JPH0852584A - 回転ステンシルおよびステンシルユニット - Google Patents

回転ステンシルおよびステンシルユニット

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JPH0852584A
JPH0852584A JP6206146A JP20614694A JPH0852584A JP H0852584 A JPH0852584 A JP H0852584A JP 6206146 A JP6206146 A JP 6206146A JP 20614694 A JP20614694 A JP 20614694A JP H0852584 A JPH0852584 A JP H0852584A
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JP
Japan
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stencil
light
rotary
rotation angle
date
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP6206146A
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English (en)
Inventor
Shinjiro Sadai
慎二郎 定井
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Ushio Denki KK
Ushio Inc
Original Assignee
Ushio Denki KK
Ushio Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Ushio Denki KK, Ushio Inc filed Critical Ushio Denki KK
Priority to JP6206146A priority Critical patent/JPH0852584A/ja
Publication of JPH0852584A publication Critical patent/JPH0852584A/ja
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  • Mechanical Light Control Or Optical Switches (AREA)
  • Laser Beam Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 マーキングする日付を極めて高速に切り替え
ることができる回転ステンシルおよびステンシルユニッ
トを提供することにある。 【構成】 本発明の回転ステンシルは、日付に対応する
数を表す31種類の透光部が回転円板の周縁に沿って等
間隔に配列されてなるレーザマーキング用の回転ステン
シルであって、前記31種類の透光部のうち[1]、
[2]、[28]、[29]、[30]および[31]の数を表
す6種類の透光部が、特定の順序に従って配列され、
[3]から[27]までの数を表す25種類の透光部が、
前記6種類の透光部に続いて規則的に配列されている。
本発明のステンシルユニットは、上記のような回転ステ
ンシルと、モータと、制御手段とを備えてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザマーキング用の
回転ステンシルおよびステンシルユニットに関し、更に
詳しくは、マーキングする日付を極めて高速に切り替え
ることができる回転ステンシル、および、このような回
転ステンシルを備えたステンシルユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】レーザによるマーキングは、高速処理が
可能で、マーキングミスが少なく、しかも運転コストも
安いことから、近年において、従来のインクによる捺印
や機械による刻印に代わって盛んに行われ始めている。
【0003】図1は、従来の回転ステンシルを備えてな
るレーザマーキング装置の概略を示す平面図である。こ
のマーキング装置は、連続的に供給される対象物Wに、
順次、日付に対応する数([1]〜[31])をマーキン
グする装置である。ここで、対象物Wはコンデンサ等の
電子部品であり、マーキングしようとする日付は当該電
子部品の製造日を示すものである。
【0004】図1において、1は炭酸ガスレーザ発振器
よりなるレーザ光源、2はシリンドリカルレンズ、3は
結像レンズ、4はステンシルユニットである。ステンシ
ルユニット4は、円板状の回転ステンシル5と、この回
転ステンシル5を回転駆動させるモータ6と、このモー
タ6を制御する制御手段7とを有している。
【0005】図2は、回転ステンシル5における透光部
の配列状態を示す説明図である。図2に示す回転ステン
シル5において、日付に対応する数([1]〜[31])
を表す31種類の透光部は、それぞれの表す数が右まわ
りに1ずつ増加するよう、円板の周縁に沿って等間隔に
配列されている。そして、これら31種類の透光部のう
ち何れか1つの透光部(図2において[3]を表す透光
部)をレーザ光の光路上(図2において照射領域C)に
位置させることにより、この透光部の表す数が対象物に
マーキングされる。
【0006】しかして、マーキング装置に連続的に供給
されている対象物Wに係る電子部品が製造日の異なる製
品(通常、マーキングしている日付の翌日に製造された
製品)に切替えられたときには、これに応じて、マーキ
ングする日付を切り替える必要がある。
【0007】マーキングする日付の切替えは、モータ6
によって回転ステンシル5を回転させるこという機械的
手段により、例えば以下の手順に従って行われる。 (1) 回転ステンシル5における角度原点(0度)を原点
センサs1により検知する。 (2) マーキングしている日付[n]を表す透光部に替え
て、次にマーキングしようとする日付[n+1]を表す
透光部をレーザ光の光路上に位置させるのに必要な回転
ステンシル5の回転角度を制御手段7において求め、次
いで、制御手段7は、この回転角度に対応する信号をモ
ータ6に送って回転ステンシル5を回転させる。これに
より、レーザ光の光路上には日付[n+1]を表す透光
部が位置することになる。なお、回転ステンシル5上の
透光部は、それぞれの表す数が右まわりに1ずつ増加す
るよう全周縁に沿って等間隔に配列されているので、
[n]から[n+1]へ切り替えるために必要な回転ス
テンシルの回転角度(以下「基準回転角度α」という)
は11.6度(360度/31)となる。 (3) レーザ光の光路に対する[n+1]を表す透光部の
停止位置を適正なものとするために、機械的誤差に起因
する位置誤差の修正(微調整)を行う。例えば、適正な
停止位置に対する位置ずれのデータ(位置ずれ方向・
量)を、当該透光部に対応して設けられている位置決め
用マークに基いて位置センサs2によって検知し、これ
らのデータを制御手段7にフィードバックする。制御手
段7は、位置ずれを修正するようモータ6に信号を送
り、この信号を受けたモータ6によって回転ステンシル
5が微小角度回転して位置ずれが修正される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかして、上記のよう
にして行われる日付の切替え動作中においては、対象物
に対してマーキング処理を行うことができない。従っ
て、日付の切替え動作は、マーキング1回あたりの処理
時間(レーザ光の照射位置に1つの対象物が存在できる
時間)よりも短い時間内に行う必要がある。ここに、マ
ーキング装置に連続的に供給される対象物Wの供給速度
は、例えば毎秒20枚程度であり、マーキング1回あた
りの処理時間は50msec程度とされる。
【0009】しかしながら、マーキング装置を構成する
回転ステンシルとして、図2に示したような順序で透光
部が配列されている従来の回転ステンシルを用いると、
「小の月の末日」から「翌月の1日」への日付の切替え
に要する時間が、マーキング1回あたりの処理時間(5
0msec)よりも長くなってしまい、これにより、製
造日の表示がない製品が発生してしまう、という問題が
ある。
【0010】すなわち、図2に示したような回転ステン
シルにおいて、(1) 「30日」から「1日」に切り替え
るときに必要な回転ステンシルの回転角度は23.2度
(基準回転角度αの2倍)、(2) 「29日」(閏年の2
月末日)から「1日」に切り替えるときに必要な回転ス
テンシルの回転角度は34.8度(基準回転角度αの3
倍)、(3) 「28日」(閏年以外の2月末日)から「1
日」に切り替えるときに必要な回転ステンシルの回転角
度は46.5度(基準回転角度αの4倍)である。
【0011】このように、「小の月の末日」から「翌月
の1日」へ切り替えるときには、回転ステンシルを、基
準回転角度αの2倍量乃至4倍量回転させる必要があ
り、斯かる場合において、切替え動作を、マーキング1
回あたりの処理時間よりも短い時間内に行うことが極め
て困難となる。
【0012】上記のような問題を解決するために、「小
の月の末日」から「翌月の1日」に日付を切り替える際
において、対象物の供給を一時的に停止させることも考
えられるが、マーキング処理は、通常、非常に速いタク
トスピードで24時間稼働する生産ラインの一工程であ
ることから、対象物の供給を停止することはライン全体
を停止することとなり現実的に不可能である。
【0013】本発明は以上のような事情に基いてなされ
たものである。本発明の目的は、「小の月の末日」から
「翌月の1日」に切り替える場合においても、マーキン
グする日付の切替え動作を極めて高速に行うことができ
る回転ステンシルを提供することにある。本発明の他の
目的は、マーキングする日付を極めて高速に切り替える
ことができるステンシルユニットを提供することにあ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の回転ステンシル
は、日付に対応する数を表す31種類の透光部が回転円
板の周縁に沿って等間隔に配列されてなるレーザマーキ
ング用の回転ステンシルであって、前記31種類の透光
部のうち[1]、[2]、[28]、[29]、[30]およ
び[31]の数を表す6種類の透光部は、下記(a)〜
(n)の何れかの順序に従って配列され、[3]から
[27]までの数を表す25種類の透光部は、前記6種類
の透光部に続いて、[27],[3],[26],[4],
[25],[5],[24],[6],[23],[7],
[22],[8],[21],[9],[20],[10],
[19],[11],[18],[12],[17],[13],
[16],[14],[15]の順序に従って配列されている
ことを特徴とする。
【0015】 (a)[31],[30],[29],[1],[2],[28] (b)[31],[30],[29],[1],[28],[2] (c)[31],[30],[1],[29],[28],[2] (d)[31],[30],[1],[29],[2],[28] (e)[31],[29],[30],[1],[28],[2] (f)[31],[29],[1],[30],[28],[2] (g)[30],[31],[29],[1],[28],[2] (h)[30],[31],[29],[1],[2],[28] (i)[30],[31],[1],[29],[28],[2] (j)[30],[31],[1],[29],[2],[28] (k)[30],[29],[31],[1],[28],[2] (l)[30],[29],[1],[31],[28],[2] (m)[29],[30],[1],[28],[31],[2] (n)[31],[30],[1],[28],[29],[2]
【0016】また、本発明の回転ステンシルは、日付に
対応する数を表す31種類の透光部が回転円板の周縁に
沿って等間隔に配列されてなるレーザマーキング用の回
転ステンシルであって、前記31種類の透光部のうち
[1]、[2]、[28]、[29]、[30]および[31]
の数を表す6種類の透光部は、下記(a)〜(l)およ
び(o)の何れかの順序に従って配列され、[3]から
[27]までの数を表す25種類の透光部は、前記6種類
の透光部に続いて、[3],[27],[4],[26],
[5],[25],[6],[24],[7],[23],
[8],[22],[9],[21],[10],[20],
[11],[19],[12],[18],[13],[17],
[14],[16],[15]の順序に従って配列されている
ことを特徴とする。
【0017】 (a)[31],[30],[29],[1],[2],[28] (b)[31],[30],[29],[1],[28],[2] (c)[31],[30],[1],[29],[28],[2] (d)[31],[30],[1],[29],[2],[28] (e)[31],[29],[30],[1],[28],[2] (f)[31],[29],[1],[30],[28],[2] (g)[30],[31],[29],[1],[28],[2] (h)[30],[31],[29],[1],[2],[28] (i)[30],[31],[1],[29],[28],[2] (j)[30],[31],[1],[29],[2],[28] (k)[30],[29],[31],[1],[28],[2] (l)[30],[29],[1],[31],[28],[2] (o)[31],[30],[1],[2],[29],[28]
【0018】本発明のステンシルユニットは、レーザマ
ーキング装置を構成するステンシルユニットであって、
前記何れかの回転ステンシルと、この回転ステンシルを
回転させるためのモータと、このモータを制御して回転
ステンシルを任意の角度位置に停止させる制御手段とを
備えてなることを特徴とする。
【0019】
【作用】 (I)[3]から[27]までの数を表す25種類の透光
部が、[27],[3],[26],[4],[25],
[5],[24],[6],[23],[7],[22],
[8],[21],[9],[20],[10],[19],
[11],[18],[12],[17],[13],[16],
[14],[15]の順序に従って配列されている場合にお
いて、「3日」から「27日」までの間における日付の
切替えは、回転ステンシルを次のように回転させること
により行うことができる。なお、回転角度の数値(度)
は、31種類の透光部が回転円板の全周縁(360度)
にわたり等間隔に配列されている場合の値であって、こ
の値に限られるものではない(以下において同じ)。
【0020】(1) 「3日」から「14日」までの間にお
ける日付の切替えは、左まわり(右まわり)に23.2
度(360度÷31×2)回転させることにより行い、
(2) 「14日」から「15日」への切替えは、左まわり
(右まわり)に11.6度(360度÷31)回転させ
ることにより行い、(3) 「15日」から「27日」まで
の間における日付の切替えは、右まわり(左まわり)に
23.2度(360度÷31×2)回転させることによ
り行う。
【0021】そして、この回転ステンシルにおける基準
回転角度([n]から[n+1]へ切り替えるために必
要な回転角度,以下「基準回転角度β」という)は2
3.2度(但し、[14]から[15]へ切り替える場
合を除く)となる。
【0022】更に、[1]、[2]、[28]、[29]、
[30]および[31]の数を表す6種類の透光部が、上記
(a)〜(n)の何れかの順序に従って配列されている
ことから、次のことがいえる。
【0023】(1) 上記(a)〜(n)の配列において、
[1]を表す透光部は、常に、3番目または4番目に位
置している。従って、[28]、[29]、[30]および
[31]の何れが「月の末日」であっても、末日の日付を
表す透光部に替えて[1]を表す透光部をレーザ光の光
路上に位置させるために必要な回転ステンシルの回転角
度は、最大(末日の日付を表す透光部が1番目または6
番目に位置している場合)でも34.8度(基準回転角
度βの1.5倍)であり、この程度の回転角度であれ
ば、月の末日から翌月1日への切替え動作を迅速に行う
ことができる。
【0024】(2) 上記(a)〜(n)の配列において、
[2]を表す透光部は、5番目または6番目に位置して
いる。従って、[2]を表す透光部に替えて[3]を表
す透光部をレーザ光の光路上に位置させるために必要な
回転ステンシルの回転角度は34.8度(基準回転角度
βの1.5倍)または23.2度(基準回転角度βと同
じ)であり、この程度の回転角度であれば、「2日」か
ら「3日」への切替え動作を迅速に行うことができる。
【0025】(3) 上記(a)〜(n)の配列において、
[28]を表す透光部は、4番目、5番目または6番目に
位置している。従って、[27]を表す透光部に替えて
[28]を表す透光部をレーザ光の光路上に位置させるた
めに必要な回転ステンシルの回転角度は34.8度(基
準回転角度βの1.5倍)、23.2度(基準回転角度
βと同じ)または11.6度(基準回転角度βの1/
2)であり、この程度の回転角度であれば、「27日」
から「28日」への切替え動作を迅速に行うことができ
る。
【0026】(4) 上記(a)〜(n)の配列において、
「28日」から「31日」までの間における日付の切替
え、および「1日」から「2日」への切替えにおいて、
必要な回転ステンシルの回転角度は、最大でも34.8
度(基準回転角度βの1.5倍)であり、この程度の回
転角度であれば、この間における日付の切替え動作を迅
速に行うことができる。
【0027】(II)[3]から[27]までの数を表す2
5種類の透光部が、[3],[27],[4],[26],
[5],[25],[6],[24],[7],[23],
[8],[22],[9],[21],[10],[20],
[11],[19],[12],[18],[13],[17],
[14],[16],[15]の順序に従って配列されている
場合において、「3日」から「27日」までの間におけ
る日付の切替えは、回転ステンシルを次のように回転さ
せることにより行うことができる。
【0028】(1) 「3日」から「15日」までの間にお
ける日付の切替えは、左まわり(右まわり)に23.2
度(360度÷31×2)回転させることにより行い、
(2) 「15日」から「16日」への切替えは、右まわり
(左まわり)に11.6度(360度÷31)回転させ
ることにより行い、(3) 「16日」から「27日」まで
の間における日付の切替えは、右まわり(左まわり)に
23.2度(360度÷31×2)回転させることによ
り行う。
【0029】そして、この回転ステンシルにおける基準
回転角度([n]から[n+1]へ切り替えるために必
要な回転角度,以下「基準回転角度γ」という)は2
3.2度(但し、[15]から[16]へ切り替える場
合を除く)となる。
【0030】更に、[1]、[2]、[28]、[29]、
[30]および[31]の数を表す6種類の透光部が、上記
(a)〜(l)および(o)の何れかの順序に従って配
列されていることから、次のことがいえる。
【0031】(1) 上記(a)〜(l)および(o)の配
列において、[1]を表す透光部は、常に、3番目また
は4番目に位置している。従って、[28]、[29]、
[30]および[31]の何れが「月の末日」であっても、
末日の日付を表す透光部に替えて[1]を表す透光部を
レーザ光の光路上に位置させるために必要な回転ステン
シルの回転角度は、最大(末日の日付を表す透光部が1
番目または6番目に位置している場合)でも34.8度
(基準回転角度γの1.5倍)であり、この程度の回転
角度であれば、月の末日から翌月1日への切替え動作を
迅速に行うことができる。
【0032】(2) 上記(a)〜(l)および(o)の配
列において、[2]を表す透光部は、4番目、5番目ま
たは6番目に位置している。従って、[2]を表す透光
部に替えて[3]を表す透光部をレーザ光の光路上に位
置させるために必要な回転ステンシルの回転角度は3
4.8度(基準回転角度γの1.5倍)、23.2度
(基準回転角度γと同じ)または11.6度(基準回転
角度γの1/2)であり、この程度の回転角度であれ
ば、「2日」から「3日」への切替え動作を迅速に行う
ことができる。
【0033】(3) 上記(a)〜(l)および(o)の配
列において、[28]を表す透光部は、5番目または6番
目に位置している。従って、[27]を表す透光部に替え
て[28]を表す透光部をレーザ光の光路上に位置させる
ために必要な回転ステンシルの回転角度は34.8度
(基準回転角度γの1.5倍)または23.2度(基準
回転角度γと同じ)であり、この程度の回転角度であれ
ば、「27日」から「28日」への切替え動作を迅速に
行うことができる。
【0034】(4) 上記(a)〜(l)および(o)の配
列において、「28日」から「31日」までの間におけ
る日付の切替え、および「1日」から「2日」への切替
えにおいて、必要な回転ステンシルの回転角度は、最大
でも34.8度(基準回転角度γの1.5倍)であり、
この程度の回転角度であれば、この間における日付の切
替え動作を迅速に行うことができる。
【0035】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明するが、
本発明はこれらに制限されるものではない。
【0036】図3は、本発明の回転ステンシルにおける
透光部の配列状態の一例を示す説明図である。図3にお
いて、Aは回転ステンシルを構成する回転円板、Bはレ
ーザ光の照射領域、1〜31は、日付に対応する数を表
す透光部である。
【0037】この回転ステンシルは、日付に対応する数
を表す31種類の透光部が、回転円板の全周縁に沿っ
て、右まわりに、[31],[30],[1],[29],
[2],[28],[3],[27],[4],[26],
[5],[25],[6],[24],[7],[23],
[8],[22],[9],[21],[10],[20],
[11],[19],[12],[18],[13],[17],
[14],[16],[15]の順序で等間隔(等角度間隔)
に配列されて構成されている。
【0038】図3において、レーザ光の照射領域B内に
は[3]を表す透光部が位置しており、この状態で処理
を行えば、「3日」を表す[3]の文字が対象物にマー
キングされる。そして、「3日」から「4日」に日付を
切り替えるときには、この回転ステンシルを左に23.
2度(360度÷31×2)回転させて[4]を表す透
光部を照射領域B内に位置させればよい。以下、「15
日」に至るまで同様にして日付の切替えを行うことがで
きる。
【0039】「15日」以降における日付の切替えは、
回転ステンシルの回転方向を逆にして回転させることに
より行うことができる。すなわち、「15日」から「1
6日」に日付を切り替えるときには、回転ステンシルを
右に11.6度(360度÷31)回転させ、「16
日」から「30日」までの間における日付の切替えは、
回転ステンシルを右に23.2度(360度÷31×
2)回転させ、「30日」から「31日」に日付を切り
替えるときには、回転ステンシルを右に11.6度(3
60度÷31)回転させればよい。
【0040】図3に示す回転ステンシルにおいて、基準
回転角度([n]から[n+1]へ切り替えるために必
要な回転角度,以下「基準回転角度γD 」という)は2
3.2度(但し、[15]から[16]へ切り替える場
合、および[30]から[31]へ切り替える場合を除
く)となる。
【0041】また、図3に示す回転ステンシルにおいて
は、1日、2日および月の末日になることがある日に対
応する数を表す6種類の透光部が、[31],[30],
[1],[29],[2],[28]の順序で配列されてい
る。
【0042】これにより、月の末日から翌月1日に日付
を切り替えるときに必要な回転ステンシルの回転角度
は、「31日」→「1日」のときに23.2度(基準回
転角度γD と同じ)、「30日」→「1日」、「29
日」→「1日」のときに11.6度(基準回転角度γD
の1/2)、「28日」→「1日」のときに34.8度
(基準回転角度γD の1.5倍)である。
【0043】このように、28日〜31日の何れが月の
末日であっても、末日の日付を表す透光部に替えて
[1]を表す透光部を照射領域B内に位置させるために
必要な回転ステンシルの回転角度は、最大でも基準回転
角度γD の1.5倍であり、この程度の回転角度であれ
ば、月の末日から翌月1日への切替え動作を迅速に行う
ことができる。
【0044】更に、大の月の27日から翌月の3日まで
の間において、日付を切り替えるときに必要な回転ステ
ンシルの回転角度は、「30日」から「31日」へ切り
替えるときを除いて基準回転角度γD と同じであり、こ
の間における日付の切替え動作を迅速に行うことができ
る。
【0045】以上、本発明の回転ステンシルについて、
透光部の配列順序の一例を示したが、透光部の配列順序
は上記のものに限定されるものではなく、[3]から
[27]までの数を表す25種類の透光部が[27],
[3],[26],[4],[25],[5],[24],
[6],[23],[7],[22],[8],[21],
[9],[20],[10],[19],[11],[18],
[12],[17],[13],[16],[14],[15]の順
序に従い、[1]、[2]、[28]、[29]、[30]お
よび[31]の数を表す6種類の透光部が上記(a)〜
(n)の何れかの順序に従っている14とおりの配列、
および、[3]から[27]までの数を表す25種類の透
光部が[3],[27],[4],[26],[5],[2
5],[6],[24],[7],[23],[8],[2
2],[9],[21],[10],[20],[11],[1
9],[12],[18],[13],[17],[14],[1
6],[15]の順序に従い、[1]、[2]、[28]、
[29]、[30]および[31]の数を表す6種類の透光部
が上記(a)〜(l)および(o)の何れかの順序に従
っている13とおりの配列が、本発明の範囲に含まれ
る。透光部の配列をこのようにすることにより、日付を
切り替えるときに必要な回転ステンシルの回転角度は、
常に、基準回転角度の1.5倍以下となり、日付の切替
え動作を高速(例えば50msecより短時間)に行う
ことができる。
【0046】なお、本発明の回転ステンシルは、回転方
向を切り替えて使用されるものであるので、31種類の
透光部は、回転円板の全周縁にわたり配列されている必
要はなく、図4に示すように、周縁の一部に沿って等間
隔に配列されていてもよい。そして、この場合におい
て、基準回転角度を、標準的なモータにおける基本ステ
ップ角と同じ角度になるよう設定することが好ましく、
これにより、安価なモータによって切替え動作を行うこ
とができる。
【0047】図5は、本発明のステンシルユニットの一
例を示す一部破断側面図である。本発明のステンシルユ
ニットは、回転ステンシル10と、この回転ステンシル
10を回転させるためのモータ20と、このモータ20
を制御する制御手段30とを備えている。図5におい
て、15は回転ステンシル10の回転軸、25はモータ
20の回転軸、40は、回転軸15と回転軸25との連
結部、50は筐体、60はベアリングである。
【0048】回転ステンシル10は、日付を表す31種
類の透光部が回転円板の全周縁に沿って特定の順序で等
間隔に配列された本発明の回転ステンシルである。
【0049】モータ20は、回転ステンシル10を所定
の角度回転させるモータであって、例えばパルスモータ
やサーボモータからなる。ここに、回転ステンシル10
における透光部が、例えば図2に示したような順序で配
列されている場合において、モータ20には、制御手段
30から以下のような制御信号が送られ、この制御信号
を受けたモータ20によって回転ステンシル10が所定
の角度(0.5γD 〜1.5γD )回転する。 (1) 「1日」から「15日」までの間における日付の切
替時:回転ステンシルを左に23.2度(+γD )回転
させる制御信号。 (2) 「15日」から「16日」への日付の切替時:回転
ステンシルを右に11.6度(−0.5γD )回転させ
る制御信号。 (3) 「16日」から「30日」までの間における日付の
切替時:回転ステンシルを右に23.2度(−γD )回
転させる制御信号。 (4) 「30日」から「31日」への日付の切替時:回転
ステンシルを右に11.6度(−0.5γD )回転させ
る制御信号。 (5) 「31日」から「1日」への日付の切替時:回転ス
テンシルを左に23.2度(+γD )回転させる制御信
号。 (6) 「30日」から「1日」への日付の切替時:回転ス
テンシルを左に11.6度(+0.5γD )回転させる
制御信号。 (7) 「29日」から「1日」への日付の切替時:回転ス
テンシルを右に11.6度(−0.5γD )回転させる
制御信号。 (8) 「28日」から「1日」への日付の切替時:回転ス
テンシルを右に34.8度(−1.5γD )回転させる
制御信号。
【0050】以上のような構成のステンシルユニットに
おいて、モータ20による回転ステンシル10の回転角
度は0.5γD 〜1.5γD の範囲にあり、この程度の
回転角度であれば、日付の切替え動作を十分高速に行う
ことができる。
【0051】
【発明の効果】本発明の回転ステンシルによれば、「小
の月の末日」から「翌月の1日」に切り替える場合にお
いても、マーキングする日付の切替え動作を極めて高速
に行うことができる。本発明のステンシルユニットによ
れば、マーキングする日付を極めて高速に切り替えるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】レーザマーキング装置の概略を示す平面図であ
る。
【図2】従来の回転ステンシルにおける透光部の配列状
態を示す説明図である。
【図3】本発明の回転ステンシルにおける透光部の配列
状態を示す説明図である。
【図4】本発明の回転ステンシルにおける透光部の配列
状態を示す説明図である。
【図5】本発明のステンシルユニットの一例を示す一部
破断側面図である。
【符号の説明】
10 回転ステンシル 15 回転軸 20 モータ 25 回転軸 30 制御手段 40 連結部 50 筐体 60 ベアリング

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 日付に対応する数を表す31種類の透光
    部が回転円板の周縁に沿って等間隔に配列されてなるレ
    ーザマーキング用の回転ステンシルであって、 前記31種類の透光部のうち[1]、[2]、[28]、
    [29]、[30]および[31]の数を表す6種類の透光部
    は、下記(a)〜(n)の何れかの順序に従って配列さ
    れ、 [3]から[27]までの数を表す25種類の透光部は、
    前記6種類の透光部に続いて、[27],[3],[2
    6],[4],[25],[5],[24],[6],[2
    3],[7],[22],[8],[21],[9],[2
    0],[10],[19],[11],[18],[12],[1
    7],[13],[16],[14],[15]の順序に従って
    配列されていることを特徴とする回転ステンシル。 (a)[31],[30],[29],[1],[2],[28] (b)[31],[30],[29],[1],[28],[2] (c)[31],[30],[1],[29],[28],[2] (d)[31],[30],[1],[29],[2],[28] (e)[31],[29],[30],[1],[28],[2] (f)[31],[29],[1],[30],[28],[2] (g)[30],[31],[29],[1],[28],[2] (h)[30],[31],[29],[1],[2],[28] (i)[30],[31],[1],[29],[28],[2] (j)[30],[31],[1],[29],[2],[28] (k)[30],[29],[31],[1],[28],[2] (l)[30],[29],[1],[31],[28],[2] (m)[29],[30],[1],[28],[31],[2] (n)[31],[30],[1],[28],[29],[2]
  2. 【請求項2】 日付に対応する数を表す31種類の透光
    部が回転円板の周縁に沿って等間隔に配列されてなるレ
    ーザマーキング用の回転ステンシルであって、 前記31種類の透光部のうち[1]、[2]、[28]、
    [29]、[30]および[31]の数を表す6種類の透光部
    は、下記(a)〜(l)および(o)の何れかの順序に
    従って配列され、 [3]から[27]までの数を表す25種類の透光部は、
    前記6種類の透光部に続いて、[3],[27],
    [4],[26],[5],[25],[6],[24],
    [7],[23],[8],[22],[9],[21],
    [10],[20],[11],[19],[12],[18],
    [13],[17],[14],[16],[15]の順序に従っ
    て配列されていることを特徴とする回転ステンシル。 (a)[31],[30],[29],[1],[2],[28] (b)[31],[30],[29],[1],[28],[2] (c)[31],[30],[1],[29],[28],[2] (d)[31],[30],[1],[29],[2],[28] (e)[31],[29],[30],[1],[28],[2] (f)[31],[29],[1],[30],[28],[2] (g)[30],[31],[29],[1],[28],[2] (h)[30],[31],[29],[1],[2],[28] (i)[30],[31],[1],[29],[28],[2] (j)[30],[31],[1],[29],[2],[28] (k)[30],[29],[31],[1],[28],[2] (l)[30],[29],[1],[31],[28],[2] (o)[31],[30],[1],[2],[29],[28]
  3. 【請求項3】 レーザマーキング装置を構成するステン
    シルユニットであって、請求項1または請求項2に記載
    の回転ステンシルと、この回転ステンシルを回転させる
    ためのモータと、このモータを制御して回転ステンシル
    を任意の角度位置に停止させる制御手段とを備えてなる
    ことを特徴とするステンシルユニット。
JP6206146A 1994-08-09 1994-08-09 回転ステンシルおよびステンシルユニット Withdrawn JPH0852584A (ja)

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