JPH0852848A - 粒模様シート - Google Patents

粒模様シート

Info

Publication number
JPH0852848A
JPH0852848A JP19167794A JP19167794A JPH0852848A JP H0852848 A JPH0852848 A JP H0852848A JP 19167794 A JP19167794 A JP 19167794A JP 19167794 A JP19167794 A JP 19167794A JP H0852848 A JPH0852848 A JP H0852848A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
grain pattern
meth
top coat
acrylate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP19167794A
Other languages
English (en)
Inventor
Takaaki Tanaka
高昭 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ryoko Co Ltd
Original Assignee
Ryoko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ryoko Co Ltd filed Critical Ryoko Co Ltd
Priority to JP19167794A priority Critical patent/JPH0852848A/ja
Publication of JPH0852848A publication Critical patent/JPH0852848A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 石模様などにより路面や壁面の風合を高める
施工を簡易にすることを可能とし、耐摩耗性や歩行感も
向上する。 【構成】 可撓性シート12と、その上に順に積層され
たガラスクロス14と粘着材層16と、粘着材層上に敷
き詰められた粒状体18と、粒状体を覆い、表面上から
粒状体を視認し得る透明度を有したトップコート20を
有する。 【効果】 所定の大きさに予め裁断しておき、それを敷
設することによって、施工をなすことができるので、極
めて簡易に、また作業時間を大幅に削減して、シートの
表面に表われている天然石等の粒模様を付与することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は路面や床、または壁面な
どに用いられて、その美観を向上せしめるシートに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】道路や舗道などの路面、床、または建築
物の壁面などには、それらの美観を向上せしめることを
目的として、天然石の景観を醸し出したものが自然感覚
に富み、人気のあるものである。こうした模様を施す方
法としは、古くから、天然石の洗い出し工法が採用され
る。即ち、施工する壁面や路面等に天然石を敷き詰め、
鏝等でならし、付着せしめる。その後、水で周りを洗い
流し、天然石を浮き立たせるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
た方法によるものは、仕上りの風合は高いものの、高度
な熟練を要し、また現場での作業時間が長く、さらに施
工時の天候や気候の影響を受けてしまうなどの不具合を
有するものである。さらに、より意匠性に富んだものと
するべく、種々の絵柄を付与することは困難で、大幅な
コスト増加を伴うものであった。
【0004】さらに、天然石が表面に露出していること
から、風雨や車両の通過など様々な要因により、摩耗若
しくは破損し、施工時の品質を永続させることは事実上
不可能である。また、天然石の付着力の劣化により、剥
がれたりすることもある。さらにまた、路面等に用いて
歩行者が通過する場合、所謂歩行感が堅く、しなやかさ
に欠けるものである。
【0005】本発明は前記課題を解決するためになされ
たもので、石模様などにより路面や壁面の風合を高める
施工を簡易にすることを可能とし、また、耐摩耗性や歩
行感を向上することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の粒模様シート
は、可撓性シートと、該可撓性シート上に順に積層され
たガラスクロスと粘着材層と、該粘着材層上に敷き詰め
られた粒状体と、該粒状体を覆い、表面上から粒状体を
視認し得る透明度を有したトップコートとを有すること
を特徴とするものである。
【0007】
【作用】本発明の粒模様シートであると、所定の大きさ
に予め裁断し、施工現場では、それを敷設することによ
って、路面や壁面等への施工をなすことができるので、
極めて簡易に、また作業時間を大幅に削減して、シート
の表面に表われている天然石等の粒模様を醸し出すこと
ができる。また、この施工作業には、天候や気候等の影
響を殆ど受けることがない。
【0008】また、予め、粒模様シートの粒の柄を調整
しておくことにより、容易に絵柄を付与することがで
き、大幅なコスト増加を伴うことなく意匠性をより向上
させることができる。さらに、天然石等の粒状体がトッ
プコートにより被覆されていることから、耐摩耗性が向
上し、かつ、粒状体の剥離も抑制され、耐久性が向上す
る。また、可撓性シートを具備していることから、弾力
性が付与され、粒模様シート上を歩行した際などにおけ
る歩行感を軟らかくすることができる。
【0009】
【実施例】本発明の一実施例を図1を参照して説明す
る。図1に示す本実施例の粒模様シート10は、可撓性
シート12と、その可撓性シート12上に順に積層され
たガラスクロス14と粘着材層16と、その粘着材層上
に敷き詰められた粒状体18,18,・・・と、その粒状
体18を覆い、表面上から粒状体18を視認し得る透明
度を有したトップコート20とを有して概略構成されて
いる。
【0010】可撓性シート12としては、適度な柔軟性
を有した材料が使用され、好ましくは、塩ビシートなど
が適用される。また、特に限定されるわけではないが、
その厚みは2.5mm程度が良好とされる。ガラスクロス
14は、寸法安定性を向上することを目的として設けら
れる。
【0011】粘着材層16は、粒状体18,18,・・・
を安定して付着せしめるためのもので、粘着力を有する
ゴム状物質やプラスチックシートに粘着剤を塗布したも
のが使用され、非加硫ブチルゴムシートが好ましいが、
他にも、エチレン−プロピレン系ゴム、スチレン−ブタ
ジエン系ゴム、クロロプレン系ゴム、ブタジエン−アク
リロニトリル系ゴム、ウレタン系ゴム等が適用できる。
粘着剤を塗布する場合、その粘着剤は、粒状体を付着せ
しめることのできるものであれば特に限定されるもので
はないが、感圧系接着剤が良好である。この粘着材層1
6の厚さは、特に限定されるものではないが、0.5〜
3.0mm程度が好適である。
【0012】粒状体18には、施工の目的に合致した各
種の天然石または人工石などが適用される。天然石とし
ては、所謂、那智黒、鳴門白、鳴門アジ、鳴門青、鹿
島、高知、チェリー、大磯、桃山や、大理石、花崗岩、
御影石などの種々の天然石を破砕した砕石や、天然に産
出する丸砂利、豆砂利や、天然産の珪砂などが使用され
る。これらは、単独で若しくはおり混ぜて使用される。
特に、色彩の異なる石を複数種用いることにより、図柄
を付与することができるようになる。また、人工石とし
ては、種々のもの、例えば、セラミック及びこれに顔料
等を混入、焼成したもの等が適用され得る。いずれの石
を用いた場合であっても、各粒状体の大きさや形状は、
仕様に応じて定められるものであるが、粒径が2〜8mm
のものが好適である。粒状体18は粘着材層16上に、
できるだけ満遍なく均一に付着させることが望まれる。
【0013】トップコート20には、透明か若しくは少
なくとも粒状体18を視認し得る透明度を有したもの
で、熱硬化樹脂もしくは光硬化樹脂が好ましい。例え
ば、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ系樹脂、ウレタ
ン樹脂、メチルメタクリレート樹脂などが適用される
が、中でもアクリル系モノマー成分およびアクリル系重
合体成分からなるアクリル系樹脂が好ましい。
【0014】上記アクリル系モノマーとしては、(メ
タ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、
(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸n−
ブチル、(メタ)アクリル酸イソブチル、(メタ)アク
リル酸t−ブチル、(メタ)アクリル酸シクロヘキシ
ル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)
アクリル酸ノニル、(メタ)アクリル酸ラウリル、(メ
タ)アクリル酸ベンジル等が挙げられる。また、上記ア
クリル系多官能モノマーとしては、エチレングリコール
ジ(メタ)アクリレート、1,2−プロピレングリコー
ルジ(メタ)アクリレート、1,3−ブチレングリコー
ルジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオール
ジ(メタ)アクリレートのようなアルカンジオールジ
(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、ジプロピレングリコールジ(メタ)
アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アク
リレート等が挙げられる。
【0015】また、アクリル系樹脂の場合、その粘度
は、2000cps以下、好ましくは300〜800c
psの範囲に調節することが望ましい。
【0016】トップコート20には、必要に応じて、紫
外線吸収剤、黄変防止剤、着色剤、酸化防止剤、内部離
型剤、カップリング剤などの配合剤を適宜添加すること
ができる。
【0017】トップコート20は、粒状体18上から、
塗布または噴霧させることにより、これらを被覆する。
このトップコート20は、粒状体18の剥離、脱落を防
止するとともに、それらの摩耗を防ぐものである。ま
た、粒模様シートに光沢を付与せしめることも可能であ
る。特に、粘着材層16に直接、付着されなかった粒状
体18の脱落防止を防ぐ上で重要である。また、意匠の
目的に応じて、トップコートに顔料などを含有させ、有
色としたものも使用できる。
【0018】この粒模様シートを製造するには、まず、
可撓性シート12上にガラスクロス14と粘着材層16
の形成された複合層を製造し、この上に適宜用いられる
種類の粒状体18を落下させて載置させ、押圧ローラを
用いるなどして、粒状体18を均一に、平坦にすると共
に、粘着材層に押圧し付着させる。その後、トップコー
トを塗布するなどして、粒状体を被覆する。得られたシ
ートは、施工時または搬入時の便宜を考慮して適当な大
きさ(例えば、50×50cm程度)に裁断される。裁断
には、ダイヤモンドカッターを使用することが望まれ
る。
【0019】本実施例の粒模様シートを用いれば、天然
石などが敷き詰められた意匠を舗道などの路面や、建築
物の壁面や、床などに施すことができ、これらの美観を
向上させることができる。また、本実施例の粒模様シー
トは、施工に応じた大きさに裁断し、これを路面や壁面
などに敷設すれば良く、極めて簡易で、熟練作業を要さ
ない。また、現場での作業時間を大幅に削減することが
できる。また、施工時の天候や気候の影響を殆ど受ける
ことがない。さらに、搬入等の作業も容易であり、また
軽量化を図ることができ、取扱いが楽である。
【0020】また、粒状体によって予め絵柄の付与され
たシートを用いれば、容易に路面や壁面などにモザイク
模様などの絵柄を付与することが可能となり、大幅なコ
スト増加を伴うことなく、意匠性に富んだ演出が可能と
なる。また、石などの粒状体を被覆するようにトップコ
ートが形成されているので、耐摩耗性が高く、風雨や衝
撃などを受けても高品質が持続される。さらにまた、ト
ップコートにより、粒状体の付着が高められているの
で、剥離しにくい。また、可撓性シートが設けられてい
ることにより、適度な弾力性があり、歩行感が柔らかく
良好である。
【0021】また、裁断されたシートを敷設する施工法
を採ることから、改修、補修をする際には、該当部分の
シートのみを取り替えればよく、保守も容易で、また費
用も少なくて済む。
【0022】
【発明の効果】本発明の粒模様シートは、可撓性シート
と、該可撓性シート上に順に積層されたガラスクロスと
粘着材層と、該粘着材層上に敷き詰められた粒状体と、
該粒状体を覆い、表面上から粒状体を視認し得る透明度
を有したトップコートとを有することを特徴としたもの
で、この粒模様シートであれば、路面や壁面等に天然石
等の粒模様を付すのに、所定の大きさに予め裁断してお
き、それを敷設することによって、施工をなすことがで
きるので、極めて簡易に、また作業時間を大幅に削減し
て、シートの表面に表われている天然石等の粒模様を付
与することができる。また、この施工作業には、天候や
気候等の影響を殆ど受けることがない。
【0023】また、予め、粒模様シートの粒の柄を調整
しておくことにより、容易に絵柄を付与することがで
き、コストの大幅な増加を伴うことなく意匠性をより向
上させることができる。
【0024】さらに、天然石等の粒状体がトップコート
により被覆されていることから、耐摩耗性が向上し、か
つ、粒状体の剥離も抑制され、耐久性が高く、高品質を
長く持続することができる。また、可撓性シートを具備
していることから、弾力性が付与され、粒模様シート上
を歩行した際などにおける歩行感を軟らかくすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の粒模様シートを示す断面図である。
【符号の説明】
10 粒模様シート 12 可撓性シート 14 ガラスクロス 16 粘着材層 18 粒状体 20 トップコート

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性シートと、該可撓性シート上に順
    に積層されたガラスクロスと粘着材層と、該粘着材層上
    に敷き詰められた粒状体と、該粒状体を覆い、表面上か
    ら粒状体を視認し得る透明度を有したトップコートとを
    有することを特徴とする粒模様シート。
JP19167794A 1994-08-15 1994-08-15 粒模様シート Withdrawn JPH0852848A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19167794A JPH0852848A (ja) 1994-08-15 1994-08-15 粒模様シート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19167794A JPH0852848A (ja) 1994-08-15 1994-08-15 粒模様シート

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0852848A true JPH0852848A (ja) 1996-02-27

Family

ID=16278625

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19167794A Withdrawn JPH0852848A (ja) 1994-08-15 1994-08-15 粒模様シート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0852848A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106741214A (zh) * 2016-12-28 2017-05-31 重庆克劳斯特种装备有限公司 救护车地板施工工艺以及救护车地板

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106741214A (zh) * 2016-12-28 2017-05-31 重庆克劳斯特种装备有限公司 救护车地板施工工艺以及救护车地板

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5372676A (en) Method for producing replicated paving stone
US20210270043A1 (en) Simulated Rock Panels
US20100005743A1 (en) Flexible Cement Veneer
JPH0716972A (ja) 化粧シートとその製造方法
US20040048025A1 (en) Composite tile
JP3390722B2 (ja) シート状床敷及びその製造法
JP3405730B2 (ja) セメント質の性質を有し且つガラスビーズを含む表面仕上げ
JPH08135128A (ja) ポリマーコンクリート系建築用装飾板及びその製造方法
JP5222272B2 (ja) 模様面の形成方法
CN101736877A (zh) 一种在混凝土表面铺设颗粒料装饰层的施工方法
JPH0852848A (ja) 粒模様シート
GB2345269A (en) Painted and sealed rubber tiles
JP4790400B2 (ja) 模様面の形成方法
KR100549191B1 (ko) 문양이 형성된 칼라고무 및 그의 문양형성방법
CN218861966U (zh) 一种环氧地坪漆
KR100877352B1 (ko) 도로표지도료용 유리알을 이용한 탄성포장층의 포장방법
JP3728539B2 (ja) 床面の表面処理方法
CN210288956U (zh) 一种防污罩面漆的仿面砖结构
JP2000008589A (ja) 外装形成方法
JP3119537B2 (ja) 塗膜の形成方法
JP2790354B2 (ja) 立体模様形成方法
JP3023186U (ja) 離型性シート付き建築物表面仕上用装飾材
CN206053200U (zh) 一种具有防污纳米涂层的石材
JP2665782B2 (ja) 舗道等の表面処理方法
KR200293467Y1 (ko) 폐고무를 이용한 바닥재의 상도층 구조

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20011106