JPH0953234A - バイブロハンマ - Google Patents
バイブロハンマInfo
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- JPH0953234A JPH0953234A JP20701995A JP20701995A JPH0953234A JP H0953234 A JPH0953234 A JP H0953234A JP 20701995 A JP20701995 A JP 20701995A JP 20701995 A JP20701995 A JP 20701995A JP H0953234 A JPH0953234 A JP H0953234A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- eccentric weight
- gear
- shaft
- variable
- fixed
- Prior art date
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- Pending
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- Placing Or Removing Of Piles Or Sheet Piles, Or Accessories Thereof (AREA)
- Apparatuses For Generation Of Mechanical Vibrations (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 起振力を変更し得る起振機を備えたバイブロ
ハンマを提供する。 【解決手段】 バイブロハンマにおいて、起振機11の
ケーシング本体12に枢支した第一の回転軸14に第一
の伝導歯車15付きの第一の固定偏心重錘17を固定し
且つ第一の同期歯車18付きの第一の可変動偏心重錘2
0を遊嵌し、ケーシング本体12に枢支した第二の回転
軸24に第一の伝導歯車15に噛み合う第二の伝導歯車
25付きの第二の固定偏心重錘27を固定し、第一の同
期歯車18に噛み合う第二の同期歯車32付きで油圧油
作動室28付きの第二の可変動偏心重錘35を遊嵌し、
第二の回転軸24外周に油圧油作動室28を二分する突
起部22を設け、該突起部22両側面に開口する流体流
通路36a,36bに連通するロータリージョイント3
8を軸端に設け、駆動歯車39付きの油圧モータ40を
設ける。
ハンマを提供する。 【解決手段】 バイブロハンマにおいて、起振機11の
ケーシング本体12に枢支した第一の回転軸14に第一
の伝導歯車15付きの第一の固定偏心重錘17を固定し
且つ第一の同期歯車18付きの第一の可変動偏心重錘2
0を遊嵌し、ケーシング本体12に枢支した第二の回転
軸24に第一の伝導歯車15に噛み合う第二の伝導歯車
25付きの第二の固定偏心重錘27を固定し、第一の同
期歯車18に噛み合う第二の同期歯車32付きで油圧油
作動室28付きの第二の可変動偏心重錘35を遊嵌し、
第二の回転軸24外周に油圧油作動室28を二分する突
起部22を設け、該突起部22両側面に開口する流体流
通路36a,36bに連通するロータリージョイント3
8を軸端に設け、駆動歯車39付きの油圧モータ40を
設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、土留矢板工事等に
使用されるバイブロハンマに関するものである。
使用されるバイブロハンマに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9及び図10は従来のバイブロハンマ
の一例を示すもので、クレーン等のフックにハンガー1
を介して吊り下げ得るダンパ機構2と、該ダンパ機構2
下に固定された起振機3と、該起振機3の下に取り付け
られたチャック4とからなり、該チャック4により例え
ば鋼矢板等の杭Pを把持し、前記起振機3を作動して発
生させた振動をチャック4を介して杭Pへ伝播させるこ
とにより、杭打込み作業や杭引抜き作業を行ない得るよ
うに形成されている。
の一例を示すもので、クレーン等のフックにハンガー1
を介して吊り下げ得るダンパ機構2と、該ダンパ機構2
下に固定された起振機3と、該起振機3の下に取り付け
られたチャック4とからなり、該チャック4により例え
ば鋼矢板等の杭Pを把持し、前記起振機3を作動して発
生させた振動をチャック4を介して杭Pへ伝播させるこ
とにより、杭打込み作業や杭引抜き作業を行ない得るよ
うに形成されている。
【0003】図11及び図12は前記起振機3の詳細を
示すもので、この起振機3は、ケーシング本体5を有
し、該ケーシング本体5の内部に、水平方向に所定の間
隔を隔てて互いに平行し水平方向へ延びる二本の回転軸
6,6を回転自在に配置している。
示すもので、この起振機3は、ケーシング本体5を有
し、該ケーシング本体5の内部に、水平方向に所定の間
隔を隔てて互いに平行し水平方向へ延びる二本の回転軸
6,6を回転自在に配置している。
【0004】また、前記各回転軸6,6の夫々に同じ位
相位置を占めるように各偏心重錘7,7を取り付けると
共に、該各偏心重錘7,7の側面にボルト締結され且つ
前記各回転軸6,6に外嵌されて互いに噛み合う各伝導
歯車8,8を取り付けている。
相位置を占めるように各偏心重錘7,7を取り付けると
共に、該各偏心重錘7,7の側面にボルト締結され且つ
前記各回転軸6,6に外嵌されて互いに噛み合う各伝導
歯車8,8を取り付けている。
【0005】更に、前記伝導歯車8,8のうちの一方に
噛み合う駆動歯車9を有する油圧モータ10をケーシン
グ本体5に取り付け、該油圧モータ10を作動すると、
前記駆動歯車9及び各伝導歯車8,8を介して伝達され
る油圧モータ10の駆動力によって前記各回転軸6,6
が互いに相反する方向へ回転するように形成している。
噛み合う駆動歯車9を有する油圧モータ10をケーシン
グ本体5に取り付け、該油圧モータ10を作動すると、
前記駆動歯車9及び各伝導歯車8,8を介して伝達され
る油圧モータ10の駆動力によって前記各回転軸6,6
が互いに相反する方向へ回転するように形成している。
【0006】前記各回転軸6,6を相反する方向に回転
させると、各回転軸6,6に取り付けられた各偏心重錘
7,7に遠心力が発生するが、該各偏心重錘7,7が水
平方向の位相にあるときには遠心力が相殺され、前記偏
心重錘7,7が垂直方向の位相にあるときには遠心力が
倍加する。この倍加する垂直方向の遠心力がケーシング
本体5に上下方向の起振力或いは振幅を与える。
させると、各回転軸6,6に取り付けられた各偏心重錘
7,7に遠心力が発生するが、該各偏心重錘7,7が水
平方向の位相にあるときには遠心力が相殺され、前記偏
心重錘7,7が垂直方向の位相にあるときには遠心力が
倍加する。この倍加する垂直方向の遠心力がケーシング
本体5に上下方向の起振力或いは振幅を与える。
【0007】起振力を与えられるケーシング本体5がダ
ンパ機構2に支持されているので、起振機3全体が油圧
モータ10の回転速度に応じた周波数をもって振動し、
その振動が、起振機3の下に取り付けられている前記チ
ャック4を介して該チャック4が把持している杭(図示
せず)に伝播する。
ンパ機構2に支持されているので、起振機3全体が油圧
モータ10の回転速度に応じた周波数をもって振動し、
その振動が、起振機3の下に取り付けられている前記チ
ャック4を介して該チャック4が把持している杭(図示
せず)に伝播する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
バイブロハンマにおける従来の起振機3では、各回転軸
6,6に各偏心重錘7,7が夫々固定されているので、
運転時に起振力や振幅を任意に変更することは容易では
ない。そのため、起振機3の運転開始時において、静止
状態の各偏心重錘7,7を始動させるために必要とする
起動トルクが、各偏心重錘7,7が定格回転速度に達し
た後に必要とされる駆動トルクに比べて著しく大きいと
いう問題があった。
バイブロハンマにおける従来の起振機3では、各回転軸
6,6に各偏心重錘7,7が夫々固定されているので、
運転時に起振力や振幅を任意に変更することは容易では
ない。そのため、起振機3の運転開始時において、静止
状態の各偏心重錘7,7を始動させるために必要とする
起動トルクが、各偏心重錘7,7が定格回転速度に達し
た後に必要とされる駆動トルクに比べて著しく大きいと
いう問題があった。
【0009】前記起動トルクを低減することができれ
ば、油圧モータ10等の駆動源の小型化を図ることが可
能となり、エネルギーの利用効率が向上し、バイブロハ
ンマを支持するクレーン等の共振を避け得られ、損傷の
発生を未然に防止し得る効果を発揮できる。
ば、油圧モータ10等の駆動源の小型化を図ることが可
能となり、エネルギーの利用効率が向上し、バイブロハ
ンマを支持するクレーン等の共振を避け得られ、損傷の
発生を未然に防止し得る効果を発揮できる。
【0010】また、工事の質的条件(例えば地盤の状態
や周囲環境)に対応して、バイブロハンマの運転中に起
振機3の起振力や振幅を調整することができれば、バイ
ブロハンマの作業性の向上を図ることが可能となり、地
盤の共振現象を防ぐことができて振動公害の防止にも有
用である。
や周囲環境)に対応して、バイブロハンマの運転中に起
振機3の起振力や振幅を調整することができれば、バイ
ブロハンマの作業性の向上を図ることが可能となり、地
盤の共振現象を防ぐことができて振動公害の防止にも有
用である。
【0011】本発明は、前述の実情に鑑み、偏心重錘の
偏心量を無段階に変更する機構を付加することによっ
て、起振力や振幅を任意に変更し得る起振機を備えたバ
イブロハンマを提供することを目的としてなしたもので
ある。
偏心量を無段階に変更する機構を付加することによっ
て、起振力や振幅を任意に変更し得る起振機を備えたバ
イブロハンマを提供することを目的としてなしたもので
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のバイブロハンマにおいては、クレーン等の
フックにハンガーを介して吊り下げ得るダンパ機構と、
該ダンパ機構に連結した起振機と、該起振機下部に取り
付けたチャックとからなるバイブロハンマにおいて、起
振機のケーシング本体の内部に回転自在に枢支された第
一の回転軸を設け、該第一の回転軸に第一の伝導歯車を
具備した第一の固定偏心重錘を外嵌固定すると共に、第
一の同期歯車を具備した第一の可変動偏心重錘を回動自
在に外嵌し、前記ケーシング本体の内部に前記第一の回
転軸と平行に且つ回転自在に枢支された第二の回転軸を
設け、該第二の回転軸に前記第一の伝導歯車に噛み合い
得る第二の伝導歯車を具備した第二の固定偏心重錘を、
前記第一の固定偏心重錘と位相が同一となるように外嵌
固定すると共に、前記第一の同期歯車に噛み合い得る第
二の同期歯車を具備し且つ第二の回転軸との間に流体作
動室を形成し得る軸孔を有する第二の可変動偏心重錘を
回動自在に外嵌し、該第二の可変動偏心重錘が前記第一
の可変動偏心重錘と位相が同一となるように第一の同期
歯車と第二の同期歯車とを噛み合わせ、前記流体作動室
に対峙する前記第二の回転軸外周の一部に流体作動室を
二分し得る突起部を凸設し、前記第二の回転軸に、該第
二の回転軸の軸端から軸心近傍を通り前記突起部の回転
軸周方向両側面に夫々開口する複数本の流体流通路を設
け、該各流体流通路に個別に連通し得る流体給排口を有
するロータリージョイントを前記第二の回転軸の軸端に
設け、前記第一或いは第二の伝導歯車に噛み合い得る駆
動歯車を有する駆動装置をケーシング本体に設ける。
め、本発明のバイブロハンマにおいては、クレーン等の
フックにハンガーを介して吊り下げ得るダンパ機構と、
該ダンパ機構に連結した起振機と、該起振機下部に取り
付けたチャックとからなるバイブロハンマにおいて、起
振機のケーシング本体の内部に回転自在に枢支された第
一の回転軸を設け、該第一の回転軸に第一の伝導歯車を
具備した第一の固定偏心重錘を外嵌固定すると共に、第
一の同期歯車を具備した第一の可変動偏心重錘を回動自
在に外嵌し、前記ケーシング本体の内部に前記第一の回
転軸と平行に且つ回転自在に枢支された第二の回転軸を
設け、該第二の回転軸に前記第一の伝導歯車に噛み合い
得る第二の伝導歯車を具備した第二の固定偏心重錘を、
前記第一の固定偏心重錘と位相が同一となるように外嵌
固定すると共に、前記第一の同期歯車に噛み合い得る第
二の同期歯車を具備し且つ第二の回転軸との間に流体作
動室を形成し得る軸孔を有する第二の可変動偏心重錘を
回動自在に外嵌し、該第二の可変動偏心重錘が前記第一
の可変動偏心重錘と位相が同一となるように第一の同期
歯車と第二の同期歯車とを噛み合わせ、前記流体作動室
に対峙する前記第二の回転軸外周の一部に流体作動室を
二分し得る突起部を凸設し、前記第二の回転軸に、該第
二の回転軸の軸端から軸心近傍を通り前記突起部の回転
軸周方向両側面に夫々開口する複数本の流体流通路を設
け、該各流体流通路に個別に連通し得る流体給排口を有
するロータリージョイントを前記第二の回転軸の軸端に
設け、前記第一或いは第二の伝導歯車に噛み合い得る駆
動歯車を有する駆動装置をケーシング本体に設ける。
【0013】従って、本発明のバイブロハンマでは、可
変動偏心重錘の流体作動室に対する流体の給排によっ
て、一対の可変動偏心重錘が互いに相反する方向へ各回
転軸に対して相対的に回動し、同一回転軸上に固定され
ている固定偏心重錘に対応する各可変動偏心重錘の位相
が変化する。その結果、各回転軸を介してケーシング本
体に与えられる起振力或いは振幅が変化する。
変動偏心重錘の流体作動室に対する流体の給排によっ
て、一対の可変動偏心重錘が互いに相反する方向へ各回
転軸に対して相対的に回動し、同一回転軸上に固定され
ている固定偏心重錘に対応する各可変動偏心重錘の位相
が変化する。その結果、各回転軸を介してケーシング本
体に与えられる起振力或いは振幅が変化する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。
を参照しつつ説明する。
【0015】図1から図8は、本発明のバイブロハンマ
を実施する形態の一例を示すものである。
を実施する形態の一例を示すものである。
【0016】クレーン等のフックにハンガー1を介して
吊り下げ得るダンパ機構2と、該ダンパ機構2に連結し
た起振機11と、該起振機11下部に取り付けたチャッ
ク4とからなるバイブロハンマにおいて、前記起振機1
1のケーシング本体12の内部に、軸受13を介して回
転自在に枢支された第一の回転軸14を設け、該第一の
回転軸14の軸方向一端側(図2のX側)に、その片側
側面に第一の伝導歯車15をボルト締結し且つ中心角が
180゜の略扇形に形成された第一の固定偏心重錘17
を外嵌固定する。
吊り下げ得るダンパ機構2と、該ダンパ機構2に連結し
た起振機11と、該起振機11下部に取り付けたチャッ
ク4とからなるバイブロハンマにおいて、前記起振機1
1のケーシング本体12の内部に、軸受13を介して回
転自在に枢支された第一の回転軸14を設け、該第一の
回転軸14の軸方向一端側(図2のX側)に、その片側
側面に第一の伝導歯車15をボルト締結し且つ中心角が
180゜の略扇形に形成された第一の固定偏心重錘17
を外嵌固定する。
【0017】更に、前記第一の回転軸14の軸方向他端
側(図2のY側)に、その片側側面に第一の同期歯車1
8をボルト締結し且つ中心角が180゜の略扇形に形成
された第一の可変動偏心重錘20を軸受21を介して回
動自在に外嵌する。
側(図2のY側)に、その片側側面に第一の同期歯車1
8をボルト締結し且つ中心角が180゜の略扇形に形成
された第一の可変動偏心重錘20を軸受21を介して回
動自在に外嵌する。
【0018】また、前記ケーシング本体12の内部に、
前記第一の回転軸14と平行に延び且つ軸受23を介し
て回転自在に枢支された第二の回転軸24を設け、該第
二の回転軸24の軸方向一端側(図2のX側)に、その
片側側面に前記第一の伝導歯車15に噛み合い得る第二
の伝導歯車25をボルト締結し且つ中心角が180゜の
略扇形に形成された第二の固定偏心重錘27を、前記第
一の固定偏心重錘17と同一の位相位置を占めるように
外嵌固定し、第一の伝導歯車15と第二の伝導歯車25
とを噛み合わせる。
前記第一の回転軸14と平行に延び且つ軸受23を介し
て回転自在に枢支された第二の回転軸24を設け、該第
二の回転軸24の軸方向一端側(図2のX側)に、その
片側側面に前記第一の伝導歯車15に噛み合い得る第二
の伝導歯車25をボルト締結し且つ中心角が180゜の
略扇形に形成された第二の固定偏心重錘27を、前記第
一の固定偏心重錘17と同一の位相位置を占めるように
外嵌固定し、第一の伝導歯車15と第二の伝導歯車25
とを噛み合わせる。
【0019】更に、第二の回転軸24の軸方向他端側
(図2のY側)における所要位置に凸設された突起部2
2の外周に摺動可能に外接し且つ第二の回転軸24の外
周面との間に油圧油作動室28を形成し得る大径部29
と第二の回転軸24の外周に対して摺動可能に外接し得
る小径部30とからなる軸孔31を有し、一方の側面に
前記第一の同期歯車18に噛み合い得る第二の同期歯車
32をボルト締結し且つ他方の側面には前記大径部29
を覆い得るカバー33をボルト締結して、中心角が18
0゜の略扇形に形成された第二の可変動偏心重錘35
を、前記第二の回転軸24の軸方向他端側(図2のY
側)に、前記大径部29が前記第二の回転軸24の突起
部22を内包するよう回動自在に外嵌し、第二の回転軸
24の外周面と、第二の可変動偏心重錘35の大径部2
9の内周面と、第二の同期歯車32及びカバー33の内
面とによって油圧油作動室28を画定し、第二の可変動
偏心重錘35と前記第一の可変動偏心重錘20とが同一
位相を占めるように第一の同期歯車18と第二の同期歯
車32とを噛み合わせる。
(図2のY側)における所要位置に凸設された突起部2
2の外周に摺動可能に外接し且つ第二の回転軸24の外
周面との間に油圧油作動室28を形成し得る大径部29
と第二の回転軸24の外周に対して摺動可能に外接し得
る小径部30とからなる軸孔31を有し、一方の側面に
前記第一の同期歯車18に噛み合い得る第二の同期歯車
32をボルト締結し且つ他方の側面には前記大径部29
を覆い得るカバー33をボルト締結して、中心角が18
0゜の略扇形に形成された第二の可変動偏心重錘35
を、前記第二の回転軸24の軸方向他端側(図2のY
側)に、前記大径部29が前記第二の回転軸24の突起
部22を内包するよう回動自在に外嵌し、第二の回転軸
24の外周面と、第二の可変動偏心重錘35の大径部2
9の内周面と、第二の同期歯車32及びカバー33の内
面とによって油圧油作動室28を画定し、第二の可変動
偏心重錘35と前記第一の可変動偏心重錘20とが同一
位相を占めるように第一の同期歯車18と第二の同期歯
車32とを噛み合わせる。
【0020】ここで、前記油圧油作動室28は、前記第
二の回転軸24外周に設けた突起部22によって周方向
に二分されることになる。
二の回転軸24外周に設けた突起部22によって周方向
に二分されることになる。
【0021】また、前記第二の回転軸24に、該回転軸
24の軸端から軸心近傍を通り前記突起部22の周方向
両側面に開口する二本の油圧油流通路36a,36bを
穿設し、該各油圧油流通路36a,36bに個別に連通
し得る油圧油給排口37a,37bを有するロータリー
ジョイント38を前記第二の回転軸24の軸端に設け、
これらロータリージョイント38及び油圧油流通路36
a,36bを介して前記第二の可変動偏心重錘35の油
圧油作動室28に対して油圧油を給排することによっ
て、第一及び第二の各可変動偏心重錘20,35が互い
に逆方向へ同期的に変位し得るよう構成する。
24の軸端から軸心近傍を通り前記突起部22の周方向
両側面に開口する二本の油圧油流通路36a,36bを
穿設し、該各油圧油流通路36a,36bに個別に連通
し得る油圧油給排口37a,37bを有するロータリー
ジョイント38を前記第二の回転軸24の軸端に設け、
これらロータリージョイント38及び油圧油流通路36
a,36bを介して前記第二の可変動偏心重錘35の油
圧油作動室28に対して油圧油を給排することによっ
て、第一及び第二の各可変動偏心重錘20,35が互い
に逆方向へ同期的に変位し得るよう構成する。
【0022】また、前記第二の伝導歯車25に噛み合い
得る駆動歯車39を有する油圧モータ40をケーシング
本体12の所定位置に設ける。
得る駆動歯車39を有する油圧モータ40をケーシング
本体12の所定位置に設ける。
【0023】なお、41は前記第二の回転軸24の突起
部22及び前記第二の可変動偏心重錘35の小径部30
に設けたメカニカルシールである。
部22及び前記第二の可変動偏心重錘35の小径部30
に設けたメカニカルシールである。
【0024】図5に示すように、前記メカニカルシール
41は、第二の可変動偏心重錘35の幅に適合し且つ該
幅方向に二分割され、その分割面の一部が互いに入り組
むように形成されたシール部材42と、該シール部材4
2を第二の可変動偏心重錘35の幅方向へ付勢し得るコ
イルバネ43と、前記シール部材42を第二の可変動偏
心重錘35の径方向に付勢してシール部材42をシール
部材42の摺動面側に押しつけ得るように形成した板バ
ネ44とにより構成されている。
41は、第二の可変動偏心重錘35の幅に適合し且つ該
幅方向に二分割され、その分割面の一部が互いに入り組
むように形成されたシール部材42と、該シール部材4
2を第二の可変動偏心重錘35の幅方向へ付勢し得るコ
イルバネ43と、前記シール部材42を第二の可変動偏
心重錘35の径方向に付勢してシール部材42をシール
部材42の摺動面側に押しつけ得るように形成した板バ
ネ44とにより構成されている。
【0025】図6は、前述した起振機11に関連する油
圧回路図の一例であり、油圧源45(油圧ポンプ)と前
記油圧モータ40とを接続した回路46から分岐した回
路47に三位置切換弁48を接続し、該三位置切換弁4
8とロータリージョイント38との間を、パイロット操
作逆止め弁49を設けたロッキング回路50によって接
続している。
圧回路図の一例であり、油圧源45(油圧ポンプ)と前
記油圧モータ40とを接続した回路46から分岐した回
路47に三位置切換弁48を接続し、該三位置切換弁4
8とロータリージョイント38との間を、パイロット操
作逆止め弁49を設けたロッキング回路50によって接
続している。
【0026】以下、本形態例の作動について説明する。
【0027】油圧源45から回路46を介して供給され
る油圧油の作動圧により油圧モータ40を作動させる
と、駆動歯車39を介して第一及び第二の各伝導歯車1
5,25に油圧モータ40の駆動力が伝達され、第一及
び第二の各回転軸14,24が互いに相反する方向へ回
転する。
る油圧油の作動圧により油圧モータ40を作動させる
と、駆動歯車39を介して第一及び第二の各伝導歯車1
5,25に油圧モータ40の駆動力が伝達され、第一及
び第二の各回転軸14,24が互いに相反する方向へ回
転する。
【0028】前記第一及び第二の各回転軸14,24が
相反する方向に回転すると、第一及び第二の各回転軸1
4,24に取り付けられた第一及び第二の各固定偏心重
錘17,27と第一及び第二の各可変動偏心重錘20,
35が第一及び第二の各回転軸14,24の周りを回動
し、第一及び第二の各固定偏心重錘17,27と第一及
び第二の各可変動偏心重錘20,35の夫々に遠心力が
発生する。
相反する方向に回転すると、第一及び第二の各回転軸1
4,24に取り付けられた第一及び第二の各固定偏心重
錘17,27と第一及び第二の各可変動偏心重錘20,
35が第一及び第二の各回転軸14,24の周りを回動
し、第一及び第二の各固定偏心重錘17,27と第一及
び第二の各可変動偏心重錘20,35の夫々に遠心力が
発生する。
【0029】このとき、三位置切換弁48を図6に示す
(a)の位置に切換えると、油圧油の作動圧が第二の回
転軸24の軸端に設けたロータリージョイント38を介
して第二の回転軸24に設けた一方の油圧油流通路36
aから第二の可変動偏心重錘35に設けた油圧油作動室
28の一側に加わり、第二の可変動偏心重錘35を図3
の矢印Lが示す方向へ回動させると共に、第一及び第二
の同期歯車18,32を介して第一の可変動偏心重錘2
0を図3の矢印Rが示す方向へ回動し、前記三位置切換
弁48を中立の位置へ戻すことにより、前記第二の可変
動偏心重錘35を第二の各回転軸24に対して任意の位
相位置にロックし、第一及び第二の同期歯車18,32
を介して第一の可変動偏心重錘20を前記第二の可変動
偏心重錘35と同じ位相位置にロックすることができ
る。
(a)の位置に切換えると、油圧油の作動圧が第二の回
転軸24の軸端に設けたロータリージョイント38を介
して第二の回転軸24に設けた一方の油圧油流通路36
aから第二の可変動偏心重錘35に設けた油圧油作動室
28の一側に加わり、第二の可変動偏心重錘35を図3
の矢印Lが示す方向へ回動させると共に、第一及び第二
の同期歯車18,32を介して第一の可変動偏心重錘2
0を図3の矢印Rが示す方向へ回動し、前記三位置切換
弁48を中立の位置へ戻すことにより、前記第二の可変
動偏心重錘35を第二の各回転軸24に対して任意の位
相位置にロックし、第一及び第二の同期歯車18,32
を介して第一の可変動偏心重錘20を前記第二の可変動
偏心重錘35と同じ位相位置にロックすることができ
る。
【0030】第一及び第二の各可変動偏心重錘20,3
5を回動させているときには、ロッキング回路50の油
圧油供給側回路の作動油圧によるパイロット圧が油圧油
排出側回路のパイロット操作逆止め弁49に働き、その
間、第二の可変動偏心重錘35のロックが解除される。
5を回動させているときには、ロッキング回路50の油
圧油供給側回路の作動油圧によるパイロット圧が油圧油
排出側回路のパイロット操作逆止め弁49に働き、その
間、第二の可変動偏心重錘35のロックが解除される。
【0031】また、三位置切換弁48を図6に示す
(b)の位置に切換えると、油圧油の作動圧が前記ロー
タリージョイント38を介して第二の回転軸24に設け
た他方の油圧油流通路36bから第二の可変動偏心重錘
35に設けた油圧油作動室28の他側に加わり、第二の
可変動偏心重錘35を図3の矢印Rが示す方向へ回動さ
せると共に、第一及び第二の同期歯車18,32を介し
て第一の可変動偏心重錘20を図1の矢印Lが示す方向
へ回動し、前記三位置切換弁48を中立の位置へ戻すこ
とにより、前記第二の可変動偏心重錘35を第二の回転
軸24に対して任意の位相位置にロックし、第一及び第
二の同期歯車18,32を介して第一の可変動偏心重錘
20を前記第二の可変動偏心重錘35と同じ位相位置に
ロックすることができる。
(b)の位置に切換えると、油圧油の作動圧が前記ロー
タリージョイント38を介して第二の回転軸24に設け
た他方の油圧油流通路36bから第二の可変動偏心重錘
35に設けた油圧油作動室28の他側に加わり、第二の
可変動偏心重錘35を図3の矢印Rが示す方向へ回動さ
せると共に、第一及び第二の同期歯車18,32を介し
て第一の可変動偏心重錘20を図1の矢印Lが示す方向
へ回動し、前記三位置切換弁48を中立の位置へ戻すこ
とにより、前記第二の可変動偏心重錘35を第二の回転
軸24に対して任意の位相位置にロックし、第一及び第
二の同期歯車18,32を介して第一の可変動偏心重錘
20を前記第二の可変動偏心重錘35と同じ位相位置に
ロックすることができる。
【0032】前述のようにして、第二の各可変動偏心重
錘35を第二の回転軸24に対する任意の位相位置にロ
ックすることによって、該第二の可変動偏心重錘35と
第二の固定偏心重錘27、及び第一の可変動偏心重錘2
0と第一の固定偏心重錘17との間に適宜の位相差(相
互の位相差;0゜〜180゜)を生じさせ、その結果、
第一及び第二の各回転軸14,24を介してケーシング
本体12に与える起振力或いは振幅を変化させる。
錘35を第二の回転軸24に対する任意の位相位置にロ
ックすることによって、該第二の可変動偏心重錘35と
第二の固定偏心重錘27、及び第一の可変動偏心重錘2
0と第一の固定偏心重錘17との間に適宜の位相差(相
互の位相差;0゜〜180゜)を生じさせ、その結果、
第一及び第二の各回転軸14,24を介してケーシング
本体12に与える起振力或いは振幅を変化させる。
【0033】例えば、図7(A)に示すように、第一及
び第二の各回転軸14,24の同じ軸上に嵌設されてい
る第一の固定偏心重錘17と第一の可変動偏心重錘2
0、及び第二の固定偏心重錘27と第二の可変動偏心重
錘35とが同じ位相位置(相互の位相差;0゜)にロッ
クされている場合、第一及び第二の各固定偏心重錘1
7,27と第一及び第二の各可変動偏心重錘20,35
とが共に水平方向の位相に回動したときには遠心力が相
殺され、前記第一及び第二の各固定偏心重錘17,27
と第一及び第二の各可変動偏心重錘20,35とが共に
垂直方向の位相に回動したときには遠心力が倍加され
る。
び第二の各回転軸14,24の同じ軸上に嵌設されてい
る第一の固定偏心重錘17と第一の可変動偏心重錘2
0、及び第二の固定偏心重錘27と第二の可変動偏心重
錘35とが同じ位相位置(相互の位相差;0゜)にロッ
クされている場合、第一及び第二の各固定偏心重錘1
7,27と第一及び第二の各可変動偏心重錘20,35
とが共に水平方向の位相に回動したときには遠心力が相
殺され、前記第一及び第二の各固定偏心重錘17,27
と第一及び第二の各可変動偏心重錘20,35とが共に
垂直方向の位相に回動したときには遠心力が倍加され
る。
【0034】この倍加された垂直方向の遠心力が第一及
び第二の各回転軸14,24を介してケーシング本体1
2に上下方向の起振力或いは振幅を与える。即ち、図8
(A)の曲線cで示される量の起振力或いは振幅が得ら
れる。
び第二の各回転軸14,24を介してケーシング本体1
2に上下方向の起振力或いは振幅を与える。即ち、図8
(A)の曲線cで示される量の起振力或いは振幅が得ら
れる。
【0035】また、図7(B)に示すように、第一及び
第二の各回転軸14,24の同じ軸上に嵌設されている
第一の固定偏心重錘17と第一の可変動偏心重錘20、
及び第二の固定偏心重錘27と第二の可変動偏心重錘3
5との相互の位相差が90゜にロックされている場合
は、図8(B)の曲線cで示される量の起振力或いは振
幅が得られる。
第二の各回転軸14,24の同じ軸上に嵌設されている
第一の固定偏心重錘17と第一の可変動偏心重錘20、
及び第二の固定偏心重錘27と第二の可変動偏心重錘3
5との相互の位相差が90゜にロックされている場合
は、図8(B)の曲線cで示される量の起振力或いは振
幅が得られる。
【0036】更に、図7(C)に示すように、第一及び
第二の各回転軸14,24の同じ軸上に嵌設されている
第一の固定偏心重錘17と第一の可変動偏心重錘20、
及び第二の固定偏心重錘27と第二の可変動偏心重錘3
5との相互の位相差が180゜にロックされている場合
は、図8(C)の曲線cで示される量の起振力或いは振
幅が得られる。
第二の各回転軸14,24の同じ軸上に嵌設されている
第一の固定偏心重錘17と第一の可変動偏心重錘20、
及び第二の固定偏心重錘27と第二の可変動偏心重錘3
5との相互の位相差が180゜にロックされている場合
は、図8(C)の曲線cで示される量の起振力或いは振
幅が得られる。
【0037】なお、図8(A)(B)(C)の各図の曲
線aは第一及び第二の各固定偏心重錘17,27の起振
力或いは振幅を示し、曲線bは第一及び第二の各可変動
偏心重錘20,35の起振力或いは振幅を示し、曲線c
は前記曲線a及びbの和としての量の起振力或いは振幅
を示している。
線aは第一及び第二の各固定偏心重錘17,27の起振
力或いは振幅を示し、曲線bは第一及び第二の各可変動
偏心重錘20,35の起振力或いは振幅を示し、曲線c
は前記曲線a及びbの和としての量の起振力或いは振幅
を示している。
【0038】従って、図7(C)に示すように第一及び
第二の各回転軸14,24の同じ軸上に嵌設されている
第一の固定偏心重錘17と第一の可変動偏心重錘20、
及び第二の固定偏心重錘27と第二の可変動偏心重錘3
5との相互の位相差を180゜にロックしてから起振機
11を作動させれば、フライホィールを起動する場合と
同じ状態となり、始動後、駆動装置(油圧モータ40
等)が定格回転速度に達するまでの間に、前記位相差を
徐々に減少させるように第一及び第二の各可変動偏心重
錘20,35の位相位置を変更させれば、大きな起動ト
ルクを必要とせず、油圧モータ40等の駆動源の小型化
を図ることが可能となり、エネルギーの利用効率が向上
し、バイブロハンマを支持するクレーン等の共振を避け
得られ、損傷の発生を未然に防止し得る効果を発揮でき
る。
第二の各回転軸14,24の同じ軸上に嵌設されている
第一の固定偏心重錘17と第一の可変動偏心重錘20、
及び第二の固定偏心重錘27と第二の可変動偏心重錘3
5との相互の位相差を180゜にロックしてから起振機
11を作動させれば、フライホィールを起動する場合と
同じ状態となり、始動後、駆動装置(油圧モータ40
等)が定格回転速度に達するまでの間に、前記位相差を
徐々に減少させるように第一及び第二の各可変動偏心重
錘20,35の位相位置を変更させれば、大きな起動ト
ルクを必要とせず、油圧モータ40等の駆動源の小型化
を図ることが可能となり、エネルギーの利用効率が向上
し、バイブロハンマを支持するクレーン等の共振を避け
得られ、損傷の発生を未然に防止し得る効果を発揮でき
る。
【0039】また、工事の質的条件(例えば地盤の状態
や周囲環境)に対応して、バイブロハンマの運転中に起
振機の起振力や振幅を調整することができれば、バイブ
ロハンマの作業性の向上を図ることが可能となり、地盤
の共振現象を防ぐことができて振動公害の防止にも有用
である。
や周囲環境)に対応して、バイブロハンマの運転中に起
振機の起振力や振幅を調整することができれば、バイブ
ロハンマの作業性の向上を図ることが可能となり、地盤
の共振現象を防ぐことができて振動公害の防止にも有用
である。
【0040】なお、本発明のバイブロハンマは上述した
形態例にのみ限定されるものではなく、駆動装置の駆動
歯車を第一の伝導歯車に噛み合わせるようにしても良い
こと、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内におい
て種々変更を加え得ることは勿論である。
形態例にのみ限定されるものではなく、駆動装置の駆動
歯車を第一の伝導歯車に噛み合わせるようにしても良い
こと、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内におい
て種々変更を加え得ることは勿論である。
【0041】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のバイブロハ
ンマによれば、下記のような種々の優れた効果を奏し得
る。
ンマによれば、下記のような種々の優れた効果を奏し得
る。
【0042】(1) 第一及び第二の各固定偏心重錘と
第一及び第二の各可変動偏心重錘との相互の位相差を徐
々に減少させるように第一及び第二の可変動偏心重錘の
位相位置を変更させ得るので、大きな起動トルクを必要
とせず、駆動装置の小型化を図ることが可能となり、エ
ネルギーの利用効率を向上させることができる。
第一及び第二の各可変動偏心重錘との相互の位相差を徐
々に減少させるように第一及び第二の可変動偏心重錘の
位相位置を変更させ得るので、大きな起動トルクを必要
とせず、駆動装置の小型化を図ることが可能となり、エ
ネルギーの利用効率を向上させることができる。
【0043】(2) バイブロハンマを支持するクレー
ン等の共振を避けることが可能となり、損傷の発生を未
然に防止し得る効果を発揮できる。
ン等の共振を避けることが可能となり、損傷の発生を未
然に防止し得る効果を発揮できる。
【0044】(3) 工事の質的条件(例えば地盤の状
態や周囲環境)に対応してバイブロハンマの運転中に起
振機の起振力や振幅を調整することができるので、バイ
ブロハンマの作業性の向上を図ることが可能となり、地
盤の共振現象を防ぐことができて振動公害の防止にも有
用である。
態や周囲環境)に対応してバイブロハンマの運転中に起
振機の起振力や振幅を調整することができるので、バイ
ブロハンマの作業性の向上を図ることが可能となり、地
盤の共振現象を防ぐことができて振動公害の防止にも有
用である。
【図1】本発明のバイブロハンマを実施する形態の一例
を示す正面図である。
を示す正面図である。
【図2】図1における起振機の横断面図である。
【図3】図2のIII−III方向の矢視図である。
【図4】図2における第二の可変動偏心重錘の正面図で
ある。
ある。
【図5】図4におけるV−V方向の矢視図でメカニカル
シールの拡大図である。
シールの拡大図である。
【図6】図4における油圧回路図である。
【図7】本発明のバイブロハンマを実施する形態の一例
における第一及び第二の固定偏心重錘と第一及び第二の
可変動偏心重錘との相互の位相位置を示す状態図であ
る。
における第一及び第二の固定偏心重錘と第一及び第二の
可変動偏心重錘との相互の位相位置を示す状態図であ
る。
【図8】図7に関連する起振力或いは振幅の線図であ
る。
る。
【図9】従来のバイブロハンマの使用状態を示す正面図
である。
である。
【図10】図9における従来のバイブロハンマの正面図
である。
である。
【図11】図10における起振機の横断面図である。
【図12】図11のXII−XII方向の矢視図であ
る。
る。
1 ハンガー 2 ダンパ機構 4 チャック 11 起振機 12 ケーシング本体 14 第一の回転軸 17 第一の固定偏心重錘 18 第一の同期歯車 20 第一の可変動偏心重錘 22 突起部 24 第二の回転軸 25 第二の伝導歯車 27 第二の固定偏心重錘 28 油圧油作動室(流体作動室) 31 軸孔 35 第二の可変動偏心重錘 36a 油圧油流通路(流体流通路) 36b 油圧油流通路(流体流通路) 37a 油圧油給排口(流体給排口) 37b 油圧油給排口(流体給排口) 38 ロータリージョイント 39 駆動歯車 40 油圧モータ(駆動装置)
Claims (1)
- 【請求項1】 クレーン等のフックにハンガーを介して
吊り下げ得るダンパ機構と、該ダンパ機構に連結した起
振機と、該起振機下部に取り付けたチャックとからなる
バイブロハンマにおいて、起振機のケーシング本体内部
に回転自在に枢支された第一の回転軸を設け、該第一の
回転軸に第一の伝導歯車を具備した第一の固定偏心重錘
を外嵌固定すると共に、第一の同期歯車を具備した第一
の可変動偏心重錘を回動自在に外嵌し、前記ケーシング
本体の内部に前記第一の回転軸と平行に且つ回転自在に
枢支された第二の回転軸を設け、該第二の回転軸に前記
第一の伝導歯車に噛み合い得る第二の伝導歯車を具備し
た第二の固定偏心重錘を、前記第一の固定偏心重錘と位
相が同一となるように外嵌固定すると共に、前記第一の
同期歯車に噛み合い得る第二の同期歯車を具備し且つ第
二の回転軸との間に流体作動室を形成し得る軸孔を有す
る第二の可変動偏心重錘を回動自在に外嵌し、該第二の
可変動偏心重錘が前記第一の可変動偏心重錘と位相が同
一となるように第一の同期歯車と第二の同期歯車とを噛
み合わせ、前記流体作動室に対峙する前記第二の回転軸
外周の一部に流体作動室を二分し得る突起部を凸設し、
前記第二の回転軸に、該第二の回転軸の軸端から軸心近
傍を通り前記突起部の回転軸周方向両側面に夫々開口す
る複数本の流体流通路を設け、該各流体流通路に個別に
連通し得る流体給排口を有するロータリージョイントを
前記第二の回転軸の軸端に設け、前記第一或いは第二の
伝導歯車に噛み合い得る駆動歯車を有する駆動装置をケ
ーシング本体に設けたことを特徴とするバイブロハン
マ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20701995A JPH0953234A (ja) | 1995-08-14 | 1995-08-14 | バイブロハンマ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20701995A JPH0953234A (ja) | 1995-08-14 | 1995-08-14 | バイブロハンマ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0953234A true JPH0953234A (ja) | 1997-02-25 |
Family
ID=16532862
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20701995A Pending JPH0953234A (ja) | 1995-08-14 | 1995-08-14 | バイブロハンマ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0953234A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005113405A (ja) * | 2003-10-03 | 2005-04-28 | Chugoku Aatekku Kk | 支柱用加振装置 |
CN102493453A (zh) * | 2011-12-06 | 2012-06-13 | 湖南新天和工程设备有限公司 | 液压动力静力协同压桩机 |
CN104278675A (zh) * | 2014-09-29 | 2015-01-14 | 东北大学 | 一种四液压马达驱动自同步振动锤及其结构参数确定方法 |
US10715007B2 (en) | 2014-12-02 | 2020-07-14 | Management Services Group, Inc. | Devices and methods for increasing energy and/or power density in composite flywheel energy storage systems |
CN113332123A (zh) * | 2021-06-07 | 2021-09-03 | 四川大学华西医院 | 振幅可调式振动叩击排痰机叩击器 |
-
1995
- 1995-08-14 JP JP20701995A patent/JPH0953234A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005113405A (ja) * | 2003-10-03 | 2005-04-28 | Chugoku Aatekku Kk | 支柱用加振装置 |
CN102493453A (zh) * | 2011-12-06 | 2012-06-13 | 湖南新天和工程设备有限公司 | 液压动力静力协同压桩机 |
CN104278675A (zh) * | 2014-09-29 | 2015-01-14 | 东北大学 | 一种四液压马达驱动自同步振动锤及其结构参数确定方法 |
CN104278675B (zh) * | 2014-09-29 | 2016-01-20 | 东北大学 | 一种四液压马达驱动自同步振动锤及其结构参数确定方法 |
US10715007B2 (en) | 2014-12-02 | 2020-07-14 | Management Services Group, Inc. | Devices and methods for increasing energy and/or power density in composite flywheel energy storage systems |
CN113332123A (zh) * | 2021-06-07 | 2021-09-03 | 四川大学华西医院 | 振幅可调式振动叩击排痰机叩击器 |
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