JPS5838019Y2 - 偏心モ−メント可変装置 - Google Patents

偏心モ−メント可変装置

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Publication number
JPS5838019Y2
JPS5838019Y2 JP4646181U JP4646181U JPS5838019Y2 JP S5838019 Y2 JPS5838019 Y2 JP S5838019Y2 JP 4646181 U JP4646181 U JP 4646181U JP 4646181 U JP4646181 U JP 4646181U JP S5838019 Y2 JPS5838019 Y2 JP S5838019Y2
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JP
Japan
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eccentric
gear
eccentric weight
shaft
fixed
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Expired
Application number
JP4646181U
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English (en)
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JPS56150240U (ja
Inventor
正秀 山井
Original Assignee
三菱重工業株式会社
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Publication date
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  • Apparatuses For Generation Of Mechanical Vibrations (AREA)
  • Placing Or Removing Of Piles Or Sheet Piles, Or Accessories Thereof (AREA)
  • Road Paving Machines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、遠心力を利用して起振力を発生させる振動機
械において、機械の稼動中に遠隔操作で偏心モーメント
を変えて起振力を変化させるようにした装置に関する。
従来、杭打ち機を使用して杭の打ち込み或いは引き抜き
を行なう場合や、振動ローラを使用して地盤の締め固め
作業を行なう場合において、最適条件を得るためには地
盤の性質に応じて起振力を変化させる必要がある。
遠心力を利用して起振力を発生させる従来の振動発生機
械でこれを行なうためには、偏心モーメントを増減しな
ければならない。
この偏心モーメントを変化させるのに従来では偏心重錘
に数個の孔を穿設し、そのいずれかにピンを差し込んで
そのピンを抜き差しすることにより偏心モーメントを変
化させたり、或いは偏心重錘を二重に設け、その相対角
度を段階的に変えて重心位置を変えることにより偏心モ
ーメントを変化させる等の方法が採用されている。
しかしながらこれらの方法では、偏心モーメントを変化
させる必要が生じる度に機械を停止し、カバーを開けて
偏心重錘のピンを操作したり、或いは二重に設けられた
偏心重錘を動かして再び一体的に固定し、カバーをしな
ければならない。
そのため、従来方法で偏心モーメントを変えるには時間
がかかり、機械を停止する必要があると共に作業が困難
であるという欠点がある。
そこで、特公昭36−9269号公報や特公昭39−4
142号公報或いは特公昭54−26804号公報に示
すように稼動中に偏心モーメントを変えることの可能な
装置が開発されるに到っている。
しかし、特公昭36−9269号公報のものは固定偏心
ウェイトと可動偏心ウェイトとの間に差動歯車装置を設
け、この差動歯車装置を駆動することにより固定偏心ウ
ェイトに対する可動偏心ウェイトの位相を変えるように
しているため、多くの歯車が必要な上に一対の可動偏心
ウェイトを連動させるための複雑な伝達機構を設けなけ
ればならず、コストが嵩むと共に保守点検作業もめんど
うである。
又、特公昭39−4142号公報のものはねじスプライ
ン軸に可動偏心ウェイトを噛み合わせ、ねじスプライン
軸の往復直線駆動により可動偏心ウェイトを固定偏心ウ
ェイトに対して位相を変えるようにしているため、装置
の稼動中にねしスプライン軸がケーシングに対して出入
りし、危険であることからこの部分をカバーしなければ
ならず、ケーシング全体が大型化してしまう欠点がある
上、ねじスプライン軸の往復動に大きな駆動力が必要で
大容量の油圧シリンダ等を使用しなければならず、コス
ト的にも不利である。
更に、特公昭54−26804号公報に開示されたもの
は電磁クラッチと電磁ブレーキとを開閉動作して可動偏
心ウェイトと固定偏心ウェイトとの相対位置を変えるよ
うにしており、これらの相対位置を無段階に変化させる
ことが不可能であって構造が複雑なため特公昭36−9
269号と同様にコストが嵩むと共に保守点検作業もめ
んどうである。
このようなことから、本考案は上述した従来の装置にお
ける構造の複雑さ及び高コスト化や大型化に鑑み、小型
で保守点検の容易な偏心モーメント可変装置を低コスト
にて提供し得るように企図したことを目的とする。
この目的を達成する本考案の構成は、固定偏心重錘が装
着され且つ同期回転用歯車を介して相互に同期駆動回転
する一対の起振軸に可動偏心重錘が装着された揺動筒を
それぞれ揺動回転自在に嵌合すると共にこれら揺動筒を
同一条件の揺動回転用歯車を介して相互に噛み合わせる
一方、揺動モータの出力軸に連結された偏心モーメント
可変軸に前記揺動回転用歯車と噛み合う駆動歯車を装着
し、更に前記同期回転用歯車と噛み合う伝達歯車が形成
された回転筒を前記偏心モーメント可変軸に回転自在に
嵌合すると共にこの回転筒を前記揺動モータのハウジン
グに連結したことを特徴とするものである。
以下、本考案の一実施例についてその概要を表わす第1
図及びそのA−A矢視断面を表わす第2図A、そのB−
B矢視断面を表わす第2図B並びにその油圧回路を表わ
す第3図を参照して詳細に説明する。
駆動源である電動機24の回転はプーリ1及び■ベルト
23により起振軸2に伝達される。
同期回転用歯車9,10は同一歯車条件を具えており、
それぞれ起振軸2,3に同軸的に軸着されて相互に噛み
合う。
更に、起振軸2には可動偏心重錘11 a及び固定偏心
重錘12 aが装着され、起振軸3には可動偏心重錘1
1 b及び固定偏心重錘12bが装着され、起振軸2,
3の回転により第1図においては縦軸方向の振動が発生
する。
伝達歯車8は本考案に係る偏心モーメント可変軸4に設
けられ、同期回転用歯車9と噛み合う。
起振軸2には二個の固定偏心重錘12 aとプーリ1及
び同期回転用歯車9とが同軸的に固定結合され、両端は
軸受22で支えられている。
起振軸3には二個の固定偏心重錘12 bと同期回転用
歯車10とが同軸的に固定結合され、両端は軸受22で
支えられている。
偏心モーメント可変軸4には駆動歯車5が軸着され、揺
動モータ19の出力軸27とはカップリング16により
一体的に連結されている。
揺動筒14には二個の可動偏心重錘11 aと揺動回転
用歯車61とが固定され、針状ころ軸受18を介して起
振軸2に揺動可能に取り付けられている。
同様に揺動筒15には二個の可動偏心重錘11 bと揺
動回転用歯車7とが固定され、針状ころ軸受18を介し
て起振軸3に揺動可能に取り付けられている。
回転筒13゛には伝達歯車8と揺動モータ19のハウジ
ングとが固定され、針状ころ軸受17を介して偏心モー
メント可変軸4に揺動可能に取り付けられている。
起振軸2の回転中は揺動モータ19の出力軸27とハウ
ジングとは共に回転するので、揺動モータ19に作動油
を供給するための回転継手20を設ける必要がある。
21は油圧ホース、26は回転継手20の回り止めであ
る。
同期回転用歯車9,10、同期回転用歯車9と伝達歯車
8、駆動歯車5と揺動回転用歯車6及び揺動回転用歯車
6,7はそれぞれ噛み合っている。
遠心力の水平方向成分を打ち消すため、固定偏心重錘1
2 a 、12 bは同−形状且つ同一偏心モーメント
で第1図に示す如く中心線に対して常に対称の位置とな
るように同期回転用歯車9゜10により連動して駆動さ
れる。
可動偏心重錘11a、llbも同−形状且つ同一偏心モ
ーメントで中心線に対して常に対象の位置となるように
揺動回転用歯車6,7により連動して駆動される。
そのために四個の歯車6,7,9.10の歯数はすべて
等しく設定されている。
起振軸2上の可動偏心重錘11 aと固定偏心重錘12
aとが同一周波数の振動を発生するためには、起振軸2
及び揺動筒14の回転が同一でなければならず、そのた
め駆動歯車5及び伝達歯車8の歯数は等しい。
第2図Bは揺動モータ19の一例として使用したダブル
ベーン形油圧揺動モータ19の断面図であり、25はそ
の圧油出入孔である。
カップリング16は揺動モータ19の出力軸27の回転
を偏心モーメント可変軸4に伝達する。
構成は以上述べた如くであり、以下、作用について説明
する。
揺動モータ19に油圧源より油圧ホース21及び回転継
手20を介して圧油を送ると回転筒13は偏心モーメン
ト可変軸4に対し相対的に回動する。
その結果、偏心モーメント可変軸4に固定された駆動歯
車5が相対的に回動し、これに噛み合う揺動回転用歯車
6は相対的に回動させる。
この揺動回転用歯車6は揺動筒14に固定されているの
で、可動偏心重錘11 aが回動し、固定偏心重錘12
aとの相対的位置が変化する。
揺動回転用歯車7は揺動回転用歯車6と噛み合っている
ため、可動偏心重錘11 bと固定偏心重錘12 bと
の相対位置も同様に変化する。
従って、二個の固定偏心重錘12 aと二個の可動偏心
重錘11 aとは相対的に角変位を起こし、偏心モーメ
ントを増減する。
上記の操作は振動発生機の稼動中に行なうものであるが
、停止中に行なっても勿論差し支えない。
二種の可動偏心重錘11 aと固定偏心重錘12 a又
は可動偏心重錘11 bと固定偏心重錘12bとの相対
角度がOo、すなわち可動偏心重錘11 aと固定偏心
重錘12 a又は可動偏心重錘11 bと固定偏心重錘
12 bとが重なったときに偏心モーメントは最大とな
り、遠心力は最大となる。
可動偏心重錘11 aと固定偏心重錘12a又は可動偏
心重錘11 bと固定偏心重錘12bとの相対角度が1
80°、すなわち可動偏心重錘11 aと固定偏心重錘
12a又は可動偏心重錘11 bと固定偏心重錘12b
とが相互に向かい合ったときに偏心モーメントはOとな
り、遠心力は最小となる。
このようにして振動発生機が稼動中でも停止中でも揺動
モータ19の揺動角をO。
から180°に変化させることにより可動偏心重錘11
a、11 bと固定偏心重錘12 a 、12 bと
の相対角度を揺動モータ19の揺動角と同一角度で変化
させ、偏心モーメントを最大から0まで無段変化させる
ことができる。
本実施例においては、可動偏心重錘11 a、11 b
と固定偏心重錘12 a 、12 bとの相対角度を変
化させる揺動モータ19の動力源に油圧を用いているが
、油圧に限らず電気その他でもよい。
更に、本実施例においては一方向に振動させるため二本
の起振軸2,3を用い、それぞれの起振軸2,3上の可
動偏心重錘11a、llb及び固定偏心重錘12a。
12 bが対称位置を保って回転するようにしているが
、起振軸は偶数本あればよい。
かくの如く本考案に係る偏心モーメント可変装置による
と、揺動モータの特性に着目してこの揺動モータを可動
偏心重錘の駆動源として利用し、揺動モータの出力軸を
偏心モーメント可変軸に連結すると共に揺動モータのハ
ウジングを偏心モーメント可変軸に回転自在に嵌合され
た回転筒に連結したので、機構が従来のものより小型簡
略化され、従って低コスト化を企図し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による一実施例の起振機の概要図、第2
図Aは第1図のA−A断面図、第2図Bは第2図AのB
−B断面図、第3図は揺動モータの油圧回路図であり、
図中の符号で 2,3は起振軸、4は偏心モーメント可
変軸、5は駆動歯車、6,7は揺動回転用歯車、8は伝
達歯車、9,10は同期回転用歯車、lla、llbは
可動偏心重錘、12 a 、12 bは固定偏心重錘、
13は回転筒、14.15は揺動筒、19は揺動モータ
、24は電動機、27は出力軸である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 固定偏心重錘が装着され且つ同期回転用歯車を介して相
    互に同期駆動回転する一対の起振軸に可動偏心重錘が装
    着された揺動筒をそれぞれ揺動回転自在に嵌合すると共
    にこれら揺動筒を同一条件の揺動回転用歯車を介して相
    互に噛み合わせる一方、揺動モータの出力軸に連結され
    た偏心モーメント可変軸に前記揺動回転用歯車と噛み合
    う駆動歯車を装着し、更に前記同期回転用歯車と噛み合
    う伝達歯車が形成された回転筒を前記偏心モーメント可
    変軸に回転自在に嵌合すると共にこの回転筒を前記揺動
    モータのハウジングに連結したことを特徴とする偏心モ
    ーメント可変装置。
JP4646181U 1981-04-02 1981-04-02 偏心モ−メント可変装置 Expired JPS5838019Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4646181U JPS5838019Y2 (ja) 1981-04-02 1981-04-02 偏心モ−メント可変装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4646181U JPS5838019Y2 (ja) 1981-04-02 1981-04-02 偏心モ−メント可変装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56150240U JPS56150240U (ja) 1981-11-11
JPS5838019Y2 true JPS5838019Y2 (ja) 1983-08-27

Family

ID=29641493

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JP4646181U Expired JPS5838019Y2 (ja) 1981-04-02 1981-04-02 偏心モ−メント可変装置

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