JPH0852138A - 体腔内診断装置 - Google Patents

体腔内診断装置

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JPH0852138A
JPH0852138A JP6210728A JP21072894A JPH0852138A JP H0852138 A JPH0852138 A JP H0852138A JP 6210728 A JP6210728 A JP 6210728A JP 21072894 A JP21072894 A JP 21072894A JP H0852138 A JPH0852138 A JP H0852138A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 先端硬質部と挿入部本体の金属層との間に絶
縁部材を介在させるようにして、挿入部内に挿通されて
いる信号ケーブル等の通電部材における絶縁被覆が損傷
したりし、アングルリングや螺旋管等と接触したとして
も、患者の体内に電流が流れるのを確実に防止する。 【構成】 挿入部4における先端硬質部12の先端部本
体12aとアングル部11の最先端側に位置するアング
ルリング11aとは、それぞれ金属で形成されている
が、その間にセラミックや合成樹脂等の電気的に絶縁性
を有する絶縁部材22を介装するように構成している。
先端部本体12aの基端部に形成した雌ねじ部23に螺
挿させて、接着剤等を用いて固定するが、絶縁部材22
の外周面における中央部分には、円環状の突条22aが
形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内視鏡や超音波診断装
置等、体腔内に挿入されて、種々の検査・診断を行うた
めの体腔内診断装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】体腔内診断装置として、例えば超音波内
視鏡があるが、超音波内視鏡は、本体操作部に体腔内へ
の挿入部を連設して設けると共に、光源装置及びプロセ
ッサ,超音波観測装置に接続されるユニバーサルコード
を連設する構成としている。挿入部は、本体操作部への
連設部から大半の長さ部分が軟性部となっており、この
軟性部にはアングル部が、またアングル部には先端硬質
部がそれぞれ連設されており、この先端硬質部に内視鏡
観察手段と超音波観測手段とを装着する構成としてい
る。
【0003】ところで、先端硬質部には、内視鏡観察手
段を構成する照明窓及び観察窓が設けられており、これ
ら照明窓,観察窓にはそれぞれ照明用レンズ,対物レン
ズが装着されている。照明用レンズにはライトガイドの
出射端が臨むように装着されており、対物レンズの結像
位置にはCCD等からなる固体撮像素子が装着され、ま
た必要に応じて観察窓から固体撮像素子までの間で光路
を曲折するためのプリズムが設けられる場合もある。さ
らに、これらに加えて、鉗子等の処置具を挿通するため
の処置具挿通チャンネルが開口し、また観察窓に向けて
洗浄用流体を供給するための流体噴射ノズルが設けられ
る。一方、超音波観測手段としては、超音波振動子を有
し、この超音波振動子は先端硬質部に固定的に設けられ
るか、または回転可能に設けるようになされている。ま
た、この超音波振動子により送受信される超音波信号の
減衰を防止するために、超音波伝達媒体を封入するため
のバルーンを装着する溝等が形成されている。
【0004】以上のことから、先端硬質部には様々な加
工が必要となり、このために、その材質は、微細で精密
な加工が可能な金属材で形成されるのが一般的である。
また、この先端硬質部に連設されているアングル部は、
先端硬質部を所望の方向に向けるために設けられるもの
であって、その構造としては、内側に複数のアングルリ
ングを順次枢着するように連結され、このアングルリン
グの外側には、保護ネットが被装され、さらにこの保護
ネット上には外皮層が形成されている。また、アングル
部に連設されている軟性部は、螺旋管の上に保護ネット
を被装させ、その上に外皮層が形成されている。ここ
で、アングル部及び軟性部における外皮層はウレタン樹
脂等の樹脂材で形成されているが、内側に位置するアン
グルリング及び螺旋管は、それぞれの部位における構造
体としての機能を有することから、金属材で形成されて
いる。しかも、先端硬質部とアングル部との間及びアン
グル部と軟性部との間の連結は連結リングを介して行わ
れるが、この連結リングもやはり構造的に堅牢なものと
する必要から、金属リングで形成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、超音波内視
鏡の挿入部には、固体撮像素子及び超音波振動子に接続
した信号ケーブルが挿通されている。これら信号ケーブ
ルは絶縁被覆されてはいるが、特にアングル部は大きな
角度で曲げられることから、相隣接するアングルリング
間に信号ケーブルが挟まれたりするおそれがある。その
結果、信号ケーブルの絶縁被覆が破損するに至ると、こ
の信号ケーブルの破損箇所から、金属材で形成されてい
るアングルリングから連結リングを介して先端硬質部に
至る電路ができるようになる。そして、先端硬質部が体
腔内壁に触れている状態で、何らかの理由で大電流が流
れると、患者にとって危険である。従って、従来技術に
おいては、信号ケーブルと電源との間はトランス等のア
イソレーション機構を介して接続するように構成してい
る。
【0006】以上のようにアイソレーション機構を設け
れば、しかしながら、信号ケーブルの絶縁被覆の強度を
向上させるには、信号ケーブル側には過大な電流が流れ
るようなことはなくなるが、医療用機械器具としては、
安全確保は極めて重要な事柄であり、2重,3重に安全
保護を図るようにすることが要求される。
【0007】本発明は以上の点に鑑みてなされたもので
あって、その目的とするところは、挿入部内に挿通され
ている信号ケーブル等の通電部材における絶縁被覆が損
傷したりし、アングルリングや螺旋管等と接触したとし
ても、患者の体内に電流が流れるのを確実に防止できる
ようにすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明は、先端硬質部と挿入部本体の金属層と
の間を絶縁部材を介在させて連結し、この絶縁部材に複
数の挿通孔を穿設して、これら挿通孔内に各種の部材を
挿通させる構成としたことをその特徴とするものであ
る。
【0009】
【作用】挿入部全体のうち、アングル部及び軟性部はウ
レタン樹脂等のように電気絶縁性を有する外皮層を備え
ており、金属で形成されているアングルリングや螺旋管
はこの外皮層の内側にあることから、患者の体腔内壁と
は直接接触することはない。ただし、先端硬質部は金属
で形成されて、何等の部材にも覆われていないことか
ら、金属は直接体腔内壁と接触することになる。一方、
信号ケーブル等の絶縁被覆が損傷するおそれが最も高い
のは、大きく湾曲されるアングル部内であり、次いで挿
入経路に沿うように曲げられる軟性部である。先端硬質
部の内部では、信号ケーブルは実質的に動かないことか
ら、他の部材と摺動するようなことはなく、通常の状態
では、それが損傷するおそれはない。
【0010】以上のことから、本願発明においては、先
端硬質部とアングル部との連設部分に絶縁部材を介在さ
せて、先端硬質部を他の導電性部材に対して非接触状態
に保つことによって、電気的に絶縁させた状態に保持し
ておく。これにより、たとえ信号ケーブルの絶縁被覆が
損傷しても、患者の体腔内壁と接触する先端硬質部には
電流が流れることはない。ここで、絶縁部材は先端硬質
部とアングル部のアングルリングとの間を電気的に遮断
させるものであるが、この絶縁部材が信号ケーブルやラ
イトガイド,処置具挿通チャンネル,送気送水管等を挿
通させるための隔壁となってしまう。そこで、絶縁部材
に挿通孔を設けて、これら各部材を挿通させるが、挿通
孔は各部材に個別的に形成することによって、各部材が
相互に絡み合うのを防止できる。また、絶縁部材をセラ
ミックで形成すれば、強度及び耐久性に優れ、しかも挿
通孔等の加工も正確かつ容易に行える。
【0011】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例につい
て説明する。まず、図1に体腔内診断装置の一例として
の超音波内視鏡の全体構成を示す。図中において、1は
超音波内視鏡、2は内視鏡観察装置、3は超音波観測装
置をそれぞれ示す。超音波内視鏡1は、体腔内への挿入
部4と、この挿入部4の基端部に連設した本体操作部5
と、本体操作部5に連設したユニバーサルコード6とを
備えている。また、内視鏡観察装置2は、光源部2a
と、プロセッサ2bと、モニタ装置2cとから構成さ
れ、超音波観測装置3は信号処理部3aとモニタ装置3
bとを備えている。
【0012】挿入部4は、図2に示したように、本体操
作部5への連設部分から順に、軟性部10,アングル部
11及び先端硬質部12から構成される。軟性部10は
挿入部4の大半を構成するものであって、この軟性部1
0は体腔内の挿入経路に沿って任意の方向に曲がるよう
に、可撓性を備えている。また、アングル部11は先端
硬質部12を所望の方向に向けるためのものであって、
本体操作部5に設けたアングルノブ13を操作すること
により、遠隔操作で湾曲させるようになっている。そし
て、180°乃至それ以上の角度湾曲させるようにして
いる。
【0013】軟性部10の構成としては、最内側に金属
帯片を螺旋状に巻回した螺旋管10aを構造体として設
けられ、この螺旋管10aには保護ネット10bが被装
されており、この保護ネット10bにはウレタン樹脂等
の樹脂材で形成した外皮層10cが設けられている。ま
た、アングル部11は、最内側に金属リングからなり、
構造体を構成するアングルリング11aを複数個順次枢
着してなり、このアングルリング11aには、保護ネッ
ト11b及び樹脂材で形成した外皮層11cが形成され
ている。そして、軟性部10とアングル部11との間は
金属からなる連結リング(図示せず)によって連結され
ている。
【0014】図3に挿入部4の先端部分を示す。前述し
たように、アングル部11はアングルリング11aが設
けられているが、これらのうちの最先端に位置するアン
グルリング11a′には、先端硬質部12を構成する先
端部本体12aが連結されている。この先端部本体12
aは金属で形成されており、この先端部本体12aに内
視鏡観察手段と超音波観測手段とが設けられている。
【0015】内視鏡観察手段としては、周知のように、
観察対象部に向けて照明光を照射する照明窓(図示せ
ず)を有し、また観察窓13が設けられており、この観
察窓13にはカバーガラス14及びプリズム15が装着
されると共に、対物レンズ16が装着されている。そし
て、この対物レンズ16の結像位置には固体撮像素子1
7が配置されており、この固体撮像素子17には信号ケ
ーブル18が接続されている。さらに、図示は省略する
が、鉗子等の処置具を挿通するための処置具挿通チャン
ネルや観察窓13のカバーガラス14を洗浄するための
ノズルが装着されている。一方、超音波観測手段は、内
視鏡観察手段の配設部より前方の位置に設けた超音波振
動子19を有し、この超音波振動子19には信号ケーブ
ル20が接続されている。また、先端部本体12aに
は、その超音波振動子19の装着位置の前後の部位に
は、円周状の溝21a,21bが形成されており、これ
ら各溝21a,21bには内部に超音波伝達媒体が封入
されるバルーンが装着されるようになっている。
【0016】先端硬質部12には、前述したような各種
の部材が設けられるが、このために先端部本体12aに
は各部材を挿通させる挿通路が穿設され、また超音波振
動子19の収容部が形成され、さらには溝21a,21
bも形成されるようになっている。このように、先端部
本体12aには複雑な加工を施す必要があり、また高い
強度も必要であることから、金属で形成される。金属以
外にも、加工性が良好で、十分な強度を備えた材質のも
のとして、例えばセラミックもある。しかし、セラミッ
クはポーラスな部材であるために、洗浄性が悪いことか
ら、直接体腔内と接触する先端硬質部として形成するの
は適切ではない。
【0017】ところで、挿入部4を体腔内に挿入した状
態で、内視鏡観察や超音波観測を行う際には、アングル
部11を適宜の方向に湾曲させるが、このアングル部1
1の湾曲操作を繰り返し行うと、固体撮像素子17に接
続した信号ケーブル18や超音波振動子19に接続した
信号ケーブル20がアングルリング11aに咬み込まれ
たりする等によって損傷するおそれがある。信号ケーブ
ル18,20は当然絶縁被覆がなされているが、アング
ルリング11aに咬み込まれると、絶縁被覆が損傷する
ことがある。そして、絶縁被覆が損傷したまま使用する
と、信号ケーブル18,20の芯線がアングルリング1
1aと接触して、信号ケーブル18,20に大電流が流
れるおそれがある。この電流が金属で形成されているア
ングルリング11aから先端硬質部12の先端部本体1
2aに流れると、患者の体内に電流が流れることになり
危険である。
【0018】そもそも、超音波内視鏡のように、体腔内
に挿入される部材に通電させる機構を備えている場合に
は、患者保護の観点から、事故等によって体腔内に過大
な電流が流れないようにしなければならない。このため
に、安全機構を備えるようになっているが、この安全機
構としては、信号ケーブル18,20と電源との間を電
気的にアイソレーションする構成としたものが用いられ
る。そこで、図4に、この超音波振動子19に接続した
信号ケーブル20のアイソレーション機構の構成を示
す。同図から明らかなように、超音波振動子19に接続
した信号ケーブル20は、芯線20aを絶縁被覆20b
に被装させており、この信号ケーブル20と電源30と
はトランス31を介して接続されている。このトランス
31を介することによって、信号ケーブル20側に大電
流が流れるおそれはなくなる。
【0019】そして、本発明においては、患者保護をよ
り確実なものとするために、前述した安全機構に加え
て、2重の安全機構を持たせるように構成している。即
ち、信号ケーブル18,20の絶縁被覆が損傷すると、
アングルリング11aや螺旋管10aに電流が流れる。
しかしながら、これらアングルリング11aや螺旋管1
0aと先端部本体12aとの間を電気的に遮断すること
によって、先端部本体12aを他の金属部材からフロー
トさせるようになし、たとえ信号ケーブル18,20が
損傷しても、患者の体腔内に電流が流れるような事態の
発生を確実に防止するようにしている。
【0020】このために、セラミックや合成樹脂等の電
気的に絶縁性を有する絶縁部材22が用いられ、この絶
縁部材22は先端部本体12aの基端部に形成した雌ね
じ部23に螺挿させて、接着剤等を用いて固定するよう
にしている。ここで、絶縁部材22の外周面における中
央部分には、円環状の突条22aが形成されており、先
端部本体12aは、この突条22aに当接する位置まで
螺挿され、またアングル部11を構成する最先端のアン
グルリング11a′は、突条22aにおける先端部本体
12aを挟んだ反対側の段差部に当接させている。これ
によって、絶縁部材22はアングル部11と先端硬質部
12との間の連結部材として機能すると共に、それぞれ
金属からなるアングルリング11aと先端部本体12a
との間を電気的に遮断する機能を備えている。
【0021】絶縁部材22はアングル部11と先端硬質
部12との間の部位に設けられているから、先端硬質部
12内に導かれる各種の部材は、この絶縁部材22に挿
通孔22b,22b,・・・を形成して、これら挿通孔
22bに挿通させるように構成している。そして、絶縁
部材22に形成した挿通孔22bに部材を挿通する場合
には、金属パイプを用いる。例えば、処置具挿通チャン
ネル等のように、挿通される部材自体が金属製のもので
ある場合には、そのまま挿通孔22bに挿通させて、半
田付け等の手段で固定する。信号ケーブル18,20等
にあっては、絶縁部材22に形成した挿通孔22bに金
属パイプ23を挿通させて、半田付け等の手段で固定し
て、内部に部材を挿通させるようにしている。
【0022】以上のように構成することによって、患者
の体腔内壁に電流が流れるおそれは全くなくなる。即
ち、患者の体腔内壁に電流が流れるのは、信号ケーブル
18,20の絶縁被覆が損傷して、その芯線が挿入部4
を構成する部材のうち、導電性部材に接触した時であ
る。ここで、挿入部4のうち、導電性部材は軟性部10
を構成する螺旋管10a,アングル部11を構成するア
ングルリング11a及び先端硬質部12における先端部
本体12aである。これらの各導電性部材のうち、螺旋
管10a及びアングルリング11aは、その外側に合成
樹脂からなる外皮層10c,11cが形成されており、
従ってこれら螺旋管10a,アングルリング11aが直
接体腔内壁に接触するおそれはない。これに対して、先
端部本体12aは外部に露出しているから、体腔内壁に
直接接触することになる。
【0023】一方、信号ケーブル18,20は、それぞ
れ固体撮像素子17,超音波振動子19に接続されてい
る関係から、これら信号ケーブル18,20は先端硬質
部12からアングル部11を経て軟性部10内に挿通さ
れている。先端硬質部12は、その性質上曲がるような
ことはなく、しかも先端硬質部12とアングル部11と
の間には絶縁部材22が設けられており、信号ケーブル
18,20はこの絶縁部材22の挿通孔22bに固定さ
れている。従って、信号ケーブル18,20は、先端硬
質部12内では極めて安定した状態に保持されて、先端
部本体12aに接触するおそれはない。アングル部11
及び軟性部10内においては、信号ケーブル18,20
は自由状態となっており、他の部材も自由状態となって
いるから、体腔内への挿入操作時に相互に擦れ合う等に
よって、信号ケーブル18,20の絶縁被覆が摩耗し、
特に大きく湾曲操作されるアングル部11内では、アン
グルリング11a,11a間に絶縁被覆が挟まれる等に
より損傷することがある。この結果、アングルリング1
1a等に信号ケーブル18,20の芯線が接触して、電
流がアングルリング11a内に流れるおそれがある。し
かしながら、外部に露出している先端硬質部12の先端
部本体12aとアングルリング11aとの間には、絶縁
部材22が介装されているから、先端部本体12aの方
には電流が流れるおそれはない。これによって、患者の
安全保護がさらに向上する。
【0024】なお、前述した実施例においては、体腔内
診断装置として、超音波内視鏡を示したが、要は体腔内
への挿入部に通電部材を挿通させた体腔内診断装置であ
れば、例えば電子内視鏡,体内挿入型の超音波診断装置
等にあっても、同様の構成を採用することができる。ま
た、絶縁部材を構成する材質は、セラミックや樹脂等が
好適であり、特にセラミックは強度や加工性等の観点か
らは最も好ましい。しかしながら、これらには限定され
ず、絶縁性があり、所定の強度を保持し、加工性に優れ
た材質のものであれば良い。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、先端硬
質部と挿入部本体の金属層との間を絶縁部材を介在させ
て連結し、この絶縁部材に複数の挿通孔を穿設して、こ
れら挿通孔内に各種の部材を挿通させる構成としたの
で、挿入部内に挿通されている信号ケーブル等の通電部
材における絶縁被覆が損傷したりし、アングルリングや
螺旋管等と接触したとしても、患者の体内に電流が流れ
るのを確実に防止できる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す体腔内診断装置として
の超音波内視鏡の全体構成図である。
【図2】挿入部の構成説明図である。
【図3】先端硬質部の断面図である。
【図4】アイソレーション機構の構成説明図である。
【符号の説明】
1 超音波内視鏡 2 内視鏡観察装置 3 超音波観測装置 4 挿入部 10 軟性部 10a 螺旋管 10c 外皮層 11 アングル部 11a,11a′ アングルリング 11c 外皮層 17 固体撮像素子 18,20 信号ケーブル 19 超音波振動子 22 絶縁部材 22a 突条

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体操作部に連設され、体腔内に挿入さ
    れる挿入部を、構造体として金属層上に樹脂層で被覆し
    てなる挿入部本体に、金属材からなる先端硬質部を連設
    して、この先端硬質部に検査・診断手段を設けた体腔内
    診断装置において、前記先端硬質部と挿入部本体の金属
    層との間を絶縁部材を介在させて連結し、この絶縁部材
    に複数の挿通孔を穿設して、これら挿通孔内に各種の部
    材を挿通させる構成としたことを特徴とする体腔内診断
    装置。
  2. 【請求項2】 前記絶縁部材をセラミックで形成したこ
    とを特徴とする請求項1記載の体腔内診断装置。
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