JPH0851Y2 - 鋏 - Google Patents

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JPH0851Y2
JPH0851Y2 JP1990067484U JP6748490U JPH0851Y2 JP H0851 Y2 JPH0851 Y2 JP H0851Y2 JP 1990067484 U JP1990067484 U JP 1990067484U JP 6748490 U JP6748490 U JP 6748490U JP H0851 Y2 JPH0851 Y2 JP H0851Y2
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JP
Japan
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bolt
nut
scissors
hole
photographing
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JP1990067484U
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JPH0425659U (ja
Inventor
英二 只信
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ARS Corp
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ARS Corp
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Publication of JPH0425659U publication Critical patent/JPH0425659U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、刃部と柄部とを有する一対の鋏構成部材を
ボルトとナットからなる支軸にて回動自在に枢着した鋏
において、その取付構造に関するものである。
(従来の技術) 従来、この種の鋏としては、例えば第4図〜第5図に
示すごとく、金属性のナットa内部の雌ねじ部bにゴム
或いは合成樹脂等の弾性体からなるOリングcを嵌め込
んで、このOリングcをナットaの雌ねじ部bあるいは
その延長上に臨ませ、ボルトdとナットaの締め付けを
行なった後においても、Oリングcのブレーキ機能によ
り前記ボルトdとナットaの緩みが阻止されるようにし
たものが提供されている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、このような鋏においては、Oリングc
をナットa内部の狭小な部分に嵌め込むため、Oリング
cの大きさが必然的に限定されて小さくならざるを得
ず、十分なブレーキ機能を発揮することができないため
にボルトdとナットaとの間に緩みが生ずる問題があっ
た。
また、ボルトdとナットaとの調整には、いちいち工
具を必要とするので好みの切れ味を持続させるべく微調
整操作を行なうことは容易ではなく、緩めすぎ、緩めす
ぎの使用によって刃こぼれ等が生じる問題があった。
本考案は、かかる課題を解消した鋏を提供することを
目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案に係る鋏は、刃部1と柄部2とを有する一対の
鋏構成部材をボルト8とナット10からなる支軸にて回動
自在に枢着した鋏において、前記ナット10はボルト8が
螺合しうるねじ孔12を有する金属部11と、ボルト8の山
径よりも若干小径の透孔15を備えており、前記金属部11
の外側に被着される弾性体の撮み部14とからなり、ボル
ト8の雄ねじ部8dが金属部11のねじ孔12を突き抜けた状
態で、ボルト8の雄ねじ部8dが前記透孔15にその弾性力
に抗して押し拡げるごとく当接し、ナット10の撮み部14
が鋏構成部材の幅より大きい外径でもって形成されてい
ることを特徴とするものである。
(作用) 本考案は次のように作用する。
即ち、ナット10とボルト8の締め付けに際して弾性体
の撮み部14の透孔15が常にボルト8の山径に接当し、し
かも、撮み部14の弾性力によってボルト8が締め付けら
れるから、ナット10のボルト8に対するブレーキ機能が
十二分に発揮される。
(考案の効果) 本考案は、以上のように構成され、作用するから、次
の効果を奏する。
即ち、金属部の外側に被着される弾性体の撮み部によ
ってボルトとナットとの間の緩みを阻止するから、ゴム
或いは合成樹脂等の弾性体の部分は、その大きさが限定
されることなくブレーキ機能を十分に発揮してボルトと
ナットとの間の緩みを確実になくし得る。
また、ナットの撮み部は、その外径の大きい弾性体に
よって形成されるから、指の感触が良く、しかも何ら工
具を必要とせずに容易にナットの締め具合を微調整でき
るので、常に鋏として好みの切れ味を持続しうる。
更に、ナットの締めすぎによって刃こぼれ等の現象を
皆無となし得る。
(実施例) 以下、本考案の実施例を第1図〜第3図に基づいて具
体的に説明する。
第1図は鋏全体の分解斜視図、第2図は支軸部分の取
付け構造を示す横断面図、第3図はダイヤルナットの斜
視図、これらの図において、1、1は超硬質合金でなる
刃部で、これら刃部をアルミダイカストより形成される
柄部2、2で保持することにより、一対の鋏構成部材を
構成する。換言すれば、柄部2、2には前記刃部1の厚
さ相当分隆起する嵌合縁3が突設されており、この嵌合
縁3に刃部1の後部背面及び後部腹面を差し込むのであ
る。そして、前記刃部1及び柄部2を一体的に固着す
る。
一方の鋏構成部材となる刃部1と柄部2には、円形の
貫通孔6が穿設され、また他方の鋏構成部材となる刃部
1と柄部2には方形状の貫通孔7が穿設され、これら貫
通孔6、7には座金9を介してボルト8が挿通される。
ボルト8は頭部が円形の鍔部8aになっており、この鍔
部8aに続いて順次前記貫通孔6、7に対抗しうるそれぞ
れ円柱部8bと角柱部8cが、また角柱部8cにはこれに続い
て雄ねじ部8dが隣接されている。そして、ボルト8の雄
ねじ部8dにダイヤルナット10を螺合することによって支
軸を形成し前記鋏構成部材を回動自在に枢着する。
ダイヤルナット10は前記ボルト8の雄ねじ部8dが螺合
しうるねじ孔12をもつ金属部13と、該金属部13の外側に
被着される円形かつ合成樹脂製(本実施例ではウレタン
製)の撮み部14とを備えている。撮み部14はねじ孔12に
同芯的に開設されると共に前記ボルト8の山径よりも若
干小径の透孔15を有しており、ダイヤルナット10の金属
部11がボルト8に螺入され、第2図に示すごとく、ボル
ト8の雄ねじ部8dが金属部11のねじ孔12を突き抜けた状
態で透孔15にその弾性力に抗して押し拡げるごとく当接
しうるよう嵌込まれる。
撮み部14は、指で撮んで回転操作しやすいようにその
外径が鋏構成部材つまり柄部2の幅よりわずかに大きく
形成されていると共にその外周縁部18にローレットが刻
設されている。また、撮み部14はその内側で、前記外周
縁部18と金属部11とのほぼ中間部位に環状溝16が凹設さ
れており、撮み部14を強く撮んだ際、この環状溝16によ
って指にやさしくフイットして感触を良好にすべく若干
の撓みが付与されるようになっている。
なお、17は前記柄部2の一方に装着されるクッション
ゴムで、鋏の使用中における打ち合いの衝撃を吸収する
ためのものである。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第2図は本考案に係る鋏の一実施例を示すもの
で、第1図は鋏全体の分解斜視図、第2図は支軸部分の
取付構造を示す横断面図、第3図はダイヤルナットの斜
視図、第4図は従来の鋏の平面図、第5図は第4図に使
用されているナットの一部断面図である。 1:刃部、2:柄部、3:嵌合縁、5:ビス、6、7:貫通孔、8:
ボルト、8a:鍔部、8b:円柱部、8c:角柱部、8d:雄ねじ
部、9:座金、10:ダイヤルナット、11:金属部、12:ねじ
孔、14:撮み部、15:透孔、16:環状溝、17:クッションゴ
ム、18:外周縁部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】刃部1と柄部2とを有する一対の鋏構成部
    材をボルト8とナット10からなる支軸にて回動自在に枢
    着した鋏において、前記ナット10はボルト8が螺合しう
    るねじ孔12を有する金属部11と、ボルト8の山径よりも
    若干小径の透孔15を備えており、前記金属部11の外側に
    被着される弾性体の撮み部14とからなり、ボルト8の雄
    ねじ部8dが金属部11のねじ孔12を突き抜けた状態で、ボ
    ルト8の雄ねじ部8dが前記透孔15にその弾性力に抗して
    押し拡げるごとく当接し、ナット10の撮み部14が鋏構成
    部材の幅より大きい外径でもって形成されていることを
    特徴とする鋏。
JP1990067484U 1990-06-26 1990-06-26 Expired - Lifetime JPH0851Y2 (ja)

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JP1990067484U JPH0851Y2 (ja) 1990-06-26 1990-06-26

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WO2021083473A1 (de) * 2019-11-02 2021-05-06 Bernd Siegmund Gmbh Bolzen mit verstellbarem spannbereich

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