ炭酸ナトリウムなどのペルオクソ炭酸塩(過炭
酸塩)と、コハク酸、リンゴ酸、酒石酸などの有機酸と
を含むものであっても良く、更にこれらの成分に炭酸水
素塩を含むものであっても良い。
ウム150重量部、二酸化マンガン12重量部、膨張黒
鉛54重量部の混合物に、液体香料(ローズマリー)2
0重量部を添加し、よく混合した後、加圧成形し、直径
が8〜13mm、厚さが4〜5mmの円板状の、本発明の酸
素発生固形剤を製造した。
脂粉末(商品名:ルブロンL−5、ダイキン社製)を使
用する以外は実施例1と同様にして、白色の本発明の酸
素発生固形剤を製造した。
量部、炭酸水素ナトリウム1重量部、及び液体香料(ロ
ーズマリー)10重量部を充分に混合した後、得られた
混合物を金型に充填し、加圧成形することにより、10
mm径の円板状の固形剤(重さ1.5g)を得た。
り、2枚の透明板3a、3bが、円筒の1側面を切り欠いた
形状の中子4で接合されたものである。中子4は上方に
上記切り欠き部が開口部5として存在するものであり、
水6を入れ、その中に酸素発生固形剤2を入れて使用す
る。酸素発生固形剤2としては、前記実施例1で製造し
たものを使用した。酸素発生固形剤2の投入により、継
続的に酸素が発生すると同時にローズマリーの仄かな香
りがただよい、周囲に非常に心地よい雰囲気をかもしだ
した。なお、外観的にも、透明な容器1内部の水中を気
泡7が上昇するのが透視でき、心の休まるものとなっ
た。又、実施例2及び3で製造した固形剤を使用した場
合においても同様の効果が得られることがわかった。
ラス製の筒状容器8に金属製の金色の底9がついたもの
であり、外には、金属製の金色の装飾体10が設けられ
ている。また、Cは、透明ガラス容器8の下部が黒く着
色されており、底9の金属も装飾体10も黒く着色され
ている。なお、A、Bの筒状容器8は直径2cm、高さ1
4cm、C、Dの筒状容器8は直径3cm、高さ16cmに形
成されている。一方、Eは、透明なガラス製の逆円錐状
容器8’が、装飾体10によって支持された構造を有す
るものであり、この容器8’は、開口部の直径が11c
m、高さが25cmに形成されている。
及び酸素発生固形剤2を入れたところ、図2のB、Cの
ように、気泡7の上昇が透視できる、非常に妙味ある室
内装置品として又は車のアクセサリーとして使用でき
た。この例では、香料としてバラ油を使用したが、酸素
と共にバラの香りがただよい、周囲は心地よい雰囲気に
包まれた。なお、これらの筒状容器8では、底9に吸盤
又は磁石を取り付け、机上等における設置安定性を高め
たり、また、図2のCの如く、吊り下げ紐11を取り付
け、それに吸盤12を取り付ける等して、車のアクセサ
リーとして使用し易いものとすることもできる。
を上昇する気泡を透視できる、意匠性に優れたものであ
り、また、水中から酸素と心地よい香りを持続的に適量
発生するため、周囲に心地良い雰囲気をかもしだすもの
となる。又、このような室内装飾品に使用する本発明の
酸素発生固形剤は、水と接触させるだけで酸素と心地よ
い香りを持続的に適量発生する。
る。
は使用状態を示す。
Claims (7)
- 【請求項1】 容器内に、水を入れ、この水中に水と接
触して酸素を発生する酸素発生固形剤を投入して使用す
るものであり、容器の少なくとも上部が中の水相を透視
できるように透明素材から形成されていること、及び上
記酸素発生固形剤が香料を含むことを特徴とする酸素と
同時に香りを生ずる室内装飾品。 - 【請求項2】 上記酸素発生固形剤が、無機過酸化物を
中和剤及び触媒と共に、固形化剤の微粒子に混入し、固
形化してなるものであり、該固形化の際に、香料が添加
されているものである請求項1の室内装飾品。 - 【請求項3】 上記酸素発生固形剤が、ペルオクソ炭酸
塩、有機酸及び炭酸水素塩を混合し、固形化してなるも
のであり、該固形化の際に、香料が添加されているもの
である請求項1の室内装飾品。 - 【請求項4】 香料の使用量が、上記固形剤の8〜15
重量%である請求項1〜3いずれか1項の室内装飾品。 - 【請求項5】 容器は、直径2〜3cm、高さ14〜16
cmの円筒状の容器である請求項1〜4いずれか1項の室
内装飾品。 - 【請求項6】 無機過酸化物を中和剤及び触媒と共に固
形化剤に混入し、固形化してなる、水との接触によって
酸素を発生する酸素発生固形剤において、上記酸素発生
固形剤が香料を含むこと、及び、前記固形化剤が膨張黒
鉛の微粒子であることを特徴とする酸素発生固形剤。 - 【請求項7】 無機過酸化物を中和剤及び触媒と共に固
形化剤に混入し、固形化してなる、水との接触によって
酸素を発生する酸素発生固形剤において、上記酸素発生
固形剤が香料を含むこと、及び、前記固形化剤が四フッ
化樹脂粉末であることを特徴とする酸素発生固形剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7152656A JP2696312B2 (ja) | 1994-06-10 | 1995-05-25 | 室内装飾品及びそれに使用する酸素発生固形剤 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6-152811 | 1994-06-10 | ||
JP15281194 | 1994-06-10 | ||
JP7152656A JP2696312B2 (ja) | 1994-06-10 | 1995-05-25 | 室内装飾品及びそれに使用する酸素発生固形剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0852996A true JPH0852996A (ja) | 1996-02-27 |
JP2696312B2 JP2696312B2 (ja) | 1998-01-14 |
Family
ID=26481511
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7152656A Expired - Fee Related JP2696312B2 (ja) | 1994-06-10 | 1995-05-25 | 室内装飾品及びそれに使用する酸素発生固形剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2696312B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004229883A (ja) * | 2003-01-30 | 2004-08-19 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 酸素富化機 |
JP2006327661A (ja) * | 2005-05-27 | 2006-12-07 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 芳香剤容器 |
-
1995
- 1995-05-25 JP JP7152656A patent/JP2696312B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004229883A (ja) * | 2003-01-30 | 2004-08-19 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 酸素富化機 |
JP2006327661A (ja) * | 2005-05-27 | 2006-12-07 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 芳香剤容器 |
JP4717518B2 (ja) * | 2005-05-27 | 2011-07-06 | 株式会社吉野工業所 | 芳香剤容器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2696312B2 (ja) | 1998-01-14 |
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