JPH08512386A - 振動を相殺する消振装置 - Google Patents

振動を相殺する消振装置

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JPH08512386A JP7503770A JP50377095A JPH08512386A JP H08512386 A JPH08512386 A JP H08512386A JP 7503770 A JP7503770 A JP 7503770A JP 50377095 A JP50377095 A JP 50377095A JP H08512386 A JPH08512386 A JP H08512386A
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Abstract

(57)【要約】 船用主エンジン又は他の振動源から発生する不平衡モーメントを、従って振動を相殺するための、ハウジング内に互いに平行に設けられた二っの軸(38、39)を具備する消振装置である。同じ偏心質量を有する回転体(49、50)が、各軸に取り付けてあり、軸に固定して取り付けらけた回転体部分(49F、50F)と、回転できるように解放可能に軸に取り付けられた回転体部分(49L、50L)を備えている。軸は、逆方向られに回転するようにトランスミッションを介して相互に連結されており、駆動モータ及び制御同期装置によって振動源のrpmの倍数のrpmで同期して駆動されて逆方向に回転する。回転体軸(38、39)はほぼ鉛直に配設される。

Description

【発明の詳細な説明】 振動を相殺する消振装置 技術分野 本発明は、船用主エンジン又は他の振動源から発生する不平衡モーメントを、 従って振動を相殺するための消振装置であって、ハウジング内に互いに平行に配 設された二つの立て軸を具備し、同じ偏心質量を有する回転体が前記紬の夫々に 取り付けてあり、前記回転体の夫々が、軸に固定して取り付けた回転体部分と回 転できるように解放可能に軸に取り付けられた回転体部分とを備えており、前記 軸が、逆方向に回転するようにトランスミッションを介して相互連結されると共 に、駆動モータ及び制御同期装置によって振動源のrpm(毎分回転数)の倍数 のrpmで同期して駆動される消振装置に関する。背景技術 船用エンジンから発生する一次、二次又はそれより高次の不平衡モーメントを 消振装置を用いて平衡させることは周知である。更に、例えばプロペラからくる 他の不平衡力や不平衡モーメントを平衡させるのに使用される消振装置も周知で ある。 デンマーク特許出願第6978/88号は、横軸を有するタ イプの消振装置をその導入部で開示している。発振合力の大きさを調整する際、 解放可能な回転体部分が、固定された回転体部分に対して回転する。これには、 エンジンが回転して偏心質量を低速で持ち上げることが必要である。中型及び大 型の消振装置では、消振装置を正常動作で駆動するエンジンのサイズが、低速で は調整中に偏心質量を持ち上げるのに十分な大きさのトルクを有さないので問題 になる。この問題は、必要以上に強力なエンジンを使用するか、より高いrpm とこれに対応するトランスミッションとを有するエンジンを使用することによっ て解決できる。前者の解決策では必要以上に高価なエンジンの使用が必要となり 、後者の解決策ではその高いrpmのために迅速に停止するエンジンの使用が必 要となる。 更に、DK−B155.544号は、互いに平行に配設した個々の立て軸に固 定して取り付けられた二つの回転体を具備する消振装置を開示している。発振合 力の調整は、二つの回転体の夫々に質量を供給するか、又は夫々から除去するこ とによって行われるが、これは非常に時間のかかる操作である。発明の開示 本発明の目的は、発振合力の大きさ及び方向に関して容易に 調整できる、冒頭に記したタイプの小型で簡単な消振装置を提供することにある 。 本発明による消振装置は、回転体軸がほぼ鉛直に配置されることを特徴とする 。その結果、かなり簡単なトランスミッションを用いて、二つの回転体を逆方向 に駆動し、ある方向ではゼロに等しい合力成分を、又、それと直交する方向では ゼロから各回転体の偏心質量の2倍の力の範囲で調和変動する合力を生成する、 非常に簡単に構成できる小型の消振装置が提供される。 同時に、解放可能な回転体部分の位置を固定された回転体部分に対して変化させ るのに非常に小さい力しか必要とせず、不平衡の質量が同じ水平面に残る。実際 に、回転体の回転体部分のこの相互回転を手動で実行できることが判明している 。 本発明によれば、各軸はその上端部に、固定回転体部分の重心の位置を表すマ ークを備えている。従って、二つの回転体の固定回転体部分の位置が観察できる が、これは、調和発振力の方向を調整する際に非常に有利である。 更に、本発明によれば、二つの軸間のトランスミッションに解放可能なカップ リングを設けることができ、一方の回転体を他方の回転体に対して回転させるこ とができる。二つの回転体 を互いに回転させると調和発振力の方向が変わる。二つの軸間のトランスミッシ ョンにおいてカップリングが容易に解放可能なため、力の向きの調整が簡単にな る。容易に解放可能なカップリングは、例えば、歯車及び軸間の軸/ハブカップ リングであり、解放可能な締まりばめから構成され、この締まりばめは例えば、 ブッシュとして形成された円錐形接続部、例えばTaperlocktmブッシュ又はRingf edertmブッシュによって実現することができる。 更に、本発明によれば、各回転体の一方の回転体部分が目盛付きスケールを備 えており、他方の回転体部分が回転体部分の隣接する部分に設けた表示ラインを 備えている。こうすると各回転体の回転体部分の位置を読み取って直接制御でき るので、回転体の回転体部分を互いに正確に設定するのが容易になる。 前述の説明に関連して述べると、目盛付きスケールは重心と対向して固定回転 体部分の周辺に設け、かつ開口部はハウジングの壁に設けると、その開口部を通 して目盛付きスケール及び表示ラインを見ることができるので有利である。この 実施例では、回転体部分の位置を制御し、消振装置を分離せずにそれらを調整す るのが有利である。 更に、本発明によれば、一つの回転体軸を、第2の軸上に同軸に配設した中空 軸とすることができ、本発明の非常にコンパクトな実施例が得られる。 前述の説明に関連して述べると、本発明によれば、消振装置は更に、中空軸に 取り付けられ、中空軸と平行に配設した回転可能なカウンタ軸上に取り付けられ た歯車と噛み合う歯車と、駆動モータに接続されて第2の中央軸及びカウンタ軸 を同じ方向にかつ同じrpmで回転させる駆動連結部とを備えている。 これに関連して駆動連結部は、内部軸の自由端に取り付けられた第1プーリと カウンタ軸の自由端に取り付けられた対応する第2プーリと駆動モータの出力軸 に取り付けられた第3プーリと前記三つのプーリのまわりに接続するベルトとを 備えると有利である。 更に、本発明によれば、軸が互いにオフセットしており、その間のトランスミ ッションが、夫々一つの軸に取り付けられた相互に噛み合う二つのギアを備えて いる。その結果、本発明における現在最も好ましい特に簡単な実施例が得られる 。 更に、本発明によれば、前述の実施例に関して、解放可能なカップリングが、 少なくとも一つの軸と一つの歯車との間の解 放可能な軸/ハブカップリングから形成されている。前述のように、解放可能な カップリングは、歯車及び軸間の相対位置を迅速に変えることのできる周知のど んなタイプのものでもよい。 最後に、本発明によれば、互いにオフセットした軸を有する消振装置において 、消振装置の合力がゼロに等しくなるとき、二つの回転体の重心は各軸の共通面 に位置する。言い換えれば、回転体の重心は、軸共通面の合力がゼロに等しくな り、調和発振力がそれと直交するように配置されている。この実施例又は回転体 の設定は、モーメントの点から好ましい。図面の簡単な説明 次に本発明を添付の図面を参照しながら詳細に説明する。 第1図は本発明による消振装置の第一実施例の概略平面図である。 第2図は、第1図のA−A断面図である。 第3図は、本発明の好ましい実施例の概略断面図である。 第4図は、第3図の実施例の側面図である。 第5図は、第3図及び第4図に示す、本発明による実施例の回転体の回転体部 分の位置の例の概略平面図である。 第6図は、船用エンジンから発生する振動を相殺するために 使用される、本発明による消振装置である。発明の実施における最良の形態 第1図及び第2図は、第1の端部壁2、第2の端部壁3及び仕切壁4を有する ハウジング1を具備する消振装置を示す。第1の端部壁2と仕切壁4との間に第 1の周囲壁5が設けてある。同様に、仕切壁4と端部壁3との間に第2の周囲壁 6が設けてある。ハウジング1が、二つの端部壁2及び3間を延びる控えボルト (図示せず)を用いて組み立てられている。第2の端部壁3がハウジングの基部 を形成し、取付穴(図示せず)を備えている。 内部中央軸8とそれに回転可能に配置された中空軸9とを具備する二重軸が、 端部壁2、3及び仕切壁4によってベアリングを用いて支持されている。中央軸 は、直径が大きい第1の軸部分10と直径が小さい第2の軸部分11とを備えて いる。中空軸9は、中央軸8の直径が小さい第2の軸部分11に設けてあり、中 央軸8の第1の軸部分10と同じ外径を有している。 中央軸8の大直径軸部分10がその外端部12でベアリング13により別の端 部壁3に対して回転可能に配置されている。中央軸8の第1の軸部分が、第2の 小直径軸部分11への移行 部においてベアリング14により仕切壁4に回転可能に設けてある。それに対応 して、中空軸9がその下端部でベアリング15により仕切壁4に対して回転可能 に設けてあり、その上端部でベアリング16により上端部壁2に対して回転可能 に設けてある。最後に、中空軸は、ベアリング18により、中央軸の小直径軸部 分11に回転可能に設けてある。 中央軸8の大直径軸部分10に回転体19が設けてあり、軸方向にみてほぼ扇 形の形状をしており、従って偏心した重心を有している。回転体19は、軸8の 大直径軸部分10に固定して取り付けられた回転体部分19Fと、回転できるよ うに固定回転体部分19Fに対して解放可能に設けた回転体部分19Lとを備え ている。同様に、回転体20が中空軸に取り付けてあり、前記回転体も、軸方向 にみて扇形の形状をしており、軸に固定して取り付けられた回転体部分20Fと 、解放可能に配置された回転体部分20Lとを備えている。 解放可能に配置された回転体部分19L及び20Lは、例えばデンマーク特許 出願第6978/88号に開示されているように、軸と回転体部分との間の取付 部分に加圧流体を送ることによって解放され、回転させることができる。 二つの軸8及び9は逆方向で回転するように、トランスミッションを介して相 互に接続されている。トランスミッションは、その上端部17で中空軸9に固定 された第1の歯車23と、二重軸8、9と同軸的に回転可能に配置された軸25 に取り付けられた噛み合う第2の歯車24とを備えている。 中央軸8の小直径軸部分11の外端部にプーリ26が取り付けてある。対応す るプーリ27が第2の軸25の外端部に取り付けてある。第3のプーリ28が、 駆動モータ29、好ましくはサーボモータの出力軸に取り付けてあり、このモー タは、二つのプーリ26及び27を同じ方向にベルト30を介して駆動し、それ によって中央軸8及び中空軸9が、従ってそれに接続された回転体19及び20 が逆方向に回転する。回転体は同じ偏心質量を有しているので、ゼロの合力成分 が一方向に生成し、それと直交する方向にゼロから各回転体の2倍の力の範囲で 変動する調和力成分が生成する。回転体の解放可能な回転体部分19L、20L が固定回転体部分19F、20Fに対して回転すると、各回転体によって生成さ れる力が調節でき、従って前記部分が等しい偏心質量を有するとき、合力成分は ゼロから各回転体の4倍の力の範囲で連続して調整できる。 第3図、第4図及び第5図は、上部壁32と下部壁33と仕切壁34とを具備 するハウジング31を備える、本発明による消振装置の好ましい実施例を示す。 ハウジングは更に、周囲壁35を備えている。上部壁32が周囲壁35にねじ3 6で固定されている。同様に、下部壁33が周囲壁35にねじ37で固定されて いる。上部壁32は、カバー62によって閉鎖できる開口部61を備えている。 周囲壁35は、上部壁32と仕切壁34との間に形成された上部室64の上部開 口部63と、仕切壁34と下部壁33との間に形成された下部室66の開口部6 5とを備えている。上部及び下部の開口部63、65は、周囲壁にねじで接続さ れたカバー(図示せず)によって閉鎖することもできる。下部壁33は、オイル 室68を形成するために底カバー67で覆われている外側凹みを備える。底カバ ー67は下部壁33にねじ69で固定されている。最後に、消振装置を土台にボ ルトで固定するための取付穴40が下部壁に設けられている。 下部室66では、下部軸38が下部壁33の下部ベアリング43と仕切壁34 の上部ベアリング44とによって回転可能に配置されている。回転体49が下部 軸38に取り付けられてお り、前記回転体は軸方向にみてほぼ扇形の形状をしており、従って偏心した重心 を備えている。回転体49は、下部軸に固定して取り付けた回転体部分49Fと 、固定回転体部分49Fに対して回転できるように解放可能に取り付けた回転体 部分49Lとを備えている。 同様に上部室64では、上部軸39が、仕切壁34に設けた下部ベアリング4 5と、上部壁32に設けた上部ベアリング46とによって配置されている。上部 軸39には、回転体部分50Fが同様に固定して取り付けてあり、解放可能に取 り付けた回転体部分50Lは固定された回転体部分50Fに対して回転できるよ うに解放可能である。 解放可能に配設した回転体部分49L及び50Lは、本発明の第一実施例に関 して説明したように、軸と回転体部分との間の取付部分に通路51と52を介し て加圧流体を送ることにより、固定回転体部分49F及び50Fに対して開いて 回転させることができる。 第1のねじ穴47が周囲壁35に設けてあり、前記穴は、解放可能な回転体部 分49Lと同じ高さの下部室66中に延びている。同様に、第2のねじ穴48が 周囲壁35に設けられてお り、前記穴は上部の解放可能な回転体部分50Lと同じ高さの上部室64中に延 びている。回転体部分49L、50Lを他方の回転体部分の回転中に保持するた めにねじをねじ穴47、48にねじ込んで当該回転体部分49L、50Lと噛み 合わせることができ、加圧流体が同時に通路51、52に夫々供給される。 二つの軸は、下部室66に設けられた相互に噛み合う二つの歯車53、54に よって逆方向に回転するように相互に接続されている。第1の歯車53は、ベア リング44と解放可能な回転体部分49Lとの間の下部軸に解放可能に設けてあ る。 解放可能の歯車53は、解放可能の回転体部分49L、50Lが分離される場 合と同様、加圧流体を通路41を介して軸38のその取付部分に供給することに より解放されて回転できるようになる。しかし、解放可能な歯車53は、いわゆ るRingfedertmブッシュや、軸とそこに取り付けた歯車との間の接続を迅速に解 除できる別の接続手段等、数多くの解放可能な軸/ハブカップリングを用いて取 り付けることができる。第2の歯車54が、下部室66中に延びる上部軸39の 端部に固定して取り付けてある。 固定された回転体部分49F、50Fは夫々、重心CFと対向する周辺に目盛 付きスケール70、71を備えている(第4図参照)。同様に、解放可能な回転 体部分40Lおよび50Lは夫々、重心CFと対向する周辺に表示ライン72、 73を備えている。目盛付きスケール70、71が、180度にわたって延びて おり、夫々周囲壁35にある下部および上部の開口部65、63を通して、表示 ライン72、73として見ることができる。表示ライン72、73と関連する目 盛付きスケール70、71とは、回転体49、50の回転体部分が互いに正しく 配列するようにするためのものである。 二つの軸38、39は第5図に示すように目に見える上向きの軸端面77、7 8上で、固定回転体部分49F、50Fの重心CFの半径上に設けた表示マーク 75、76を備えている。後で明らかになるように、これらの表示マークは、消 振装置によって発生した合力の向きが変わるときに使用する。 上部軸39は、上部壁32を貫通して延びる上部軸端部79と、上部壁32に 固定した密封カバー80とを備えている。潤滑オイルを消振装置に供給するため の通路が密封カバー80内に設けられている。供給されたオイルはオイル室68 に蓄えら れ、下部壁33の出口通路82とオイルライン81とを介して入口通路に戻る。 オイルフィルタ92とオイルポンプ93がオイルダクトに設けてある。潤滑シス テムは、消振装置のベアリングの効果的な潤滑を保証し、オイル室68により下 部ベアリング43からオイルが排出され、下部ベアリングがオイル中に漬からな くなる。更に、上部軸部分79の突出端にプーリ83が取り付けてあり、それに よって消振装置がベルト84およびモータ95を介して駆動され、プーリ96が その出力軸に取り付けてある。 最後に、センサ84が上部壁32に設けてあり、上部回転体の解放可能な回転 体部分50Lにねじ込んだねじのねじ頭85の通過を感知する。センサ84は、 消振装置のサイクル運動の基準点を連続して記録するように働く。 第6図を参照しながら、本発明による消振装置の制御及び調整について詳細に 説明するが、この例の消振装置は船主エンジン又は船上の他の振動源から発生す る振動を相殺するために使用される。 船上で(この例ではそのハウジング31によって図示する)消振装置を調整す る際は、この装置で補償すべき、振動源間の 位相角度、及びエンジン86のサイクルに関する基準点を測定又は推定する。エ ンジン86の基準点は一般的に、主軸87上で測定した第1のシリンダの最高位 置/死点である。基準点の位置及び速度が、位置センサとパルストレインセンサ 90とを用いて同期装置88によって連続的に記録される。主軸86上で測定し た信号が、ハウジング31のセンサ84を用いて実施した位置測定値及び消振装 置の駆動モータ91の速度測定値と比較される。それに基づいて、駆動モータ9 1のrpmが連続的に調節され、それによって消振装置は、主エンジンに対して 、従って振動源に対して所望の位相角度で同期して作動する。振動源の位相角度 に基づき、かつエンジン86と消振装置の異なるrpmと、消振装置のセンサ8 4のその力の向きに対する相対位置とを考慮して、同期装置88は消振装置から の力が逆位相になり、振動源と同期して変動するように調節することができる。 力の向きが正しく調節されると、消振装置が作動状態であろうと非作動状態であ ろうと位相は同じになるが、振動振幅の大きさは消振装置が活動状態のときに当 然減少する。 この力の大きさは、船のエンジンが停止するとき及びそれとは逆に始動すると きにこの消振装置を発振器又は励振器として 使用して決定する。それに基づいて消振装置を、船上の所与の場所にある振動源 と同じ振幅を与える力に調節する。 消振装置の力は、二つの固定した回転体部分49F、50Fを解放可能な回転 体部分49L、50Lに対して第5図に示すように逆方向に回転することによっ て調節される。この調節後の合力Fは、固定された回転体部分49F、49Lと 解放可能な回転体部分50F、50Lからの二つの力FL及びFFの合計になり、 二つの回転体部分49F及び50Fが互いに回転した角度αの半分の角度α/2 で作用線に働く。この調節方法は、ねじをねじ穴47にねじ込んで、解放可能な 回転体部分49Lと噛み合わせ、次に加圧流体を軸38の通路51を介して回転 体部分49Fと軸との間の取付部分に送ることにより一つの解放可能な回転体部 分、例えば49Lを最初に保持する。軸及び回転体部分間の締まりばめを解除す ると他の三つの回転体部分が新しい位置へと回転できる。次にこの方法を使って 、上部の解放可能な回転体部分50Lの他方の回転体部分に対する相対位置を変 更する。二つの軸からの力の釣り合いをとるために、二つの固定した回転体部分 49F、50Fが解放可能な回転体部分49L、50Lに対して等しく回転する ようにしなければ ならない。固定した回転体部分の目盛付きスケール70、71と解放可能な回転 体部分の表示ライン72、73とがこの目的に使用できる。回転体部分の位置調 節中、解放可能な回転体部分49L、50Lは前記目盛付きスケールとマーク表 示ラインとがハウジング31の周囲壁35の開口部63、65を通して見える位 置に保持される。 力の大きさを調節すると同期装置88の位相角度がヨー角の半分α/2だけ変 化する。更に、力の大きさの調節後に同期装置の位相角度は、解放可能な回転体 部分50Lが力の大きさを変えたときに回転した角度、すなわち位置センサ84 のねじ頭85が回転した角度に応じて変化する。 消振装置の調和変動する力の向きは、二つの固定した回転体部分49F、50 Fの間相対位置によって決まる。回転体部分の位置を外部から制御するためにマ ーク表示75、76が上向きの軸端面77、78に設けてあり、前記マークは軸 に対する固定した回転体部分の力の印加線を示している。下部軸の軸端面77が 開口部61を通して見える。 下部軸38と歯車53との間の接続が解除可能なため、最下部の軸39を所望 の力方向に回転させて発振力の力の向きを任 意に調節すること、並びに加圧流体を通路41に送り、その軸端面78の表示マ ーク76が下部軸38の軸端面77の表示マーク75と同じ方向になるまで上部 軸39上の固定した回転体部分50Fを回転させ、軸38と歯車53との間の接 続を緩めることが可能である。力の方向を調節すると同期装置の位相角度は、上 部の解放可能な回転体部分50Lが力の向きが変化したときに回転した角度、す なわち位置センサ84のねじ頭85が回転した角度に対応して変化する。 力の方向が決まると、消振装置の調和変動する力が軸の相互面に対して垂直に なるように、回転体を回転することと、それに対応して力がいま決定した方向に 働くように消振装置全体を土台上で回転させることとが、消振装置の内部モーメ ントの点から有利であると考えられる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD),AM,AT, AU,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C Z,DE,DK,ES,FI,GB,GE,HU,JP ,KE,KG,KP,KR,KZ,LK,LT,LU, LV,MD,MG,MN,MW,NL,NO,NZ,P L,PT,RO,RU,SD,SE,SI,SK,TJ ,TT,UA,US,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.ハウジング内に互いに平行に配設された二つの軸(8、9及び38、39) を具備し、同じ偏心質量を有する回転体(19、20及び49、50)が前記軸 の夫々に取り付けられており、前記回転体の夫々が、軸に固定して取り付けられ た回転体部分(19F、20F及び49F、50F)と回転できるように解放可 能に軸に取り付けられた回転体部分(19L、20L、49L、50L)とを備 えており、前記軸が、逆方向に回転するようにトランスミッションを介して相互 に連結されると共に、駆動モータ及び制御同期装置によって振動源のrpmの倍 数のrpmで同期して駆動されて逆方向に回転する、船用主エンジン又は他の振 動源から発生する不平衡モーメント、従って振動を相殺するための消振装置であ って、前記回転体の軸(8、9及び38、39)がほぼ鉛直に配設されているこ とを特徴とする消振装置。 2.各軸(38、39)がその上端部に、固定回転体部分(49F、50F)の 重心(CF)の位置を示すマーク(75、76)を備えていることを特徴とする 請求の範囲第1項に記載 の消振装置。 3.二つの軸(38、39)間のトランスミッションに、解放可能なカップリン グ(92)が設けられており、一方の回転体(49)を他方の回転体に対して回 転させることができることを特徴とする請求の範囲第1項又は第2項に記載の消 振装置。 4.各回転体(49、50)の一方の回転体部分(49F、50F)が目盛付き スケール(70、71)を具備し、他方の回転体部分が回転体部分の隣接部分に 設けた表示ライン(72、73)を具備することを特徴とする請求の範囲第1項 から第3項のいずれか一項に記載の消振装置。 5.目盛付きスケール(70、71)が重心(CF)と対向して固定された回転 体部分(49F、50F)の周辺に設けられると共に、開口部(63、65)が ハウジングの壁(35)に設けられており、前記開口部を通して目盛付きスケー ル(70、71)と表示ライン(72、73)が見えることを特徴とする請求の 範囲第4項に記載の消振装置。 6.一つの回転体軸が、第2軸(8)上に同軸的に配置された中空軸(9)であ ることを特徴とする請求の範囲第1項から第5項のいずれか一項に記載の消振装 置。 7.消振装置は、中空軸(9)上に取り付けられており、中空軸(9)と平行に 配置された回転可能なカウンタ軸(25)上に取り付けられた歯車(24)と噛 み合う歯車(23)と、駆動モータに接続されており、第2の中央軸(8)及び カウンタ軸(25)を同じ方向に同じrpmで回転させる駆動連結部とを備える ことを特徴とする請求の範囲第6項に記載の消振装置。 8.軸が互いにオフセットしており、その間のトランスミッションが、夫々一つ の軸(38、39)に取り付けられた相互に噛み合う二つの歯車(53、54) を具備することを特徴とする請求の範囲第1項から第5項のいずれか一項に記載 の消振装置。 9.解放可能なカップリングが、少なくとも一つの軸(38)と一つの歯車(5 3)との間の解放可能な軸/ハブカップリングから形成されることを特徴とする 、請求の範囲第1項から第6項及び第8項のいずれか一項に記載の消振装置。 10.軸が互いにオフセットしており、二つの回転体(49、50)の重心(CT )が軸(38、39)の共通面内に配置されてそこでは消振装置の合力がゼロ に等しくなることを特徴と する請求の範囲第1項から第6項及び第9項のいずれか一項に記載の消振装置。
JP50377095A 1993-07-09 1994-07-08 振動を相殺する消振装置 Expired - Lifetime JP3475404B2 (ja)

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